JPH0343354Y2 - - Google Patents
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- JPH0343354Y2 JPH0343354Y2 JP15379984U JP15379984U JPH0343354Y2 JP H0343354 Y2 JPH0343354 Y2 JP H0343354Y2 JP 15379984 U JP15379984 U JP 15379984U JP 15379984 U JP15379984 U JP 15379984U JP H0343354 Y2 JPH0343354 Y2 JP H0343354Y2
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- guide rail
- window glass
- door
- rail member
- slider
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- 239000005357 flat glass Substances 0.000 claims description 89
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 23
- 239000003381 stabilizer Substances 0.000 claims description 23
- 239000011521 glass Substances 0.000 claims description 18
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 8
- 239000004809 Teflon Substances 0.000 description 4
- 229920006362 Teflon® Polymers 0.000 description 4
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
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- 230000002040 relaxant effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Window Of Vehicle (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、自動車用ドアのウインドガラスを開
閉のために昇降移動させるウインドガラス昇降装
置に関し、特に、ケーブル部材(ワイヤ部材)に
よつてガラスを昇降移動させるケーブル式のもの
の改良に関する。
閉のために昇降移動させるウインドガラス昇降装
置に関し、特に、ケーブル部材(ワイヤ部材)に
よつてガラスを昇降移動させるケーブル式のもの
の改良に関する。
(従来の技術)
従来より、自動車用ドアのウインドガラス昇降
装置として、ドアパネル内においてほぼ上下方向
に張設され、かつ連結部材を介してウインドガラ
ス下端部に連結されたケーブル部材(ワイヤ部
材)と、ウインドガラスを昇降案内するガイドレ
ール部材とを備え、ケーブル部材の上下移動によ
つてウインドガラスを開閉させるようにしたケー
ブル式のものは知られている。
装置として、ドアパネル内においてほぼ上下方向
に張設され、かつ連結部材を介してウインドガラ
ス下端部に連結されたケーブル部材(ワイヤ部
材)と、ウインドガラスを昇降案内するガイドレ
ール部材とを備え、ケーブル部材の上下移動によ
つてウインドガラスを開閉させるようにしたケー
ブル式のものは知られている。
(考案が解決しようとする問題点)
そして、このケーブル式のウインドガラス昇降
装置は、主アームおよび補助アームをリンク運動
させてウインドガラスを昇降移動させる通常のX
リンク式のものに比べて、軽量でかつドアパネル
内の占有スペースが小さくて済み、しかも操作力
の変動がない等の優れた長所を有しているが、そ
の反面、ウインドガラスに対する保持剛性が低
く、ガラスを傾倒させながら昇降移動させるのが
困難であるという欠点を有していた。
装置は、主アームおよび補助アームをリンク運動
させてウインドガラスを昇降移動させる通常のX
リンク式のものに比べて、軽量でかつドアパネル
内の占有スペースが小さくて済み、しかも操作力
の変動がない等の優れた長所を有しているが、そ
の反面、ウインドガラスに対する保持剛性が低
く、ガラスを傾倒させながら昇降移動させるのが
困難であるという欠点を有していた。
そのため、フロントドアのウインドガラスを、
ドアパネル内後端部に配設されたドアロツク装置
との干渉を回避すべく先ず前方に傾倒させながら
下降させ、次いでその前傾状態での下降に伴うガ
ラス前縁部のドアパネル前部壁との衝突を避ける
ために元の状態に起立動作させながら下降させる
ように移動させたり、あるいはリヤドアのウイン
ドガラスの下降時に、ドアの後端部に形成された
タイヤハウス用切欠きとの干渉を避けるために、
ウインドガラスを前傾させながら下降させるよう
に移動させることは困難であつた。
ドアパネル内後端部に配設されたドアロツク装置
との干渉を回避すべく先ず前方に傾倒させながら
下降させ、次いでその前傾状態での下降に伴うガ
ラス前縁部のドアパネル前部壁との衝突を避ける
ために元の状態に起立動作させながら下降させる
ように移動させたり、あるいはリヤドアのウイン
ドガラスの下降時に、ドアの後端部に形成された
タイヤハウス用切欠きとの干渉を避けるために、
