JPS6162865A - 抗原の検出方法 - Google Patents

抗原の検出方法

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JPS6162865A
JPS6162865A JP18438684A JP18438684A JPS6162865A JP S6162865 A JPS6162865 A JP S6162865A JP 18438684 A JP18438684 A JP 18438684A JP 18438684 A JP18438684 A JP 18438684A JP S6162865 A JPS6162865 A JP S6162865A
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antibody
dropped
antigen
immobilized
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JP18438684A
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Satoru Kawakatsu
川勝 哲
Seikichi Yasojima
八十島 清吉
Masayo Ishikawa
石川 匡代
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Original Assignee
Konica Minolta Inc
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/53Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
    • G01N33/543Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor with an insoluble carrier for immobilising immunochemicals

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、特定の化学反応に触媒作用を有する有機化合
物の検出方法に係り、特に免疫反応を利用して、煩雑な
分離精製手段を施すことなく、分析素子上において、特
定の化学反応に触媒作用を有する有機化合物を検出する
方法に関する。
〔従来の技術〕
種々の化合物が共存している検体中の特定の化学反応に
触媒作用を有する有機化合物を定量的に検出するために
は、通常、目的とする有機化合物をクロマトグラフィー
、遠心分離、塩析、ゲル濾過、電気泳動等により分離精
製した後に、分光吸収測定法、蛍光測定法、核磁気共鳴
法、比色法等の方法により、定量的に測定することが行
われている。
血液、体液、尿、糞便等中の含有有機化合物を定量的に
検知することは、病理診断上重要であり、簡便、迅速に
行われることが要求されており、分貯精製を簡便化する
か、又は不要化する工夫がなされている。
目的有機化合物のみが因子となる反応を選択し、種々の
化合物が共存するまま該反応を生じさせ、該反応により
消費する又は生成する成分を物理的に測定するととが一
般的に行われているが、同様な反応を起す共存化合物と
の識別が困難であり改良が望オれている。その例として
糞便中のヘモグロビンの測定を挙げることができる。
潰瘍、癌種、結核、チフス等の消化管の潰瘍性機転を引
起す疾患の診断、治療上、糞便中の潜血を検出すること
は重要であシ、検査法には、分光鏡法、触媒法、ヘミン
結晶試験法等がある。
そのなかで操作が簡便であることより触媒法が最も利用
されている。触媒法はヘモグロビン及びその分解物の持
つペルオキシダーゼ様触媒活性を用い、過酸化水素の存
在下、呈色反応を生じさせる方法であり用いる試薬によ
り、フェノールフタレイン法、o−トリジン法、グアヤ
ツク法、ベンジジン法、ビラミドン法等が知られている
。これらの呈色反応はヒトのヘモグロビンやその分解物
以外に、赤味の肉、豚の血をまぜたソーセージ等に含ま
れる獣魚肉由来のヘモグロビン及びその分解物並びにあ
る種の野菜治療薬□品のうちオキシダーゼ作用を有する
もの及び無機塩類等(よっても触媒作用を受けるので、
・ しばしば擬陽性反応が起る。テストスライドの形で
入手できる触媒法を用いた、糞便中の沿面検出用市販テ
スト例えばフエカテストでは、被検者は検査前2〜3日
間は獣鳥肉類及びその加工品、魚介類及びその加工品、
生野菜、メロン、々し、柑きつ類の皮等の果物類、その
他を食することが禁じられている。これらの禁止事項は
被検者にとって煩しく、それを守っても完全に偽のボジ
チブ反応を除外することができず、結腸癌、直腸癌等の
診断のためには、糞便潜血検査後、結腸鐘あるいけ直腸
鏡のような時間と費用のかかる検査が必要となっている
特開昭54−158995号公報に固定化抗ヘモグロビ
ン抗体を平板上にセットしたヘモグロビン測定キットが
記載されており、平板としてスライドグラスを用いた例
が述べられているが、共存物との分離が困難であると共
に定量精度もよ〈々い。オだ、該方法は糞便中のヘモグ
