JPS6169748A - 化学方法 - Google Patents
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- JPS6169748A JPS6169748A JP60189331A JP18933185A JPS6169748A JP S6169748 A JPS6169748 A JP S6169748A JP 60189331 A JP60189331 A JP 60189331A JP 18933185 A JP18933185 A JP 18933185A JP S6169748 A JPS6169748 A JP S6169748A
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- acid
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07B—GENERAL METHODS OF ORGANIC CHEMISTRY; APPARATUS THEREFOR
- C07B55/00—Racemisation; Complete or partial inversion
-
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07B—GENERAL METHODS OF ORGANIC CHEMISTRY; APPARATUS THEREFOR
- C07B57/00—Separation of optically-active compounds
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
〔発明の目的〕
産業上の利用分野
本発明けα−アミノ酸をラセミ化する化学的方法忙関す
る。 従来の技術 光学的に活性なα−アミノ酸は多くの生理学的忙活性な
化合物の合成において、特にペニシリン及びセファロス
ポリン抗生物質における側鎖として有用である。ラセミ
体のα−アミノ酸を合成し次いで別個のエナンチオマー
に分割するのが好便である。しかしながら、はとんどの
場合、わずか1種類のエナンチオマーしか商業的価値を
有さす、そのため目的としない異性体をラセミ化するの
が望ましく、それにより生成したラセミ混合物を再び分
割にかげることができる。 英国特許矛1432822号はアルデヒドまたはケトン
の使用によるアミノ酸のエステルのラセミ化を記載1−
ている。英国特許オ1417060号は燐酸三エステル
、4個以下の炭素原子を含有する低級脂肪酸、ジアルキ
ルホルムアミド、ケトン及びジアルキルスルホキシドか
ら選択された溶媒中で加熱することによるN−アシルア
ミノ酸のラセミ化を記載している。英国特許21560
907号は溶媒中でケトン及び1.8 X I F’未
満の解離定数を有する酸の存在下で加熱することによる
アミノ酸のアミドのラセミ化を記載している。特願昭5
3−1512(特開昭54−109912)はケトン及
びプロトン酸またはルイル酸の存在下で加熱することに
よるアミノ酸のエステルのラセミ化を記載している。欧
州特許牙57092号明細書は脂肪族酸及びアルデヒド
の存在下におけるアミノ酸自体またはその塩のラセミ化
を記載している。 発明が解決しようとする問題点 本発明はケトンの使用による遊離アミノ酸のラセミ化に
関する。 上記の従来技術はこのような方法からかけ離れたものを
教示している。 〔発明の青成〕 問題を解決するための手段 従って、本発明は光学的に活性なα−アミノ酸を有機酸
の存在下でケトンで処理することからなるα−アミノ酸
のラセミ化方法を提供する。 作用・効果 好適なアミノ酸には天然に存在する中性、酸性及び塩基
性α−アミノ酸が含まれるアミノ酸の好ましい一群は式
fII H2 (式中、Rは置換されていてもよい炭化水素または複素
環基である) で表わされる。 含まれる。好適な炭化水素基にはC1−6アルキル、C
,。アルケニル、C,、アルキニル、C,−、シクロア
ルキシ、C5−tシクロアルキル(C,−、)−アルキ
ル、アリール及びアリール(Cl−a)アルキルが含ま
れる。 好ましくはRはアリール基である。 好適なアルキル基には1〜6個の炭素原子を含有する直
鎖及び分枝状アルキル基、例えばメチル、エチル、プロ
ピル及びブチルが含まれる。特定のアルキル基はメチル
である。 「複素環」という語には環上に酸素、窒素及び硫黄から
選択さhた46個以下のへテロ原子を含有し、かつ所望
ならば3個以下のハロゲン、Cl−11アルキル、C8
−6アルコキシ、ハロー(C,−6)−アルキル、ヒド
ロキシ、アミノ、カルボキシ、C26アルコキシカルポ
ニル、C,−aアルコキシカルボニル(C,−6)アル
キル、アリールまたはオキソ基により置換さねていても
よい単または縮合環が含まれる。 好適には、複素環は4〜7個の環原子、好ましくは5〜
6個の原子を含有する。 本明細書中で使用した場合、「アリール」といつ語ハハ
ロゲン、C,−、アルキル、フェニルs C1−6フル
コキシ、ハロ(C,、)アルキル、ヒドロキシ、アミノ
、ニトロ、カルボキシ、C1−、アルコキシカルボニル
、C,−、アルコキシカルボニル−(C,−、)−アル
キル、Cl−6−アルキルカルボニルオキシまたはC,
−6フルキルカルボニル基から選択さt(た5個以下の
好ましくは3個以下の基により置換されていてもよいフ
