JPS6194706A - 成形用金型 - Google Patents
成形用金型Info
- Publication number
- JPS6194706A JPS6194706A JP21595484A JP21595484A JPS6194706A JP S6194706 A JPS6194706 A JP S6194706A JP 21595484 A JP21595484 A JP 21595484A JP 21595484 A JP21595484 A JP 21595484A JP S6194706 A JPS6194706 A JP S6194706A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- molding
- corrosion
- frequency sputtering
- molding surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、成形用金型に関する。更に詳しくは、金型の
成形面に高周波スパッタリング法によるコーティング薄
膜を設け、それの離型性を改善せしめた成形用金型に関
する。
成形面に高周波スパッタリング法によるコーティング薄
膜を設け、それの離型性を改善せしめた成形用金型に関
する。
ゴム製品全加硫成形する場合、離型の容易さ、かす付き
などの離型性という点で問題を生ずることが多い。この
ため、金型の成形面での腐食をある程度抑えることによ
りこの問題の解決を図るぺく、成形面にクロムやニッケ
ルのメッキｔ−ｍしたり、あるいは金型自体をステンレ
ススチール材で製作したりしているが、いずれも十分に
離型性を改善するには至っていない。
などの離型性という点で問題を生ずることが多い。この
ため、金型の成形面での腐食をある程度抑えることによ
りこの問題の解決を図るぺく、成形面にクロムやニッケ
ルのメッキｔ−ｍしたり、あるいは金型自体をステンレ
ススチール材で製作したりしているが、いずれも十分に
離型性を改善するには至っていない。
ＳＢＲなど、ニッケルを腐食しないゴム材料の場合には
、ニッケルに炭化けい素やフッ化黒鉛？分散させた状態
にしてメツキラ施すと、離型性や耐食性などの改善が効
果的に達成される。ところが、ゴム材料の中には、アク
リルゴム、ウレタンゴム、クロロプレンゴムなどのよう
に、加硫時にニッケルを著しく腐食するガスを発生する
ものもあり、これらの場合には上記の如きニッケルの分
散メッキ″（ｉ−施すことができない。また、７ツ化黒
鉛を含有するニッケルの分散メッキは、コストが非常に
高く、その点からも大きく制約される。
、ニッケルに炭化けい素やフッ化黒鉛？分散させた状態
にしてメツキラ施すと、離型性や耐食性などの改善が効
果的に達成される。ところが、ゴム材料の中には、アク
リルゴム、ウレタンゴム、クロロプレンゴムなどのよう
に、加硫時にニッケルを著しく腐食するガスを発生する
ものもあり、これらの場合には上記の如きニッケルの分
散メッキ″（ｉ−施すことができない。また、７ツ化黒
鉛を含有するニッケルの分散メッキは、コストが非常に
高く、その点からも大きく制約される。
本出願人は先に、金型の成形面に高周波スパッタリング
法によるコーティング薄膜を設け、それの離型性’ｔａ
ｇせしめる方法全提案しており、この方法の実施に際し
ては炭化けい素、炭化チタン、窒化ホウ素などのセラミ
ックスまたは二硫化モリブデン、窒化ホウ素などの固体
潤滑剤がターゲットとして用いられている（特開昭５９
−１０１，３２０号公報）。
法によるコーティング薄膜を設け、それの離型性’ｔａ
ｇせしめる方法全提案しており、この方法の実施に際し
ては炭化けい素、炭化チタン、窒化ホウ素などのセラミ
ックスまたは二硫化モリブデン、窒化ホウ素などの固体
潤滑剤がターゲットとして用いられている（特開昭５９
−１０１，３２０号公報）。
高周波スパッタリング法の特徴は、特に熱に対して弱い
材料を除いて、殆んど材料をターゲットとして用い、そ
れをコーティング薄膜化し得る点にある。従って、フッ
化黒鉛の場合には、それを分散メッキとして用いるには
ニッケルあるいは同様目的のクロム以外を混合材料とし
て選択することはできないが、高周波スパッタリング法
ではそれを自由に選択することができる。そこで、本発
明者は、任意のゴム材料の加硫成形に際しても良好な離
型性が発揮されるターゲット材料を求めて種々検討の結
果、フッ化黒鉛に耐食性合金を組合せて用いることによ
り、かかる課題が効果的に解決されることを見出した。
材料を除いて、殆んど材料をターゲットとして用い、そ
れをコーティング薄膜化し得る点にある。従って、フッ
化黒鉛の場合には、それを分散メッキとして用いるには
ニッケルあるいは同様目的のクロム以外を混合材料とし
て選択することはできないが、高周波スパッタリング法
ではそれを自由に選択することができる。そこで、本発
明者は、任意のゴム材料の加硫成形に際しても良好な離
型性が発揮されるターゲット材料を求めて種々検討の結
果、フッ化黒鉛に耐食性合金を組合せて用いることによ
り、かかる課題が効果的に解決されることを見出した。
〔問題点を解決するための手段〕および〔作用〕従って
、本発明はゴムの加硫成形などに有効に使用し得る成形
用金型に係り、この成形用金型は、金型の成形面に高周
波スパッタリング法によりフッ化黒鉛と耐食性合金の混
