JPS6171244A - 緩衝式ドアミラ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈発明の技術分野〉 本発明は自動車用の緩衝式ドアミラー、符にベースに対
してミラーハウジングをコイルスプリングによシ傾倒可
能に圧着して取付けてなる緩衝式ドアミラーに関する。

〈従来技術とその問題点〉 この種の緩衝式ドアミラーは、強力な外力が加わった時
、ミラーハウジングがコイルスプリングの起立作用に抗
して傾倒し衝撃上緩和することにより安全性金高めるべ
く構成されている。

第７図乃至第９図はその従来の緩衝式ドアミラーを示す
もので、車体ａに固着式れるベースｂにヒンジプレート
ｃｔ−介してミラー／Ｓウジングｄｉ介して連結すると
共に、更にヒンジプレートＣとベースｂとの間にスプリ
ングｅ＝ｉリンクｆｌ介して張設し、ベースｂとミラー
ハウジングｄとをスブリングｅにより圧着せしめて起立
状態に通常保持し、ミラーハウジングｄに外部からの強
い力が作用した際、スプリングｅが伸びて傾倒し得るよ
うになっている。従って、ミラーノ）ウジングｄにＡ方
向からの強い外力が加わった場合には第８図の如くベー
スｂの枢着軸ｇ全中心として、又、ミラーハウジングｄ
ＶｃＢ方向からの強い外力が加わった場合には第９図の
如くベースｂの枢着軸ｈｌ中心として、夫々ミラーハウ
ジングｄが回動されることにより傾倒し衝撃を緩和する
ものである。

そして、この種の緩衝式ドアミラーは、その起立状態時
にベースｂとミラーハウジング６間で振動し、ミラーｉ
に映像のチラッキ等が生じないように、ミラーハウジン
グｄとベース５間に張設されるスプリングｅの張力を大
きくシ、ベースｂに対してミラーハウジングｄが圧着さ
れる保持力音大きく設定している。

また、この種のドアミラーでは車体ａの内側運転席より
ミーｙ　−ｉの角度調整をリモートコントロールで行な
える機構が配設されたものが多い。

従って、ミラーハウジングｄｉベースｂに対して圧Ｗす
る為のスプリングｅの張設技術やミラーｉの角度調整機
構を配設する技術等に特殊性があり、車輛等を輸出する
場合には現地において車体への組付が困難であるために
、ドアミラー全車体に取付けた状態で車輛を輸送してい
た。

しかしながら、通常ドアミラーは従来のフェンダ−ミラ
ーに比べ車輛側面よシも大きく突出するために、数多く
の車輛輸送手段、例えば船等に積載した時に大きなスベ
ース金必要とし車輛積載量の減少、ひいては輸送コスト
が増大すると言う問題、及び従来の駐車場スベースより
も大きく必要とし、既存の駐車場が使用できなくなると
言う問題等を有していた。

〈発明の目的〉 本発明は上記従来の問題点等に鑑みなされたもので、車
輛輸送時においてはミラーハウジングを傾倒状態、すな
わちミラーハウジングのミラーが車体側面に対して略密
着状態に傾倒位置させ輸送時における積載スベースの減
少を図るとともに、　、極めて簡単にその傾倒状態の設
定および解除を成すことができ、又、正常起立位置及び
前後方向位置での位置決めｔなし得る緩衝式ドアミラー
を提供することを目的とする。

〈発明の構成〉 上記目的？達成する為に、本発明は車体に固着されるベ
ースと、該ベースにヒンジプレートを介して傾倒可能に
連結されたミラーハウジングと、前記ヒンジプレートと
ミラーハウジング間に張設されて前記ヒンジプレートと
前記ミラーハウジングと金圧着せしめるスプリングとを
備えた緩衝式ドアミラーであって、一端が前記ベース側
に、他端が前記ミラーハウジング側に各々回動可能に枢
支され、且つ、略中間部に長孔を形成してなる前記ヒン
ジプレートと、前記ベース側に固定された固定側係合部
材と、一端がベース側に回動可能に枢支され、且つ他端
に前記ヒンジプレートの前記長孔に係合された係合ピン
部を有して前記ヒンジプレートとの［…で回＠可能に係
合された移動側係合部材と、該両部材間に配設され、前
記固定側係合部材に対して前記移動側係合部材を間欠的
に回動させるディテント機構とよりなる連結手段とを備
えてなる点を特徴とする。

〈発明の実施例〉 以下、図面全参照して本発明の実施例につき説明する。

第１図は本発明に係る緩衝式ドアミラーの要部を示すも
ので、第１図（ａ）は正常使用状態での水平断面図、第
１図ｆｂ）はベース１に対してミラーハウジング２が第
１図（ａ）の矢印Ｘ方向へ傾倒した状態での水平断面図
、第１図（ｃ）はベース１に対してミラーハウジング２
が第１図（ａｌの矢印Ｙ方向へ転倒した状態での水平断
面図、第２図は第１図の要部分解斜視図である。

