JPH02312524A - 地上空間を利用した根菜類の栽培方法及び栽培装置 - Google Patents
地上空間を利用した根菜類の栽培方法及び栽培装置Info
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- JPH02312524A JPH02312524A JP13668089A JP13668089A JPH02312524A JP H02312524 A JPH02312524 A JP H02312524A JP 13668089 A JP13668089 A JP 13668089A JP 13668089 A JP13668089 A JP 13668089A JP H02312524 A JPH02312524 A JP H02312524A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、空間を有効利用する根菜類の栽培方法に関す
る。
る。
(従来の技術及びその問題点)
従来より種々の野菜類が栽培されてきた。
これらの野菜を大まかに分類すると、果菜類、葉菜類、
根菜類に分類される。
根菜類に分類される。
これらは近年のバイオテクノロジーによる品種改良ある
いは栽培技術の進歩により大量に且つ均一な野菜の生産
が可能となった。
いは栽培技術の進歩により大量に且つ均一な野菜の生産
が可能となった。
特に果菜類であるトマトやキュウリなどは既に各地の農
家において水耕栽培が導入され、また、葉菜類であるレ
タス、サラダ菜などは室内の立体栽培装置内で病害虫の
害を受けることなく栽培されている。
家において水耕栽培が導入され、また、葉菜類であるレ
タス、サラダ菜などは室内の立体栽培装置内で病害虫の
害を受けることなく栽培されている。
ところが根菜類の栽培は、現在も田畑を利用した栽培が
ほとんどであり、土から全く離れた栽培法は考えられて
いなかった。
ほとんどであり、土から全く離れた栽培法は考えられて
いなかった。
一方その栽培方法に関しては従来より多くの人々が改良
に取り組み、根菜類の品質向上あるいは栽培労務の省力
化が図られてきた。
に取り組み、根菜類の品質向上あるいは栽培労務の省力
化が図られてきた。
例えば、環状体を地表面に積み重ねて形成した筒状体の
内部で成育させ、環状体を分離して掘り出す方法。ある
いは土中に埋設した筒状体の内部で成育させ、形の整っ
たものを生産し、かつ掘り出し時の労力を軽減させる方
法などが行なわれてきた。
内部で成育させ、環状体を分離して掘り出す方法。ある
いは土中に埋設した筒状体の内部で成育させ、形の整っ
たものを生産し、かつ掘り出し時の労力を軽減させる方
法などが行なわれてきた。
確かにこれらの方法によって生産物の品質向上及び栽培
労務の省力化が図られた。しかしながら上記した方法は
いずれも地表面あるいは地下空間での生産方法であるこ
とに変わりはなく、昔ながらの栽培方法と同しく、大量
に生産する為にはそれに見合った大面積の耕地を必要と
していた。
労務の省力化が図られた。しかしながら上記した方法は
いずれも地表面あるいは地下空間での生産方法であるこ
とに変わりはなく、昔ながらの栽培方法と同しく、大量
に生産する為にはそれに見合った大面積の耕地を必要と
していた。
また、収穫時の掘り出しでは、トレンチャ−等の機械で
省力化が図られたが、機械の維持経費がかさむという問
題があり、また毎年の種子または種芋の植付けにはかな
りの労働力を必要としていた。
省力化が図られたが、機械の維持経費がかさむという問
題があり、また毎年の種子または種芋の植付けにはかな
りの労働力を必要としていた。
本発明者は」−記した従来の地上での栽培方法から全く
発想を転換し、根菜類の栽培を立体的な空間を利用して
行なうことにより上記の問題点を解決できるとの知見を
得、本発明を完成した。
発想を転換し、根菜類の栽培を立体的な空間を利用して
行なうことにより上記の問題点を解決できるとの知見を
得、本発明を完成した。
(問題点を解決する為の手段)
即ち本発明は、地上空間において、底面に穴部を設けた
受皿部を、支持部に略水平に設置し、前記受皿部底面の
