JPS6185947A - 手術用縫合糸およびその製造方法 - Google Patents

手術用縫合糸およびその製造方法

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JPS6185947A
JPS6185947A JP59208563A JP20856384A JPS6185947A JP S6185947 A JPS6185947 A JP S6185947A JP 59208563 A JP59208563 A JP 59208563A JP 20856384 A JP20856384 A JP 20856384A JP S6185947 A JPS6185947 A JP S6185947A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ポリフッ化ビニリデン系樹脂多孔質糸からな
る手術用縫合糸及びその製造方法に関しさらに詳しくは
、ポリフッ化ビニリデン系樹脂多孔質糸からなり、該糸
の長さ方向に配向した繊維束を有し、かつ非対称孔径構
造を有する機械的強度にすぐれた手術用縫合糸及びその
製造方法に関するものである。
手術用縫合糸は、天然繊維である絹や、ナイロン、ポリ
エステル系の合成樹脂を編みあげたものが従来からよく
使用されているが、近年は、その生体適合性や強度を改
善したものとして、ポリプロピレンや四弗化エチレン樹
脂の延伸糸が開発されている。ポリプロピレン延伸糸の
場合、強度は改善されているものの生体適合性は充分と
はいい難く、柔軟性にも欠ける。一方四弗1ヒエチレン
樹脂の延伸糸は、強度が改善されている上、柔軟性に富
み、樹脂の特性として生体適合性にも優れたものとなっ
ている。
しかしながら、四弗化エチレン樹脂は、加工PLが著し
く悪いため、繁2(Iな製造工程を経なければならず、
その結果特性の不均一性を招き易く、コスト的に不利に
ならざるを得ない。
このような観点から、本発明者らは四弗化エチレン樹脂
と同等の生体適合性や強度を有し、かつ加工性に優れた
ものとしてポリフッfヒビニリデン系樹脂を用い、糸の
長さ方向に配向した繊、准束を有し、かつ非対称孔径構
造を有し、該非対称孔径構造の緻密層の平均孔径が0.
5μ 以下で該緻密層の平均厚みが10μ以下であり、
該糸の繊維方向に垂直な断面において、該糸の表面に対
し、垂直に配向した長円形の大孔の平均短径が該糸の平
均半径のl/20以下で、平均長径が該糸の平均半径の
l/a以下であることを特徴とする手術用縫合糸を得る
ことにより、この目的に一歩前進できることを見い出し
た。
手術用縫合糸において求められる特性としては生体適合
性や強度の他に、柔軟性、表面の平滑性、表面が毛羽立
たない強度を有すること等が上げられるが、本発明によ
って得られる手術用縫合糸はこれらを良く満たすもので
ある。
本発明の特徴の一つは、手術用縫合糸が、該糸の長さ方
向に配向した繊維束を有することである。
該繊維束は、族系に長さ方向の引張強さを与えると同時
に、該糸の曲げに対する柔軟性を与えるものである。
本発明のもう一つの特徴としては、該糸が非対称孔径構
造を有し、該非対称孔径構造の緻密層の平均孔径が0.