ェニル及びナフチルが含まれる。 炭化水素、複素環基及び有機基に好適な存在任意の置換
基にはC3−、アルキル、複素環、アミン、C1−6フ
ルカノイルアミノ、モノ−、ジー及びトリー(C,−6
)アルキルアミノ、ヒドロキシ、Cl−11アルコキシ
、メルカプト、C,、アルキルチオ、ヘテロシクリル−
チオ、アリールチオ、スルファモイル、カルバモイル、
アミジノ、グアニジノ、ニトロ、クロル、ブロム、フル
オル、カルボキシ及びその塩及ヒエステル、C,6アル
カノイルオキシ、アリールカルボニル及びヘテロシクリ
ルカルボニルが含まれる。 好ましくは、Rはヒドロギシまたはノ・ロゲンから選択
された3個以下の基により置換されていてもよいフェニ
ルを示す。特に好ましい式fIlで表わされるα−アミ
ノ酸にはフェニルグリシン、モノー及ヒジーヒドロキシ
フェニルグリシンQ、 4HC4−ヒドロキシフェニル
グリシン及ヒ3 、4− ジヒドロキシフェニルグリシ
ンカ含t h ル。 α−アミノ酸は6セ自体またはその塩の形態で使用でき
る。 α−アミノ酸の好適t
る。 従来の技術 光学的に活性なα−アミノ酸は多くの生理学的忙活性な
化合物の合成において、特にペニシリン及びセファロス
ポリン抗生物質における側鎖として有用である。ラセミ
体のα−アミノ酸を合成し次いで別個のエナンチオマー
に分割するのが好便である。しかしながら、はとんどの
場合、わずか1種類のエナンチオマーしか商業的価値を
有さす、そのため目的としない異性体をラセミ化するの
が望ましく、それにより生成したラセミ混合物を再び分
割にかげることができる。 英国特許矛1432822号はアルデヒドまたはケトン
の使用によるアミノ酸のエステルのラセミ化を記載1−
ている。英国特許オ1417060号は燐酸三エステル
、4個以下の炭素原子を含有する低級脂肪酸、ジアルキ
ルホルムアミド、ケトン及びジアルキルスルホキシドか
ら選択された溶媒中で加熱することによるN−アシルア
ミノ酸のラセミ化を記載している。英国特許21560
907号は溶媒中でケトン及び1.8 X I F’未
満の解離定数を有する酸の存在下で加熱することによる
アミノ酸のアミドのラセミ化を記載している。特願昭5
3−1512(特開昭54−109912)はケトン及
びプロトン酸またはルイル酸の存在下で加熱することに
よるアミノ酸のエステルのラセミ化を記載している。欧
州特許牙57092号明細書は脂肪族酸及びアルデヒド
の存在下におけるアミノ酸自体またはその塩のラセミ化
を記載している。 発明が解決しようとする問題点 本発明はケトンの使用による遊離アミノ酸のラセミ化に
関する。 上記の従来技術はこのような方法からかけ離れたものを
教示している。 〔発明の青成〕 問題を解決するための手段 従って、本発明は光学的に活性なα−アミノ酸を有機酸
の存在下でケトンで処理することからなるα−アミノ酸
のラセミ化方法を提供する。 作用・効果 好適なアミノ酸には天然に存在する中性、酸性及び塩基
性α−アミノ酸が含まれるアミノ酸の好ましい一群は式
fII H2 (式中、Rは置換されていてもよい炭化水素または複素
環基である) で表わされる。 含まれる。好適な炭化水素基にはC1−6アルキル、C
,。アルケニル、C,、アルキニル、C,−、シクロア
ルキシ、C5−tシクロアルキル(C,−、)−アルキ
ル、アリール及びアリール(Cl−a)アルキルが含ま
れる。 好ましくはRはアリール基である。 好適なアルキル基には1〜6個の炭素原子を含有する直
鎖及び分枝状アルキル基、例えばメチル、エチル、プロ
ピル及びブチルが含まれる。特定のアルキル基はメチル
である。 「複素環」という語には環上に酸素、窒素及び硫黄から
選択さhた46個以下のへテロ原子を含有し、かつ所望
ならば3個以下のハロゲン、Cl−11アルキル、C8
−6アルコキシ、ハロー(C,−6)−アルキル、ヒド
ロキシ、アミノ、カルボキシ、C26アルコキシカルポ
ニル、C,−aアルコキシカルボニル(C,−6)アル
キル、アリールまたはオキソ基により置換さねていても
よい単または縮合環が含まれる。 好適には、複素環は4〜7個の環原子、好ましくは5〜
6個の原子を含有する。 本明細書中で使用した場合、「アリール」といつ語ハハ
ロゲン、C,−、アルキル、フェニルs C1−6フル
コキシ、ハロ(C,、)アルキル、ヒドロキシ、アミノ
、ニトロ、カルボキシ、C1−、アルコキシカルボニル
、C,−、アルコキシカルボニル−(C,−、)−アル
キル、Cl−6−アルキルカルボニルオキシまたはC,
−6フルキルカルボニル基から選択さt(た5個以下の
好ましくは3個以下の基により置換されていてもよいフ
ェニル及びナフチルが含まれる。 炭化水素、複素環基及び有機基に好適な存在任意の置換
基にはC3−、アルキル、複素環、アミン、C1−6フ
ルカノイルアミノ、モノ−、ジー及びトリー(C,−6
)アルキルアミノ、ヒドロキシ、Cl−11アルコキシ
、メルカプト、C,、アルキルチオ、ヘテロシクリル−
チオ、アリールチオ、スルファモイル、カルバモイル、
アミジノ、グアニジノ、ニトロ、クロル、ブロム、フル
オル、カルボキシ及びその塩及ヒエステル、C,6アル
カノイルオキシ、アリールカルボニル及びヘテロシクリ
ルカルボニルが含まれる。 好ましくは、Rはヒドロギシまたはノ・ロゲンから選択
された3個以下の基により置換されていてもよいフェニ
ルを示す。特に好ましい式fIlで表わされるα−アミ
ノ酸にはフェニルグリシン、モノー及ヒジーヒドロキシ
