JPS6169801A - 天然由来多糖誘導体およびその製造方法 - Google Patents

天然由来多糖誘導体およびその製造方法

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JPS6169801A
JPS6169801A JP18974684A JP18974684A JPS6169801A JP S6169801 A JPS6169801 A JP S6169801A JP 18974684 A JP18974684 A JP 18974684A JP 18974684 A JP18974684 A JP 18974684A JP S6169801 A JPS6169801 A JP S6169801A
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polysaccharide
derivative
formula
liposomes
mannan
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Junzo Sunamoto
砂本 順三
Hiroshi Hamazaki
浜崎 浩
Tomonori Satou
智典 佐藤
Hiroki Kondo
近藤 寛樹
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/10Dispersions; Emulsions
    • A61K9/127Liposomes
    • A61K9/1271Non-conventional liposomes, e.g. PEGylated liposomes, liposomes coated with polymers

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
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  • Dispersion Chemistry (AREA)
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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 本発明は新規な天然由来多糖誘導体およびその製造方法
に関するものである0本発明の目的は多糖類に、生体適
合性並びに薬理的、生理的機能を賦与することにある。
さらに詳細に述べれば、本発明は特に医用材料として使
用されるものであり、例えば医薬品を含有する薬物運搬
体、なかんず(リポソームマイクロカプセル、マイクロ
スフェア−1赤血球コースト等を、本発明による多糖誘
導体で核種し、該薬物運搬体に含まれている医薬品の自
然流出抑制および糖残基が有する構造特異性を利用する
薬物運搬体の細胞移行動車の向上を目的とするものであ
る。
また本発明はこれら多糖誘導体の生体適合性を利用する
ことにより、種々の人工医用材料をこれら多糖誘導体で
被覆して、基材の生体および細胞適合性を向上させる為
に使用する新規な天然由来多糖誘導体およびその製造方
法を開示するものである。
本発明者等は、先に多糖誘導体でリポソームの表面被覆
処理を行なうことにより、生理時条件下におけるリポソ
ームの機械的強度を同上せしめ、あるいVまこれを生体
に投与したときリポソームに特定の臓器指向性能を与え
ることが出来ることを見出した#特願昭56−1475
87 (4’!F開昭58−49311)、特願昭57
−82993(%開昭58−201711)、特願昭5
8−106683参照。
すなわち、例えばプルランパルミチン酸ニスデル、アミ
ロベクチ/ステアリン酸エステルのごとき多糖質脂肪酸
エステルをコーティング剤として使用して、リポソーム
の外表面を被覆すると、生体内において不安定なリポソ
ームが安定化され、その結果内容物(カプセル化物)の
洩出が抑制されて薬効が持続されること、あるいはまた
血液中に投与されたリポソームが速やかに臓器へ移行し
、さらに特定の臓器指向性を持つようになることが判明
したのである。また、上記コーティング剤の被覆による
特定臓器指向性は多糖中の糖残基の化学的性状に依存す
ることも明白にされた。
かかる従来の知見に基づいて、本発明者等は、単にリポ
ソームのみならず、他の薬物運搬体例えばマイクロカプ
セル、マイクロスフェア、および赤血球ゴースト等をも
被覆することができ、該被覆によって基材の生産適合性
を向上させ、かつカプセル仕上げされた物質の洩出抑制
効果を高め、さらに多糖質中の糖残基の構造化学的性状
に由来する組織指向性を薬物運搬体の表面に賦与するこ
との出来る新規なコーティング剤を提供することヲ讐決
課題として設定し、鋭意探索を試みその結果、本発明の
天然由来多糖誘導体の取得に成功し、本発明を完成する
に至った。
以上により明らかなように、本発明の目的は、上記課題
の解決であり、本発明は該目的達成のために本発明にお
いて特定される新規な天然由来多糖誘導体およびその製
造方法を開示するものである。
発明の構成 以下に本発明の詳細な説明する。
本発明の天然由来多糖誘導体は新規物質である。
まず、本発明に係る天然由来多糖とはプルラン、アミロ
ース、アミロペクチン、デキストラン、マンナンである
。本発明の誘導体は、これら多糖において、それを構成
