JPS6177211A - コンタクタ−用複合電気接点材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）技術分野 本発明は複合電気接点材、特にコンタクタ−用の宿合電
気接点材に関するものである。

Ｃ口）発明の背景 Ａｇ−５ｎ−Ｉｎ系合金を内部酸化法で処理した銀−金
属酸化物は優れた電気接点材として知られるところであ
る。

この内部酸化したＡｇ−５ｎ−Ｉｎ系合金の銀基質中に
は酸化錫と酸化インジウムの合金酸化物の極めて微細な
粒子が均一に分散するために、その電気接点特性特に耐
熱性は卓越したものである。

ただ、接触抵抗特に使用の初期段階における接触抵抗が
、ややもすると高いことがある。この比較的に接触抵抗
が高いということは、時として接点面の温度上昇をもた
らすことになる。

この現象は、内部酸化したＡｇ−３ｎ−Ｉｎ系合金の外
表面部に当該技術分野の技術者によって「かわけ」と呼
ばれる酸化錫或は酸化インジウムの偏析或は稀薄層がし
ばしば認められるために起因するものである。

（ハ）発明の開示 ■〕述したところに照らして、本発明はＡｇ−３ｎ−Ｉ
ｎ系合金を内部酸化したコンタクタ−用複合電気接点材
の電気特性、特に比較的に高い接触抵抗とそれに伴う温
度上Ａを改善するものである。

Ｓｎを０．５〜１２重量％（以下に述べる％は全て重量
％である。）とＩｎを０．５〜１４％を含み、ＳｎとＩ
ｎの和が７〜１８％である銀合金は、前述したように比
較的高い接触抵抗を有し、従って温度上昇が高い点を除
けば他の電気接点特性は１越したものである。

ＳｎとＩｎの上記したそれぞれの下限値はそれ以下では
得られる接点材に良好な耐熱性を与えることが難しく、
かつそれらの上限値はそれぞれそれ以上では接点材がブ
リットルになってしまうためである。しかもＳｎとＩｎ
の和が７％以下では耐熱性が卓越したものにならず、か
つまた１８％以上では接点材がブリットルになる。

このような金属成分値で限定される内部酸化した銀合金
は、しかしその外表面部に上述した「かわけ」が生じる
。

ところが、かかる銀合金を基部としその表面に極めて薄
いＳｎを３〜６％とＩｎを０．５〜５％含み、ＳｎとＩ
ｎの和が３．５〜８％の銀合金の層を複合して内部酸化
すると、基部をなす銀合金には「かわけ」が生じないこ
とを本発明者は見い出した。

これは全く新規な知見であって、基部の銀合金の表面に
複合される薄層の銀合金は既に内部酸化したものでも、
未だ内部酸化していないものでもよい。

即ち、（ａ）内部酸化した薄層の銀合金を未だ内部酸化
していない基部の銀合金に熱圧して圧延し、その後内部
酸化法で処理しても、（ｂ）未だ内部酸化していない薄
層の銀合金と基部の銀合金を熱圧着して圧延し、その後
内部酸化してもよい。

上述した薄層をなす銀合金において、ＳｎとＩｎのそれ
ぞれの下限値はそれ以下では銀合金に耐熱性を与えない
下限値であり、その」二限値はそれ以上ではこの銀合金
自体の外表面部に「かわけ」が生じてしまう偵である。

また、ＳｎとＩｎの和は上述したところを満足するため
の更に限定値であって、特にその上限値は内部酸化で「
かわけ」が生ずることがなく、しかも合金が内部酸化後
でも展延性を有するようにするためである。

なお、基部をなす銀合金には、その接点特性を種々の応
用に適応させるために、Ｃｄ、Ｓｂ。

Ｚ　ｎ　、　Ｍ　ｎ　、　Ｃａ　、　Ｍ　ｇ　、　Ｂ　
ｉ　（７）一種又は数種を添加しうる。この添加値は内
部酸化された基部銀合金が本来的に有する特性を失わな
い範囲の０．０１〜５％である。

更にまた、該銀合金の結晶微細化等のためにｏ、ｏｔ−
ｔ％のＣｏ、Ｎｉ、Ｆｅの一種又は複数を銀合金に副添
加することもできる。

薄層の銀合金にも、基部銀合金の場合と同様にＣｄ　、
　Ｓ　ｂ　、　Ｚ　ｎ　、　Ｍ　ｎ　、　Ｃａ　、　Ｍ
　ｇ　、　Ｂ　ｉの一種又は複数を加えることができる
。ただし、この場合そのＬ限値は該銀合金の展延性を保
証するために４％である。また同様に、Ｃｏ　、　Ｎｉ
　、　Ｆｅの一種又は複数を０．０１〜１％の範囲で副
添加することもできる。

