JPS6164941A

JPS6164941A - 壁パネルの取付構造

Info

Publication number: JPS6164941A
Application number: JP18519184A
Authority: JP
Inventors: 俊彦奥津; 平井　清
Original assignee: Misawa Homes Co Ltd
Current assignee: Misawa Homes Co Ltd
Priority date: 1984-09-04
Filing date: 1984-09-04
Publication date: 1986-04-03
Also published as: JPH0334538B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（技術分野）本発明は、角型鋼管柱間と溝型鋼梁とからなる構造躯体
に壁パネルを取付ける構造に関する。

（従来技術）従来から角型鋼管柱や溝型鋼梁からなる構造躯体、所謂
鉄骨ラーメン構造にカーテンウオール等を取付ける部材
としてファスナーが用いられている。

すなわち、構造躯体に直接取付けられる一次ファスナー
とカーテンウオール等の本体に取付けられる二次ファス
ナーの両ファスナーを介してカーテンウオールを固定す
るものである。

これらファスナーによる取付構造によれば、下階と上階
の構造部位、所謂胴差部では下階壁パネル上端の取付け
に用いられるファスナーと上階壁パネルの下端に用いら
れるファスナーがそれぞれ重複し、単に取付施工が複雑
になるという丈でなく、地震時の水平力や熱膨張、風圧
等カーテンウオールに直接かかる応力の吸収機能が複雑
かつ不十分となり、又現場施工に於いて取付は誤差をこ
れ等ファスナーにより調整することは極めて難しくなる
という問題があった。

（発明の目的）そこで本発明の壁パネルの取付構造は、所謂胴差部に当
たる溝型鋼梁のフランジ上面に固定された一次ファスナ
ーの支持部と係止部とに下階壁パネルの上端に固定され
た二次ファスナーの合せ部と」二階壁パネルの下端に固
定された二次ファスナーの係合部を当接し、かつ上階壁
パネル下端に固定された二次ファスナーのレベル支持部
を一次ファスナーのレベル調整ボルトに載置して上下階
の壁パネルを単純性つ容易に取付け、現場施工での取付
誤差をも三次元的に調整出来る壁パネルの取付構造を提
供するものである。

（実施例）以下、図面に基づき本発明の壁パネルの取付構造を詳細
に説明する。

第１図は、角型鋼管柱１．１・・・を立設し、その間に
溝型鋼梁、例えばＨ型鋼梁２，２・・・を架設して所定
空間の構造躯体を形成し、その構造躯体の外壁面に壁パ
ネル３，３・・・を吊設しながら取付ける状態を示す一
次省略斜視図である。

この構造躯体は外力を角型鋼管柱１．１・・・と溝型鋼
梁２，２・・・が負担するものである。すなわち構造躯
体自体は鉄骨ラーメン構造となり、後述するように壁パ
ネルに外力を直接伝達させない構造となっている。

構造躯体に取付けるには、クレーン等により吊設して各
階毎にファスナーを介して止着する。

本発明の壁パネルの取付構造は壁パネル３゜３・・・が
外力を受けない様に、構造躯体の所謂胴差部においては
Ｈ型鋼梁２のフランジ上面に固定された一次ファスナー
に上下階壁パネルに固定された各二次ファスナーを取付
けるもので、下階壁パネルの上端は一次ファスナーと二
次ファスナーにより摺動可能に支持され、上階壁パネル
の下端は一次ファスナーに載置されて水準位置を確定し
、当接した状態にて取付する構造となっている。

第２図は、構造躯体胴差部における下階壁パネル３１と
上階壁バネ、ル３２の取付状態を構造躯体内方向からみ
た分解斜視図である。

Ｈ型ｗ４梁２に取付けられた一次ファスナー４と、下階
壁パネル３１の上端及び上階壁パネル３２の下端に固定
された二次ファスナー５，６はそれぞれ第３図の分解斜
視図で示す様に形成されている。

Ｈ型鋼梁２のフランジ上面２１に固定される一次ファス
ナー４は、固定部４１を基体とし、この固定部４１の前
方−側辺を垂直に立設して支持部４２と係止部４３を形
成している。

支持部４２の略中夫にはボルト孔４４が穿設され、該支
持部４２と係上部４３間にはレベル調整ポルト４５が螺
動自在に配設され、又係止部４３にはその上端から下方
へ縦長溝４６が形成されている。

