JPS6165851A - カルニチンの精製法 - Google Patents

カルニチンの精製法

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JPS6165851A
JPS6165851A JP18737784A JP18737784A JPS6165851A JP S6165851 A JPS6165851 A JP S6165851A JP 18737784 A JP18737784 A JP 18737784A JP 18737784 A JP18737784 A JP 18737784A JP S6165851 A JPS6165851 A JP S6165851A
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JP
Japan
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carnitine
acidic
sulfite
aqueous solution
cation exchange
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Pending
Application number
JP18737784A
Other languages
English (en)
Inventor
Sakuzo Fukui
福井 作蔵
Masao Kawamura
河村 昌男
Seiichi Akutsu
安久津 成一
Hirosuke Fukuda
福田 博介
Tsuyoshi Morishita
森下 剛志
Kenji Kano
叶 健児
Koichi Imai
浩一 今井
Hirokuni Nishimori
弘訓 西森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Seika Chemicals Co Ltd
Original Assignee
Seitetsu Kagaku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 本発明は、クロトノベタインを不純物として含むカルニ
チン水溶液からカルニチンを高純度で効率よく回収する
カルニチン精製法に関する0(産業上の利用分計) L−力ルニチンは慢性の心筋虚血、狭心症などの治療薬
として、DL−カルニチンは健腎剤として知られている
(従来の技術) (発明が解決しようとする問題点) 従来、カルニチンを製造するには、3−シアノ−2−オ
キシプロビルトリメチルアンモニウムクロリド(I)を
鉱酸分解し、これをアルコールより再結晶して精製され
ていた。この方法では、化合物(I)金鉱酸により加水
分解して得られたカルニチンの塩酸塩(II)が、加水
分解中次式に示すような脱水反応に基づく副反応を起し
て、クロトノベタイン塩酸塩(III)を生成し、これ
が製品のカルニチンに不純物として含まれてくるという
欠点があった。
+ カルニチン塩酸塩(■) 二LLQ、(。H3)3NCH2CH= CHCOOH
l クロトノベタイン塩酸塩(III) 化合物(III)の如き第四蔵アンモークム化合物ハ、
カルニチンの生体内代謝によっても生成しイオン交換ク
ロマトグラフィーによる分離法により両者を分析する方
法は知られているが、(J、&Hayes、 M、A、
 Al 1zade、 K、Brende j;Ana
 1.Chim。
Actaユ1so(2)、 361−367)いまだ工
業的分離法として利用できるにはいたっていない。
従来、カルニチン塩酸塩とタロトノベタイン塩酸塩とは
、溶媒に対する溶解度、融点2等電点などの諸性質が8
g1表に示したようによく似ているのでこれらの諸性質
を用いて相互に分離することは極めて困難とされていた
第  1  表 〔発明の構成〕 そこで本発明者らは、クロトノベタインを不純物として
含有するカルニチンの分離精製法についく吸着されない
付加物(■)(β−スルホ、γ−トリメチルアンモニオ
酪酸塩)t−生成し、陽イオン交換樹脂に吸着するカル
ニチンと変車よく分離する新しい方法を見出し、本発明
に到達し友。
即ち、クロトノベタインの不飽和結合を酸性亜硫酸の塩
例えば、ナトリクム塩で処理すれば下式に従い化合物(
lを生成すると推定される。
(CH3)3 NCH2C)i = CHCOO+ N
aH3O3本 β−スルホ−γ−トリメチルアンモニオ酪酸ナトリクム
(V) 化合物(V)は、四級アンモニウム基とスルホン基とを
分子内に有する特殊な化合物であ゛るために、等電点が
極端に低くなる(1以下と推定される)という性質を持
つので、陽イオン交換横風特に強酸性陽イオン交換樹脂
に対してさえも、すべてのpH範囲で、まったく吸着さ
れないことを見出した0 さらに、本発明の方法全詳述すれば、まずタロトノベタ
インを不純物として含有するカルニチンの水溶液に酸性
亜′gt酸塩を、温度20℃〜100℃の範囲で好まし
くは、40℃〜70℃の範囲で、pHは3〜10.好ま
しくは中性付近で反応させる。酸性亜硫酸塩の使用量は
