JPS6198715A - プロピレンのブロツク共重合体の製造方法 - Google Patents

プロピレンのブロツク共重合体の製造方法

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JPS6198715A
JPS6198715A JP22060084A JP22060084A JPS6198715A JP S6198715 A JPS6198715 A JP S6198715A JP 22060084 A JP22060084 A JP 22060084A JP 22060084 A JP22060084 A JP 22060084A JP S6198715 A JPS6198715 A JP S6198715A
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propylene
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ethylene
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Tadashi Asanuma
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はプロピレンのブロック共重合体の製造方法に関
する。詳しくは、連続重合と回分重合を組み合せてプロ
ピレンのブロック共重合体を、製造するに際しての回分
重合の重合熱の除去法に関する。
従来の技術 ポリプロピレンの耐衝撃性を改良する目的でプロピレン
の単独或は少量のエチレンとプロピレンの共重合(前段
重合部)を行った後にエチレンとプロピレンを共重合(
後段重合部)していわゆるプロピレンのブロック共重合
体を製造することは広く工業的規模で実施されている。
又前段重合部を連続的に行い後段重合部を回分的に行う
ことでプロピレン自身を媒体とする塊状重合法で後段の
エチレンとプロピレンの共重合を所望の条件で行うこと
も公知である(例えば特開昭57−145114.特開
昭57−145115.特開昭57−149319.特
開昭57−14932’O)。
発明が解決すべき問題点 上記の少くとも前段重合部を塊状重合法で連続的に行い
、後段重合部を回分的に行う方法は、少ない重合槽で多
様なブロック共重合体を製造できる点で極めて優れた方
法であるが、後段重合部は全体の数%〜数十%あり、そ
の反応を短時間でしかもエチレンとプロピレンの反応比
及び反応量を厳密に制御して行うためには、後段重合部
での発熱量及び反応比による発熱量の変化が大きく通常
の重合槽の温度の制御法では、工業的規模での重合槽の
重合温度を制御することができず所望の条件で重合反応
を行うのが困難であった。
本発明者らは上記問題を解決する方法について鋭意検討
した結果特定の制御法を行うことで上記問題が解決でき
ることを見い出し本発明を完成した。
発明の目的 本発明の目的は連続的重合と回分的重合を組み合せて、
ブロック共重合体を製造するに際し回分的重合を制御性
よく行う方法を提供することにある。
問題点を解決する手段 即ち本発明はプロピレン単独、或は少量のエチレンとプ
ロピレンとの共重合を行い次いでエチレンとプロピレン
の共重合を回分的に行ってプロピレンのブロック共重合
体を製造する方法において回分的に重合を行う重合槽で
の重合熱の除去を揮発性液状媒体を蒸発させ還流冷却器
で蒸気を凝縮することにより行い、還流冷却器への冷媒
の導入量をエチレンとプロピレンの反応比及び反応量に
より定められた発熱パターンによって制御することを特
徴とするプロピレンのブロック共重合体の製造方法であ
る。
本発明においてプロピレン単独或は少量のエチレンとプ
ロピレンの共重合とはさらに他のα−オレフィン例えば
ブテン−1、ヘキセン−1を少量共重合することも含有
する。
又、エチレンとプロピレンの共重合とは、エチレンとプ
ロピレンの他にブテン−1、ヘキセン−1を共重合する
ことも含まれる。
本発明において上記重合に際して使用する触媒としては
公知のものが使用できプロピレンの立体規則性重合に使
用する触媒系であれば特に限定なく使用可能である。即
ち通常使用される還移金属化合物と有機金属化合物から
なる触媒系であり、具体的にはチタンのハロゲン化物或
