JPS6167793A - 鉛−錫系めつき鋼板の製造方法 - Google Patents
鉛−錫系めつき鋼板の製造方法Info
- Publication number
- JPS6167793A JPS6167793A JP18816384A JP18816384A JPS6167793A JP S6167793 A JPS6167793 A JP S6167793A JP 18816384 A JP18816384 A JP 18816384A JP 18816384 A JP18816384 A JP 18816384A JP S6167793 A JPS6167793 A JP S6167793A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plating
- steel plate
- temper rolling
- current density
- plated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
- Chemical Treatment Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は鉛一錫系めつき鋼板の製造方法に係り、めっき
皮膜にピンホールがなく、耐食性が良好で、又光沢外観
の優れためつき鋼板を製造することのできる方法を提供
しようとするものである。
皮膜にピンホールがなく、耐食性が良好で、又光沢外観
の優れためつき鋼板を製造することのできる方法を提供
しようとするものである。
鉛一錫系めつき鋼板の製造技術。
鉛一錫系めつき鋼板(ターンめっき鋼板)を製造する方
法としては溶融めっき法と電気めっき法とがあるが、こ
れらのものは何れにしてもめつき皮膜に七ねなりのピン
ホールの発生を避は得プ「いことになり、耐食性にも劣
り、又電気めっき法では史に光沢のある美麗なめつき外
観が得られないことは広(知られている辿りである。そ
こで前記溶融めっき法においてそのピンホールを低減す
る方法として特公昭57−61832号のような方法が
発表され、即ち鋼板表面に先ずNl−Sn若しくはNi
と更にNi−Snを電気めっきした後、Pb−Sn
系めっきを溶融めっき法で行うものである。又電気めっ
き法に関しても特公昭57−61833号においては電
気めっきでPb−Snめっきを施した後、更に加熱溶融
処理を行い、電気めっき時に発生したピンホールを低減
することが提案されている。
法としては溶融めっき法と電気めっき法とがあるが、こ
れらのものは何れにしてもめつき皮膜に七ねなりのピン
ホールの発生を避は得プ「いことになり、耐食性にも劣
り、又電気めっき法では史に光沢のある美麗なめつき外
観が得られないことは広(知られている辿りである。そ
こで前記溶融めっき法においてそのピンホールを低減す
る方法として特公昭57−61832号のような方法が
発表され、即ち鋼板表面に先ずNl−Sn若しくはNi
と更にNi−Snを電気めっきした後、Pb−Sn
系めっきを溶融めっき法で行うものである。又電気めっ
き法に関しても特公昭57−61833号においては電
気めっきでPb−Snめっきを施した後、更に加熱溶融
処理を行い、電気めっき時に発生したピンホールを低減
することが提案されている。
ところが上記したような従来法によるものは何れにして
もなお問題を有している。即ち溶融めっきに関する特公
昭57−61832号のものは成程めっき皮膜のピンホ
ールを低減でさるとしても、電気めっきしてから更に浴
融めっきをなすイ)のであるから製造工程が抜雑であり
、又NiめつきやNi−8nめっきを余分に施すため製
造コストが直(なる。なおめっき外観は電気めっき法の
みの場合3しりは也いとしても市免めつきが下層に存イ
′ろことがら史に改善することが必要である。