ロビンの測定のような共存物が多種に及ぶ条件下のヘモ
グロビン測定は意図していない。
特開昭56−106154号公報には、ヒトヘモグロビ
ンに対する特異抗体を固相に結合して使用し、試料糞便
中のヒトヘモグロビンを免疫学的抗原抗体反応により該
抗体に結合させて単離し、それにより該抗体に結合した
ヒトヘモグロビンを測定することを特徴とする糞便中の
ヘモグロビン又はヘモグロビン分解産物の検出方法が記
載されている。
該方法によれば濾紙等の吸着材物質に糞便中に含まれて
いる血液由来ヘモグロビン及び/又はヘモグロビンの分
解産物を吸着させ、それより抽出した検体液とヒトヘモ
グロビンに対する特異抗体を結合した固相とを接した状
態でインキュベートし、検体液をデカンテーションする
該同相に対してサンドイツチ法で酵素免疫測定法(エン
ザイム・イムノアッセイ、以下E工Aと略記する)を試
みるか、検体液と同時に酵素標識ヒトヘモグロビンを用
いて、競合法E工Aを行うか、グアヤツク反応を行うこ
とにより、ヘモグロビンを検知している。該方法におい
て、ヒトヘモグロビンに対する特異抗体を結合した固相
け、ポリエチレン製キュベツト、ボール、リング、円盤
等が述べられているが、検体液中でインキュベーション
、デカンテーション後の洗浄と煩゛しい作業を行うこと
は同様である。
特開昭58−23796号公報には、触媒法に用いた後
、糞便中に含まれている血液由来ヘモグロビンを吸着し
た濾紙等の材料をそのまま用いて免疫学的にヘモグロビ
ンを検出する方法が開示されている。該方法は、触媒法
に用いた後の吸着材料を用いた他は特開昭56−106
154号公報記載の方法と同じである。ヘモグロビンに
対する特異抗体を結合した固相はビーズであるが、検体
液中でのインキュベーション、デカンテーション後の洗
浄と煩しい操作を必要としている。
特開昭58−205854号公報には、変性度の異なる
ヒトヘモグロビンのそれぞれに対する特異抗体を固定化
した潜血反応検査用固定化抗体に関して記載されている
。該公報によると、特異抗体を固定化したポリビニルア
ルコールやセルロース等のプレート、シー)又ハ繊f&
ヲ、少量の糞を懸濁させた検体液中に浸漬し、インキュ
ベーションして取出し生理食塩水で洗浄して試料を得る
。該試料を触媒法で発色させる。
該方法も、検体液中でのインキュベーション、デカンテ
ーション後の洗浄と煩しい操作を必要としている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
それらを改良した特願昭59−28571号の発明では
、検査上の操作及び疑陽性、陰性反応等が改良されてい
るが、洗浄の操作において、検体を適用した領域内に洗
浄液を滴下するために、洗浄液を適用した中心部付近が
十分に洗浄されず、その領域内に疑陽性、陰性物質が残
存するために、正確な判定を下すことが難しい。
本発明の目的は、酵素、ヘモグロビン等の特定の反応に
対して触媒作用を有する有機化合物(抗原)の簡便な検
出方法を提供することにあシ、更に詳しくは該検出方法
における検体と固定化抗体との反応において、未反応成
分を効率よく検体適用領域外に拡散させる洗浄方法を提
供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明を概説すれば、本発明は抗原の検出方法に関する
発明であって、液体不浸透性支持体上に抗体が固定化さ
れた担体を含有する多孔性層を少々くとも一層有する分
析素子に、検体を適用し、分析素子中の固定化された抗
体と検体よりもたらされた抗原とを反応させ、その後洗
浄液を滴下し、未反応成分を該検体を適用した領域の周
辺部へ拡散させ、次いで抗体と結合した抗原を触媒とし
て分光特性に変化を生ずる成分を含有する反応液を、該
検体を適用した領域に適用して分析素子上で分光特性に
変化を生じさせ、その変化を測定する抗原の検出方法に
おいて、該検体を滴下した中心部外に洗浄液を滴下し、
洗浄することを特徴とする。
分析素子での洗浄はその操作上、最少の洗浄量で、最大
の洗浄効果をあげることがもつとも好しいことである。
検体を適用した中心部に洗浄液を滴下する場合が洗浄液
量が最少量と思われるが、前に述べたように、中心部に
未反応物が残存し、疑陽性、陰性反応が起るという欠点
がみられる。洗浄液量の増量も考えられるが、分析素子
の洗浄液の許容量は、素子を構成している担体等の素材
の性質、使用量又は分析素子の膜厚等によって一部に規
定できないにしても、限度がある点で変シはない。分析
素子において、検体を適用した領域の中心部付近で、疑
陽性、陰性反応が生じると判定を誤ることも起りうる。
疑陽性、陰性反応の領域を検体適用領域の中心部付近か
らなるべくはずすこと及び洗浄量を少なくするという点
から洗浄液を検体を適用した中心部付近外に滴下するこ
とが好ましく、更に好ましくは、検体を適用した領域の
中心部から周辺部までの距離の3分の2の位置(中心部
を起点として)より、中心部から周辺部までの距離の2
倍の位置(中心部を起点として)の間(で滴下するのが
良い。
本発明でいう液体不浸透性支持体とけ水不透過性膜を意
