JPS5810544A - 光学活性p−ヒドロキシフエニルグリシン塩の製法 - Google Patents

光学活性p−ヒドロキシフエニルグリシン塩の製法

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JPS5810544A
JPS5810544A JP56108008A JP10800881A JPS5810544A JP S5810544 A JPS5810544 A JP S5810544A JP 56108008 A JP56108008 A JP 56108008A JP 10800881 A JP10800881 A JP 10800881A JP S5810544 A JPS5810544 A JP S5810544A
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茂樹 山田
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C227/00Preparation of compounds containing amino and carboxyl groups bound to the same carbon skeleton
    • C07C227/30Preparation of optical isomers
    • C07C227/34Preparation of optical isomers by separation of optical isomers

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は光学活性P−ヒドロキシフェニルグリシン及び
その塩の新規製法に関する。
光学活性・7−ヒドロキシフェニルグリシン、特にその
D体は半合成ペニシリン誘導体および半合な物質である
P−ヒドロキシフェニルグリシンはα−アミノ酸の一桧
であるが、天然には存在せずまた合成して得られるP−
ヒドロキシフェニルグリシンはDL体であるためその光
学活性体を得るには更に光学分割か必要である。そのた
めP−ヒドロキシフェニルクリシンの光学分割法として
は優先晶出による種々の方法が報告されており1例えば
P−)ルエンスルホン酸4(特N紹50−111033
号/l”−)ルエンスルホン酸塩(特開昭52−811
31号)、スルホサリチル酸塩(特開昭52−8714
0号)、ベンゼンスルホン酸塩及びP−エチルベンゼン
スルホン酸m(特11[1i 53−103453号ン
、2−ナフトーlレ−6−スルホン酸塩(特−間開53
−103453号)、β−ナフタレンスルホン酸塩(特
開昭53−28140号)とし℃光学分割する方法が知
られている。
しかしなからこれらの優先晶出法は工業的に有利な方法
ではあるが、なお技術的に種々の制約を有する。例えば
DL体の過飽和fs液から優先晶出法により1方の光学
活性体のみを晶出させるのであるから、他方の光学活性
体は過飽和状態のまま液相に溶存する。そのため析出品
の分離・取得は他方の光学活性体の自然起晶の生じる以
前に行なわなければならない。また一方の光学活性体°
の結晶の接種及び同結晶と同種活性体の晶出操作は接種
しない方の光学活性体が液相中で過飽和状態のまま安定
に溶存している条件下で行なわねばならないため1回の
操作で碍られる光学活性体の取4qは当然少な(、DL
体に対して10%程度である。そして更には、いずれか
一方の光学活性体のみを必要とする場合も同光学活性体
の取4畿駿相中には他方の光学活性体がいまだ過飽和状
態で存在することからこれを系外へとり出さなければ所
望の光学活性体についての次の光学分割が実施できない
本発明者らはかかる状況に鑑み鋭意研究を重ねた結果、
(1)光学活性P−ヒドロキシフェニルグリシン塩は脂
肪族もしくは芳香族アルデヒドとM低級脂肪酸の存在下
溶液中ですみやかにラセミ化されること;(2)固体状