もなお問題を有している。即ち溶融めっきに関する特公
昭57−61832号のものは成程めっき皮膜のピンホ
ールを低減でさるとしても、電気めっきしてから更に浴
融めっきをなすイ)のであるから製造工程が抜雑であり
、又NiめつきやNi−8nめっきを余分に施すため製
造コストが直(なる。なおめっき外観は電気めっき法の
みの場合3しりは也いとしても市免めつきが下層に存イ
′ろことがら史に改善することが必要である。
電気めっき法においてはピンポールを低減するためのめ
つき浴成分、主として光沢剤またはSn[たはNiのブ
レめっき法等が検討さねているが十分なものではない。
つき浴成分、主として光沢剤またはSn[たはNiのブ
レめっき法等が検討さねているが十分なものではない。
即ち、光沢剤をめつき浴に添加したとしてもせいぜい半
光沢(なし地)が得られる程度であり、このため前述の
ように再加熱処理してめっき皮膜を一旦浴融して光沢を
出すか、あるいはめっき後調賀)f延をして光沢な出イ
かの2通りがある。然し、浴融法は前述し7た浴融めつ
き法と同じような間顯すなわち岬造鋼+Φが制限されて
しまう点があり、−万めっき後の調質圧延では一般にめ
っき原板はめつき前に調質圧延が行なわれており、めっ
き後さらに調質圧延をしてめっき外観を光沢化しようと
する調性圧延率が太き(なって降伏点や伸び等の材質劣
化を生じる。なお、耐食性の点では調’U+圧延法で若
干ピンホールがつぷさねるため耐赤錆性は改善効果が認
められるとしても変色や耐白錆忰は改善さねない。この
ため前記特公昭57−61833号における方法が提案
さ才]ているわけであるが、この技術はめつき後熱処理
が必要なため熱処理による材質劣化の問題がル)す、例
えば塗装後の焼きイ、1け工程(1501:、10分)
に降伏点が数# / mm2増加1−ろことをも徴とす
る神の銅版は、熱処理工程を含むこの技術では製造する
ことができなかった。
光沢(なし地)が得られる程度であり、このため前述の
ように再加熱処理してめっき皮膜を一旦浴融して光沢を
出すか、あるいはめっき後調賀)f延をして光沢な出イ
かの2通りがある。然し、浴融法は前述し7た浴融めつ
き法と同じような間顯すなわち岬造鋼+Φが制限されて
しまう点があり、−万めっき後の調質圧延では一般にめ
っき原板はめつき前に調質圧延が行なわれており、めっ
き後さらに調質圧延をしてめっき外観を光沢化しようと
する調性圧延率が太き(なって降伏点や伸び等の材質劣
化を生じる。なお、耐食性の点では調’U+圧延法で若
干ピンホールがつぷさねるため耐赤錆性は改善効果が認
められるとしても変色や耐白錆忰は改善さねない。この
ため前記特公昭57−61833号における方法が提案
さ才]ているわけであるが、この技術はめつき後熱処理
が必要なため熱処理による材質劣化の問題がル)す、例
えば塗装後の焼きイ、1け工程(1501:、10分)
に降伏点が数# / mm2増加1−ろことをも徴とす
る神の銅版は、熱処理工程を含むこの技術では製造する
ことができなかった。
「発明の構成」
〔問題を解決呵るだめの手段〕
本発明は上記したような実情に鑑み検討を重ねて創案さ
れたものであって、めっき前に1優以下の調官ノ圧延を
行い、電流密度が30 A / dn?以上で且つめつ
ぎ液の流速が1771 / see、以上の条件で鉛−
錫系めつきを行い、次いでリン酸、ぼり・リン版、フィ
チン酸の1種又は2種以上による1〜10%溶液により
室温〜90’Cの温度条件で1秒以上の化学処理を行い
、更に該処理鋼板に1%以下の調質圧延を行うことを特
徴とする鉛−錫系めつき鋼板の製造方法である。
れたものであって、めっき前に1優以下の調官ノ圧延を
行い、電流密度が30 A / dn?以上で且つめつ
ぎ液の流速が1771 / see、以上の条件で鉛−
錫系めつきを行い、次いでリン酸、ぼり・リン版、フィ
