JPH0624008Y2 - 記録再生用デイスク - Google Patents

記録再生用デイスク

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JPH0624008Y2
JPH0624008Y2 JP1987068308U JP6830887U JPH0624008Y2 JP H0624008 Y2 JPH0624008 Y2 JP H0624008Y2 JP 1987068308 U JP1987068308 U JP 1987068308U JP 6830887 U JP6830887 U JP 6830887U JP H0624008 Y2 JPH0624008 Y2 JP H0624008Y2
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JP
Japan
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sheet
recording
hub
head
disk
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JP1987068308U
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JPS63176980U (ja
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正幸 黒田
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Sony Corp
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  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、磁気シート等のシート状記録媒体を初期張
力をかけた状態に保持して使用する記録再生用デイスク
に関するものである。
〔考案の概要〕
この考案は、磁気シート等のシート状記録媒体を初期張
力をかけた状態で保持して使用する記録再生用デイスク
において、シート状記録媒体の内外周を分離されたハブ
とリングとで保持しながら、このハブとリングとの間に
介在する結合部に適切な曲げ剛性を与えて、記録再生用
ヘッドが上記シート状記録媒体と接触するとき、その接
触圧が過大とならないようにしたものである。
〔従来の技術〕
磁気シート等のシート状記録媒体を初期張力をかけた状
態に保持して使用する記録再生用デイスクの従来例とし
て、実公昭53−29131号公報(以下従来例1と記
載する)や特開昭59−60736号公報(以下従来例
2と記載する)等がある。
従来例1は、SSRデイスクと称されるものであつて、
上下一対の磁気シートに初期張力をかけた状態で、これ
らの磁気シートの内外周を円板状のデイスク基板の内外
周の上下に貼り付けたものである。また従来例2はフロ
ツピーデイスクであつて、第3図に示すように、1枚の
磁気シート1に初期張力をかけた状態で、その1枚の磁
気シート1の外周をリング2に固定したものである。
なお、これらの記録再生用デイスクは、何れもモータに
て駆動されるデイスクテーブル上に装着されて回転駆動
され、磁気シートに接触される磁気ヘツドによつて記録
又は再生されるものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来例1では、合成樹脂にて成形された
デイスク基板の曲げ剛性が高いので、記録再生時にヘッ
ドが磁気シートに接触しても、その接触圧で上記ディス
ク基板が撓むことはほとんど考えられない。しかも、デ
イスク基板には成形歪み(通常50ミクロン以上にもな
る。)が発生し易いために、デイスクの回転駆動時に、
磁気シートに面振れによる振動が発生し易い。このた
め、磁気シートにはランアウト(Run Out)の影響が出
易くて、磁気シートに対する磁気ヘツドの接触状態が安
定しないばかりか、磁気ヘツドによつて磁気シートが損
傷され易く、磁気シートの寿命も短い。
また従来例2は、第3図に1点鎖線で示すように、デイ
スクの回転駆動時の遠心力とリング2の重量とのバラン
スにより磁気シートを上下の中立点で安定させるように
したものであるが、磁気シート1の外周部まで完全な水
平状態に安定させることはできず、特に、磁気シート1
の外周部での磁気ヘツド3の接触状態が悪い。また第3
図に実線で示すように、磁気ヘツド3を磁気シート1の
上面で特に外周側に接触させた時に、上記バランスが簡
単に崩れて磁気シート1が下方(矢印a方向)に容易に
逃げ易く、磁気シート1の特に外周側において、磁気シ
ート1に対する磁気ヘツド3の接触状態(接触圧)が安
定しない。
この考案は、このような問題点を解決するためになされ
たものであつて、シート状記録媒体の内外周をそれぞれ
