JPS6166329A - ブロツク形ヒユ−ズ - Google Patents

ブロツク形ヒユ−ズ

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JPS6166329A
JPS6166329A JP18660484A JP18660484A JPS6166329A JP S6166329 A JPS6166329 A JP S6166329A JP 18660484 A JP18660484 A JP 18660484A JP 18660484 A JP18660484 A JP 18660484A JP S6166329 A JPS6166329 A JP S6166329A
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JP
Japan
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heat absorbing
tin
fusible
type fuse
heat
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JP18660484A
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小峰 勝
宏一 吉田
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産T、1−の利用分野〕 本発す1は、ブロック形ヒユーズ、より詳しく云うと 
ii(溶導体の赤熱温度よりも遥かに低い温度で溶断す
るように適合されたブロック形ヒユーズに関する。
〔従  来  技  術  〕
従来の代表的なこの種のヒユーズが、特開昭58−16
3127号及び実開昭59−66844号或いは実開昭
58−345号の各公報に開示されている。
特開昭58−163127号に開示のものは、銅合金を
素材とし、可溶体と端子部とが一体的に形成された構造
となっている。素材は重量でFeが0.5−3.5$、
 Pが0.01−0.+5LZnがo、ot 〜x、o
xで、残部がCuの組成を有している。Feは赤熱後の
溶断性の向上及び応力腐食割れに対して効果がありかつ
強度を増大させる作用を有し、Pは赤熱後の溶断性の向
上と溶解工程での脱酸作用に有効であり、またZnは強
度を高めかつ素材製造の溶解工程における脱酸、脱ガス
剤として有効な働きをすると記載されている。更に、こ
の従来技術では、端子部と一体成形された可溶体は、溶
断個所となる挟小部を除き、セラミックの吸熱体で封入
固定し、可溶体の発熱を吸収スると同様にケーシングへ
の熱影響を少なくしている。
実開昭59−66844号に記載の従来技術は、バイメ
タル等の熱歪みの大きい金属から可溶導体を形成し、こ
れを銅合金からなる端子部に対しスポット溶接により接
合して構成されている。この従来技術のヒユーズでは、
バイメタルを可溶導体として使用すること、′欠り、シ
ョート電流による溶断と熱歪みによる引張応力との同時
作用によって、溶断動作をシャープでかつ確実に行なう
ことができるようにしている。しかしながら、モータ負
荷等の起動電流には対応できないため、可溶導体の中間
部に低融点合金からなる吸熱体を配設して可溶導体の発
熱を吸収し、溶lI#時11++を遅延させて大it流
域での溶断にタイムラグを持たせるようにしている。更
に、実開昭58−345号に開示された考案は可溶導体
中央の溶断部にセラミック等の溶断促進体を設けて小電
流域での溶断時間を促進させ、クイック特性を持たせる
ようにしている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記のものをはじめとし、従来技術はい
ずれも1例えば、定格電流の150z程度の過負荷電流
では支障なく溶断することができない0wJち、可溶導
体の溶断は可溶導体が赤熱化即ち著しい高温になってか
ら起るので、周辺のプラスチック製のヒューズポククス
(又はハウジング)に熱による損傷を来たしたり、ケー
ブル等に悪影響を及ぼしていた。更に、定格電流付近で
の電流の断続によるヒートサイクルにおいては劣化を比
較酌量は易いという欠点も有している。
〔問題点を解決するための手吹〕
本発明は、従来技術が有する上記欠点を除去するために
なされたものである。
従って1本発明の目的は、可溶導体の赤熱化温度よりも
遥かに低い温度で溶断することができるブロック形ヒユ
ーズを提供することにある。
本発明の別の目的は、突入電流に強く、かつ、定格電流
の150$a度の過負荷電流でも周囲に影響を及ぼさず
、支障なく溶断することができるブロック形ヒユーズを
提供することにある。
本発明の更に別の目的は、ヒートサイクルによる劣化に
対する強度の大きいブロック形ヒユーズを提供すること
にある。
一ヒ記目的を達成するため、この発明のブロック形ヒユ
ーズは、狭幅の溶断m (4)及び該溶断部に隣接して
形成された少なくとも1つの吸熱部(5)を有する可溶
体部(2)と、該可溶体部(2)の前記吸熱部(5)に
配設され、かつ、フラックス(8)を備えた錫又は錫合
金からなる吸熱体(6)と、前記可溶体部(2)の両側
に配設された繻子部(3)とを備えてなるものである。
〔作用〕
上記構成の本発明は1次の様に作用する。
回路中に流れる電流が、例えば、定格電流の15oz乃
至200$程度の小電流溶断域では。
溶断部(4)が熱せられ吸熱部(5)に熱を伝達する。
この熱により吸熱体(8)の温度が約125°C程度に
達すると2ラツクス(8)が溶け、約 174°Cで活
性化する。更に温度が上昇して錫又は錫合金(7)の融
点(約232゜C)に達すると溶融を開始し、活性化し
たフラックス(8)と共に可溶体部(2)の母材の銅合
金表面へのぬれが始まり、母材が溶融した鍋中に溶は込
み拡散し局部的に合金化し化合物を生成する。このよう
にして合金化した箇所、特に狭幅の溶断部(4)の端!