ウインドガラスを前傾させながら下降させるよう
に移動させることは困難であつた。
そこで、本考案は、上記のケーブル式ウインド
ガラス昇降装置において、そのウインドガラスの
昇降移動をガイドするためのガイドレール部材を
改良し、それを、ドアパネル内のケーブル部材に
隣接して配置された直線状の第1ガイドレール部
材と、該第1ガイドレール部材からドア前後方向
に所定距離離れた位置に配置され、第1ガイドレ
ール部材に対し非平行な第2ガイドレール部材と
で構成することにより、軽量かつコンパクトなケ
ーブル式ウインドガラス昇降装置でもつて、ウイ
ンドガラスをドアロツク装置やタイヤハウス用切
欠き等を避けるために傾動させつつドアパネル内
に収納させ得るようにすることを主たる目的とす
る。
ガラス昇降装置において、そのウインドガラスの
昇降移動をガイドするためのガイドレール部材を
改良し、それを、ドアパネル内のケーブル部材に
隣接して配置された直線状の第1ガイドレール部
材と、該第1ガイドレール部材からドア前後方向
に所定距離離れた位置に配置され、第1ガイドレ
ール部材に対し非平行な第2ガイドレール部材と
で構成することにより、軽量かつコンパクトなケ
ーブル式ウインドガラス昇降装置でもつて、ウイ
ンドガラスをドアロツク装置やタイヤハウス用切
欠き等を避けるために傾動させつつドアパネル内
に収納させ得るようにすることを主たる目的とす
る。
しかし、そのようにウインドガラスの昇降移動
を前後2本のガイドレール部材によつて案内する
ように構成すると、ウインドガラスのドア前後方
向の変位は確実に規制できるが、ドア内外方向
(車幅方向)の規制が不十分となり、ウインドガ
ラスが昇降移動時にぶれる虞れがある。
を前後2本のガイドレール部材によつて案内する
ように構成すると、ウインドガラスのドア前後方
向の変位は確実に規制できるが、ドア内外方向
(車幅方向)の規制が不十分となり、ウインドガ
ラスが昇降移動時にぶれる虞れがある。
そこで、例えば実開昭57−88867号公報等に開
示されているように、ドアパネル内上縁のベルト
ライン部の前後部にウインドガラスに摺接する2
対のスタピライザを取り付け、該スタピライザに
よつてウインドガラスの昇降時のドア内外方向の
変位を確実に規制するようにすることが考えられ
る。
示されているように、ドアパネル内上縁のベルト
ライン部の前後部にウインドガラスに摺接する2
対のスタピライザを取り付け、該スタピライザに
よつてウインドガラスの昇降時のドア内外方向の
変位を確実に規制するようにすることが考えられ
る。
ところが、その場合、ウインドガラスは2対の
スタピライザのみならず、第1および第2の2つ
のガイドレール部材によつても支持されて合計4
つの支持点で拘束されるようになり、その昇降移
動時にこじれが生じ、ウインドガラスのスムーズ
な動きが阻害される虞れが生じる。
スタピライザのみならず、第1および第2の2つ
のガイドレール部材によつても支持されて合計4
つの支持点で拘束されるようになり、その昇降移
動時にこじれが生じ、ウインドガラスのスムーズ
な動きが阻害される虞れが生じる。
そのため、さらに本考案の目的は、上記した2
本のガイドレール部材のうち、ケーブル部材から
離れた位置にある第2ガイドレール部材のウイン
ドガラスに対するドア内外方向の変位規制を緩和
することにより、ウインドガラスのドア内外方向
の変位を2対のスタピライザおよび第1ガイドレ
ール部材の3つの支持点で規制するようにし、よ
つてウインドガラス昇降時のこじれをなくしてそ
のスムーズな動きを実現することにある。
本のガイドレール部材のうち、ケーブル部材から
離れた位置にある第2ガイドレール部材のウイン
ドガラスに対するドア内外方向の変位規制を緩和
することにより、ウインドガラスのドア内外方向
の変位を2対のスタピライザおよび第1ガイドレ
ール部材の3つの支持点で規制するようにし、よ
つてウインドガラス昇降時のこじれをなくしてそ
のスムーズな動きを実現することにある。
(問題点を解決するための手段)
上記目的を達成するために、本考案の解決手段
は、自動車用ドアのドアパネル内においてほぼ上
下方向に張設されたケーブル部材に連結部材を介
してウインドガラスの下端部が連結してなり、ケ
ーブル部材の上下移動によつてウインドガラスを
開閉移動させるガラス昇降駆動手段を備える。さ
らに、上記ケーブル部材の側方に隣接してほぼ上
下方向に直線状に延設された第1ガイドレール部
材と、該第1ガイドレール部材からドア前後方向
に所定距離離れた位置にほぼ上下方向に第1ガイ
ドレール部材と非平行状態に延設された第2ガイ
ドレール部材と、ウインドガラス下部に取り付け
られ、上記第1ガイドレール部材に摺動自在にか
つドア内外方向(車幅方向)に変位不能に支承さ
れた第1摺動子と、該第1摺動子の取付位置から
離れた位置におけるウインドガラス下部に取り付
けられ、上記第2ガイドレール部材に摺動自在に
かつドア内外方向に変位可能に支承された第2摺
動子と、ドアパネル内上縁の前後部にドア内外方
向に対向して配設され、ウインドガラスに摺接す
る2対のスタピライザとを有してなり、ウインド
ガラスの開閉時、上記スタピライザおよび第1ガ
イドレール部材によつてウインドガラスのドア内
外方向の変位を規制するとともに、第1および第
2ガイドレール部材によつてウインドガラスのド
ア前後方向の変位を規制するガラス昇降案内手段
を備えた構成としている。
は、自動車用ドアのドアパネル内においてほぼ上
下方向に張設されたケーブル部材に連結部材を介
してウインドガラスの下端部が連結してなり、ケ
ーブル部材の上下移動によつてウインドガラスを