フェニルグリシンQ、 4HC4−ヒドロキシフェニル
グリシン及ヒ3 、4− ジヒドロキシフェニルグリシ
ンカ含t h ル。 α−アミノ酸は6セ自体またはその塩の形態で使用でき
る。 α−アミノ酸の好適t
【塩には酸の塩、塩基性塩、内部
対イオン塩及び酸付加塩が含まれる。好ましいのはナト
リウムのようなアルカリ金属の塩及び酢酸塩及び安息香
酸塩のような酸付加塩である。 最も好ましいのはブロムショウノウスルホン酸塩のよう
なα−アミノ酸の分割に使用されてきたこのような塩で
ある。 本発明方法に好適なケトン類は式(IIIR” −CO
−R” ([1(式中、R1及びR2!’i
同一または異なっていてもよ(、各々上で定義したよう
な炭化水素または複素環基を示すか、またはR1及びR
2は一緒にシクロアルカノン環を完成する)で表わされ
ることができる。 好ましいケトン類にはアセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン及びシクロ
ペンタノンが含まれる。 ケトンは過剰に使用してもよい。好便にはケトンの使用
量は全溶媒量の2〜50%、すなわちα−アミノ酸1モ
ル当り0.5〜20モル、好ましくは1 % I 0モ
ルである。 本発明方法に好適な有機酸にはC8−6アルカン酸、例
えば蟻酸、酢酸、プロピオン醗及び酪酸が含まれる。好
ましい有機酸は酢酸である。アミノ酸1モル当り5〜5
0モルの有機酸を使用するのが好ましい。有機酸はケト
ンと共に好便にはラセミ化方法のための溶媒を形成して
もよい。 過剰の強酸はラセミ化を抑制する傾向にあり、避けなけ
ればならないが、強酸の塩はこの方法に使用できる。 この方法に使用されるケトン及び有機酸はラセミ化反応
における溶媒として好便に使用できる。 しかし、追加の共溶媒も使用してもよい。 反応後、ラセミアミノ酸は通常の方法により、例えば結
晶化により回収できる。 本発明方法は通常60℃以上、好ましくは80℃以上の
温度で行なわれる。更に好ましいのは還流下で行なわれ
る反応である。かくして酢酸を有機酸として用いる場合
、反応は大気圧下115〜120℃でまたは真空下約7
0℃で行なわれる。 上述したように、本発明方法の利点は果に追加量の所望
のエナンチオマーを得るため分割にかけることができる
ラセミα−アミノ酸を提供することである。本発明の更
に好ましい態様において、ラセミ化方法は分割方法と同
一溶液中で行なわれかくして所望の異性体が分割剤によ
り溶液から連続的に除去される一方、望ましくない異性
体が現場でラセミ化される。 従って、別の観点によると、本発明はケトン及び有機酸
の存在下でラセミα−アミノ酸を分割することからなる
光学的に活性なα−アミノ酸の製造方法を提供する。 分割剤の選択は勿論、特定のアミノ酸により異なる。例
えば、フェニルグリシンはショウノウ−10−スルホン
酸を用いて分割でき、4−ヒドロキシフェニルグリシン
は好便にはジアステレオマー性塩を3−プロムシヨウノ
ウ−9−スルホン酸(これは3−プロムシヨウノウ−8
−スルホン酸とも呼ばれる。特願昭5O−148144
(特開昭52−71440)参照)と共に用いて分割さ
れる。欧州特許出願矛851n6310.7号はジアス
テレオマー性塩を3−プロムシヨウノウ−9−スルホン
酸と共に用いる3、4−ジヒドロキシフェニルグリシン
の分割を開示している。 かくして、好ましい態様において、本発明はケトン及び
有機酸の存在下で4−ヒドロキシフェニルグリシンまた
は3,4−ジヒドロキシフェニルグリシンのジアステレ
オマー性ショウノウスルホン酸塩の混合物の溶液からそ
の3−プロムシヨウノウ−9−スルホン酸塩を結晶させ
、それから光学的に活性な4−ヒドロキシフェニルグリ
シンまたは3.4−ジヒドロキシフェニルグリシンヲ遊
離させることからなる光学的に活性な4−ヒドロキシフ
ェニルグリシンまたは3.4−ジヒドロキシフェニルグ
リシンの製造方法を提供する。 この方法において、エナンチオツマ−の1種の優先的な
結晶化が起き、残りの塩は現場でラセミ化される。 ジアステレオマー性ブロムショウノウスルホン酸塩は優
先的結晶化により分離される。 場合により、結晶化は溶液の0縮により、一方のジアス
テレオマーがより溶解しにくい別の溶媒、例えば水を添
加することにより、または所望のジアステレオマーの種
結晶により誘発させなければならないことがある。この
ような種添加はD−3,4−ジヒドロフェニルグリシン
の塩にとって特に望ましい。 単離後、所望のショウノウスルホン酸塩は塩Mにより処
理される。好適な塩基はジアステレオマー性ショウノウ
スルホン酸塩から4−ヒドロキシフェニルグリシンまた
は3.4−ジヒドロキシフェニルグリシンを遊離できる
もの、または例えば4−ヒドロキシフェニルグリシンも
しくは3.4−ジヒドロキシフェニルグリシンより強力
な塩基、例えば酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、水酸化
ナトリウム及び水酸化カリウムである。 この塩分製反応は驚くべきことに、分割及びラセミ化と
実際同一の溶媒系、通常ケトン及び有機酸、特に酢酸中
で行なうことができ、かくして従来技術方法に比して本
発明方法に対し著しい利点を与え゛る。しかしながら少
量の水、例えば5〜10%の存在はラセミ化の発生する
のを防ぐのに望ましい。この水は次いで容易に除去され
る。 本発明方法の更なる利点はケトンが分解しにくいという