5μ 以下で、該緻密層の平均厚みが10μ以下である
ことである。
ここで、本発明における非対称孔径構造とは、多孔質糸
の表面近傍の孔径が小さく、該糸の内部の孔径が大きく
なっている孔径構造を指すものであり、代表的には、 (1)糸表面に対し垂直に配向した連通孔で、表面近傍
の孔径が小さく、該糸内部に向かって孔1子が増大して
いる孔径構造。
(2)スポンジ状の孔形状を呈し、表面近傍に411孔
を有し内部に大孔を有する構造。
(3)  (1)、(2)の腹合構造が上げられるが、
これに限定、されるものではない。
該非対称孔径構造は、族系に柔軟性、表面の平滑性、表
面が毛羽立たない強度を与えると同時に該系全体の強度
を付与する役割もはたす。
すなわち0.5μ 以下の孔径を有する緻密AUが表面
の平滑性を与え、表面が毛羽立たない強度を与えると同
時に、該緻密層及び該緻密1・j近傍のJl i吊構造
が、前述の繊維束と共に該系全体に強度を!j−える役
割をはたし、該糸内部の大孔が、該糸全(+:の柔軟性
を担うことになる。また、該糸の引張強度が線方向に均
一で安定しているためには、ll1i2端に大きな孔は
好ましくなく、該糸の繊維方向に垂直な断面において、
該糸の表面に対し、垂直に配向した長円形の大孔の平均
短径が該糸の平均半径の1/20以下で、平均長径が該
糸の平均半径の1/3以下であることが必要となる。
このようにして本発明の手術用縫合糸は、柔軟訃と引張
強度という相対する特性を安定に満たすことが可能とな
る。
本発明の糸の形状は特に限定されず、充填糸の;獣か、
中空糸であってもかまわない。
又、断面形状も円形のほか、楕円形、星状形であっても
よく、特に限定されるものではない。
次に製造方法に関して説明する。
ポリフッ化ビニリデン系樹脂多孔質膜や多孔質中空糸に
関する研究は、これまでにも多く行なわれているが、従
来の方法では、本発明の目的に適した性状を有する多孔
質糸を得ることは困難である。
熱可塑性樹脂多孔質膜を製造する一般的な方法としては
、次に示すものが代表的である。
(1)溶融押出法、(2)抽出法、(3)溶出法、(4
)焼結法(5)中性子照射法、(6)半湿式法、(7)
湿式法溶融押出法は特公昭59−5327.  特開昭
59−41310、特開昭54−62273  に開示
されているように、樹脂を溶融押出して成形した1麦、
延伸を加えて多孔化する方法であるが、充分な気孔率を
得ることはむずかしく、柔軟性が得られない。
抽出法や溶出法は、特開昭51−75675.特開昭4
9−98880  に開示されているように、無機、a
磯の充填剤を樹脂に加え、プレス成形したり、溶融押出
法と組合せて延伸した後に溶剤抽出もしくは溶出する方
法であるが、孔径の制御は容易でなく、工程は繁雑で抽
出に長時間を要する。
この方法では非対称孔径構造は得られにくい。
焼結法は樹脂の微粒子を焼結して粒子間隙をそのままも
しくは延伸により拡大して孔とする方法であり、U、S
、P、4,24,1,128特公昭48−204.18
に開示されている。又、溶出法と組合せて樹脂に混入さ
れた充填剤を焼結後に溶出する方法もとられ、特開昭5
1−134761に開示されているが、いずれも孔径が
大きく、薄膜化、細径化すると機成的強度が著しく低下
し、実用に供しがたい。この種の方法は不溶性の四弗化
エチレン樹脂系によく適用され効果的であるが、ポリフ
ッ化ビニリデン系(樹脂にはなじみにくい。
半湿式法としては、特開昭51−136579、特公昭
59−1.2691、特開昭59−6231などが開示
されているが、溶液を冷却ゲル化するか、あるいは、溶
媒を揮発除去し、ゲル化物を得る際に、ゲル状態の制御
が難しく、又高強度を有する成形物が得られにくい。
これらの製膜法の中で最も多孔質膜の製法に適している
と考えられるのは、湿式法である。
例えば、特開昭56−56202、特開昭55−999
34゜特開昭55−6%27  にみられるように、樹
脂、溶剤、界面活性剤からなる溶液を凝固剤に接触せし
める方法により、スキン層、サポート層、マイクロボイ
ドを有する非対称孔径膜を得ることができる。しかしな
がら、強度的には依然不充分である。
又、特開昭58−91731、特開昭59−16503
にみられるように、凝固剤を変えることや、溶液への貧
−非溶媒の添加等により、相分離を制御卸し非対称孔径
構造を有しない膜が得られるが、これも強度が充分とは
いえない。
一方、特公昭52−38591  では、樹脂、遅乾性
