JPS618782A - 情報担体デイスク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は円盤状の透明基板に情報媒体層を設けて、光学
的に情報の記録・再生を行なう光情報担体ディスク（以
下、単にディスクと称す）の構造に関するものである。

従来例の構成とその問題点 従来より円盤状の透明基板の一方の面にトランク溝を形
成し、このトラック溝の面に未記録の記録媒体層を形成
したもの、あるいはあらかじめ所定の情報信号を記録し
た凹凸ピントに反射層を形成したもの等、透明基板に情
報媒体層を設けたディスク基板を用いて、前記情報媒体
層の面が互いに対向するようにあるいは単に保護基板を
前記情報媒体層に対向するように貼り合わせて形成した
ディスク、更に前記情報媒体層を覆うように保護層を設
けたディスクを使用し、レーザ光によって情報の記録再
生あるいは再生を行なう光学記録再生装置が実用化され
ている。

これらのディスクは光学記録再生装置のターンテーブル
に装着された状態で一般的には３００〜３６００ｒｐｍ
の回転数で等速回転あるいは線速度一定（ＣＬＶ）で回
転しながら記録あるいは再生を行なうものであるが、デ
ィスクがその回転数に立上がる時、停止時あるいはＣＬ
Ｖの場合の検索時にターンテーブルとディスクの間です
べりが発生しやすく、すベシが発生するとディスクに傷
が付く、あるいはこすれによる屑が発生する、またター
ンテーブルに対する回転の追従が遅れ、ＣＬＶにおける
検索に支障をきたす等の欠点があった。この対策として
ターンテーブルへのディスクの押圧力の強化が考えられ
るが、この場合押圧力を強化することによ、ってターン
テーブルの回転軸受への負荷が大きく々り小型化ができ
ない欠点があった。

従来のディスク構造を第１図、第２図で説明する。

第１図は従来のディスク構造及び光学記録再生装置のタ
ーンテーブルへの取付状態の一例を示す一部切欠断面図
である。第１図において１はディスク基板、２はディス
ク基板１の一方の面に設けたレーザ光案内用のトラック
溝、３はトランク溝の面に設けられた記録媒体層、４は
記録媒体層３を保護するだめの保護体となる保護層、６
はディスク基板のセンタ穴である。６は光学記録再生装
置のターンテーブルでゴムシート２１が貼られており、
ディスク基板１のセンタ穴６と嵌合する段差部７および
位置決り軸８と段差部７に接着されたマグネット９を有
している。１ｏはディスク基板１の押え金具でターンテ
ーブルの位置決め軸８と嵌合する穴１１で位置決めされ
マグネット９によってディスク基板１を固定している。

第１図の構成においてディスクを回転させる場合、ター
ンテーブル６を回転させて所定回転数を得るものである
が前述したディスクとターンテーブル６に貼られたゴム
シート２１の間でのすへｌｌ）によってディスクへの傷
、あるいは屑が発生する欠点があった。

次に第２図において別の従来例について説明する。第２
図において、第１図と同一構成要素は同一番号で示す。

１５はボールベＴ　ＩＪソングその外輪は押えアーム１
４に設けた孔１４−ａに固定されている。１２はディス
ク押えでベアリング１５の内輪に圧入され回転自在に支
持されている。押えアーム１４は支点軸１７により機体
１９に固定された支持板１６に回動自在に支持されてい
る。

１８は押圧バネで押えアーム１４を矢印Ａ方向に付勢し
てディスク基板１をディスク押え１２を介してターンテ
ーブル６に押圧するようにしている。

この様な構成でも第１図で述べたようにディスク基板１
とターンテーブルのゴムシート２１間ですべりが発生す
る。すべりをなくするためには抑圧バネの力を強くすれ
ばよいが押圧力を強くするとターンテーブルの軸受部の
負荷能力を上げる必要があるばかりでなく軸受の摩擦損
失が大きくなって大きな駆動力が必要となり、軸受やモ
ータ等の構成部品が大きくなシ、装置全体が大きくなる
という問題もあった。

発明の目的 本発明は上記欠点を除去しようとするものであシ、ディ
スクとターンテーブルの間のすべりを防止できる光′１
′＃報担体ディスクの構造を得ることを目的とするもの
である。

発明の構成 本発明は一方の面に情報媒体層を有したディスク基板の
少なくとも前記情報媒体層を有した血と反対面の内周領
域に射出成形による基板を使用する場合は射出成形時に
、またキャストアクリル板等の植成の板材を使用する場
合は熱転写あるいは細いサンドベーパ等で微細な凹凸の
粗面を形成することにより、ディスクの回転立上り時、
停止時あるいはＣＬＶの場合の検索時に夕〜ンテーブル
とディスクの間のすべりを防止し、ＣＬＶにおける高速
検索を可能にすると共に、傷、こすれによる屑をなくし
た情報担体ディスクである。

