JPS6176357A - 合成樹脂複合管 - Google Patents

合成樹脂複合管

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JPS6176357A
JPS6176357A JP59198492A JP19849284A JPS6176357A JP S6176357 A JPS6176357 A JP S6176357A JP 59198492 A JP59198492 A JP 59198492A JP 19849284 A JP19849284 A JP 19849284A JP S6176357 A JPS6176357 A JP S6176357A
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tube
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thermosetting resin
pipe
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宮坂 猛
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は合成樹脂複合管に関するものである。
従来の技術とその問題点 ポリ塩化ビニル、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂管は、
上下水道管、電気配管、排水管などの建築土木工事や、
農業用等に巾広く使用されている。
しかし乍ら、これらの熱可塑性樹脂管菅は熱に弱く高温
にさらされて変形を起し、また火炎により融解燃焼して
焼失する。一方、これらの用途に一般的に使用される金
属管は、耐熱性および耐炎性には優れているものの断熱
性に乏しく、火災の場合には管内部の内容物や管の支持
体あるいは周辺へ高熱を伝達して火災蔓延の原因となる
恐れを有し、更に重く施工性に劣り且つ腐蝕性を有する
などの欠点を有している。
そこで耐熱性、耐炎性、耐腐蝕性および断熱性に富み且
つ比較的軽量でもある熱硬化性樹脂管をこれらの用途に
提供することが考えられるが、従来の成形法では高価な
ものとなり、物性的にも問題があるためこれらの用途に
は実用化されていない。
即ち、熱硬化性樹脂の長尺管は、プランジャー押出成形
法により成形されているのが一般的であるが(例えば、
待開昭48−83155公報、プラスチックスvo(1
,25,//63  p47 )、この方法による場合
は金型部における押出圧力が高く、しかも間欠押出であ
るため均一な成形品を得ることが困難であり、生産性も
低い。
か〜る事情からダイスとスクリ為−壓押出様を用いる成
形法も開発されているが、(例えば、特開昭54−23
6119公報〕この方法で(ま押出装置内において樹脂
の滞留が起こりやすく、局部的に硬化反応が進行したり
、僅かな圧力や温度の変化で硬化反応が急激に進行する
などの問題があり、連続して安全な成形を行なうことが
困難であった。
また前記したいずれの押出方法による場合に於いても管
の円周方向の強度が低いものしか得られず、その結果内
外圧に対して弱く、且つ衝撃に対しては管の軸方向に割
れやすい等の実用上の問題があった。
その理由は、従来の押出方法では、溶融した樹脂が金型
内へ導びかれ金型内の流路に治って移動する間に賦形お
工び硬化が進行し、その間樹脂の移動方向は押出方向す
なわち管軸方向のみとなり、樹脂及び充填物などがその
方向へ配向゛するためと考えられる。
問題点を解決する手段 本発明者らは、かNる問題を解決し1.@熱性、耐炎性
、耐腐蝕性等に優れ軽量でかつ耐衝撃性を有する安価な
合成樹脂管を得るべく種々検討した結果、樹脂及び又は
充填物が不規則な方向へ配向し1こ押出成形熱硬化性樹
脂管が、管の軸方向及び軸に直角な方向における圧縮強
度のバランスが良く、その結果内外圧に対して強く且つ
衝撃に対しても優れた性質を示すことを見出し、更にそ
の表面に熱硬化性樹脂を被覆することにより、耐熱性、
耐炎性、耐衝撃性等を更に向上させた複合管が得られる
ことを見出した。更に先端部に平滑部を有するスフIJ
 z−を□使用し、平滑部に於て押出後自己形状を保持
できる程度にまで賦形して押出された熱硬化性樹脂管に