態蚤こある光学活性P−ヒドロキシフェニルグリシン塩
は脂肪族もしくは芳香族アルデヒドと低級脂肪酸とを含
有する溶液中に溶存する該アミノ酸塩のラセミ化条件F
でもラセくは芳香族アルデヒドと低級脂肪酸とを含有す
る溶液中に溶存する光学活性体がラセミ化される条件下
においても、いずれか一方の光学活性P−ヒドロ牛ジフ
ェニルグリシン塩結晶を効率良(優先的に晶出させるこ
とが可能であることを見出し。
ミ化反応とが併行して進行するため優先晶出中の液相は
常に実質的にDL体の溶液として得られ。
その結果、過飽和にあったDL体は全て一方の光学活性
体塩に転換し、従来の優先晶出法に伴う欠点をたく、み
に克服し得ることを見出した。
即ち9本発明によればDL−P−ヒドロキシフェニルグ
リシン塩の過飽和溶液にいずれか一方の光学活性P−ヒ
ドロキシフェニルグリシイ塩の結晶を存在させ、溶存す
るP−ヒドロキシフェニルグリシン塩のラセミ化条件F
で該過飽和溶液から上記結晶と同種の光学活性P−ヒド
ロキシフェニルグリシン塩を優先晶出させることにより
過飽和にある05体塩を光学活性P−ヒドロキシフェニ
ルグリシン塩に転換取得することができ、必要とあれば
ざらに該塩を脱酸処理して光学活性P−ヒドロキシフェ
ニルグリシンを製することができる。
かかる優先晶出とラセミ化を同時蚤こ行なって05体塩
を光学活性体塩に転換する光学活性P−ヒト0キシフェ
ニルグリシン塩の製造方法は従来全く知られていない。
本発明に用いられるDL−P−ヒドロキシフェニルグリ
シン塩はDL−P−ヒドロキシフェニルグリシンを優先
晶出により光学分割し碍る塩であれば特に限定されず9
例えばDL−P−ヒドロキシフェニルグリシンと芳香族
スルホン酸との塩を好適に用いることができ、かかる芳
香族スルホン酸塩としては具体的には例えばベンゼンス
ルホン酸、P−)ルエンスルホン11.0−トルエンス
ルホン酸、スルホサリチル酸、P−エチルベンゼンスル
ホン酸、2−ナフトール−6−スルホン酸。
β−ナフタレンスルホン酸等との塩があげられる。
本発明においては、かかるP−ヒドロキシフェニルグリ
シン塩は予め該塩を調製して用いてもよ<、又、p−ヒ
ドロキシフェニルグリシント上記酸を別々に反応系に添
加し、て用いてもよい。役者の場合番こは優先晶出の操
作中にその反応系中で塩を形成させることができ、該塩
が溶解することにより過飽和となって弓[き続き優先品
出、ラセミ化を行なうことが可能となる。
かかるP−ヒ・ドロキシフェニルグリシン塩の優先晶出
及びラセミ化の条件はこれらを同一系で実級脂肪酸と脂
肪族もしくは芳香族アルデヒドの共存’F4こ実施する
こともできる。とりわけ低級脂肪酸と脂肪族もしくは芳
香族アルデヒドの共存下に実施するのが好ましい。低級
脂肪酸と脂肪族もしくは芳香族アルデヒドの共存下に実
施する場合。
DL−P−ヒドロキシフェニルグリシン塩(以下、単に
牒りL体塩と称する)の低級脂肪酸含有過飽和溶液に脂
肪族もしくは芳香族アルデヒドを存在させ光学活性P−
ヒドロキシフェニルグリシン塩(以下、単に光学活性体
塩と称する)を接種方の光学活性体塩は同一条件下で容
易にラセミ化し順次DL体塩の過飽和溶液を形成する。
従−〕てこの順次新らたに形成される過飽和溶液からも
同種の光学活性体の塩が既に析出している結晶を種晶と
して更に晶出する。即ち1本発明方法によれば優先晶出
とラセミ化が単に同時に行なわれるだけではなく、歇相
中に溶存する晶出しない万の光学活性体塩がラセミ化さ
れて原料DL体塩に変換しつつこれからも所望の光学活
性一体塩を得ることができるものであり9反応開始時の
過飽和分の05体塩を実質上すべていずれか所望の光学
活性塩に転換させることができる。
本発明の優先晶出及びラセミ化を併行して行なう操作(
以下、単に転換操作という)を低級脂肪酸と脂肪族もし
くは芳香族アルデヒドの共存下に実施する場合、当該転
換操作は無溶媒で実施することができ、又、遊離アミノ
