JP2710233B2 - 光ディスク再生装置 - Google Patents

光ディスク再生装置

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JP2710233B2
JP2710233B2 JP7159055A JP15905595A JP2710233B2 JP 2710233 B2 JP2710233 B2 JP 2710233B2 JP 7159055 A JP7159055 A JP 7159055A JP 15905595 A JP15905595 A JP 15905595A JP 2710233 B2 JP2710233 B2 JP 2710233B2
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optical disk
optical
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賢一 石塚
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NEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク再生装置に
関し、特に光ディスク媒体のチルト補正に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク媒体自体のチルトが大きい場
合、光ディスク媒体に集束させたレーザ光の反射光の光
軸が移動するため、安定した再生信号が得られないこと
がある。このチルト補正にかかわる従来技術について図
3から図6を参照して説明する。
【0003】特開昭61−66237号公報は、図3に
示したように、光ピックアップ4内にチルト量検出手段
を設け、さらに光ピックアップ4の設置された光学移動
台13の傾きを制御するチルト制御部17および図示し
ていないチルト制御回路を設置し、チルト検出量に基づ
いて光学移動台13をチルト制御部17によって傾け、
光ピックアップ4からの集束光6が光ディスク媒体1の
情報記録面2に垂直に入射するように制御している。
【0004】また特開昭64−64163号公報には、
図4に示すように、光ディスク再生装置に装填された光
ディスク媒体1の最外周部分の両面からローラ19など
の支持機構によって挟み、ディスク媒体1のチルトを矯
正している。
【0005】また、図5の実開昭59−25630号公
報は、図5に示すように、光ディスク媒体1の外周部に
リング状に高慣性体20を取り付け、遠心力によって光
ディスク媒体1のチルトを矯正させている。
【0006】また、光ディスク媒体1の板厚が、0.6
mmの薄型光ディスク媒体の場合、光ディスク媒体1自
体の強度が少ないために、外部応力等によって容易に変
形する。単板では光ヘッド4のフォーカスサーボに対す
る依存度が高くなり、使用が困難である。そこで図6に
示したように、薄型光ディスク媒体1を2枚使用し、保
護樹脂層3面同士を貼り合わせて板厚を1.2mmの1
枚の光ディスク媒体とし、強度を上げて光ディスク媒体
自体の平面性を保つことも行なわれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な光ディスク再生装置では、まずチルトサーボ機構では
ピックアップ内にチルトを検出するための光学系が必要
となり、さらに、検出したチルト量から演算してピック
アップの光学移動台を制御する回路系および光学移動台
を傾けるチルト制御手段が必要になるなど装置の構造を
複雑にしている。
【0008】また、外周部を支持する補正機構では光デ
ィスク媒体の外周部に圧力が間欠的に加わることにな
り、光ディスク再生時の回転数から考えて反射膜の剥離
など光ディスク媒体の劣化が起きる可能性が高い。
【0009】また外周部に高慣性体を取り付ける方法で
は、高慣性体の重量の制約と、再生時の光ディスク媒体
の回転数などにより必ずしも最適な条件が満たせるとは
限らない上に、ディスク形状が異なることから限定され
た再生装置でしか再生ができない。
【0010】厚さ0.6mmの薄型光ディスク媒体の場
合、必ずしも両面分の記録容量を必要とするわけではな
く、収録ソフトの容量によっては、片面のみで足りてし
まうものもある。この場合、もう一つの面は何も記録し
ないか、何も記録されていないことを使用者に知らせる
案内を記録するなどの意味を持たない面となる。しかし
ながら片面記録のみの光ディスク媒体を製造するために
も薄型光ディスク媒体が2枚必要で、貼り合わせも行う
ことから両面記録時と製造コストは同じである。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで本発明では、光デ
ィスク再生装置内に、装填された光ディスク媒体を光ピ
ックアップの反対面側からは平面度の高い硬質なプレー
トを押し当て、光ピックアップのある面側からは、読み
出しレーザ光が透過可能な平面度の高い硬質なプレート
を押し当て、前記光ディスク媒体のチルトを矯正して平
面な状態に補正する手段を設置し、前記読み出しレーザ
が透過可能な平面度の高い硬質なプレート越しに光ディ
スク媒体の情報記録面に焦点を結ばせたときに収差が最
小になるよう光学設計された光ピックアップを搭載させ
た。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例について図1及び図2
を参照して説明する。
【0013】図1は、本発明の第一の実施例を示す側面
図である。図1を参照すると、本発明の第一の実施例
は、光ディスク再生装置内に装填された厚さ1.2mm
の光ディスク媒体1と、光ディスク媒体1の情報記録面
2から再生信号を読み出す光ピックアップ4と、スピン
ドルモータ7により回転するディスクステージ9と、デ
ィスクステージ9上に装填された光ディスク媒体1を保
持するディスク押さえ10と、ディスク押さえ10と光
ディスク媒体1の間に挟まれ光ディスク媒体1に押し当
てられる上部平面プレート11と、ディスクステージ9
と光ディスク媒体1の間に挟まれ光ディスク媒体1に押