熱硬化性樹脂を被覆することにより、これらの合成賀脂
複合管が得られることを見出して本発明に到達した。
即ち、本発明は、樹脂お工び又は充填物が不規則な方向
へ配向して成ることを特徴とする押出成形された熱硬化
性樹脂管の表面に熱硬化性樹脂を被覆してなる合成槓脂
複金管である。
本発明の複合管は、好適にはスフII !−を内臓する
押出成形機を使用しその先端部において押出後自己形状
を保持できる程度に迄賦形硬化させて得られる熱硬化性
樹脂管の表面に熱硬化性樹脂を被覆して得られるもので
あり、例えば特願昭58−51526に記載した方法に
より得られる熱硬化性樹脂管の表面に熱硬化性樹脂を被
覆して製造される。
すなわち、先端部に平滑部を有するスクリー−を使用し
、平滑部に於て熱硬化性樹脂を自己形状を保持できる程
度にまで賦形して押出し、その表面に熱硬化性樹脂を被
覆する方法であり、その具体的方法としては、上記方法
により押出された熱硬化性樹脂管の表面に熱硬化性樹脂
を含浸させた帯状クロスやフィラメントを巻きつけた後
、硬化させるいわゆるフィラメントワインディングによ
る第1の方法、上記熱硬化性樹脂管に熱硬化性樹脂を含
浸させたクロスを巻き、型へ入れて加熱、加圧し硬化さ
せる第2の方法、ま1こ三本の加熱ロールに上記熱硬化
性樹脂管をはさみ、回転させながら熱硬化性樹脂を含浸
させ1こクロスを巻き、加熱硬化させる第3の方法など
が採用できる。
本発明の複合管の内層を形成する熱硬化性樹脂管は、押
出成形、特にスクリーーを内臓する押出成形機を使用し
その先端部において押出後自己形状を保持できる程度に
迄賦形硬化させることにより得られる。
すなわち、押出域内に投入された熱硬化性1討脂材料は
、スフII z−供給部および圧縮部を1ぬるうちに加
熱溶融され、計量部を経て計量部のフライト先端部より
ラセン状で平滑部に移行し、そこでシリンダー内壁との
摩擦抵抗により、スフ1)z−フライトによって生ずる
間隙部分が狭められ、ついには圧融着されも。ついで樹
脂は平滑部を移行する間に硬化賦形されてシリンダー先
端より連続した管となって押出される。この間樹脂は、
供給部から計量部に至る間はスフIJ W−溝に犬むね
沿った方向のせん断を受けながら移動するため、樹脂自
体や充填物は管の押出方向に対し特に定まつ1こ方向へ
は配向することなく不規則な方向へ配向し平滑部へ移行
し1こ後、硬化が進むTこめに結果として樹脂自体や充
填物・lま管の軸方向と円周方向にバランス良(配向さ
れ、得られる管の軸方向及び管軸に直角な方向における
圧縮強度のパラメスが良く、なるものと考えられる。
上記した成形法を更に説明すれば、使用される押出機と
しては、単軸スフIJ FL−押出様のみならス、二軸
スフIJ z−あるいに多軸スフIJ z −押出機で
あっても先端部が最終的に単軸に集約される押出機の何
れも使用できる。使用できるこれらの押出機の内部構造
として、押出機の供給部から先端の計量部に至る間に脱
気孔や特殊な混線構造を設げることは何ら差し支えない
スフIJ、−の代表的なものとしては、先端部に平滑部
を有するスクリーーであり、このスクリー−は、例えば
供給部、圧縮部、計量部よりなる。
平滑部シマ供給部の終了したところから、また圧縮部の
終了したところから、ある℃・は計量部の途中から始ま
る様な型式でも良い。
まfこ平滑部のスフIJ z−径またはその部位のシリ
ンダーの内径は、フライトを有する部位のスクIJ−L
−底部の径またはシリンダーの内径とは別個に、所望す
る成形品の外径および内径に合わせて拡大または縮小し
て調整することができる。
スクリューのL/Dは、通常7〜40、好マシくは10
〜35、更に好ましくは15〜25、圧縮比は1.0〜
50、好ましくは1,2〜401更に好ましくは1.5
〜3.0、スフIJ z−先端部の平滑部の長さは1D
〜15D、好ましくは2D〜1゜D、更に好ましくは2
D〜7Dの範囲から適宜選択することができる。而して
スフIJ z−先端の平滑部の長さが1D未満の場合は
、押出後得られる成形品に変形が生じ連続的に良好な成
形品を得ることが困難である°。また平滑部の長さが1
5D以上となる場合は、成形圧力が大きくなり、押出機
の機械強度の点からも実用的でない。
スクリz−の圧縮比と平滑部の長さは、平滑部のスフI
J x、−とバレルとの間隙、換言すれば成形品の肉厚