チン酸の1種又は2種以上による1〜10%溶液により
室温〜90’Cの温度条件で1秒以上の化学処理を行い
、更に該処理鋼板に1%以下の調質圧延を行うことを特
徴とする鉛−錫系めつき鋼板の製造方法である。
〔作用」
めっき前に1%以下の調質圧延を行うことにより鋼板の
形状を改善して電気めっき設備を円滑に通過せしめ、又
鋼板形状に起因しためっき欠陥をyr < シ良好なめ
っきを得しめる。上記鋼板に対するめつきに関して電R
密度が3OA/d扉以上で且つめつき液流速を1771
/就以上として鉛−錫めつきを行うことにより高電流密
度で電着界面−の電着イオン補給を有効に倚しめ、いめ
っき層を形成することができろ。次いでリン酸、ボ」)
・リン酸、フィチン1旨の1糊又は2種以上による1〜
10%浴液により室温〜9゜℃の温度条件で1秒以上の
化学処理を行うことによりめっき時に生じたピンホール
の封孔を図り、めっき表面の不動態化を図って変色ムラ
や堝食を防市する。この化学処理後の調質圧延により封
孔処理を更に完全と1.rシ又光沢を付与してft−面
外謝の美麗(?を得しめ、更には降伏点伸びを除去し、
鋼板形状を厳密に調整する。
形状を改善して電気めっき設備を円滑に通過せしめ、又
鋼板形状に起因しためっき欠陥をyr < シ良好なめ
っきを得しめる。上記鋼板に対するめつきに関して電R
密度が3OA/d扉以上で且つめつき液流速を1771
/就以上として鉛−錫めつきを行うことにより高電流密
度で電着界面−の電着イオン補給を有効に倚しめ、いめ
っき層を形成することができろ。次いでリン酸、ボ」)
・リン酸、フィチン1旨の1糊又は2種以上による1〜
10%浴液により室温〜9゜℃の温度条件で1秒以上の
化学処理を行うことによりめっき時に生じたピンホール
の封孔を図り、めっき表面の不動態化を図って変色ムラ
や堝食を防市する。この化学処理後の調質圧延により封
孔処理を更に完全と1.rシ又光沢を付与してft−面
外謝の美麗(?を得しめ、更には降伏点伸びを除去し、
鋼板形状を厳密に調整する。
上記したような本発明について更に説明すると、本発明
は上記のように、■めっき原板を調質圧延設備で1%以
下の調質圧延をなし、■めっき設備におけるめっき液の
流速を1m/sec以上とし、■めっき後、リン酸、ポ
リ・リン酸、フィチン酸水溶液を用い、濃#1〜10%
、常温〜90℃の温度で、■(6)以上の化学処理をな
し、■その後丙び調質圧延設備で1%以下の調質圧延を
なすものであり、これら■〜■について説明すると以下
の如(である。
は上記のように、■めっき原板を調質圧延設備で1%以
下の調質圧延をなし、■めっき設備におけるめっき液の
流速を1m/sec以上とし、■めっき後、リン酸、ポ
リ・リン酸、フィチン酸水溶液を用い、濃#1〜10%
、常温〜90℃の温度で、■(6)以上の化学処理をな
し、■その後丙び調質圧延設備で1%以下の調質圧延を
なすものであり、これら■〜■について説明すると以下
の如(である。
■の工程は、鋼板の形状を改善して鋼板が電気めっき設
備を良好に通過できるようにすること、および鋼板形状
に起因しためつき欠陥をな(して良好にめっきできるよ
うにするために必要なものである。即ち、鋼板は冷間圧
延のままでは桐質が劣化し実用的ではないたy)に通常
は焼鈍して材質を改善しているが、この焼鈍では鋼板の
形状が悪くなる。従って、調質圧延を行い鋼板の形状を
改善する必要かある。つまり、鋼板の形状が悪いと、め
っき工程では鋼板とアノードの極間距離が狭いたぬ鋼板
がめつき設備を走行中にアノードと接触してスノトフを
生ずることとなり、又、極間距離を一定に制御1−るこ
とか困難になってめっき電流が不均一分布になり、その
結果均一なめつき量分布が得られない。また、この場合
に1%を超えて調η圧延を行なうと、めっき後に内び調