ことである。かくして、アルデヒドが急速に分解するの
に対して、この方法を同−溶媒系を用いる反復サイクル
として操作したとき、本発明方法は過度のケトン分解な
く同一溶媒中で10回より多く操作可能である。更に、
分割剤を溶媒抽出により糸外へ移送しなければならない
場合、ケトンはこの抽出の溶媒として使用できる。 本発明の更に別の利点は遊離されたショウツクスルホン
酸は容易に回収され再使用されうろことである。 以下、実施例により本発明を例示する。 実施例1 33、29の3−プロムシヨウノウ−9−スルホン酸カ
リウム塩(KSC)を含有する100yの水溶液、15
.5 fiの硫酸カリウム、19gの濃硫酸及び150
mjのメチルイソブチルケトンを15分間撹拌し、相を
分離した、水性相を更に2回5nml−fつのメチルイ
ンブチルケトンで抽出し、合せた有機相を濾過により清
澄化した。溶媒を真空下で蒸発させ、残りの固体(分割
剤不含酸)を1o otnlの氷酢酸及び50m1のメ
チルイソブチルケトンに再溶解し、15.8 gのラセ
ミ4−ヒドロキシフェニルグリシンと共に80℃で15
時間撹拌した。この時間の最後に結晶性4−ヒドロキシ
フェニルグリシンブロムショウノウスルホン酸塩を戸数
し、93ニアのD(−)一対しく?1−4−ヒドロキシ
フェニルグリシンエナンチオマー比(92%収率)を含
有することが分った。 419の上記の塩を少量ずつ55℃に保持した3 0
mlの水に添加し、pHを45%W/w水酸化ナトリウ
ム水溶液の添加により4.3に再調整した。 55℃で更に0.5時間後。懸濁液を室温まで冷却し、
固体を濾過し、水洗し、乾燥させることにより14II
のD(−1−4−ヒドロキシフェニルグリシン(93%
エナンチオマー純度)を得た。 実施例2 5gのL(h14−ヒドロキシグリシン−3−プロムシ
ヨウノウ−9−スルホン酸塩(L(+lHS C)を9
0℃で0.039の酢酸ナトリウム、13.3mlの氷
酢酸及び6.6mlのメチルイソブチルケトンと共1c
48時間加熱した。hplc分析によりD(−1−4−
ヒドロキシフェニルグリシン3−プロムシヨウノウ−9
−スルホン酸CD(−1HS C)への転換率が99%
を超えていることが分った。 実施例3 各種ケトンの触媒活性の比較において、xgのLf?1
H8Cを5Mの氷酢酸中で100〜の各種触媒の存在下
で80℃で17時間撹拌した。L (+IH3Cの転換
の程度を下表に示す。 同様な実験において、顕著な触媒活性がやはりシクロペ
ンタノン、シクロヘプタノン、フェニルグリオキサル酸
及びピルビン酸にもみられた。 実施例4 SO,VのD(−1H8c、15m1のH2O,15m
のブタノン、120m1の氷酢酸及び1911の酢酸ナ
トリウムを 0 45℃で1時間撹
拌した。固体懸濁液を戸数し、ブタノンで洗浄し、乾燥
させたところ、分割剤を全く含有しないD(−1−4−
ヒドロキシフェニルグリシン(14,4g、85%収率
)であることが分った。 上記のろ液をラセミ4−ヒドロキシフェニルグリシン(
1zji )及び濃硫酸(1t、sg)を混合した。1
somtの溶媒を蒸留により除去し、200−の氷酢酸
及び20ゴのブタノンで置換した。混合物を2時間90
℃に加熱し、反応が満足に進行しないことが分った時点
で過剰の硫酸を中和するために0.29のNaOHペレ
ットを添加した。15時間90℃に加熱することにより
混合物を得、そのうち固体成分は実質的(エナンチオマ
ーとして純粋であった。 上記忙、2(1m/の水に溶解した9、4IのNaOH
を添加し、混合物を45℃で1時間撹拌した。これによ
りD(−1−4−ヒドロキシフェニルグリシンが懸濁液
中の固体として得られ、これを次いで戸数し、洗浄し、
乾燥した。収@ 11.679 (97%)、エナンチ
オマー純i97.3%。 実施例5 500.9のD(−1f−I S C、s s ant
の氷酢酸、2 o omA!のブタノン、loomのト
ルエン、lo。 −の水及び5odの水に溶解した4611のNaOHを
50℃で1時間撹拌した。固体生成物を戸数しIBOm
lの氷酢酸及び20mのブタノンで洗浄し7L 6収斂
、乾燥後1517.)il、87.4%Df−1−4−
ヒドロキシフェニルグリシン。 合せた溶媒相に148gのラセミ4−ヒドロキシフェニ
ルグリシン及び576Eの)硫酸を添加し、混合物をデ
ィーン、アンド、スターク(Deanand 5Lar
k) 装置内で還流することにより濃縮し二溶媒相を分
離した。下層の水の多い相を別に取り、上の相を装置に
戻した。相分離が終了し、たところで溶lsomtの溶
媒を留去し、後の使用に供した。次いで、混合物を90
℃に15時間加熱した。46.3.9の水酸化ナトリウ
ムを水の多い相に溶解し、冷却後、約50℃忙保持した
主混合物に添加した。50℃で1時間後、生成物1)(
−1−4−ヒドロキシフェニルグリシンを戸数し、15
0m1の留出物で洗浄し、乾燥させた。収!117g、
上記の周期を更に5回繰返すことにより、平均93%の
収率及び98%より良いエナンチオマー純度を有する生
成物が得ら刺5だ。 実施例6 275dの2N硫酸をD(−1−3,4−ジヒドロキシ
フェニルグリシン(50,F)及びブロムショウツク−
9−スルホン酸アンモニウム(90,9)の水(100
rrJ )中懸濁液に添加することにより1)(−1−
3、4−ジヒドロキシフェニルグリシンプロムシヨウノ
ウスルホン酸塩を製造した。充分に乾燥させた後、9.