（ニ）実施例 （１）　Ａｇ−３ｎ８％−Ｉｎ　４．５％　既知接点材
」１記（１）〜（６）の合金をそれぞれ高周波溶解炉で
約１０００〜１２００℃に加熱溶解し、これを鋳型に流
し込んで板状のインゴットにした。

（＋）（３”１（５）の板の厚みを４＋ａｍと１７、（
２）（４）（８）の板の厚みを２ｍｍとした。

（１）の合金板の表面に（２）の合金板を、（１）の合
金板の裏面には厚さ４ＩＩ１ｍの純銀板を熱間プレスで
仮イζ１けした後、６００〜７００℃で熱間圧延し、な
まし、冷間圧延して厚さ２ＩＩＩＬＩのＡ接点材を（す
た。この場合、上面薄層の（２）合金の厚みは約０．０
５ｍｍで、裏張りの銀の厚みは約０．１ａ＋ｍとなった
。これを径６ｍ＋ｅに打抜き、６８０℃で１ｏａｔＩＩ
。

の酸素雰囲気中で２４時間内部酸化した。

Ａ接点材と同様にして、Ｂ接点材とＣ接点材を得た。

また、対比のために、１−述の既知接点材を（１）の合
金に純銀を裏張りをし内部酸化して得た。この既知の接
点材は径６１で約０．１ｍｍの純銀が裏張りされた厚さ
２■の電気接点材である。

これらの電気接点材について、初期接触抵抗とｔｏｏｏ
回開閉後の端子における温度＋−１１，（室温以トの温
度値）を以下の条件でＡＳＴＭ−５０試験機により測定
した結果を第１〜２表に示す。

初期接触抵抗： 接触力　４００ｇ 電　　流　　ＤＣ６Ｖ、ＬＡ 温度Ｊ−，屏： 負　　荷　　ＡＣ２００Ｖ、５０Ａ　　　ｐｆ＝０．２
３頻　度　６０回／分 （以下余白） 第１表 第２表 （ホ）発明の効果 上記した第１〜２表から明らかなように、同等の既知の
電気接点材に比べて、本発明に係る電気接点材は低い接
触抵抗を有しかつその温度」―Ａが少ないという特性を
有することが分る。

特　許　出　願　人　中外電気Ｔ業株式会社　Ｏ 手続補正書（自船

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）金属成分で０．５〜１２重量％のＳｎと金属成分
   で０．５〜１４重量％のＩｎとを含みＳｎとＩｎとの和
   が７〜１８重量％である銀合金を内部酸化した基部と、
   この基部上に薄層で複合され金属成分で３〜６重量％の
   Ｓｎと金属成分で０．５〜５重量％のＩｎとを含みＳｎ
   とＩｎとの和が３．５〜８重量％である内部酸化した銀
   合金とからなるコンタクター用複合電気接点材。
2. （２）前記基部の内部酸化した銀合金が、金属成分で０
   ．０１〜５重量％のＣｄ、Ｓｂ、Ｚｎ、Ｍｎ、Ｃａ、Ｍ
   ｇ、Ｂｉのうちの一種又は複数を含んでなる特許請求の
   範囲第１項記載のコンタクター用複合電気接点材。
3. （３）前記基部の内部酸化した銀合金が、金属成分で０
   ．０１〜１重量％のＣｏ、Ｎｉ、Ｆｅのうちの一種又は
   複数を含んでなる特許請求の範囲第１項又は第２項記載
   のコンタクター用複合電気接点材。
4. （４）前記基部上に複合された薄層の内部酸化した銀合
   金が、金属成分で０．０１〜４重量％のＣｄ、Ｓｂ、Ｚ
   ｎ、Ｍｎ、Ｃａ、Ｍｇ、Ｂｉのうちの一種又は複数を含
   んでなる特許請求の範囲第１項、第２項又は第３項記載
   のコンタクター用複合電気接点材。
5. （５）前記基部上に複合された薄層の内部酸化した銀合
   金が、金属成分で０．０１〜１重量％のＣｏ、Ｎｉ、Ｆ
   ｅのうちの一種又は複数を含んでなる特許請求の範囲第
   １項、第２項、第３項又は第４項記載のコンタクター用
   複合電気接点材。