質圧延を行うため両者の合計の幽独圧延率が過大になり
(少くとも2φ以下に押える必要がある)降伏点や伸び
等の点で桐質劣化が生じるので好ましくない。
備を良好に通過できるようにすること、および鋼板形状
に起因しためつき欠陥をな(して良好にめっきできるよ
うにするために必要なものである。即ち、鋼板は冷間圧
延のままでは桐質が劣化し実用的ではないたy)に通常
は焼鈍して材質を改善しているが、この焼鈍では鋼板の
形状が悪くなる。従って、調質圧延を行い鋼板の形状を
改善する必要かある。つまり、鋼板の形状が悪いと、め
っき工程では鋼板とアノードの極間距離が狭いたぬ鋼板
がめつき設備を走行中にアノードと接触してスノトフを
生ずることとなり、又、極間距離を一定に制御1−るこ
とか困難になってめっき電流が不均一分布になり、その
結果均一なめつき量分布が得られない。また、この場合
に1%を超えて調η圧延を行なうと、めっき後に内び調
質圧延を行うため両者の合計の幽独圧延率が過大になり
(少くとも2φ以下に押える必要がある)降伏点や伸び
等の点で桐質劣化が生じるので好ましくない。
■のめつき工程について述べると、めっき浴としてはホ
ウ弗化めつき浴、フェノールスルホン酸めっき浴、スル
ファミノ酸めっキ浴、ビロリン酸ぬりき浴等があり不発
明ではこれ「〕のいすねもが使用できろ。また、めつぎ
皮膜の組成は、S n 0.5〜20 %、Pb99.
5〜80%で、めっき知は片面当り20g/m’以十で
友7つ両面めっき片面めっきのいずれでもよいが、この
ようなめつき浴年11成、めつき浴温朋については従来
から知らJlている公知の条件でよ(特に眠宇しt(い
。
ウ弗化めつき浴、フェノールスルホン酸めっき浴、スル
ファミノ酸めっキ浴、ビロリン酸ぬりき浴等があり不発
明ではこれ「〕のいすねもが使用できろ。また、めつぎ
皮膜の組成は、S n 0.5〜20 %、Pb99.
5〜80%で、めっき知は片面当り20g/m’以十で
友7つ両面めっき片面めっきのいずれでもよいが、この
ようなめつき浴年11成、めつき浴温朋については従来
から知らJlている公知の条件でよ(特に眠宇しt(い
。
然し、本発明では3 (l A / dm’り上の尚霜
、流密度でめつき1ろためにめっき液の流速をini/
項以上に限定するものでおり、このめっき液の流速が1
7717 sec未満では前記したような篩市流密度3
0 A/d靜以上でめっきすると、電着界面ヘノ知着金
域イオン(ここではpb2 +、S n2+) ノ補給
(拡散)が遅ねるため、めつきヤケ等のめつき欠陥が生
じるので好ましくない。このことはめつきヤケが生じる
めっき電流留置をめつき液の流速を変えて調べるとよく
理解でさ、次の’81表に示j irA ’l テh)
7)。
、流密度でめつき1ろためにめっき液の流速をini/
項以上に限定するものでおり、このめっき液の流速が1
7717 sec未満では前記したような篩市流密度3
0 A/d靜以上でめっきすると、電着界面ヘノ知着金
域イオン(ここではpb2 +、S n2+) ノ補給
(拡散)が遅ねるため、めつきヤケ等のめつき欠陥が生
じるので好ましくない。このことはめつきヤケが生じる
めっき電流留置をめつき液の流速を変えて調べるとよく
理解でさ、次の’81表に示j irA ’l テh)
7)。
第 1 表 ゛
硼弗化めつき浴におけるめつき
ヤケが生じるめっき電流密度
但しめつき浴の仙1成は以下の通りである。
又めつき蓋は54g/nt’で浴温は4()℃である。
例えば、硼弗化浴における製造条件の例を示すと、めっ
き浴組成は一般的に以下の通りである。
き浴組成は一般的に以下の通りである。
pb(BF4)2200〜500jJ/1Sn(BF4
)21〜1009 / l。
)21〜1009 / l。
HBF、 10〜40g/IHsBOg
’10〜40g/l。
’10〜40g/l。