、押出速度及び使用する材料の特性等の組合せによって
種々の制限を受ける。而してスフIJ s−一の圧縮比
と平滑部の長さは、それらが大きい程あるいは小さい程
、背圧付与機能が大きくあるいは小さい。
背圧が大きすぎるとフライトを有する部分で過度の混練
が起り、その結果として材料の過度の発熱と硬化が起る
ので好ましくない。一方、背圧が小さすぎると材料の圧
縮充填及び混練が不充分となるので同様に好ましくない
。適度な背圧が材料の圧縮充填と適度な混練のために必
要である。
そして平滑部のスフU −L−とバレルの間隙が大きい
程あるいは小さい程、押出速度が小さい程あるいは大き
い程、使用する材料の粘度が小さい程あるいは大きい程
、ま1こ使用する材料の硬化速度が小さい程あるいは大
きい程、スクリーの圧縮比と平滑部の長さは大きくある
いは小さくする必要がある。
押出機各部の温度設定は、使用する材料の特性やスフI
J s−一の圧縮比、スフIJ z−平滑部とバレルの
間隙、平滑部の長さ、押出速度等の組合せにより轟然変
るが、スクIJ−一の圧縮部、計量部及び平滑部に対応
するシリンダ一部位の温度設定は通常50〜200°C
1好ましくは60〜150℃の範囲である。而して、設
定温度が50℃以下の場合は、樹脂の硬化反応が充分に
進行しないため良好な成形品は得難い傾向があり、一方
200℃までの温度で通常用いられる熱硬化性樹脂は充
分に熱硬化するのでそれ以上にする必要はない。
通常、熱硬化性樹脂の押出成形法に於てはシリンダー内
で加熱溶融された樹脂は、アダプターを経て金型内へ導
入された最終形状に賦形されるが、この過程に於て樹脂
の流れはアダプターで絞られ、スパイダーで固定された
マンドレルの回りへ再展張されるなど樹脂力流路が複雑
に変化するために、・厨力百の滞留が起りやすく、局部
的に硬化反応が進行したり、僅かな圧力や温度の変化で
硬化反応が急激に起るなどの問題を引き起す。また、複
雑な流路による抵抗に打ち勝ち滞留を防止しつつ樹脂を
押出すためには、強大な押出圧力を要し特殊な押出装置
を必要とする。而してかかる成形法による場合の押出速
度は高々50 Cm/?7Lan 、1%度であり、且
つ真円度及び肉厚分布の良いものを得ることは困難であ
る。
上記の方法によればスクリエー平滑部とその部位のシリ
ンダ一部とが金型の役割を果たし、樹脂のm路はシリン
ダーとスフIJ z−との間隙ノミであるため、樹脂の
滞留は全くなく局部的な硬化反応や圧力、温度の変化に
よる急激な硬化反応を引き起すことがない。また、一般
的成形法に於ける金型内のマンドレルに相当するスフI
) z−平滑部は回転しているため、硬化した樹脂と金
属部分との摩擦抵抗が比較的小さく押出圧力も通常のス
フIJ z−押出機で得られる圧力で充分である。この
様な方法による場合は、13 Q Cm/ynLnのよ
うな押出速度が容易に得られる。
また他の成形法としては、押出機のシリンダー内径には
S:等しい内径を有する円筒部とスフIJ z−先端の
底部外径にはy等しい外径を有する円柱部より形成され
るダイスなスフIJ s、−先端に近接して装着し、そ
のダイス内部に於て押出後自己形状を保持できる程度に
まで賦形する熱硬化性樹脂の押出成形方法である。
この方法の特徴は、押出機の先端に装着するダイスの構
造とその装着方法にあり、使用される押出装置は前述の
ものと同様なものが使用できる。
スフl z−は、通常合成樹脂の押出成形に使用される
スクリエーが使用さn先端までフライトのあるフルフラ
イト型でも、スクリーー先端に平滑部を有するトーピー
ド型スク1ノー−でも良く、その先端の形状は、円柱状
でも円錐状でも良い。
スクリーー先端とダイスの円柱部との距離は、出来るだ
け近接することが望ましいが、通常0.05〜2mmの
範囲から適宜選択することができる。
ダイスに尋人された樹脂は、溶融状態のま〜スパイダ一
部を通過した後、出口までの間に賦形硬化される。ダイ
ス入口からスパイダーまでの長さは成形品に馬肉が起ら
ない様にダイス円柱部を充分固定し得るのに必要な長さ
があれば良く、できるだけ短いことが望ましい。また、
スパイダー以降のダイスの長さは、通常1D〜IOD、
好ましくは2D〜7D、更に好ましくは2D〜5Dの範
囲から適宜選択することができる(こ〜でDはシリンダ
ーの口径を示す)。而してスパイダー以降の長さが1D