はそれをハロゲン化マグネシウム、シリカ、アルミナな
どの担体に担持したもの特に三塩化チタン又は四塩化チ
タンを塩化マグネシウムに担持したものが好ましく使用
でき、有機アルミニウム、有機マグネシウムなどの有機
金属化合物と、必要に応じ立体規則性向上剤と組み合せ
ることで好適な触媒として使用できる。
本発明における連続的重合と回分的重合を組み合せたブ
ロック共重合体の製造方法としては先に示した特開昭5
7−1’49320などで開示された方法がそのまま採
用できる。好ましい態様としてはプロピレン自身を液状
媒体とする塊状重合法でプロピレン単独或は少量のエチ
レンとプロピレンとの共重合(前段重合部)を1槽以上
奸才しくは2槽以上の槽型重合機を連結した反応機、或
はループ状反応機を用いて連続的に行い次いで連続的に
製造されたポリプロピレンスラリーを連続的に重合を行
う反応機に対して奸才しくは並列に2槽以上の槽型重合
機を連結した各槽型重合機に受は入れ、受は入れたスラ
リーにエチレン必要に応じプロピレンを追加して回分的
に共重合反応(後段重合部)を行うことである。
回分的に共重合反応を行うためにゆるされる反応時間は
、反応槽の体積を大きくすること、或は並列に連結する
反応槽の数を多くすることで長いくすることができるが
、どちらにしても装置に要する費用がぼう大となり好ま
しくない。
プロピレンのブロック共重合体に要求される耐衝撃性と
剛性のバランスが良好であるという特徴をもたせるため
には、前段重合部におけるエチレンとプロピレンの反応
比は6/94重量比以下であり、後段重合部におけるそ
れは15/85〜9515重量比でありしかも前段重合
部と後段重合部の割合は60〜95:40〜5重量比で
あることが必要である。
前段重合部における重合温度は常温〜90℃であり反応
熱の除去の点からは好ましくは50〜90℃であり、反
応圧力は気相部が存在する条件ではコモノマー、水素、
不活性炭化水素の量などが定まれば、定まる。又満液重
合では、気相部が存在する条件の圧力以上で自由に設定
できる。
耐衝撃性と剛性のバランスの良好なプロピレンのブロッ
ク共重合体を製造するためには後段重合部、即ち回分重
合部で全体の40〜5重量%を重合する必要があるため
、上述のように、反応槽の体積を大きくすること或は並
列に連結する反応槽の数を多くせずに反応割合に応じた
体積の反応槽で回分重合を行うと発熱量の変化に通常の
温度制御法、即ち内温を検知して、内温か一定となるよ
うに冷却水量を変化させる方法では追従できない。
これに対して本発明の方法の特徴は、1)冷却を還流冷
却器を用いて、好ましくは蒸発させる媒体としてプロピ
レンを用いて行うこと、及び2)還流冷却器への冷媒の
導入量をエチレンとプロピレンの反応比及び反応量の関
係により定められた発熱パターンによって制御すること
にある。
冷却を、反応槽を覆うジャケットに冷却水を通ずる方法
ではエチレンとプロピレンの反応比を変えることによる
発熱量の大きな変化(エチレンとプロピレンの重合熱の
相異及び反応速度の変化による)に追従できないため温
度の制御のためには還流冷却器を用いる必要がある。(
但し、重合熱の1部を除去する目的でジャケットによる
除熱を行うことを否定するものではない) 本発明において、さらに重要なことは、上記還流冷却器
に導入する冷却水量を、回分重合部で行われる共重合反
応の反応比及び反応量によって定められる発熱パターン
に応じて、変化させることである。
この関係を図面を用いて説明する。第1図に回分重合部
での重合開始時間からの経過時間とエチレンとプロピレ
ンの反応比及びその時の発熱量との関係を示す。第1図
はエチレンとプロピレンの反応比の異る2段階の重合を
行いさらにその後でエチレンを追加せずに反応を行う場
合を示している。初めのエチレン/プロピレン反応比が
0.8の反応を12分間行い次いでエチレン/プロピレ
ンの反応比が1.6の反応を2分間(反応比を変える操
作に1分を要している)、さらに2分間エチレンの追加
を行わずに反応を経続し次いで失活剤を加えて反応を停
止している(図面の○印)。この場合反応比0.8の反
応とその後の反応の関係は反応比の0.8の反応を1と
すれば反応時間では約0.4、発熱量では約1.3、反
応量では約1.1となっている。
本発明においては反応比及び反応量に応じて定められた