この一次ファスナー４．は、フランジ上面２１に打たれ
た出入墨の所要位置にボルト孔を穿孔し、このボルト孔
に挿入したボルトを介して固定部４１を固定するもので
あり、その結果支持部４２と係止部４３の外表面、所謂
当接面はＨ型鋼梁から所定の位置となるよう配設される
。

一方、下階壁パネル３１の上端に取付けられた二次ファ
スナー５は、帯板状の取付基部５１とこの取付基部５１
の上方−側辺から前方に傾斜させて取付基部５１とほぼ
平行となる様に延出した合せ部５２とからなる。合せ部
５２の略中夫にはボルト長孔５３が横長状に穿孔されて
いる。

この二次ファスナー５は、下階壁パネル３１の上端に設
けられた座掘部３２内に配設され、埋込まれた長ナツ）
　３３．３３を介してボルトにより下階壁パネル３１に
固定される。又上階壁パネル３２の下端に固定された二
次ファスナー６は、断面り字状の取付基部６１にレベル
支持部６２と係合部６３を形成したものである。

レベル支持部６２は取付基部６１の外表面に突設された
腕状のもので、一次ファスナー４のレベル調整ポルト４
５上に載置される。一方係合部６３はその表面を一次フ
ァスナー４の係合部４３の外表面に当接し、係合部６３
に設けられた固定ボルト６４を縦長溝４６の上方から挿
入して止着する構造となっている。

すなわち第４図の要部断面図で示す様に、下階壁パネル
３１は二次ファスナー５の合せ部５２が一次ファスナー
４の支持部４２に８接した状態で支持され、又上階壁パ
ネル３２はレベル支持部６２がレベル調整ボルト４５上
に載置され、且つ係合部６３が係止部４３の外表面に当
接した状態で縦長溝４６に固定ポルト６４を挿入して固
着されている。またこれ等係合部間には必要に応じてフ
ァン樹脂シート等の滑材８を介在させておく。

次に第５図の斜視図により下階壁パネル３１及び上階壁
パネル３２の取付施工について説明する。

先ず、Ｈ型鋼梁２の７ランジ上面２１に出入上を打ち、
この出入上及び割付界に従って一次ファスナー４を固定
する。この一次ファスナー４に対し、下階壁パネル３１
ａをその上端の二次ファスナー５の合せ部５２を一次フ
ァスナー４の支持部４２に当接し、取付ボルト７により
支持する。同様にして隣接する下階壁パネル３１ｂをそ
れぞれ支持する。次いで一次ファスナー４のレベル調整
ボルト４５を螺動させ調整ボルト４５の頭部上面により
天端位置を定める。この天端位置が定まると上階壁パネ
ル３２ａを吊り下し、その下端の二次ファスナー６の係
合部６３を係止部４３の外面に当接させ生がら固定ポル
ト６４を縦長溝４６に挿入しつつレベル支持部６２をレ
ベル調整ボルト４５上に載置する。そして固定ポルト６
４を締め付ける。これにより上階壁パネル３２ａは下階
壁パネル３１ａに対して上階の所定位置に取付けられる
。同様に隣接する上階壁パネル３２ｂも下階壁パネル３
１ｂに対して所定位置に取付けられる。以下同様にして
すべての壁パネルが構造躯体の所定位置に配設されるこ
とになる。

第６図は、上下階それぞれの壁パネルの左右方向中間部
における取付構造を示すものである。壁パネルの両端に
於いては上述の如く、各一次ファスナー４のレベル調整
ボルト４５により上階壁パネル３２の水準位置が定めら
れる為、中間部では水準位置を定める必要がない。よっ
て中間部に固定される一次ファスナー４は、支持部４２
と係止部４３をそれぞれ分割して形成し、支持部４２で
は下階壁パネル３１の上端を二次ファスナー５を介して
支持するものであれば良く、又係止部４３では上階壁パ
ネル３２の下端を固定ポルト６４により止着するもので
あれば足りる。その為、通常上階壁パネル３２の下端を
両端の各ファスナーにより固定した状態において中間部
における一次ファスナーの支持部４４で下階壁パネル３
１の中間部上端を支持し、中間部における一次ファスナ
ーの係止部４３を矢視線の如く配設して縦長溝４６に固
定ポルト６４を嵌め入れて固定する。

