JPS6192829A - 2軸配向ポリp−フエニレンスルホンフィルム - Google Patents

2軸配向ポリp−フエニレンスルホンフィルム

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JPS6192829A
JPS6192829A JP59212459A JP21245984A JPS6192829A JP S6192829 A JPS6192829 A JP S6192829A JP 59212459 A JP59212459 A JP 59212459A JP 21245984 A JP21245984 A JP 21245984A JP S6192829 A JPS6192829 A JP S6192829A
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polyp
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phenylenesulfone
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尚 渡辺
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0313Organic insulating material
    • H05K1/032Organic insulating material consisting of one material
    • H05K1/0333Organic insulating material consisting of one material containing S

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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は2軸配向ポリP−フェニレンスルホンフィルム
に関するものである。
〔従来技術〕
従来ポリP−7エニレンスルホン←回日o2玩は公知で
あり、ポリ1,4シクロセンスルホンを方香環化したも
の、ポリP−フェニレンスルフィドスルホン←5ses
O2→−πを過酸化水素で酸化したもの等が知られてい
る。得られる粒状あるいは粉末状ポリP−フェニレンス
ルホンは結晶性であり、融点500℃以上とまれに見る
優れた耐熱性を有している。しかしそのために実質的に
溶融成形が不可能であり、かつ十分に溶解しうる溶媒が
存在しないために溶液状での成形も不可能なため、有用
なポリローフェニレンスルホン成形体は得られていない
特公昭47−14470においては、 −e−@−s hr◇Xs O2−を硫酸中で過酸化水
素で一部酸化した後、溶液状でフィルムその他に成形す
る事を示しているが、得られる物品は非常にもろく実用
に供し得ない。
また、LJSP3.948.865においてはポリロー
フェニレンスルフィド成形品を過酸化水素もしくは次亜
塩素酸ソーダ等で酸化して不溶融化する事が提案されて
いるがこれにおいても一部ポリP−7Iニレンスルホン
構造が極表層に生成されていると考えられるが、得られ
る物品は非常に脆く、亀裂を容易に形成するという欠点
を有している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的はこれらの既存のポリローフェニレンスル
ホン成形体の欠点を解消すること、すなわちポリP−フ
ェニレンスルホン本来の特徴である耐熱性(加熱時の高
度な寸法安定性)を損うことなく、2軸配向jI4造を
導入する事により使用に耐えうる機械的特性を保持した
フィルムを提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するため次の構成を有するもの
である。すなわち、ポリローフェニレンスルホン連鎖を
70モル%以上含む2軸配向ポリP−7エニレンスルホ
ンフイルムを特徴とするものである。
本発明で言うポリローフェニレンスルホン連鎖とは、一
般式−@−802−で表わされるユニツ(Rは炭素数2
0以下の炭化水素基)等)を20モル%未満含んでもさ
し支えない。20モル%以上の共重合スルホン成分が存
在するとポリP−フェニレンスルホンの配向性が損われ
、機械的物性が低下し、かつ耐熱性も低下傾向にあり好
ましくない。
その様なポリローフェニレンスルホン連鎖を70モル%
