JPS6186288A - 感熱転写シ−ト - Google Patents

感熱転写シ−ト

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JPS6186288A
JPS6186288A JP59208381A JP20838184A JPS6186288A JP S6186288 A JPS6186288 A JP S6186288A JP 59208381 A JP59208381 A JP 59208381A JP 20838184 A JP20838184 A JP 20838184A JP S6186288 A JPS6186288 A JP S6186288A
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JP
Japan
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heat
transfer layer
sensitive
sheet
transfer sheet
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Application number
JP59208381A
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English (en)
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Masanori Akata
正典 赤田
Mineo Yamauchi
山内 峰雄
Masaki Kutsukake
沓掛 正樹
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、感熱転写シートの改良に関する。
(従来の技術) 近年、サーマルヘッドを用いる感熱記録方法が、騒音の
ないこと、装置が比較的廉価でコンパクトであること、
保守性にすぐれることなどの利点から、広く用いられる
ようになっている。その感熱記録の1つの技術として、
熱や有機溶剤により二次発色することがなく、記録の保
存性にすぐれる感熱転写シート、すなわち基材シート上
に加熱により被転写シートに移行する染料を含む感熱転
写層を設けた感熱転写シートおよび加熱により被転写シ
ートに転写する転写インキ層を設けた感熱転写シートを
用いる方法がある。
従来、感熱転写シートの基材シートとしては。
コンデンサー紙のような紙類が使用されている。
このような薄紙は強度が低く、特に引き裂きに弱いので
、例えばポリエステル樹脂のような強靭なプラスチック
のフィルムを基材シートとして使用することが望ましい
が、実際は使用されていない。それは、印字の際にサー
マルヘッドにより感熱転写シートに300℃前後の高熱
が加わり、プラスチングがサーマルヘッドに融着してし
まう、いわゆるスティッキングのトラブルが起こりやす
いからである。
感熱転写シートの基材シートとしてプラスチンクフィル
ムの使用を可能にする方策として、蒸着のよる金属層を
設けること(特開昭54−143152号公報)や、熱
硬化性樹脂の耐熱保護層を設けること(特開昭55−7
467号公報)、あるいは過冷却性の物質を潤滑剤に利
用すること(特開昭55−146790号公報)などが
提案された。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、金属の蒸着はバッチ処理によらねばならずコス
ト高を免れないし、スティッキングの防市に有効なほど
厚くすると、解像度に影響が出てくる。熱硬化性樹脂の
保護層の利用も、硬化を要するため製造工程を複雑にす
るし、過冷却性の物質は毒性、臭気あるいはヘッドに対
する腐食性などの難点がある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記の如き従来技術の欠点を解決すべく鋭意研
究の結果、従来の感熱転写シートの基材シートに代えて
、芳香族ポリアミド樹脂からなる基材シートを採用する
ことにより、上記の如き問題点が解決できることを知見
して本発明を完成した。
すなわち、本発明は、基材シートの一面に感熱転写層を
有する感熱転写シートにおいて、基材シートが芳香族ポ
リアミド樹脂からなることを特徴とする感熱転写シート
である。