穴部に、下方に向かって突出する筒状体を分離可能に接
続し、受皿部と筒状体の内部に各々培養土と砂質土壌と
を充填し、受皿部に植え付けられた根菜類の根部な、筒
状体内で肥大させるようにしてなる、地上空間を利用し
た根菜類の栽培方法及び前記栽培方法に使用する栽培装
置である。
受皿部を、支持部に略水平に設置し、前記受皿部底面の
穴部に、下方に向かって突出する筒状体を分離可能に接
続し、受皿部と筒状体の内部に各々培養土と砂質土壌と
を充填し、受皿部に植え付けられた根菜類の根部な、筒
状体内で肥大させるようにしてなる、地上空間を利用し
た根菜類の栽培方法及び前記栽培方法に使用する栽培装
置である。
(実施例)
以下本発明の実施例につき、図面を参照しながら説明す
る。
る。
第1図は本発明の栽培方法を示す部分断面図である。
図中(1)は受皿部(2)を支持する支持部であり、建
築物壁面や構造物の表面が適しており、例えばビルの壁
面やブロック塀が上げられる。
築物壁面や構造物の表面が適しており、例えばビルの壁
面やブロック塀が上げられる。
この支持部に培養土(3)を敷設した受皿部を取り付け
る。受皿部の底部には適宜間隔で根菜類の根部を挿通ず
る為の穴部(4)が設けられている。穴部は栽培する根
菜類の大きさにより適宜の大きさとするが、φ5〜15
cmとする。更に受皿部には敷設された培養土が穴部よ
り逸脱するのを防止すると共に、植え付けられた根菜類
の基幹部(5)を固定する為、不織布あるいは目の細か
い可撓性を有する網状体(6)を敷設することが望まし
い。
る。受皿部の底部には適宜間隔で根菜類の根部を挿通ず
る為の穴部(4)が設けられている。穴部は栽培する根
菜類の大きさにより適宜の大きさとするが、φ5〜15
cmとする。更に受皿部には敷設された培養土が穴部よ
り逸脱するのを防止すると共に、植え付けられた根菜類
の基幹部(5)を固定する為、不織布あるいは目の細か
い可撓性を有する網状体(6)を敷設することが望まし
い。
受皿部の取り付は方法は、支持部と完全に一体化するよ
うな強固な方法でも良いし、あるいは吊り下げ方式や、
支持部に設けられた棚部に載置する方法でも良い。
うな強固な方法でも良いし、あるいは吊り下げ方式や、
支持部に設けられた棚部に載置する方法でも良い。
受皿部に敷設する培養土としては砂質土壌に有機堆肥を
混合したものが最適であるが、砂質土壌や有機堆肥が入
手できない場合は適宜に砂壌土、埴壌土、無機肥料等を
用いて調整しても良い。
混合したものが最適であるが、砂質土壌や有機堆肥が入
手できない場合は適宜に砂壌土、埴壌土、無機肥料等を
用いて調整しても良い。
前記受皿部の穴部下面には、連続して筒状体(7)を分
離可能に取り付ける。取り付けに際しては第2図に示す
ように鉛直方向あるいは鉛直方向から30〜45°の角
度を持たせて取り付ける。更に筒状体下部にはフィルタ
ー材を介して水抜き穴(8)が設けられ余剰水を排出す
るようにしである。
離可能に取り付ける。取り付けに際しては第2図に示す
ように鉛直方向あるいは鉛直方向から30〜45°の角
度を持たせて取り付ける。更に筒状体下部にはフィルタ
ー材を介して水抜き穴(8)が設けられ余剰水を排出す
るようにしである。
筒状体内部には原則として砂質土壌を充填するが、根菜
類の根部な効率よく成育させる為には土壌粒子間に十分
な空隙部があることが望ましい。
類の根部な効率よく成育させる為には土壌粒子間に十分
な空隙部があることが望ましい。
よって、砂質土壌に換えて人工的な充填材を用いても良
い。また、筒状体は根部の成育に伴って変形する材質で
あれば更に望ましい。
い。また、筒状体は根部の成育に伴って変形する材質で
あれば更に望ましい。
次に本発明による栽培方法につき説明すると、あらかし
め栽培装置の筒状体の内部に砂質土壌を充填しておき、
次に受皿部の穴部直上部に根菜類の種子あるいは幼苗あ
るいは種芋を設置する。または゛受皿部の穴部直上部に
設置された不織布あるいは網状体に根菜類の種子あるい
は幼苗を挿通固定する。その上から培養土を敷設する。
め栽培装置の筒状体の内部に砂質土壌を充填しておき、
次に受皿部の穴部直上部に根菜類の種子あるいは幼苗あ
るいは種芋を設置する。または゛受皿部の穴部直上部に