する糖単位100個あたり、0.5〜5.0個の糖単位
がその6位炭素における1級水闇基が式 %式% (式中RはHまたはコレステリルオキシカルボニル蚕t
−表わす) によって示される。従って例えばアミロースにおいて、
その100個−あたり0.5〜5.0個の糖単位は H のごとく示される。ここでさらに本発明の誘導体におい
て、Rがコレステリルオキシカルボニル基である糖単位
は0.5〜4.5個である。コレステリルオキシカルボ
ニル基は下記の構造式によって示当該天然由来多糖誘導
体の特徴について、さらにマンナンを例にとり具体的に
説明丁ればつぎのととくである。すなわちマンナ/を構
成するα−り一マンノピラノース単位について、その1
00個あたりY個がその単位分子中にアミノエチルアミ
ノカルボニルメチル基 − CHtCNHCH! CHtNHR〔以後rAEC
MJと略記する〕を有し、さらに該Y鎖中X個がその単
位分子中にコレステリルオキシカルボニルアミノエチル
アミノカルボニルメチル基 〔以後r AECM−CholJ  と略記する〕を有
するものであるとすると、本発明におけるマンナン銹導
体はYが0.5〜5.0の範囲にあり、Xが0.5〜4
.5の範囲にある物質であるということが出来る。
物質の特定にあたりY(AECM値と呼ぶ)は、以下の
ようにして求める。まず、本発明の天然由来多抛訪導体
を、脱コレステロール化してアミノエチルアミノカルボ
ニルメチルマンナン塩酸塩とし、つぎにこれの元素分析
値より次式に従ってYを求める。
N       28Y ここでNは窒素含有百分率およびCは炭素含有ゴ分率金
表わす。
またX(コレステロール置換値と呼ぶ)は、先ず、本発
明物質について100 M)lt  ’HNMRを測定
し、δ2.66−6ppの範北に現れる多糖部分のプロ
トンe Hp、と、a 2.4−0.2 ppmの範囲
に現れるコレステロール部分のプロトン数(Hchol
 )との比より次式に従って糖単位を100蘭あたりに
換算した個数として求める。
該天然由来多糖′#lI4体は以下のように表示する。
従って例えば100グルコース当り1.3個のコレステ
ロール基と、1.8個のAECM基とが置換し7と平均
分子量so、oooのプルランは、Choj(1,3)
−AECM(1,8) −pullulan(50)と
表示する。
本発明の物質は、天然由来多s′fr、出発物質と1−
て従来公知の方法によって製造することができるが、例
えば概路次のよ5におこなえばよい。
天然由来多糖に、モノクロル酢酸ナトリウムを反応せし
めてカルボキシメチル多糖のナトリウム塩(CM−多I
I)を得る。これにエチレンジアミン塩酸塩を反応せし
めてアミノエチルアミノカルボニルメチル多糖塩酸塩(
AECM−多糖)を得る。
次にこれを無水DMSOに溶解し、これに無水DMFK
#I解したクロル蟻酸コレステリルエステルを加え、ピ
リジンを滴下して反応させれば目的物 −(Chol−
AECM−多糖)を得る。
AECM−Choj基を有するに至る糖単位についてそ
の反応工程を示せば以下のごとくである。式中、Ruコ
レステリルオキシカルボニル基を表わす。
以下、添付図面について説明する。
図1及び2はChoj (1,3) −AI CM (
1,8)−Pul 1ulan(50)の’H−NMR
スペクトル及びIRスペクトルである。
図3及び4はChoj(1,4ン−AECM(1,4)
−dextran(176)の’H−NMRスペクトル
及びIRスペクトルである。
図5及び6はChoj (1,0)−AECM(1,4
)−amylopectin(112)の’H−NMR
スペクトル及びIRスペクトルである。
図7及び8はChoj (2,4)−AECM (3,
0)−mannan(200)の’H−NMRスペクト
ル及びIRスペクトルである。
図9及び10はChoj (2,0)−AECM(3,
3)−amylo 5e(85)の’H−NMRスペク
トル及びIRスペクトルである。
図11はFITC置換修飾多糖で被覆したリポソームの
流出曲線である。
図12fi多糖被覆1枚膜リボンームからのCFの漏出
曲線である。
図13は多糖被覆りポノームのConAによる凝集曲線
である。
実施例I   Choj (1,3)−AECM (1
,8) −PulluLan(50)の合成 50−のナス型フラスコ中でプルラン(MW−5000
0)1.02(1¥62=6.2 X 10  moj
糖単位)tl、35M−モノクロロ酢酸ナトリウム水溶
液18.5 mlに溶解した。マグネチックeスターラ
ー上で攪拌しつつ、1ON−水酸化ナトリウム5.0−
を加え、蒸゛留水で50艷に希釈した。この時、該溶液
は、0.5M−モノクロロ酢酸ナトリウム、IN−水酸
化ナトリウム溶液となっている。これを25℃で7時間
保ち反応させた。その後IM−!jン酸二水素ナトリウ
ム5mt−加え、ついで5N−塩酸でpH7に調節し【
反応を停止させた。透析チューブ(Visking )
に移し、トルエン飽和水溶液に対し4日、ついで蒸留水
に対し1日透析した。これをナス型フラスコに移し、ロ
ータリーエバポレーターで10mに濃縮し【次の反応に
用いた。
夕景の酸性濃縮液からの凍結乾燥物のIRを測定して、
1740om  Kカルボニル基の吸収を確認した。
濃縮液を蒸留水で15−に希釈し、マグネチック・スタ
ーツー上で攪拌しつつ、エチレンジアミン二塩醇塩0.