本発明の詳細な説明すると、本発明で使用し、主として
本発明を特徴づける基材シートとして使用する芳香族ポ
リアミド樹脂とは、芳香族ポリカルボン酸と芳香族ポリ
アミンから得られる芳香族ポリアミド樹脂であり、一般
的には、芳香族ポリカルボン酸のクロリドと芳香族ポリ
アミンとを界面縮重合法や低温溶液重縮合法で合成され
、塩化リチウムを含むジメチルアセトアミド中に溶解し
てフィルム等に成形されているものである。芳香族ポリ
アミド樹脂は、使用する原料によって種々のものが得ら
れるが、本発明において特に好ましいものは、イソフタ
ル酸クロライドとm−フェニレンジアミンを縮重合して
得られるポリ−m −7エニレンイソフタルアミドであ
る。これらの芳香族ポリアミド樹脂は、例えばデュポン
社から「ノメックス」、rHT−IJの商品名で、また
東し社から「アラミド」等の商品名で市販され、市場か
ら容易に入手し得るものである0本発明者は、このよう
な芳香族ポリアミド樹脂からなるフィルムを前述の如き
従来の感熱転写シートの基材シートとして採用するとき
は、前述の如き従来技術の問題、特にスティッキングの
問題が容易に解決されることを知見したものである。
本発明で感熱転写シートの基材シートとして使用する芳
香族ポリアミド樹脂フィルムは、従来の感熱転写シート
の基材シートと同様に、3〜50gm、好ましくは3〜
15gmのフィルムであり、また形状においては、所定
の寸法に裁断した枚葉シート状であってもよく、また連
続状あるいは巻取状であってもよく、更に巾の狭いテー
プ状であってもよい。
本発明の感熱転写シートは、上記の如き特定の基材シー
トを使用することを主たる特徴としており、その第1の
実施態様としては、上記の如き基材シート状に設ける感
熱転写層が、熱移行性の染料およびバインダー樹脂から
なる感熱昇華転写層である態様である。該態様の本発明
の感熱転写シートは、従来公知の熱移行性の染料、すな
わち、昇華転写性の染料とバインダー樹脂とを適当な溶
剤中に溶解または分散させて塗工液を調製し、該塗工液
を前記の芳香族ポリアミド樹脂からなる基材シートの一
方の表面に、例えば約0.2=5.0JLm、好ましく
は0.4〜2.0pmの乾燥膜厚となる塗布量で塗布、
乾燥して感熱昇華転写層を形成することのよって得られ
る。
このような感熱昇華転写層の形成に有用である染料とし
ては、従来、感熱昇華転写シートに使用されている昇華
性染料はいずれも使用できるが、本発明で特に好ましい
ものは、約150〜400程度の小さい分子量を有する
ものであり、昇華温度、色相、耐光性、インキおよびバ
インダー樹脂中での溶解性、分散性などを考慮して選択
される。具体的には、例えば、従来分散染料として使用
されているものであって、好ましいものとして、ミケト
ン会ポリエステル・イエローYL(三井東圧製、C,1
,ディスバーズ・イエロー42)、ミケトン・ポリエス
テル・イエロー5G(三井東圧製、C,1,ディスバー
ズ・イエロー5)、カヤセット・イエローG(日本化薬
製、C1!、ソルベントブルーロー77)、カヤセット
・イエローA−N (日本化薬製、C,1,ソルベント
−イエロー125(S))、PTY−52(三菱化成製
、G、I。
ディスバーズ−イエロー14−1)PTY−56(三菱
化成製、C0!、ディスバーズ・イエロー3)、ミケト
ン・ポリエステルレッドBSF (三井東圧製、C,1
,ディスバーズレッド111) ミヶトンeポリエステ
ルレッドT3B (三井東圧製、C:、1.ディスバー
ズレッド228(S))、 カヤセットレッドB(日本
化薬製、C,1,ディスバーズレッド135)、カヤセ
ットレッド126(日本化薬製、C,1,ディスバーズ
レッド4)、PTR−54(C,1,ディスバーズレッ
ド50)、PTR−63(三菱化成製、C,1,ディス
バーズレッド60)、ミケトンφポリエステルブルーF
BL(三井東圧製、C,1,ディスパーズブルー56)
、ディスチャージ・ブルーR(三井東圧製、C,1,デ
ィスパーズブルー106)、  ミツイPSブルー3R
(三井東圧製、 C,1,ディスパーズブルー33)、
PTB−67(三菱化成製、C,1,ディスパーズブル
ー241)、PTB−77(三菱化成製、C,1,ソル
ベントブルー90)、カヤセットフルー906(日本化
薬製、C,1,ソルベントブルー112)、カヤセット
ブルー141(日本化薬製、C,1,ソルベントブルー
114 (S) )等があげられる。
