JPS6181592A - ベ−ンポンプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は流体或いは気体を吸入しこれを圧縮しテ送出す
ベーンポンプに関する。

（従来の技術） ベーンポンプはシリンダの中心に対して偏位した箇所を
回転中心としたロータを備え、ロータのべ一／溝に装入
したベーンをロータの回転に伴う遠心力で外側へ飛び出
させ、ベーン先端面をシリンダに！！！ＩＩさせつつ、
流体或いは気体の吸入、圧縮、吐出を行うもので、カー
クーラー用コンプレフサ、オイルポンプ、パワーステア
リング用ポンプ等に広く用いられている。

斯かるベーンポンプのロータにはベーンを装入するベー
ン溝を形成する必要があり、従来、ロータ素材に先ずベ
ーン溝の荒加工をメタルンー等のフライスにより行い、
仕上げを研削加工により行っている。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながらベーン溝は深いために、仕上研削時に研削
やけや砥石が早期に摩耗する等の問題があった。

更に、ベーン溝とベーンとの摺動クリアランスを確実に
保証するため、ベーン溝の溝巾を５ル〜フルの公差内に
おさめ、一方、ベーンの厚さ公差を２終車位で層別に選
定し、ベーン溝と選択嵌合させることにより所定の摺動
クリアランスを得るようにしており、そのため従来にお
いてはベーンポンプの生産性に劣り量産に不適であった
。

本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発
明の目的とする処は、ベーン溝とベーンの各加工精度に
影響されることなく常に最適な博動クリアランスを筒易
に得ることができ、量産に適するベーンポンプを提供す
るにある。

（問題点を解決するための手段） 本発明は前記目的を達成するため、ベーン溝におけるベ
ーンとの摺動面の少なくとも片面をロータの軸方向に傾
斜させると共に、ベーンにおけるベーン溝との摺動面を
前記ベーン溝に対応させて傾斜させたことを特徴とする
。

（実施例） 以下、本発明の好適一実施例を添付図面に従って説明す
る。

第１図は本発明に係るベーンポンプを構成するロータと
ベーンの斜視図を示す。

（１）はロータで、ロータ（１）は回転軸をなすシャフ
ト部材（２）と、このシャフト部材（２）に結合一体化
された円柱状の金属製基体（３）とで構成されている。

前記基体（３）には両端面（３ａ）　、（３ｂ）に開「
１する如く三つのベーン溝（ＩＩ）が形成されている。

前記へ−ン溝（ＩＩ）におけるベーンを摺動案内すべく
摺動面（＋２）、（＋２）のうち少なくとも片面は。

両端面（３ａ）　、　（３ｂ）における溝巾（ａ）、（
ｂ）が（ａ）〉（ｂ）となる如くシャフト部材（２）の
長子方向に僅か傾斜させたテーパ面（１３）に形成され
ている。

（２１）はへ−ンで、ベーン（２１）におけるベーン溝
（１１）との摺動面（２２）　、（２２）は、前記テー
パ面（１３）に対応させ１両端面（２１ｃ）　Ｊ２１ｄ
）における厚み（ｃ）、（ｄ）が（ｃ）　＞（ｄ）とな
る如く片面がテーパ面（２３）に形成され、ベーン溝（
１１）に飛び出し動自在に装入され、ベーン（２１）と
べ一７１４　（Ｉ　１）との間には所定のクリアランス
が確保されている。

本実施例は前記のように構成するので、例えば以下に述
べる方法により所定の摺動クリアランスが確保されたロ
ータ（１）とへ−ン（２１）を簡易に製造することがで
きる。

：５２図を参照して説明すると、　（＋０３）は基体（
３）を構成すべく素材で、素材（＋０３）にはテーパ面
（１３）を有するベーン溝（１１）が形成されている。

ベーンＷＩＩ（１１）は切削荒加工、研削仕上加工等の
適宜手段により形成されている。

（１２１）はベーン（２１）を構成すべく素材で、素材
（１２１）にはベーン溝（１１）に対応させたテーパ面
（２３）を有する摺動面（２２）　、（２２）が形成さ
れ、素材（＋２１）の長さは基体（３）の素材（１０３
）の長さよりも僅かに大きい。

斯かるベーン（２１）の素材（１２１）を素材（１０３
）のべ−７溝（１１）に嵌合させ、（＾）矢示で示す如
く楔状に押し付ける。

次いで、押し付けた状態で斜線で示す如く夫々両端部（
１５１）　、（＋５２）を加工して取り除き、これによ
り基体（３）の両端面（３ａ）、（３ｂ）の加工と同時
に、ベーン（２１）の両端面（２１ｃ）　、　（２１ｄ
）の加工がなされる。

次に両端面（２１ｃ）、（２１ｄ）が加工された素材（
１２１）をベーン溝（１１）から取り出し、摺動クリア
ランスを確保するように、１ｆｆｉ動面（２２）　、（
２２）の少なくとも一方を仮想線で示す如く極小量（ｔ
）（２ル〜５ル）均一に加工し取り除いてベーン（２１
）を得る。摺動面（２２）を極小量均一に取り除く加工
は化学法、電解法１機械加工法等の適宜手段により行え
ばよい。

従って、斯かる方法により得られたロータ（１）のベー
ン溝（１１）とベーン（２１）との摺動クリアランスは
２ベーンｌ１１１（１１）の公差及びベーン（２１）の
公差の如何に拘らず常に摺動面（２２）を均一に取り除
いた加工１（ｔ）となり、従って従来の如く選択嵌合作
業等の面倒な作業を省くことができ、ベーン溝（１１）
の仕上研削加工の軽減化を図れ、ロータ（１）及びベー
ン（２１）を効率良く生産することができ、ベーンポン
プの量産に好適である。

尚、実施例においてはへ−ン溝（１１）の摺動面（１２
）を平坦面で形成したが、第３図に一部乎面図で示すよ
うに摺動面（１２）に凹凸部（４１）を形成すればテど
リンス効果を得ることができ、またベーンの痒擦抵抗を
小ならしめることかでさる。

（発明の効果） 以上の説明で明らかなように本発明によれば。

ロータのベーン溝及びベー７の摺動面を軸方向に傾斜さ
せてＭ成するようにしたので、ベーン溝とベーンの各加
工精度に影響されることなく、常にａ適な摺動クリアラ
ンスを簡易に得ることができ、ベーンポンプの量産に好
適である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るベーンポンプを構成するロータと
ベーンの斜視図、第２図は七の製造方法を示すベーン溝
とへ一ン部分の側面図、第３図はへ一ン溝の変形例を示
す一部平面図である。 尚図面中（＋）はロータ、（２）はンヤフト部材。 （３）は基体、　（ＩＩ）はベーン溝、　（１３）はテ
ーパ而、（２Ｉ）はベーン、　＜２１）はテーパ而であ
る。 特　許　出　願　人　　本田技研工業株式会社同　　　
　　株式会社　京浜気化器 代理人　　弁理士　　　下　　１）　容一部間　　　弁
理士　　　大　　橋　　邦　　部門　　　弁理士　　　
小　　山　　　　有第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ベーン溝が形成されたロータと、前記ベーン溝に装入さ
   れたベーンを備えるベーンポンプにおいて、前記ベーン
   溝におけるベーンとの摺動面の少なくとも片面をロータ
   の軸方向に傾斜させると共に、前記ベーンにおけるベー
   ン溝との摺動面を前記ベーン溝に対応させて傾斜させた
   ことを特徴とするベーンポンプ。