、クロトノベタインに対して等モル以上、好ましくは2
倍モル以上である。
また、前記したカルニチン水溶液が、その製造工程中、
大量の酸を含む場合は、例えば強塩基性陰イオン交換樹
脂を用いて、あらかじめpH7〜9に中和しておくこと
が望ましい。ま友、製造工程中、著しく希釈されている
場合には、あらかじめ濃縮しておくことが望ましい。
反応した液をこの後、陽イオン交換樹脂と混合攪拌する
か、もしくは陽イオン交換樹脂t2てんした塔に通液さ
せることにより、カルニチンを吸着させ、吸着しない不
純物(IV)と分離し、しかるのち吸着した陽イオン交
換樹脂からカルニチンを脱着させて回収する。
本発明に使用する酸性亜&を酸塩としては、酸性亜硫酸
ナトリクム、酸性亜硫酸カリクム、酸性亜陽イオン交換
樹脂としては、例えばアンバーライ)IR−120(オ
ルガノ社製)、グクエックス50W(グクケミカル社*
>などが好適に使用できる。
カルニチンの陽イオン交換樹脂に対する吸着は、通液前
の液のp、Hに依存し、pH3以下では充分に吸着され
ない。好ましいpH範囲は3〜9である。
陽イオン交換樹脂に吸着したカルニチンは、アルカリ水
溶液、例えばアンモニア水によって脱着され、回収され
る。
また、タロトノベタインを原料として酵素反応により、
不斉的疏水和してL−力ルニチンを生成せしめた水溶液
から、本発明の方法によりL−カルニチンを分離N製す
ることも、本発明?工業的に利用するすぐれた方法の−
っである。
以下、実施例を示して本発明ヲさらに詳細に説明する。
実施例1゜ タロトノベタイン塩酸塩0.32 g (0,0018
モル)とカルニチン塩酸塩6.92 g (0,035
モル)を含むカルニチン水溶液、100−に約501n
tのOH型アンバーライ1−IRA−910樹脂(オル
ガノ社製)ヲ加えて処理し、その処理液に前記樹脂の洗
液を加えた混合液を、その容量が約50艷になるまで濃
縮する。
この液に少量のアンモニア水を加えてpH8〜9に調製
し、50%の酸性亜硫酸アンモニア水溶液1.39g(
0,007モル)を加え、60℃に保つて15時間放置
する。その後この液を約350−となるよう水で希釈し
、約100TntのH1lグクエックスSOW <グク
ケミカル社製)t−充てんした樹脂塔に通液させる。
通液を完了した後、水で通液洗浄し、通過液のpHが7
になるまで樹脂を洗浄する。その後、約500−のIN
アンモニア水でカルニチンで脱着、溶出させる。この液
’tri乾固してカルニチン5.42g(純度99.5
91’ )を取得し友。この時の収率は96%であった
なお、カルニチンとクロトノベタインの定量は液体クロ
マトグラフィーにより行なった。
実施例λ タロトノベタイン5.01 g (0,035モル)、
カルニチン5.64 g (0,035モル) t 含
bカルニチン水溶液(pH約7)70−にアンモニア水
溶液少量を加えてpH8〜9に調製する。これに酸性亜
2流酸ナトリクム14.1 g (0,136モル)を
加え、60℃に17時間保持しtoその後、この液が約
350 dとなるよう水で希釈し、これに約250dの
H型アンバーライ1−IR−120B樹脂(オルガノ社
製)を加えて室温で1時間攪拌し、カルニチンを吸着さ
せる。水溶液に懸濁している前記アンバーライトIR−
120B樹脂をf別後、この樹脂を水洗し、水洗液のp
Hが7となるまで洗浄する。次【約500−のINアン
モニア水でカルニチンを脱着させる。この脱着液を濃縮
乾固して、カルニチン4.8g(純度99.7%)を取
得した。これは回収率85.2%に相当する。
実施例3゜ タロトノベタイン1.26g(0,0088モル)とカ
ルニチン5.64 g (0,035モル)を含むpH
約7のカルニチン水溶液60−に少量のアンモニア水を
加えてpH8〜9に調製する。これに酸性亜硫酸カリク
ム4.1g(0,034モル)を加えて60℃に保持し
、16時間反応させた。この後、この液を約350−に
なるよう水で希釈し、約1004のH型アンバーライト
IR−120B(オルガノ社製)を充てんした樹脂塔に
:i5液し、カルニチン金吸着させる。通液終了後、水
にて樹脂塔を洗浄し、通液出口液のpHが7になるまで
洗浄する。その後、約500−のINアンモニア水溶液
でカルニチンを脱着・溶出し、回収する。この回収液を
濃縮乾固し、カルニチン5.1g(純度99.4%)″
f:得念。収率は90.4%であった。
実施例4゜ タロトノベタインを原料として酵素反応により、不斉的
に水和してL−力ルニチンを生成せしめた水溶液500
−には、クロトノベタイン0.89 g(0,0062
モル)、L−カルニチン9.99 g (0,062モ
ル)が含まれてい友。これを実施例1.と同様の方法で
酸性亜硫酸ナトリウム2..50 g (0,024モ
ル)を用いて精製したところ、L−力ルニチン(純度9
9.0%)9.49g  が得られた。収率は95%で
あう7’C。
〔発明の効果〕
本発明によれば、第2表に示す如くカルニチン無機塩類
9芭素などの不純物も同時に除去でき、良質の製品を提
供することができる。
第  2  表 出願人  製鉄化学工業株式会社 代表者 佐々木  浩