開閉移動させるガラス昇降駆動手段を備える。さ
らに、上記ケーブル部材の側方に隣接してほぼ上
下方向に直線状に延設された第1ガイドレール部
材と、該第1ガイドレール部材からドア前後方向
に所定距離離れた位置にほぼ上下方向に第1ガイ
ドレール部材と非平行状態に延設された第2ガイ
ドレール部材と、ウインドガラス下部に取り付け
られ、上記第1ガイドレール部材に摺動自在にか
つドア内外方向(車幅方向)に変位不能に支承さ
れた第1摺動子と、該第1摺動子の取付位置から
離れた位置におけるウインドガラス下部に取り付
けられ、上記第2ガイドレール部材に摺動自在に
かつドア内外方向に変位可能に支承された第2摺
動子と、ドアパネル内上縁の前後部にドア内外方
向に対向して配設され、ウインドガラスに摺接す
る2対のスタピライザとを有してなり、ウインド
ガラスの開閉時、上記スタピライザおよび第1ガ
イドレール部材によつてウインドガラスのドア内
外方向の変位を規制するとともに、第1および第
2ガイドレール部材によつてウインドガラスのド
ア前後方向の変位を規制するガラス昇降案内手段
を備えた構成としている。
(作用)
上記構成により、本考案では、ウインドの開閉
時、ガラス昇降駆動手段におけるケーブル部材の
上下移動により該ケーブル部材に連結されたウイ
ンドガラスが上下に昇降移動する。そして、この
ガラスの昇降移動に伴い、その下部に取り付けら
れた第1摺動子がドアパネル内の第1ガイドレー
ル部材内を、また第2摺動子が第1ガイドレール
部材側方の第2ガイドレール部材内をそれぞれ摺
動するとともに、ウインドガラス自体も2対のス
タピライザに摺接し、この2本のガイドレール部
材およびスタピライザによる案内作用によりウイ
ンドガラスがドアパネルに保持されながら昇降す
る。そのとき、上記第1摺動子が第1ガイドレー
ル部材にドア内外方向に変位不能に支承されてい
るのに対し、第2摺動子は第2ガイドレール部材
にドア内外方向に変位可能に支承されているた
め、ウインドガラスのドア内外方向の変位は2対
のスタピライザと第1ガイドレール部材での第1
摺動子との3つの支持点により規制され、ガラス
昇降時にこじれが生じることがなくなる。
時、ガラス昇降駆動手段におけるケーブル部材の
上下移動により該ケーブル部材に連結されたウイ
ンドガラスが上下に昇降移動する。そして、この
ガラスの昇降移動に伴い、その下部に取り付けら
れた第1摺動子がドアパネル内の第1ガイドレー
ル部材内を、また第2摺動子が第1ガイドレール
部材側方の第2ガイドレール部材内をそれぞれ摺
動するとともに、ウインドガラス自体も2対のス
タピライザに摺接し、この2本のガイドレール部
材およびスタピライザによる案内作用によりウイ
ンドガラスがドアパネルに保持されながら昇降す
る。そのとき、上記第1摺動子が第1ガイドレー
ル部材にドア内外方向に変位不能に支承されてい
るのに対し、第2摺動子は第2ガイドレール部材
にドア内外方向に変位可能に支承されているた
め、ウインドガラスのドア内外方向の変位は2対
のスタピライザと第1ガイドレール部材での第1
摺動子との3つの支持点により規制され、ガラス
昇降時にこじれが生じることがなくなる。
(第1実施例)
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
説明する。
第1図ないし第3図において、1は自動車用フ
ロントドアのドアパネルであつて、該ドアパネル
1はインナパネル2とアウタパネル3とを一体に
接合してなり、この上縁部にはドアパネル1内外
を連通する開口部4が形成され、その開口部4を
通してウインドガラス5を昇降移動させてウイン
ドを開閉するようになされている。
ロントドアのドアパネルであつて、該ドアパネル
1はインナパネル2とアウタパネル3とを一体に
接合してなり、この上縁部にはドアパネル1内外
を連通する開口部4が形成され、その開口部4を
通してウインドガラス5を昇降移動させてウイン
ドを開閉するようになされている。
上記ドアパネル1内において、その前後方向ほ
ぼ中央部のインナパネル2内面にはほぼ上下方向
に延びるレギユレータベース6が取り付けられ、
該レギユレータベース6内面の上下端部にはプー
リ7,7が軸支され、該プーリ7,7間にはケー
ブル部材8(ワイヤ部材)の中間部がほぼ上下方
向に張設されている。また、該ケーブル部材8の
中間部には、上記ウインドガラス5の下端部に2
対のボルト9,9およびナツト10,10を介し
て取り付けた三角プレート状の連結部材11が結
合されており、よつてケーブル部材8は連結部材
11を介してウインドガラス5の下端部に連結さ
れている。
ぼ中央部のインナパネル2内面にはほぼ上下方向
に延びるレギユレータベース6が取り付けられ、
該レギユレータベース6内面の上下端部にはプー
リ7,7が軸支され、該プーリ7,7間にはケー
ブル部材8(ワイヤ部材)の中間部がほぼ上下方
向に張設されている。また、該ケーブル部材8の
中間部には、上記ウインドガラス5の下端部に2
対のボルト9,9およびナツト10,10を介し
て取り付けた三角プレート状の連結部材11が結
合されており、よつてケーブル部材8は連結部材
11を介してウインドガラス5の下端部に連結さ
れている。
また、上記レギユレータベース6よりも前側の
インナパネル2内面には回転ドラム(図示せず)
が回転自在に支持され、該回転ドラムには上記ケ
ーブル部材8の両端部が巻き付けられて固着され
ている。また、上記回転ドラムの支持軸はインナ
パネル2を貫通して車室側に延び、その支持軸の
端部にはレギユレータハンドル12が取り付けら
れており、レギユレータハンドル12の回し操作
により回転ドラムを回転させてケーブル部材8を