溶剤、速乾性溶剤からなる溶液から、湿式法によって得
られた多孔質膜を延伸することにより、強度の向上をは
かつているが、速乾性溶剤を主成分とし、大部分を揮発
除去した後に、非溶剤中に浸漬する方法をとる場合、本
発明の目的に必要な気孔率や、非対称孔径構造は得られ
ない。
又、特開昭58−91808  に開示された製法で;
よ、本目的に必要な繊維束の発達は望めず、結果として
高い強度を得ることができない。
本発明者らは、このような観点から鋭意険討を行なった
結果、ポリフッ化ビニリデン系fM+脂、溶剤および必
要があれば膨潤剤を含んで成る溶液を常温以上の加、:
:%下で押出し、凝固剤に接J゛独させて溶剤を除去し
ながら1次延伸を行ない、溶剤の除去を完了して乾燥さ
せた後、該樹脂の融点以ドの温度で2次延伸することに
より、該糸の長さ方向に配向した繊i;1ト束を有し、
かつ非対称孔径構造を有し、該非対称孔径(111造の
緻密層の平均孔径が、0.5μ 以下で、該i故密層の
平均厚みが10μ以下であり、抜糸の繊維方向に垂直な
断面において、抜糸の表面に対し、垂直に配向した長円
形の大孔の平均短径が、抜糸の平均半径の1/20以下
で、平均長径が抜糸の平均半径の1/3以下である手術
用蒲合糸が得られ、生体適合性や強度、柔軟性、表面の
平滑性、表面が毛羽立たない強度をいずれもよく満足す
ることを見い出した。
本発明で用いるポリフッ化ビニリデン系樹脂としては、
フッ化ビニリデン単独重合体およびフッ化ビニリデンと
テトラフロロエチレン、ヘキサフロロプロピレン、フロ
ピレン、エチレンマタハメチルメククリレートとの共重
合体およびフッ化ビニリデンと混和可能な樹脂たとえば
アクリル樹脂との混合物などが選ばれる。
また、溶剤としては、ジメチルホルムアミド、ジエチル
ホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジエチルアセト
アミド、等のアミド類、テトラメチル尿素、テトラエチ
ル尿素等の尿素、Nメチル2ピロリドン、Nホルミルピ
ペリジン、■−ホルミルモルフォリン等の含窒素系溶媒
から1種もしくは2種以上の混合溶媒として選ばれるが
、特に好ましくはNメチル2ピロリドンが選ばれる。
又、膨潤剤としては、ポリフッ化ビニリデン系樹脂の貧
溶媒もしくは非溶媒で、水溶性のものであればよく、溶
液の均−性及び緻密層の形成をそこねない範囲で添加さ
れる。
本発明の目的の1つである高強度fヒを達成するために
は、湿式法で得られる未延伸の多孔質糸が1次及び2次
の延伸によって、高度に繊維化されなければならない。
そのためには、溶液の樹脂濃度は20重量%以」二好ま
しくは30重量%以上とするのがよい。
また、高濃度溶液を均一かつ所望の径に紡糸するために
、溶液は常温以上に加熱され、押出される。溶液の加熱
温度は、紡糸しやすさ、紡糸径、ドラフト比、孔の形状
や気孔率を目的に合わせて制御するように選択されるが
、均一な紡糸を行なうためには、溶媒の沸点以下にする
必要がある。
こうして紡糸された糸は、凝固剤に導入されるが、凝固
剤としては、水、メタノール、エタノール及びこれらの
1種もしくは2種以上の混合物の中から選択される。さ
らにポリフッ化ビニリデン系厨脂の溶剤を加えることも
あるが、非対称孔径構造が得られ、かつ緻密層の形成を
妨げないためシこは、水を主成分とするのが好ましい。
中空糸を形成する場合には、中空糸用ノズルより、溶液
と同時に凝固剤を吐出するか、凝固剤のかわりにガス体
を吐出させる。
1次延伸は、凝固途上もしくは溶剤抽出の段階で行なう
。この段階での延伸は、抜糸の繊維化をはだすと同時に
、大孔を円周方向にかかる圧縮応力により細分化する効
果も有する。したがって、溶液を凝固浴へ導入した直後
から、溶剤抽出がほぼ完了するまでのどの段階で1次延
伸を行なうかの選択や、延伸率の選択により、孔径や気
孔率の制御を行なうことが可能である。1次延伸の延伸
温度はO′C以上100℃以下が好ましい。
凝固延伸された多孔質糸は、水洗して脱溶媒を完結させ
た後耐脂の熱変形温度以下で乾燥し、樹脂の融点以下で
2次延伸される。
樹脂の融点をTm とした場合、2次延沖温度はTm−
50°C以上、Tm以下とするのが好ましい。
2次延伸の延伸率は、合計の延伸率が200%以上とな
るように設定されるのが好ましく、さらに好ましくは、
合計400%以上延伸されるのがよい。
1次及び2次の延伸率の比は、目的とする気孔率、孔径
、引張強度等の諸物性に応じて適宜選択される。
