JPS62102829A - 脱酸素剤 - Google Patents

脱酸素剤

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JPS62102829A
JPS62102829A JP24224085A JP24224085A JPS62102829A JP S62102829 A JPS62102829 A JP S62102829A JP 24224085 A JP24224085 A JP 24224085A JP 24224085 A JP24224085 A JP 24224085A JP S62102829 A JPS62102829 A JP S62102829A
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那須 保信
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荻島 太一
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出井 明
Haruhiko Uchida
内田 晴彦
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  • Anti-Oxidant Or Stabilizer Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、新規な脱酸素剤に関し、その目的は従来の脱
酸素剤と同様、食品の腐敗やカビ発生の防止又は酸化や
虫害の防止、衣類の虫害やカビ発生の防止、金属製品の
サビ防止、その低感酸化性物質の酸化防止等に供しよう
とするものである。
「従来技術」 金 従来の脱酸素剤は、(イ)淘属粉とハロゲン化金鴎、(
ロ)第1鉄化合物と酢酸ナトリウム10水塩、硫酸ナト
リウム10水塩又は水酸化アルカリ等のアルカリ性物質
、(ハ)アスコルビン酸等の有機系還元性物質とアルカ
リ性物質、(ニ)ハイドロサルファイドとアルカリ性物
質答を主構成成分とするものであった。
「発明が解決しようとする問題点」 従来の脱酸素剤は、その構成成分に水溶性物質を使用し
ているため、通気性袋若しくは@器から水溶性物質が漏
出して食品等を汚染する心配があり、又脱酸素効力は必
ずしも充分に満足できるものではなく、更に脱酸素速度
や環境湿度依存性の調節が復雑である等の問題があった
本発明は、水溶性物質の使用が必須ではなく、小型軽量
でありながら強力な脱酸素効力を釘し、かつ脱酸素速度
や環境湿度依存性の調節が比較的rrrJIjlな新規
脱酸素剤を提供しようとするものである。
r問題を解決するための手段」 本発明者等は、従来の脱酸素剤に使用されなかった物質
について種々換言した結果、塩基性陰イオン交換樹脂の
ハロゲン化物が鉄粉の酸化をzし成 く促進することを偶然に発見し、本発明を完\するに到
ったものである。すなわち、本発明は、「塩基性陰イオ
ン交換樹脂のハロゲン化物と、鉄粉とよりなる脱酸素剤
」を構成要件とする。
まず、本発明で使用する物質につき説明する。
鉄粉は、電解鉄粉、還元鉄粉等が好適に使用できるが、
これらの鉄粉に限らず、鉄粉が主成分であるようなもの
はいずれも使用できることは当然である。
塩基性陰イオン交換樹脂とは、ポリスチレン等級 の高分子化合物に一\、二級又は三級アミンを多数付加
結合させたものであって、弱塩基性、中塩基性又は強塩
基性の陰イオン交換回層として市販されているものが使
用できる。中でも、弱塩基性と中塩基性の陰イオン交換
樹脂が特に好適である。
市服品は、通常微粒状(約20〜50メツシユ)である
が、粉状やその他の形状のものも使用できる。
イオン交換圏脂は、食品衛生法により食品面加物として
認可されているもので、衛生的に全く問題のないもので
ある。
塩基外陰イオン交換m脂は、遊離型のものと塩素型のも
のが一般に市販されており、塩素型のものは、そのまま
塩基性陰イオン交換MINのハロゲン化物として使用で
きる。遊離型の塩基性陰イオン交換M脂のハロゲン化物
の調製は、次の方法によると簡単である。すなわち、塩
酸、ミ大化水素酸又は臭化水素酸等のハロゲン化水素酸
