JPS6192280A - 自動車用ドアのウインドガラス昇降装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、自動車用ドアのウィンドガラスを開閉のため
に昇降移動させるウィンドガラス胃ＩＩ￥装置に関し、
特に、ケーブル部材（ワイヤ部材）によってガラスを昇
降移動さけるケーブル式のちのの改良に関する。

（従来の技術〉 従来より、この種のウィンドガラス昇降装置として、例
えば実開昭５７−８８８６６号公報等に開示されている
ように、下端にドアパネルに軸支したビニオンに噛み合
うセクタギヤが固定され、上端がウィンドガラス下端に
取り付けたガラスホルダに摺動自在に連結された主アー
ムと、該主アームに揺動自在に連結され、下端がドアパ
ネルに、上端が上記ガラスホルダにそれぞれ摺動自在に
連結された補助アームと、ウィンドガラスの昇降移動を
ガイドするリーラシュ等のガイドレール部材とを備えて
なり、とニオンの回転によって主および補助アームをリ
ンク運動させることにより、ウィンドガラスを昇降移動
させるようにしたＸリンク式のものがよく知られ、広く
実車に採用されている。

しかし、このＸリンク式のものは、リンク機構を利用し
ているので、ウィンドガラスのスライド駆動を行い得、
しかも剛性感が高いという長所がある反面、リンク機構
のドアパネル内部材占めるスペースが大きぺ、構造が複
雑で重量も増大し、しかもリンク機構であるためにウィ
ンドガラスの昇降位置によって操作力が変動するという
欠点があった。

一方、このようなＸリンク式以外のウィンドガラス昇降
装置としては、例えば実開昭５８−６４７７８号公報等
に開示されているようなケーブル式のものがある。すな
わち、このケーブル式のものは、ドアパネル内において
ほぼ上下方向に張設されかつ連結部材を介してウィンド
ガラス下端部に連結されたケーブル部材（ワイヤ部Ｕ）
と、ウィンドガラスを昇降案内するガイドレール部材と
を協え、ケーブル部材の上下移動によってウィンドガラ
スを開閉させるものであり、軽石でかつドアパネル内の
占有スペースが小さくて済み、しかも操作力の変動がな
い等の優れた長所を有している。

（発明が解決しようとする問題点） ところで、自動車のフロントドアのウィントガ、　　ラ
スを下降移動させてドアパネル内に収納する場合、ドア
パネル内後喘部に配設されたドアロック装置との干渉を
回避すべく、ウィンドガラスを先ず前方に傾倒さｔ！な
がら下降させ、次いでその前傾状態でのト降に伴うガラ
ス前縁部のトチパネル前部壁との肖突を避けるために元
の状態に起立動作させながら下降させるように移動させ
る必要がある。また、リヤドアのウィンドガラスの下降
時にあっては、ドアパネルの後端部に形成されたタイ髪
７ハウス用切欠５さとの干渉を避けるために、ウィンド
ガラスを前傾させながら下降させるように移動させる必
要があり、これらウィンドガラスの動きに対する要求は
、ウィンドにサツシュがなくてウィンドガラスの面積が
大きいハードトップタイプの自動車では特に顕曹となる
。

しかるに、上記ケーブル式のウィンドガラス昇降装置で
は、ウィンドガラスに対する保持剛性が低く、ガラスを
傾倒させながら昇降移動させるのが困難であるので、上
記の如きウィンドガラスの動きを実現できないという問
題があった。

本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたしので、その目的
とするところは、上記のケーブル式ウィンドガラス昇降
装置において、そのウィンドガラスの昇降移動をガイド
するためのがイドレール部材を改良すること□により、
軽量かつコンバク１−なケーブル式のウィンドガラス昇
降装置でもって、ウィンドガラスをドアロック装置やタ
イＡ７ハウス用切欠き等を避けるために傾動させつつド
アパネル内に収納させ得るようにすることにある。

（問題点を解決するための手段） 上記目的を達成するために、本発明の解決手段は、自動
車用ドアのドアパネル内においてほぼ上下方向に張設さ
れたケーブル部材に連結部材を介してウィンドガラスの
下端部を連結してなり、ケーブル部材の上下移動によっ
てウィンドガラスを開閉移動させるガラス昇降駆動手段
を備える。ざら（、上記ケーブル部材の側方に隣接して
ほぼ上下方向に直線状に延設された第１ガイドレール部
材と、該第１ガイドレール部材からドア前後方向に所定
距離離れた位置にほぼ上下方向に第１万イトレール部材
と非平行状態に延設された第２ガイドレール部材と、ウ
ィンドガラス下部に取り付けられ、かつ上記第１ガイド
レール部材に摺動自在に支承された第１摺動子と、該第
１摺動子の取付位置から離れた位置におけるウィンドガ
ラス下部に取り付けられ、かつ上記第２ガイドレール部
材に摺動自在に支承された第２１１動子とを有し、ウィ
ンドガラスの開閉時にその動きを規制するガラス昇降案
内手段を備えた構成としている。