C6H4(OH)2 5〜209/lイ且し、5
n(BF4 )2 / 5n(BF4)2+Pb(BF
、 )2X100が05〜20%とする。
n(BF4 )2 / 5n(BF4)2+Pb(BF
、 )2X100が05〜20%とする。
又、ぬつき条件は前述のようにめっき液の流速を1 m
/ sec以上にすれば、めっき電流密度30A/d
m2以上、めっき浴温度常温〜60℃、めっき浴のPT
(1以下のような条件でめっき量は所望する値に応じて
めっき時間を調整することによって得られる。
/ sec以上にすれば、めっき電流密度30A/d
m2以上、めっき浴温度常温〜60℃、めっき浴のPT
(1以下のような条件でめっき量は所望する値に応じて
めっき時間を調整することによって得られる。
なお、めっき液の流速は、先ずめつきヤケ等を発生させ
ずにめっきできるか否かの重要な因子であり、正常なめ
っきができることによりピンホールも減少すると考えら
れる。また、ピンホールは金属の析出とともに水素ガス
が発生し、これが鋼板表面に耐着するために発生すると
考えられるが、流速を速くするとこの水素ガスが除去で
きるので電着金属が析出するようになりピンホールが低
減するものと考えられる。
ずにめっきできるか否かの重要な因子であり、正常なめ
っきができることによりピンホールも減少すると考えら
れる。また、ピンホールは金属の析出とともに水素ガス
が発生し、これが鋼板表面に耐着するために発生すると
考えられるが、流速を速くするとこの水素ガスが除去で
きるので電着金属が析出するようになりピンホールが低
減するものと考えられる。
次に、めっき後の化学処理について述べる。
即ちこの処理の目的は、めっき時に生じたピンホールの
封孔と、めっきままではめつき表面が活性なためそのま
まで耐食性試験(JISZ2j37塩水噴霧試験)を行
うと変色ムラや軽微な腐食が生じて外観上問題があるた
めに、めっき表面を不動態化して変色ムラや軽微な腐食
(鋼素地に達する腐食ではなく赤錆には至らない)を防
止することである。その処理法としては、リン酸、ポリ
リン酸、フィチン酸の1〜10%溶液中に室温〜90℃
の温度条件で、処理時間1sec以上浸漬すればよい。
封孔と、めっきままではめつき表面が活性なためそのま
まで耐食性試験(JISZ2j37塩水噴霧試験)を行
うと変色ムラや軽微な腐食が生じて外観上問題があるた
めに、めっき表面を不動態化して変色ムラや軽微な腐食
(鋼素地に達する腐食ではなく赤錆には至らない)を防
止することである。その処理法としては、リン酸、ポリ
リン酸、フィチン酸の1〜10%溶液中に室温〜90℃
の温度条件で、処理時間1sec以上浸漬すればよい。
濡れ性を改善するための処理液中に表面活性剤を添加し
たり、浸漬処理の代わりにスプレー処理等でもよい。
たり、浸漬処理の代わりにスプレー処理等でもよい。
然して、このような化学処理の限定理由、効果について
述べると、先ず濃度を1〜10%に限定したのは、1%
未満であると処理液の反応性か弱(化学処理の効果が認
めらねす耐食性、変色、白錆、赤錆の効果が認められな
いからであり、また、10チを超えると耐食性の改善効
果が飽和して無意味になるばかりでなく、濃度が高いと
経済的コスト高となったり、処理液の取り扱いに余分な
注意が必要となるため好しくないからである。
述べると、先ず濃度を1〜10%に限定したのは、1%
未満であると処理液の反応性か弱(化学処理の効果が認
めらねす耐食性、変色、白錆、赤錆の効果が認められな
いからであり、また、10チを超えると耐食性の改善効
果が飽和して無意味になるばかりでなく、濃度が高いと
経済的コスト高となったり、処理液の取り扱いに余分な
注意が必要となるため好しくないからである。
次に、温度を室温〜90℃に限定したのは、室温以下で
は処理液の反応性が低下するため改善効果が十分でなく