保持するハブとリングとの間に介在させた結合部に適切
な曲げ剛性を与え、ヘッドが記録再生時に磁気シートと
接触するとき、上記結合部が撓んで接触圧が過大となら
ないようにした記録再生用デイスクを提供するものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案の記録再生用デイスクは、その中心部に位置し
て駆動軸に結合されるハブ部と、その外周部に位置を占
めるリング部と、その記録面に対して直交する方向に弾
性を有しかつ上記リング部と上記ハブ部に結合させて支
持する弾性結合部と、初期張力がかけられた状態で上記
ハブ部とリング部とにそれぞれ内外周部分を固定される
シート状記録媒体とから成り、上記シート状記録媒体に
ヘッドを接触させて記録再生を行うとき、上記弾性結合
部が上記ヘッドの接触圧で上記直交する方向に弾性変位
し、これによって上記接触圧が過大とならないように構
成した。
〔実施例〕
以下に、この考案の実施例を第1図〜第3図によつて説
明する。
先ず、第1図に示すように、記録再生用デイスク(以下
単にデイスクと記載する)11は、SSRデイスクと称
されるものであつて、中心にハブ孔12を有するハブ1
3と、そのハブ13に対して分離され、かつそのハブ1
3の外周に同心円状に配置されたリング14と、これら
ハブ13とリング14とを一体に結合する円板状の弾性
結合体22と、初期張力がかけられた状態でハブ13と
リング14との上下にそれぞれ固定されたシート状記録
媒体である上下一対の平行な磁気シート15とによつて
構成されている。なお、ハブ13及びリング14はポリ
エーテルイミド等の合成樹脂やアルミニウム等の軽金属
にて成形されたものである。また、弾性結合体22はス
テンレス板(厚みが0.1ミリ程度)等の膨張係数の少
ない部材によつて構成されたものであり、この弾性結合
体22には上下方向(第1図で矢印b方向)に適切な弾
性を有するものである。
そして、ハブ13及びリング14には、上下一対の水平
な基準面16、17と、それらの内周及び外周にテーパ
ー状に形成された上下一対の接着面18、19とを有
し、初期張力がかけられた上下一対の磁気シート15は
その内外周15a、15bを両基準面16、17によつ
て平行状に規制された状態で両接着面18、19に接着
剤によつて接着されている。なお、両接着面18、19
には接着剤逃げ用の環状溝20が形成されている。
そして、上下一対の磁気シート15と弾性結合体22と
の間が、その内外周がハブ13及びリング14で囲まれ
たヘツド逃げ用の内部空間に形成されている。
以上のように構成されたデイスク11は、例えば第1図
に示すように、ハブ13をそのハブ孔12によつてスピ
ンドル25に挿入して、そのハブ13をハブ押え26に
よつてスピンドル25に固定し、モータ(図示せず)に
よつて回転駆動されるスピンドル25によつて、ハブ1
3、上下一対の磁気シート15及びリング14を互いに
一体に300〜3600rpmの回転速度で回転駆動す
る。そして、この回転駆動されるデイスク11の上下一
対の磁気シート15に記録及び/又は再生ヘツドである
磁気ヘツド27を接触させて、上下一対の磁気シート1
5を選択的に記録又は再生するように使用される。
しかしてこの際、磁気ヘッド27と磁気シート15との
間の接触圧が過大とならぬよう、たとえばその接触圧が
1グラム以下に抑えられるように、上記接触圧にて弾性
結合体22が撓むようにする。
たとえば第2図において上記接触圧が増加し始めると、
記録再生用ディスクは同図の一点鎖線で示すように撓
み、またこの接触圧が減少し始めると、上記記録再生用
ディスクは同図の実線で示すように戻るようにする。な
お上記実施例では、弾性結合体22に適切な剛性を付与
するために、その厚みは既述のごとく0.1mm程度とし
た。これは従来の厚みよりもはるかに薄い。
ところで上記弾性結合体22のような薄い円板の曲げ剛
性は、円板の厚みの3乗に比例すると考えてよいから、
従来の厚みをたとえば1mmとすれば、その厚み比は1/
10となるに過ぎないが、曲げ剛性比は1/1000と
なる。したがって従来の記録再生用ディスクと較べる
と、本考案のディスクははるかに撓み易くなる。またこ
のように曲げ剛性が小になると、磁気ヘツド27を磁気
シート15から例えば1ミクロン程度に安定して浮かせ
るような低浮上化も可能になる。
かくしてこの考案によれば、ランアウトを大巾に改善す
ることができて、磁気ヘツド27と磁気シート15の接
触状態を非常に安定させることができ、高密度記録が可
能になる。また、磁気ヘツド27と磁気シート15の損
傷を防止して、耐久性及び信頼性を増大させることがで
きる。
また、弾性結合体22として、膨張係数の少ない部材
(例えばステンレス板)を使用すれば、サーマル・オフ
・トラツク(THERMAL・OFF・TRACK)の
影響が出なくなる。
以上、この考案の実施例に付き述べたが、この考案は実