（作用） 上記構成により、本発明では、ウィンドの開閉時、ガラ
ス昇降案内手段におけるケーブル部材の上下移動により
該ケーブル部材に連結されたウィンドガラスが上下に昇
降移動する。そして、このガラスの４降移動に伴い、そ
の下部に取り付けられた第１摺動子がドアパネル内の＠
１ガイドレール部材内を、また第２摺動子が第１ガイド
レール部材側方の第２ガイドレール部材内をそれぞれ摺
動し、この２水のガイドレール部材による案内作用によ
りウィンドガラスがドアパネルに保持されながら昇降す
る。そのとき、上記２本のガイドレール部材がドアパネ
ル内に非平行に配置されているのに対し、ガラス下部の
両摺動了間の距離が一定であるので、ウィンドガラスは
その各摺動、子の対応する各ガイドレール部材での位置
間の距離が常に一定となるように規制されながら上下移
動し、このウィンドガラスに対する規制によって昇降移
動時にウィンドガラスに前傾または後傾動作を行わせる
ことができることになる。

（第１実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳■１に説明す
る。

第１図ないし第４図において、１は自動車用フロントド
アのドアパネルであって、該ドアパネル１はインナパネ
ル２とアウタパネル３とを一体に接合してなり、この上
縁部にはドアパネル１内外を連通する開口部４が形成さ
れ、その開口部４を通してウィンドガラス５を昇降移動
させてウィンドを開閉するようになされている。

上記ドアパネル１内において、その前後方向はぼ中央部
のインナパネル２内面にはほぼ上下方向に延びるレギ」
レータベース６が取り付けられ、該レギュレータベース
６内面の上下端部にはプーリ７．７が軸支され、該プー
リ７．７間にはケーブル部材８（ワイヤ部材）の中間部
がほぼ上下方向に張設されている。また、該ケーブル部
材８の中間部には、上記ウィンドガラス５の下端部に２
対のボルト９．９およびナツト１０．１０を介して取り
付けた三角プレート状の連結部材１１が結合されており
、よってケーブル部材８は連結部材１１を介してウィン
ドガラス５の下端部に連結されている。

また、上記レギュレータベース６よりも前側のインナパ
ネル２内面には回転ドラム（図示せず）が回転自在に支
持され、該回転ドラムには上記ケーブル部材８の両端部
が巻き付けられて固着されている。また、上記回転ドラ
ムの支持軸はインナパネル２を貫通して車室側に延び、
その支持軸の端部にはレギュレータハンドル１２が取り
付けられており、レギュレータハンドル１２の回し操作
により回転ドラムを回転させてケルプル部材８をプーリ
７．７間で上下に移動させ、このクープル部材８の上下
移動によってウィントガシス５を開閉移動させるように
したガラス昇降駆動手段１３が構成されている。

一方、上記ケーブル部材８を張設したレギュー。

−タベース６の後縁部にはドア外方に開放された断面略
Ｃ字状の第１ガイドレール部材１４がケーブル部材８と
平行になるように配置されて一体的に接合されている。

よって、該第１ガイドレール部材１４はケーブル部材８
の後方に隣接してほぼ上下方向に直線状に延設されてい
る。

そして、上記第１ガイドレール部材１４にはスライダ部
材よりなる第１摺動子１５が摺動自在に支承され、該第
１摺動子１５は上記ウィンドガラス５下部に取り付けら
れた連結部０１１に連結軸１６を介して回転自在に連結
されている。

また、上記第１ガイドレール部材１４からドア後方向に
所定距離離れた位置のインナパネル２内面にはドア外方
に開放された断面略コ字状の第２ガイドレール部材１７
がほぼ上下方向に延びるように配置されて取り付けられ
、該第２ガイドレール部材１７は所定形状に屈曲形成さ
れており、よって第２ガイドレール部材１７は上記第１
ガイドレール部材１４とは非平行状態に延設されている
。

そして、上記第２ガイドレール部材１７にはローラ部材
よりなる第２摺動子１８が摺動自在に支承され、該第２
摺動子１８は連結軸１９を介し′Ｃブラケット２０の先
端部に回転自在に支持され、該ブラケット２０の基部は
上記第１摺動子１５の取付□位置からドア後方に所定距
離だけ離れた位置にお（プるウィンドガラス５下部に２
対のボルト２１．２１およびナラ１−２２．２２を介し
て取り付りられている。而して、ウィンドガラス５の開
閉時に第１おＪ、び第２ガイドレール部材１４．１７の
それぞれ第１および第２摺動子１５．１８に対する案内
作用ににリガラス５の動きを規制し、第２ガイドレール
部材１７の屈曲形状によってウィンドがラス５を下降ｌ
、＋１に一日前方に１ケｌ倒させた後起立動作さ・ぼる
ようにしたガラス昇降案内手段２３が構成されている。

