JPS6196992A - 粘質多糖体の製造法 - Google Patents
粘質多糖体の製造法Info
- Publication number
- JPS6196992A JPS6196992A JP21758884A JP21758884A JPS6196992A JP S6196992 A JPS6196992 A JP S6196992A JP 21758884 A JP21758884 A JP 21758884A JP 21758884 A JP21758884 A JP 21758884A JP S6196992 A JPS6196992 A JP S6196992A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polysaccharide
- chlorella
- strain
- mucilage
- culture solution
- Prior art date
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、粘質多糖体の製造法に関し、さらに詳しくは
新しく分離されたクロレラ株を培養し、粘質多糖体を製
造する方法に関するものである。
新しく分離されたクロレラ株を培養し、粘質多糖体を製
造する方法に関するものである。
従来、粘質多糖体としては、巨大藻由来の寒天、アルギ
ン酸、カラゲナンや、細菌由来のデキストラン、プルラ
ン、カードラン等が良く知られており、増粘剤、乳化剤
、分散剤等として、工業原料、食品、化学品素材、医薬
品材料、化粧品、!!髪料などに利用されている。
ン酸、カラゲナンや、細菌由来のデキストラン、プルラ
ン、カードラン等が良く知られており、増粘剤、乳化剤
、分散剤等として、工業原料、食品、化学品素材、医薬
品材料、化粧品、!!髪料などに利用されている。
従来の細菌を利用する粘質多糖体の製造法は。
細菌を培養し、その菌体内または菌体外から粘質物を得
る方法であるが、このような従来の方法で多糖体を製造
した場合、使用した菌体には殆んど −利用価値
が無く、廃棄されている。一方、菌体外に多糖体を産す
るクロレラについての報告はあるが、その利用は試みら
れていない(例えばB、 G。
る方法であるが、このような従来の方法で多糖体を製造
した場合、使用した菌体には殆んど −利用価値
が無く、廃棄されている。一方、菌体外に多糖体を産す
るクロレラについての報告はあるが、その利用は試みら
れていない(例えばB、 G。
Moore、 R,G、 Ti5her、 5CIEN
CE、シ15.p、586〜587(1964))。
CE、シ15.p、586〜587(1964))。
しかしながら、従来、菌体外に多糖体を産するクロレラ
についての報告はあるものの、その多糖体の生産量は少
なく、工業的に利用することかできないという問題点が
あった。
についての報告はあるものの、その多糖体の生産量は少
なく、工業的に利用することかできないという問題点が
あった。
この発明は上記従来の問題点を解決するためのもので、
野外で採集したクロレラ株から純粋分離した新株を培養
し、培養液から粘質多糖体を分離することにより、簡単
な操作で高粘性の粘質多糖体を大量に製造できる粘質多
糖体の製造法を提案する。
野外で採集したクロレラ株から純粋分離した新株を培養
し、培養液から粘質多糖体を分離することにより、簡単
な操作で高粘性の粘質多糖体を大量に製造できる粘質多
糖体の製造法を提案する。
この発明は、クロレラ属に属するChlorella
sp。
sp。
K−4035株番培養し、菌体培養液から粘質多糖体を
分離することを特徴とする粘質多糖体の製造法である。
分離することを特徴とする粘質多糖体の製造法である。
本発明において使用するChlorella sp、
K−4035株(以下本株と記す)は、野外より採集し
たクロレラ株から本発明により新しく純粋分離されたも
ので、クロレラ属に属する新株である。本株の分離、選
択は次のようにして行われた。すなわち下記の培地組成
の寒天プレートを用い、自然界より一採取した単細胞藻
類を約5 Q 01ux 、 25℃の条件下でコロニ
ーを形成させた。
K−4035株(以下本株と記す)は、野外より採集し
たクロレラ株から本発明により新しく純粋分離されたも
ので、クロレラ属に属する新株である。本株の分離、選
択は次のようにして行われた。すなわち下記の培地組成
の寒天プレートを用い、自然界より一採取した単細胞藻
類を約5 Q 01ux 、 25℃の条件下でコロニ
ーを形成させた。
培地組成
グルコース 5gIQ
尿素 0.6g/ 12硫酸マグネシ
ウ・ム 0.3g/ρリン酸−カリウム 0.