し当てられる下部透過型平面プレート12から構成され
る。
【0014】上部平面プレート11と下部透過型平面プ
レート12は外部環境の変化や外部応力によって容易に
変形しない材質、例えば強化ガラスなどを使用する。ま
た透過型平面プレート12は、光ピックアップ4から出
射される集束光6が透過し、再生信号を得るのに充分な
透過率を有するもの、例えば強化ガラスが好ましい。
【0015】ディスクステージ9、下部透過型平面プレ
ート12、ディスク媒体1、上部平面プレート11、デ
ィスク押さえ10の各接触面は平行に配置されている。
【0016】また、光ディスク再生装置の下部には光ヘ
ッドが図示省略の光学移動台を介して光ディスク再生装
置内に取り付けられ、スピンドルモータは同様に光ディ
スク再生装置内に取り付けられ固定され、スピンドルモ
ータ7の回転軸8にはディスクステージ9が取り付けら
れ、この上には下部透過型平面基板が取り付けられてい
る。そして、同様に光ディスク再生装置の上部に取り付
けられた回転軸8にはディスク押さえ10が取り付けら
れ、ディスク押さえ10には上部平面プレート11が取
り付けられている。上部と下部の回転軸8は同一軸上に
配置され、それぞれ独立したものである。
【0017】光ディスク媒体1を装填すると、下部透過
型平面プレート12の上に装填された光ディスク媒体1
が置かれ、光ディスク媒体1の中心穴(図示省略)とス
ピンドルモータ7の回転軸8またはディスクステージの
回転軸8によって、光ディスク媒体1の保持位置が位置
決めされる。続いて上部平面プレート11がディスク押
さえ10と伴に図示省略の加圧手段により、装填された
光ディスク媒体1の保護樹脂層3上に押し当てられる。
【0018】これにより光ディスク媒体1は下部透過型
平面プレート12と上部平面プレート11によって挟ま
れる形となり、平行に配置された下部透過型平面プレー
ト12と上部平面プレート11の平面によって同一平面
になる方向に圧力が加わりチルトが矯正され、光ディス
ク媒体1自体のチルトが平面に補正される。
【0019】信号再生に当たっては、光ピックアップ4
から照射されたレーザ光の集束光6が光ディスク媒体1
の情報記録面2に集束させて行うが、本発明の光ディス
ク再生装置では下部透過型平面プレート12越しにレー
ザ光を集束させるため、対物レンズ5は収差が最小とな
るように光学設計されたものを搭載する。
【0020】本発明の光ディスク再生装置では、情報記
録面2と光ピックアップ4の対物レンズ5の距離が下部
透過型平面プレート12の厚さ分だけ離れることにな
り、対物レンズ5のNAを維持するためには、対物レン
ズ5の大口径化が必要となり、光ヘッド4の対物レンズ
5駆動手段である図示省略のアクチュエータの負担が大
きくなるかに思われるが、それに関しては光ディスク媒
体1のチルトが抑制されるため、対物レンズ5のフォー
カス方向の移動量は少なく、大口径の対物レンズを使用
してもアクチュエータの負担が軽減されることで回避で
きる。
【0021】また、光ディスク媒体1の中には、厚さ
1.2mmまたは0.6mmの光ディスク媒体1を2
枚、保護樹脂層3面同士を貼り合わせて、1枚の両面再
生を可能な光ディスク媒体1としたものもあるが、その
場合には上部平面プレート11の構成を変更し、下部透
過型平面プレート12と材質と板厚を同一構成とするこ
とで、本発明の光ディスク再生装置においても両面再生
が可能となる。
【0022】続いて図2は、本発明の第二の実施例を示
す側面図である。図2を参照すると、本発明の第二の実
施例の構成は第一の実施例と同様であるが、光ディスク
媒体1の板厚を従来の1.2mmから単板の0.6mm
の薄型光ディスク媒体に変更している。
【0023】動作も第一の実施例と同様で、厚さ0.6
mmの薄型光ディスク媒体1自体のチルトが平面に補正
される。
【0024】厚さ0.6mmの薄型光ディスク媒体の場
合は、厚さ1.2mmの従来光ディスク媒体よりも薄型
であることから強度が低く、下部透過型平面プレート強
度もそれに見合って薄型化が図れるため、第二の実施例
では下部透過型平面プレート12の板厚を第一の実施例
の半分としている。これにより対物レンズ5の高NA化
と小径化が図れる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による光デ
ィスク再生装置は、構造を複雑にする機構を搭載するこ
となく、また光ディスク媒体を劣化させたり、光ディス
ク媒体自体の構成を変更することなく、光ディスク媒体
を上面と下面から平面プレートによって挟むという簡単
な構成で、光ディスク媒体の有するチルトを平面に補正
することにより、光ディスク媒体で反射され光ピックア
ップに戻るレーザ光の光軸が安定し良好な再生信号を得
ることができる。
【0026】また、第二の実施例によれば、厚さ0.6
mmの薄型光ディスクにおいても二枚貼り合わせなしに
単板状態で良好な信号再生が可能となり、光ディスク媒
体の製造コストを削減することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク再生装置の光ディスク媒体
装填部分の側面図である。
【図2】本発明の薄型光ディスク再生装置の薄型光ディ
スク媒体装填部分の側面図である。
【図3】従来のチルトサーボ機構を搭載した光ディスク
再生装置の側面図である。
【図4】従来のローラによる光ディスク媒体のチルト補
正機構を搭載した光ディスク再生装置の側面図である。
【図5】従来の高慣性体による光ディスク媒体のチルト
補正機構を搭載した光ディスク再生装置の断面図であ
る。
【図6】0.6mm薄型基板を2枚貼り合わせた光ディ
スク媒体を装填した光ディスク再生装置の側面図であ
る。
【符号の説明】
1 光ディスク媒体 2 情報記録面 3 保護樹脂層 4 光ピックアップ 5 対物レンズ 6 集束光 7 スピンドルモータ 8 回転軸 9 ディスクステージ 10 ディスク押さえ 11 上部平面プレート 12 下部透過型平面プレート 13 光学移動台 14 光学移動台支持柱 15 光学移動台チルト制御軸 16 チルト制御モータ 17 チルト制御部 18 支持部 19 ローラ 20 高慣性体