プーリ7,7間で上下に移動させ、このケーブル
部材8の上下移動によつてウインドガラス5を開
閉移動させるようにしたガラス昇降駆動手段13
が構成されている。
インナパネル2内面には回転ドラム(図示せず)
が回転自在に支持され、該回転ドラムには上記ケ
ーブル部材8の両端部が巻き付けられて固着され
ている。また、上記回転ドラムの支持軸はインナ
パネル2を貫通して車室側に延び、その支持軸の
端部にはレギユレータハンドル12が取り付けら
れており、レギユレータハンドル12の回し操作
により回転ドラムを回転させてケーブル部材8を
プーリ7,7間で上下に移動させ、このケーブル
部材8の上下移動によつてウインドガラス5を開
閉移動させるようにしたガラス昇降駆動手段13
が構成されている。
一方、上記ケーブル部材8を張設したレギユレ
ータベース6の後縁部には、第4図にも拡大詳示
するように、ドア外方に開放された断面略C字状
の第1ガイドレール部材14がケーブル部材8と
平行になるように配置されて一体的に接合されて
いる。よつて、該第1ガイドレール部材14はケ
ーブル部材8の後方に隣接してほぼ上下方向に直
線状に延設されている。
ータベース6の後縁部には、第4図にも拡大詳示
するように、ドア外方に開放された断面略C字状
の第1ガイドレール部材14がケーブル部材8と
平行になるように配置されて一体的に接合されて
いる。よつて、該第1ガイドレール部材14はケ
ーブル部材8の後方に隣接してほぼ上下方向に直
線状に延設されている。
そして、上記第1ガイドレール部材14にはス
ライダ部材よりなる第1摺動子15が摺動自在
に、かつガイドレール部材14の略C字状の断面
形状によつてドア内外方向(第4図で上下方向)
に変位不能に支承され、該第1摺動子15は上記
ウインドガラス5下部に取り付けられた連結部材
11に連結軸16を介して回転自在に連結されて
いる。
ライダ部材よりなる第1摺動子15が摺動自在
に、かつガイドレール部材14の略C字状の断面
形状によつてドア内外方向(第4図で上下方向)
に変位不能に支承され、該第1摺動子15は上記
ウインドガラス5下部に取り付けられた連結部材
11に連結軸16を介して回転自在に連結されて
いる。
また、上記第1ガイドレール部材14からドア
後方向方に所定距離離れた位置のインナパネル2
内面にはドア外方に開放された断面略コ字状の第
2ガイドレール部材17がほぼ上下方向に延びる
ように配置されて取り付けられ、該第2ガイドレ
ール部材17は所定形状に屈曲形成されており、
よつて第2ガイドレール部材17は上記第1ガイ
ドレール部材14とは非平行状態に延設されてい
る。
後方向方に所定距離離れた位置のインナパネル2
内面にはドア外方に開放された断面略コ字状の第
2ガイドレール部材17がほぼ上下方向に延びる
ように配置されて取り付けられ、該第2ガイドレ
ール部材17は所定形状に屈曲形成されており、
よつて第2ガイドレール部材17は上記第1ガイ
ドレール部材14とは非平行状態に延設されてい
る。
そして、上記第2ガイドレール部材17にはロ
ーラ部材よりなる第2摺動子18が摺動自在に、
かつガイドレール部材17の略コ字状の断面形状
によつてドア内外方向に変位可能に支承され、該
第2摺動子18は連結軸19を介してブラケツト
20の先端部に回転自在に支持され、該ブラケツ
ト20の基部は上記第1摺動子15の取付位置か
らドア後方に所定距離だけ離れた位置におけるウ
インドガラス5下部に2対のボルト21,21お
よびナツト22,22を介して取り付けられてい
る。
ーラ部材よりなる第2摺動子18が摺動自在に、
かつガイドレール部材17の略コ字状の断面形状
によつてドア内外方向に変位可能に支承され、該
第2摺動子18は連結軸19を介してブラケツト
20の先端部に回転自在に支持され、該ブラケツ
ト20の基部は上記第1摺動子15の取付位置か
らドア後方に所定距離だけ離れた位置におけるウ
インドガラス5下部に2対のボルト21,21お
よびナツト22,22を介して取り付けられてい
る。
さらに、上記ドアパネル1内上縁部、つまり開
口部4直下のインナパネル2およびアウタパネル
3の各上縁部にはその前後部にそれぞれドア内外
方向に対向配置された2対のスタピライザ24,
24および25,25が取り付けられ、該各スタ
ピライザ24,25は、第5図に前側のものを拡
大詳示するように基部24aの表面に潤滑性を有
するテフロン植毛布24b(「テフロン」は登録商
標である。以下同じ)を貼着してなり、該テフロ
ン植毛布24bにてウインドガラス5に摺接する
ものである。而して、ウインドガラス5の開閉
時、上記2対のスタピライザ24,24および2
5,25ならびに第1ガイドレール部材14によ
つてウインドガラス5のドア内外方向の変位を規
制するとともに、第1および第2ガイドレール部
材14,17のそれぞれ第1および第2摺動子1
5,18に対する案内作用によりガラス5のドア
前後方向の変位を規制し、第2ガイドレール部材
17の屈曲形状によつてウインドガラス5を下降
時に一旦前方に傾倒させた後起立動作させるよう
にしたガラス昇降案内手段23が構成されてい
る。
口部4直下のインナパネル2およびアウタパネル
3の各上縁部にはその前後部にそれぞれドア内外
方向に対向配置された2対のスタピライザ24,
24および25,25が取り付けられ、該各スタ
ピライザ24,25は、第5図に前側のものを拡
大詳示するように基部24aの表面に潤滑性を有
するテフロン植毛布24b(「テフロン」は登録商
標である。以下同じ)を貼着してなり、該テフロ
ン植毛布24bにてウインドガラス5に摺接する
ものである。而して、ウインドガラス5の開閉