尚、第１図ないし第３図中、２４．．２５はドアパネル
１の上端開口部４の前後位置にウィンドガラス５に当接
するように取り付けられたスタビライザで、ガラス５の
ドア内外方向の変位を規制するものである。また、２６
はドアパネル１内の前端部に取り付けられた上下方向に
延びる断面略コ字状のガイドレールで、ウィンドガラス
５の前縁部を挾んでそのドア内外方向の変位を規制する
ものである。また、２７はドアパネル１内の後端部に取
り付けられたドアロック装置である。

したがって、上記実施例においては、レギュレータハン
ドル１２を回し操作すると、それに伴ってケーブル部材
８がレギュレータベース６内で上下移動し、このケーブ
ル部材８の上下移動によりケーブル部材８に連結部材１
１を介して連結されたウィンドガラス５が昇降移動して
ドアウィンドが開閉される。また、このウィンドガラス
５の昇降移動に伴い、その下部の第１および第２摺動子
１５．１８がそれぞれ第１および第２ガイドレール部材
１４．１７内を摺動し、このガイドレール部材１４．１
７の摺動子１５．１８に対する案内作用により・ウィン
ドガラス５の昇降時の動きが所定状態に規制される。

すなわち、この場合、上記第１ガイドレール部材１４が
レギュレータベース６内のケーブル部材８と平行に配置
されているのに対し、第２ガイドレール部材１７は第１
ガイドレール部材１４と非平行状態になるように所定形
状に屈曲形成されているため、ウィンドガラス５の下降
時、各摺動子１５．１８はその対応するガイドレール部
材１４゜１７での位置間の距離が常に一定となるよ・う
に移動して、両店動子１５．１８の変位置に差異が生じ
る。この摺動子５．１８の変位量の差異により、ウィン
ドガラス５は一口第１　ｒＭ動子１５を中心としそ前方
に傾倒しながら下降し、所定距離下降移動した後は元の
姿勢へ起立動作しながら下降するように動く。このウィ
ンドガラス５の動きによりウィンドガラス５をドアパネ
ル１内後端部のドアロック装置２７と干渉させることな
くドアパネル１内の底部まで下降させて収納することか
できる。

（第２実施例） 第５図および第６図は本発明の第２実施例を示し、自動
車のリヤドアに適用したものである。尚、第１−図ない
し第３図と同じ部分については同じ符号を付してその詳
細な説明を省略する。

すなわち、本実施例では、自動車のりＶドアのドアパネ
ル１′内に取り付けたレギュレータベース６に、レギュ
レータハンドル１２の回し操作によって上下移動するケ
ーブル部材８が張設され、該ケーブル部材８には連結部
ｖＵ１１を介してウィンドガラス５の下端部が連結され
ており、レギュレータハンドル１２の回し操作に伴うケ
ーブル部材８の上下移動によってウィンドガラス５を芦
薪移動させるようにしたガラス昇降駆動手段１３が構成
されている。

また、上記レギュレータベース６内のケーブル部材８後
方にはケーブル部材８と平行に【よぼ上下方向に延びる
直線状の第１ガイドレール部材１４が取り付けられ、該
第１ガイドレールｐｌＳ材１４には上記ウィンドガラス
５下部の連結部材１１に取り付けた第１摺動子１５が摺
動自在に支承されている。

さらに、上記第１ガイドレール部材１４からドア前方向
に所定距ｌｌ１ｉｌ離れた位置には、第１ガイドレール
部＋Ａ　１４と非平行状態になるにうに屈曲形成された
ほぼ上下方向に延びる第２ガイドレール部材１７がＪ＆
り付番ノられ、該第２がイドレール部材１７には、上記
第１１Ｆ動子１５の取付位置から離れた（３’／置にお
【）るウィンドガラス５下部にブラケット２０を介して
取り付けた第２摺動子１８が摺動自在に支承されており
、ウィンドガラス５の開閉時にその動きを規制して、第
２ガイドレール゛部材１７の屈曲形状によりウィンドガ
ラス５を下降時に前傾させるようにしたガラス昇降案内
手段２３が構成されている。

尚、２８はドアパネル１′内前端部に取り付けられ！こ
ガイド部材で、」〕記第１実施例におけるガイドレール
２６と同様に、ウィンドガラス５前縁部のドア内外方向
の変位を規制するものである。

