JPH04146912A - プロピレン・α―オレフィンブロック共重合体の連続製造方法 - Google Patents

プロピレン・α―オレフィンブロック共重合体の連続製造方法

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JPH04146912A
JPH04146912A JP27122590A JP27122590A JPH04146912A JP H04146912 A JPH04146912 A JP H04146912A JP 27122590 A JP27122590 A JP 27122590A JP 27122590 A JP27122590 A JP 27122590A JP H04146912 A JPH04146912 A JP H04146912A
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propylene
polymerization
stage
block copolymer
copolymerization
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Hideo Nobuhara
信原 秀雄
Nobutoshi Komori
信敏 小森
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JNC Corp
Original Assignee
Chisso Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、プロピレン・a−オレフィンブロック共重合
体の連続製造法に関し、更に詳しくは、本発明は耐衝撃
性、剛性、加工性等の品質バランスの優れた該共重合体
を生産性良く製造する方法に関する。
[従来の技術とその問題点] 立体規則性触媒を用いてプロピレンを重合せしめて製造
される結晶性ポリプロピレンは剛性、耐熱性等に優れた
特性を有する反面、衝撃強度、特に低温における衝撃強
度が低(、実用上その利用範囲が制限されていた。
そこでこの欠点を改良する方法として、第119階でプ
ロピレン単独重合体またはプロピレンと他のα−オレフ
ィンの共重合体を製造し、第2段階において第1段階で
得られた重合反応混合物の存在下、プロピレンと他のα
−オレフィンとの共重合体を製造する、いわゆる多段ブ
ロック共重合法が数多く提案されでいる。
−mQに上記ブロック共重合体は、その用途により第1
段階の重合部と第2段階の共重合部の比率が異なる。
従来、ブロック共重合体の気相連続製造法においては、
第1段階と第2段階での重合比率を制御する方法として
重合圧力、重合温度または反応器内の重合体の保有量の
増減(反応器内の触媒の滞留時間の増減につながる)等
の重合条件を変更する方法がとられていた。
しかし、かかる方法は第1段階と第2段階とで共重合比
率が極端に異なる組成の重合体を連続して製造する場合
、各段毎に大幅な製造条件の変更を余儀なくされ、いき
おい空時収率を大幅に低下させなくてはならなくなり、
目的とするブロック共重合体を得るまでに長時間を要す
るという欠点がある。
また、各段共同様な容積の反応器で低い共重合比率から
高い共重合比率まで製造することは、圧力等の重合条件
の変更のみでは、ガスの凝縮問題および重合体の反応容
器外への飛沫同伴等の問題があるため、安定的に品質の
優れたブロック共重合体を製造することは困難である。
また、共重合反応系へ重合活性抑制剤を供給することに
より重合比率を調整する方法、およびその調整剤として
硫化水素を用いることが特開平1−152,116号公
報に提案されている。
しかしながら、上記化合物の共重合系への積極的な供給
は、供給量によっては重合体の品質の面、特に臭気の点
で好ましくないという欠点があ[発明が解決しようとす
る課題] 本発明者らは、第2段階のプロピレンとα−オレフィン
との気相共重合に際し、添加する活性抑制剤を鋭意検討
した結果、征米から触媒毒として知られている化合物を
活性抑制剤として第2段階の共重合反応系へ特定量供給
することにより、重合圧力、重合温度条件等を変化させ
ることなく共重合反応の活性を制御し、迅速なグレード
チェンジを行うことができ、品質にも影響なく共重合反
応を行えることを見い出し、この知見にもとづき本発明
を完成した。
以上の記述から明らかなように、本発明の目的は、プロ
ピレン・α−オレフィンブロック共重合体の気相連続重
合において、従来の重合圧力、重合温度および反応器内
の重合体の保有量などの制御によってブロック共重合体
の重合比率を変化させる方法と異なり、第2段階の共重
合に際し、第2段階の共重合系に1a量の活性抑制剤を
供給し、その供給量を調節することにより該共重合系の
触媒の共重合反応活性を制御し、共重合部の含有量の高
いブロック共重合体から、共重合部の含有量の低いブロ
ック共重合体までを重合圧力などを変動させることなく
製造することができる重合方法を提供することである。
本発明の目的は、また、立体規則性触媒を用いたプロピ
レンブロック共重合体の連続製造法において、耐衝撃性
、剛性、加工性等の品質バランスの不都合な低下および
重合体の流動性の悪化を伴うことなしに、共重合比率の
異なる種々のブロック共重合体を生産性良く、連続的に
製造する方法を提供することである。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、下記fl)の主要1成を有する。
(1)チタン含有固体触媒成分(A)と一般式AlR2
,X3−□(式中R2は炭素数1〜20の炭化水素基を
表わし、Xはハロゲン原子を表わし、■は3>m>1.