時、上記2対のスタピライザ24,24および2
5,25ならびに第1ガイドレール部材14によ
つてウインドガラス5のドア内外方向の変位を規
制するとともに、第1および第2ガイドレール部
材14,17のそれぞれ第1および第2摺動子1
5,18に対する案内作用によりガラス5のドア
前後方向の変位を規制し、第2ガイドレール部材
17の屈曲形状によつてウインドガラス5を下降
時に一旦前方に傾倒させた後起立動作させるよう
にしたガラス昇降案内手段23が構成されてい
る。
尚、第1図ないし第3図中、26はドアパネル
1内の前端部に取り付けられた上下方向に延びる
断面略コ字状のガイドレールで、ウインドガラス
5の前縁部を挾んでそのドア内外方向の変位を規
制するものである。また、27はドアパネル1内
の後端部に取り付けられたドアロツク装置であ
る。
1内の前端部に取り付けられた上下方向に延びる
断面略コ字状のガイドレールで、ウインドガラス
5の前縁部を挾んでそのドア内外方向の変位を規
制するものである。また、27はドアパネル1内
の後端部に取り付けられたドアロツク装置であ
る。
したがつて、上記実施例においては、レギユレ
ータハンドル12を回し操作すると、それに伴つ
てケーブル部材8がレギユレータベース6内で上
下移動し、このケーブル部材8の上下移動により
ケーブル部材8に連結部材11を介して連結され
たウインドガラス5が昇降移動してドアウインド
が開閉される。また、このウインドガラス5の昇
降移動に伴い、その下部の第1および第2摺動子
15,18がそれぞれ第1および第2ガイドレー
ル部材14,17内を摺動するとともに、ウイン
ドガラス5がスタピライザ24,24および2
5,25に摺接し、このガイドレール部材14,
17の摺動子15,18に対する案内作用とスタ
ピライザ24,24および25,25によるガラ
ス5の案内作用とによりウインドガラス5の昇降
時の動きが所定状態に規制される。
ータハンドル12を回し操作すると、それに伴つ
てケーブル部材8がレギユレータベース6内で上
下移動し、このケーブル部材8の上下移動により
ケーブル部材8に連結部材11を介して連結され
たウインドガラス5が昇降移動してドアウインド
が開閉される。また、このウインドガラス5の昇
降移動に伴い、その下部の第1および第2摺動子
15,18がそれぞれ第1および第2ガイドレー
ル部材14,17内を摺動するとともに、ウイン
ドガラス5がスタピライザ24,24および2
5,25に摺接し、このガイドレール部材14,
17の摺動子15,18に対する案内作用とスタ
ピライザ24,24および25,25によるガラ
ス5の案内作用とによりウインドガラス5の昇降
時の動きが所定状態に規制される。
すなわち、この場合、上記第1ガイドレール部
材14がレギユレータベース6内のケーブル部材
8と平行に配置されているのに対し、第2ガイド
レール部材17は第1ガイドレール部材14と非
平行状態になるように所定形状に屈曲形成されて
いるため、ウインドガラス5の下降時、各摺動子
15,18はその対応するガイドレール部材1
4,17での位置間の距離が常に一定となるよう
に移動して、両摺動子15,18の変位量に差異
が生じる。この摺動子5,18の変位量の差異に
より、ウインドガラス5は一旦第1摺動子15を
中心として前方に傾倒しながら下降し、所定距離
下降移動した後は元の姿勢へ起立動作しながら下
降するように動く。このウインドガラス5の動き
によりウインドガラス5をドアパネル1内後端部
のドアロツク装置27と干渉させることなくドア
パネル1内の底部まで下降させて収納することが
できる。
材14がレギユレータベース6内のケーブル部材
8と平行に配置されているのに対し、第2ガイド
レール部材17は第1ガイドレール部材14と非
平行状態になるように所定形状に屈曲形成されて
いるため、ウインドガラス5の下降時、各摺動子
15,18はその対応するガイドレール部材1
4,17での位置間の距離が常に一定となるよう
に移動して、両摺動子15,18の変位量に差異
が生じる。この摺動子5,18の変位量の差異に
より、ウインドガラス5は一旦第1摺動子15を
中心として前方に傾倒しながら下降し、所定距離
下降移動した後は元の姿勢へ起立動作しながら下
降するように動く。このウインドガラス5の動き
によりウインドガラス5をドアパネル1内後端部
のドアロツク装置27と干渉させることなくドア
パネル1内の底部まで下降させて収納することが
できる。
また、上記第1摺動子15が第1ガイドレール
部材14にドア内外方向に変位不能に支承され、
第2摺動子18は第2ガイドレール部材17に同
方向に変位可能に支承されているため、ウインド
ガラス5の昇降移動時に生じるドア内外方向の変
位は、2対のスタピライザ24,24および2
5,25と第1ガイドレール部材14での第1摺
動子15との3つの支持点により規制されること
になる。それ故、この必要最小限の支持点による
ウインドガラス5の支持によりウインドガラス5
が昇降移動時にこじれることはなく、ウインドガ
ラス5をスムーズに開閉することができる。
部材14にドア内外方向に変位不能に支承され、
第2摺動子18は第2ガイドレール部材17に同
方向に変位可能に支承されているため、ウインド
ガラス5の昇降移動時に生じるドア内外方向の変
位は、2対のスタピライザ24,24および2
5,25と第1ガイドレール部材14での第1摺
動子15との3つの支持点により規制されること
になる。それ故、この必要最小限の支持点による
ウインドガラス5の支持によりウインドガラス5
が昇降移動時にこじれることはなく、ウインドガ
ラス5をスムーズに開閉することができる。