6gIQ イーストエキス Ig/+2 カザミノ酸 1 g/Ilプロテオースペ
プトン Ig/Il 鉄4DTA 15 mgI nアーノ
ンA5溶液 1111270次に、分離した野生
株の中からコロニーの艶が良く、かつ厚い粘質膜が認め
られ、液体振盪培養後に最も高い粘性を示した株を選び
出すことにより本株を純粋分離した。
ウ・ム 0.3g/ρリン酸−カリウム 0.
6gIQ イーストエキス Ig/+2 カザミノ酸 1 g/Ilプロテオースペ
プトン Ig/Il 鉄4DTA 15 mgI nアーノ
ンA5溶液 1111270次に、分離した野生
株の中からコロニーの艶が良く、かつ厚い粘質膜が認め
られ、液体振盪培養後に最も高い粘性を示した株を選び
出すことにより本株を純粋分離した。
本株の藻類学的な性質を以下に示す。
■、形態:緑色、球形の単細胞、クロロフィルa。
bを有し、直径5〜8ミクロン、細胞壁の周囲に0.5
〜3ミクロンの厚さの粘質膜が認められる。核、゛ピレ
ノイド、カップ状の葉緑体を各1つずつ有し、通常は4
分裂で増殖する。
〜3ミクロンの厚さの粘質膜が認められる。核、゛ピレ
ノイド、カップ状の葉緑体を各1つずつ有し、通常は4
分裂で増殖する。
2、生理学的性質
0ヒドロゲナーゼ活性 :有
0セカンダリーカロチノイド :無
0ゼラチン液化能 :無
O硝酸塩還元能 :有
Oデンプン加水分解能 :有
OビタミンB12要求 :有○食塩耐性
:1%0生育限界pH°:4.0 0最適生育pH: a、o〜7.5 0最適生育温度 :30℃0耐熱性(4
0℃) ・缶0炭素源に対する資化性 グルコース + ガラクトース + マンノース − フラクトース + シュクロース − ラクトース − 酢酸 十 酢酸ナトリウム + エタノール + メタノール − マルトース − デキストリン − 可溶性デンプン − ソルビトール − マンニトール − 炭酸ガス(明) 十 Q窒素源に対する資化性 尿素 十 硝酸カリウム + 硫酸アンモニウム + アンモニア + クロレラの分類には細菌の分類で一般的に用いられてい
るパージエイズ マニュアル第8版の様な確立したもの
は無いが、Fott Il、 & Nov6kovf3
M、、 (”A monograph of the
genus Chlorella:the fresh
vatar 5pecies”、 5tudies
inPbycology、 Fott B、編、 p、
10〜74. Academia。
:1%0生育限界pH°:4.0 0最適生育pH: a、o〜7.5 0最適生育温度 :30℃0耐熱性(4
0℃) ・缶0炭素源に対する資化性 グルコース + ガラクトース + マンノース − フラクトース + シュクロース − ラクトース − 酢酸 十 酢酸ナトリウム + エタノール + メタノール − マルトース − デキストリン − 可溶性デンプン − ソルビトール − マンニトール − 炭酸ガス(明) 十 Q窒素源に対する資化性 尿素 十 硝酸カリウム + 硫酸アンモニウム + アンモニア + クロレラの分類には細菌の分類で一般的に用いられてい
るパージエイズ マニュアル第8版の様な確立したもの
は無いが、Fott Il、 & Nov6kovf3
M、、 (”A monograph of the
genus Chlorella:the fresh
vatar 5pecies”、 5tudies
inPbycology、 Fott B、編、 p、
10〜74. Academia。
Prague、 (1969))’、 Ikuko 5
ihira & Robert W。
ihira & Robert W。
Krauss (“Chlorella Physio
logy and Taxonomy ofForty
−one l5olates”、Port C1t
y Press。
logy and Taxonomy ofForty
−one l5olates”、Port C1t
y Press。
Baltimore、 Maryland、 (1
965))、 Er1ch Kessler(“Ph
ysiologische und Bioche+n
1sha Beitrage zurTaxonomi
e der ’Gattung Chlorella
I−VII”。
965))、 Er1ch Kessler(“Ph
ysiologische und Bioche+n
1sha Beitrage zurTaxonomi
e der ’Gattung Chlorella
I−VII”。
Archiv fiir Mikrobiologie
52. p、 291〜296(1965) 、旦t
p、 37〜45(1966) 、並、 P、 34
6〜357(1967) 、到、p、 211〜216
(1970)、互、 p、 44〜48(1971)、
且+ P−・153〜15g(1972)、 87.