車体に固定される前記ベース１は、前記ミラーハウジン
グ２と対向する面に、ヒンジプレート７に設けた一対の
支柱部７Ａ、７Ｂの中、一方の支柱部７Ａを回動可能に
枢支する一対の支持脚部１人と、規制突出部１Ｂと、連
結手段３を位置決め固定する凹部１Ｃとが設けられてい
る。又、前記ミラーハウジング２は、ミラ−４全角度調
整機構（不図示）を介して収納しており、該ミラーハウ
ジング２の下面側に該ミラーハウジング２の下面形状と
略等しい形状金なす面５Ａ？有したブラケット５が配設
されている。このブラケット５とミラーハウジング２と
は、該ブラケット５に設けられた貫通孔５Ｂ（本実施例
では四箇所に設けられている。）ヲ曲って螺合されるビ
ス６で互いに固定されている。又、前記ブラケット５は
ベース１と対向する面に、ヒンジプレートγの他方の前
記支柱部７８ｋ１ｇＩ＠可能に枢支する一対の支持脚部
５Ｃと、支柱部７Ａ、７Ｂ間に掛は渡されるように支柱
部７Ａ、７Ｂと一体に成形されている一対の連結部７Ｃ
，７Ｄが当接位置決めされる規制突出部５Ｄとが設けら
れている。ヒンジプレート７の一方の連結部７Ｃには、
支柱部７Ａ、７Ｂ間に延設された長孔７ｇと、スプリン
グ係止孔７Ｆが形成されている。そしてこのとンジグレ
ート７は、前記ベース１の支持脚部５Ｃに設けられた貫
通孔１ａと支柱部７Ａの貫通孔７ａを通って嵌合された
枢軸８にて、ベース１に対し回動可能にヒンジ結合され
、更に、ブラケット５の支持脚部５Ｃに設けた貫通孔５
Ｃと支柱部７Ｂの貫通孔７ｂｔ−通って嵌合された枢軸
９にて、ブラケット５に対し回動可能にヒンジ結合され
ている。又、このヒンジプレートＴは、一端がスプリン
グ係止孔７ＦｔｌＣ掛止されて他端がミラーハウジング
２に掛止されたコイルスプリング２０により、常にミラ
ーハウジング２の下面に固定されたブラケット５に当接
された状態にある。

前記連結手段３は第３図に分解斜視図として詳細に示さ
れるように、取付板部１０と該取付板部１０の両端より
一体に折曲された側板部１１　、１２とで略コ字状に形
成されている固定側係合部材１３と、移動側係合部材１
４と、コイルスプリング１５と、ボール１６と、枢軸１
７と、係合ピン１８とで構成されている。

そして、前記固定側係合部材１３に、取付板部１０が前
記ベース１の凹部１ｃ内に位置決められた後、ベース１
に貫通孔１３Ａｔ−通ったビス１９にて固定されるが、
両側板部１１．１２には枢軸１１が回動可能に挿通され
る軸受穴１１Ａ　、　１１Ｂが各々設けられていて、こ
の枢軸１７により前記移動側係合部材１４と、コイルス
プリング１０とを同志的に支持するようになっている。

又、側板部１２には、軸受穴１１Ａを中心とじて描かれ
る仮想円周上に点在形成された３つのディテント用穴１
２Ａが設けられており、この穴１２Ａの直径にボール１
６の外径よジ若干小さく、ボール１６が穴１２Ａより抜
は落ちることがない様に構成されている。前記移・切側
係合部材１４は、固定側係合部材１３の側板部１２と面
対向する関係で配置されており、軸受穴１１Ａと対応す
る位置には枢軸１７が嵌装されるＲ　’ｉ’ｆ１孔１４
Ａ’！に有し、且つ、外周にコイルスプリング１５の一
端内周部が嵌合される筒部１４ａが形成され、又、回動
先端にはヒンジプレート７の長孔７ＥＶｃ係合される係
合ピン１８が嵌合係止される貫通孔１４ｆ）ｔ−有して
いる。更に、固定側係合部材１３の側板部１２と面対向
した移動側係合部材１４の而Ｋ　ｆｌ　、前記ディテン
ト用穴１２Ａと対応した関係で、３つのディテント凹部
１４Ｂが形成されておす、又、前記貫通孔１４Ｄの内周
面はローレット加工が施こしてあり、同じく外周面にロ
ーレット加工が施こされている枢軸１７の１７Ａ部と嵌
合されて、該枢軸１７と移動側係合部材１４とは一体に
回転するように構成されている。