尚、上記実施例では、第1ガイドレール部材1
4を別個に成形してレギユレータベース6に接合
したが、第6図に示すように、1枚の板材をロー
ル成形してレギユレータベース6′と第1ガイド
レール部材14′とを一体成形してもよく、強度
的に有利である。
4を別個に成形してレギユレータベース6に接合
したが、第6図に示すように、1枚の板材をロー
ル成形してレギユレータベース6′と第1ガイド
レール部材14′とを一体成形してもよく、強度
的に有利である。
また、上記実施例では、第2ガイドレール部材
17を断面略コ字状に形成し、該第2ガイドレー
ル部材17にローラ部材よりなる第2摺動子18
を支承することにより、該第2摺動子18をドア
内外方向に変位可能に構成したが、第7図に示す
ように、中央部にほぼ上下方向に延びるガイド孔
17′aを有する第2ガイドレール部材17′を設
け、該ガイドレール部材17′のガイド孔17′a
に円筒状のローラ部材よりなる第2摺動子18′
を軸方向に摺動可能に嵌装することにより、第2
摺動子18′をドア内外方向に変位可能としても
よい。また、第8図に示すように、上記第2ガイ
ドレール部材17′のガイド孔17′aの対向縁部
にみぞ車よりなる第2摺動子18″の外周溝1
8″aを嵌合し、該第2摺動子18″を連結軸19
に軸方向に移動可能に枢支することにより、第2
摺動子18″をドア内外方向に変位可能としても
よく、いずれの変形例でも上記実施例と同様の作
用効果を奏することができる。
17を断面略コ字状に形成し、該第2ガイドレー
ル部材17にローラ部材よりなる第2摺動子18
を支承することにより、該第2摺動子18をドア
内外方向に変位可能に構成したが、第7図に示す
ように、中央部にほぼ上下方向に延びるガイド孔
17′aを有する第2ガイドレール部材17′を設
け、該ガイドレール部材17′のガイド孔17′a
に円筒状のローラ部材よりなる第2摺動子18′
を軸方向に摺動可能に嵌装することにより、第2
摺動子18′をドア内外方向に変位可能としても
よい。また、第8図に示すように、上記第2ガイ
ドレール部材17′のガイド孔17′aの対向縁部
にみぞ車よりなる第2摺動子18″の外周溝1
8″aを嵌合し、該第2摺動子18″を連結軸19
に軸方向に移動可能に枢支することにより、第2
摺動子18″をドア内外方向に変位可能としても
よく、いずれの変形例でも上記実施例と同様の作
用効果を奏することができる。
さらに、上記ドアパネル1内上縁部に、基部2
4a表面にテフロン植毛布24bが貼着されてな
るスタピライザ24を取り付けたが、第9図に示
すように、基部24′aにローラ24′cを軸支し
てなるスタピライザ24′に変更してもよい。
4a表面にテフロン植毛布24bが貼着されてな
るスタピライザ24を取り付けたが、第9図に示
すように、基部24′aにローラ24′cを軸支し
てなるスタピライザ24′に変更してもよい。
(第2実施例)
第10図および第11図は本考案の第2実施例
を示し、自動車のリヤドアに適用したものであ
る。尚、第1図ないし第3図と同じ部分について
は同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
を示し、自動車のリヤドアに適用したものであ
る。尚、第1図ないし第3図と同じ部分について
は同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
すなわち、本実施例では、自動車のリヤドアの
ドアパネル1′内に取り付けたレギユレータベー
ス6に、レギユレータハンドル12の回し操作に
よつて上下移動するケーブル部材18が張設さ
れ、該ケーブル部材8には連結部材11を介して
ウインドガラス5の下端部が連結されており、レ
ギユレータハンドル12の回し操作に伴うケーブ
ル部材8の上下移動によつてウインドガラス5を
昇降移動させるようにしたガラス昇降駆動手段1
3が構成されている。
ドアパネル1′内に取り付けたレギユレータベー
ス6に、レギユレータハンドル12の回し操作に
よつて上下移動するケーブル部材18が張設さ
れ、該ケーブル部材8には連結部材11を介して
ウインドガラス5の下端部が連結されており、レ
ギユレータハンドル12の回し操作に伴うケーブ
ル部材8の上下移動によつてウインドガラス5を
昇降移動させるようにしたガラス昇降駆動手段1
3が構成されている。
また、上記レギユレータベース6内のケーブル
部材8後方にはケーブル部材8と平行にほぼ上下
方向に延びる直線状の第1ガイドレール部材14
が取り付けられ、該第1ガイドレール部材14に
は上記ウインドガラス5下部の連結部材11に取
り付けた第1摺動子15が摺動自在にかつドア内
外方向に変位不能に支承されている。
部材8後方にはケーブル部材8と平行にほぼ上下
方向に延びる直線状の第1ガイドレール部材14
が取り付けられ、該第1ガイドレール部材14に
は上記ウインドガラス5下部の連結部材11に取
り付けた第1摺動子15が摺動自在にかつドア内
外方向に変位不能に支承されている。
さらに、上記第1ガイドレール部材14からド
ア前方向に所定距離離れた位置には、第1ガイド
レール部材14と非平行状態になるように屈曲形
成されたほぼ上下方向に延びる第2ガイドレール
部材71が取り付けられ、該第2ガイドレール部
材17には、上記第1摺動子15の取付位置から
離れた位置におけるウインドガラス5下部にブラ
ケツト20を介して取り付けた第2摺動子18が
摺動自在にかつドア内外方向に変位可能に支承さ
れている。また、ドアパネル1′内上縁の前後部
にはウインドガラス5に摺接する2対のスタピラ
イザ24,24および25,25がそれぞれ内外