5の数を示す)で表わされる有機アルミニウム化合物f
B)とを組合わせた立体規則性触媒を用いて、第1段階
としてプロピレンまたはプロピレンと他のα−オレフィ
ンとを重合させてプロピレンの単独重合体、またはプロ
ピレンと他のα−オレフィンとの共重合体を製造し、 ついで第2段階として第1段階で得られた重合反応の混
合物の存在下、プロピレンと他のα−オレフィンとを共
重合反応系へ供給してプロピレンと他のα−オレフィン
との重合量比(重量比)が10/90ないし90/10
の割合となるように共重合することからなるプロピレン
・α−オレフィンブロック共重合体の気相連続製造方法
において、 該第2段階の共重合に際し、重合活性抑制剤を第2段階
の共重合反応系へ供給し、第2段階の触媒の共重合反応
活性を重合活性抑制剤を供給しない場合の5%ないし9
5%に制御することを特徴とするプロピレン・α−オレ
フィンブロック共重合体の気相連続製造方法。
本発明の構成と効果につき以下に詳述する。
本発明に使用するチタン含有固体成分FA+としては、
チタンを含有する固体触媒であれば特に制限はないが、
四塩化チタンを有機アルミニウムで還元し、更に電子供
与性化合物および電子受容性化合物等で処理して得られ
る高活性の還元型三塩化チタンや四塩化チタン、マグネ
シウム化合物および電子供与性化合物を接触せしめるこ
とによって得られる担持型触媒等のいわゆる高活性触媒
が挙げられる。
有機アルミニウム化合物FB+ としては、−MQ式A
IR2mXx−m を式中R2は炭素数1〜20の炭化
水素 を表し、Xはハロゲン原子を表し、mは3≧m〉
15の数を示す)で表される化合物が使用される。例え
ば、ジエチルアルミニウムクロリド、トリエチルアルミ
ニウム、トリーn−ブチルアルミニウム、トリイソブヂ
ルアルミニウム、トリーローヘキシルアルミニウム、ジ
エチルブロマイド、ジエチルアイオダイド等を単独また
は混合して使用できる。
さらに上記チタン含有固体成分子A+と有機アルミニウ
ム化合物(B)の他に電子供与性化合均等−般に触媒第
3成分として用いられている化合物を使用できる。
該化合物としては、ジエチルエーテル、ジ−nブチルエ
ーテル、ジー1so−アミルエーテル、ジフェニルエー
テル等のエーテル類、ギ酸メチル、酢酸エチル、安、史
香酸エチル、トルイル酸エチル、メタクリル酸メチル等
のカルボン酸エステル類、メチルエチルケトン、アセト
フェノン等のケトン類、アセトアルデヒド、イソブチル
アルデヒド、ベンズアルデヒド等のアルデヒド類、ジエ
チルアミン、アニリン、アセトニトリル、アクリル酸ア
ミド、テトラメチル尿素等の含窒素化合物、トリフェニ
ルホスフィン、トリフェニルホスファイト、トリフェニ
ルホスフェート等の含リン化合物、二硫化炭素、メチル
フェニルスルホン等の含イオウ化合物、ジフェニルジメ
トキシシラン、エチルトリメトキキシラン、メチルエチ
ルジメトキシシラン、トリエチルメトキシシラン、トリ
メチルエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、
メチルエチルジメトキシシラン等の有機ケイ素化合物等
を例示することができる。
本発明においては、第1段階において気相でプロピレン
