JPS6174163A - テ−プレコ−ダ - Google Patents

テ−プレコ−ダ

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Publication number
JPS6174163A
JPS6174163A JP59197059A JP19705984A JPS6174163A JP S6174163 A JPS6174163 A JP S6174163A JP 59197059 A JP59197059 A JP 59197059A JP 19705984 A JP19705984 A JP 19705984A JP S6174163 A JPS6174163 A JP S6174163A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
gear
movable members
switching
movable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP59197059A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinsaku Tanaka
進作 田中
Tadao Arata
荒田 忠男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanashin Denki Co Ltd
Original Assignee
Tanashin Denki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tanashin Denki Co Ltd filed Critical Tanashin Denki Co Ltd
Priority to JP59197059A priority Critical patent/JPS6174163A/ja
Priority to KR1019850000857A priority patent/KR900003132B1/ko
Publication of JPS6174163A publication Critical patent/JPS6174163A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/18Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
    • G11B15/44Speed-changing arrangements; Reversing arrangements; Drive transfer means therefor

Landscapes

  • Transmission Devices (AREA)
  • Automatic Tape Cassette Changers (AREA)
  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は磁気テープが左右いずれの方向へ走行するとき
も録音または再生動作が可能なテープレコーダの改良に
関する。
C従来の技術) この種のテープレコーダにおいて、たとえば選曲を行な
う場合など、テープをいずれの方向へも早送り操作でき
、かつテープの走行方向も切換えることができるように
することが望まれる。
〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながらこの場合、テープを早送りするための操作
部材はテープの走行方向に応じて2個必要であり、さら
にテープの走行方向切換えのための操作部材も別に必要
となる。
また、このような操作をマグネットプランジャ等の磁気
力を直接利用して行なう場合は、テープを早送りするた
めの2個のN11機構と、テープの走行方向切換えのた
めの電磁機構の合計3個の大形の電磁機構が必要となる
したがって、たとえばこの種のテープレコーダをカース
テレオとして車両に組込む場合には、操作部のスペース
確保が重要かつ困難な問題となる。
さらに、マグネットプランジャ等の電磁態構の磁気力を
直接利用してテープ早送り操作を行なう場合には早送り
している間中、大形のN磁機構に通電し続けておくこと
は、電力消費量が増大することからも好ましくない。
本発明はこのような事情にもとづいてなされたもので、
その目的は、磁気テープがいずれの方向へ走行するとき
も録音または再生動作が可能なテープレコーダにおいて
、簡単な構成でテープをいずれの方向へも早送り操作で
き、テープの走行方向切換えもでき、しかもこれらの操
作を簡単な係止解除手段を用いて容易に行えるようにす
るとともに3つの操作が2つの可動部材によって選択操
作できるようにすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
以上の目的達成のため、本発明は、磁気ヘッドの左右に
それぞれキャプスタン軸、ピッチローラおよびリール軸
を備え、かつ機械的に磁気テープの走行方向を切換える
テープ走行方向切換開溝を備えて、磁気テープが左右い
ずれの方向へ走行するときも録音または再生動作が可能
なテープレコーダにおいて、互いに平行に往復動可能な
第1゜第2の可動部材と、第1の可動部材の往動により
一方のリール軸をそのテープ巻取り方向へ高速回転させ
第2の可動部材の往動により他方のリール軸をそのテー
プ巻取り方向へ高速回転させるテープ速度切換機構と、
前記第19M2の可動部材の移動方向と平行な方向に往
復動可能でかつ回動可能に設けられいずれか一方の可動
部材が往動するときはその往動する可動部材に押されて
回動し両可動部材が同時に往動するときは両可動部材に
よりいずれの方向への回動も禁止されながら両可動部材
と共にこれらと同一方向へ往動して前記テープ走行方向
切換機構を起動させ、磁気テープの走行方向を切換えさ
せるテープ方向切換部材と、前記キャプスタン軸および
リール軸を駆動するモータによって常時回転駆動されて
いる主動ギヤと、一部の歯を切欠いて形成された非噛合
部を有しその非噛合部以外では前記主動ギヤと噛合して
回転しその回転力により前記第1.第2の可動部材をそ
れぞれ往動させる第1.第2の従動ギヤと、これら第1
.第2の従動ギヤをそれぞれの非噛合部が前記主動ギヤ
に対向する位置に保持する第1゜第2の保持機構と、こ
れら第1.第2の保持機構にそれぞれ対応して設けられ
各保持機構の前記第1または第2の従動ギヤに対する保
持状態を解除して各従動ギヤを前記主動ギヤに噛合させ
る第1゜第2の保持解除手段とを具備して構成される。
(作用〕 以上の構成では、第1.第2の可動部材を選択的に動作
させることによりテープをいずれかの方向へ早送りする
ことができ、また両可動部材を同時に動作させることに