5Iの上記の塩を氷酢酸(100d)、ブタノン(50
ml )及び酢酸ナトリウム(0,39)と混合した。 混合物を1時間撹拌還流した時点でこれは透明な橙色溶
液からなっていた。 このものを加熱器から取出し、2gの酢酸ナトリウムを
添加し、室温まで放冷したところ、この間に結晶性沈殿
が生成した。沈殿を戸数し、酢酸及びブタノンで洗浄し
風乾した。赤外線スペクトルは分割剤(1740,1i
ピーク)の不存在を示したが、標準ラセミまたは光学活
性アミノ酸いずれとも異なっていた。収量0.85 g
(23%)。 少量C2m1のH,0中に2dの2NI−ICIと共に
0、4 !1溶解させ、次いで2Mの2NNaOHで沈
殿させた)の結晶化、濾過、洗浄及び乾燥後、生成物は
標準ラセミ3.4−ジヒドロキシフェニルグリシンと同
一の赤外線スペクトルを有していた。 実施例7 4.9のl(+−1−3、4−ジヒドロフェニルグリシ
ン(αD 2 N HCI中1%=+149°)を粗ブ
ロムショウノウー9−スルホン酸(9,5g=約]当i
)30Mの氷酢酸、+omlのブタノン、0.31iの
酢酸ナトリウムに添加し、還流加熱することにより透明
暗褐色溶液を得た。数時間還流後、沈殿物が生成した。 このものを集め洗浄し、乾燥させたところ重量は0.9
夕であった。残留溶液の加熱を約90°Cで】6時間続
けた。重量4. (1,9のオニの収穫が前と同様な方
法で得られた。赤外線スペクトルハu’E3 p(−1
−3、4−ジヒドロキシフェニルグリシンブロムショウ
ノウスルホン酸塩と同一であることが分った。全収量4
54%3.5gの上記塩を20m1のH,O中に懸l蜀
し、2NNaOHでp1■4、1まで処理し、得られた
沈殿を室温で約20分間撹拌した。 次いで、生成物を戸数し、水及びアセトンで洗浄し、真
空乾燥させた。収量1.13.9 (87%)。 赤外線スペクトル二基準D(−1−3、4−ジヒドロキ
シ7エ=ルグリシント同一。αb02NHC1中1%=
−149”。 実施例8 分割 ブロムショウノウスルホン酸を含有する蒸発させたメチ
ルイソブチルケトン抽出物(未知純度16&5g、粗製
)を氷酢酸(250ml )及びブタノン(100ml
)に80℃で溶解した。 ラセミ3 、4−ジヒドロキシフェニルグリシン−水和
物(52,lit 、分析88.47%)を添加し、激
しく撹拌した。アミノ酸は短時間に溶液中に入り、ブロ
ムショウノウ−9−スルホン酸塩として結晶化した。半
時間後、これを濾過し、最小量の氷酢酸、次いでブタノ
ンで洗浄し、乾燥させ分析させた。この方法を更に2回
の2niずつのラセミ酸の添加により繰返した。オニの
収穫は(IRスペクトルにより)混合物のようであり、
それ故当量点は当然到達されているはずであった。室温
で静置することにより更に少量の塩が得られた。 収穫1,2及び4は通常の分割を示し、約42%(純度
のための;+1i正なし)の塩の収量があった。 現場ラセミ化 トルエン(100ml )及び酢酸ナトリウム(0、5
,9)を合せた原液及び洗液に添加し、溶液を冷却した
ディーン、了ンド、スターク(Dean andSta
rk)装置で緩かに還流することにより水の多い下層を
除去した。 5時間後、下相分離が実質的に停止し、厚い沈殿物が生
成した。温度を3時間70〜80℃に下げ、沈殿物を上
記のように集めた(収穫5)。F液を1晩(約16時間
)70〜80℃に加熱し、固体塩の6番目の収穫が得ら
Jまた。 塩分裂 収穫1,2,4.5及び6を25 oyのルOに溶解し
50%NaOH水溶液でp H4,5まで処理した。1
時間撹拌後、生成物を濾過し、水洗し、−燥させた。 収量58.56.9 (αi 2 N HCI中1%=
−149;hplcによる純度= 100.4%)収率
(純度のための補正をし、収穫3を無視した)=s17
%
対イオン塩及び酸付加塩が含まれる。好ましいのはナト
リウムのようなアルカリ金属の塩及び酢酸塩及び安息香
酸塩のような酸付加塩である。 最も好ましいのはブロムショウノウスルホン酸塩のよう
なα−アミノ酸の分割に使用されてきたこのような塩で
ある。 本発明方法に好適なケトン類は式(IIIR” −CO
−R” ([1(式中、R1及びR2!’i
同一または異なっていてもよ(、各々上で定義したよう
な炭化水素または複素環基を示すか、またはR1及びR
2は一緒にシクロアルカノン環を完成する)で表わされ
ることができる。 好ましいケトン類にはアセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン及びシクロ
ペンタノンが含まれる。 ケトンは過剰に使用してもよい。好便にはケトンの使用
量は全溶媒量の2〜50%、すなわちα−アミノ酸1モ
ル当り0.5〜20モル、好ましくは1 % I 0モ
ルである。 本発明方法に好適な有機酸にはC8−6アルカン酸、例