また、ドアパネル１′の後端部には、後申輪を収納する
車体タイヤハウスとの干渉を避ＬＪるためのタイヤハウ
ス用切欠き２９が形成されている。

したがって、本実施例では、ウィンドガラス５の下降時
、第２ガイドレール部材１７の屈曲形状およびその第１
ガイドレール部４４１４との非平行配置により、ウィン
ドガラス５は第１１ｍ動子１５を中心として前方に傾倒
しながら下降移動するようになり、よってウィンドガラ
ス５をタイヤハウス用切欠き２９との干渉を避けながら
ドアパネル１′内底部に収納することができる。

尚、この実施例では、第２ガイドレール部材１７を屈曲
形状に形成し、かつそれを第１ガイドレール部材１４よ
りも前方に配置したが、第７図に示すように、第２ガイ
ドレール部材１７′を直線状に形成し、それを第１ガイ
ドレール部材１４よりも後方に、かつ両ガイドレール部
材１４．１７′間の距離がドア下側に向かうにしたかっ
て減少変化するように第１ガイドレール部材１４と非平
行状態に配置してもよく、ウィンドがラス５を上記と同
様に下降時に前傾するように昇降させることができる。

（発明の効果） 以上の如く、本発明によれば、ケーブル式のウィンドガ
ラス昇降装置において、ドアパネル内のケーブル部材に
隣接しＩζ位置に直線状の第、１ガイドレ一ル部材を設
けるとともに、該第１ガイドレール部材から離れた位置
に第１ガイドレール部材と非平行状態の第２ガイドレー
ル部材を設け、その２本のガイドレール部材によってウ
ィンドガラスの昇降時の動きを規制するようにしたこと
により、ウィンドガラスを前後に傾倒させながら昇降移
動させることができ、よって軽量でかつコンパクトなケ
ーブル式のウィンドガラス昇降装置でもって、ドアパネ
ルのドアロック装置やタイヤハウス用切欠き等を避けて
ウィンドガラスをドアパネル内に収納することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図ｔよ本発明の第１実施例を示し、第
１図はインナパネルを取り除いた状態のフロントドアの
正面図、第２図は第１図のＩ［−ＩＩ線断面図、第３図
は同斜視図、第４図は第１図のＩＶ−ＩＶ＃拡犬断面図
である。第５図ないし第７図は第２実施例を示し、第５
図はリヤドアの第１図相当図、第６図は第５図のＶＩ　
−Ｖｌ線断面図、第７図は同変形例を示す第５図相当図
である。 １．１′・・・ドアパネル、５・・・ウィンドガラス、
６・・・レギュレータベース、８・・・ケーブル部材、
１１・・・連結部材、１３・・・ガラス昇降駆動手段、
１４・・・第１ガイドレール部材、１５・・・第１摺動
子、１７．１７’　・・・第２ガイドレール部材、１８
・・・第２摺動子、２３．２３’　・・・ガラス昇降案
内手段、２７・・・ドアロック装置、２９・・・タイ１
７ハウス用切欠き。　　　゛

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）ドアパネル内においてほぼ上下方向に張設された
   ケーブル部材に連結部材を介してウインドガラスの下端
   部が連結されてなり、上記ケーブル部材の上下移動によ
   ってウインドガラスを開閉移動させるガラス昇降駆動手
   段を備えているとともに、上記ケーブル部材の側方に隣
   接してほぼ上下方向に直線状に延設された第１ガイドレ
   ール部材と、該第１ガイドレール部材からドア前後方向
   に所定距離離れた位置にほぼ上下方向に第１ガイドレー
   ル部材と非平行状態に延設された第２ガイドレール部材
   と、ウインドガラス下部に取り付けられ、かつ上記第１
   ガイドレール部材に摺動自在に支承された第１摺動子と
   、該第１摺動子の取付位置から離れた位置におけるウイ
   ンドガラス下部に取り付けられ、かつ上記第２ガイドレ
   ール部材に摺動自在に支承された第２摺動子とを有して
   なり、ウインドガラスの開閉時にその動きを規制するガ
   ラス昇降案内手段を備えていることを特徴とする自動車
   用ドアのウインドガラス昇降装置。
2. （２）第２ガイドレール部材は、ウインドガラスを下降
   時に一旦前傾させた後起立動作させるように屈曲状に形
   成されている特許請求の範囲第（１）項記載の自動車用
   ドアのウインドガラス昇降装置。
3. （３）第２ガイドレール部材は、直線状に形成され、か
   つウインドガラスを下降時に前傾させるように第１ガイ
   ドレール部材と非平行状態に配置されている特許請求の
   範囲第（１）項記載の自動車用ドアのウインドガラス昇
   降装置。