の水溶液に塩基性陰イオン交換樹脂を浸す方法や、ガス
状のハロゲン化水素酸を塩基性陰イオン交換樹脂と接 
   “に 触させる方法1より、塩基性陰イオン交換樹脂のハロゲ
ン化物(以下、ハロゲン化JiffDと称す)を得るこ
とができる。塩素型の塩基性陰イオン交換樹脂を臭素若
しくは夫素型のものに変換するときは、4%程度の水酸
化ナトリウム水溶液で処理し、水洗して遊離型とした後
、う欠化水素酸若しくは臭化水素酸で処理すればよい。
塩基性陰イオン交換[脂に対するハロゲン化水素酸の最
大化合量は、前者乾燥物1 kgに対し、後者5モル前
後であった。前記最大化合量を100とすると、略10
以上で本発明目的を充分に達成でき、化合量の増加に伴
ない、製出する脱酸素剤の脱酸素速度が高くなることが
分った。脱酸素速度を抑制するために、ハロゲン化水素
酸の化合量を低下させたいときは、次のように行なう。
すなわち、ハロゲン化水素酸と遊離型の塩基性陰イオン
交換圏脂とは、定量的かつ比較的速やかに反応するので
、予め求めた最大化合量を基準として、使用するハロゲ
ン化水素酸水溶液の濃度と量を設定することにより所望
の化合量のハロゲン化樹脂を得ることができる。ハロゲ
ン化水素酸に代えて、塩化ナトリウムや臭化カリウム等
のハロゲン化アルカリ金視を使用した場合は、本発明目
的を全く達成することができなかった。但し、塩化ナト
リウムと硫酸又は陰イオン交換樹脂の組合せの如き、ハ
ロゲン化水素酸が生成する条件であれば、その供給原と
して使用が可能である。
以上で得たハロゲン化樹脂を、ハロゲン化水素酸の臭気
が残沼していれば水洗する。次いで、余剰の付着水があ
れば、通風や遠心分屋等により除去し、必要により熱風
等で乾Qする。ハロゲン化樹脂は、例えば、1056C
程度でその減がか停止するまで乾伶しても、本発明目的
達成に何ら支障がなかった。従って、ハロゲン化樹脂は
、極めて安定であるので、ハロゲン化圏脂の含水率の調
節をするような場合には、乾Q後一定量の水を加える方
法を採用することができる。
水洗機余剰水を除去した程度のハロゲン化列脂の含水率
は、40〜70%(塩基性陰イオン交換N霜の種類によ
り異なる)であり、この含水率以下では比較的サラサラ
としていて、鉄粉との混合作業や小包装作業が好適に行
なわれる。又、ハロゲン化樹脂の含水率により、製出す
る脱酸素剤の脱酸素速度や環境湿度依存性が変化する。
従って、含水率を調節するだけで、環境湿度の影響を受
けない自刃反応進行型、環境湿度依存型あるいはこれら
の中間型等任意の特性を有する脱酸素剤の調蓄が可能で
ある。
製出する脱酸素剤の脱酸素速度等は、ハロゲン化樹脂の
粒度によっても変化する。市販の微粒状の状岨のまま使
用しても全く差しつかえないが、ハロゲン化水素酸処理
前若しくは後に粉砕しても良 太い。粒度が小さくなるに従い、製出する脱酸素剤の脱
酸素速度が高くなる。しかし、粒度を例えば250メツ
シュ程度以上に小さくすると、製出する脱酸素剤の反応
進行に伴ない固結化して以降の脱酸素反応を阻害するこ
とがあるが、この場合は、ハロゲン化樹脂の含水率や使
用に供する食品等の水分活性を考慮することにより解決
することかできる。##* 以上で調製したハロゲン化NNと、鉄粉とを混合し、あ
るいは別々に、公知の通気性袋若しくは容器に封入し、
小包装状態で使用に一供するようにするのが一般的であ
る。別々に射入した場合は、二番の物質が必ずしも均一
に混合していなくても相当の脱酸素効力が認められるが
、なるべく均一になるように、封入後、通気性袋若しく
は容器を倒置したり振動を与えることが望ましい。ハロ
ゲン化樹脂と鉄粉との混合物を公知の手段により錠剤等
に整形したり、あるいは、シート等の表面に、二番の物
質を積層状に、又はその混合物を層状にさ 形成ハせて使用に供しても良い。
ハロゲン化a脂と鉄粉の使用量は次の通りである。
250mL2の空気中の酸素ガスを除去することを標嘔
とすると、これに必要な鉄粉は約0.2 gであったが
、この鉄粉の脱酸素能を最大限に働かせるに要するハロ
ゲン化樹脂の必要量は、最良の条件の乾 場合で、簾Q重量換算で約0゜15gであった。但し、
鉄粉の使用量が増加すると、ハロゲン化N脂の使用量を
減することができる。