よりテープの走1行方向切換えを行なうことができる。
またこれらの操作はいずれもリール軸およびキャプスタ
ン軸駆動用のモータによって回転駆動されている主動ギ
ヤに従動ギヤを選択的に噛合させることにより、モータ
の回転力によって行なわれることになる。
〔実施例〕
第1図はテープレコーダの機構部を示す平面図で、図中
1はテープレコーダ基板である。基板1上には磁気ヘッ
ド2が進退自在なヘッド取付板3を介して取付けられて
いる。そしてこの磁気ヘッド2の左右にはキャプスタン
軸4L、4R,ピッチローラ5L、5R、リール軸6L
、6Rがそれぞれ設けられている(なお左右対称のもの
について、左側をL1右側をRを付した符号で示す。以
下、同じ。)。そこで、両リール軸6L、6Rにテープ
カセット7を装填し、いずれか一方のリール軸(6Lま
たは6R)をテープ巻取り方向へ回転させるとともに、
これと同一側のキャプスタン軸(4Lまたは4R)にピ
ッチローラ(5Lまたは5R)を圧接させてそのキャプ
スタン軸を回転させることにより、録音または再生動作
を行なうことができる。
また磁気ヘッド2の上方位置には2枚の細長い板状可動
部材(第1の可動部材8および第2の可動部材9)が互
いに重ね合されて、ヘッド取付板3の往復動方向へ進退
自在に装着されている。
第2図はこれらの可動部材8.9のテープレコーダ基板
1に対する取付は状態を示すもので、図中10.11は
テープレコーダ基板1上に立設された可動部材取付は用
のスタッドである。そして一方のスタッド10の上端に
はガイド板12が、基板1と平行状態に固定されている
。このガイド板12は一端部を上方へ折曲してその折曲
部13にガイド孔14を有し、他端部には軸15を介し
て速度切換片16を中央部にて枢支している。
そこで、前記第1の可動部材8は一端部を前記ガイド孔
14に挿入し、他端部を前記他方のスタッド11の上端
にガイドされ、ざらに中央部を前記軸15にガイドされ
て進退自在となっている。また、第1の可動部材8は第
3図に示す如く中央部にばね受は片17を有し、このば
ね受は片17と前記折曲部13との間に掛渡された引張
コイルばね18により、一端方向へ常時付勢されている
。ざらに第1の可動部材8は、中央部に下方へ折曲形成
された速度切換片押圧部19と、他端部に上方へ折曲形
成された方向切換部材押圧部20とを有している。また
上記押圧部20の近傍位置に係合ビン8aを突出させ、
かつ他端側縁部には係合部8bを有し、他端最先端部に
はフック部8Cを有している。
一方、第2の可動部材9は第1の可動部材8の下側に重
ね合され、その一端部を前記ガイド孔14に挿入し、他
端部を前記他方のスタッド11の上端にガイドされ、さ
らに中央部を前記ガイド板12上に立設された小スタッ
ド21にガイドされて進退自在となっている。そして第
2の可動部材9も第4図に示す如く中央部にばね受は片
22を有し、このばね受は片22と前記折曲部13との
間に掛渡された引張コイルばね23により、一端方向へ
常時付勢されている。なお第2の可動部材は、中央部に
形成された開口部の一端縁を速度切換片押圧部24とし
、他端部上面には方向切換部材押圧部25を突出させて
いる。そして上記押圧部25の近傍位置に係合ビン9a
を突出させ、かつ他端側縁部には係合部9bを有し、他
端最先端部にはフック部9Cを有している。
ざらに、前記他方のスタッド11の上端には、第2の可
動部材9上に重ねてテープ方向切換部材26が装着され
ている。このテープ方向切換部材26は板状の小片より
なるものであり、前記両可動部材8.9の往復動方向に
長い長孔27をスタッド11に嵌合させて両可動部材8
.9の移動方向と平行な方向に往復動可能で、かつスタ
ッド11を支点に回動可能となっている。また第5図の
如く両側縁を傾斜縁28.29とし、これらの傾斜縁2
8.29を前記可動部材8,9の各方向切換部材押圧部
20.25の前方に位置させている。さらにテープ方向
切換部材26の前端には長孔27の前端部を曲率中心と
する円弧面30が形成されており、この円弧面30に近
接して挿圧力伝達部材31の一端が配置されている。
また、テープレコーダ基板1上の、前記同可動部材8,
9の右方位置には係止機構32および解除機構33が設
けられている。
ます係止機構32は、第5図および第6図に示すように
、基板1上に立設された固定軸34に回動自在に枢支さ
れた係止部材35と、この係止部材35を一定方向へ回
動付勢する引張りコイルばね36とで構成されている。
上記係止部材35は前記第1.第2の可動部材8.9の
側縁部に沿って配置された一片に四角形状をなす係止孔
37を有するとともに、その−片とほぼ直交する方向に
受圧片38を延在させ、さらにこの受圧片38と反対の
方向へ向けて、中間部位に三角突部39aを有する係合
片39を、テープレコーダ基板1の上面に沿って延在さ
せている。そして係止部材35は引張りばね36により
常時上記−片を同可動部材8.9の側縁部に接近させる
方向へ回動付勢されている。
一方、解除機構33は第5図および第6図に示すように
、テープレコーダ基板1上にブラケット40を介して取
付けられた、電磁コイル41aおよびヨーク41bより
なる電磁石41と、前記固定軸34に回動自在に枢支さ
れたアーマチュア42と、電磁石41を作動させる解除
スイッチ43とから構成されている。解除スイッチ43
の操作釦はテープレコーダのフロントパネル(図示せず
)に取付けられた自己復帰式のもので、操作釦に手動力
が加えられている間のみスイッチ43はオン状態に保持
される。そしてアーマチュア42と前記係止部材35と
の間には引張りコイルばね44が掛渡され、これにより
アーマチュア42と係止部材35の受圧片38とを当接
させている。そこで、解除スイッチ43をオン操作して
電磁石41を励磁すると、アーマチュア42がこの電磁
石41に吸引されて回動し、前記係止部材35の、係止
孔37が設けられた一片を同可動部材8,9より離間さ
せる方向へ回動させるようになる。
そこで第1の可動部材8が引張りコイルばね18に抗し
て往動するときは、同可動部材8の方向切換部材押圧部
20でテープ方向切換部材26の右方の傾斜縁29を押
して同切換部材26を第7図の如く回動させながら往動
し、一定の位置に達するとその係合部8bを前記係止部
材35の係止孔37に係止させて一定の往動位置に留め
られるようになる。また、第2の可動部材9が引張コイ
ルばね23に抗して往動するときは、同可動部材9の方
向切換部材押圧部25でテープ方向切換部材26の左方
の傾斜縁28を押して同切換部材26を第8図の如く右
方向へ回動させながら往動し、一定の位置に達するとそ
の係合部9bを前記係止部材35の係止孔37に係止さ
せて一定の往動位置に留められるようになる。
ざらに第1.第2の可動部材8,9が引張コイルばね1
8,23に抗して同時に往動するときは、両方向切換部