P、 243〜248(1972)、”Physiol
ogical and Biochemicalcon
tributions to the TaxonoI
Ilyof「the GenusChlorella、
VIII〜XII”、Arch、Microbiol、
、95゜p、 311〜318(1974) 、里、
p、 51〜56(1974)、 1(は。
52. p、 291〜296(1965) 、旦t
p、 37〜45(1966) 、並、 P、 34
6〜357(1967) 、到、p、 211〜216
(1970)、互、 p、 44〜48(1971)、
且+ P−・153〜15g(1972)、 87.
P、 243〜248(1972)、”Physiol
ogical and Biochemicalcon
tributions to the TaxonoI
Ilyof「the GenusChlorella、
VIII〜XII”、Arch、Microbiol、
、95゜p、 311〜318(1974) 、里、
p、 51〜56(1974)、 1(は。
p、 13〜19(1975)、 116. p、 9
7〜103(1978)、 119゜p、 13〜16
(1978))らにより研究が進められている。上記の
諸性質をこれらの分類と対照させたところ、本株はクロ
レラ属に属するものと認められ、形態的にはC,vul
garis、生理学的にはC,kessleri、 C
,regularis等に類似するが1本株の有する厚
い粘質膜およびビタミンB□2要求性において決定的に
異なり、従来知られているいずれの種とも断定できない
。
7〜103(1978)、 119゜p、 13〜16
(1978))らにより研究が進められている。上記の
諸性質をこれらの分類と対照させたところ、本株はクロ
レラ属に属するものと認められ、形態的にはC,vul
garis、生理学的にはC,kessleri、 C
,regularis等に類似するが1本株の有する厚
い粘質膜およびビタミンB□2要求性において決定的に
異なり、従来知られているいずれの種とも断定できない
。
従って、この発明では上記の株をChlorellas
p、 K−4035株と称する。
p、 K−4035株と称する。
本株の培養は培地にビタミンB1□を加えることにより
、通常のクロレラの培養方法を適用でき、独立栄養的に
も従属栄養的にも培養することができる。そして、いず
れの培養条件においても粘質多糖体の生成が見られるが
、グルコース濃度40〜60g/Q、30’C1pi−
17,0テ培養し、炭素源を資化し終った後約1日達っ
た時が最も多糖体の生産性が高い。
、通常のクロレラの培養方法を適用でき、独立栄養的に
も従属栄養的にも培養することができる。そして、いず
れの培養条件においても粘質多糖体の生成が見られるが
、グルコース濃度40〜60g/Q、30’C1pi−
17,0テ培養し、炭素源を資化し終った後約1日達っ
た時が最も多糖体の生産性が高い。
基本培地組成としては例えば次のようなものがある。
グルコース 10 g/Q尿素
0.5 g/11硫酸マグネシウ
ム O’、25gIQリン酸−カリウム
0.375g/ Qビタミン8122 μgI
Q 鉄・EDTA 、 7.5 mg/
QアーノンA6溶液 0.1511IQ/Q上
記の培地組成を基本培地とし、グルコース濃度を変える
場合は他の培地成分もそれに比例させて変えることがで
きる。
0.5 g/11硫酸マグネシウ
ム O’、25gIQリン酸−カリウム
0.375g/ Qビタミン8122 μgI
Q 鉄・EDTA 、 7.5 mg/
QアーノンA6溶液 0.1511IQ/Q上
記の培地組成を基本培地とし、グルコース濃度を変える
場合は他の培地成分もそれに比例させて変えることがで
きる。
ジャーファー゛メンタ−を用いたヘテロトロフィックな
回分培養実験では、グルコース濃度60g/Qまで生育
は可能であったが、培養液の粘度が高くなり過ぎ、培養
時間も長くなるので、生産性を考えると、グルコース濃
度は40〜50 g / Qが最も適している。この時
の苗体外多糖体の対糖収率は約10%であった。また、
偏平フラスコを用い光条件下で炭酸ガスを通気したオー
トトロフイックな培養やミキソトロフイックな培養でも
本株の生育は可能で、菌体外に粘質物の分泌が見られた
。
回分培養実験では、グルコース濃度60g/Qまで生育
は可能であったが、培養液の粘度が高くなり過ぎ、培養
時間も長くなるので、生産性を考えると、グルコース濃
度は40〜50 g / Qが最も適している。この時
の苗体外多糖体の対糖収率は約10%であった。また、
偏平フラスコを用い光条件下で炭酸ガスを通気したオー
トトロフイックな培養やミキソトロフイックな培養でも