この様な部材で構成されている連結手段３は、固定側係
合部材１３と移動側係合部材１４との間テ、且つ、穴１
２Ａと凹部１４Ｂとに各々ボール１６が配設されるよう
にして重ねた後、コイルスプリング１ｓｔｍ縮させた状
態で固定側係合部材１３の側板部１１と移動側係合部材
１４間に配設し、更に枢軸１７ｔ−一方の軸受穴１１Ａ
ｔ−通って他方の軸受穴１１Ｂに装着することによって
組立られる。

そして、この様に組立てられた連結手段３は側板部１１
に対して移動側係合部材１４がボール１６　　　　゛全
弁してスプリング１５により常に押圧されており、前記
移動側係合部材１４が回動する際、凹部１４Ｂ毎にディ
テント係止されるディテント機構全内蔵している。又、
この様にディテント機構を有して組立てられている連結
手段３は、固定側係合部材１３が前述の様にベース１に
固定されると共に、移動側係合部材１４が係合ビン１８
を介してヒンジプレート７の長孔７Ｅに係合される。

以上の様に構成されている緩衝式ドアミラーは、第１図
（ａｌのように、ベース１に対してミラーハウジング２
が、通常使用状態である起立状態から、該ミラーハウジ
ング２に第１図（ａ）の矢印Ｘ方向に強い外力を受ける
と、第１図（ｂ）に示す様に枢軸９ヶ支点としてミラー
ハウジング２がスプリング２０の張力に抗して前方側へ
傾倒し衝撃力全緩衝する。

セして、矢印Ｘ方向の外力が取り除かれると、スプリン
グ２０の強力により再び元の第１図ｆａｔに示す１ｑ置
に復帰する。

こハフとは逆に、第１図ｆａ）の矢印Ｙ方向に強い外力
を受けた場合、若しくはドアミラーを折畳む為に矢印Ｙ
方向に操作者の手によって外力が加えられると、第１図
（ｔａの如く、枢軸８を支点としてミラーハウジング２
がスプリング２０の張力に抗して改方側へ転倒するが、
この転倒時ヒンジプレート７も枢軸８を支点としてミラ
ーハウジング２とともに回動する。ヒンジプレート７が
回動すると、該ヒンジプレート７の長孔７Ｅと移動側係
合部材１４の係合ピン１８を介して該ヒンジプレート７
と移動側係合部材１４とが連結されているので、移動側
係合部材１４も枢軸１７を支点としてヒンジプレート７
と共に回動する。そして移動側係合部材１４が回動する
とき、移動側係合部材１４と固定側係合部材１３間には
前述のディテント機構が配設されているので、間欠的に
回動して急激に最終位ｔまで転倒してしまうことがない
ので、ミラーハウジング２と車体との間に間違って指を
挾んでしまうようなこと、及び車体をキズ付けたり、ミ
ラー４ｔ−破損するようなことがないようになっている
。又、ミラー４の転倒角度もこのディテント機構によっ
て選択することができる。

次に転倒されたミラーハウジング２を起立状態に戻すに
は、操作者の手によって逆方向の外力全顎えることで復
帰させることができるが、この場合にあっても、いきな
り転倒位置から起立位置へ急激に戻ることなく、間欠的
に復帰して行く。

第４図乃至第６図は上記実施例における連結手段３の変
形例を示す分解斜視図で、図中、第１図乃至第３図に示
す符号と同一符号の部材は同一部材である。この第４図
に示す第１変形例にあっては、固定側係合部材１１３は
ディテント用穴１２Ａを有した片側の側板部１２と貫通
孔１３Ａ’ｔ−有した取付板部１０とよりＬ字状に形成
され、枢軸１１７は側板部１２に固定されている。そし
て、移動側係合部材１４は枢軸１１７に対して回動可能
に枢支されており、この組立は固定側係合部材１１３と
移動側係合部材１４との間で、且つ、穴１２Ａと凹部１
４Ｂとに各ポール１６が配設されるようにして、移動側
係合部材１４の貫通孔１４Ａに枢軸１１７ヲ嵌入し側板
部１２に該＃動側係合部材１４ｆｔ重ねた後、コイルス
プリング１５′に枢軸１１７に覆装させ、更に該コイル
スズ１ノング１５を圧縮させた状態で菊座バネ１１１全
枢軸１１７の自由端に固定させることによジ組立てられ
る。

次に第５図に示す第２変形例にあっては、移動側係合部
材２１４に枢軸２１７が固設され、固定側係合部材２１
０の側板部１２の外側よシ軸受穴１１Ｂｔ−枢軸２１７
が貫通して配置された後、内側よりコイルスプリング１
５を覆装させ、更に該コイルスプリング１５を圧縮させ
た状態で菊座バネ１１１金枢軸１１７先端に固定させて
いる。従って、側板部１２の外側でボール１６ｔ−移動
側係合部材２１４と共に挾んでディテント機構が構成さ
れている。