74 f (5,56X 10””mol )および縮
合剤として1−エチル−3−(3−ジメチルアミノ)プ
ロピルカルボジイミド塩酸塩(以下IDC塩酸塩と称す
る) 0.21F(1,10X 10−3moj )k
加え、IN−塩酸と、IN−水酸化ナトリウムとでpH
4,7に調節した。これf:25℃で、7時間攪拌後、
透析チューブ中に移し、0,2M−塩化ナトリウム水溶
液に対し4日間、ついで蒸留水に対し1日透析し、凍結
乾燥した。収fi0.93F。
生成物を少量の蒸留水に溶かし、1紙にスポットして、
乾燥し、紫〜赤紫色のニンヒドリン発色によりアミノ基
の存在を確認した。
糖嚇位100個当t)vAEcM基on人量(y)Fi
、元素分析に依る窒素原子の質量割合から算出した。
元素分析値(X)は次のとおりであった。
よって、Y=1.75である。
このものt−AEcM(1,3)−Pullulan(
50)と称する。
AECM(1,3)−Pullulan(50) 0.
84F(5,18X 10−3mol糖単位)1−1塩
化カルシウム管付の還流冷却管を備えた50Wtのナス
型フラスコ中に入れ、無水DMSOの14−t−加え、
油浴中70〜80℃で加熱溶解させ友、ついで無水ピリ
ジ73dを加えた後、無水DMFの4mに溶解し、コレ
ステリルクooホルメイトの0.91F(2,02X1
0  mod)を加えた。70〜80℃で7時間保った
後、放冷し、エタノールを加工【多糖を沈殿させ友、多
糖t−r別し、遊離のコレステロールを除く為に、エタ
ノールさらにエーテルで十分洗浄した。これを少itの
水に溶かし凍結乾燥した。収量0.70 f (原料P
u I Lu lanからの収率78%)糖単位100
個当りのコレステロールの導入量(X)は、’H−NM
Rにおける多糖と、コレステロールとのプロトン積分比
より算出した。多糖とコレステロールとのプロトy比は より、X=1.33と求めた。
これk Choj(1,3) −AECM (1,8)
−Pullulan(50)と称する。
このものの”H−NHRt−図1に、またIRt図2に
それぞれ示す。
実施例2  ChoJ(1,4) −AECM(1,4
)−dextran(176)の合成 実施例1と同様の操作で行った1反応条件と結果のみを
流れ図的に示す。
25℃で、7時間反応 中性にして透析 減圧濃is<約10−) pH4,7 25℃で、7時間反応 元素分析値(X) 5.88   36.37  0.2ON   ’  
28Y     0.20よりY−143、AECM基
の導入量1.4゜70〜80℃、7時間反応 エタノール 添 加 f過(エタノール、エーテルで洗浄) 少量の水にとかし、凍結乾燥 収量0.69 t (全行程の収率87X)最終生成物
の’H−NMRt図3に、又IRe図4にそれぞれ示す
HchO143X9.50 よりX=1.37で楯単位100個当りのコレステロー
ルの導入iは1.4個であった。
実施例3  Chol(1,0)−AICM(1−4)
−amylopectin(112)の合成 25℃−(L7局世敗応 中性にして透析 響 減圧濃縮(約1O−) 、114.7 25℃で、7時間反応 :)、tey      5’(、B4     υ、
21したがって、 Y=L44テ、A10M基の導入量は、糖単位100個
当り1.4個であった。
70〜80℃で、7時間 少量の水にとかし、凍結乾燥 収量0.46t  (全行程の収率64X)最終生成物
の’H−NMRを図5に、又IRtl−図6にそれぞれ
示した。’H−NHRから Hps     9X +  1000    195
.0Hehoj       43 X       
  8.5X=1.02となり、塘単位100個当りの
コレステロールの導入量は1.0個であった。
実施例4   Choj (2,4)−AECM(3,
0)−mannan(200)の合成 25dK希釈 25℃で、7時間反応 25℃で、9時間反応 透析 凍結乾燥 収量0.36f したがって、 Y=3.0.よッ”(li単位100個当りOAECM
基の導入ft3.0個。
(工よ19,2□7 45〜55℃で、12時間反応 少量の水にとかし、凍結乾燥 収量0.26 t (全行程の収率73%)最終生成物
の’H−NMRを図7に、又lR1−図8にそれぞれ示
す、’H−NMRより、X=2.43で、コレステロー
ルの導入量は2.4個であった。