また、上記の染料とともに用いるバインダー樹脂として
は、このような目的に従来公知であるバインダー樹脂が
いずれも使用することができ、通常耐熱性が高く、しか
も加熱された場合に染料の移行を妨げないものが選択さ
れ、例えば、セルロース系樹脂として、エチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシセ
ルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセル
ロース、酢酸セルロース、酢酪酸セルロース等、ビニル
系樹脂としては、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリビニルブチラール、ポリビニルピロリドン、ポ
リエステル、ポリアクリルアミド等があげられる。
このようなバインダー樹脂は、例えば染料100重量部
あたり約80〜600重量部の割合で使用するのが好ま
しい。
本発明において上記の染料およびバインダー樹脂を溶解
または分散するためのインキ溶剤としては、従来公知の
インキ溶剤が自由に使用でき、具体的には、アルコール
系としてメタノール、エタノール、イソプロピルアルコ
ール、ブタノール、インブタノール等、ケトン系として
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ミクロ
へキサノン等、芳香族系としてトルエン、キシレン等、
ハロゲン系としてジクロルメタン、トリクロエタン等、
ジオキナン、テトラヒドロフラン等、また上記の溶媒の
混合物があげられる。これらの溶剤は、使用する前記染
料を所定濃度以上に、且つ前記バインダー樹脂を十分に
溶解または分散するものとして選択し使用することが重
要である。例えば、前記染料とバインダー樹脂との合計
重量の約9〜20倍の量の溶剤を使用するのが好ましい
以上の如くして得られる好ましい態様の本発明の感熱転
写シートは、従来公知の被感熱転写シートと重ね合せ、
いずれかの面から、好ましくは感熱転写シートの裏面か
ら、例えばサーマルヘッド等の加熱手段により画像信号
に従って加熱することにより、感熱転写層中の染料は比
較的低エネルギーで容易に被感熱転写シートの受容層に
、加熱エネルギーの大小に従って移行転写され、優れた
鮮明性、解像性の階調のあるカラー画像を形成できる。
以上の如き転写操作において、本発明の感熱転写シート
はその基材シートとして、極めて優れた耐熱性を有する
芳香族ポリアミド樹脂フィルムを使用しているので、前
述の如き従来技術の欠点、特にサーマルヘッドのスティ
ッキングの問題は十分に解決されている。
本発明の好ましい第2の実施態様は、感熱転写シートの
感熱転写層が染料または顔料およびワックスからなる感
熱溶融転写層である態様である。
該態様の本発明の感熱転写シートは、前述の如き特定の
基材シートの一方の表面に、染料または顔料の如き着色
剤を含むワックスからなる感熱転写層形成用インキを用
意し、該インキから感熱溶融転写層を形成することによ
って得られる。該インキは、適当な融点をもったワック
ス類たとえばパラフィンワックス、マイクロクリスタリ
ンワックス、カルナウバワックス、ウレタン系ワックス
等などをバインダーとし、カーボンブラックや各種の染
料、顔料などの着色剤を配合し分散してなるものである
。使用する染料または顔料とワックスの割合は、形成す
る感熱溶融転写層中で染料または顔料が約10〜65重
量%を占める範囲がよく、また形成する層の厚さは約1
.5〜6.0#Lmの範囲が好ましい。その製造および
基材フィルム上への適用は、既知の技術に従って実施で
きる。
以上の如き第2の好ましい態様の本発明の感熱転写シー
トは、前記の第1の態様と同様に使用すると、感熱溶融
転写層が被転写シートに転写され、すぐれた印字を与え
、前記と同様にサーマル5ツドのスティッキングの問題
は十分に解決されている。
本発明の更に別の好ましい態様は、以上の如き態様の感
熱転写シートの感熱転写層が設けられていない基材シー
トの面に、特定の材料からなる耐熱スリップ層を設けた
態様である。このような耐熱スリップ層は、多価アルコ
ール高分子化合物と多価イソシアネート化合物およびリ
ン酸エステル系化合物から形成する。
このような多価アルコール高分子化合物としては、OH
基を有するポリビニルブチラール樹脂、ポリエステル樹
脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、ポリエーテル樹
脂、ポリブタジェン樹脂、アクリルポリオール、ウレタ
ン若しくはエポキシのプレポリマー、またはニトロセル
ロース樹脂、セルロースアセテートプロピオネート樹脂
、セルロースアセテートブチレート樹脂若しくは酢酸セ
ルロース樹脂等のうちから選択することが望ましい。上
記の樹脂はその重合単位中にOH基を有するものの他、
末端や側鎖に未反応のOH基を有しているものでもよい
。本発明において、特に好ましい多価アルコール高分子
化合物は、耐熱性に優れた反応生成物を生じるポリビニ
ルブチラール樹脂である。ポリビニルブチラール樹脂と
しては、できるだけ高分子量でありかつイソシアネート
類との反応サイトである一〇H基を多く含有するものが
好ましい、特に好ましいのは、ポリビニルブチラール樹
脂のうち、分子量が60.000〜200.000、ガ
ラス転移温度が60〜110°C1含有するビニルアル
コール部分の重量が15〜40重量%であるものである
上記耐熱スリップ層を形成する際に用いられる多価イソ
シアネート類としては、イソシアネート、トリイソシア
ネート等のポリイソシアネートが挙げられ、これらは単
独でまたは混合して用いられる。具体的には、パラフェ
ニレンジイソシアネート、l−クロロ−2,4−フェニ
ルジイソシアネート、2−クロロ−1,4−フェニルジ
イソシアネート、2.4−トルエンジイソシアネート、
2.6−1ルエンジイソシアネート、ヘキサメチレンジ
イソシアネート、4,4′−ビフェニレンジイソシアネ
ート、トリフェニルメタントリイソシアネート、4 、
4 ′、 4 ” −)リメチル−3,3′、2′−ト
リイソシアネート、2,4゜6−トリフェニルシアヌレ
ート等が挙げられる。
多価アルコール高分子化合物に対してイソシアネート類
は、多価アルコール高分子化合物100重量部あたり通
常1〜100重量部、好ましくは、5〜60重量部の量
で用いられる。
リン酸エステル系化合物は、耐熱スリップ層に滑性を与
えるものであり、具体的には東邦化学製のGAFACR
D720などが用いられる。このり、ン酸エステル系化
合物は、多価アルコール高分子化合物100重量部あた
り1〜50重量部、好ましくは5〜40重量部の割合で
用いられる。
リン酸エステル系化合物は、バインダー中に分子状に溶
解した状態で滑材として添加されているため、雲母ある
いはタルクなどの固体状の滑材を添加した場合と比較し
て、印字部におけるザラつきが生じないという利点があ
る。
このようなリン酸エステル系化合物としては、リン酸エ
ステル系化合物のナトリウム塩が特に好ましく、その−
例は以下の一般式で示される。
(式中、Rは炭素数8〜30のアルキル基またはアルキ
ルフェニル基であり、nは醸化エチレンの平均付加モル
数である。) リン酸エステル系化合物のアルカリ金属塩またはアルカ
リ土類金属塩は、対応するリン酸エステル系化合物(塩
ではないもの)と比較すると、前者が水に溶解させた場
合にpH5〜7を示し、後者はpH2、5以下を示すこ
とかられかるように、対応するリン酸エステル系化合物
よりも酸性度が弱い。前述のように多価アルコール高分
子化合物とイソシアネート類類とは反応して耐熱スリッ
プ層のベースを形成しているが、この反応は強い酸性領
域では進行しにくく、反応に吟間がかかるとともに、架
橋度自体も低くなってしまう、従って、多価アルコール
高分子化合物とイソシアネート類との反応系に、リン酸
エステル系化合物(塩形態ではない)を添加した場合に
は2両者の反応には著しく長時間を要し、しかも得られ
る反応物の架強度は低いものとならざるを得ない。これ
に対して、多価アルコール高分子化合物とイソシアネー
ト類との反応系に、リン酸エステル系化合物のアルカリ
金属塩またはアルカリ土類金属塩を添加した場合には、
両者の反応が速やかに進行し、しかも架強度も大きいも
のが得られる。このため、多価アルコール高分子化合物
とイソシアネート類との反応系にリン酸エステル系化合
物のアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩を添加し
て得られた耐熱スリップ層を有する感熱転写シートは、
耐熱スリップ層が十分に架橋しているので、巻取って保
存しても、感熱転写層中の染料が耐熱スリツプ層中に移
行することがない。
また、リン酸エステル系化合物のアルカリ金属塩または