AC第3図)即ち溶断部(4)の吸熱部(5)との接続
部は、通電による温度の上昇と供に合金層が成長し続は
融点が下るとともに抵抗が加速度的に増大して急速に昇
温し、はぼ800乃至700” Gになると速やかに溶
断する。
一方、大電流溶断域においては、溶断部(4)の狭幅部
が熱せられ、この熱は吸熱体(8)に伝達されて錫を溶
融させる溶融潜熱として利用されるため、溶断部(4)
の熱が奪われて前記狭幅部の溶断時間を遅延させる。
〔実  施  例  〕
以ド、本発明を添付図面に示す実施例に関し説す1する
第1図は、本発明に係るブロック形ヒユーズの実施例の
斜視図であり、l42図は、第1図の■−■線断・面図
である。全体が参照番号(1)で示されている本実施例
のブロック形ヒユーズは、略水平に伸びる可溶体! (
2)と、該可溶体部(2)の両端から垂直方向へ伸びる
一対の端子部(3)とを備えている。可溶体部(2)と
端子B (3)とは銅合金から形成されており、打抜き
あるいは曲げ加工等により一体成形とすることができる
0本実施例で使用□されている銅合金の組成は、重埜で
Fe2!+(0,1$、 P 7>(0,03% テ、
残部力Cu (l19.80X 以上)である。
可溶体部(2)は表面に錫めっきが施され、中央には狭
幅の溶断部(4)が形成されており、更にこの溶断部(
4)に隣接して少なくとも1つの溶断調整部即ち吸熱部
(5)が設けられている0本実施例では、溶断部(0の
両端に該溶断部(4)を挾むように凹状の吸熱部(5)
が2つ設けられている。吸熱部(5)には吸熱体(6)
がそれぞれ配置されており、本実施例では、吸熱体(6
)は、吸熱部(5)に表着されるように断面が矩形に形
成され、一部が凹状の吸熱部(5)から上方へ突出する
ように該吸熱部(5)に抱合収容され1例えば、かしめ
により吸!!!、部(5)に固着されている。更に、該
吸熱体(8)は、第2図及び第3図に示すように、フラ
ックス(8)を内臓した錫又は錫合金から形成されてい
る。即ち、吸熱体(6)は、錫又は錫合金の本体(7)
の略中央にフラックス(8)を内含せしめ、吸熱体本体
(7)を銅合金からなる導電部(9)で包囲した構成と
なっている。あるいは、吸熱体(8ンは、第4図に示す
ように、フラックス(8)を本体(7)と導電部(9)
との間に層として介在せしめて構成することもできる。
ここに記載シタフラックス(8)としては、レジン、ロ
ジン、コルホニー等を使用することができる。
また、吸熱体(8)の7ラツクス(8)含有量は、錫又
は錫合金を基準にして、約0.2乃至5ffEilであ
るのが好ましい。
可溶体部(2)に施した錫めっきは、不溶断電流通電時
に銅合金が熱により酸化されることによる、黒色化と、
特性の劣化をもたらす表面剥離とを防止するものである
〔比較試験〕
次に、上記構成の本発明に係るブロック形ヒユーズと上
記特開間5B−16j127号及び実開昭59−668
44号各公報に開示の従来技術品とについて行なった性
能に関する比較試験について述へる。
行なった比較試験は、電圧降下試験、溶断試験、温度上
昇試験、電流断続耐久試験及び振動耐久試験等であった
電圧降下試験では、従来品に比べて本発明のブロック形
ヒユーズは48乃至51%程度低い値となっていた。
溶断試験においては、従来品は溶断時に可溶体部が赤熱
し端子鋼板が高温となったが、本発明品は赤熱すること