方向に対向して取り付けられている。そして、ウ
インドガラス5の開閉時、スタピライザ24,2
4および25,25ならびに第1ガイドレール部
材14によつてウインドガラス5のドア内外方向
の変位を規制するとともに、第1および第2ガイ
ドレール部材14,17によつてウインドガラス
5のドア前後方向の変位を規制し、第2ガイドレ
ール部材17の屈曲形状によつてウインドガラス
5を下降時に前傾させるようにしたガラス昇降案
内手段23が構成されている。
ア前方向に所定距離離れた位置には、第1ガイド
レール部材14と非平行状態になるように屈曲形
成されたほぼ上下方向に延びる第2ガイドレール
部材71が取り付けられ、該第2ガイドレール部
材17には、上記第1摺動子15の取付位置から
離れた位置におけるウインドガラス5下部にブラ
ケツト20を介して取り付けた第2摺動子18が
摺動自在にかつドア内外方向に変位可能に支承さ
れている。また、ドアパネル1′内上縁の前後部
にはウインドガラス5に摺接する2対のスタピラ
イザ24,24および25,25がそれぞれ内外
方向に対向して取り付けられている。そして、ウ
インドガラス5の開閉時、スタピライザ24,2
4および25,25ならびに第1ガイドレール部
材14によつてウインドガラス5のドア内外方向
の変位を規制するとともに、第1および第2ガイ
ドレール部材14,17によつてウインドガラス
5のドア前後方向の変位を規制し、第2ガイドレ
ール部材17の屈曲形状によつてウインドガラス
5を下降時に前傾させるようにしたガラス昇降案
内手段23が構成されている。
尚、28はドアパネル1′内前端部に取り付け
られたガイド部材で、上記第1実施例におけるガ
イドレール26と同様に、ウインドガラス5前縁
部のドア内外方向の変位を規制するものである。
また、ドアパネル1′の後端部には、後車輪を収
納する車体タイヤハウスとの干渉を避けるための
タイヤハウス切欠き29が形成されている。
られたガイド部材で、上記第1実施例におけるガ
イドレール26と同様に、ウインドガラス5前縁
部のドア内外方向の変位を規制するものである。
また、ドアパネル1′の後端部には、後車輪を収
納する車体タイヤハウスとの干渉を避けるための
タイヤハウス切欠き29が形成されている。
したがつて、本実施例では、ウインドガラス5
の下降時、第2ガイドレール部材17の屈曲形状
およびその第1ガイドレール部材14との非平行
配置により、ウインドガラス5は第1摺動子15
を中心として前方に傾倒しながら下降移動するよ
うになり、よつてウインドガラス5をタイヤハウ
ス用切欠き29との干渉を避けながらドアパネル
1′内底部に収納することができる。
の下降時、第2ガイドレール部材17の屈曲形状
およびその第1ガイドレール部材14との非平行
配置により、ウインドガラス5は第1摺動子15
を中心として前方に傾倒しながら下降移動するよ
うになり、よつてウインドガラス5をタイヤハウ
ス用切欠き29との干渉を避けながらドアパネル
1′内底部に収納することができる。
また、その際、上記第1実施例と同様に、第2
ガイドレール部材17に第2摺動子18がドア内
外方向に変位可能に支承されているので、ウイン
ドガラス5のドア内外方向の変位はスタピライザ
24,24および25,25ならびに第1ガイド
レール部材14によつて規制され、その昇降時の
こじれを防止することができる。
ガイドレール部材17に第2摺動子18がドア内
外方向に変位可能に支承されているので、ウイン
ドガラス5のドア内外方向の変位はスタピライザ
24,24および25,25ならびに第1ガイド
レール部材14によつて規制され、その昇降時の
こじれを防止することができる。
(考案の効果)
以上の如く、本考案によれば、ケーブル式のウ
インドガラス昇降装置において、ドアパネル内の
ケーブル部材に隣接して直線状の第1ガイドレー
ル部材を設け、該第1ガイドレール部材から離れ
た位置に第1ガイドレール部材と非平行状態の第
2ガイドレール部材を設ける一方、ドアパネル内
上縁の前後部にウインドガラスに摺接するスタピ
ライザを設け、2本のガイドレール部材によつて
ウインドガラスのドア前後方向の変位を規制する
とともに、スタピライザおよび第1ガイドレール
部材によつてウインドガラスのドア内外方向の変
位を規制するようにしたことにより、ウインドガ
ラスを前後に傾倒させながら昇降移動させること
ができ、軽量でかつコンパクトなケーブル式のウ
インドガラス昇降装置でもつて、ドアパネルのド
アロツク装置やタイヤハウス用切欠き等を避けて
ウインドガラスをドアパネル内に収納することが
できるとともに、ウインドガラスのドア内外方向
の変位を必要最小限の3つの支持点で規制するの
で、ウインドガラス昇降時のこじれを防止してそ
の開閉をスムーズに行うことができる。
インドガラス昇降装置において、ドアパネル内の
ケーブル部材に隣接して直線状の第1ガイドレー
ル部材を設け、該第1ガイドレール部材から離れ
た位置に第1ガイドレール部材と非平行状態の第
2ガイドレール部材を設ける一方、ドアパネル内
上縁の前後部にウインドガラスに摺接するスタピ
ライザを設け、2本のガイドレール部材によつて
ウインドガラスのドア前後方向の変位を規制する
とともに、スタピライザおよび第1ガイドレール
部材によつてウインドガラスのドア内外方向の変
位を規制するようにしたことにより、ウインドガ
ラスを前後に傾倒させながら昇降移動させること
ができ、軽量でかつコンパクトなケーブル式のウ
インドガラス昇降装置でもつて、ドアパネルのド
アロツク装置やタイヤハウス用切欠き等を避けて
ウインドガラスをドアパネル内に収納することが