えば蟻酸、酢酸、プロピオン醗及び酪酸が含まれる。好
ましい有機酸は酢酸である。アミノ酸1モル当り5〜5
0モルの有機酸を使用するのが好ましい。有機酸はケト
ンと共に好便にはラセミ化方法のための溶媒を形成して
もよい。 過剰の強酸はラセミ化を抑制する傾向にあり、避けなけ
ればならないが、強酸の塩はこの方法に使用できる。 この方法に使用されるケトン及び有機酸はラセミ化反応
における溶媒として好便に使用できる。 しかし、追加の共溶媒も使用してもよい。 反応後、ラセミアミノ酸は通常の方法により、例えば結
晶化により回収できる。 本発明方法は通常60℃以上、好ましくは80℃以上の
温度で行なわれる。更に好ましいのは還流下で行なわれ
る反応である。かくして酢酸を有機酸として用いる場合
、反応は大気圧下115〜120℃でまたは真空下約7
0℃で行なわれる。 上述したように、本発明方法の利点は果に追加量の所望
のエナンチオマーを得るため分割にかけることができる
ラセミα−アミノ酸を提供することである。本発明の更
に好ましい態様において、ラセミ化方法は分割方法と同
一溶液中で行なわれかくして所望の異性体が分割剤によ
り溶液から連続的に除去される一方、望ましくない異性
体が現場でラセミ化される。 従って、別の観点によると、本発明はケトン及び有機酸
の存在下でラセミα−アミノ酸を分割することからなる
光学的に活性なα−アミノ酸の製造方法を提供する。 分割剤の選択は勿論、特定のアミノ酸により異なる。例
えば、フェニルグリシンはショウノウ−10−スルホン
酸を用いて分割でき、4−ヒドロキシフェニルグリシン
は好便にはジアステレオマー性塩を3−プロムシヨウノ
ウ−9−スルホン酸(これは3−プロムシヨウノウ−8
−スルホン酸とも呼ばれる。特願昭5O−148144
(特開昭52−71440)参照)と共に用いて分割さ
れる。欧州特許出願矛851n6310.7号はジアス
テレオマー性塩を3−プロムシヨウノウ−9−スルホン
酸と共に用いる3、4−ジヒドロキシフェニルグリシン
の分割を開示している。 かくして、好ましい態様において、本発明はケトン及び
有機酸の存在下で4−ヒドロキシフェニルグリシンまた
は3,4−ジヒドロキシフェニルグリシンのジアステレ
オマー性ショウノウスルホン酸塩の混合物の溶液からそ
の3−プロムシヨウノウ−9−スルホン酸塩を結晶させ
、それから光学的に活性な4−ヒドロキシフェニルグリ
シンまたは3.4−ジヒドロキシフェニルグリシンヲ遊
離させることからなる光学的に活性な4−ヒドロキシフ
ェニルグリシンまたは3.4−ジヒドロキシフェニルグ
リシンの製造方法を提供する。 この方法において、エナンチオツマ−の1種の優先的な
結晶化が起き、残りの塩は現場でラセミ化される。 ジアステレオマー性ブロムショウノウスルホン酸塩は優
先的結晶化により分離される。 場合により、結晶化は溶液の0縮により、一方のジアス
テレオマーがより溶解しにくい別の溶媒、例えば水を添
加することにより、または所望のジアステレオマーの種
結晶により誘発させなければならないことがある。この
ような種添加はD−3,4−ジヒドロフェニルグリシン
の塩にとって特に望ましい。 単離後、所望のショウノウスルホン酸塩は塩Mにより処
理される。好適な塩基はジアステレオマー性ショウノウ
スルホン酸塩から4−ヒドロキシフェニルグリシンまた
は3.4−ジヒドロキシフェニルグリシンを遊離できる
もの、または例えば4−ヒドロキシフェニルグリシンも
しくは3.4−ジヒドロキシフェニルグリシンより強力
な塩基、例えば酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、水酸化
ナトリウム及び水酸化カリウムである。 この塩分製反応は驚くべきことに、分割及びラセミ化と
実際同一の溶媒系、通常ケトン及び有機酸、特に酢酸中
で行なうことができ、かくして従来技術方法に比して本
発明方法に対し著しい利点を与え゛る。しかしながら少
量の水、例えば5〜10%の存在はラセミ化の発生する
のを防ぐのに望ましい。この水は次いで容易に除去され
る。 本発明方法の更なる利点はケトンが分解しにくいという
ことである。かくして、アルデヒドが急速に分解するの
に対して、この方法を同−溶媒系を用いる反復サイクル
として操作したとき、本発明方法は過度のケトン分解な
く同一溶媒中で10回より多く操作可能である。更に、
分割剤を溶媒抽出により糸外へ移送しなければならない
場合、ケトンはこの抽出の溶媒として使用できる。 本発明の更に別の利点は遊離されたショウツクスルホン
酸は容易に回収され再使用されうろことである。 以下、実施例により本発明を例示する。 実施例1 33、29の3−プロムシヨウノウ−9−スルホン酸カ
リウム塩(KSC)を含有する100yの水溶液、15