そして最後にはフランジ上面２１にこの係止部４３及び
支持部４４を溶着して固定するものである。

第７図は壁パネル３１．３２が角型鋼管柱１と当接する
場合に用いられる一次ファスナー４の構造を示すもので
ある。一次ファスナー４は直接角型鋼管柱１の外表面に
溶接固定される為、その固定部４１を所要量切断したも
のである。

この場合、壁パネル３１．３２はＨ型鋼梁２によって支
持されるのでなく、角型鋼管柱１によって支持される。

尚、上記取付構造において必要に応じてはフランジ上面
２１と一次ファスナー４の固定部４１を溶着し、又取付
ボルト７や固定ポルト６４の弛緩を防止する為、それぞ
れボルトとナツト間を煮付溶接することもある。更に又
、上記実施例では二次ファスナーの取付けを上階壁パネ
ルの下端と下階壁パネルの上端に分けて説明したが、基
礎との接合部を除いて一枚の壁パネルの上端は前記下階
壁パネルの上端と、下端は上階壁パネルの下端と同一の
ファスナーを使用するものであり、説明の便宜上から上
階壁パネルの下端、下階壁パネルの上端とそれぞれ区分
したものである。

（効果）以上説明した様に本発明の壁パネルの取付構造は、胴差
部のＨ型鋼梁に固定された一次ファスナーにより下階壁
パネルの上端を支持し、上階壁パネルの水準位置を確定
して取付けるものなので、極めて効率良く上下階の壁パ
ネルを取付けられ、また壁パネルの水準位置も正確かつ
容易に確保される。

又、構造躯体が変位しても壁パネルはその上端の二次フ
ァスナー合せ部のボルト長孔により無理なくその変位を
追従できることになり、壁パネルの取付構造としても極
めて優れた外力の伝達を行なうものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、壁パネルを構造躯体に取付ける一次省略図、第２図は、構造躯体胴差部における取付構造を構造躯体
内方向からみた一次省略分解斜視図、第３図は、一次フ
ァスナーと各二次ファスナーを説明する分解斜視図。第４図は、上・下階壁パネルを取付けた胴差部の一次要
部断面図、第５図は、上・下階壁パネルの取付施工を説明する斜視
図、第６図は、壁パネルの中間部に於ける取付構造を説明す
る図、第７図は、一次ファスナーを角型鋼管柱に溶着した状態
を説明する一次省略図である。 ■・・・角型鋼管柱、　　２・・・Ｈ型鋼梁。３・・・壁パネル、　　　　３１・・・下階壁パネル。３２・・・上階壁パネル、　４・・・一次ファスナー。４１・・・固定部、４２・・・支持部。４３・・・支持部、４５・・・レベル調整ボルト。５・・・二次ファスナー、５１・・・取付基部。５２・・・合せ部、５３・・・ボルト長孔。６・・・二次ファスナー、６２・・・レベル支持部。６３・・・係合部、６４・・・固定ボルト。７・・・取付ボルト、　　　８・・・滑材。出願人　　ミサワホーム株式会社代理人　　弁理士　船　橋　國　則第２図第３図第４図第５図第６図第７図

Claims

【特許請求の範囲】１、角型鋼管柱間に溝型鋼梁を架設して形成した構造躯
体に壁パネルを取付ける構造において、下階壁パネル上
端を支持する支持部と上階壁パネル下端を係止する係止
部及び水準位置を定めるレベル調整ボルトとからなる一
次ファスナーを溝型鋼梁に固定し、下階壁パネルの上端
に固定された二次ファスナーの合せ部を該支持部で支持
するとともに、上階壁パネルの下端に固定された二次フ
ァスナーのレベル支持部を一次ファスナーのレベル調整
ボルトに載置し、二次ファスナーの係合部を一次ファス
ナーの係止部にに当接係止させて止着することを特徴と
する壁パネルの取付構造。２、一次ファスナーの支持部と二次ファスナーの合せ部
及び一次ファスナーの係止部と二次ファスナーの係合部
間には滑材を介在させた特許請求の範囲第１項記載の壁
パネルの取付構造。