JPS60164691A - 密閉形電動圧縮機の回転軸 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は密閉形電動圧縮機、特にその回転軸の給油溝の
改良に関するものである。

〔従来技術〕

第１ｍ社従来の密閉形電動圧縮機を示し、ｌは密閉外被
、２は潤滑油、３は圧縮要素、４は電動要素、５は両要
素３，４を連結する回転軸でちゃ。

密閉外被ｌの底部に貯溜された潤滑油は回転軸５の内部
に設けられた遠心油ポンプ（図示せず）によシ給油孔５
ａ、５ｂ、５ｃを介して摺動部に供給される。又、回転
軸５には給油孔５ａ〜５ｃに夫々接続されて給油溝５ｄ
〜５ｆが設けられておシ、この給油溝５ｄ〜５ｆを介し
て軸受摺動面全域に潤滑油が供給される。

しかるに、上記給油溝５ｄ〜５ｆのうち給油溝５ｄ、５
ｆは螺旋溝であり１機械加工で形成すると時間がかかり
コスト高の要因となった。そこで。

回転軸の素材を鋳物で作るようにし、鋳込む段階で給油
溝該当個所に予め凹部を形成するようにすることも行わ
れたが、鋳物の精度により給油溝寸法にバラツキが生じ
、回転軸の給油能力が一定しないという欠点があった。

又、第２図（４）、（Ｂ）は特開昭５７−１８１９８６
号に開示された改善例を示し、この例では給油孔５８〜
５ｃを形成された鋼管５Ｖに給油溝５ｄ〜５ｆ該当個所
に切り込みを入れた薄肉鋼片５ｈ〜５１を接合して回転
軸５を製造するようにしており、給油溝５ｄ〜５ｆの寸
法精度は一定に保たれるが、製造工程が複雑で加工コス
トの大幅な低減は困難であった。

〔発明の概要〕

本発明は上記した従来の欠点を除去するために成された
ものであり、圧縮要素と電動要素を連結する回転軸の給
油溝を転造加工によって形成することにより、溝加工の
高精度化と加工コストの低減を図ることを目的とする。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の実施例を図面上ともに説明する。

第３図において、給油孔５ａ〜５Ｃおよび給油溝５ｄ〜
５ｆは従来と同一機能を有し、形状も給油溝５ｄ、５ｆ
を除いて同一である。給油溝５ｄ。

５ｆにおいては、複数本の螺旋婢が回転軸５の全周にわ
たりほぼ等間隔で形成されており、これらの溝は被加工
物である回転軸５を転動させながら圧延加工する、いわ
ゆる転造加工により加工される。

この結果、給油溝５ｄ、５ｆの形状および寸法は一定の
精度を保持して高速度で連続加工が可能となり、給油能
力が一定し製造コストが安価な回転軸５が供給できる。

加工手順としては、まず回転軸５を荒加工した後、転造
により給油溝５ｄ。

５ｆの加工を施し、摺動面の仕上げ加工を最後に実施し
て転造工程による塑性変形弁を合せて除去し、所要の形
状公差および寸法精度に仕上げる。

〔発明の効果〕

以上のように本発明においては、回転軸の螺旋状給油溝
を転造加工により形成するようにしており、溝寸法の精
度を高くすることができるとともに高速度の連続加工が
可能であり、給油能力が一定した回転軸を安価に供給す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の密閉形電動圧縮機の断面図、第２図（４
）、（６）は夫々従来の密閉形電動圧縮機の回転軸の分
解図および組立図、第３図は本発明に係る密閉形電動圧
縮機の回転軸の斜視図である。 ｌ・・・警閉外被、２・・・潤滑油、３・・・圧縮要素
、４・・・電動要素、５・・・回転軸、５８〜５ｃ・・
・給油孔、５ｄ〜５ｆ・・・給油溝。 尚、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。 代理人　大　岩　増　雄 第　２　図 ３ゴ ３］ 内

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）密閉外被内に螺旋状給油溝を有する回転軸により
   連結された圧縮要素と電動要素を収容した密閉形電動圧
   縮機において、上記給油溝を転造加工により形成したこ
   とを特徴とする密閉形電動圧縮機の回転軸。