できるとともに、ウインドガラスのドア内外方向
の変位を必要最小限の3つの支持点で規制するの
で、ウインドガラス昇降時のこじれを防止してそ
の開閉をスムーズに行うことができる。
第1図ないし第9図は本考案の第1実施例を示
し、第1図はインナパネルを取り除いた状態のフ
ロントドアの正面図、第2図は第1図の−線
断面図、第3図は同斜視図、第4図は第1図の
−拡大線断面図、第5図は同−線拡大断面
図、第6図は第1ガイドレール部材の変形例を示
す断面図、第7図および第8図はそれぞれ第2ガ
イドレール部材の変形例を示す断面図、第9図は
スタピライザの変形例を示す第5図相当図であ
る。第10図および第11図は第2実施例を示
し、第10図はリヤドアの第1図相当図、第11
図は第10図の−線断面図である。 1,1′……ドアパネル、5……ウインドガラ
ス、6……レギユレータベース、8……ケーブル
部材、11……連結部材、13……ガラス昇降駆
動手段、14,14′……第1ガイドレール部材、
15……第1摺動子、17,17′……第2ガイ
ドレール部材、18,18′,18″……第2摺動
子、23,23′……ガラス昇降案内手段、24,
25,24′,25′……スタピライザ、27……
ドアロツク装置、29……タイヤハウス用切欠
き。
し、第1図はインナパネルを取り除いた状態のフ
ロントドアの正面図、第2図は第1図の−線
断面図、第3図は同斜視図、第4図は第1図の
−拡大線断面図、第5図は同−線拡大断面
図、第6図は第1ガイドレール部材の変形例を示
す断面図、第7図および第8図はそれぞれ第2ガ
イドレール部材の変形例を示す断面図、第9図は
スタピライザの変形例を示す第5図相当図であ
る。第10図および第11図は第2実施例を示
し、第10図はリヤドアの第1図相当図、第11
図は第10図の−線断面図である。 1,1′……ドアパネル、5……ウインドガラ
ス、6……レギユレータベース、8……ケーブル
部材、11……連結部材、13……ガラス昇降駆
動手段、14,14′……第1ガイドレール部材、
15……第1摺動子、17,17′……第2ガイ
ドレール部材、18,18′,18″……第2摺動
子、23,23′……ガラス昇降案内手段、24,
25,24′,25′……スタピライザ、27……
ドアロツク装置、29……タイヤハウス用切欠
き。
Claims (1)
- ドアパネル内においてほぼ上下方向に張設され
たケーブル部材に連結部材を介してウインドガラ
スの下端部が連結されてなり、上記ケーブル部材
の上下移動によつてウインドガラスを開閉移動さ
せるガラス昇降駆動手段を備えているとともに、
上記ケーブル部材の側方に隣接してほぼ上下方向
に直線状に延設された第1ガイドレール部材と、
該第1ガイドレール部材からドア前後方向に所定
距離離れた位置にほぼ上下方向に第1ガイドレー
ル部材と非平行状態に延設された第2ガイドレー
ル部材と、ウインドガラス下部に取り付けられ、
上記第1ガイドレール部材に摺動自在にかつドア
内外方向に変位不能に支承された第1摺動子と、
該第1摺動子の取付位置から離れた位置における
ウインドガラス下部に取り付けられ、上記第2ガ
イドレール部材に摺動自在にかつドア内外方向に
変位可能に支承された第2摺動子と、ドアパネル
内上縁の前後部にドア内外方向に対向して配設さ
れ、ウインドガラスに摺接する2対のスタピライ
ザとを有してなり、ウインドガラスの開閉時、上
記スタピライザおよび第1ガイドレール部材によ
つてウインドガラスのドア内外方向の変位を規制
するとともに、第1および第2ガイドレール部材
によつてウインドガラスのドア前後方向の変位を
規制するガラス昇降案内手段を備えていることを
特徴とする自動車用ドアのウインドガラス昇降装
置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15379984U JPH0343354Y2 (ja) | 1984-10-11 | 1984-10-11 | |
US06/783,597 US4658546A (en) | 1984-10-11 | 1985-10-03 | Windowpane lifting mechanism for vehicle door |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15379984U JPH0343354Y2 (ja) | 1984-10-11 | 1984-10-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6169383U JPS6169383U (ja) | 1986-05-12 |
JPH0343354Y2 true JPH0343354Y2 (ja) | 1991-09-11 |
Family
ID=30711813
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15379984U Expired JPH0343354Y2 (ja) | 1984-10-11 | 1984-10-11 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0343354Y2 (ja) |
-
1984
- 1984-10-11 JP JP15379984U patent/JPH0343354Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6169383U (ja) | 1986-05-12 |
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