ここで、合計の延伸率とは、1次延伸及び2次延伸を終
了した糸の、未延伸糸に対する延伸率を指す。すなわち
、1次延伸がm%、2次延伸で0%の延伸を行なうと、
合計の延伸率は このような2回の延伸操作により多孔質糸の7トリツク
ス層は高度に繊維化し、未延伸糸に比べ序しく強度の向
上した多孔質糸が得られる。
延伸時の加熱のための熱媒体は特に限定されないが、も
っばら熱液媒、熱風、金属ロール等から適宜選択される
。温度制御の観点からは金属ロール等の固体熱媒が好ま
しく用いられる。
さらに、必要に応じて延伸温度以上、Tm以下で熱固定
をすることもある。
以下には、本発明を実施例によって更に説明する。
実施例1゜ ポリフッ化ビニリデン−六弗化プロピレン共重合体(P
enwalt社製Kynar 2800 )をNメチル
2ピロリドンに溶解し、35重量%の溶液を調整した。
この溶液を70℃の加熱下で直径3航のダイスから押出
し、空気中を5c1n緊張下で落下させたのち蒸留水中
に浸漬し、6〜7分間凝固させたのち、常温にて100
%の1次延伸を行ない、引続き水中にて連続的に脱溶媒
を行ない、ボビンに巻き取った後、80°Cの水中にボ
ビンごと浸漬し、水を循環させて、脱溶媒を完結させた
後、80℃の熱風中で2分間乾燥させ、直径約0.5m
 のほぼ円形の断面形状を有する多孔質糸を得た。断面
構造を走査電子顕微鏡で観察したところ、図−2−a、
図−2−bのように緻密層を有する非対称孔径(14造
を呈し、若干繊維化していた。
この多孔質糸を、115℃にて延伸率150%で延伸し
て、合計400%の延伸率とし、直径0.29m、気孔
率53%、常温における光学断面積当りの引張強度10
.3 K9/IuL2、ヤング率56.5 Ky/Hz
2の手術用1′11合糸を得た。
断面構造を走査電子顕微鏡で観察したところ、図−1−
a、図−]−1)のように、緻密層を有する非対称孔径
構造を呈し、糸の長さ方向に配向した繊維束を有してい
た。
実施例2゜ 2次延伸の延伸率を250%にして、合計600%の延
伸率としたことを除き実施例1と全く同様にして手術用
縫合糸を得た。物性を測定したところ、直径0.24.
IIK、気孔率4・8%、常温における光学断面積当り
の引張強度15.5 K9/1irx2、ヤング率66
.7Kp/賎2であった。
実施例3゜ 2次延伸の延伸率を500%にして、合計1100%の
延伸率としたことを除き実施例1と全く同様にして手術
用縫合糸を得た。物性を測定したところ、直径Q、23
 mx 、気孔率40%、常温における光学断面積当り
の引張強度17.4 K9/ax”、ヤング率75.2
にり/ax”であった。
比較例 ポリフッ化ビニリデン−六弗化プロピレン共重合体(P
enwa l を社製Kynar 2800 )をNメ
チル2ピロリドンに溶解し、35重量%の溶液を調整し
た。この溶液を70℃の加熱下で直径3Bのダイスから
押出し、空気中を50緊張下で落下させたのち蒸留水中
に浸漬し、凝固させ、引続き水中にて連続的に脱溶媒を
行ない、ボビンに巻き取った後、80℃の水中にボビン
ごと浸漬し、水を循環させて、脱溶媒を完結させた後、
80℃の熱風中で軟片させ、直径0.8Bのほぼ円形の
断面形状を有する多孔質糸を得、た。
この多孔質糸を、115℃にて延伸率4・00%で延伸
して、直径0.39、気孔率56%、常温における光学
断面積当りの引張強度7−3 K9/mxc2、ヤング
率89.4Ky/ax”の多孔質糸を得た。
断面構造を走査電子顕微鏡で観察したところ、図−3−
a 1 図−3−bのように、該糸の半径の】/3をこ
える長径と、該糸の半径のl/20以上の短径を有する
大孔が多数存在していた。
〔発明の効果〕
生体適合性、機械特性、加工性に浸れたポリフッ化ビニ
リデン系樹脂を素材として、糸の長さ方向に配向した繊
維束を有し、非対称孔径構造を有し、該非対称孔径構造
の緻密層の平均孔径が05μ以下で、該緻密層の厚みが
10μ以下で、該糸の繊維方向に垂直な断面において、
該糸の表面に対し、垂直に配向した長円形の大孔の平均
短径が該糸の平均半径の1/20以下で、平均長径が該
糸の平均半径の1/3以下の多孔質糸を得ることにより
、生体適合性に優れ、高強度なうえ、柔軟性、表面の平
滑性、表面が毛羽立たない強度を有する高性能の手術用
縫合糸を低コストで安定に提供することが可能となった
【図面の簡単な説明】
[1−1−a 、及び図−1−bはポリフッfヒビニリ