製出する脱酸素剤が自刃反応進行型で反応速度が高いも
のである場合は、ハ0ゲン化Jt2fllWと鉄粉との
混合工程や小袋詰め工程を、窒素ガス等の不活性ガス′
#囲気とすることが望ましい。
以下、実施例により具体的に説明する。
[実験1 (実施例1〜18)」 塩基性陰イオン交換回腸又はハロゲン化水素酸の皿類の
影響 次の市販塩基性陰イオン交換N脂を使用した。
なお、塩素型のものは、予め水酸化ナトリウムで処理し
て遊離型に変えた後使用した。
ロームアンドハースカンパニー製造品 ・弱塩基性陰イオン交換Fit IIW 、登録商標ア
ンバーライトIRA−45、遊離型、(以下、車にIR
A−45と称す) ・中塩基性陰イオン交換回腸、登録商標アンバーライト
IRA−68、遊離型、(以下、単にIRA−68と称
す) ・強塩基性陰イオン交換1+2f脂、登録商標アンバー
ライトIRA−400、塩素型、(以下、単にIRA−
400と称す) ダウケミカルカンパニー製凸品 ・弱塩基性陰イオン交換N脂、登録商標ダウエックスW
GR−2、塩素型、(以下、単にWGR−2と称す) ・強塩基性陰イオン交換N指、登録商標ダウエックス\
嘔5A−1、塩素型、(以下、単にMSA−1と称す) 室町化学工業株式会社製造品 ・弱塩基性陰イオン交換樹脂、登録商標ムロマックA−
7、塩素型、(以下、車にA−7と称す)以上の塩基性
陰イオン交換樹脂各100重景部に対し、塩酸(HCI
) 、臭化水素酸(HBr) 、又は〉欠相水素酸(旧
)の各10%水溶液150重1部を加え、撹拌機異臭が
残沼しない程度まで数回水洗した。
次いで余剰の付着水をガーゼでふき取り、6種項のハロ
ゲン化NNを得た。これらのハロゲン化四脂0.4gと
電解鉄粉0.25gを混合したものを通気性袋(片面が
紙、他面がポリエチレン製)にE入し、本発明に係る脱
酸素剤18N類を得た。
脱酸異剤の効力試験は、次の条件によった。
・自刃反応進行型試験 脱酸素剤を塩化ビニリデンコートポリプロピレン袋(以
下KOP袋と称す)に脱気密封した。次い付 で、KOP袋表面に貼蚤した粘着ゴム板(東レエンジニ
アリング株式会社製造品ンを介して、注射器により袋内
空気含有量がほぼ250顧になるようにした。これらの
包装体を25°Cで保存し、袋内の酸素ガス濃度を酸素
計(東しジルコニア式酸?:計LC700T型サンプル
15頭)で経時測定した。
・環境湿度依存型試験 自刃反応進行型試験において、KOP袋内に、水分供給
源として、水4m1lを含ませたティッシュペ−バーを
共存させ、他は同一条件で行\った。
以下、特にことわりがなく自刃反応進行型試験又は環境
湿度依存型試験と称した場合は、上記条件をさす。
以上の実験の結果を第1表に示す。
第1表により、本発明に係る脱酸素剤の効力は、ハロゲ
ン化水素酸の種類によっては、はとんど影響を受けない
ことが分る。なお、フッ化水素酸の場合も、同等の効果
を有するものと推定されるが、取扱い上かなり危険であ
り、工場での使用は避けた方が得策であると考え、本発
明では実験を省略した。塩基性陰イオン交換摺脂では、
弱塩基性及び中塩基性のものが特に優れ、強塩基性のも
のはやや劣っていた。しかし、強塩基性陰イオン交換乙
強塩基性陰イオン交換樹脂の場合は、脱酸素速度は低い
が、脱酸素能力はこの条件で充分に認められることが分
った。
なお、環境湿度依存型試験の結果は、第1表とほば同様
であったので渇裁を省賂した。
その他のイオン交換樹脂、例えば強酸性又は弱酸性陽イ
オン交換樹脂等を使用した場合、あるいはその他の酸、
例えばリン酸、硫酸、クエン酸等を使用した場合では、
いずれも本発明目的が達成できなかった。
「実験2 (実施例19〜39)」 ハロゲン化窃脂の含水率の影響 IRA−45又はIRA−68の100重量部に対し、
10%塩酸水溶液150重量部を加え、撹拌機異臭が残
愕数 しない程度まで氷河水洗した。水切後、105℃で約3
時間乾燥し、ハロゲン化m脂の乾燥物(無水物とみなし
た)を得た。A−7については、何ら前処理をすること
なく、105℃で約3時間乾燥し、ハロゲン化N脂の乾
燥物とした。これらのNu各0.2gについて、その含
水率が0〜60%になるように水を加え、更に電解鉄粉
0.25gを混合したものを通気性外袋に尉入し、本発