アルカリ土類金属塩を耐熱スリツプ層中で滑性付与剤と
して用いると、感熱転写層と耐熱スリップ層とが密接し
ても、リン酸エステル系化合物のアルカリ金属塩または
アルカリ土類金属塩は感熱転写層に全く移行せず、感熱
転写層の汚染も認められないという利点もある。
耐熱スリップ層を基材シート上に設けるには、上記の成
分を適当な溶剤に溶解して耐熱スリツプ層形成用インキ
として、これを適切な印刷方法、塗布方法により基材シ
ート上に付与し、次いで30〜80℃の温度に加熱する
ことによって、転帰するとともに多価アルコール高分子
化合物とイソシアネート類とを反応させて耐熱スリップ
層を形成すればよい、なお、使用するリン酸エステル系
化合物もOH基を有しているので層の形成面にイソシア
ネート化合物と反応することも考えられるが、イソシア
ネート化合物とリン酸エステル系化合物は反応していて
もよいし、反応していなくても同様に優れた効果を奏す
る。
耐熱スリップ層は、0.5〜5ルm、好ましくは、1〜
2gmの膜厚を有することが好ましい。
この膜厚が0 、5 gmより薄い場合は、耐熱スリッ
プ層としての効果が充分ではなく、また5#Lmより厚
い場合は、感熱転写層へのサーマルヘッドからの熱伝達
が悪くなり印字濃度が低くなるという欠点が生じる。
耐熱スリップ層は、主として以上の成分より構成にされ
るが、巻取り状態でのブロッキングを防止するために、
微量のタルク、シリカ、炭カル、テフロンパウダーなど
の粒状物質を添加しての良い。
(作用・効果) 以上の如き本発明によれば、感熱転写シートの基材シー
トとして耐熱性の優れた芳香族ポリアミド樹脂フィルム
を採用したので、従来技術における如き、スティッキン
グの問題は十分に解決されており、また基材シートの裏
面に耐熱スリップ層を設けた態様においては、スティッ
キングの問題が更に無くなるとともに、サーマルヘッド
と感熱転写シートとの間の摩擦力が減少し、印字時の騒
音は更に少なくなり、サーマルヘッドの耐久性にも寄与
している。
以下本発明を実施例により説明するが、本発明はこれら
の実施例により限定されるものではない。尚、文中部ま
たは%とあるのは重量基準である。
実施例1 イソフタル酸クロリドとm−フェニレンジアミンからと
を重縮合したポリ−m−フェニレンイソフタルアミド樹
脂を主成分とする4pm厚のアラミドフィルム(東し製
)に−面に、下記組成の熱転写層用インキ組成物をワイ
ヤーバーコーティングにより乾燥時の塗布重量が1 、
0 g/m’となる様に塗布、乾燥し、本発明の熱転写
シートを得た。
熱転1  インキ組 分散染料(日本化薬製、 カヤセットブルー814)       4部ポリビニ
ルブチラール樹脂 (電気化学製、5000−A)   4.3部トルエン
             40部メチルエチルケトン
        40部インブタノール       
   10部上記のポリビニルブチラール樹脂(500
0−A)は1分子量が約10万、Tgが83℃、ビニル
アルコール部が約20%である。得られた熱転写層は、
染料が溶解した状態であるため透明であり、顕微鏡(倍
率400)で観察しても何ら染料の粒子は認められなか
った。
次に、基材として150pLm厚の合成紙(玉子油化製
、YUPO−FPG  150)を用い、下記組成の受
容層用インキ組成物をワイヤーバーコーティングを用い
て、乾燥時の厚みが5g/rr?となる様に塗布して被
熱転写シートとした。乾燥は、ドライヤーで仮乾燥後、
100℃のオーブン中で1時間行い、溶剤を充分揮発さ
せた。
^内 インキ ゛ バイロン103(東洋紡製、 ポリエステル樹脂)         8部エルバロイ
741(三井ポリケミ カル製、EVA系高分子可塑剤)    2部アミノ変
性シリコーンオイル (信越シリコーン製、KF− 393)          0.125部エポキシ変
性シリコーンオイル (信越シリコーン製、X−22− 343)          0.125部トルエン 
            70部メチルエチルケトン 
       1o部シクロへキサノン       
  20部上記の様にして得られた熱転写シートと、被
熱転写シートとを熱転写層と受容層が接する様に重ねて
、熱転写シートの支持体側からサーマルヘッドにより、
サーマルヘッドの出カ;IW/1ドツト、パルス巾; 
0 、3〜4 、5m5ec、ドツト密度;3ドツト/