重合体もしくは共重合体を製造する。この段階において
重合を2以上の工程に分けて行ってもよい。また本格的
な重合に先立って、流動性の改善などの目的のため、触
媒をあらかじめ受皿のプロピレンまたはエチレンなどの
a−オレフィンで前重合処理を行ってもよい。
第1段階の重合は、通常重合温度30〜100℃、好ま
しくは50〜75℃であり1重合圧力は10〜50kg
/cm”−G、好ましくは10〜30kg/cm”−G
の重合圧力を例示できる。分子量コントロールのために
通常水素が使用され、メルトインデックスMT=0.1
〜30[1で実施される。
第1段階のモノマー供給組成としては、他のa−オレフ
ィン/(他のα−オレフィン士プロピレン)= 0〜5
wt%で実施される。5wt%より他のa−オレフィン
が多過ぎるとポリプロピレンの特徴である剛性、耐熱性
等の物性が低下する欠点がある。
最終的に得られるプロピレンブロック共重合体の全量に
対し、第1段階の重合量は30〜90wt%、好ましく
は40〜90wt%である。第1段階を終了した重合反
応混合物は第2段階の重合工程に送られる。
本発明においては、第2段階において前段階で得られる
重合反応混合物の存在下、プロピレンと他のα−オレフ
ィンとを重合比(重量比) 10/90ないし90/1
00割合でランダム共重合を行う。
ランダム共重合は気相重合で実施され、得られる共重合
体が全てブロック共重合体中に採り込まれるので、消費
オレフィンに対する収率が高く工業上有利である。
ランダム共重合に使用される他のa−オレフィンとして
は、エチレン、l−ブテン、1−ペンテン、1へヘキセ
ン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテンなどを例
示することができる。プロピレンと他のα−オレフィン
の共重合比は重量比で10/90ないし90/10 、
好ましくは30/70ないし70/30である。
該ランダム共重合においては、活性抑制剤を立体規則性
触媒中のチタン1g原子当り0001ないし100モル
、好ましくは0.001ないし50モルの割合で、若し
くは重合器気相部の活性抑制剤濃度が60ppm以下、
好ましくは30ppm以下となる様に使用する。
上記活性抑制剤としては、一酸化炭素、二酸化炭素、酸
素、硫化カルボニル、アンモニア、メタノール、エタノ
ールおよび水を例示することができる。チタン原子に対
する該活性抑制剤の供給量の割合、若しくは重合器中の
活性抑制剤の濃度を変化させることにより共重合系の反
応活性を、重合圧力などの他の重合条件を変化させるこ
とな(5%から95%の割合で制御できる。
標準状態で気体である活性抑制剤をランダム共重合系へ
供給するには、重合反応器に直接導入してもよいが、反
応容器へ供給されるガス状のモノマーと一緒にあらかじ
め混合してから導入した方がより効果的である。又、標
準状態で液体の活性抑制剤は、気相重合器に直接供給す
るか、あるいは不活性炭化水素溶媒又は液体状モノマー
に溶解希釈して供給することもできる。
[実施例] 以下、実施例によって本発明を説明する。
実施例1 1)触媒の製造 n−ヘキサンl、ジエチルアルミニウムモノクロリド(
DEACl 5.0モル、ジイソアミルエーテル12.
