JPS6181734A

JPS6181734A - 育苗床

Info

Publication number: JPS6181734A
Application number: JP59204301A
Authority: JP
Inventors: 山代　吉宏; 島本　利二
Original assignee: Iseki and Co Ltd; Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Current assignee: Iseki and Co Ltd; Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date: 1984-09-28
Filing date: 1984-09-28
Publication date: 1986-04-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、稲・たばこ・たまねぎなどの農作物を育苗
する人工の床に関するものである。

〔従来技術〕

育苗用の床は、土が主流を占ではいるが、土の入手や消
毒がわずられしく、工業製品である尿素系の発泡樹脂や
パルプ譚その他が用いられるようになった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところで、これらの工業製品の育苗床は、３０ｃ！ｎ×
６０ｃｍ程度の板状に作られているので、この板の上に
播種して苗をマット状に育るのには適するが、種子を点
播して苗と苗の間に大きな空隙を設け、苗を大きく育て
てこれを一株ごとに分けて取シ出すのには適していない
。

この発明は、種子の点播される位置を床上に定めて、苗
と苗の空隙を大きくし、もってこれらが大きく成育され
るようにするとともに、その床に、あらかじめ切れ目を
設けておくことによって、床ごと苗を分けて移植する作
業の効率化を図るものである。

Ｃ問題を解決するだめの手段〕このため、この発明にあっては、つぎの技術的手段を用
いる。すなわち、尿素系の発泡樹脂の板が下に連接部を
残して上から基盤の目状に切り込まれて出来たような多
数の四角柱或は裁頭四角錐を有し、その頂部には播種孔
が設けられていることを特徴とする育苗床とする。

〔作用および効果〕

上記の構成によシ、種子は、各播種孔に播かれて点播と
な９、従って、苗は、相隣る苗とは所定の空隙を保って
成育するから、各面の間の通気性が良くて大きく成長さ
せることが出来、育苗床は・上から基盤の目のように切
り込まれた状態に出来ているから、これを苗植機に載せ
て、通常の苗植機のように上から下だ向って運動する植
付爪で分割して移植する際に、分離しやすくて好都合で
ある。

〔実施例〕

つぎに、この発明を施した育苗床を、添付図面にもとづ
いて説明すると、（１）は８０ｃｍｘ　６０−の板で、
尿素系の発泡樹脂材が切断されて出来、下に連接部（２
）を残すようにして、上から基盤の目状の切り込（３）
　（３）・・・全くさび状に入れ、多数の戴頭四角錐（
４）　（４）・・・を作９、この戴頭四角錐（４）　（
４）・・・の上面に播種孔（５）　（５）・・・を設け
る。

このようにして出来た育苗床を、内寸が３ｏｃＩｎ×６
０備の育苗箱（６）の中に入れ、播種孔（５）　（５）
・・・疋種籾を入れ、その上に覆土し、或はしないで、
これを水に浸す。すると、所定の温度で一定の期日に達
すると、発芽してその芽は上に向って伸び呂すとともに
、根は、戴頭四角錐（４）内を下に伸び、育苗箱（６）
の小孔（７）全通過してこれが置かれた圃場の土中から
養分を吸収し、成長をつづける。

これが、従来の散播であると、各苗身間の通気性が悪く
、苗は、稲で２０日画面稚苗が限界であったが、この発
明によると、上記のように、種子が規則正しく点播され
て、その間隔が広いので、中面或は成苗にも育てること
が出来る。

このようにして成育した苗を、板（１）ごと育苗箱（６
）から取り出し、苗植機の苗載台上に載せ、機械を運転
すると、その苗植機の植付爪が上から下に向って運動す
る際に、苗は、一つの戴頭四角錐（４）ごとに分離され
、圃場に挿し込まれる。

このように、この発明にかかる育苗床によると、素材と
して尿素系の発泡樹脂が用いられ、これは、手でもみほ
ぐされるように軟くて、気泡が小さく、浸水性と分離性
が良くて、育苗に適し、かつまた軽くて、苗植機に載置
したときに、重量の増加が少く、その板（１）には、所
定の間隔で播種孔（５）（５）・・・が設けられて、こ
れに種子が入れられるので、規則正しく点播が行なわれ
、もって、苗身間に通気性良くて大きな苗に育てられる
。また、その播種孔（５）の周囲には、上から切９込（
３１（３）・・・が設けられているから、苗植機におい
て、植付爪でもって、上から掻き取られるように分離す
るのに適している。なお、その切り込（３）（３）＠、
くさび形にすると、その斜面を用いて上から抱えるよう
に分離出来て、好都合である。

この発明の実施に当シ、切シ込（３）　（３）・・・や
播種孔（５）（５）・・・は、切削で作ると美しく土来
上るが、プレスや熱切断でもって作ることも出来る。

四角柱や戴頭四角錐の側面や播種孔を除く上面に補強被
幕（８）を設けても良い。また、四角柱や戴頭四角錐を
独立的に作り、台紙上に接着したものでも良い。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を施した育苗床の一部の平面図、第２
図はその切断側面図、第３図はこの育苗床を育苗箱に入
れた一部の切断側面図、第４図は他の実施態様を示す育
苗床の一部の切断側面図であるＯなお、図中の符号は、っぎの通り。

Claims

【特許請求の範囲】

尿素系の発泡樹脂の板が下に連接部を残して上から基盤
の目状に切り込まれて出来たような多数の四角柱或は裁
頭四角錐を有し、その頂部には播種孔が設けられている
ことを特徴とする育苗床。