材押圧部20,25が傾斜縁28.29を同時に押すた
め、テープ方向切換部材26はいずれの方向への回動も
禁止されながら第9図の如く同可動部材8,9と共に移
動してその円弧面30で押圧力伝達部材31を押圧移動
させる。そしてこのときは同可動部材8.9の往i7I
量がテープ方向切換部材26の動作量によって制限され
、いずれの可動部材の係合部8b、9bも係止部材35
の係止孔37と係合する位置まで到達し得ない。
また、前記テープレコーダ基板1のヘッド取付板3近傍
部には往復摺動部材45が、同可動部材89の移動方向
と平行な方向へ往復動自在に装着されている。この往復
摺動部材45は第10図に示す如く一部を基板1の上面
側へ延びる延長部46とし、その延長部46を前記速度
切換片16の一端に係合させている。そしてテープレコ
ーダ基板1の下面側では往復摺動部材45の一部にテー
プ速度切換レバー47の一端を係合させている。このテ
ープ速度切換レバー47は中央部をテープレコーダ基板
1の下面に回動自在に枢支されているもので、他端側に
は棒ばね48が取付けである。
ところで、第1図に示す前記各リール軸6m。
6Rの基端部にはリール軸ギヤ6La、6Raが取付け
である。なお、図ではすべてのギヤを単なる円(ピッチ
円)で簡略的に表わしている(他の図においても同様で
あり、またギヤ同志の噛合点には黒点を付している)。
また両リールギヤ6La。
6Ra間には伝達ギヤ49L、 49Rが左右対称に、
かつ互いに噛合する関係で取付けである。
各伝達ギヤ49L、49Rの軸にはアイドラアーム50
L、50Rの各一端が回動自在に枢支され、各アイドラ
アーム50L、 50Rにはアイドラギヤ51L。
51Rが、各伝達ギヤ49L、 49Rに噛合する関係
で取付けられている。また各アイドラギヤ51L、51
Rの他端は前記テープ速度切換レバー47に近接し、そ
れぞれ舶記棒ばね48の各端部と係合している。
ざらに両アイドラアーム’50L、 50Rは引張コイ
ルばね52により互いに接近する方向へ付勢されている
が、その方向の回動量は図示しないストッパにより制限
されている。そしていずれのアイドラギヤ51L、51
Rも、アイドラアームSQL、50Rが引張コイルばね
52に抗して回動することにより、対応するリール軸ギ
ヤ6La、6Raに噛合して、伝達ギヤ49L、49R
の回転力すなわちモータ53(第14図および第15図
参照)の回転力をリール軸6L、6Rへ伝達する。なお
前記往復摺動部材45、チー プ’M K 切換レバー
47、ギヤ 6La、6Ra。
51L、 51R等で、テープ速度切換機構54が構成
されている。
また第1図中55はテープレコーダ基板1の側面にねじ
等により固定されたブラケットである。このブラケット
55には第11図に示すように第1゜第2の従動ギヤ5
6.57が共通の軸58を介して軸支されており、ざら
に第1.第2の回動レバー59.60が共通の軸61を
介して枢支されている。そして第12図の如く第1の回
動レバー59の一端と前記第1の可動部材8のフック部
8Gとは捧ばね62を介して連結され、第2の回動レバ
ー60の一端と前記第2の可動部材9のフック部9Cと
は別の棒ばね63を介して連結されている。また、ブラ
ケット55には保持機構としての第1.第2の保持レバ
ー64.65が共通の軸66を介して回動自在に設けら
れるとともに、各保持レバー64.65に対応する、保
持解除手段としての第1.第2の電磁機構67.68が
設けられている。さらにブラケット55には、軸方向に
長い小径の主動ギヤ6つとこれより大径の伝達ギヤ70
が一体回転するように共通の軸71を介して軸支されて
いる。
前記第1.第2の従動ギヤ56,57 、第1.第2の
回動レバー59,60 、第1.第2の電磁機構67.
68および主動ギヤ69の関係は次の通りである。
なお、第13図(a)〜(C)は第1の従動ギヤ56、
第1の回動レバー59、第1の電磁機構67I3よび主
動ギヤ69の関係を示すが、第2の従動ギヤ57、第2
の回動レバー60、第2の電磁機構68および主動ギヤ
69の関係についてもこれと同様であるから、対応する
部位についてはく )内にその対応する符号のみを付加
した。
先ず従動ギヤ56(57)は一部の歯を切欠いてなる非
噛合部72を有するとともに、周縁部には環状摺合部7
3を有し、その環状摺合部73の一部には係合段部74
が形成され、中心部には渦巻き状のカム部75を有して
いる。また前記回動レバー59は回動端部にカムビン7
6を有し、引張りコイルばね77の弾力によりこのカム
ビン76を前記カム部15に常時接触させている。次に
前記保持レバー64は回動端部に係止ビン78を有して
この係止ビン78を引張りコイルばね79の弾力により
前記従動ギヤ56の環状摺合部73に接触させているが
、第13図(a)の如く係止ビン78を前記係合段部7
4に係合させた状態では従動ギヤ56の非噛合部72が
前記主動ギヤ69に対向し、同図(b)の如く係止ビン
78が係合段部74から外れると従動ギヤ56の非噛合
部72以外の部位が主動ギヤ69に噛合するようになる
。そして同図(a)のように係止ビン78が前記係合段
部74に係合している状態では前記カムビン76がカム
部75の最大半径部と最小半径部との間の傾斜面部に当
接しており、前記引張りコイルばね77の弾力によって
従動ギヤ56に図中反時計方向の回転力を与えている。
前記電磁機構67はコイル部へ通電されると前記保持レ
バーを磁気的に吸引し、この保持レバーを引張りコイル
ばね79に抗して回動させて同図(b)の如く係合ビン
78を係合段部74より外させ、同図(b)の如く従動
ギヤ56を主動ギヤ69に噛合させるようになる。そし
て従動ギヤ56が主動ギヤ69に噛合して主動ギヤ69
の回転力を受けるようになると、この従動ギヤ56の回
転に伴なうカム部75とカムビン76との摺合により可
動部材8が棒ばね62を介して引張られ、同図(C)の
如く直進移動するようになる。
第14図はテープ走行方向i、v換機構80の周辺部を
示すもので、このテープ走行方向切換機構80は前記押
圧力伝達部材31の動作によって起動する。
図中811,81Rはテープレコーダ基板1上に回動自
在に枢支されたピンチアームで、各ピンチアーム81L
、81Rの回動端に前記各ピッチローラ5L。
5Rが軸支されている。
前記各リール軸6L、6Rの基部には前記リール軸ギヤ
6La、6Raより大径の定速送りギヤ82L、82R
が、リール軸6m、6Rと同軸に設けられている。また
図中83は前記ヘッド取付板3を前進した位置(動作位
置)に保持するマグネットプランジャである。
前記ヘッド取付板3の前端部にはピッチローラ切換板8
4が、枢支軸85を介して回動自在に枢支され、この切
換板84の前端部上面にはカムビン86が突設されてい
る。また上記枢支軸85には棒ばね87の中央部が係止