合物のコーティング薄膜を設けてなる。
、本発明はゴムの加硫成形などに有効に使用し得る成形
用金型に係り、この成形用金型は、金型の成形面に高周
波スパッタリング法によりフッ化黒鉛と耐食性合金の混
合物のコーティング薄膜を設けてなる。
図面の第１図は、この高周波スパッタリング処理に用い
られる装置の概略を示したものである。
られる装置の概略を示したものである。
不活性ガス導入ライン１および排気ライン２を備えた反
応器３内には、整合器９およびＲＦ電源１０に接続され
た上部電極４側にハステロイＣまたはＳＯ８などの耐食
性合金ターゲット５およびそれに重ねた７ツ化黒鉛のプ
レート状ターゲツ） ６ 、６’を取付け、またアース
１工された下部電極７ｍにはスパッタリング処理される
金型８が搭載される。
応器３内には、整合器９およびＲＦ電源１０に接続され
た上部電極４側にハステロイＣまたはＳＯ８などの耐食
性合金ターゲット５およびそれに重ねた７ツ化黒鉛のプ
レート状ターゲツ） ６ 、６’を取付け、またアース
１工された下部電極７ｍにはスパッタリング処理される
金型８が搭載される。
ターゲットは一般に円板状で用いられ、７ツ化黒鉛の場
合には約３〜５順の厚さにプレス成形して用いられ、そ
れの取付けはＳＵＥねじ、接着、押付けなどによって行
われる。
合には約３〜５順の厚さにプレス成形して用いられ、そ
れの取付けはＳＵＥねじ、接着、押付けなどによって行
われる。
このような装置を用いての高周波スパッタリング処理は
、次のようにして行われる。酸化、腐食などの原因で離
型性が損われていると考えられるゴムの加硫成形用ある
いは樹脂の成形用の金型を、強アルカリ液洗浄によりサ
ビ、カスなどを除去した後溶剤による脱脂を行ない、こ
のようＫして前処理された金型をスパッタリング装置に
入れ、反応器内を排気した後アルゴンなどの不活性ガス
を導入し、スパッタエツチングにより被処理面會クリー
ニングしてからスパッタリングを行ない、金型の成形面
に厚さ約０．５〜２μ程度のコーティング薄膜を形成さ
せる。なお、高周波スパッタリングの処理条件は、一般
的に用いられている条件がそのまま採用される。
、次のようにして行われる。酸化、腐食などの原因で離
型性が損われていると考えられるゴムの加硫成形用ある
いは樹脂の成形用の金型を、強アルカリ液洗浄によりサ
ビ、カスなどを除去した後溶剤による脱脂を行ない、こ
のようＫして前処理された金型をスパッタリング装置に
入れ、反応器内を排気した後アルゴンなどの不活性ガス
を導入し、スパッタエツチングにより被処理面會クリー
ニングしてからスパッタリングを行ない、金型の成形面
に厚さ約０．５〜２μ程度のコーティング薄膜を形成さ
せる。なお、高周波スパッタリングの処理条件は、一般
的に用いられている条件がそのまま採用される。
高周波スパッタリング法によって形成されるコーティン
グ薄膜の成分比、即ち７ツ化黒鉛と耐食性合金との割合
は、フッ化黒鉛ターゲットのプレート面積を変更するこ
とにより、それを種々に変更することが可能である。一
般的には、両者が重ならない部分の面積比として、フッ
化黒鉛は耐食性合金の約１／３〜１／１０程度の範囲が
選択され、フッ化黒鉛の割合をこれ以上にすると形成さ
れた膜の強度が低下するようになる。
グ薄膜の成分比、即ち７ツ化黒鉛と耐食性合金との割合
は、フッ化黒鉛ターゲットのプレート面積を変更するこ
とにより、それを種々に変更することが可能である。一
般的には、両者が重ならない部分の面積比として、フッ
化黒鉛は耐食性合金の約１／３〜１／１０程度の範囲が
選択され、フッ化黒鉛の割合をこれ以上にすると形成さ
れた膜の強度が低下するようになる。
高周波スパッタリング法によって７フ化黒鉛と耐食性合
金との混合物のフーティング薄膜を成形面に形成させた
成形用金型は、次のような効果を奏する。
金との混合物のフーティング薄膜を成形面に形成させた
成形用金型は、次のような効果を奏する。
（１）フッ化黒鉛は表面張力が小さいので、それを含有
する薄膜面にはゴムやワックスなどの添加剤を付着し難
くすると共に、それ自身の固体潤滑剤としての作用とも
含まって離型性を向上させる。
する薄膜面にはゴムやワックスなどの添加剤を付着し難
くすると共に、それ自身の固体潤滑剤としての作用とも
含まって離型性を向上させる。
ただし、フッ化黒鉛は、空気中では３５０ ’Ｃ以上で
分解するので、それ以下の成形温度の場合に好適に使用
される。
分解するので、それ以下の成形温度の場合に好適に使用
される。
（２）耐食性合金が用いられることにより、アクリルゴ
ム、ウレタンゴム、クロロプレンゴムなどの加硫中に発
生する腐食性のガスなどに対して金型の成形面が安定と
なり、酸化や腐食が原因となるカス付きなどが起り難く
なる。また、フッ化黒鉛の方も、酸やアルカリに対する
安定性を増加させる。
ム、ウレタンゴム、クロロプレンゴムなどの加硫中に発
生する腐食性のガスなどに対して金型の成形面が安定と
なり、酸化や腐食が原因となるカス付きなどが起り難く
なる。また、フッ化黒鉛の方も、酸やアルカリに対する
安定性を増加させる。
（８）これらの相乗的作用により、金型の成形面は汚れ
が付着し難くなり、型洗浄の回数を減少させることかで
きるなど、作業性を改善させる。
が付着し難くなり、型洗浄の回数を減少させることかで
きるなど、作業性を改善させる。