の合成 25mに希釈 暑 25℃で、7時間反応 中性として透析 減圧濃縮(約8d) 元素分析値(%): 6.28    39.61     0.49よりA
 E CM基の導入量#i3.3個であった。
C過 (エタノール、エーテル洗浄) 減圧乾燥 収量0.26f  ’(全行程の収率69%)最終生成
物の’H−NHRt図9に、又IRを図10にそれぞれ
示した。
’H−NHKより、コレステロールの糖単位100個当
りの導入量は2,0個であった。
発明の効果 本発明の目的の項゛において述べたごとく、本発明物質
によりリポソームを被覆することができる。
該被覆により、リポソーム中にカプセル化された水溶性
内容物質の洩出抑制能が発1もされ、さらにリポソーム
表面での糖残基の化学的性状に基づく新たな機能を賦与
することができる。以下の実験例によって本発明の詳細
な説明する。
実験例1  螢光グローブ(FITC)修飾多糖を用い
たリポソーム被覆の確認と被覆効 率の測定 螢光プローブであるFITC(フルオレツセイン・イン
チオシアネート(fluorescein 1soth
iocyanate))で修飾した多糖を用い℃、リポ
ソームを被覆し、そのゲル1過における流出パターンか
ら被覆の確認を行った。またFITCの螢光強度からF
ITCの濃度を求め、これより脂質に対する多糖のit
を算出して被覆効率を求めた。代表例としてマンナン誘
導体についての実験結果の詳細を以下に述べる。
FITC修飾マンナン誘導体(F I TC(1B) 
−Chol(3,2)−AECM(4,4)−mann
an(200) )  の合成は下式の反応に従って行
なった。
十         目 日 即ち、Cbol (3,2) −A E CM (4,
4) −mannan (200)の2gmtを無水D
MSOの1−に溶解し、ピリジンの2滴、FITCの9
m?、および触媒としてのジ−n−ブチル錫ジラウリル
酸エステル3滴を加え、80〜85℃で2時間反応させ
た。放冷後、エタノール10dl加え、生じた黄色沈殿
t−F取した。遊離のFITCがシリカゲル薄層クロマ
トグラフィーで確認できなくなるまでエタノールで洗浄
後、減圧乾燥した。収1128M’!。
FITCの糖単位100個当りの導入量は、FITCの
特性吸収である4 90 nmの吸光度から18個と定
めた。FITCのモル吸光係数は緩衝液(20飄111
1−Tri8.200 mM −NtsCl pH8゜
6)中’49G(25℃)=62600であった。
他方、卵黄レシチン309より常法に従い薄膜を形成し
た。緩衝液(20++IM−Tris、 200gM 
−NaC/ 、  pH8,6) 4 d を加えてゲ
ルテツクスミキサーを使い薄膜を剥がし、ついで超音波
処理を・行・りた、これにF I TC(1,8) −
Choj(3,2) −AECM(4,4)−mann
an(200)10qの1d緩衝溶液を添加、20℃で
1時間マグネチック・スターチー上で攪拌し、リポソー
ムを被覆した。このものをセファロース4Bカラムでゲ
ルf過し、各7ラクシヨ/について360 nmでリポ
ソームの濁り度と、490 nrnにおゆるFITC基
由来の吸光度t fi11定して流出曲線を作成した(
図11)。
修飾多flf (Choj −AECM−mannan
(200) 〕によるリボンームの被覆は、リポソーム
流出フラクショ/でのFITC基の存在から確認できた
。実験の結果、AECM−Chop!基を置換していな
いマンナンではリポソームを被覆することは出来ないが
、本発明物質ではV!覆しうろことが判明した。
実験例 2 リポソームからの螢光プローブ(CF)の
漏出抑制効果 多糖被覆リポソームの膜透過抑制(バリヤー能向上)を
検討するため、リポソーム内水相に螢光プローブとして
カルボキシフルオレツセイン(CF)を取り込ませ、リ
ポソーム内容物の漏出金が11定した。
CFは1011℃M以上では濃度消光し、螢光奮発しな
いことを利用し、200aMのCFをリポソーム内水相
に取り込ませ、リポソームから漏出して、外液で希釈さ
れ螢光を発したCFの螢光強度の経時変化を測定した。
修飾多糖によるリポソームの被覆は、実験例1の方法に
従った。即ち、卵黄レシチン30WLtを用いて常法に
従い50m容ナス現フラスコ中薄膜を形成させた。これ
に200mM−CF緩爾溶准4−とガラスピーズ数ケを