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)クロトノベタインを不純物として含有するカルニ
    チン水溶液に酸性亜硫酸塩を作用せしめた後、陽イオン
    交換樹脂にカルニチンを吸着させてこれを回収すること
    を特徴とするカルニチンの精製法。
  2. (2)酸性亜硫酸塩が酸性亜硫酸ナトリウム、酸性亜硫
    酸カリウム、酸性亜硫酸カルシウム、酸性亜硫酸アンモ
    ニウムよりなる群から選ばれた少なくとも一種である特
    許請求の範囲(1)記載の方法。
  3. (3)酸性亜硫酸塩を作用させる前にあらかじめ前記カ
    ルニチン水溶液のpHを7〜9に調製する特許請求の範
    囲(1)記載の方法。
  4. (4)陽イオン交換樹脂が強酸性陽イオン交換樹脂であ
    る特許請求の範囲(1)記載の方法。
  5. (5)酸性亜硫酸塩を作用させる時の温度が、40℃以
    上70℃以下である特許請求の範囲(1)記載の方法。
  6. (6)酸性亜硫酸塩の添加量がクロトノベタインの含有
    量の2倍モル以上である特許請求の範囲(1)記載の方
    法。
  7. (7)クロトノベタインを不純物として含有するカルニ
    チン水溶液が、クロトノベタインより酵素反応により製
    造したカルニチン水溶液である特許請求の範囲(1))
    記載の方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4806282A (en) * 1986-04-24 1989-02-21 Sigma-Tau Industrie Farmaceutiche Riunite S.P.A. Process for preparing gamma-butyrobetaine
CN103936610A (zh) * 2014-04-22 2014-07-23 厦门世达膜科技有限公司 一种左旋肉碱生产过程中的左旋肉碱和无机盐分离工艺

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4806282A (en) * 1986-04-24 1989-02-21 Sigma-Tau Industrie Farmaceutiche Riunite S.P.A. Process for preparing gamma-butyrobetaine
CN103936610A (zh) * 2014-04-22 2014-07-23 厦门世达膜科技有限公司 一种左旋肉碱生产过程中的左旋肉碱和无机盐分离工艺

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