JPS6210255B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6210255B2
JPS6210255B2 JP53074014A JP7401478A JPS6210255B2 JP S6210255 B2 JPS6210255 B2 JP S6210255B2 JP 53074014 A JP53074014 A JP 53074014A JP 7401478 A JP7401478 A JP 7401478A JP S6210255 B2 JPS6210255 B2 JP S6210255B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
self
epdm
amount
Prior art date
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Expired
Application number
JP53074014A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55737A (en
Inventor
Shuji Kon
Masaru Kogane
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
Priority to JP7401478A priority Critical patent/JPS55737A/ja
Publication of JPS55737A publication Critical patent/JPS55737A/ja
Publication of JPS6210255B2 publication Critical patent/JPS6210255B2/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Organic Insulating Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、エチレン―プロピレン―ジエン三元
共重合体(以下EPDMと略称する。)を主成分と
する自己融着性組成物に関する。 従来から、EPDMを主成分とする自己融着性組
成物として、EPDMへ無機質充填剤を添加混練さ
せた組成物に、ジクミルパーオキサイドの如き有
機過酸化物を配合し、テープその他の所定の形状
に成形した後加熱により有機過酸化物を分解させ
て、EPDMを架橋せしめると共に、その一部を分
解させて粘着性を付与するようにしたものが知ら
れている。 かかる従来の自己融着性組成物は、混練時には
粘着性が少ないため、ロール作業が容易であると
いう利点があるが、配合組成、特に、使用する鉱
物質充填剤の種類や配合量により加硫特性に影響
を受けるという難点があつた。すなわち、例え
ば、鉱物質充填剤としてクレーの如き酸性充填剤
を使用した場合には、有機過酸化物がイオン分解
するようになり、遊離ラジカルの発生が少なくな
る結果加硫が不充分となり、引張強さ、伸び共に
小さい製品が得られるようになる。 また、EPDMの加硫剤としては、有機過酸化物
のほか、イオウも知られているが、加硫剤として
イオウを使用した場合には、イオウがEPDMの分
解に寄与しないため自己融着性が不充分となるう
えに、直接銅導体に巻いた場合変色を起し、更
に、混合温度をあまり高くするとスコーチを起し
易くかつ熱老化特性も劣るようになるという難点
があつた。 本発明は、かかる難点を解消すべくなされたも
ので、エチレン―プロピレン・ジエン三元共重合
体100重量部へ、分子内に多量の第三級炭素原子
を有する有機重合体5〜100重量部、鉱物質充填
剤30〜150重量部を添加混練した組成物に、有効
量の、有機過酸化物とキノイド系化合物とをそれ
ぞれ0.5〜10重量部配合し、加熱加硫せしめて成
ることを特徴とする、使用する鉱物質充填剤の種
類や配合量により加硫特性に影響を受けることが
なく、しかも優れた耐熱特性を具備する自己融着
性組成物を提供しようとするものである。 本発明に使用するEPDMは、エチレンとプロピ
レンと共に第三成分として、ジシクロペンタジエ
ン、エチリデンノルボーネン、1・4―ヘキサジ
エンの如きジエン成分の少量を共重合させた三元
共重合体で、エチレンとプロピレンとの共重合比
率は、エチレン40〜75mol%、ジエンの共重合比
率は、ヨウ素価で5〜25程度のものが適してい
る。 また、分子内に多量の第三級炭素原子を有する
有機重合体としては、ポリイソブチレンやブチル
ゴムがある。この有機重合体は、有機過酸化物の
存在下で加熱により分解して、組成物に粘着性お
よび自己融着性を付与する効果を奏するもので、
分子量30000〜200000、特に、分子量60000〜
120000のものが好適している。 また、配合量は、EPDM100重量部あたり、5
〜100重量部とする必要があり、5重量部未満で
は、組成物に、充分な粘着性および自己融着性を
付与することができず、逆に、100重量部を越え
ると、組成物の拡張力および電気的特性を低下さ
せるので、いずれも好ましくない。 本発明に使用する鉱物質充填剤としては、タル
ク、微粉タルク、ソフトクレー、ハードクレー、
仮焼クレー、炭酸カルシウム(表面処理を施した
もの、沈降性炭酸カルシウムを含む)、重質炭酸
カルシウム、石英粉、けいそう土等がある。 これらの鉱物質充填剤は、単独又は2種以上の
組合せでEPDM100重量部あたり、30〜100重量部
の範囲で適宜使用される。配合量が30重量部未満
では、加工性に乏しくなり、逆に100重量部を越
えると自己融着性に乏しくなるのでいずれも好ま
しくない。 本発明に使用する有機過酸化物としては、ジク
ミルパーオキサイド、ジ―t―ブチルパーオキサ
イド、2・5―ジメチル―2・5―ジ(t―ブチ
ルパーオキシ)ヘキシン―3等があり、また、キ
ノイド系化合物としては、P―キノンジオキシ
ム、P・P′―ジベンゾイルキノンジオキシム等が
ある。 前者は、EPDMの架橋に一部寄与すると共に、
第三級炭素原子を多量に含有する有機重合体を分
解し、また後者は、鉱物質充填剤の影響を受ける
こともなく、EPDMの架橋に寄与して、自己融着
性組成物、特に自己融着性テープに必要な物性を
発現させる効果を発揮する。 これら両化合物の配合量は、EPDM100重量部
あたり、それぞれ0.5〜10重量部、特に、1〜5
重量部の範囲で使用される。有機過酸化物の配合