0モルを25°Cで5分間で混合し、5分間同温度で反
応させて反応液(■)(ジイソアミルエーテル/ DE
ACのモル比244)を得た。
窒素置換された撹拌機つき反応器に四塩化チタン40モ
ルを入れ35℃に加熱し、これに上記反応生成液(I)
の全量を180分間で滴下した後、同温度に30分間保
ち、75°Cに昇温して更に1時間反応させ、室温まで
冷却し上澄液を除き、n−ヘキサン30℃を加えてデカ
ンテーションで除く操作を4回繰り返して、固体生成物
(II)1.9kgを得た。
この(II)の全量をn−ヘキサン30f2中に懸濁さ
せた状態で20℃でジイソアミルエーテル1.6kgと
四塩化チタン3.5kgを室温にて約5分間で加え、6
5℃で1時間反応させた。反応終了後、室温(20℃)
迄冷却し、上澄液をデカンテーションによって除いた後
、302のn−ヘキサンを加え15分間撹拌し、静置し
て上澄液を除く操作を5回繰り返したのち、減圧下で乾
燥し、固体生成物(III)を得た。
2)重合方法 第1図に示した装置により重合を実施した。反応容積8
50℃の重合器1に上記固体生成物を12g/H、ジエ
ヂルアルミニウムクロリドを37.5g/Hで連続的に
供給した。反応条件は温度70℃、圧力25J/cm2
−G、撹拌速度20rpmで行った。また、水素ガスを
ガス循環配管2より供給した。
反応熱は配管3から供給される原料プロピレンの気化熱
で相殺した。重合器から排出される未反応ガスは配管4
を通して反応器系外で冷却、凝縮させて本重合工程に還
流させた。
本工程で得られたプロピレン重合体は、重合体の保有レ
ベルが反応容積の50容積%となる様に配管5を通して
重合器から抜き出された。
共重合工程では反応容積850℃の重合器を用いて、エ
チレンとプロピレンの共重合を行った。
反応条件は攪拌速度20rpm 、温度70℃、圧力2
2kg/cm”−G、気相のガス組成はプロピレン63
mo1%、エチレン34mo1%、水素3mo1%であ
った。
共重合反応の活性を低下させるために一酸化炭素を水素
ガス配管7から88cc/Hの割合で供給した。
反応熱は配管6から供給される原料液状プロピ1/ンの
気化熱で相殺した。
重合器から排出される未反応ガスの凝縮温度は34℃近
似レベルであり、配管8を通して反応器系外で冷却、凝
縮させて本共重合工程に還流させた。該共重合工程で得
られたプロピレン−エチレンブロック共重合体は、重合
体の保有レベルが反応容積の50容積%となる様に配管
9で重合器から抜き出された。該共重合工程でのプロピ
レンとエチレンとの重合量の比率はプロピレン40wt
%、エチレン60wt%であった。
また、前記プロピレン重合工程と共重合工程での重合比
率はプロピレン重合工程88wt%、共重合工程19w
t%であった。
特に、共重合工程における重合器中のCO濃度はipp
m以下又は近似レベルで変動した。本実施例の反応条件
および得られたブロック共重合体の組成を後述の表1に
示した。
実施例2 共重合反応器へのcoの供給皿が異なる以外は実施例1
に準拠して実施した。反応条件および得られたブロック
共重合体の組成を後述の表1に示した。
比較例1 表1に示すように、プロピレン重合工程およびブロック
共重合工程の重合体保有量、共重合工程の圧力および温
度を変化させ、共重合反応器へ酸化炭素を供給しない以
外は実施例2に準拠して実施した。
この方法では第1段階でのプロピレン重合工程の重合体
保有量が大きく、反応器系外への重合体の飛沫同伴が多
(、また第2段階の共重合工程では重合体保有レベルが
低く、撹拌翼への重合体の付着が多くなり好ましくない
さらに、共重合工程では反応器からでたガスの凝縮温度
は常温より低い15℃以下となった。この条件では、ガ
スの凝縮温度が34℃近似レベルであった実施例1,2
に比較してガスの凝縮効率が低下した。
実施例3 1)触媒の製造 反応器において精製デカン3I2、無水塩化マグネシウ
ム480g、オルトチタン酸n−ブチル1700gおよ
び2−エチル−1−ヘキサノール1950gを混合し、
攪拌しながら130℃に1時間加熱して溶解させ均一な
溶液とした。該均一溶液を70℃とし、撹拌しながらフ
タル酸ジイソブチル180gを加え、1時間経過後、四
塩化ケイ素5200gを2.5時間かけて滴下して固体
を析出させ、更に、70℃1時間加熱した。固体を溶液
から分離し、精製ヘキサンより洗浄して固体生成物(1
)を得た。
該固体生成物(1)全量を1,2−ジクロルエタン50
00mI2に溶かした四塩化チタン5000n+j2と