反応パターンによって定まる発熱パターン(第1図の破
線)に応じて、冷却水量のパターンを予め定めて重合反
応を行うわけである。冷却水量のパターンは用いる還流
冷却器固有の冷却水量と除熱量の関係に従って定めるこ
とで行われる、即ち定常状態の必要除熱量に応じた冷却
水量の関係及び定常状態から次の定常状態に移るに際し
て短時間で定常状態に達するために導入すべき過剰冷却
水量及びその水量を導入する時間を定めることで冷却水
量のパターンを定めることができる。
この場合エチレンとプロピレンの反応比及び/又は水素
濃度が大きく異る反応を回分重合で行う場合には、使用
する還流冷却器固有の冷却水量と除熱量の関係に加えて
、気相のエチレン及び水素の濃度による除熱量の変化を
考慮することが望ましい。なぜなら、気相のエチレン濃
度、特に気相の水素濃度が高くなると除熱量は大幅に減
少するからである。
作用 本発明の方法が連続−回分の組み合せてブロック共重合
体を製造する上で極めて効果的な理由は、回分重合で後
段重合を行うと比較的短い時間で反応比が異なる、反応
を、行う必要があり、エチレンとプロピレンの共重合に
おいては、反応比を変えることによって発熱量が大幅に
変化する(反応速度と単位ポリマー重量当りの発熱量が
変化し見かけの発熱量は相乗効果として変化する)通常
の温度を検知することによって、重合温度を制御する方
法では一定の温度に制御することができないのに対して
、本発明の方法では予め定められた発熱パターン応じて
、冷却水量を制御するため温度を一定にすることができ
るものと推定される。
実施例 後段重合部を40m°の反応槽を用いて、ブロック共重
合体を製造した。
第1図に回分重合のエチレンとプロピレンの反応比のパ
ターン及びその際の発熱パターンを示す。
この発熱パターンに応じた冷却水量の関係を第2図に示
す。この冷却水パターンで回分重合を行った時の温度の
変化を第2図に示す。50±0.4℃でほぼ一定の温度
で重合できた。のに対して第3図には内温を検知して冷
却水量を変える方法で重合温度を制御した例を示す。特
に後段の重合では温度変化にまったく追従できず52℃
にまで温度が上昇しているのがわかる。
上記反応槽で重合したエチレン/プロピレン共重合体は
、450klF/回分であり反応比0.8の反応では約
12Mcal/)−その後の反応では40McalΔi
の発熱が見られている工 効果 本発明の方法を実施することによって一定品質のブロッ
ク共重合体を製造するこ々が可能であり工業的に極めて
価値がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は回分重合の経過時間とエチレン/プロピレンの
反応比及び発熱量の関係を示す図面であり、第2図は本
発明の方法を実施した時の反応槽の内温及び冷却水量と
回分重合の経過時間の関係を示す図面であり、第3図は
比較のための内温により制御した場合の内温及び冷却水
量と回分重合の経過時間の関係を示す図面である。 特許出願人三井東圧化学株式会社 第 1 目 目か、を弁閉や後の経過時間(勝〃) 箒 2 目

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. プロピレン単独或は少量のエチレンとプロピレンとの共
    重合を連続的に行い、次いでエチレンとプロピレンの共
    重合を回分的に行ってプロピレンのブロック共重合体を
    製造する方法において、回分的に重合を行う重合槽での
    重合熱の除去を揮発性液状媒体を蒸発させ還流冷却器で
    蒸気を凝縮することにより行い、還流冷却器への冷媒の
    導入量をエチレンとプロピレンの反応比及び反応量の関
    係により予め定められた発熱パターンによって制御する
    ことを特徴とするプロピレンのブロック共重合体の製造
    方法。
JP22060084A 1984-10-22 1984-10-22 プロピレンのブロツク共重合体の製造方法 Granted JPS6198715A (ja)

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JPH0530846B2 JPH0530846B2 (ja) 1993-05-11

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