されている。上記棒ばね87の両端部は切換板84の左
右端に係止され、かつ前端左右のピンチアーム81L、
81Rの各回動端にそれぞれ係止されている。
第14図中88はテープレコーダ基板1上に、同図にお
ける左右方向に進退自在に取付けられた供給側検出部材
係止板である。この係止板88には前記カムビン86を
挿入させるカム孔89と、同図における上下方向に長い
係合孔90とが設けられている。
上記カム孔89は、前縁部が左右より中央にかけて先端
方向へ傾斜しており、その最先端は、カムビン86を係
合させる凹部91となっている。
また図中92は前記右方のキャプスタン軸4Rを支点と
して回動自在に設けられた切換回動板で、この切換回動
板92には前記係合孔90内に挿入する係合ビン93が
突設され、かつ、先端部にはラジアル方向に長い係合孔
94が設けられている。
図中9SL、95Rは前記各リール軸6L、6Rの中心
を支点として回動自在な回動板で、各回動板95L、9
5Rにはギヤ96L、 96Rが軸支され、これらのギ
ヤ96L、96Rを前記各定速送りギヤ82L。
82Rに噛合させている。両回動板95L、95Rは一
部に突起97L、 97Rを有し、かつ互いの間に引張
ばね98がl!)渡されて、この引張ばね98により定
位置に保持される構成となっている。
図中99は前記磁気ヘッド2の極性を、テープの走行方
向に応じて切換えるスイッチである。
また図中100は切換ギヤで、この切換ギヤ100の上
面には前記係合孔94に挿入する係合ビン101が突設
され、対称となる2箇所の歯形を切欠いて非噛合部10
2a、 102bとしている。そしてこの切換ギヤ10
0の下方にはリバース用駆動ギヤ103が同軸的に設け
られている。
第15図は前記モータ53から前記左右のキャプスタン
軸4L、4Rおよび定速送りギヤ82L、82Rへ回転
力を伝達する回転伝達経路を示すもので、図中104は
モータプーリ、105はテープレコーダ基板1の下面に
軸支された従動プーリであり、下面側にはギヤ105a
を一体に有している。また図中106L、106Rは各
キャプスタン軸4L、4Rに固着された、外周にベルト
溝を有するフライホイールであり、107はテープレコ
ーダ基板1の下面に軸支されたガイドブーりである。ま
た図中108゜109.110は一体のギヤ、111,
112,113は別の一体のギヤである。さらに、前記
左右の伝達ギヤ 49L、49Rと一体に、小径のギヤ
114L 、114Rがそれぞれ設けられている。図中
115.116.117も一体のギヤである。
そしてモータプーリ104と従動プーリ105とは無端
ベルト118介して連動回転するように構成されている
。また、モータプーリ104と左右のフライホイール1
0[3L、106Rとガイドプーリ 107とは別の無
端ベルト119を介して連動回転し、左右のキャプスタ
ン軸4L、4Rを互いに逆方向へ回転させるように構成
されている。
前記従動プーリ105の回転はギヤ108,109,1
12゜49R,114R、96Rおよび右方の定速送り
ギヤ82Rを介して右方のリール軸6Rへ伝達される。
またギヤ49Rの回転はギヤ49し、114L、96L
および左方の定速送りギヤ82[を介して左方のリール
軸6Lへ伝達される。
さらに、従動プーリ105の回転は一ギヤ108,11
0゜115.117を介して前記リバース用駆動ギヤ1
03へ伝達され、このリバース用駆動ギヤ103に噛合
する前記伝達ギヤ70およびこれと一体の前記主動ギヤ
69にも伝達される。
第16図は前記リール軸6L、6Rを示すもので、両リ
ール軸6L、6Rは同一構成であるから、左方のリール
軸6Lの構成部品にはLを付し、右方のリール軸6Rの
構成部品にはRを付して1つの図面で示すものとする。
テープレコーダ基板1上にはブツシュ 120L(12
0R)を介して固定軸121L (121R)が立設さ
れ、ブツシュ 1201 (120R)には弾性係数の
小さい圧縮コイルばね122L (122R) 、押え
板123L (123R)およびフェルト等よりなる摩
擦材724L (124R)が順次嵌合されている。な
お上記押え板123L (123R)の下面には2個の
押圧突起125La、 125Lb  (125Ra、
 125Rb )が突設されている。また前記軸121
m (121R)には早送り用ギヤ126L (126
R)が嵌合されている。この早送り用ギヤ126L (
126R)は上面側にスリーブ部12γL(127R)
を有するもので、このスリーブ部127L (127R
)には弾性係数の大きい圧縮コイルばね 128L (
128R) 、前記定速送りギヤ82L(82R)およ
びフェルト等よりなる摩擦材129L (129R)が
順次嵌合されている。
さらに上記スリーブ部127L (127R)の外周に
はリール受板130シ(130R’)および円筒状のリ
ール支持体131しく  13.IR)が強固に嵌合さ
れている。そしてリール支持体131L(131R)の
外周にはテープカセット7のリールハブ(図示せず)に
対して回転方向に係合する係合部132L (132R
)を備えた係合環133L (133R)が昇降自在に
装着され、この係合環133L (133R)と前記リ
ール受板130L (130R>との間には圧縮コイル
ばね734L (134R)が介挿されている。なお、
上記係合環133L(133R)の上方向への移動量は
リール支持体131L (131R)により規制されて
いる。
ここで、前記圧縮コイルばね122L (122R”)
、押え板123L (123R) 、II!tlil材
124L (124R)および早送り用ギヤ126L 
(126R)によってリバース用フリクション機構13
5L (135R”)が構成され、また、圧縮コイルば
ね128L (128R)、定速送りギヤ82L (8
2R) 、摩擦材129L (129R)およびリール
受板130L (130R)によってテープ巻取り用フ
リクション鍬構1361 (136R)が構成されてい
る。
そして、各リール軸6L、6Rの近傍には回転検出部材
137L (137R)が設けられている。
上記回転検出部材137m <  1syR>は第17
図に示す如く、テープレコーダ基板1の上面に固定した
軸138L 、138Rを支点として回動自在に枢支さ
れ、一部を前記押え板123L、123Rの下面側に位
置させている。また左方の回転検出部材137Lには軸
138Lより見て押え板123Lと同一側の先端に当接
部139Lが設けられ、かつ押圧棒140の一端が固定
されている。また右方の回転検出部材137Rには軸1
38Rより見て押え板123Rと反対側に当接部139
Rが設けられ、かつ前記押圧棒140の他端を挿通させ
るガイド部141が設けられている。そして押え板12
3L 、123Rが時計方向へ回転するときは、左方の
押え板123Lの押圧突起125Laで左方の回転検出