明に係る脱酸素剤21種類(第2表に示す)を得た。
以上で得た各脱酸素剤について、自刃反応進行第2表 第2表(続き) 型試験及び環境湿度依存型試験を行なった。その結果を
第3表及び第4表に示す。
第3表(自刃反応進行型試験結果) 第3表(続き〕 第4表<m境湿度依存型試験結果) 第4表(続き) 第3表及び第4表により、例えば実施例19の脱酸素剤
は、環境に水分供給源がないと全く反応が進行しないが
、その存在で最終的に酸素ガスを完全に除去できること
が分る。
「実験3 (実施例40〜44)」 ハロゲン化回脂の粒度の影響 IRA−45を用い、実験2の場合と同様に行なって、
ハロゲン化樹脂の乾燥物を得た。この乾燥物を適宜粉砕
し、フルイを用いて、種々の粒度のものに分画した。各
粒度のハロゲン化部N 0.2 gに、その含水率が■
%になるように水を加え、更に還元鉄粉0.25gを混
合したものを通気性袋に討入し、本発明に係る脱酸素剤
5踵類を得た。
以上で得た各脱酸素剤について、自刃反応進行型試験を
行なった。その結果を第5表に示す。
第5表により、ハロゲン化Ni脂の粒度は小さい方が、
脱酸素速度が高くなる順向があることが分る。
第5表(自刃反応進行型試験結果) IRA−45の100重量部に対し、10%塩酸水溶液
150重電部又は’/lo規定塩酸水溶液150〜20
00重+1部を加え、撹拌及び水切後、105℃で乾熾
し、ハロゲン化合量の異なるハロゲン化回脂の乾燥物を
1尋だ。
ハロゲン化合量は、硝酸カリウムによりハロゲン化樹脂
から溶脱する塩素イオンを硝酸銀で満足する方法により
求め、IRA−45の乾燥物1 kg当りのモル数で示
した。なお、10%塩酸水溶液を使用して慢だハロゲン
化1I2fNのハロゲン化合上は、塩酸量をこれ以上増
加してもほとんど変化しなかったので、このハロゲン化
合量を100%とし、他のハロゲン化Pti Hのハロ
ゲン化率を併記した。
ハロゲン化i脂の乾燥物各0.2gに、その含水率が5
0%になるように水を加え、更に電解鉄粉0.25gを
混合したものを通気性袋に討入し、本発明に係る脱酸素
剤5gi類(第6表に示す)を得た。
以上で得た各脱酸素剤について、自刃反応進行型試験及
び環境湿度依存型試験を行なった。その結果を第7表及
び第8表に示す。
第7表及び第8表により、ハロゲン化率が約10%以上
であれば、本発明目的を充分に達成できることが分る。
「実験5 (実施例50〜72)」 ハロゲン化樹脂と鉄粉の使用割合の影響実験3で得られ
た60〜100メツシユの粒度のハロゲン化樹脂の乾燥
物0.1〜0.5gに、その含水率が艶%になるように
水を加え、更に電解鉄粉を0.05〜0.5gを混合し
たものを通気性袋に討入して、本発明に係る脱酸素剤2
3種類(第9表に示す)を示す。
第9表(続き) 以上で得た各脱酸素剤について、自刃反応進行型試験を
行なった。その結果を第10表に示す。
第10表(自刃反応進行型試験結果) 第10表(続き) 第10表により、空気250 Wd2中の酸素ガスを除
去するには、鉄粉0.2gを要し、この鉄粉の脱酸素能
を充分に働かせるに必要なハロゲン化樹脂は約0.15
g  (乾物量)であった。又、ハロゲン化樹脂の使用
量がo、ig(乾物量)と少ない場合は、鉄粉の使用量
を0.25g程度以上に増加させれば良いことが分る。
別に、同様に実施した例で、ハロゲン化W脂0.07g
(乾燥物)と鉄粉0.3gの組合せの脱酸素剤でも、2
4時間後に酸素ガスを完全に除去できた。
なお、前記実施例父の如き脱酸素剤は、包装的空気含有
量250舷の場合には能力不足で不適であるが、空気含
何filoO屁程度の場合には、充分に使用できるもの
である。
「実験6 (実施例73)」 実験3で得られた60〜100メツシユの粒度のハロゲ
ン化m脂1重量部と電解鉄粉5重量部とを混合した。こ
の混合物を、粘着テープ(住友スリーエム株式会社製、
商品名カバーアップテープ658Post−it巾25
.4 flのものを8011IJI+に切ったもの)の
表面に付着させ(付着量0.25g)、他の粘着テープ
でその面を覆って圧着し、本発明に係る脱酸素剤を得た
この脱酸素剤について、環境湿度依存型試験(但し、空
気含有量をほぼ50dになるようにした)を行なったと