量が0.5重量部未満では第三級炭素原子を多量に
含有する有機重合体の分解反応が不充分となり、
また、キノイド系化合物の配合量が0.5重量部未
満では、鉱物質充填剤の種類や配合量により、架
橋特性に影響を受けるようになり、また耐熱特性
の向上効果も殆んど認められなくなるのでいずれ
も好ましくない。なお、これらの化合物の配合量
が10重量部を越えるようになると、自己融着性組
成物の物性に悪影響を及ぼすようになり、かつま
た不経済でもあるので好ましくない。 なお、本発明においては、以上の配合剤の他に
ロジン、テルペン、クマロンなどの粘着付与剤、
ステアリン酸、ステアリン酸鉛、ステアリン酸バ
リウムなどの高級脂肪酸およびその金属塩から成
る加工助剤、亜鉛華、リサージ、鉛丹など金属酸
化物の安定剤、カーボンブラツク、ウオツチング
レツド、フタロシアニンブルー、フタロシアニン
グリーン、ベンジジンユワーなどの着色顔料、更
には、2・2・4―トリメチルジヒドロキノリン
の重合物、2―メルカプトベンズイミダゾール、
2―メルカプトメチルベンズイミダゾール、4―
チオビスー(6―t―ブチル―3―メチル)フエ
ノールの如き老化防止剤等を必要に応じて適宜配
合することができる。 本発明の自己融着性組成物を製造するにあたつ
ては、以上の配合成分をバンバリーミキサーある
いはオープンロールにより充分混練し、これを例
えばシート状に形成して、150〜180℃の温度で10
〜30分間程度加熱架橋させることにより得られ
る。 本発明により得られる自己融着性組成物は、耐
熱性および電気的特性に特に優れており、また作
業性についても例えばシート状に成形する場合に
は、ロール作業時には粘着性があまりなく、加熱
架橋後、第三級炭素原子を多量に有する有機重合
体の作用により必要な粘着性および自己融着性が
生じるので、配合中に粘着付与剤を付与する従来
法と比較して作業性において一段と優れている。
特に、本発明の最も特徴とするところは、キノイ
ド系化合物の作用により、鉱物質充填剤の選択の
制約が排除された点であつて、これにより、架橋
特性の安定した自己融着性組成物を提供すること
ができる。 次に実施例について記載する。 実施例 1〜8
【表】 表中配合剤は商品名で示したが、第2表に物質
名との対応を示す。
【表】
【表】 以上の各実施例につき、常法により混練後厚さ
0.5mmのシートに成形し、加熱架橋させた。 得られた自己融着性テープの特性を第3表に示
す。
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 エチレン―プロピレン―ジエン三元共重合体
    100重量部へ、分子内に多量の第三級炭素原子を
    有する有機重合体5〜100重量部、鉱物質充填剤
    30〜150重量部を添加混練した組成物に、有機過
    酸化物とP―キノンジオキシムまたはP・P′―ジ
    ベンゾイルキノンジオキシムとをそれぞれ0.5〜
    10重量部配合し、加熱加硫せしめて成ることを特
    徴とする自己融着性組成物。
JP7401478A 1978-06-19 1978-06-19 Autohesive composition Granted JPS55737A (en)

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JP7401478A JPS55737A (en) 1978-06-19 1978-06-19 Autohesive composition

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7401478A JPS55737A (en) 1978-06-19 1978-06-19 Autohesive composition

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Publication Number Publication Date
JPS55737A JPS55737A (en) 1980-01-07
JPS6210255B2 true JPS6210255B2 (ja) 1987-03-05

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ID=13534810

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JP7401478A Granted JPS55737A (en) 1978-06-19 1978-06-19 Autohesive composition

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0193345U (ja) * 1987-12-11 1989-06-20

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61186541A (ja) * 1985-02-08 1986-08-20 村田機械株式会社 紡績糸

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4916259A (ja) * 1972-06-07 1974-02-13
JPS5210600A (en) * 1975-07-16 1977-01-26 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd Insulating substance of noncombustion and self-adhesion by melting
JPS52132057A (en) * 1976-04-30 1977-11-05 Toyoda Gosei Co Ltd Heat-resistant rubber composition for food container
JPS5352994A (en) * 1976-10-22 1978-05-13 Showa Electric Wire & Cable Co Semiconductive selffsicking tape

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JPS55737A (en) 1980-01-07

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