施例に限定されることなく、この考案の技術的思想に基
づいて各種の有効な変更が可能である。
例えば、実施例では、弾性結合体22として円板状のも
のを示したが、放射状のものであつても良い。
また実施例では、上下一対の磁気シート15を平行状に
貼り付けたものを示したが、上又は下の何れか一方の一
枚磁気シート15であつても良い。
〔考案の効果〕
以上述べたように、この考案の記録再生用デイスクは、
その記録面に対し直交する方向に適切な弾性を有する弾
性結合部によって、その中心部に位置するハブ部と、そ
の外周部に位置するリング部とを結合し、そのシート状
記録媒体にヘッドを接触させて記録再生を行うとき、上
記弾性結合部が上記ヘッドの接触圧で撓み、上記接触圧
が過大とならないように構成したから、ランアウトを大
巾に改善することができて、ヘツドとシート状記録媒体
の接触状態を非常に安定させることができ、高密度記録
が可能になる。また、ヘツドとシート状記録媒体の損傷
を防止して、耐久性及び信頼性を増大させることができ
る。また、シート状記録媒体に対するヘツドの低接触化
(1グラム以下の接触圧の確保)や低浮上化(1ミクロ
ン程度の浮上量の確保)等が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す全体の断面図、第2
図は同上の動作を説明する要部の断面図である。 第3図は従来例を説明する断面図である。 なお、図面に用いられている符号において、 11……記録再生用デイスク 13……ハブ 14……リング 15……磁気シート(シート状記録媒体) 22……弾性結合体 27……記録再生用ヘッド である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】その中心部に位置して駆動軸に係合される
    ハブ部と、 その外周部に位置を占めるリング部と、 その記録面に対して直交する方向に弾性を有しかつ上記
    リング部を上記ハブ部に結合させて支持する弾性結合部
    と、 初期張力がかけられた状態で上記ハブ部とリング部とに
    それぞれ内外周部分を固定されるシート状記録媒体とか
    ら成り、 上記シート状記録媒体にヘッドを接触させて記録再生を
    行うとき、上記弾性結合部が上記ヘッドの接触圧で上記
    直交する方向に弾性変位し、これによって上記接触圧が
    過大とならないようにした記録再生用ディスク。
JP1987068308U 1987-05-07 1987-05-07 記録再生用デイスク Expired - Lifetime JPH0624008Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987068308U JPH0624008Y2 (ja) 1987-05-07 1987-05-07 記録再生用デイスク

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987068308U JPH0624008Y2 (ja) 1987-05-07 1987-05-07 記録再生用デイスク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63176980U JPS63176980U (ja) 1988-11-16
JPH0624008Y2 true JPH0624008Y2 (ja) 1994-06-22

Family

ID=30908002

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987068308U Expired - Lifetime JPH0624008Y2 (ja) 1987-05-07 1987-05-07 記録再生用デイスク

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Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4631609A (en) * 1984-02-16 1986-12-23 Minnesota Mining And Manufacturing Company Stretched surface recording disk substrate
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JPS6229620U (ja) * 1985-08-03 1987-02-23

Also Published As

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JPS63176980U (ja) 1988-11-16

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