JPS6195958A

JPS6195958A - サ−マルヘツド

Info

Publication number: JPS6195958A
Application number: JP21642584A
Authority: JP
Inventors: Fujio Moriguchi; 森口　冨士夫
Original assignee: Fuji Xerox Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date: 1984-10-17
Filing date: 1984-10-17
Publication date: 1986-05-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、サーマルヘッドに関するものであり、特に、
シリアルプリンタ等に用いられるサーマルヘッドに関す
るものである。

（従来の技術）従来のシリアルプリンタ等に用いられる１ｉｌｌｌｌｌ
サーマルヘツドの電極および発熱体は、第３図および第
４図に示されているような構造を有していた。

ここに、第３図は平面図、第４図は第３図のＡ−Ａ線断
面図である。なお、第３図においては、サーマルヘッド
基板は省略されている。

第３ｊ４図において、１．２は電極であり、これらの電
極の間に発熱抵抗体３が電気的に接続されて配置されて
いる。また、第４図から明らかなように、電極１および
２は、セラミックからなる基板４上に印刷または蒸着さ
れている。また、発熱抵抗体３は電極１と２の間であっ
て、かつ基板４上に盛り上げられたガラス塊５上に塗布
されている。

さて、このような構造の薄膜サーマルヘッドを用いて、
転写感熱方式で印字を行なうと、すなわち、１ｇ！サー
マルヘッドを用いてプラテン上に置かれた記録紙にイン
クドナーフィルム（以下、ＩＤＦと略す）を介して転写
を行なうと、該薄膜サーマルヘッドとＩＤＦとの相対関
係を静止させて行なった場合には、第５図（ａ　）に示
されているように、発熱抵抗体３の形に応じた印字を行
なうことができる。しかしながら、前記両者の関係を主
走査方向、例えば矢印ａ方向（第３図参照）に相対的に
移動させて転写を行なうと、同図（ｂ）に示されている
ように印字画像は尾引き状態となり、画質が低下する。

この尾引きが起きる原因は、次の理由によるものと考え
られる。サーマルヘッド基板は、周知のように、使用中
に蓄熱する。このため、黒のドツトを連続して印字する
と、第６図の曲線ａに示されているように、発熱抵抗体
が十分に冷えないうちに、次の印字が始まることになる
。また、ＩＤＦは、該発熱抵抗体から熱を受け、ＩＤＦ
の温度は同図の曲線すに示されているような変化をする
。ところが、ＩＤＦのインク溶融温度は、同図の点線Ｃ
で書かれているように、一定の温度であるので、蓄熱が
進むにつれて、ＩＤＦのインクが溶融している時間Ｔが
長くなる。これを、ＩＤＦの温度降下に着目して見ると
、ＩＤＥがインク溶融温度以下になる時間が遅くなる。

したがって、このような性質を有するサーマルヘッドを
用いて、該サーマルヘッドに対して相対的に移動する記
録紙にＩＤＦを介して印字を行なうと、印字ドツトに、
前記第５図（ｂ）に示されているような尾引き現象が生
ずる。

（発明が解決しようとする問題点）上記した従来の技術は、次のような問題点を有していた
。

すなわち、上記したように、ＩＤＦの温度降下が蓄熱に
よって遅れ、印字画像は尾引き状態となり、画質が低下
するという問題があった。また、この尾引き現象は、サ
ーマルヘッドと記録紙の相対移動速度が上昇するに従っ
て著しくなるという問題があった。

本発明は、前述の問題点を解決するためになされたもの
である。

（問題点を解決するための手段および作用）前記の問題
点を解決するために、本発明は、発熱抵抗体、該発熱抵
抗体の両側にあって、該発熱抵抗体と電気的に接続され
た細長の形状の第１および第２の電極を有するサーマル
ヘッドにおいて、前記第１および第２の電極のうちの、
主走査方向移動側に位置する電極の少なくとも前記発熱
抵抗体近接部分の幅を、他方の電極の幅より細くし、主
走査方向移動側の熱発散を制御した点に特徴がある。