以上含むわけであるが、70モル%以上好ましくは、8
5モル%以上含むフィルムは、加熱時の寸法安定性が優
れているばかりでなり500℃以下ではほとんど非溶融
性であり、300℃以上の高温下でも十分に使用に耐え
るものである。
70モル%末端であれば溶融性の部分が増加し、高温で
の使用に不適である。
他の30モル%未満の連鎖は、フィルムの機械的物性、
あるいは熱的特性を極端に損わない連鎖であればいかな
る組成であってもさし支えないが該フィルムの製法が容
易であるという点からポリP−フェニレンスルフィドが
好ましい。
ここでいう2軸配向フイルムとは、ポリフェニレンスル
ホン連鎖が、フィルム面内で2軸に配向しているもので
あり、以下の条件を満たすフィルムが好ましい。
フィルムのEdge、1and及びThrough方向
からのX線プレート写真を後述の方法により撮影し、ポ
リP−フェニレンスルホンの結晶相に基づく2θ=16
°の回折環を赤道線上でデンシトメータで半径方向に走
査した時の黒化度CIJtj−0・ )と60°方向で
の黒化度(■グー60・)の比つまりIメ=6o・/ 
I t6 to”を配向度(OF)と定義して求めると
End及びE dge方向の配向度が0゜1〜0.7で
あり、かつT hrouoh方向の配向度が0.7〜1
.0であることがフィルムの機械的特性の点で好ましい
。ここでEnd方向とはフィルム長手方向に平行な方向
からのX線入射であり、Edge方向とはこれと直角の
しかも厚み方向にも直角なX線入射であり、T hro
ugh方向とはフィルム面に対して垂直なX線入射であ
る。
また該フィルムの相対結晶化度は後述の方法によるフィ
ルの広角X線回折プロフィルより2θ=16°の強度(
II4)と2θ=30°の強度(I、。)を測定し両者
の比114/I)。をもって相対結晶化度と定義するが
、この値が3〜50の範囲にある事が機械的特性の点で
好ましい。
また該フィルムの引張り強度及び伸度は、フィルムの長
手方向、幅方向とも各々10 ki / mm 2以上
及び10%以上であることが好ましい。
さらに該フィルムの300℃における熱収縮率は長手方
向、幅方向とも1%以下であることが好ましい。
以上の様な本発明のフィルムに易滑性の発現等を目的と
していかなる無機系粒子が本発明の目的を阻害しない範
囲で含まれていてもさし支えなく、また耐候性向上、耐
熱性向上等を目的として有機系添加剤が物品の実用的な
特性を損わない範囲内で含まれていても何らさし支えな
い。
また該フィルムに接着性等の改善のため必要に応じてコ
ロナ放電表面処理、プラズマ表面処理等の電気的表面処
理、酸処理、アルカリ処理等の薬品表面処理等を単独あ
るいは複合して施しても何らさし支えない。また他のフ
ィルム、金属箔とはり合わせて使用しても何らさし支え
ない。
次に具体的な本発明の2軸配向フイルムの製造方法を示
す。
本発明の2軸配向フイルムは2軸配向ポリP−フェニレ
ンスルフィドフィルムを過カルボン酸により酸化するこ
とによって得られる。
ここで言う2軸配向ポリP−フェニレンスルフ構成単位
を80モル%以上含み、かつ300℃における溶融粘度
が剪断速度200 (秒)−1のもとで100以上60
万ボイズ以下であるポリP−フェニレンスルフィドをフ
ィルム状に120℃以下の表面温度を有する冷却媒体上
へ押し出した後、該押出されたフィルムを85℃〜11
0℃で3〜4.7倍に同時または逐次2軸延伸し、さら
に200〜275℃にて熱固定して得られる。
この2軸配向ポリP−フェニレンスルフィドの(Rは炭
素数20以下のアルキル基)、舎co−1−=g−〇−
等を20モル%以下含んでもさし支えない。20モル%
を越えると、ポリP−フェニレンスルフィド本来の結晶
性が損われ、機械的特性の低下をおこし、ひいては本発
明の2軸配向ポリP−フェニレンスルホンフィルムの機
械的特性の低下をおこし好ましくはない。
このポリビーフェニレンスルフィドフィルムは構造パラ
メータとして次の3つが満たされる事が好ましい。
まず第一に、相対結晶化度は広角XtGによるフィルム
の回折プロフィルより(200)ピークである2θ=2
1°の強度(IZI)と2θ=30゜での強度(Iao
)を測定し両者の比1./I3゜をもって相対結晶化度
と定義するがこの値が5〜35の範囲にある事が好まし
い。
第二に、微結晶の大きさが一定範囲である事が好ましい
が、これは(200)回折ピークの半価幅よりS ch