以下であると硬化が不充分であったり、樹脂の融着が充
分に行なわれず、良好な成形品が得られない。又、10
D以上になると、背圧が大きくなりすぎて押出が困難に
なる。
この方法を実施するにあたって、押出装置各部の温度設
定は、前記とはg同様であり、ダイスの温度設定は通常
50〜200℃、好ましく+160〜150℃の範囲で
ある。この方法によれば、押出機のスフIJ xb−先
端部以降、樹脂の流路の変化はほとんどないため樹脂の
滞留は全くなく局部的な硬化反応や圧力、温度の変化に
よる急激な硬化反応を引き起すことがない。
上記した本発明の管の樹脂や充填物の配向は、例えば電
子顕微鏡によって観察することができる。
第1図は従来の押出成形方法(グラ/ジャ一式〕にエリ
押出成形されたフェノール樹脂管の押出方向における断
面の電子顕微鏡写真であり、第2図は同じ(押出方向と
直角な方向における電子顕微鏡写真であり、第3図およ
び第4図は本発明の熱硬化性樹脂管の一つであるフェノ
ール樹脂管の夫々の断面の電子顕微鏡写真である。
第1図および第2図に於てはガラス繊維が管軸方向に配
向していることが明白であるのに対し、第3図および第
4図では繊維は特に一定の方向には配向しておらず、不
規則に配向していることがわかるL 後述の第1表には管軸に対し直角方向の圧縮強度囚)と
管軸方向の圧縮強度(B)及びA / Bの比並びに水
圧試験結果を示し1こが、この表からも判るとおり、従
来法による管はλ/8の比が0.37と小さく、縦割れ
を生じやすいのに比べ、本発明の管はA / Bの比が
0.4〜1.5と大きく縦割れを生ずることな(内圧に
対しても強いことがわかる。
本発明に於て言5g軸方向の圧縮強さとは、JIS−に
−6911の5.19.5項による試験(圧縮残置試験
)を行ない、管が破壊(亀裂が入った場合も含む〕した
時の強さを表わし管軸に対し直角方向の圧縮強さとはJ
 I S−に−6741の5.6項による試験(へん平
試験)を行なって管が破壊した時の強さを表わすもので
ある。
このようにして得られた熱硬化性樹脂管は、耐熱性に優
れると共に重油、ガソリン、灯油等の油類、アルコール
、ケトン、エステル類、芳香族炭化水素等の有機溶剤、
酸、アルカリなどに対して1耐性を有するのみならず、
成形材料として特にフェノール樹脂、メラミン樹脂、キ
シレン樹脂等を使用することにまり、火炎にさらされて
も延焼しない、ドロンピンクを起さない、原形をはV維
持する、有毒ガスを発生しない等の優れた耐炎特性を有
し、更に樹脂及びまたは充填物が管の押出方向と円周方
向にバランス良(配向しているために管の押出方向及び
それに直角な方向の強度のバランスが良(、結果として
耐圧性に優れたものとなる。
本発明に便用される熱硬化性@脂としては、フェノール
樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、不飽和ポリエステル樹
脂、エポキシ樹脂、シリコン樹脂、アリル樹脂、キシレ
ン樹脂、アニリン樹脂等が挙げられる。なかでもフェノ
ール樹脂、メラミン樹脂および尿素樹脂の利用が好適で
ある。
本発明に用いられる熱硬化性樹脂には必要に応じて熱硬
化性樹脂の成形に於いて一般に用いられる充填剤、離型
剤、増粘剤、着色剤、分散剤、発泡剤あるいはまた重合
開始剤、硬化促進剤、重合禁止剤などを添加することが
できる。
本発明においては更に成形物の強度向上、特に圧縮強度
等の向上を目的として有機または焦域の繊維状物、例え
ば木粉、木綿、ナイロン繊維、ビニロン繊維、硝子繊維
、カーボン繊維、金属繊維等を例えば上記した充填剤と
の総量として20〜80重量%の様な高い量的範囲で添
加することもできる。
上述した方法により成形された熱硬化性樹脂管は前述し
た第1の方法、第2の方法あるいは第5の方法により熱
硬化性樹脂で・彼覆されて複合管が得られる。
これらを図によって説明すれば第5図は第1の方法の概
要を示す図であり、先端部に平滑部1を有するスクリー
−2を使用した押出機5により押出された熱硬化性樹脂
管4は、必要に応じボストキエア装置5で加熱され硬化
を完了する。次いでFRP成形機6内へ導びかれ熱硬化
性樹脂を含浸させたクロス又はロービングが巻きつげら
れ、引きつづき加熱装置7を通過する間に外層の硬化が
完了し複合管8となる。