酸を併用してラセミ化速度を更に高めることもできる。
当該転換操作は才ず原料DL体塩、アルデヒド、脂肪酸
、要すれば遊離アミノ酸および/又は溶媒を任意の順序
で混合し加熱Fに溶解して行なう。・ついでこれを冷却
あるいは濃縮してf尋られろ過飽和溶液に光学活性体塩
の種晶を接種しかく拌することにより接種した光学活性
体塩と同種の光学活性体塩が晶出すると共に他方の光学
活性体塩のラセミ化が好適に進行する。接種する光学活
性体塩はその使用目的ρ)ら当然晶純度のものが望まし
い。又、その使用音も多いほど晶出速度も大きいが通冨
、原料DL体塩に対し約0.5〜511/W %用いる
のが適当である。当該転換操作は室温から過飽和溶液の
還流温度の範囲で実施できるが、一般的【、二は利50
〜100’Cで行なうのが好ましい。
かかる本発明方法シこ用い得る低級脂肪酸としては例え
ばギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸又Cま吉草酸の如き
炭素数1〜5の低級脂肪酸が好ましく、とりわけ酢酸又
はプロピオン酸が好ましく、N0ll旨肪酸の濃度は特
に限定されないが通常は約50V/V%以上、とりわけ
約80”//V%以上の濃度で用いるのが好ましい。
十1の脂肪酸溶成中に存在させる脂肪族又は芳香族アル
デヒドのうち脂肪族アlレデヒドとしてはflばホルム
アルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド
、n−ブチルアルデヒド、1−ブチルアルデヒド Q 
+ /\レリルアルデヒド。
カプロンアルデヒド、n−ヘプチルアルデヒド。
アクロレイン又はメタクロレインの如き炭素数1〜7の
飽和もしくは不飽和脂肪族アルデヒドを用いることがで
きる。゛搬香族アルデヒドとしては例えばベンズアルデ
ヒド;サリチルアルデヒド、m−ヒドロキシベンズアル
デヒド、P−ヒドロキシベンズアルデヒドの如き水酸基
を有するベンズアルデヒド、□Lニトロベンズアルデヒ
ド、P−二トロベンズアルデヒドの如きニトロ基を有す
るペンズアルデヒV;5−ニトロサリチルアIレデヒド
の如きニトロ基及び水酸基を有するベンズア!レデヒド
;アニスアルデヒドの如き了りレフキシ基を有するベン
ズアルデヒド;バニリンの如き水酸基及びアルコキシ基
を有するベンズアルデヒド等の置換又は非置換ベンズア
ルデヒド、ナフト−Iレア!レデヒド、フェニルアクロ
レイン、フルフラータレ。
ニトロフルフラール等を用いることができる。
これらのうち1例えばベンズアルデヒド、サリーfルT
ntデヒド、ニトロベンズアルデヒドの如き置換又は非
置換ベンズアルデヒドを用いるのがとりわけ好ましし・
、これらのアルデヒドは除料DL体場に対し約1〜5w
/w%用いるのか適当である。又1本発明において層相
中の過飽和光学活性体塩のラセミ化を更に促進させる亡
め舎こ添加するアミ7雲としては遊離のアミノ酸であれ
ばいかなるアミノ酸であっても用いることができ、又、
光学活性体であってもラセミ体であっても用いることが
できる。通常、P−ヒト【コキシフェニルグリシンを・
lいれば4られる光学活性体塩中に異種アミノ酸が混入
する恐れがないという利点がある。遊離アミ、ノ酸は原
料DL体体場こ対し約01〜3 W/Wチ用いるのが適
当である。
転換操作番こおいで用い肖る溶媒としては\@己の原料
DL体体場低吸脂肪酸及びアルデヒド番こ対し不活性で
あり、光学活性体塩を優先的しこ晶出させ鍔るものであ
ればよく、かかる溶媒としでは例えハ水、ベンゼン、ト
ルエン等をhげることができる。
かくすることにより過飽和に相当するDL体体場すべて
所望する光学活性体塩に転換して取f等することができ
る。本発明においてはDL体体場過飽和分が転換反応の
対象となるから更に効果的(こ実施するためには引き続
きDL体体場過飽和を賦与すればよい。例えば転換操作
終了後の反応液に許容される過飽和度に相当する原料D