ころ、24時間後に酸素ガスを完全に除去できた。
「実験7 (実施例74)」 ERA−68を100°Cで充分乾燥後、濃塩酸を塩化
水素ガスの供窒源とし、吸引法により、IRA−68と
塩化水素ガスを数秒間接触させて、ハロゲン化樹脂(ハ
ロゲン化合量3.5モル/ kg)を得た。このときに
かなり熱が発生するので、大量に処理するときは冷却装
置が必要と思われる。
このハロゲン化樹脂を60〜100メツシユの粒度に調
整したものQ、 2 gと電解鉄粉0.25gを、通気
性袋に討入し、次いで混合して、本発明に係る脱酸素剤
を得た。
以上で得た脱酸素剤について、環境湿度依存型試験を行
なったところ、54時間後に酸素ガスを完全に除去でき
た。
「実験8 (実施例75)」 環境湿度の影響 実11k3で得た100〜200メツシユの粒度のハロ
ゲン化m脂の乾燥物0.15 gに還元鉄粉0.4gを
通気性袋に討入し、次いで混合して、本発明に係る脱酸
素剤を得た。
以上で得た脱酸素剤について、環境湿度依存型試験を行
なった。但し、袋内環境湿度の調整は次のようにした。
すなわち、水4−を含ませたティッシュペーパーのかわ
りに、重クロム酸カリウム(KzCrlOJ 、硝酸カ
リウム(KNOI ) 、塩化カリウム(KCI) 、
塩化ナトリウム(NaCI) 、又は硝酸マグネシウム
6水塩(Mg (N(h)z・6 HtO) 2 gを
包んだティッシュペーパーに、対応する塩類の飽和溶液
4−を含ませたものを共存させた。その結果を第11表
に示す。
第11表(環境湿度の影響) *各塩類飽和俗液の示す水分活性値 (25°C)に100を乗じたもの。
7s″ 実周例九の脱酸素剤は、環境湿度に依存して脱酸素効力
を示すタイプのものであるが、環境温度約 %−8096以上で充分な効果を示すことが分った。
「実験9」 水素の発生 実施例1〜9、実施例19〜25、実施例33〜39、
実施例40〜44及び実施例45〜49の各脱酸素剤に
ついて、自刃反応進行型及び環境湿度依存型の試験を行
ない、48時間後に袋内の水素ガス発生の有無を水素ガ
ス検知管(北沢産業株式会社製名の商品名ガスチック、
測定範囲0.5〜2.0%)を用いて調べた。その結果
、はとんどの脱酸素剤では水素の発生を全く認めなかっ
た。少数の脱酸素剤ではわずか検知管の変色を認めたが
、いずれも測定限界以下で水素ガスによるものかどうか
不明であった。
「実験10」 アセトアルデヒド除去効果 従来公知の脱酸素剤とエチルアルコールとを包装食品に
併用すると、アセトアルデヒドが生成する問題がある。
本発明の脱酸素剤を使用した場合、アセトアルデヒド生
成に及ぼす影響について検討した。
実#4で得た実施例45〜49の脱酸素剤と参考例のも
の、及び対照例として[電解鉄粉100gに飽和食塩水
2uを混合し、次いで減圧乾燥したもの2gを通気性袋
に封入した従来公知の脱酸素剤」について、環境湿度依
存型試験を行なうに際し、ディツシュベーパーに含ませ
る水41j2のかわりに25%エチルアルコール4m1
2を使用し、24時間及び48時間後に、袋内のアセト
アルデヒドをガスクロマトグラフにより測定した。
測定値:アセトアルデヒド量を定量値として示すことが
困難であったので、試薬のアセトアルデヒド(温度25
°C)を約2/l量入れた試嬰ビンのヘッドスペースガ
スについてのピーク高を100とした場合の相対値で示
した。この相対値が約0.04以上であると、かなり強
いアセトアルデヒドの悪臭を示す。
なお、測定限界は0.004程度であるので、この値未
満は「検出せずJで示した。
以上の測定の結果を第12表に示す。
第12表(アセトアルデヒド除去効果)第12表により
実施例45〜49の脱酸素剤及び参考例のものは対照例
の脱酸素剤に比ペアセトアルデヒドの生成量は著しく少
なく、特にハロゲン化窃脂のハロゲン化率が65.8%
以下のものでは、アセトアルデヒドの生成は全く認めら
れなかった。この理由は、アセトアルデヒドが生成しな
かったのではなく、一旦生成したアセトアルデヒドがハ
ロゲン化¥IiNにより、除去されたものと思われる。
従って、このハロゲン化樹脂において、ハロゲン化率l
O〜70%程度のものを使用した脱酸素剤は、アセトア