rsIBの条件で記録を行った結果、サーマルヘッドの
スティッキング現象は認められず、パルス174 、5
 m5ecの高濃度発色部分の反射濃度は1.85であ
り、また、パルス巾0.3fn Secの部分は0.2
6と、印加エネルギーに応じた階調のある記録が得られ
た(測定器;マクベス濃度計RD−918)。また、サ
ーマルヘッドで印字後、熱転写シートと被熱転写シート
とをはがす際、熱転写層の樹脂が転移してしまう事は全
く認められず、且つ、非加熱部分の地汚れも一切生じな
かった。
また、同様の熱転写シートを60℃のオーブン中に巻取
りの状態で30日間放置しても何ら外見的な変化、およ
び記録性俺の劣化等は認められず、充分な実用性を示し
た。
実施例2 ヘキサメチレンジイソシアネートとエチルアルコールを
−NGOと−OHとが等モルになるよう混合し、80℃
で10時間、加熱しつつ撹拌して、ワックス状物を得た
。得られた生成物の融点は83〜86°Cであり、赤外
分光光度計によっては−NGOの存在は認められなかっ
た。
上記生成物を用い、下記の組成物をボールミルを用い、
常温で撹拌し、25℃における粘度が300 C,P、
のグラビアインキ組成物を作成した。
グラビアインキ 上記生成物            30部赤色染料(
C,1,15850)      3部エチルアルコー
ル         50部イソプロピルアルコール 
     17部得られたグラビアインキ組成物を用い
、厚み4ルmの実施例1と同じアラミドフィルムにグラ
ビアコーティングにより、乾燥時塗膜厚みが3gmにな
るように塗布して本発明の感熱転写シートを作成し、サ
ーマルヘッド(東芝製、F−1610)を装着した印字
機を用いて印字したところ、赤色の輪郭の明瞭な印字が
なされた。印字の際にサーマルヘッドのスティッキング
の現象は全く認められなかった。
実施例3 下記の組成によりなる耐熱スリツプ層用インキ組成物を
調製し、実施例1の47pm厚アラミドフィルムに、ミ
ャバー#8にて塗布した後、温風乾燥し、更に60℃の
オーブンにて20時間加熱硬化処理を行なった。このと
き乾燥塗布量は約0.9g/rn’であった・ 執スリ・・プ /  インキ ゛ ポリビニルブチラール(ニス レッグBX−1、積木化学製)   4.5部トルエン
             45部メチルエチルケトン
      45.5部すン醜エステル(プライサ ーフA−208S、第− 工業製薬製)          0.45部ジイソシ
アネート(タケネ ートD−11ON、武田薬品製、 75%酢酸エチル溶液)     2.O部次に実施例
1と同様の感熱昇華転写層形成用インキM1成物を調製
し、耐熱スリ−2ブ層とは反対側の面に、ミャバー#l
Oによりコーティングし、温風乾燥を行なって本発明の
感熱転写シートを得た。この感熱転写層の塗布量は約1
 、2 g/rn’であった。
また実施例1と同様の被感熱転写シートと上記感熱転写
シートを実施例1と同様にして、記録を 。
行なったところ、サーマルヘッドのスティッキング現象
は全く認められず、また、実施例1では印字の際フィル
ムがサーマルヘッドを通る時わずかに音が生じたが、こ
の耐熱スリップ層を設けた感熱転写シートの場合は全く
音が発生しなかった。
特許出願人  大日本印刷株式会社 dIyヨ乙) 代理人  弁理士 吉 1)勝 広μ吊、−1C−j−
コ゛

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基材シートの一面に感熱転写層を有する感熱転写
    シートにおいて、基材シートが芳香族ポリアミド樹脂か
    らなることを特徴とする感熱転写シート。
  2. (2)感熱転写層が、熱移行性の染料およびバインダー
    樹脂からなる感熱昇華転写層である特許請求の範囲第(
    1)項に記載の感熱転写シート。
  3. (3)感熱転写層が、染料または顔料およびワックスか
    らなる感熱溶融転写層である特許請求の範囲第(1)項
    に記載の感熱転写シート。
  4. (4)感熱転写層を有する面と反対の面が、多価アルコ
    ール高分子化合物、多価イソシアネート化合物およびリ
    ン酸エステル系化合物からなる耐熱スリップ層を有する
    特許請求の範囲(1)項に記載の感熱転写シート。
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