設置された不織布あるいは網状体に根菜類の種子あるい
は幼苗を挿通固定する。その上から培養土を敷設する。
あるいは、受皿部に根菜類を植え付けた後、砂質土壌を
充填した筒状体を受皿部の穴部の下部に接続しても良い
。
充填した筒状体を受皿部の穴部の下部に接続しても良い
。
本実施例では山芋を植え付は成育させた。この為山芋の
地上部を成育させる為、受皿部には支柱(9)を設けた
が、他の根菜類例えば、大根、人参、等であれば不要で
ある。
地上部を成育させる為、受皿部には支柱(9)を設けた
が、他の根菜類例えば、大根、人参、等であれば不要で
ある。
植え付けられた根菜類は、培養土からの栄養分を吸収し
て成長する。また、根菜類は受皿部の穴部直上部に設置
または固定されている為、根部は成長するに伴って、筒
状体内部へ侵入し、肥大してゆく。
て成長する。また、根菜類は受皿部の穴部直上部に設置
または固定されている為、根部は成長するに伴って、筒
状体内部へ侵入し、肥大してゆく。
所定の成育期間が経過し、根部が十分に成育した時点で
受皿部と筒状体を分離し、同時に基幹部と根部を刃物等
で切断して、根部を筒状体ごと採取する。
受皿部と筒状体を分離し、同時に基幹部と根部を刃物等
で切断して、根部を筒状体ごと採取する。
その後、筒状体より根部を取り出して収穫作業は完了す
る。収穫後も地上部は受皿部に残留して成育する為、筒
状体を再び設置しておけば根部は再び筒状体内部へ成長
し、肥大する。
る。収穫後も地上部は受皿部に残留して成育する為、筒
状体を再び設置しておけば根部は再び筒状体内部へ成長
し、肥大する。
(発明の効果)
本発明は、地上空間において、底面に穴部を設けた受皿
部を、支持部に略水平に設置し、前記受皿部底面の穴部
に、下方に向かって突出する筒状体を分離可能に接続し
、受皿部と筒状体の内部に各々培養土と砂質土壌とを充
填し、受皿部に植え付けられた根菜類の根部を、筒状体
内で肥大させるようにしてなる、地上空間を利用した根
菜類の栽培方法及び前記栽培方法に使用する栽培装置で
あるから以下のような効果を有する。
部を、支持部に略水平に設置し、前記受皿部底面の穴部
に、下方に向かって突出する筒状体を分離可能に接続し
、受皿部と筒状体の内部に各々培養土と砂質土壌とを充
填し、受皿部に植え付けられた根菜類の根部を、筒状体
内で肥大させるようにしてなる、地上空間を利用した根
菜類の栽培方法及び前記栽培方法に使用する栽培装置で
あるから以下のような効果を有する。
即ち栽培の為の耕地を必要とせず、地上空間を有効利用
した栽培ができる。
した栽培ができる。
また、収穫時に大量の土を耕起して根部な掘り起す手間
あるいはその為の機械設備が不要である。
あるいはその為の機械設備が不要である。
そして、筒状体と受皿部を分離すると共に、成育した根
部を切断して筒状体ごと根部を採取し、その後根部を取
り出すという簡易な作業で収穫作業が完了する。
部を切断して筒状体ごと根部を採取し、その後根部を取
り出すという簡易な作業で収穫作業が完了する。
更に、根部を収容した筒状体を切り離した後も、基幹部
及び地上部は受皿部に残留して成育させることができ、
筒状体を再び設置しておけば面倒な植え替えなせずして
連続した根菜類の栽培が可能となり、大きな経済効果が
得られるのである。
及び地上部は受皿部に残留して成育させることができ、
筒状体を再び設置しておけば面倒な植え替えなせずして
連続した根菜類の栽培が可能となり、大きな経済効果が
得られるのである。
第1図は本発明の栽培方法を示す部分断面図である。
第2図は本発明の栽培装置を示す側面図である。
図中 (1,1は支持部、 (2)は受皿部、 (3)
は培養土、 (4)は穴部、 (5)は根菜類の基幹部
、(6)は網状体、 (7)は筒状体、 (8)は水抜
き穴、 (9)は支柱である。
は培養土、 (4)は穴部、 (5)は根菜類の基幹部
、(6)は網状体、 (7)は筒状体、 (8)は水抜
き穴、 (9)は支柱である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)地上空間において、底面に穴部を設けた受皿部を、
支持部に略水平に設置し、前記受皿部底面の穴部に、下