本株の生育は可能で、菌体外に粘質物の分泌が見られた
。
上記のように本株を培養すると、菌体外に粘質物を分泌
して培養液の粘度が高くなる。培養液より多糖体を分離
するには一般的な方法に従えば良く、まず若干の水で希
釈後、遠沈、濾過等で菌体を除く。この時液のpHを1
2程度に上げたり、菌体を新しい水で洗浄すると、多糖
体の回収率が良くなる。
して培養液の粘度が高くなる。培養液より多糖体を分離
するには一般的な方法に従えば良く、まず若干の水で希
釈後、遠沈、濾過等で菌体を除く。この時液のpHを1
2程度に上げたり、菌体を新しい水で洗浄すると、多糖
体の回収率が良くなる。
次に、この上澄にアルコール、アセトン等の有機溶媒、
または臭化セチルトリメチルアンモニウム(セタブロン
)や塩化セチルピリジニウム(CPC)等の陽イオン界
面活性剤を適量加えると。
または臭化セチルトリメチルアンモニウム(セタブロン
)や塩化セチルピリジニウム(CPC)等の陽イオン界
面活性剤を適量加えると。
比較的容易に多量の多糖体を白色繊維状に沈殿させるこ
とができる。さらにこれを精製するには、常法通りアル
コール沈殿の繰り艙し、ゲル濾過、イオン交換剤等のカ
ラムクロマトグラフィーによる分別、または透析などの
操作を単独であるいは組み合せて行うことができる。
とができる。さらにこれを精製するには、常法通りアル
コール沈殿の繰り艙し、ゲル濾過、イオン交換剤等のカ
ラムクロマトグラフィーによる分別、または透析などの
操作を単独であるいは組み合せて行うことができる。
この様な方法により、培養液あたり約4〜6g/Qの多
糖体と約20〜30 g / Qの藻体が得られる。
糖体と約20〜30 g / Qの藻体が得られる。
次に、本発明により得られる多糖体の特性を示す。
1、性 状 白色繊維状粉末
2、呈色反応
モーリッシュ反応 十
フェノール硫酸反応 十
塩化第二鉄反応 十
アンスロン硫酸反応 十
カルバゾール硫酸反応 十
エルソゾ・モーガン反応 −
フェノールa酸反応 士
ニンヒドリン反応 −
ヨウ素デンプン反応 −
3、紫外吸収スペクトル
特異な吸収なし
4、赤外吸収スペクトル
第1図の通り
5、元素分析
C: 38.14±1.59%
■: 6.2g±0.29%
N:1,37±0.34%
6、分子量
80万〜120万(HPL(: :カラムTSK G5
000pw、検出器RI−8、溶離液0,05M Na
C1によりプルラン換算した。) 7、比旋光度 〔α〕6° =+0.03i±0.06°(C=0.2
%、20℃)8、融 点 不明瞭、約220℃で炭化 9、粘 度 (C=1%、25℃、B型粘度計6Orpm)10、9
H 4,5〜5.5(C=1%) 比溶解性 水に可溶、アルコール、アセトン、エーテルに不溶 12、9成糖 ラムノース、アラビノース、マンノース。
000pw、検出器RI−8、溶離液0,05M Na
C1によりプルラン換算した。) 7、比旋光度 〔α〕6° =+0.03i±0.06°(C=0.2
%、20℃)8、融 点 不明瞭、約220℃で炭化 9、粘 度 (C=1%、25℃、B型粘度計6Orpm)10、9
H 4,5〜5.5(C=1%) 比溶解性 水に可溶、アルコール、アセトン、エーテルに不溶 12、9成糖 ラムノース、アラビノース、マンノース。
ウロン酸、(2Mのトリフルオロ酢酸で100℃、2時
間分解し、水素化ホウ素ナトリウムで糖アルコールに変
えた後、トリフルオロ酢酸化してGCにより同定した。
間分解し、水素化ホウ素ナトリウムで糖アルコールに変
えた後、トリフルオロ酢酸化してGCにより同定した。
)
以上より本発明により得られる多糖体は、かなり高粘性
のへテロ多糖体であり、増粘剤を初め従来の粘質多糖体
が用いられている種々の分野で利用でき、従来より少量
の添加で同等の効果を得ることができる。また分離され
た菌体は、従来のクロレラと同様にそのまままたは熱水
抽出物の形で健康食品、保健食品、または微生物の成長
促進因子などとして利用できる。
のへテロ多糖体であり、増粘剤を初め従来の粘質多糖体
が用いられている種々の分野で利用でき、従来より少量
の添加で同等の効果を得ることができる。また分離され
た菌体は、従来のクロレラと同様にそのまままたは熱水
抽出物の形で健康食品、保健食品、または微生物の成長
促進因子などとして利用できる。
この発明によれば、クロレラ属に属する新株を利用する
ことにより1M単な操作で高粘性の粘質多糖体を大量に
製造できるとともに、菌体はそのまま従来のクロレラと
同様に利用できるなどの効果がある。
ことにより1M単な操作で高粘性の粘質多糖体を大量に
製造できるとともに、菌体はそのまま従来のクロレラと
同様に利用できるなどの効果がある。
以下、本発明の実施例について説明する。
2.6Q 容のジャーファーメンタ−に下記の培地を1