部材137Lを右方向へ回動させ、右方の押え板123
Rの押圧突起125Rbは右方の回転検出部材137R
を押圧してこの検出部材127Rを右方向へ回動させる
。また逆に押え板123L 、123Rが反時計方向へ
回動するときは、左方の押え板123シの押圧突起12
51bで左方の検出部材137Lを押圧してこの部材1
37Lを右方向へ回動させるとともに、右方の押え板1
23Rの押圧突起125Raで右方の検出部材137R
を押圧してこの検出部材131Rを右方向へ回動させる
。つまり、押え板123L、123Rがいずれの方向へ
回転するときも、回転検出部材137L 、137Rを
右方向へ回動させるような押圧力が発生することになる
。ここで、押え板123L 、123Rの回転力はリー
ル軸6L、6Rの回転によって発生することは言うまで
もない。
一方、前記供給側検出部材係止板88の前縁部には、第
17図に示す如く左右の押圧片142.143と、右方
の押圧片143に近い別の押圧片144とが設けられて
いる。そして係止板88が左方へ移動した位置にあると
きは左方の押圧片142で当接部139Lの右方向への
移動を禁止し、係止板88が右方へ移動しているときは
右方の押圧片143で当接部139Rの左方向への移動
を禁止する。
前記切換ギヤ100の下面には、第18図および第19
図に示すような回転型145が一体形成されている。こ
れは回転軸に対して点対称の形状をなし、対称となる2
箇所に係止段部146a、146bを有するものである
。また前記リバース用駆動ギヤ103の下面には回転カ
ム147が一体形成されている。この回転カム147は
外周にうず巻状のカム面を有し、最大半径部と最小半径
部との間を係止段部148としているものである。
また、第18図、第19図中、符号149は合成樹脂製
の揺動板で、これは前記回転カム147を挿入させる開
口部150を有して、この開口部150の右側縁には係
合部151が設けられるとともに、上面に押圧突部15
2を有して、前記回転検出部材137Rおよび押圧棒1
40の右方に配置されている。
また、一方の係止レバー153には受圧片155および
係合突部156が設けられ、受圧片155を前記揺動板
149の押圧突部152前方に位置させている。
前記他方の係止レバー154は、一端を、一方の係止レ
バー153と反対側より回転型145の外周に対向させ
ており、他端に係合突部157を有している。
そして両係止レバー153,154間には引張りコイル
ばね158が掛渡され、両レバー153.154を回転
型145に接する方向へ付勢している。また前記押圧力
伝達部材31は第17図に示す如く2本の押圧片159
、1130を二股状に備え、その一方の押圧片159を
前記係止レバー154の係合突部に当接させて、この係
止レバー154を回転型145より離間した位置に保持
している。
そこで、左方の回転検出部材137Lは押圧棒140を
介して、また右方の回転検出部材137Rは直接、前記
揺動板149に対して左方から押圧力を作用させる。
そして、リール軸6m、6Rが回転しているときは、テ
ープ巻取り側の回転検出部材(137Lまたは137R
)からの押圧力が揺動板149に作用し、開口部150
の左側縁を回転カム147の外周に押付けている。なお
テープ供給側の回転検出部材(137Lまたは137R
’)は前記供給側検出部材係止板88によって右方向へ
の回動が禁止され、このためテープ供給側のリール軸(
6,1または6R)の回転力は揺動板149に対して何
ら影響を与えない。またテープ巻取り側の回転検出部材
(137Lまたは137R)の、揺動板149に対する
押圧力はリバース用フリクション機構(135Lまたは
i!SR)の伝達力によって発生するものであるが、リ
バース用フリクション機構135L 、135Rに使用
されている圧縮コイルばね 122L、122Rはいず
れも弾性係数が小さいため、上記伝達力は小さいもので
あり、したがって揺動板149に作用する押圧力も極め
て小さいものである。
ところで、このように揺動板149が左方より押圧力を
受けているときは、回転カム147の外周が開口部15
0の左側縁に摺接し、揺動板149はこれに伴い左右に
揺動して係止段部148と係合部151との係合を回避
しているが、リール軸61.6Rの回転が止り、揺動板
149に作用していた押圧力が消失すると、揺動板14
9は回転カム147の最大半径部によって左方へ寄せら
れた状態に留められる。その結果、第19図の如く係合
段部148が回転カム147の係合部151に係合し、
回転カム147の回転力によって揺動板149は、同図
中、矢印六方向へ移動する。このため揺動板149に設
けられている押圧突部152が係止レバー153の受圧
片155を押圧し、係止レバー153を同図中、矢印B
方向へ回動させる。これによって、係止レバー153は
前記切換ギヤ100の係止段部146a (または14
611)より外れ、切換ギヤ100に対する係止状態を
解除する。
一方、前記切換回転板92は、第20図に示すように、
前記極性反転用のスイッチ99の切換可動片161を2
本の弾性部材162a、162bで挟持しており、前記
切換ギヤ100が半回転する度に上記切換可動片161
を弾性部材162a、162bのいず−れかにより切換
える。そして回転板92の過剰な回転量は弾性部材16
2a (または162b)の弾性変形によって吸収され
、同時に、弾性変形した弾性部材(162aまたは16
2b)の復元力が切換回動板92を介して切換ギヤ10
0を図中反時計方向へ回転させるように作用している。
したがって、第19図のように係止レバー153が回転
量145の係止段部(146aまたは146b)から外
れると、切換ギヤ100は前記弾性部材(162aまた
は162b)の復元力により反時計方向へわずかに回転
して常時回転しているギヤ116に噛合し、このギヤ1
16に回転駆動されるようになる。
切換ギヤTOOが半回転したとき係止レバー153が反
対側の係止段部(146aまたは146b )に係合し
て再び回転を禁止されるが、この間に係合ビン101と
係合孔94との係合により切換回転板92が反転動作す
ることになる。なお、切換回転板92の反転動作に伴い
、前記スイッチ99が切換えられると同時に、係合孔9
0と係合ビン93との係合により供給側検出部材係止板
88が左方または右方へ移動する。
さらに、切換回転板92の一部には係合ビン92aが突
設されている。この係合ビン92aは前記係止・部材3
5の係合片39に近接して配置されている。そして切換
回転板92がいずれの方向へ回動するときも、その回動
途中で係合ビン92aが上記係合片39に設けられた三
角突部39aに間接し、係合部材35を引張りはね36
に抗する方向へ回動させる構成となっている。そこで、
切換回動板92が回動する際に前記第1.第2の可動部