el lerの式を使用して得られる見かけの結晶粒子
サイズを意味しており、40〜130人である事が好ま
しい。
第三に、配向度についてであるが、2θ=216におけ
る前述のE dge及びEnd方向の配向度が0゜1〜
0.7であり、T hrough方向の配向度が0゜7
〜1.0である事が好ましい。
以上の様な2軸配向ポリP−フェニレンスルフィドフィ
ルムに易滑性の発現等を目的としていかなる無機系粒子
が本発明の目的を阻害しない範囲で含まれていてもさし
支えなく、また耐候性向上、耐熱性向上等を目的として
有機系添加剤が物品の実用的な特性を損わない範囲内で
含まれていても何らさし支えない。
またこの2軸配向ポリP−フェニレンスルフィドフィル
ムに必要に応じてコロナ放電表面処理、プラズマ表面処
理等の電気的表面処理を単独あるいは複合で施していて
も何らざし支えない。
次にこの2軸配向ポリP−フェニレンスルフィ■ ドフィルムを一般式R+C00H)71  (Rは炭素
数が20以下の炭化水素基でnは1から4の整数)で示
されろ過カルボン酸で酸化するわけであるが、過カルボ
ン酸以外の酸化剤による酸化では主鎖の切断あるいはそ
れに付随する酸化!lll!橋が非常に多く有用なポリ
P−7エニレンスルホンフイルムにはなり得ない。
過カルボン酸には、過蟻酸、過酢酸、過プロピオン酸、
過酢酸、過安息香酸、疏クロル過安息香酸、過トリクロ
ル酢酸、過トリフロル酢酸、過フタル酸等が挙げられる
。取り扱いの容易さと反応速度とのバランスの点で過酢
酸が最も好ましい。
過カルボン酸は、アルデヒドの自動酸化、過酸化水素と
カルボン酸の無水物または塩化物からの合成、過酸化水
素とカルボン酸および硫酸を触媒としての合成、過酸化
シアロイルとナトリウムメトキシドの反応、等により生
成することができる。
この様な過カルボン酸もしくはその水溶液あるいは有機
溶媒による溶液あるいはそれらの混合溶液に前述の2軸
配向ポリP−フェニレンスルフィドフィルムを浸漬し反
応せしめる。
ここでいう有機溶媒にはカルボン酸、エステル、ケトン
、エーテル等が挙げられ、過カルボン酸と相溶性があり
、かつ過カルボン酸により著しい変質を受けない溶媒で
あればいかなる有機溶媒でもさし支えない。
反応は常温から150℃、好ましくは過カルボン酸の安
定性の面から常温から100℃で反応を行なわしめる。
この際反応はフィルム表層から中心層に向かって徐々に
進行する。反応は処理剤中の過カルボンMm度が高い程
、反応温1度が高い程、あるいは反応時間が長い程進行
する。ここにおいて適当な条件を選択する事により任意
のポリP−フエニレンスルホン連鎖量を持つポリローフ
ェニレンスルホンフィルムを得る事ができるが、あらか
じめいくつかの条件でのスルホン過反応速度を求めてお
く事により、7.0モル%以上のポリローフェニレンス
ルホン連鎖をより正確に有する2軸配向ポリP−フェニ
レンスルホンフィルムを得る事ができる。なお、本発明
のフィルムは、350℃10分間、特に380℃10分
間の熱処理で溶融しないのが好ましい。
また、反応は2軸配向ポリP−フェニレンスルワイドフ
ィルムを連続で過カルボン酸槽に通す事による連続処理
、フィルムをスペーサ等と一緒に巻き込んでロール状で
処理するバッチ処理などいかなる方法でも可能である。
反応後は望ましくは水洗あるいは有機溶媒で洗浄した後
任意の方法で乾燥を行なう。
またしかる後必要に応じて接着性等の改善のためコロナ
放電表面処理、プラズマ表面処理等の電気的表面処理、
酸処理アルカリ処理等の薬品表面処理を単独あるいは複
合して施しても何らさし支えない。また他のフィルム、
金属箔とはり合わせてもさし支えない。
本発明のフィルムの厚さは特に限定されないが、1〜1
000μが好ましくは5〜200μがより好ましい。
〔作用および発明の効果〕
かくして得られたポリP−7エニレンスルホン連鎖が7
0モル%以上の2軸配向フイルムは、熱寸法安定性が極
めて優れているばかりでなく、300℃以上の高温での
使用にも耐え、かつ従来のポリローフェニレンスルホン
成形体では考えられなかった実用的な機械的特性を保持
しているため、耐ハンダ性が要求されるフレキシブル回
路基板、感熱転写フィルム基板、電気絶縁材料、あるい
はコンデンサー、転写箔等の各種蒸着フィルム基板等極
めて幅広く使用することができる。
〔特性の測定法〕
測定項目は以下の方法で測定した。
(1)  ポリローフェニレンスルホン連鎖のモル%任
意のポリP−フェニレン支ルホンフイルムと下記に示す