.32仕込み、坂ロフラスコで前培養したChlore
lla sp、 k−4035株を4011IQ植えつ
け、30℃、pH7,0で通気攪拌培養した。
.32仕込み、坂ロフラスコで前培養したChlore
lla sp、 k−4035株を4011IQ植えつ
け、30℃、pH7,0で通気攪拌培養した。
培地組成
グルコース 40g/Ω尿素
2g/Q 硫酸マグネシウム 1 g/Ωリン酸−カリ
ウム 1.5g/Ωビタミン812
8 μgIQ鉄・EDTA 30
mg/QアーノンA5溶液 0.6mj2/
Q培養3臼目にグルコースを資化し終り、4日目に培
養液が最大粘度に達した。 −比較例として同様の
条件で他の数種のクロレラ株(東京大学応用微生物研究
所より分譲を受けたもの)を培養した時の培養液の粘度
を本枕の場合と比較し、表1に示す。また実施例の細胞
増殖量および粘度の変化を第2図に、比較例(Chlo
rellavulgaris C−30)の細胞増殖量
および粘度の変化を第3図に示す。
2g/Q 硫酸マグネシウム 1 g/Ωリン酸−カリ
ウム 1.5g/Ωビタミン812
8 μgIQ鉄・EDTA 30
mg/QアーノンA5溶液 0.6mj2/
Q培養3臼目にグルコースを資化し終り、4日目に培
養液が最大粘度に達した。 −比較例として同様の
条件で他の数種のクロレラ株(東京大学応用微生物研究
所より分譲を受けたもの)を培養した時の培養液の粘度
を本枕の場合と比較し、表1に示す。また実施例の細胞
増殖量および粘度の変化を第2図に、比較例(Chlo
rellavulgaris C−30)の細胞増殖量
および粘度の変化を第3図に示す。
表 1
以上の結果より1本株のみが培養液中に著量の粘質物を
分泌しているのが判る。
分泌しているのが判る。
次に本枕の培養液より粘質多糖体を得るために、まず培
養液を水で2倍に希釈後、6000 rpmで遠沈して
菌体を除き、さらに2.5%のケイソウ土ハイフロスー
パーセル(ジョーンズ・マンビル社製。
養液を水で2倍に希釈後、6000 rpmで遠沈して
菌体を除き、さらに2.5%のケイソウ土ハイフロスー
パーセル(ジョーンズ・マンビル社製。
商標)をボデーフィードさせて濾過した。そしてこの濾
液に1%のセタブロンを加え、多糖体を沈、 殿させた
後、この沈殿部を水、アルコール、アセトンで洗い、過
剰のセタブロンを除いた。
液に1%のセタブロンを加え、多糖体を沈、 殿させた
後、この沈殿部を水、アルコール、アセトンで洗い、過
剰のセタブロンを除いた。
次に、0.3MのNaC1により多糖体を溶出させ、エ
タノール沈殿を3回繰り返し、冷水中で1日透析した後
、凍結乾燥することにより約5.2g(7)’多糖体を
得ることができた。得られた多糖体の特性は前記の通り
である。
タノール沈殿を3回繰り返し、冷水中で1日透析した後
、凍結乾燥することにより約5.2g(7)’多糖体を
得ることができた。得られた多糖体の特性は前記の通り
である。
以上により得られた多糖体はかなり高粘性の天然のへテ
ロ多糖体であり、シャーベットの乳化安定剤として使用
した例を次に示す。
ロ多糖体であり、シャーベットの乳化安定剤として使用
した例を次に示す。
砂糖 13 %
コーンシロップ 7 %
脱脂粉乳 2 %
クエン酸 適量
香料 適量
本多糖体 0.1%
従来は、乳化安定剤としてペクチン、グアーガム等を0
.3〜0.4%用いていたが5本多糖体を用いることに
より少ない量の添加で同様の食感を得ることができた。
.3〜0.4%用いていたが5本多糖体を用いることに
より少ない量の添加で同様の食感を得ることができた。
また本多糖体の高分子の特性である皮膜形成の性質を利
用して作成したピールオフ型の美容パックの処方を次に
示す。
用して作成したピールオフ型の美容パックの処方を次に
示す。
本多糖体 1%
ポリビニルアルコール 10%
グリセリン 5%
エチルアルコール 10%
精製水 74%
香料 適量
安息香酸ナトリウム 適量
本多糖体を用いることにより、従来5%程度使用されて
いたカルボキシメチルセルロースを使用する必要はなく
なり、ポリビニルアルコールの使用量も約273に減ら
すことができた。そしてこの−パックは塗った後15〜
20分で乾き、皮をはぐようして取れ、使用感も従来の
ものと殆んど変わりは無かった。
いたカルボキシメチルセルロースを使用する必要はなく
なり、ポリビニルアルコールの使用量も約273に減ら
すことができた。そしてこの−パックは塗った後15〜
20分で乾き、皮をはぐようして取れ、使用感も従来の
ものと殆んど変わりは無かった。
この他、本多糖体を約0.1%加えることによ、す。
ジュース、醤油等に濃厚感を出し、高級化することがで
きた。
きた。
第1図は本発明で製造される粘質多糖体の赤外吸収スペ