材8.9のいずれか一方が係止部材35によって往動位
置に係止されているときは、係合ビン92aと三角突部
39aとの間接に伴う係止部材35の回動により、その
係止状態が解除され、第1または第2の可動部材は引張
りコイルばね18または23により復帰することになる
第21図および第22図は、ヘッド取付板3が前進位置
(動作位置)にある状態における供給側検出部材係止板
88の位置と周辺機構との関係を示すものである。この
ように、ヘッド取付板3が前進位置にあるとき、ピッチ
ローラ切換板84のカムビン86は係止板88に設けら
れたカム孔89先端の凹部91内に嵌合している。
第21図では、係止板88が左方位置にある。このとき
、係止板88に設けられた押圧片142が左方の回動板
95Lの突起97Lを左方へ押圧し、ギヤ96Lをギヤ
114Lより離間させている。また、前記の通り、上記
押圧片142で左方の回転検出部材137Lの右方向へ
の回動を禁止しく第17図参照)左方の回転検出部材1
37Lと前記揺動板149との関連が断たれている。さ
らに、ピッチローラ切換板84が左方へ傾いており、こ
のため、棒ばね87の左端で左方のピッチローラ5Lが
キャプスタン軸4Lより引離され、同時に棒ばね87の
右端で右方のピッチローラ5Rがキャプスタン軸4Rに
押付けられている。したがって、前記モータ53の回転
力は右方のリール軸f5Rへ伝達され、テープは右方の
キャプスタン軸4Rとピッチローラ5Rとで挟持されて
図における右方向へ走行し、テープカセット7内の右方
のリールに巻取られることになる。
これに対して第22図では係止板88が右方位置にある
。そして係止板88に設けられた押圧片144が右方回
動板95Rの突起を右方へ押圧し、ギヤ96Rをギヤ1
14Rよりm間させている。また、前記の通り押圧片1
43で右方の回転検出部材137Rの右方向への回動を
禁止し、右方の回転検出部材137Rと前記揺動板14
9との関連が断たれている。
ざらにピッチローラ切換板84が右方へ傾いて捧ばね8
7の右端で右方のピッチローラ5Rをキャプスタン軸4
Rより引離すとともに、捧ばね87の左端で左方のピッ
チローラ5Lをキャプスタン軸4Lに押付けている。し
たがって、モータ53の回転力は左方のリール軸6Lへ
伝達され、テープは左方のキャプスタン軸4Lとピッチ
ローラ5Lとで挟持されて図における左方向へ走行し、
テープカセット内の左方のリールに巻取られることにな
る。
第23図ないし第25図はヘッド取付板3を後退位置(
停止位置)より前進位@(D作位W)へ移動させるため
の機構を示すものである。
前記ギヤ113の近傍には駆動ギヤ163が、テープレ
コーダ基板1の裏面側に取付けられている。
このギヤ163は一部の歯形を切欠いて非噛合部164
とし、上面側にはばね受は突部165を、下面側にはう
ず巻状の回転カム166と停止時係止部167を有して
いる。またギヤ163の下面周縁部にはストッパ壁16
8が突設されている。さらに上記停止時係止部167の
近傍位置には動作時係止部169が突設されている。
一方、前記マグネットプランジャ83の可動鉄心170
は、圧縮コイルばね171により常時伸長方向へ付勢さ
れており、テープカセット7の装填動作によりソレノイ
ドが通電され、これによって可動鉄心170がソレノイ
ド内に引込まれる。
また図中172は係止レバーで、このレバー172の一
端はカム係合部173、他端はプランジャ係合部174
となっている。そして上記プランジャ係合部174はマ
グネットプランジャ83の可動鉄心170先端部に係合
し、カム係合部173は回転カム166の下面に沿って
配置される。さらに、図中175は板ばね(捧ばねでも
よい)であって、これは前記ばね受は突部165に自由
端を圧接させて駆動ギヤ163に図における反時計方向
への回転力を与えるものである。
さらに図中116はカムレバーで、これはテープレコー
ダ基板1の裏面に回動自在に枢支され、一端に、前記回
転カム166のカム面に摺接するカムフォロア177を
有している。そしてこのカムレバー176には弾性係数
の大きい棒ばね178が取付けられ、この棒ばね178
の先端を前記ヘッド取付板3の一部に係合させている。
なお、図中179はヘッド取付板3を動作位置より停止
位置へ復帰させるための引張コイルばねで、あり、この
引張コイルばね179の弾力゛でカムフォロア177を
前記回転カム166のカム面に押付けるように構成され
ている。
そこで、停止時においては第23図の如く係止レバー1
70のカム係合部165が停止時係合部167に係合し
、非噛合部164をギヤ113に対向させている。また
ばね受は突部165には板ばね115の弾性力が作用し
、駆動ギヤ163に図における反時計方向への回転力が
与えられている。そしてカムフォロア177は回転カム
の最小半径部に位置し、したがってヘッド取付板3は引
張コイルばね119によって後退位置(停止位置)に保
持されている(第14図参照)。
この状態でテープカセット7がリール軸6L。
6Rに装填されると、そのカセット装填動作によってマ
グネットプランジャ83のソレノイドが通電状態となり
、可動鉄心170の動作により係止レバー172が回動
してカム係合部173が停止時係止部167より外れ、
第24図の如く駆動ギヤ163は板ばね175によりわ
ずかに回転してギヤ113に噛合する。
このため、今度はギヤ113の回転、すなわち前記モー
タ53の回転が上記駆動ギヤ163に伝達されて、駆動
ギヤ163は反時計方向へほぼ1回転する。
この間、カムフォロア177は回転カム166の最大半
径部まで移行し、カムレバー116が大きく回動してヘ
ッド取付板3を引張コイルばね179に抗して動作位置
まで移動させる(第25図参照)。このとき、カム係合
部173が動作時係止部169に係合して駆動ギヤ16
3を停止させるが、非噛合部164が再びギヤ113に
対向し、かつ板ばね175がばね受は突部165に圧接
して駆動ギヤ163に反時計方向の回転力を付加した状
態に保持される。
また、停止状態とするときは、マグネットプランジャ8
3への通電を停止すればよい。マグネットプランジャ8
3への通電停止と同時に可動鉄心170が伸長方向に復
帰し、係止レバー172のカム係合部173が動作時係
止部169より外れて駆動ギヤ163が板ば勾175に
よりわずかに回転し、カムフォロア177が回転カム1
66の最小半径部に落下するため、ヘッド取付板3は引
張コイルばね179によって停止位置へ復帰することに
なるのである。
なお、ヘッド取付板3の後退動作に連動して前記回動板
95L、95Rを回動させ、左右のギヤ96L、96R
をギヤ114L、114Rより引離す機構(図示せず)
が設けられており、このためヘッド取付板3の復帰と同
時にモータ53より両リール軸6L、6Rへの回転力伝
達経路が断たれることになる。
