JPS6171487A - 記録媒体用ガラス基板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はビデオ信号を記録した光学式のビデオディスク
に使用して好適な記録媒体用ガラス基板に関し、特に、
記録情報の内容及び製造管理を正確かつ容易に判断する
ことのできる記録媒体用ガラス基板に関する。

〔従来の技術〕

近年ビデオのプログラムソースとしてビデオディスクが
使用されている。このビデオディスクは第３図に示され
るように製作される。先ず、ガラス基板５の表面を研磨
して平滑平面に仕上げ（第３図（ａ））、このガラス基
板５の主面上に感光性樹脂（フォトレジスト）６をスプ
レ法等で均一に塗布しく同図（ｂ））、この感光性樹脂
６にビデオ信号に対応して光変調されたレーザ光線７を
照射して、感光させ（同図（Ｃ））、この感光性樹脂６
を現像して、ビデオ信号に対応したピットを形成した感
光性樹脂８を有するマスク原盤９を製作し（同図（ｄ）
）、このマスク原盤９の感光性樹脂８にニッケル電鋳を
行って、剥がすとメタルマスタ１０ができ上り（同図（
ｅ）　）　、このメタルマスク１０がスタンパとなり、
このスタンパで透明プラスチックをモールド加工し、ビ
デオ信号に応じたビットを形成した透明プラスチック板
１１を製作しく同図（ｆ））、この透明プラスチック板
１１のビット形成面上にアルミニウム等の反射膜１２を
蒸着形成し、更にその上にプラスチック等の保護膜１３
を施した後、それぞれビデオ信号に応じたビットを持つ
ものを表裏貼り合わせることにより、両面タイプのビデ
オディスク１４を製作する（同図（ｇ））。

このような製作工程で使用されるマスク原盤９は、その
記録内容を判断するために、ガラス基板１の外周端面に
けがきを設けるか、または内周部周辺にバーコードを印
刷する手段が提案されている。

しかしながら、けがきを設けた場合は、精密研磨し洗浄
した後のガラス基板５に微小な欠陥（ディフェクト）を
発生し、かつ、そのけがきによって離脱した微小破片が
ガラス基板５に付着して、この微小破片上に前述した感
光性樹脂、６を塗布するおそれがあり、一方、ガラス基
板５の内周部にバーコードを印刷する場合、そのバーコ
ードの占める部分にも感光性樹脂６が塗布されることか
ら、前述した感光性樹脂６の塗布工程からマスク原盤９
までの製作工程において、バーコードが感光性樹脂で隠
されて、判読不能になり、また、バーコードの占める部
分は情報を記録することができないことから、記録情報
の有効面積を狭くする欠点があった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明は、上記したような問題点乃至欠点を除去するた
めになされたものであり、ガラス基板５に欠陥を発生さ
せず、マスク原１９の製作工程において判読可能であり
、かつ記録情報の有効面積を狭くすることのない記録媒
体用ガラス基板を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

このような目的を達成させるために、本発明は、円盤状
の記録媒体用ガラス基板の外周端面部分に複数桁のバー
コードを凹凸形状にして設けることを特徴としている。

本発明の好ましい実施態様としては、バーコードのバー
部分が凹凸形状のうち一方の形状（例えば凹形状）に、
そのバー間隔部分が凹凸形状のうち他方の形状（例えば
凸形状）に加工することと、バーコードが反射面と非反
射面で形成され、そのバー部分が反射面と非反射面のう
ち一方の面（例えば非反射面）に、そのバー間隔部分が
反射面と非反射面のうち他方の面（例えば反射面）に形
成されていることを特徴としている。

〔実施例１〕 第１図は本発明の実施例を示す斜視図であり、第２図は
第１図のＡ部分の拡大平面図である。

記録媒体用ガラス基板１は、ソ・−ダライムガラス、ア
ルミノボロシリケートガラス又は石英ガラス等を素材に
して、円盤状に成形加工された後、複数桁のバーコード
２が外周端面部分に円盤軸方向に向けて形成されている
。本例のバーコード２は、二値レベルバーコードを採用
し、バー部分が非反射面の凹部３と、バー間隔部分が反
−射面の凸部４にそれぞれ成形加工されている。