、また、90℃を超えて加熱しても改善効果が飽和して
無意味になるからである。史に、処理時間を1sec以
上としたのは、これ未満であると処理時間が不十分で均
一に処理できず改善効果が十分認められないからである
。
は処理液の反応性が低下するため改善効果が十分でなく
、また、90℃を超えて加熱しても改善効果が飽和して
無意味になるからである。史に、処理時間を1sec以
上としたのは、これ未満であると処理時間が不十分で均
一に処理できず改善効果が十分認められないからである
。
更に、化学処理後の調智圧延について述べると、この目
的は以下の如くである。
的は以下の如くである。
■ 化学処理で行なった封孔処理をさらに児全にする。
■ めっきままでは灰白色の外貌であるが、この工程に
より光沢を付与し表面外観を美麗にする。
より光沢を付与し表面外観を美麗にする。
■ めっき前の調質圧延は軽いためにこの工程だけでは
降伏点伸びを除去することができない。したがって、こ
の工程で降伏点伸びを除去できるようにする。
降伏点伸びを除去することができない。したがって、こ
の工程で降伏点伸びを除去できるようにする。
■ 板の形状をさらに厳笛に調整する。
なお、化学処理と調質圧延工程は順序が逆になっても問
題ないが、化学処理はめつき設備に組み入れた方が調質
圧延設備に組み入れるより経済的である。これは、めっ
き設備と調質圧延設備でのラインスピードを比べると後
者の方がきわめて速(、化学処理設備が長(なるため経
済的でないからである。
題ないが、化学処理はめつき設備に組み入れた方が調質
圧延設備に組み入れるより経済的である。これは、めっ
き設備と調質圧延設備でのラインスピードを比べると後
者の方がきわめて速(、化学処理設備が長(なるため経
済的でないからである。
また、調質圧延の程度は1チ以下とし、めっき後の調質
圧延との合計量を2%以下に管理する必要がある。これ
を越えると降伏点や伸び等の材質劣化が生じるので好ま
しくない。
圧延との合計量を2%以下に管理する必要がある。これ
を越えると降伏点や伸び等の材質劣化が生じるので好ま
しくない。
前記めっき浴を用い、リン酸を用いて次の第2表に示す
条件で化学処理をなし、H+、’i ’1.’j圧延の
有無による効朱乞調べたが、めつき蓋は3B9/lrj
材を用いて塩水噴霧試験を240 h r行t[つで表
向外観などを調べた。
条件で化学処理をなし、H+、’i ’1.’j圧延の
有無による効朱乞調べたが、めつき蓋は3B9/lrj
材を用いて塩水噴霧試験を240 h r行t[つで表
向外観などを調べた。
第 2 表
上表より、化学処理が施されていなければ変色、白錆、
赤錆が認められること、調騎圧延工程かないと光沢のあ
るめっき外観が得られないこと等の問題があり、それら
の1つが欠けても満足できる製品が得られないことがわ
かる。
赤錆が認められること、調騎圧延工程かないと光沢のあ
るめっき外観が得られないこと等の問題があり、それら
の1つが欠けても満足できる製品が得られないことがわ
かる。
本発明によるものの具体的な製造例について説明すると
以下の如くである。
以下の如くである。
めっき浴組成としては以下の通りである。
Pb(BF4)22309/1
Sn(BF4 )2209/l
HBF430 fil /I
H3BO3259/I
C,H4(OH)2 10p/ノ又、めっき条
件は以下の如(である。
件は以下の如(である。
流 速 1.5m/sec
めっき電流密度 50A/d扉
めっき浴温度 40℃
めっき量 38 g/n? 、 5497靜。
76g/扉
上記のような各条件で得られたSn:10%、残部Pb
のめつぎ板に次いで次の条件で化学処理した。
のめつぎ板に次いで次の条件で化学処理した。
リ ン 酸 2 %溶6蔓温 朋
3 ()、 50、80℃処理時間 2.