以上の構成において、録音または再生動作の最中に、た
とえばテープを右方向へ早送りしたいときは第1の電1
allll167のコイルに通電するようにすればよい
。すなわち、第1の電磁機構67への通電により第13
図(b)の如く第1の保持レバー64の係合ビン78が
係合段部74から外れ、第1の従動ギヤ56が引張コイ
ルばね77の弾力によりわ′ずかに回転して主動ギヤ6
9に噛合する。そしてモータ53の回転力が主動ギヤ6
9を介して従動ギヤ56に伝達され、従動ギヤ56の回
転により第1の回動レバー59が大きく回動して第1の
可動部材8が引張りコイルばね18に抗して往動し、そ
の速度切換片押圧部19で速度切換片16の−、端を押
圧し、この速度切換片16を時計方向へ回動させる。し
たがって速度切換片16に係合する往復摺動部材45が
可動部材8の移動方向と反対の方向へ移動し、テープ速
度切換レバー47を時計方向へ回動させる。そして棒ば
ね48の一端で前記右方のアイドラアーム50Rを左方
向へ回動させて右方のアイドラギヤ51Rを右方のリー
ル軸ギヤ6Raに噛合させ、モータ53の回転力が右方
のリール軸6Rへ伝達される。その結果、右方のリール
軸6Rがテープ巻取り方向へ高速回転しテープが右方向
へ早送りされることとなる。
なお、第1の可動部材8はモータ53の回転力を受けて
いったん所定の往動位置に達すると、係上部材35によ
りその往動位置に係止されるが、解除スイッチ43の操
作釦を押圧操作して電磁石41を励磁することにより、
アーマチュア42と係止部材35とが一体的に回動し、
上記係止状態が解除されて第1の可動部材8は引張コイ
ルばね18により復帰し、アイドラアーム50Rも元の
位置へ復帰して再び録音または再生動作状態となる。
次にテープを左方向へ早送りしたいときは第2の電11
機111GBのコイルに通電するようにすればよい。す
なわち、第2の電磁機構68への通電により第2の保持
レバー65が第2の従動ギヤ57に対する係止状態を解
き、第2の従動ギヤ57が引張コイルばね77′の弾力
によりわずかに回転して主動ギヤ69に噛合する。そし
てモータ53の回転力が主動ギヤ69を介して従動ギヤ
57に伝達され、従動ギヤ51の回転により第2の回動
レバー60が大きく回動じて第2の可動部材9が引張り
コイルばね23に抗して往動し、この場合は第2の可動
部材9の速度切換片押圧部24で速度切換片16の他端
を押圧することになる。したがって速度切換片16は反
時計方向へ回動し、往復摺動部材45は可動部材9の移
動方向と同一方向へ移動する。このためテープ速度切換
レバー47は反時計方向へ回動し、棒ばね48を介して
左方のアイドラアーム50シを左方向へ回動させる。こ
のため左方のアイドラギヤ51Lが左方のリール軸ギヤ
6Laに噛合してモータ53の回転力が左方のリール軸
6Lへ伝達され、テープが左方向へ早送りされることと
なる。
なお、第2の可動部材9はモータ53の回転力を受けて
いったん所定の往動位置に達すると、係止部材35によ
りその往動位置に係止されるが、この場合も解除スイッ
チ43の操作釦を押圧操作して電磁石41を励磁するこ
とにより、アーマチュア42と係止部材35とが一体的
に回動し、上記係止状態が解除されて第2の可動部材9
は引張コイルばね23により復帰し、アイドラアーム5
0Lも元の位置へ復帰して再び録音または再生動作状態
となる。
なおテープ早送り動作中は磁気ヘッド2を磁気テープよ
り離間させ、または圧接力を弱め、同時にいずれのピッ
チローラ5L、5Rもキャプスタン軸4L、4Rより離
間させておく必要があるが、このため、いずれの可動部
材8,9が往動したときもその往動動作に連動する運動
機構(図示せず)が設けられており、この連動機構によ
りヘッド取付板3が棒ばね178に抗して後退方向へわ
ずかに移動する構成となっている。そしてヘッド取付板
3の後退動作により棒ばね87が両ピンチアーム81L
、81Rを引戻すため、キャプスタン軸(4Lまたは4
R)に接触していた方のピッチローラ(5Lまたは5R
)もヘッド取付板3の後退と同時にキャプスタン軸より
離間することになる。
次に録音または再生動作中、テープの走行方向を切換え
たい場合には、第1.第2の電Ia機構67.68を同
時に励磁させ、第1.第2の可動部材8.9を同時に往
動させるようにすればよい。そうすると、第9図により
既に説明したように、テープ方向切換部材26が前方へ
移動して押圧力伝達部材31を同方向へ一体に移動させ
る。そこで、押圧力伝達部材31は第19図に矢印Cで
示す方向へ回動し、一方の押圧片159を係合突部15
7より離間させて係止レバー154の先端を回転風14
5の外周に接触させると同時に他方の押圧片160で係
合突部156を押圧して係止レバー153を矢印B方向
へ回動させる。したがって、切換ギヤ100は係止レバ
ー153による係止を解かれてギヤ116に噛合し、モ
ータ53の回転力が与えられて供給側検出部材係止板8
8を右から左、または左から右へ移動させてテープの走
行方向が切換えられることになる。
また、先に述べたように可動部材8または9を往動位置
に係止してテープを左右いずれかの方向へ早送りし、テ
ープが終端まで巻取られてリール軸61.6Rの回転が
停止した場合には、第19図で説明したように係合段部
148が回転カム147の係合部151に係合する。そ
して回転カム147の回転力によって揺動板149が第
19図に矢印Aで示す方向へ移動し、揺動板149に設
けられている押圧突部152で係止レバー153を同図
中矢印B方向へ回動させ、切換ギヤ100をギヤ116
に噛合させることになる。したがって、切換ギヤ100
はギヤ116より回転力を伝達されて半回転し、切換回
動板92を回動させ、供給側検出部材係止板88を左方
または右方へ移動させる。また、切換回動板92の回動
により、その係合ビン92aで係止部材35を回動させ
、第1または第2の可動部材8または9を係止部材35
より釈放し、テープの走行方向を切換えた状態で録音ま
たは再生動作状態となる。
なお、両電vA機構67.68を同時に通電操作してテ
ープの走行方向を切換える際、各可動部材8゜9の速度
切換片押圧部19,24が速度切換片16の両端を同時
に押すことになると、いずれの可動部材8.9も移動不
能となる不具合も考えられるが、両押圧部19.24が
速度切換片16に当接するまでの間にテープ方向切換部
材26を移動させるように構成することにより、上記の
不具合は容易に解消できる。
以上、本実施例によれば、第1.第2のN磁鍬構67、
68を選択的に通電操作してモータ53の回転力を第1
.第2の可動部材8,9に伝え、両可動部材8.9を選
択的に動作させてテープの左方向早送り、右方向早送り
、並びにテープ走行方向切換えの3操作を選択的に行な
うことができ、構成が簡単になる。その結果、小形とも