方に向かって突出する筒状体を分離可能に接続し、受皿
部と筒状体の内部に各々培養土と砂質土壌とを充填し、
受皿部に植え付けられた根菜類の根部を、筒状体内で肥
大させるようにしてなる、地上空間を利用した根菜類の
栽培方法。 2)底面に穴部を設けた受皿部と、受皿部底面の穴部よ
り下方に向かって突出する筒状体より成る、地上空間を
利用した根菜類の栽培装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13668089A JPH02312524A (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | 地上空間を利用した根菜類の栽培方法及び栽培装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13668089A JPH02312524A (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | 地上空間を利用した根菜類の栽培方法及び栽培装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02312524A true JPH02312524A (ja) | 1990-12-27 |
Family
ID=15180964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13668089A Pending JPH02312524A (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | 地上空間を利用した根菜類の栽培方法及び栽培装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02312524A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06169645A (ja) * | 1992-12-03 | 1994-06-21 | Fukuoka Marumoto Kk | 根菜類の栽培法及び栽培用容器 |
JP2017209106A (ja) * | 2016-05-19 | 2017-11-30 | 株式会社奥村鉄工所 | 自然薯栽培器及び自然薯栽培システム |
JP2018174933A (ja) * | 2017-04-12 | 2018-11-15 | 株式会社奥村鉄工所 | 自然薯栽培器及び自然薯栽培システム |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4947822A (ja) * | 1972-04-26 | 1974-05-09 | ||
JPS59146515A (ja) * | 1983-02-13 | 1984-08-22 | 須田 和笑 | 植物立体栽培方法及びそれに用いる栽培容器 |
-
1989
- 1989-05-29 JP JP13668089A patent/JPH02312524A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4947822A (ja) * | 1972-04-26 | 1974-05-09 | ||
JPS59146515A (ja) * | 1983-02-13 | 1984-08-22 | 須田 和笑 | 植物立体栽培方法及びそれに用いる栽培容器 |
Cited By (3)
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JP2017209106A (ja) * | 2016-05-19 | 2017-11-30 | 株式会社奥村鉄工所 | 自然薯栽培器及び自然薯栽培システム |
JP2018174933A (ja) * | 2017-04-12 | 2018-11-15 | 株式会社奥村鉄工所 | 自然薯栽培器及び自然薯栽培システム |
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