標準物質である100モル%のポリローフェニレンスル
ホンフィルムをそれぞれ一定潰微粉化後KBr法でIR
を測定し、両者の116Qcm1のS−0逆対称伸縮振
動の吸光度比によりポリローフェニレンスルホン連鎖の
モル%を篩用した。
(標準物質の製法) 厚さ6μのポリP−フェニレンスルフィド非晶フィルム
(未延伸)を40%過酢酸溶液(三菱ガス化学(株)市
販品)に常温で24時間浸漬し、水洗後乾燥する。原子
組成比を調べたところほぼ100モル%のポリP−フェ
ニレンスルホンに相当し、かつCP/MAS  CNM
Rで測定したところ132 tlpl及び1460p1
11のみにピークが測定されセ$s O2+の構造が1
00モル%である事が確認された。
(2)  広角X11回折法 OF:各試料の延伸方向をそろえて厚み1軸、幅1M1
1長さ10mmの直方体に成型(成型時の各フィルムの
固定はコロジオンの5%酢酸アミル溶液を用いた)し、
直方体の各面に垂直にX線を入射(Edge 、 En
do及び7 hrough方向)シテプレート写真を撮
影した。X線発生装置は理学電機製D−3F型装置を用
い、40 kV−20mAテN1フィルターを通したC
u −にα線をX線源とした。試料−フィルム間距離は
411M1でコダックノンスクリーンタイプフィルムを
用い多重露出(15分および30分)法を採用した。
またデンシトメータ装置は小西六写真T業製すクラマイ
クロデンシトメータモデルP D M 、−5りイブA
を使用し、測定濃度範囲はO0O〜4.0D(最小測定
面14μ2換算)、光学系倍率100倍でスリット幅1
μ、高さ10μを使用しフィルム移動速度50μ/秒で
チャート速度は11TITl/秒である。
微結晶の大きさおよび相対結晶化指数:試料の配向効果
を消去するために試料を面内で回転する方法を採用し、
反射法で回折パターンを測定した。
X線発生装置は理学電機製D−8C型装置を用い、35
kV−15mAでN1フィルターを通したCu−にαを
X線源とした。ゴニオメータは理学電機製PMG−A2
型を用い、試料を回転速度8Q rpmで回転する回転
試料台に取り付け、スリット系はo ivergenc
e 5lit1°、 Recieuing 5ttt0
 、15 mm 、5catterina 5litl
 ”を採用した。
2θ走査速度は1°/分、チャート速度は1 cm7分
である。各試料は一辺20mmの正方形に切り出し厚さ
0.5mに重ねて測定試料とした。
(3)  強度、伸度 テンシロン型引張り試験機により、幅10nvn、区長
50 mmのサンプルの破断伸度、破断強度を求めn=
5の平均値として算出した。
(4)熱収縮率 区長200閉幅10wIのフィルムを一定温度の熱風式
オーブンに無荷重下で10分間加熱し、加熱前後の試料
の長さから収縮率を算出した。
〔実施例〕
次に実施例をもって本発明を説明する。
実施例1 以下の様にポリP−フェニレンスルフィドの重合を行な
った。
内容積50J1のオートクレーブに重合溶媒として20
αのNメチル2ピロリドン、75モルのNa2S−9H
20、及び重合助剤として25モルの酢酸ナトリウムを
仕込み、オートクレーブの内温が200℃になるまでヒ
ーターにより加熱し、W1拌下窒素気流中で脱水を行な
った。脱水終了後オートクレーブ内温が170℃になる
まで冷却し、75モルのP−ジクロルベンゼン、および
0.15モルの1.2.4−トリクロルベンゼンを添加
し、窒素により2.0kl!/a(に加圧した。オート
クレーブ内温を260℃に昇温後、2時間攪拌して重合
を行ない、系を冷却後内容物を取り出し水中にあけ、水
洗した後、150℃で真空乾燥して7゜0に9の白色ポ
リマを得た。
(詳細については例えば特公昭52−12240号参照
)このポリマを高化式フローテスタを使用し、300℃
、剪断速度200(秒)1の条件下で測定した所、52
00 DOiseであった。
このポリマの1部を30閘径の211rエクストルーダ
に供給しベレタイーズし、該ベレットを30+nm径の
単軸エクストルーダに供給し、310℃で溶融し長さ2
00m、間隙1.0mの直線状リップを有するTダイか
ら押出し、表面温度を20℃に保った金属ドラム上に静
電印加キャストして冷却固化し幅170mm、厚さ31
0μmのシートを得た。さらに該シートを、フィルムス
トレッチャ(米国、T M L One社製)を用いて
95℃で、タテ、ヨコ各々3.5倍に逐時2軸延伸し、