実施例の説明 以下本発明の実施例について図面を参照して説明する。

第３図は本発明の一実施例におけるディスク構造及び光
学記録再生装置のターンテーブルへの取付状態を示す一
部切欠断面図である。

第３図において、第１図、第２図に示す従来例と同一構
成要素は同一番号で示しである。２ｏはディスク基板１
のトラック溝２を有した面と反対面に設けた微細な凹凸
の粗面である。この微細な粗面領域はうねシを共なった
ものではなく一様な粗さで平面度は良好なものであり、
具体的には１０〜３ｏμｍの粗さのものである。この粗
面の形成方法は射出成形による基板を使用する場合には
射出成形時に形成しキャストアクリル板等の植成の板材
を使用する場合には例えば熱転写による凹凸の形成、あ
るいは細いサンドペーパー等にょる面粗加工によって得
ることができる。いづれの場合も記録ビット、あるいは
トラック溝のような高精度な凹凸を形成するのではなく
単に微細な凹凸を形成するものであるから比較的容易に
形成できるものである。前記の様な方法により形成され
た粗面２０はセンタ穴６と同径の位置から記録媒体層３
の内周までの範囲の中に形成されている。この粗面２０
の形成領域はターンテーブルの載置部の外径と略同径で
あればよい。このように一方の面すなわちターンテーブ
ルとの当接部に粗面を形成しターンテーブルに設けたゴ
ムシート２１と当接させクランプすることにより第３図
に示すように微細な凹凸部がゴムシート２１にくい込み
ゴムシート２１との摩擦係数を大きくできすべり防止に
効果があるものである、従ってディスク基板のターンテ
ーブルへの抑圧を小さくできるためターンテーブルの軸
受部の負荷能力を小さくでき装置全体を小型化できる、
またとの粗面はディスクの裏表の判別にも役立つもので
ある。

次に、第４図、第５図に基づき第２の実施例について説
明する。第３図の実施例と異なる所はディスク基板の内
周部のセンタ穴と保護層の内径の間に半径方向に複数個
の筋目を設けたところである。第４図はディスク基板の
平面図、第５図は第４図の部分断面図である。第４図、
第６図において第１図から第３図と同一構成要素は同一
番号で示す２２はセンタ穴６と保護層４の内径４−　ａ
の範囲に前記センタ穴６より半径方向に設けた筋目で、
この筋目の粗さ１３，１３１は０．０５ｒｒａｎ−０，
６ｒｒｒｍ程度のものであり、筋目の形成方法は第３図
で説明した形成方法と同様にして形成できるものである
。

このようにして形成した筋目２２の部分をターンテーブ
ルのゴムシート２１と当接させることによっても摩擦係
数を大きくできすべり防止に効果があるものである。前
記説明はディスク基板の内周部にのみ筋目を形成した構
成について説明したがターンテーブルにも同様に前記デ
ィスク基板の内周に形成した筋目と対応する筋目を形成
しディスク基板の筋目とターンテーブルの筋目がかみあ
うようにすればすべり防止効果はさらに向上するもので
ある。またディスク基板の内周部に半径方向に筋目を設
けることにより、射出成形で発生するウェルドライン等
を目だたなくする効果もあシ外観の向上にも有効となる
ものである。

尚、前述の実施例ではディスク基板の一方の面にのみ保
護層を形成したディスクで説明したがこの保護層を両面
に形成した構造のディスクにももちろん適用できるもの
である０ 第６図は本発明の他の実施例における光情報担体ディス
クの一部切欠断面図である。第６図においてディスク基
板１に形成した記録媒体層３を保護するため接着剤２３
を介して保護基板２４を貼り合わせている。粗面２０は
第３図、第４図で説明したものと同様のものである。こ
の様に貼り合せディスクにも粗面を形成することにより
今まで述べたような効果が得られるものである。

発明の効果 以上のように本発明によればディスク内周部に粗面を形
成することにより光学記録再生装置のターンテーブルと
の間のすべりを防止することができるものである。また
ディスクの押圧力を小さくできるためディスク押え部、
ターンテーブルの軸受部の負荷能力及び軸受の摩擦損失
を小さくすることが可能となり、軸受けやモータ等の構
成部品を小さくでき、装置全体を小型化できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例におけるディスクおよび光学記録再生装
置のターンテーブルへの取付状態を示す一部切欠断面図
、第２図は他の従来例のディスクおよび光学記録再生装
置のターンテーブルへの取付状態を示す一部切欠断面図
、第３図は本発明の一実施例のディスクおよび光学記録
再生装置のターンテーブルへの取付状態を示す一部切欠
断面図、第４図は本発明の一実施例における情報担体デ
ィスクの平面図、第５図は同情報担体ディスクの部分断
面図、第６図は同地の実施例における情報担体ディスク
の一部切欠断面図である。１１・・・・・・ディスク基
板、２・・・・・・トラック溝、３・・・・・・記録媒
体層、４・・・・・・保護層、２ｏ・・団・粗面。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　はが１名第１
図 第２図 第３図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）環状の情報媒体層を有するディスク基板の前記情
   報媒体層の内周領域に粗面を形成したことを特徴とする
   情報担体ディスク。
2. （２）内周領域に形成した粗面を、ディスク基板のセン
   タ穴より半径方向に節目状の凹凸により構成したことを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載の情報担体ディス
   ク。