なり、組立ても容易なものとなる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、テープの左右方
向早送りと走行方向の切換えの3つの操作を、簡単な係
止解除手段を用い、2つの可動部材を選択的に動作させ
ることにより容易に行なうことができる、構成の簡単な
テープレコーダを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示すもので、第1図はテープレ
コーダ機構部の概略平面図、第2図は可動部材の取付は
状態を示す概略断面図、第3図は第1の可動部材を示す
斜視図、第4図は第2の可動部材を示す斜視図、第5図
、第7図ないし第9図は第1.第2の可動部材とテープ
方向切換部材との関係を示す平面図、第6図は係止機構
および解除機構を示す分解斜視図、第10図は押圧力伝
達部材とテープ速度切換レバーとの関係を示す斜視図、
第11図は従動ギヤ、主動ギヤとその周辺膿構を示す平
面図、第12図は可動部材と回動レバーとの連結関係を
示す斜視図、第13図(a)〜(C)は従動ギヤ、主動
ギヤとその周辺機構の動作を示す平面図、第14図はテ
ープレコーダ成構部におけるテープ走行方向切換機構の
周辺部を示す概略平面図、第15図は回転伝達経路を示
す概略平面図、第16図はリール軸の縦断面図、第17
図は回転検出部材とその関連機構を示す平面図、第18
図は切換ギヤ周辺の縦断面図、第19図は揺動板周辺部
を示す平面図、第20図は切換ギヤとその関連機構部を
示す平面図、第21図および第22図は供給側検出部材
係止板とその関連機構部を示す平面図、第23図ないし
第25図はヘッド取付板を駆動する機構部を示す平面図
である。 2・・・磁気ヘッド、41.4R・・・キャプスタン軸
、5L、5R・・・ピッチローラ、6L、6R・・・リ
ール軸、8・・・第1の可動部材、9・・・第2の可動
部材、26・・・テープ方向切換部材、53・・・モー
タ、54・・・テープ速度切換機構、56・・・第1の
従動ギヤ、57−・・・第2の従動ギヤ、64・・・第
1の保持レバー(第1の保持機構〉、65・・・第2の
保持レバー (第2の保持機構)、67・・・第1の電
ta機構 (第1の保持解除手段)、68・・・第2の
電磁機構 (第2の保持解除手段)、69・・・主動ギ
ヤ、72・・・非噛合部、75・・・カム部、80・・
・テープ走行方向切換機構。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第7図 第8図 第9r!!J 第19図 第20国 第21図 第22図 163】bす 第23図 第25図 ”(−−−−−一」

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)磁気ヘッドの左右にそれぞれキャプスタン軸、ピ
    ッチローラおよびリール軸を備え、かつ機械的に磁気テ
    ープの走行方向を切換えるテープ走行方向切換機構を備
    えて、磁気テープが左右いずれの方向へ走行するときも
    録音または再生動作が可能なテープレコーダにおいて、
    互いに平行に往復動可能な第1、第2の可動部材と、第
    1の可動部材の往動により一方のリール軸をそのテープ
    巻取り方向へ高速回転させ第2の可動部材の往動により
    他方のリール軸をそのテープ巻取り方向へ高速回転させ
    るテープ速度切換機構と、前記第1、第2の可動部材の
    移動方向と平行な方向に往復動可能でかつ回動可能に設
    けられいずれか一方の可動部材が往動するときはその往
    動する可動部材に押されて回動し両可動部材が同時に往
    動するときは両可動部材によりいずれの方向への回動も
    禁止されながら両可動部材と共にこれらと同一方向へ往
    動して前記テープ走行方向切換機構を起動させ、磁気テ
    ープの走行方向を切換えさせるテープ方向切換部材と、
    前記キャプスタン軸およびリール軸を駆動するモータに
    よって常時回転駆動されている主動ギヤと、一部の歯を
    切欠いて形成された非噛合部を有しその非噛合部以外で
    は前記主動ギヤと噛合して回転しその回転力により前記
    第1、第2の可動部材をそれぞれ往動させる第1、第2
    の従動ギヤと、これら第1、第2の従動ギヤをそれぞれ
    の非噛合部が前記主動ギヤに対向する位置に保持する第
    1、第2の保持機構と、これら第1、第2の保持機構に
    それぞれ対応して設けられ各保持機構の前記第1または
    第2の従動ギヤに対する保持状態を解除して各従動ギヤ
    を前記主動ギヤに噛合させる第1、第2の保持解除手段
    とを具備したことを特徴とするテープレコーダ。
  2. (2)前記第1、第2の保持解除手段を電磁機構にて構
    成し、前記第1、第2の保持機構の前記第1、第2の従
    動ギヤに対する保持状態を各電磁機構の磁気力により解
    除するようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載のテープレコーダ。
  3. (3)前記第1、第2の従動ギヤはカム部を有し、この
    カム部により前記第1、第2の可動部材を往動させるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のテープレコ
    ーダ。
JP59197059A 1984-09-20 1984-09-20 テ−プレコ−ダ Pending JPS6174163A (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS538205B2 (ja) * 1973-03-05 1978-03-27
JPS54163007A (en) * 1978-06-15 1979-12-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd Magnetic recorder-reproducer
JPS5883352A (ja) * 1981-11-13 1983-05-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd テ−プレコ−ダ
JPS59148170A (ja) * 1983-02-15 1984-08-24 Clarion Co Ltd テ−ププレ−ヤのチャンネルチェンジ機構

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KR900003132B1 (ko) 1990-05-08
KR860002797A (ko) 1986-04-30

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