クトル図、第2図および第3図は実施例および比較例の
細胞増殖量および粘度の変化を示すグラフである。 代理人 弁理士 柳 原 成 第1図 ;f枚 (cm−’) 第2図 吟開(hr)
クトル図、第2図および第3図は実施例および比較例の
細胞増殖量および粘度の変化を示すグラフである。 代理人 弁理士 柳 原 成 第1図 ;f枚 (cm−’) 第2図 吟開(hr)
Claims (2)
- (1)クロレラ属に属するChlorella sp.
K−4035株を培養し、菌体培養液から粘質多糖体を
分離することを特徴とする粘質多糖体の製造法。 - (2)培養液からの粘質多糖体の分離が水で希釈後菌体
を除き、有機溶媒または陽イオン界面活性剤で多糖体を
沈殿させるものである特許請求の範囲第1項記載の粘質
多糖体の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21758884A JPS6196992A (ja) | 1984-10-17 | 1984-10-17 | 粘質多糖体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21758884A JPS6196992A (ja) | 1984-10-17 | 1984-10-17 | 粘質多糖体の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6196992A true JPS6196992A (ja) | 1986-05-15 |
JPH0138477B2 JPH0138477B2 (ja) | 1989-08-14 |
Family
ID=16706638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21758884A Granted JPS6196992A (ja) | 1984-10-17 | 1984-10-17 | 粘質多糖体の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPS6196992A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6551596B2 (en) | 2000-08-10 | 2003-04-22 | Ocean Nutrition Canada Limited | Fractions of Chlorella extract containing polysaccharide having immunomodulating properties |
CN109680022A (zh) * | 2019-03-07 | 2019-04-26 | 广西民族大学 | 小球藻多糖的制备方法 |
-
1984
- 1984-10-17 JP JP21758884A patent/JPS6196992A/ja active Granted
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6551596B2 (en) | 2000-08-10 | 2003-04-22 | Ocean Nutrition Canada Limited | Fractions of Chlorella extract containing polysaccharide having immunomodulating properties |
US6974576B2 (en) | 2000-08-10 | 2005-12-13 | Ocean Nutrition Canada Limited | Chlorella composition having high molecular weight polysaccharides and polysaccharide complexes |
US6977076B2 (en) | 2000-08-10 | 2005-12-20 | Ocean Nutrition Canada Limited | Methods for obtaining from Chlorella extract polysaccharides having immunomodulating properties |
CN109680022A (zh) * | 2019-03-07 | 2019-04-26 | 广西民族大学 | 小球藻多糖的制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0138477B2 (ja) | 1989-08-14 |
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