.5 fiの硫酸カリウム、19gの濃硫酸及び150
mjのメチルイソブチルケトンを15分間撹拌し、相を
分離した、水性相を更に2回5nml−fつのメチルイ
ンブチルケトンで抽出し、合せた有機相を濾過により清
澄化した。溶媒を真空下で蒸発させ、残りの固体(分割
剤不含酸)を1o otnlの氷酢酸及び50m1のメ
チルイソブチルケトンに再溶解し、15.8 gのラセ
ミ4−ヒドロキシフェニルグリシンと共に80℃で15
時間撹拌した。この時間の最後に結晶性4−ヒドロキシ
フェニルグリシンブロムショウノウスルホン酸塩を戸数
し、93ニアのD(−)一対しく?1−4−ヒドロキシ
フェニルグリシンエナンチオマー比(92%収率)を含
有することが分った。 419の上記の塩を少量ずつ55℃に保持した3 0
mlの水に添加し、pHを45%W/w水酸化ナトリウ
ム水溶液の添加により4.3に再調整した。 55℃で更に0.5時間後。懸濁液を室温まで冷却し、
固体を濾過し、水洗し、乾燥させることにより14II
のD(−1−4−ヒドロキシフェニルグリシン(93%
エナンチオマー純度)を得た。 実施例2 5gのL(h14−ヒドロキシグリシン−3−プロムシ
ヨウノウ−9−スルホン酸塩(L(+lHS C)を9
0℃で0.039の酢酸ナトリウム、13.3mlの氷
酢酸及び6.6mlのメチルイソブチルケトンと共1c
48時間加熱した。hplc分析によりD(−1−4−
ヒドロキシフェニルグリシン3−プロムシヨウノウ−9
−スルホン酸CD(−1HS C)への転換率が99%
を超えていることが分った。 実施例3 各種ケトンの触媒活性の比較において、xgのLf?1
H8Cを5Mの氷酢酸中で100〜の各種触媒の存在下
で80℃で17時間撹拌した。L (+IH3Cの転換
の程度を下表に示す。 同様な実験において、顕著な触媒活性がやはりシクロペ
ンタノン、シクロヘプタノン、フェニルグリオキサル酸
及びピルビン酸にもみられた。 実施例4 SO,VのD(−1H8c、15m1のH2O,15m
のブタノン、120m1の氷酢酸及び1911の酢酸ナ
トリウムを 0 45℃で1時間撹
拌した。固体懸濁液を戸数し、ブタノンで洗浄し、乾燥
させたところ、分割剤を全く含有しないD(−1−4−
ヒドロキシフェニルグリシン(14,4g、85%収率
)であることが分った。 上記のろ液をラセミ4−ヒドロキシフェニルグリシン(
1zji )及び濃硫酸(1t、sg)を混合した。1
somtの溶媒を蒸留により除去し、200−の氷酢酸
及び20ゴのブタノンで置換した。混合物を2時間90
℃に加熱し、反応が満足に進行しないことが分った時点
で過剰の硫酸を中和するために0.29のNaOHペレ
ットを添加した。15時間90℃に加熱することにより
混合物を得、そのうち固体成分は実質的(エナンチオマ
ーとして純粋であった。 上記忙、2(1m/の水に溶解した9、4IのNaOH
を添加し、混合物を45℃で1時間撹拌した。これによ
りD(−1−4−ヒドロキシフェニルグリシンが懸濁液
中の固体として得られ、これを次いで戸数し、洗浄し、
乾燥した。収@ 11.679 (97%)、エナンチ
オマー純i97.3%。 実施例5 500.9のD(−1f−I S C、s s ant
の氷酢酸、2 o omA!のブタノン、loomのト
ルエン、lo。 −の水及び5odの水に溶解した4611のNaOHを
50℃で1時間撹拌した。固体生成物を戸数しIBOm
lの氷酢酸及び20mのブタノンで洗浄し7L 6収斂
、乾燥後1517.)il、87.4%Df−1−4−
ヒドロキシフェニルグリシン。 合せた溶媒相に148gのラセミ4−ヒドロキシフェニ
ルグリシン及び576Eの)硫酸を添加し、混合物をデ
ィーン、アンド、スターク(Deanand 5Lar
k) 装置内で還流することにより濃縮し二溶媒相を分
離した。下層の水の多い相を別に取り、上の相を装置に
戻した。相分離が終了し、たところで溶lsomtの溶
媒を留去し、後の使用に供した。次いで、混合物を90
℃に15時間加熱した。46.3.9の水酸化ナトリウ
ムを水の多い相に溶解し、冷却後、約50℃忙保持した
主混合物に添加した。50℃で1時間後、生成物1)(
−1−4−ヒドロキシフェニルグリシンを戸数し、15
0m1の留出物で洗浄し、乾燥させた。収!117g、
上記の周期を更に5回繰返すことにより、平均93%の
収率及び98%より良いエナンチオマー純度を有する生
成物が得ら刺5だ。 実施例6 275dの2N硫酸をD(−1−3,4−ジヒドロキシ
フェニルグリシン(50,F)及びブロムショウツク−
9−スルホン酸アンモニウム(90,9)の水(100
rrJ )中懸濁液に添加することにより1)(−1−
3、4−ジヒドロキシフェニルグリシンプロムシヨウノ
ウスルホン酸塩を製造した。充分に乾燥させた後、9.