L体体場加えてこのD L休場のみを加温溶解せしめて
過飽和溶成を調製し上記転換操作を実施すればよい、ま
た転換操作を実施しながら反応系(こ遊@DL体をけん
!!させておき、これに酸を加えて造塩して過飽和を賦
与してもよい。更(こは転換操作終了後の反応液を再び
冷却するか、濃縮するか又は溶媒を加えで又応故中の溶
存原料D L休場の濃度を過飽和とすること番こより上
記転換操作を引き続き行なうことができる。
上記のいずれの方法1こよるときも既に析出している光
学活性体塩の結晶はそのまま種晶となるので好都合であ
る。
かくして1得られる光学活性体音・よろ過、遠心分離等
公知の方法により採取することができる。また必要とあ
れば寿られる光学活性p−ヒト6キシフヱニルグリンン
塩はアルカリ処理、或いはイオン交換樹脂逃理等の如き
常法の脱酸処理をすること苓こよって遊離の光学活性P
−ヒドロキシ?エニルグリシンとすることができる。更
に9分離した酸は再び原料D L休場の原止して使用す
ることができる。
上記の如く1本発明方法tこよれば転換対象?) DL
体塩をすべてD体塩又はL体塩のどちらか一方に転換し
て光学活性体塩もしくは光学活性体を製することができ
る。
しかも本発明方法は上記の如く不要の光学活性体塩を所
望の光学活性体塩に転換させつつ光学活性体塩を製する
ものであるから9例えば原料DLL体塩反応系に加えて
いくだけで連続的に該原料を所望の光学活性体塩として
製することができる。従って、従来法では一旦所望の光
学活性体を優先晶出させた後その反応液から再度所望の
光学活性嫡の優先晶出を行なう為には、これに先立って
反応液中に溶存する所望しない他方の光学活性体塩を除
去する操作が必要であったが本発明方法ではかかる煩雑
な処理を全く必要としない。加えて本発明による時は所
望の光学活性体塩の優先晶出と同時1こラセミ化が進行
するので1例えば過−飽和溶液中に溶存する他方の光学
活性体塩の自然起晶を避けながら所望の光学活性体塩の
優先晶出を行なわねばならないといった従来法の技術的
な制約もうけないという利点をも併せ有する。以上の如
く本発明方法は何ら煩雑な処理を要せずわずか1工程で
高収率に所望の光学活性体塩を製することができる点で
産業上極めて有用性の高いものである。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
実施例 I DL−P−ヒドロキシフェニルグリシンベンゼンスルホ
ン酸塩27.2Faよびn=ブチルアルデヒド1.1−
を95チ酢酸100−に還流上溶解しグリシン0.6f
゛を加えて10℃に保った。これにD−P−ヒドロキシ
フェニルグリシンベンゼンスルホン酸塩0.49を接種
し同温度で90分かく拌した。析出界をろ取し少量の酢
酸で洗浄・乾燥することによりD−P−ヒドロキシフェ
ニルグリシンベンゼンスルホン酸2.6 Fを得た。
Cff)”4−67.5’ (C−1、Hg0 )光学
純度98゜0% 一方、母液には旋光性はな(、冷却し析出した結晶をろ
取することによりD L−P−Eドロキシフェニルグリ
シンベンゼンスルホンe塩20.29を得た。
〔α)D  O,0(C−1、810)従って上記反応
後における液相では接種しない方のL体は完全にラセミ
化されたこ、とが明らかである。
実施例2 DL−P−ヒドロキシフェニルグリシンP−トルエンス
ルホン酸塩38.0F#よびサリチルアルデヒド1.3
m/を95多酢酸100m1lこ還流上溶解しグリシン
o、spを加え100℃番こ保った。これにD−P−ヒ
ドロキシフェニルグllシンP−トルエンスルホン酸塩
0.42接種し同温度で90分かく拌した。析出界をろ
取し、少量の酢酸で結晶を洗浄し乾燥することによりD
−P−ヒドロキシフェニルグリシンP−)ルエンスルホ
ンe塩3.I Pを得た。
〔α〕甘せ64.6°(C=l、Hg0)光学純度97
゜1チであった。