混合し、続いてフタル酸ジイソブチル180gを加え、
撹拌しながら100℃に2時間反応させた後、同温度に
おいて、デカンテーションにより液相部を除き、再び1
.2−ジクロルエタン5000nlおよび四塩化チタン
5000m12を加え、100℃に2時間撹拌し、精製
ヘキサンで洗浄して固体生成物(II)とした。該固体
生成物(II)は乾燥することなく精製ヘキサンの懸濁
液とした。該懸濁液II2中に固体生成物(U ) 3
000gの割合で存在した。
上述の操作はすべて精製窒素雰囲気下で行った。固体生
成物(II)の組成分析結果は、°ri2、8wt%、
 C155,6wt%、Mg 16.5wt%、ブトキ
シ基3.8wt%、エチルヘキサノキシ基1.1wt%
およびフタル酸ジイソブチル15.2wt%であった。
2)重合方法 実施例1の重合方法を繰り返した。ただし主な相違点と
しては固体生成物として上記固体生成物を4.0g/H
1有機アルミニウム化合物としてトリエチルアルミニウ
ムを23.0g/Hそして電子供与性化合物としてジフ
ェニルジメトキシシラン1.2g/Hな連続的に供給し
た。
また、共重合器へは活性抑制剤として二酸化炭素を供給
した。反応条件および得られたブロック共重合体の組成
を後述の表1に示した。特に、共重合工程における重合
器中の気相二酸化炭素濃度は約5.8ppmであった。
実施例4 共重合反応器への二酸化炭素の供給量が異なる以外は実
施例3に準拠して実施した。反応条件および得られたブ
ロック共重合体の組成を後述の表1に示した。
[発明の効果] 本発明の方法によれば、重合圧力、重合温度を変動させ
ることなく、また、重合器内の重合体の保有量を制御す
ることなく、共重合部の含有量の高いブロック共重合体
から共重合部の低いブロック共重合体までを容易に製造
することができるとともに臭気などの品質面でなんら間
開のないブロック共重合体が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例に使用した装置のフローシー
トである。図面において、 1、・・・重合器(第1段階) 2・・・水素ガス配管 3・・・液化プロピレン配管 4、・・・重合器ガス排出配管 5、・・・重合体移送配管 6・・・液化プロピレン配管 7・・・水素ガス配管 8・・・重合器ガス排出配管 ・・・重合体移送配管 ・・・重合器 (第2段階) 以 上 特 許 出 願 人 チッソ株式会社

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)チタン含有固体触媒成分(A)と一般式AIR^
    2_mX_3_−_m(式中R^2は炭素数1〜20の
    炭化水素基を表わし、Xはハロゲン原子を表わし、mは
    3≧m>1.5の数を示す)で表わされる有機アルミニ
    ウム化合物(B)とを組合わせた立体規則性触媒を用い
    て、第1段階としてプロピレンまたはプロピレンと他の
    α−オレフィンとを重合させてプロピレンの単独重合体
    、またはプロピレンと他のα−オレフィンとの共重合体
    を製造し、 ついで第2段階として第1段階で得られた重合反応の混
    合物の存在下、プロピレンと他のα−オレフィンとを共
    重合反応系へ供給してプロピレンと他のα−オレフィン
    との重合量比(重量比)が10/90ないし90/10
    の割合となるように共重合することからなるプロピレン
    ・α−オレフィンブロック共重合体の気相連続製造方法
    において、 該第2段階の共重合に際し、重合活性抑制剤を第2段階
    の共重合反応系へ供給し、第2段階の触媒の共重合反応
    活性を重合活性抑制剤を供給しない場合の5%ないし9
    5%に制御することを特徴とするプロピレン・α−オレ
    フィンブロック共重合体の気相連続製造方法。
  2. (2)重合活性抑制剤が、立体規則性触媒中のチタン1
    g原子当り0.001ないし100モルの割合、若しく
    は重合器気相部の活性抑制剤濃度が 60ppm以下であるように反応器中に導入されること
    を特徴とする請求項(1)に記載の方法。
  3. (3)重合活性抑制剤が、一酸化炭素、二酸化炭素、酸
    素、硫化カルボニル、アンモニア、一酸化窒素、二酸化
    窒素、メタノール、エタノール若しくは水である請求項
    (1)に記載の方法。
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