なく溶断し、端子温度も従来品に比べ有意に低い値を示
しハウジング等に異状を来たさなかった。
温度上昇試験では、本発明品は従来品に比べ端子部にお
いて8乃至7°C度程度低い値を示した。
電波断続耐久試験でも1表面酸化も起ざず異状は全く見
られなかった。
振動耐久試験では、本発明量、従来品の双方とも異状は
なく、差違いはみられなかった。
〔発明の効果〕
以−Lのように1本発明に係るブロック形ヒユーズは、
フラックスを備えた錫又は錫合金からなる吸熱体を可溶
体部の吸熱部に配設したことにより、溶断部は可溶体の
赤熱化温度よりも遥かに低温で溶断することができると
ともに、突入電流にも強くなり、定格電流の150z程
度の過負荷電流でもハウジング等の焼損もなく、速やか
に溶断することができる。更に、ヒートサイクルによる
劣化に対しても大きい強度を得ることができるという多
くの優れた特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るブロック形ヒユーズの実施例を示
す斜視図、第2図は第1図の■−■線断面図、第3図は
tjS1図のm−m線拡大部分断面図、第4図は吸熱体
の変形例を示す概略断面図である。 (1)・・・ブロック形ヒユーズ、(2)・・・可溶体
部、(3)・・・端子部、(4)・・・溶断部。 (5)・・・吸熱部、(8)・・・吸熱体、(7)・・
・吸熱体本体、(8)・・・フラックス、(3)・・・
導′越部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)狭幅の溶断部及び該溶断部に隣接し て形成された少なくとも1つの吸熱部を有する可溶体部
    と、該可溶体部の前記吸熱部に配設され、かつ、フラッ
    クスを備えた錫又は錫合金からなる吸熱体と、前記可溶
    体部の両側に配設された端子部とを備えたことを特徴と
    するブロック形ヒューズ。
  2. (2)前記吸熱部は前記可溶体部に凹状に 形成されており、前記吸熱体は断面が方形に形成され、
    かつ、前記吸熱部に嵌着されている特許請求の範囲第1
    項記載のブロック形ヒューズ。
  3. (3)前記吸熱体は錫又は錫合金を基準に 約0.2乃至5重量%のフラックスを含有している特許
    請求の範囲第1項又は第2項記載のブロック形ヒューズ
  4. (4)前記吸熱体は錫又は錫合金からなる 吸熱本体と、該本体の略中央に帯状に内含されたフラッ
    クスと、前記本体を包囲する銅合金から形成された導電
    部とからなる特許請求の範囲第1項、第2項又は第3項
    記載のブロック形ヒューズ。
  5. (5)前記吸熱体は錫又は錫合金からなる 吸熱本体と、銅合金から形成され前記本体を包囲する導
    電部と、前記本体と前記導電部との間に介在するフラッ
    クス層とからなる特許請求の範囲第1項、第2項、第3
    項又は第4項記載のブロック形ヒューズ。
  6. (6)狭幅の溶断部及び該溶断部の両端に 形成された吸熱部を有する可溶体部と、該可溶体部の前
    記吸熱部に配設され、かつ、フラックスを備えた錫又は
    錫合金からなる吸熱体とからなる特許請求の範囲第1項
    、第2項、第3項、第4項又は第5項記載のブロック形
    ヒューズ。
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