第6図は第2の方法の概要を示す図であり、前述の押出
成形法VCより得られた熱硬化性樹脂管4に熱硬化性樹
脂を含浸させたクロス9を巻き、それを第7図で示す型
10へ入れて加圧加熱して外層を硬化させ、複合管が得
られる。第8図は第3の方法の概要を示す図であり、前
述の押出成形法により得られた熱硬化性樹脂管4を、加
熱された三本ロール11間へはさみ、熱硬化性樹脂を含
浸させ1こクロス又はロービングを巻き、硬化させて複
合管が得られる。
上記したいずれの方法においても、外層を形成する熱硬
化性樹脂を硬化させるための温度は、使用される材料や
加熱時間により変化するが、通常100〜200℃の範
囲から適宜選択される。
本発明の複合管の外層を形成する熱硬化性樹脂としては
、前述の樹脂があげられるが、液状のものが望ましく例
えばフェノール樹脂(レゾール樹脂)、不飽和ポリエス
テル樹脂、エポキシ樹脂などがあげられる。
又、これらの樹脂には前述の各種添加剤、例えば増粘剤
、離型剤、着色剤、硬化促進剤、分散剤などを添加する
ことができる。
又、外層の熱硬化性樹脂層の形成に使用されるクロス、
フィラメントおよびロービングとしては、無機および有
機のクロスやフィラメント、ロービング、例えばガラス
クロス、ガラスロービング、帆布、紙などが使用され、
斯くして形成される熱硬化性樹脂層の厚みも目的および
要求される物性等に応じて適宜選択されるが、通常内層
を形成する熱硬化性樹脂層の厚みと等しい厚み迄の範囲
である。
作用: 本発明による複合管は、内外層共に熱硬化性樹脂より成
り、耐熱性、難燃性に丁ぐれると共に、内層は従来の押
出成形方法により得られる熱硬化性樹脂管より強く、又
外層はクロスやフイラメンり製造する場合には、所望の
長さの長尺管を得ることができる。
上記した本発明の合成樹脂複合管は耐熱性、難燃性およ
び耐衝撃性に優れるため、例えば電機或は建築および土
木材料などとして有用である。
以下、参考例及び製造例により更に本発明を説明する。
参考例1 0径50關、L/D=22の押出機によりスフIJ s
−一底部の径が26朋の計量部に続く先端部に径が26
稿長さが105m5(5,5D )の平滑部を有する圧
縮比が2.0のスフIJ s−一を用い、成形材料とし
てフェノール樹脂(日本オイルシール(株)製、商品名
ロジャースRX−6684)を使用してパイプを連続的
に押出成形した。
シリンダー内部の温度は、C1(0〜2D〕=水冷、0
2(3D〜IQD)=80℃、03(11D〜18D)
=10D℃、C,(19D〜22D)=120℃に設定
し、スクリュー回転数35 rpnの条件で押出成形を
行なって、外径5Qmtrt、肉厚2、0 manのパ
イプを得た。
参考例2 参考例1と同じ押出装置により、成形材料としてフェノ
ール樹脂(日本合成化工(株)裂、商品名ニラカライト
950−J)を使用して、パイプを押出成形した。
シリンダー各部の温度は、01=水冷、C2=80℃、
03=110℃、04=120℃に設定し、スフIJ 
s−一回転;C35rpmの条件で成形を行ない外径5
Qfrm、肉厚2.0朋のパイプを得た。
参考例3 参考例1と同じ押出装置を使用し、成形材料としてフェ
ノール樹脂(住友ベークライト(株)製、商品名PM−
795J)を用いてパイプを押出成形しy、、 0 シリンダー各部の温度はc、 =水冷、02=80℃、
03=1’05℃、04=120℃に設定し、スクリュ
ー回転数35 rpmの条件で成形を行ない、外径60
間、肉厚2.0mmのパイプを得た。
参考例4 参考例1と同じ押出装置を使用し、成形材料としてメラ
ミン樹脂(オタライト(株)製、商品名0N−600)
を用いてパイプを連続的に押出成形した。
シリンダー各部の温度はa、 =水冷、偽=85℃、0
3=115℃、O,=’130℃に設定し、スフIJ 
z−回転数35 rqの条件で成形を行ない、外径60
間、肉厚2.0關のパイプを得た。
評価結果: 上記の製造例により得られたパイプの圧縮強度(管軸に
対し直角方向、管軸方向、及びこれらの比〕及び水圧試
験の結果は第1表に示したとおりであった。
製造例1 参考例6と同じ押出装置及び押出条件により、成形材料
としてフェノール樹脂(PM  795J )を用いて
パイプを押出し、引続きボストキエア装置を通し、18
0℃で2.5分加熱し硬化を完了させた。次いでパイプ