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック製の光ディスク媒体上に記
    録されたピット情報を光ピックアップによって読み出す
    光ディスク再生装置において、 前記光ディスク再生装置に装填された光ディスク媒体を
    光ピックアップの反対面側からは第1の平面硬質プレー
    トを押し当て、 光ピックアップのある面側からは、読み出しレーザ光が
    透過可能な第2の平面硬質プレートを押し当て、前記光
    ディスク媒体のチルトを矯正して平面な状態に補正した
    ことを特徴とする光ディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 前記読み出しレーザが前記第2の平面硬
    質プレート越しに光ディスク媒体の情報記録面に焦点を
    結ばせたときに収差が最小になるよう光学設計された光
    ピックアップを搭載することを特徴とする請求項1記載
    の光ディスク再生装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の平面硬質プレートは、強化ガ
    ラスであることを特徴とする請求項2に記載の光ディス
    ク再生装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の平面硬質プレートは、強化ガ
    ラスであることを特徴とする請求項2に記載の光ディス
    ク再生装置。
JP7159055A 1995-06-26 1995-06-26 光ディスク再生装置 Expired - Lifetime JP2710233B2 (ja)

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JPH0917079A JPH0917079A (ja) 1997-01-17
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US20060064702A1 (en) * 2002-09-11 2006-03-23 Koninklijke Philips Electroincs, N.V. Apparatus for tilt correction of an informtion carrier
DE602006009953D1 (de) * 2006-11-15 2009-12-03 Ods Technology Gmbh EcoDisc
EP1923873A1 (en) 2006-11-15 2008-05-21 ODS Technology GmbH EcoDisc

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