このようなバーコード２は、ガラス基板１の外周端面上
にバー部分が抜けるようなマスクを配置して、このマス
ク上方からサンドブランストを噴射して、外周端面部分
に凹凸形状を加工し、モノウレタンポリシャ等の研磨布
を使用して酸化セリウム懸濁液等の研磨液を供給しなが
ら、外周端面を研磨することにより、バー部分の凹部３
はサンドブラスト処理により荒らされて反射率が低い面
、バー間隔部分の凸部４は研磨処理により反射率が高い
面にそれぞれ成形加工される。このバーコード２の加工
後に、ガラス基板１の主表面を研磨加工することになる
が、その際、このガラス基板１を所定の研磨用キャリア
にセットして研磨しても、ガラス基板１とキャリアとの
間には研磨液が介在して接触していることから、バー部
分の凹部３を除くガラス基板の外周端面は荒らされるこ
となく、凸部４を反射率の高い面に維持している。この
ようなバーコード２を構成するバー部分の凹部３とバー
ｒｇＪ隔部４の凸部の段差はＯ，０１〜０．１＋ｕ＋、
好ましくは０．０５〜０．０８ｍｍである。このように
バーコード２の加工と表面研磨処理されたガラス基板１
は、第３図に示したビデオディスク製作工程のガラス基
板５として使用される。

〔その他の実施例〕

以上の実施例ではマスクを使用して、その上方からサン
ドブラスト処理をすることにより、バーコード２を得た
が、その他にも、ガラス基板１の外周端面部分のバー間
隔部分に耐酸性ワックス等の保護膜を塗布してから、エ
ツチング処理することにより、凹部３と凸部４を加工し
てその後にレジスト膜を剥離し、外周端面を研磨加工し
ても同様なガラス基板１を加工することができる。また
、バーコード２を構成するバー部分の凹部３とバー間隔
部分の凸部４の各面は必ずしも非反射面と反射面にする
ことなく、その逆、即ち反射面と非反射面にして、バー
部分の反射面に表示機能を持たせてもよい。この場合の
ガラス基板は、前述した実施例１において、サンドブラ
スト処理後に、凹部３に蒸着マスクを通してクロム等の
金属膜を付着し、その後の外周端面の研磨処理を省略し
、凸部４を粗面のま）にして得られる。更にまた、バー
コード２を構成するバー部分とバー間隔部分の各形状は
必ずしも凹部と凸部にすることなく、その逆、即ち凸部
と凹部に加工してバー部分の凸部に表示機能を持たせて
もよい。この場合のガラス基板は、前述した実施例１と
同様にバー部分の凸部を反射面とし、バー間隔部分の凹
部を非反射面としてバーコードの表示機能を持たせる。

また、以上の実施例ではビデオディスクの製作工程で使
用されるマスク原盤について説明したが、本発明による
ガラス基板はビデオディスク以外にも、メモリーディス
ク、コンパクトディスク又は磁気ディスク等の製作工程
で使用してもよい。

本発明によるガラス基板は、マスク原盤９（第３図）に
加工されるまでの工程において、各工程間にバーコード
読み取り装置を導入すれば、個々のガラス基板がどの工
程にあるか知ることができ、マスク原盤９に記録された
情報も、バーコードとその読み取り装置を通して判読す
ることができる。

〔発明の効果〕

以上の通り本発明によれば、従来のけかきのような加工
を使用していないことから、ガラス基板に対し、欠陥を
発生させたり、微小破片を付着させたりするような現象
はあり得ず、バーコードの加工箇所が外周端面であるこ
とから、このバーコードはマスク原盤の製作工程中、感
光性樹脂で被覆されず、いつでも読み取ることができる
し、更に、記録情報の有効面積を充分に確保することが
できる。また、ガラス基板はスタンパ製作段階で不要に
なり、感光性樹脂を剥離して再利用されることがあるが
、この再利用においても、本発明のバーコードは消滅す
ることなく、有効に使用することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による記録媒体用ガラス基板の一実施例
を示す斜視図、第２図は第１図のＡ部分の拡大平面図、
及び第３図はビデオディスクの主な製作工程を示す図で
ある。 １．５・・・ガラス基板、２・・・バー・コード、３・
・・凹部、４・・・凸部 第３図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）円盤状の記録媒体用ガラス基板の外周端面部分に
   複数桁のバーコードを凹凸形状にして設けたことを特徴
   とする記録媒体用ガラス基板。
2. （２）バーコードのバー部分が凹凸形状のうち一方の形
   状に、バー間隔部が凹凸形状のうち他方の形状にそれぞ
   れ加工されていることを特徴とする特許請求の範囲第（
   １）項記載の記録媒体用ガラス基板。
3. （３）凹凸形状のうち凸形状がバーコード部分を除く外
   周端面部分と同一面上にあることを特徴とする特許請求
   の範囲第（２）項記載の記録媒体用ガラス基板。
4. （４）バーコードのバー部分が反射面と非反射面のうち
   一方の面に、バー間隔部が反射面と非反射面のうち他方
   の面に形成されていることを特徴とする特許請求の範囲
   第（１）項記載の記録媒体用ガラス基板。