一方、母液には旋光性はなく、冷却し析出した結晶をろ
取することによりDL−P−ヒドロキシフェニルクリシ
ン・P−)ルエンスルホン酸塩17.12を得た。
εα刊 ゛)0°(C−1,Hg0)従って上記反応後
に?ける液相では接種しない方のL体は完全にラセミ化
されたことが明らかである。
実施例3 DL−P−ヒドロキシフェニルグリシン0−トルエンス
ルホン酸塩19.OFおよびペンズアルデヒード1.0
−を95外酢酸100m1lζ還流下溶解し100℃に
保った。これに遊離DL−P−ヒドロキシフェニルグリ
シン5.09を加えけん濁した。
D−P−ヒドロキシフェニルグリシン0−トルエンスル
ホン酸1.07を接種した。この混液にかく拌丁〇−ト
ルエンスルホン酸2水和物5.Ofを無水酢酸5.0艷
に溶解した溶液を1.5時間を要しC加えた。この間に
けん濁していたDL’−P−ヒドロキシフェニルグリシ
ンは浴解し、0−P−ヒドロキシフェニルグリシンO−
)ルエンスルホン酸塩が析出した。更に同温度で1時間
かく拌した後析出晶をろ取することによりD−P−ヒド
ロキシフェニルグリシン0−トルエンスルホン酸塩9.
77を鍔た。
(Jffl−64,1°(C−1,HIO)、光学純度
96゜2幅 一方、母液には旋光性はなく冨温まで冷却し析出晶をろ
取することによりDL−P−ヒドロキシフェニルグリシ
ンロートルエンスルホン酸塩13゜7tを得た。
(a)DO,O″’(C−1,HsO)実施例4 DL−P−ヒドロキシフェニルグリシンベンゼンスルホ
ン酸塩27.2Fおよびサリチルアルデヒドl、3mg
4−95哄酢酸10011dに還′流下溶解しグリシン
0.6Fを加え100℃に保った。これにD−P−ヒト
Ωキシフェニルグリシンベンゼンスルホン酸2.0gを
接種し1時間かく拌した。ついで反応混合物に粉砕した
DL−P−ヒドロキシフエL体結晶を溶解した。この時
数に析出しCいたD−p−ヒドロキシフェニルグリシン
ベンゼンスルホン酸塩は結晶のままであった。これにサ
リチルアルデヒド066−を加え再び100℃で1F間
かく拌する。ついで反応混合物に更にDL−P−ヒドロ
キシフェニルグリシンベンゼンスルホン酸塩結晶2.O
fを加え溶解後サリチルアルデヒド0.6−を加え10
0℃で1峙間かく拌した。析出晶をろ取することにより
D−P−ヒドロキシフェニルグリシンベンゼンスルホン
酸塩8.3fを得た。
〔α〕甘 −67,4°((= 1 、 HgO)光学
純度97゜8 チ 一方、 母sからはDL−P−ヒドロキシフェニルグリ
シンベンゼンスルホン酸塩19.3Fが回収された。
〔α〕甘 0.0°(C=l、[20)実施例 5 ilj  DL−、P−ヒドロキシフエニ!レグリシン
〇−トルエンスルホン酸塩19.(1’を9s%酢酸1
00m/に還流上溶解し100℃に保った。これにサリ
チルアルデヒド1.3 dを加え更にDL−P−ヒドロ
キシフェニルグリシン結晶51.07を加えけん濁した
。10分後、この混液にかく拌FD−P−ヒ)”o4ジ
フェニルグリシン0−トルエンスルホン酸塩2.09を
接種し、ついで0−トルエンスルホン酸塩2水和物62
.!IMを無水酢酸62.5−に溶解した溶液を5.0
 m1ALrの速度で注入した。
接種後5時間目にサリチルアルデヒド1.3m/、更に
20時間目に0.7rnlを追加した。
注入終了後(21時間目)同温で2時間かく拌したのち
析出晶をろ取することによりD−P−ヒドロキシフェニ
ルグリシン0−トルエンスルホン酸塩82.8fを尚た
〔α)o −64,9℃ (C,、]、Hg0)光学純
度97.4チ ー万、母液から室温F析出した結晶を回収することをこ
よりDL−P−ヒドロキシフェニルグリシンロートルエ
ンスルホン酸塩18.29が優られた。
〔α〕1)  0.0 (C=l 、 H+O)(2)
本反応で得られたD−P−ヒドロキシフェニルグリシン
・0−トルエンスルホン酸塩82.8fを水230dに
加熱溶解した後、水酸化ナトリウム水溶液でI))! 