次に第６図に示す第３変形例にあっては、上記例では、
ディテント機構にボールを使用していたのに対して、ポ
ールを使用しない構成としている。

すなわち、固定側係合部材３１３の側板部１２に固定さ
れた枢軸３１７の根元部に曲面膨出部３１６を設け、又
、移動側係合部材３１４０貫通孔３１２入内に該曲面膨
出部３１６と適合する曲面凹部３１２ａｔ設けている。

そして、枢軸３１７が移動側係合部材３１４０貫通孔３
１２Ａｔ−貫通するようにして配設した後、コイルスプ
リング１５を枢軸３１７に覆装させ、更に該コイルスプ
リング１５を圧縮させた状態で菊座バネ１１１ヲ枢軸３
１７の自由端に固定させることにより組立てられる。す
なわち、この例にあってはコイルスプリング１５と曲面
膨出部３１６と曲面凹部３１２ａとでディテント機構が
構成されており、移動側係合部材３１４が回動し曲面膨
出部３１６が曲面凹部３１２ａｔ乗越える度に、該移動
側係合部材３１４ハコイルスプリング１５の付勢力に抗
して上方へ変位する。

〈発明の効果〉 以上より明らかなように、本発明に係る緩衝式ドアミラ
ーは次の様な効果がある。

（１）外部より衝撃が加わった際にミラーハウジングが
、ベースに対して前後方向へ傾倒可能であるから安全性
に富む。

（２）車輛の輸送時及び車庫入れ時等に、ミラーハウジ
ング全完全に転倒させることができるので、積載及び収
納スベースの減少が図れる。

（３）ミラーハウジングの転倒操作時及び起立操作時、
ディテント機構によυ段階的に転倒・起立させ、急激に
行なわれないので人体に負傷金おわせたり、又、ミラー
の破損、車体をキズ付けたりすることがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る緩衝式ドアミラーの要部を示すも
ので、第１図（ａ）は正常使用状態での水平断面図、第
１図（ｂ）はベースに対してミラーハウジングが第１図
（ａ）の矢印Ｘ方向へ傾倒した状態での水平断面図、第
１図（Ｃ）はベースに対してミラーハウジングが第１図
（ａ）の矢印Ｙ方向へ転倒した状態での水平断面図、第
２図は第１図の要部分解斜視図、第３図は第２図に示し
た連結手段の分解斜視図、第４図は連結手段の第１変形
例を示す分解斜視図、第５図は連結手段の第２変形例を
示す分解斜視図、第６図は連結手段の第３変形例全示す
分解斜視図、第７図乃至第９図は従来の緩衝式ドアミラ
ーを示すもので、第７図は正常使用状態での水平断面図
、第８図はベースに対してミラーハウジングが第７図の
矢印入方向へ転倒した状態での水平断面図、第９図はベ
ースに対してミラーハウジングが第７図の矢印Ｂ方向へ
傾倒した状態での水平断面図である。 １・・・ベース、２・・・ミラーハウジング、３・・・
連結手段、７・・・ヒンジプレート、７Ｅ・・・畏孔、
１８・・・係合ピン（係合ビン部）、１３　、１１３　
、２１３　。 ３１３・・・固定側係合部材、１４　、１１４　、２１
４　、３１４・・・移動側係合部材、２０・・・コイル
スプリング。 特許出厭人　市光工業沫式会社 代理人　弁理士　岩倉哲二（他１名）　　゛第１図 第１図 第１図 第３図 第４図 第５図 第６図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 車体に固着されるベースと、該ベースにヒンジプレート
   を介して傾倒可能に連結されたミラーハウジングと、前
   記ヒンジプレートとミラーハウジング間に張設されて前
   記ヒンジプレートと前記ミラーハウジングとを圧着せし
   めるスプリングとを備えた緩衝式ドアミラーであって、 ａ）一端が前記ベース側に、他端が前記ミラーハウジン
   グ側に各々回動可能に枢支され、且つ、略中間部に長孔
   を形成してなる前記ヒンジプレートと、 ｂ）前記ベース側に固定された固定側係合部材と、一端
   がベース側に回動可能に枢支され、且つ他端に前記ヒン
   ジプレートの前記長孔に係合された係合ピン部を有して
   前記ヒンジプレートとの間で回動可能に係合された移動
   側係合部材と、該両部材間に配設され、前記固定側係合
   部材に対して前記移動側係合部材を間欠的に回動させる
   ディテント機構とよりなる連結手段、 とを備えたことを特徴とする緩衝式ドアミラー。