をFRP成形機内へ導入し、不飽和ポリエステル(玉押
東圧化学(株)製、商品名ニスター1’t−2110)
を含浸させたガラスロービングを巻きつけ1こ後加熱装
置により、120℃10分間加熱し硬化させて内層2間
、外層1朋より成る外径32mmの複合管を得た。
製造例2 参考例1により得られたimの長さのパイプにレゾール
樹脂(日立化成(休)製、商品名ヒタノール250ON
)を含浸させたガラスクロスを巻き型に入れて圧力9°
Okg/antの下に160℃で40分間加熱し硬化を
行ない、内層2間、外層1間より成る外径62間の複合
管を得た。
製造例6 参考例4により得られたパイプ5QCmに鉄芯を挿入し
た上で、160’Cに加熱され1こ3本ロールの間には
さみ、エポキシ樹脂(シェル化学(株)製、商品名エピ
コート828)を含浸させた帆布をロールを回転させな
がら巻きつけた後、そのま瓦15分間回転を続は硬化を
行ない、内層2關、外層1mmからなる外径32羽の複
合管を得た。
第2表に各製造例および比較例により得られた管の性能
測定結表を示した。
これらの結果から、本発明の合成樹脂複合管は、耐熱性
、耐燃性、@衝撃性に優れることがわかる。
〔註〕1 長さ6QCmの管を支点間距離50cmの支
持台の上に置き、180℃のオイルを管内へ2時間循環
させた後の変化を目視した。
〔註〕2 長さ6QCmの管を支点間距離50cmの支
持台の上に置き、その中央部に直下からブンゼンバーナ
ーの高さ約50羽の安定した青色炎の先端を6分間接触
させた後変化を観察した。
〔註〕6 長さ1mの管を高さ2rrLよりコンクリー
ト上に水平落下させた。(n=5)
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、従来の押出成形法により押出成
形されたフェノール樹脂管の管軸方向および管軸に直角
な方向における夫々の断面の充填された繊維の形状に関
する電子顕微鏡写真であり、第3図および第4図は、本
発明の合成樹脂複合管の内層を形成するフェノール樹脂
管の管軸方向および管軸に直角な方向における夫々の断
面の充填された繊維の形状に関する電子顕微鏡写真であ
る。 第5図は本発明において熱硬化性g脂管へ熱硬化性樹脂
を被覆するのに好ましい方法の1例を示す図であり(一
部透視図を含む〕、第6図乃至第8図は他の方法の例を
示す図である。 101.平滑部  210.スクリ−−500,押出機
  410.熱硬化性樹脂管  500.ボストキエア
装置  6.、、FRP成形機  716.加熱装置 
 800.複合管900.熱硬化性樹脂が含浸されたク
ロスミ0...型   11.、、ロール 特許出願人 三井東圧化学株式会社 第  1  図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第8図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)樹脂および又は充填物が不規則方向に配向した押出
    成形熱硬化性樹脂管の表面に熱硬化性樹脂を被覆してな
    る合成樹脂複合管。 2)先端部に平滑部を有するスクリューを使用し、平滑
    部に於いて自己形状を保持できる程度にまで賦形して押
    出すことにより得られる熱硬化性樹脂管の表面に熱硬化
    性樹脂を被覆してなる特許請求の範囲第1項記載の合成
    樹脂複合管。
JP59198492A 1984-09-25 1984-09-25 合成樹脂複合管 Granted JPS6176357A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019130861A (ja) * 2018-02-02 2019-08-08 株式会社経営総合研究所 コンクリート型枠用せき板の押出成形方法及びコンクリート型枠用せき板の押出成形装置

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JP2019130861A (ja) * 2018-02-02 2019-08-08 株式会社経営総合研究所 コンクリート型枠用せき板の押出成形方法及びコンクリート型枠用せき板の押出成形装置

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