6に1整し氷冷Fにかく拌し晶析させる。析出晶をろ取
し水洗乾燥することによりD−P−ヒドロキシフェニル
グリシンを34.7yを碍た。
しα〕甘 −158,2° (C−1、N−HCl )
代理人 弁理士 中 嶋 正 二

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 tllDr、−p−ヒドロキシフェニルグリシン塩の過
    飽和溶液にいずれか一方の光学活性P−ヒドロキシフェ
    ニルグリシン塩の結晶を存在させ、溶存するP−ヒドロ
    キシフェニルグリシン塩のラセミ化条件Fで該過飽和溶
    成から上記結晶と同種の光学活性P−ヒドロキシフヱニ
    ルグリシン塩ヲ優先晶1Bさせることを特徴とする光学
    活性P−ヒドロキシフェニルグリシン塩の製法。 (2)脂肪族もしくは芳香族アルデヒドと低級側Haの
    共存Fに光学活性P−ヒドロキシフェニルグリシン塩の
    優先晶出とラセミ化を行なう特許請求の範囲第1項記載
    の方法。 (3)脂肪族アルデヒドとして炭素数1〜゛7の脂肪族
    アルデヒド、もしくは芳香族アルデヒドとして水酸基、
    ニトロ基、−アミ7基、メトキシ基を置換基として有す
    ることもあるベンズアルデヒドを、又、低級脂肪酸とし
    て炭素数1〜3の飽和脂肪酸をそれぞれ用い、P−ヒド
    ロキシフェニルグリシン塩トシてP−ヒドロキシフェニ
    ルグリシンと芳香族スル不ン酸との塩を用いる特許請求
    の範囲第1項又は第2項記載の方法。 (4)脂肪族アルデヒドがn−ブチルアルデヒドであり
    、芳香族アルデヒドがサリチルアルデヒドもしくはベン
    ズアルデヒドであり、低級脂肪酸がinであり、P−ヒ
    ドロキシフェニルグリシン塩が、P−ヒドロキシフェニ
    ルグリシンの・〕−〕トルエンスルホン酸塩、p−1−
    ルエンスルホン酸塩しくはベンゼンスルホン酸塩である
    特許請求の範囲第1項、$2項又は第3項記載の方法−
    (5)P−ヒドロキシフェニルグリシン塩の過飽(6)
      光学活性E’−ヒドロキシフェニ!レグリシン塩の
    優先晶出後の溶液にDL−P−ヒドロキシフ!ニルグリ
    シン塩を添加溶解するか又はDL−P−ヒドロキシフェ
    ニルクリシンと酸を加えることによって史にDL−P−
    ヒドロキシフェニルグリシン塩の@飽和溶液を得、この
    ものについて更に(7)DL−P−ヒドロキシフェニル
    グリシン塩の過飽和溶液にいずれか一方の光学活性P−
    ヒドロキシフェニルグリシン塩の結晶を存在させ、溶存
    するP−ヒドロキシフェニルグリシン塩のラセミ化条件
    Fで該過飽和溶成から上記結晶と14種の光学活性P−
    ヒトaキシフェニルグリシン塩を優先晶出させて析出し
    た結晶を採取し、ついで脱酸処理することを特徴とする
    光学活性P−ヒドロキシフェニルグリシンの製法。
JP56108008A 1981-07-09 1981-07-09 光学活性p−ヒドロキシフエニルグリシン塩の製法 Granted JPS5810544A (ja)

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