続いて熱風オーブンを用いて270℃で1分間定長熱処
理して、厚さ25μmの2軸配向ポリP−フェニレンス
ルフィドフィルムを得た。
このフィルムを広角X線回折分析を行なったところEn
dの配向度0.20、E dgeの配向度0゜25、T
hroughの配向度0.90であり、相対結晶化度1
9、微結晶の大きさ70人であった。
このフィルムの一部を市販の適齢H40%溶液に常温で
15時間浸漬して取り出し後水洗して100℃で真空乾
燥した。フィルム厚さが31μmになりフィルム重量が
24%増加していた。IRによりポリP−フェニレンス
ルホン連鎖のモル%を測定したところ90モル%であっ
た。
また配向度を測定した所ポリP−フェニレンスルホ、ン
の結晶相に基づく2θ=16′でE dgeO032、
Endo、30、T hrougho 、 95 T:
あった。相対結晶化度は15であった。
このフィルムの強度は13.0h/mm2 、伸度18
%であり、通常の使用に何ら支障のないものであった。
また熱収縮率は230℃、250℃、270℃および3
00℃の測定においていずれも0.05%以下であり優
れた熱寸法安定性を示した。
また350℃のオーブン中にフィルムを入れても何ら形
態の変化が認められず、300℃以上の高温下での使用
にも耐えうる事が明らかである。
評価結果を第1表に示す。
実施例2 実施例1で作製した2軸配向ポリP−フェニレンスルフ
ィドフィルムをmクロル過安息香M(東京化成試薬)1
0%アセトン溶液に浸漬して50℃で20日間反応させ
た。ポリP−フェニレンスルホン連鎖85モル%のフィ
ルムが得られた。評価結果を第1表に示す。
比較例1 実施例1で作製した2軸配向ポリP−フェニレンスルフ
ィドフィルムの熱収縮率を測定した。実施例に較べ極端
に熱寸法安定性が劣っている事が明らかになった。
また350℃のオーブン中にフィルムを入れたとこgす
ぐ溶融してフィルム形状を保たなかった。
評価結果を第1表に示す。
比較例2 厚さ25μmの未配向ポリP−フェニレンスルフィドフ
ィルムを作製し、これを40%過酢酸溶液に常温で12
時間浸漬した。ポリローフェニレンスルホン連鎖は89
モル%であった。配向度を測定したところ2θ=16°
でEdgel、02、Endo、99、T hroug
ho 、99であり未配向フィルムであった。
このフィルムの表面には多数の亀裂が生成しており、触
れただけでフィルムが分裂したり、剥離したりして通常
のフィルムとしての使用が不可能であった。(第1表参
照) 比較例3 実施例1で作製した2軸配向ポリP−フェニレンスルフ
ィドフィルムを40%過酢酸溶液に常温で5時間浸漬し
てポリローフェニレンスルボン連鎖55モル%のフィル
ムを得た。
熱寸法安定性は優れていたが、350℃で10分加熱し
たところフィルムの厚さ方向の中心部が溶融して2層に
分離した、300℃以上の高温での使用には不適である
事が明らかになった。(第1表参照) 第  1  表

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリP−フェニレンスルホン連鎖を70モル%以
    上含む2軸配向ポリP−フェニレンスルホンフィルム。
JP59212459A 1984-10-12 1984-10-12 2軸配向ポリp−フエニレンスルホンフィルム Granted JPS6192829A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0372829A2 (en) * 1988-12-02 1990-06-13 Kureha Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Poly(arylene sulfide) sheet and production process thereof
JP2006016585A (ja) * 2003-08-19 2006-01-19 Toray Ind Inc ポリアリーレンスルフィド酸化物、固体物品およびその製造方法
JP2008533225A (ja) * 2005-03-07 2008-08-21 マツクス−プランク−ゲゼルシャフト ツール フエルデルング デル ヴイツセンシャフテン エー フアウ 加水分解的および熱酸化的に安定なポリマーとしてのスルホン化ポリ(アリーレン)
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