デン糸厨脂からなり、2回の延伸によって得られなる手
術用縫合糸の断面の走査電子顕微鏡写真である。 図−2−3及び図−2−bはポリフッ化ビニリデン糸川
脂を湿式紡糸し、1次延沖を行なって乾燥した多孔質糸
の断面の走査電子顕微鏡写真である。 図−3−a及び図−3−bはポリフッ化ビニリデン系樹
脂を湿式紡糸し、溶媒除去、乾燥を行なったのち、1回
のみ延伸して得られた多孔質の断面の走査電子顕微鏡写
真である。 図−J−b 手  続  補  正  書(方式) 昭和60年2月22日 1、事件の表示 昭和59年 特 許 願 第208563号2 発明の
名称 手術用縫合糸およびその製造方法 3、 7+li正をすると +11件との関係     特許出願入江 所    
大阪市東区北浜5丁目15番地名 称(2+3)住友電
気工又株式会社社 長   川   上  哲   部
1、代理人 住  所    大阪市此花区島屋1丁目1番3号住友
電気工業体式会社内 5、補正命令の日付 6、補正の対象 明!la中図面の簡単な説明の欄 7、補正の内容 (1)明$111、−第18J゛↓ 「49図面の第ill’な説明」の次にF記の文を1Φ
人。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリフッ化ビニリデン系樹脂多孔質糸からなる手
    術用縫合糸が該糸の長さ方向に配向した繊維束を有し、
    かつ非対称孔径構造を有し、該非対称孔径構造の緻密層
    の平均孔径が0.5μ以下で該緻密層の平均厚みが10
    μ以下であり、該糸の繊維方向に垂直な断面において、
    該糸の表面に対し、垂直に配向した長円形の大孔の平均
    短径が該糸の平均半径の1/20以下で、平均長径が該
    糸の平均半径の1/3以下であることを特徴とする手術
    用縫合糸。
  2. (2)該糸が20%以上の気孔率を有し、常温における
    光学断面積当りの引張強度が9にKg/mm^2を越え
    る範囲であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の手術用縫合糸。
  3. (3)該糸が35%以上の気孔率を有し、常温における
    光学断面積当りの引張強度が12にKg/mm^2を越
    える範囲であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の手術用縫合糸。
  4. (4)ポリフッ化ビニリデン系樹脂と溶剤および必要が
    あれば膨潤剤を含んで成る溶液を常温以上の加熱下で押
    出し、凝固剤に接触させて溶剤を除去しながら1次延伸
    を行ない、溶剤の除去を完了して乾燥させた後、該樹脂
    の融点以下の温度で2次延伸することを特徴とする手術
    用縫合糸の製造方法。
  5. (5)1次延伸及び2次延伸による延伸率が合計200
    %以上であることを特徴とする特許請求の範囲第4項記
    載の手術用縫合糸の製造方法。
  6. (6)1次延伸及び2次延伸による延伸率が合計400
    %以上であることを特徴とする特許請求の範囲第4項記
    載の手術用縫合糸の製造方法。
  7. (7)該樹脂の融点をTmとするとき、1次延伸の延伸
    温度が0℃以上、100℃以下、2次延伸の延伸温度が
    Tm−50℃以上、Tm以下であることを特徴とする特
    許請求の範囲第4項記載の手術用縫合糸の製造方法。
  8. (8)溶液の樹脂濃度が30重量%を越える範囲である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の手術用縫
    合糸の製造方法。
  9. (9)溶剤がNメチル2ピロリドンであることを特徴と
    する特許請求の範囲第4項記載の手術用縫合糸の製造方
    法。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5490888A (en) * 1977-12-27 1979-07-18 Hiroshi Matsumoto Surgical operation suturing yarn
JPS5940861A (ja) * 1982-07-30 1984-03-06 デイナミ−ト・ノ−ベル・アクチエンゲゼルシヤフト 外科手術用縫合材料

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