（実施例）以下に、図面を参照して、本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明の一実施例の平面図である。図において
、１１および１２は電極であり、１３はこれらの電極間
に配置され、かつ電気的に接続された発熱抵抗体である
。本実施例のサーマルヘッドにおいては、電極１１、す
なわちの主走査方向（矢印す方向）の移動側に位置する
電極に、くびれ１４が形成されている。

このような構成を右する、本実施例のサーマルヘッドに
おいて、電極１１および１２間に従来と同一の電力を印
加すると、発熱抵抗体１３で発生した熱は、くびれ１４
部分の熱抵抗が大きいため、電極１１方向へはあまり逃
げず、発熱抵抗体１３のくびれ１４に近い側の温度が従
来の発熱抵抗体１３の温度より高くなる。このため、電
極１１および１２間に印加する電力を低減しても、十分
良質な印字を行なうことができるようになる。

このように、本実施例のサーマルヘッドを用いると、発
熱抵抗体１３によって発熱される総熱量は従来のものよ
り少なくなるので、サーマルヘッド基板の蓄熱は従来の
ものより小さくなる。このため、橿ナーマルヘッドによ
って溶融されるＩＤＦの１ドツト当りの溶融時間下（第
６図参照）が短くなり、サーマルヘッドを記録紙に対し
て相対的に移動させてＩＤＥを介して印字した場合、尾
引き現象は低減する。

また、発熱抵抗体１３の電極１２に近い側の発熱温度は
、前述のように印加される電力が小゛さいと、従来のも
のほど−Ｆらない。この理由によっても、サーマルヘッ
ドを矢印す方向に移動して印字した時、前記比引き現象
は低減する。

第１図（Ｉ）　）は、サーマルヘッドを記録紙に対して
相対的に矢印す方向に動かして印字した時の印字画像の
一例を示す。この印字画像と、従来例の印字画像とを比
較すると、尾引き現象が改善されていることがわかる。

１　　　　　第２図は本発明の他の実施例を示す。図に
おいて、１２あおよび１３は、それぞれ第１図（ａ　）
と同様の電極および発熱抵抗体を示す。また、１５は発
熱抵抗体１３を境として主走査方向側に位置し、電極１
２の幅より細い幅を有する電極を示す。

この実施例のサーマルヘッドにおいても、上記第１実施
例に述べたと同じ理由で電極１２．１５間に印加する電
力を低減でき、尾引き現象を改善することができる。

」−記のように、本発明を第１および第２実施例により
具体的に説明したが、本発明はこれに限定されず、発熱
抵抗体の両側に接続する電極のうちの主走査方向移動側
、換言すれば、主走査方向の移動方向側に位置する電極
の少くとも一部の幅を細くすれば、本発明の効果が達成
できることは明らかであろう。なお、細くした部分の電
極の形状は、どのような形であってもよい。

（発明の効果）以上の説明から明らかなように、本発明によれば、つぎ
のような効、果が達成される。

（１）印字の尾引き現象を低減できる。

（２）　　したがって、サーマルヘッドを記録紙に対し
て相対的に高速で移動させて印字を行なっても、良質な
印字画像を得ることができる。

（３本発明のサーマルヘッドを用いると、高速の感熱転
写記録が可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ　）、（ｂ）は、それぞれ本発明の一実施例
の平面図および該実施例によって印字された画像を示す
図、第２図は本発明の他の実施例の平面図、第３図は従
来装置の平面図、第４図は第３図のＡ−ＡｆＪＩｆＪｉ
面図、第５図（ａ　＞　　（ｂ　）は、それぞれ、従来
装置を用いて静止状態および移動状態で印字された画像
を示す図、第６図はサーマルヘッドの発熱抵抗体の温度
と、ＩＤＦｆｆ１度との関係を示す図である。１１．１２．１５・・・電極、１３発熱抵抗体、１４・
・・くびれ

Claims

【特許請求の範囲】

（１）発熱抵抗体、該発熱抵抗体の両側にあって、該発
熱抵抗体と電気的に接続された細長の形状の第１および
第２の電極を有するサーマルヘッドにおいて、前記第１
および第２の電極のうちの、主走査方向移動側に位置す
る電極の少なくとも前記発熱抵抗体近接部分の幅を、他
方の電極の幅より細くしたことを特徴とするサーマルヘ
ッド。