5Iの上記の塩を氷酢酸(100d)、ブタノン(50
ml )及び酢酸ナトリウム(0,39)と混合した。 混合物を1時間撹拌還流した時点でこれは透明な橙色溶
液からなっていた。 このものを加熱器から取出し、2gの酢酸ナトリウムを
添加し、室温まで放冷したところ、この間に結晶性沈殿
が生成した。沈殿を戸数し、酢酸及びブタノンで洗浄し
風乾した。赤外線スペクトルは分割剤(1740,1i
ピーク)の不存在を示したが、標準ラセミまたは光学活
性アミノ酸いずれとも異なっていた。収量0.85 g
(23%)。 少量C2m1のH,0中に2dの2NI−ICIと共に
0、4 !1溶解させ、次いで2Mの2NNaOHで沈
殿させた)の結晶化、濾過、洗浄及び乾燥後、生成物は
標準ラセミ3.4−ジヒドロキシフェニルグリシンと同
一の赤外線スペクトルを有していた。 実施例7 4.9のl(+−1−3、4−ジヒドロフェニルグリシ
ン(αD 2 N HCI中1%=+149°)を粗ブ
ロムショウノウー9−スルホン酸(9,5g=約]当i
)30Mの氷酢酸、+omlのブタノン、0.31iの
酢酸ナトリウムに添加し、還流加熱することにより透明
暗褐色溶液を得た。数時間還流後、沈殿物が生成した。 このものを集め洗浄し、乾燥させたところ重量は0.9
夕であった。残留溶液の加熱を約90°Cで】6時間続
けた。重量4. (1,9のオニの収穫が前と同様な方
法で得られた。赤外線スペクトルハu’E3 p(−1
−3、4−ジヒドロキシフェニルグリシンブロムショウ
ノウスルホン酸塩と同一であることが分った。全収量4
54%3.5gの上記塩を20m1のH,O中に懸l蜀
し、2NNaOHでp1■4、1まで処理し、得られた
沈殿を室温で約20分間撹拌した。 次いで、生成物を戸数し、水及びアセトンで洗浄し、真
空乾燥させた。収量1.13.9 (87%)。 赤外線スペクトル二基準D(−1−3、4−ジヒドロキ
シ7エ=ルグリシント同一。αb02NHC1中1%=
−149”。 実施例8 分割 ブロムショウノウスルホン酸を含有する蒸発させたメチ
ルイソブチルケトン抽出物(未知純度16&5g、粗製
)を氷酢酸(250ml )及びブタノン(100ml
)に80℃で溶解した。 ラセミ3 、4−ジヒドロキシフェニルグリシン−水和
物(52,lit 、分析88.47%)を添加し、激
しく撹拌した。アミノ酸は短時間に溶液中に入り、ブロ
ムショウノウ−9−スルホン酸塩として結晶化した。半
時間後、これを濾過し、最小量の氷酢酸、次いでブタノ
ンで洗浄し、乾燥させ分析させた。この方法を更に2回
の2niずつのラセミ酸の添加により繰返した。オニの
収穫は(IRスペクトルにより)混合物のようであり、
それ故当量点は当然到達されているはずであった。室温
で静置することにより更に少量の塩が得られた。 収穫1,2及び4は通常の分割を示し、約42%(純度
のための;+1i正なし)の塩の収量があった。 現場ラセミ化 トルエン(100ml )及び酢酸ナトリウム(0、5
,9)を合せた原液及び洗液に添加し、溶液を冷却した
ディーン、了ンド、スターク(Dean andSta
rk)装置で緩かに還流することにより水の多い下層を
除去した。 5時間後、下相分離が実質的に停止し、厚い沈殿物が生
成した。温度を3時間70〜80℃に下げ、沈殿物を上
記のように集めた(収穫5)。F液を1晩(約16時間
)70〜80℃に加熱し、固体塩の6番目の収穫が得ら
Jまた。 塩分裂 収穫1,2,4.5及び6を25 oyのルOに溶解し
50%NaOH水溶液でp H4,5まで処理した。1
時間撹拌後、生成物を濾過し、水洗し、−燥させた。 収量58.56.9 (αi 2 N HCI中1%=
−149;hplcによる純度= 100.4%)収率
(純度のための補正をし、収穫3を無視した)=s17
%
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1)光学的に活性なα−アミノ酸を有機酸の存在下で
ケトンで処理することを特徴にするα−アミノ酸のラセ
ミ化方法。 (2)アミノ酸は式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Rは置換されていてもよい炭化水素または複素
環基である)で表わされる特許請求の範囲第(1)項記
載の方法。 (3)Rはヒドロキシまたはハロゲンから選択された3
個以下の基により置換されていてもよいフェニルを示す
特許請求の範囲第(2)項記載の方法。 (4)α−アミノ酸はフェニルグリシン、4−ヒドロキ
シフェニルグリシンまたは3,4−ジヒドロキシフェニ
ルグリシンである特許請求の範囲第(1)〜(3)項の
いずれか1つの項に記載の方法。 (5)ケトンは式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、R^1及びR^2は同一または異なつており、
各々炭化水素または複素環基を示すか、またはR^1及
びR^2は一緒になつてシクロアルカノン環を完成する
)で表わされる特許請求の範囲第(1)〜(4)項のい
ずれか1つの項に記載の方法。 (6)有機酸はC_1_−_6アルカン酸である特許請
求の範囲第(1)〜(5)項のいずれか1つの項に記載
の方法。 (7)ケトンはα−アミノ酸1モル当り0.5〜20モ
ルでまた有機酸はα−アミノ酸1モル当り5〜50モル
で存在する特許請求の範囲第(1)〜(6)項のいずれ
か1つの項に記載の方法。 (8)ラセミα−アミノ酸またはその塩をケトン及び有
機酸の存在下で分割することを特徴とする光学的に活性
なα−アミノ酸の製造方法。 (9)α−アミノ酸は4−ヒドロキシフェニルグリシン
または3,4−ジヒドロキシフエニルグリシンであり、
分割剤は3−プロムシヨウノウ−9−スルホン酸である
特許請求の範囲第(8)項記載の方法 (10)ケトン及び有機酸の存在下で4−ヒドロキシフ
ェニルグリシンまたは3,4−ジヒドロキシフェニルグ
リシンのジアステレマー性シヨウノウスルホン酸塩の混
合物の溶液からその3−プロムシヨウノウ−9−スルホ
ン酸塩を結晶させ、それから光学的に活性な4−ヒドロ
キシフェニルグリシンまたは3,4−ジヒドロキシフェ
ニルグリシンを遊離させることを特徴とする光学的に活
性な4−ヒドロキシフェニルグリシンまたは3,4−ジ
ヒドロキシフエニルグリシンを製造するための特許請求
の範囲第(8)または(9)項に記載の方法 (11)ジアステレオマー性シヨウノウスルホン酸塩を
、分割及びラセミ化のため使用したのと同一の溶媒系中
で水及び塩基により処理する特許請求の範囲第(9)ま
たは(10)項に記載の方法(12)特許請求の範囲第
(8)〜(11)項のいずれか一つの項に記載の方法に
より製造された光学的に活性な4−ヒドロキシフエニル
グリシン (13)特許請求の範囲第(8)〜(11)項のいずれ
か一つの項に記載の方法により製造された光学的に活性
な3,4−ジヒドロキシフェニルグリシン。
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