5.10sec 然して上記のようにしてイqられたものにその後塩水噴
霧試験を10日間行ない、変色ムラや白錆、赤錆の発生
状況を観察した。即ちその結果を要約して示すと次の第
3表のプmりである。
3 ()、 50、80℃処理時間 2.
5.10sec 然して上記のようにしてイqられたものにその後塩水噴
霧試験を10日間行ない、変色ムラや白錆、赤錆の発生
状況を観察した。即ちその結果を要約して示すと次の第
3表のプmりである。
第 3 表
○:変色ムラ、白錆赤錆なし
△:赤錆わずかにあり
なお、めっきままのサンプルでは、38g/扉では変色
ムラがあって、白錆および赤錆が共にあるものであり、
又54 j;/ / 7122では変色ムラがあって白
細かあり赤錆もわずかにあ)るものであり、更に76
g/ tn”のものも変色ムラがあって白錆があり赤錆
もわずかにあるものであり、表面外観が化学処理したも
のより劣っていた。
ムラがあって、白錆および赤錆が共にあるものであり、
又54 j;/ / 7122では変色ムラがあって白
細かあり赤錆もわずかにあ)るものであり、更に76
g/ tn”のものも変色ムラがあって白錆があり赤錆
もわずかにあるものであり、表面外観が化学処理したも
のより劣っていた。
上述の結果から、化学処理を施すど変色ムラや白錆性は
改善さ7するものの、ビンポールの封孔処理としては完
全でなく、薄めつぎ月で赤錆が僅かにM4めらil、さ
らに改善が必要であることがわかる。
改善さ7するものの、ビンポールの封孔処理としては完
全でなく、薄めつぎ月で赤錆が僅かにM4めらil、さ
らに改善が必要であることがわかる。
「発明の効果−1
以上説、明したような本発明によれば、めっき皮膜にピ
ンホールの発生がな(て耐食性に優ね、しかも光沢外観
の卓越した好ましいPb−3n系めっき鋼板を適切に製
造することができるものであって、工業的にその効果の
大きい発明である。
ンホールの発生がな(て耐食性に優ね、しかも光沢外観
の卓越した好ましいPb−3n系めっき鋼板を適切に製
造することができるものであって、工業的にその効果の
大きい発明である。
手続補正書(1益)
Claims (1)
- めつき前に1%以下の調質圧延を行い、電流密度が30
A/dm^2以上で且つめつき液の流速が1m/sec
、以上の条件で鉛−錫系めつきを行い、次いでリン酸、
ポリ・リン酸、フイチン酸の1種又は2種以上による1
〜10%溶液により室温〜90℃の温度条件で1秒以上
の化学処理を行い、更に該処理鋼板に1%以下の調質圧
延を行うことを特徴とする鉛−錫系めつき鋼板の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18816384A JPS6167793A (ja) | 1984-09-10 | 1984-09-10 | 鉛−錫系めつき鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18816384A JPS6167793A (ja) | 1984-09-10 | 1984-09-10 | 鉛−錫系めつき鋼板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6167793A true JPS6167793A (ja) | 1986-04-07 |
JPS6366915B2 JPS6366915B2 (ja) | 1988-12-22 |
Family
ID=16218850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18816384A Granted JPS6167793A (ja) | 1984-09-10 | 1984-09-10 | 鉛−錫系めつき鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6167793A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01294874A (ja) * | 1988-05-19 | 1989-11-28 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 表面被覆方法 |
JPH04160198A (ja) * | 1990-10-25 | 1992-06-03 | Nkk Corp | 電気ターンめっき鋼板の製造方法 |
JPH04165093A (ja) * | 1990-10-25 | 1992-06-10 | Nkk Corp | 電気ターンめっき鋼板の製造方法 |
KR101087871B1 (ko) | 2006-04-07 | 2011-11-30 | 신닛뽄세이테쯔 카부시키카이샤 | 가공성, 파우더링성, 미끄럼 이동성이 양호한 합금화 용융 아연 도금 강판의 제조 방법 |
-
1984
- 1984-09-10 JP JP18816384A patent/JPS6167793A/ja active Granted