（４） Ｍ離型性に原因する成形品の不良率を比較する
と、クロムメッキでは１０％以上、ハステロイ０ （Ｎ
ｉ、 、 Ｏｒ 、 Ｍｏ 、 Ｗ 、 Ｆｅの合金を
高周波スパッタリング法で薄膜としたもの）では約２％
程度であるのに対し、本発明に係る混合物のコーティン
グ薄膜ヲ高周波スパッタリング法により形成させたもの
は１％以下であるというデーターが得られている。
と、クロムメッキでは１０％以上、ハステロイ０ （Ｎ
ｉ、 、 Ｏｒ 、 Ｍｏ 、 Ｗ 、 Ｆｅの合金を
高周波スパッタリング法で薄膜としたもの）では約２％
程度であるのに対し、本発明に係る混合物のコーティン
グ薄膜ヲ高周波スパッタリング法により形成させたもの
は１％以下であるというデーターが得られている。
（５）形成された高周波スパッタリング膜は非常に薄く
、マた比較的均一である。従って、その材料費が廉価で
あるばかりではなく、再使用金型の表面処理などの場合
にも、メッキ剥し、メッキ、研磨などの工程をとること
なく、そのままの状態で表面処理を施すことができ、寸
法変化を殆んど生ぜずに密着性の良好な膜を形成させる
ことができる。
、マた比較的均一である。従って、その材料費が廉価で
あるばかりではなく、再使用金型の表面処理などの場合
にも、メッキ剥し、メッキ、研磨などの工程をとること
なく、そのままの状態で表面処理を施すことができ、寸
法変化を殆んど生ぜずに密着性の良好な膜を形成させる
ことができる。
第１図は、本発明の高周波スパッタリング処理に用いら
れる装置の概略図である。 （符号の説明） ３・・・・・・度応器 ４・・・・・・土部を極 ５・・・・・・耐食性合金ターゲット ６・・・・・・フッ化黒鉛ターゲット ７・・・・・・下部電極 ８・・・・・・成形用金型
れる装置の概略図である。 （符号の説明） ３・・・・・・度応器 ４・・・・・・土部を極 ５・・・・・・耐食性合金ターゲット ６・・・・・・フッ化黒鉛ターゲット ７・・・・・・下部電極 ８・・・・・・成形用金型
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、金型の成形面に、高周波スパッタリング法によりフ
ッ化黒鉛と耐食性合金の混合物のコーティング薄膜を設
けた成形用金型。 ２、ゴムの加硫成形に用いられる特許請求の範囲第１項
記載の成形用金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21595484A JPS6194706A (ja) | 1984-10-15 | 1984-10-15 | 成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21595484A JPS6194706A (ja) | 1984-10-15 | 1984-10-15 | 成形用金型 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6194706A true JPS6194706A (ja) | 1986-05-13 |
Family
ID=16680994
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21595484A Pending JPS6194706A (ja) | 1984-10-15 | 1984-10-15 | 成形用金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6194706A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106280402A (zh) * | 2015-05-13 | 2017-01-04 | 核工业西南物理研究院 | 改性聚氨酯材料、不粘粉聚氨酯模具及制备方法 |
| CN109575562A (zh) * | 2018-12-28 | 2019-04-05 | 上海锦湖日丽塑料有限公司 | 一种耐污的pc/abs合金及其制备方法 |
| CN109796740A (zh) * | 2018-12-30 | 2019-05-24 | 上海金山锦湖日丽塑料有限公司 | 一种耐污pc/pet合金及其制备方法 |
-
1984
- 1984-10-15 JP JP21595484A patent/JPS6194706A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106280402A (zh) * | 2015-05-13 | 2017-01-04 | 核工业西南物理研究院 | 改性聚氨酯材料、不粘粉聚氨酯模具及制备方法 |
| CN109575562A (zh) * | 2018-12-28 | 2019-04-05 | 上海锦湖日丽塑料有限公司 | 一种耐污的pc/abs合金及其制备方法 |
| CN109796740A (zh) * | 2018-12-30 | 2019-05-24 | 上海金山锦湖日丽塑料有限公司 | 一种耐污pc/pet合金及其制备方法 |
| CN109796740B (zh) * | 2018-12-30 | 2021-05-11 | 上海金山锦湖日丽塑料有限公司 | 一种耐污pc/pet合金及其制备方法 |
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