加え常法に従い、ポルテツクシング・ンニケーション、
ゲルfJAを行ないCF内包リすンームを得た。
修飾多糖類によるリポソームの被覆は、す/脂質に対し
℃一定恵孟比で行なった・ CFの洩出は50℃において492 nmでの励起によ
る520nmの螢プ゛Cを測定して追跡した。螢光セル
に緩衝液(20tnM −Tris  200 WLM
−NaC1。
pH8,6) 1 mj t″入れ、セルホルダーにセ
ットし、5分後CF内包リポソーム浴液の適量全添加し
、10分間所定温度でインキュベートし、そのときを、
1=0として5分間隔で30〜40分間強度増加t−測
定した。
セル中の脂質濃度は1.OXIOMに統一した。
経時変化測定後は、トリトンX−100の10(/V)
%水溶液30μlをセル中に添加し、リポソームを破壊
した。この時の螢光強度をエラとした。
リポソームからのCFの漏出は洩出%で示し、下式から
求めた。
比較した結果を図12に示す。
実験例 3 多糖被覆リポソームと大豆Vクチン(co
ncana valin A)との相互作用大豆レクチ
ンであるコンカナバリンAは、動物の赤血球を凝集させ
たり、グリコーゲンやマンナンのような多糖類と沈殿を
形成する。従来、非還元性糖末−にグルコース、マンノ
ース、フ・ルクトース単位を持つ多糖がコンカナバリン
Aと相互作用を持つことが知られ℃おり、この反応は特
異的定量的である。そこで合成し九コレステロール修飾
多糖被覆リポソームと、コンカナバリンAとの相互作用
を調べることによりコレステロール修飾多糖の結合特異
性を検討した。
相互作用の結果である凝集は360 nmにおける濁り
度により測定した。多糖被覆リポソーム溶液(脂質濃度
として4.0X10  M ) 2.7−をUVセルに
採取し、恒温槽を25℃に調節したセルホルダーにセッ
トした。そして10分後、コンカナバリンA 400 
tt f/ZOOpl緩衝液(20aM−Tris、2
00111M−NaC1、pH7,2) ’に添加し、
濁り度の経時変化を測定した0図13に結果を示す。
アミロペクチン、マンナン誘導体で被覆したリポソーム
は、大きな凝集効果を示している。これは、つまりアミ
ロペクチy及びマンナンにおいてはコンカナバリンAと
結合する糖残基の数が多く、薬物運搬体として生体投与
時におい曵も生体組織との特異的結合の可能性が高いこ
と全暗示している。
【図面の簡単な説明】
図1.3.5.7及び9は本発明の天然由来多糖銹導体
の’H−N M Rスペクトルを示す。 図2.4.6.8及び10は本発明の天然由来多m誘4
体のIIζスペクト、νを示j0図11.12及13は
被覆リポソームの流出曲線、漏出曲線及び凝集曲線であ
る。 特 許出コ人  万y*’グ妥 三 ;−) ゛代理人高木六i部[゛ 代環人高木文□′生

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)プルラン、アミロース、アミロペクチン、デキス
    トランおよびマンナンにおいて、それを構成する糖単位
    100個あたり0.5〜5.0個の糖単位は、その6位
    炭素における1級水酸基が式−OCH_2CONHCH
    _2CH_2NHR(式中RはHまたはコレステリルオ
    キシカルボニル基を表わす) によつて示され、かつ該式中Rがコレステリルオキシカ
    ルボニル基である場合の糖単位は0.5〜4.5個であ
    る天然由来多糖誘導体。
  2. (2)プルラン、アミロース、アミロペクチン、デキス
    トラン、およびマンナンにおいて、それを構成する糖単
    位100個あたり0.5〜5.0個の糖単位は、その6
    位炭素における1級水酸基が式−OCH_2CONHC
    H_2CH_2NH_2によつて示されるものに、クロ
    ロ蟻酸コレステリルエステルを反応させることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の天然由来多糖誘導体の
    製造方法。
JP18974684A 1984-09-12 1984-09-12 天然由来多糖誘導体およびその製造方法 Pending JPS6169801A (ja)

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