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01294874A (ja) * | 1988-05-19 | 1989-11-28 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 表面被覆方法 |
JPH04160198A (ja) * | 1990-10-25 | 1992-06-03 | Nkk Corp | 電気ターンめっき鋼板の製造方法 |
JPH04165093A (ja) * | 1990-10-25 | 1992-06-10 | Nkk Corp | 電気ターンめっき鋼板の製造方法 |
KR101087871B1 (ko) | 2006-04-07 | 2011-11-30 | 신닛뽄세이테쯔 카부시키카이샤 | 가공성, 파우더링성, 미끄럼 이동성이 양호한 합금화 용융 아연 도금 강판의 제조 방법 |
US10023931B2 (en) * | 2006-04-07 | 2018-07-17 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation | Method of production of hot dip galvannealed steel sheet with excellent workability, powderability, and slidability |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6366915B2 (ja) | 1988-12-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
USRE26223E (en) | Base materials coated with an alloy of aujmtnum and manganese | |
JPH04147953A (ja) | 合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
JPS6167793A (ja) | 鉛−錫系めつき鋼板の製造方法 | |
US4036600A (en) | Steel substrate electroplated with Al powder dispersed in Zn | |
JPS59232275A (ja) | リン酸塩処理性に優れた冷延鋼板およびその製造方法 | |
US3216912A (en) | Method of treating matte tin plate to prevent darkening | |
KR20190078330A (ko) | 도금강선 및 그 제조방법 | |
JPH01177348A (ja) | 差厚合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
JPH05214587A (ja) | 金属ストリップに電気めっき処理を施す方法 | |
JP2541380B2 (ja) | 電着塗装性に優れた、複数の鉄−亜鉛合金めっき層を有する鉄−亜鉛合金めっき鋼板の製造方法 | |
JPH10152792A (ja) | 外観の優れた電気亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
JPH05171389A (ja) | 溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
JPH02118088A (ja) | 加工性、塗装性に優れた合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
JP3643473B2 (ja) | 高速シーム溶接性、密着性、耐食性に優れた表面処理鋼板およびその製造方法 | |
JPH0431039B2 (ja) | ||
JP2000080499A (ja) | ニッケル系めっき鋼板の化学処理法 | |
JPS6366399B2 (ja) | ||
JP2754590B2 (ja) | 加工性、塗装性に優れた合金化溶融亜鉛めっき鋼板及びその製造方法 | |
JP2727597B2 (ja) | 加工性、塗装性に優れた合金化溶融亜鉛めっき鋼板及びその製造方法 | |
JP2727596B2 (ja) | 加工性、塗装性に優れた合金化溶融亜鉛めっき鋼板及びその製造方法 | |
JPS6112896A (ja) | 錫系めつき鋼板の化学処理方法 | |
JP2000008194A (ja) | 錫系めっき鋼板の化学処理法 | |
JPH06280085A (ja) | 密着性の優れた亜鉛系めっきを施したアルミニウムおよびアルミニウム合金とその製造方法 | |
JPS585272B2 (ja) | 電気錫メツキ鋼板の製造方法 | |
JPS6393886A (ja) | 溶融塩電解めつき方法 |