ルデヒドも極めて有効に除去する効果を有することが分
る。
なお、別に検討した結果、アセトアルデヒド除去効果を
有効に示すものは、弱塩基性の陰イオン交換樹脂に限ら
れ、中塩基性や強塩基性、及びその他のイオン交換樹脂
を用いた場合には、有効な効果を示さないことが分った
「実験11(応用側温)」 包装生中華めん 常法製造した生中華めん1203をKOP袋に収容し、
実施例22.30又は58の脱酸素剤を共存させて、空
気含q量をほぼ250蛯として密封した。
以上の各包装生中華めんを20°Cで保存し、24時間
後に包装内空気中の酸素ガス濃度を測定したところ、い
ずれもo、 ooo%であった。
「実験12(応用例2)」 市販カステラニ切(約1oo g )をKOP袋に収容
し、実施例51又は52の脱酸素剤を共存させて、空気
含有量をほぼ100 mとして密封した。
以上の各包装カステラを10℃で保存し、24時間後に
包装内空気中の酸素ガス濃度を測定したところ、いずれ
もo、 ooo%であった。
「実験13(応用例3)」 市販いかのくんせい’hs50 gをKOP袋に収容し
、実施例47.48又は49の脱酸素剤を共存させて、
空気含有量をほぼ100dとして密封した。
24時間後に包装内空気舎寺酸素ガス濃度を測定したと
ころ、いずれもo、 ooo%であった。
「発明の効果」 以上の説明で明らかなように、本発明に係る脱酸歯剤は
、水溶性物質の使用が必須でないため、や 食品等の汚染の心配がなく、脱酸素速度5環境湿度依存
性の調節が比較的簡単で、しかも、小型軽量でありなが
ら強力な脱酸素効力を有する等佃々の意m高い効果を奏
するものである。例えば、空気含有量2501Lll用
の市販脱酸素剤の内容量を測定したところ、1.76 
g 12−79 g 、 4.39 gであったが、本
発明に係る脱酸素剤で同様能力のものは、例えば実施例
19では0.45g、実施例頷では0.75g。
実施例53では0.45 gと、極めて少量である。
本発明の脱酸素剤の内、弱塩基性陰イオン交換回脂のハ
dゲン化物を使用したものは、脱酸素効力に加えて、ア
セトアルデヒドを除去する優れた効果を奏する。
名、本発明の脱酸素剤は、従来公知の脱酸素剤と同様、
脱酸素反応の進行に伴ない発熱するものであるので、加
温又は保温剤としての使用も可能である。
徴 本発明の完成により、従来にない優秀な特電を有する脱
酸素剤の供給が可能になり、今後、食品等の品質保持の
目的で、広く使用されることにな信 るものと確箋する。
特許出願人  株式会社 島田屋本店 手続補正書 昭和61年2月3日 1 事件の表示   昭和60年特許願第242240
号2 発明の名称   脱酸素剤 3 補正をする者 事件との関係   特許出願人 住 所   東京都渋谷区恵比寿西 −丁目33番11号 名 称   株式会社 島田屋本店 5 補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 6 補正の内容 (1)明細書第25真下6行と下5行に「乾物量」とあ
るを「乾燥物」とそれぞれ補正する。
(2)同第26頁第1行と第2行の間に次の文章を加入
する。
「なお、以上の実施例19〜39.40〜44.45〜
49及び50〜72の各側を考察して、ハロゲン化樹脂
と鉄粉の組合せを、 250dの空気中の酸素ガスを除
去することを標準として例示すると、 このようになり、ハロゲン化樹脂(乾燥物g)と鉄粉(
g)の組合せが0.15〜0.010 : 0.20〜
1.0の範囲では、実用上酸素ガスの除去効果に大差な
く、o、oos : 1.1以下では、その効果が漸減
する傾向を示し、0.0025 : 1.2以下では実
用性に乏しい。」(3)同第32頁第12行と第13行
の間に次の文章を加入する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 塩基性陰イオン交換樹脂のハロゲン化物と、鉄粉とより
    なる脱酸素剤。
JP24224085A 1985-10-29 1985-10-29 脱酸素剤 Granted JPS62102829A (ja)

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