味し特に素材に限定はない。例えば酢酸セルロース、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリカーボネート及びポリ
ビニル化合物(例えばポリスチレン)のようなポリマー
材料あるいはガラス、セラミックス、金属並びに樹脂被
覆紙等を挙げることができる。該支持体は光透過性の方
が支持体側より分光的変化を測定可能であるために好ま
しい。
本発明で使用する抗体は、その由来を特に限定されるも
のではなく、哺乳動物等に抗原を投与、免疫して得られ
る抗体を含む血清より抗体の精製法として従来公知の方
法である(右田俊介編「免疫化学」中山書店第74〜8
8頁参照)、硫酸ナトリウム沈殿法、硫酸アンモニウム
沈殿法、セファデックスゲルによるゲル濾過法、イオン
交換セルロースクロマトグラフィー法、電気泳動法等に
よって提供される。
!た抗原で感作した哺乳動物等(例えばマウス)肺臓細
胞と骨髄腫細胞(ミエローマ)とから維種細胞(ハイブ
リドーマ)を血てモノクローナル抗体をつくっても良い
本発明で担体とは、検体に不溶性で検体と接触した状態
で構造状態が保たれる固体を意味し、物理的方法、又は
化学的方法により抗体を固定化できれば素材には限定さ
れない。担体の例としては、紙、セルロース、ガラス繊
維、不織布及び織布、各種有機重合体繊維(ポリアミド
、ポリエチレン、ポリプロピレン等)、粒状有機重合体
物、その他フィルム形成材料等を挙げることができる。
これら担体の例と一部重複するが、特開昭49−538
88号、同55−90859号、同57−67860号
、同57−125847号、同57−197466号、
同5B−70161号各公報等に記載されている展開層
構成材料を担体としても良い。
担体を含有する層は、被検物質である酵素やヘモグロビ
ン等が、層中の担体表面に固定化された抗体と自由に接
触可能々多孔性の層である。
各々の孔の大きさは短径が5μ慨〜300pglのもの
を用いることが好ましく、担体を層に形成する方法は、
特開昭49−53888号、同55−90859号、同
57−67860号、同57−125847号、同57
−197466号、同58−70161号各公報におい
て展開層を形成するために述べられている方法を用いる
ことができる。また特開昭58−214854号公報に
記載されている粒子結合体を担体として用いることが可
能であシ、特開昭58−214854号公報に記載され
ている方法により、本発明の方法に用いることが好適で
ある抗体が固定化された担体を含有する多孔性層を形成
することが可能である。担体への抗体の固定化は、物理
的方法でも化学結合を形成させることにより行っても良
い。
物理吸着法としては、抗体を水又は適当な緩衝液に溶解
させ、これに前記担体を浸漬して吸着させることができ
る。
この際の緩衝液としては、0.01〜1M程度の適当な
緩衝液を用いることができる。また、吸着させる物質の
濃度は0001〜1.0%の範囲で用い、表面を十分に
清浄にした担体を浸漬し吸着させる。
上記吸着のだめの温度は、室温又はそれ以下が好寸しく
、時間は10〜100時間が好ましい。得られた固体は
、分離の抜水又は緩衝液で洗浄t/、吸着にあずからな
かった抗体を取去ることが好ましい。
化学結合を用いる方法としては、抗体を本発明に係わる
担体上の官能基と直接又は多官能性試薬を用いて結合す
ることが可能である。これらの方法は、例えば千畑一部
編「固定化酵素」(1975年講談社刊)に記載されて
いる酵素等の固定化技術を応用することができる。−例
を挙げれはジアゾ化法、アミド法、アルキル化法、グル
タルアルデヒド法及びヘキサメチレンジイソシアネート
法等がある。
当然のことながら、抗体を結合させた担体を用いて多孔
性層を作製することもでき、また、あらかじめ層を作製
した後、抗体を結合することもできる。更に本発明に係
わる担体には、必要に応じて免疫反応における非特異的
反応を排除する目的で、測定すべき免疫反応に関与しな
いタンパク質を担持することが可能である。これらの代
表的な例としては哺乳動物の正常血清p7パク質、アル
ブミン、ゼラチン及びその分解物等が挙げられる。
これらの担持方法は前述と同じように物理吸着法及び化
学結合法を適宜用いることができる。
本発明における反応液とは、抗体に結合した抗原を触媒
として分光特性の変化を生じる成分を含む液をいう。分
光特性の変化とは、可視光に対する吸光度の変化のみ々
らず、紫外光、赤外光に対する吸光度の変化も意味する
し、蛍光等吸収波長と異なる光の発光、吸光を伴わない
発光も意味する。更には消光も意味する。例えば、ヘモ
グロビンを検出対象とする場合は反応液は基本的には過
酸化水素と、過酸化水素とペルオキシダーゼの存在下で
着色物質を生成するか又は色変化をする化合物を含んで
いれば良い。
このような化合物又は組成物の例としては、特開昭49
−50991号公報に開示されている、(al o−ジ
アニシジン又はその酸塩、(t)l O−)リジン又は
その酸塩、(C)0−フェニレンジアミン又はその酸塩
、(d)グアヤク、(θ)アドレナリン、+flフェノ
ールフタレイン、(gl 2 r 2’−アジノジ(3
−エチルペンゾチアソリンー6−スルホン酸)アンモニ
ウム塩、(hlフェロシアン化物、+t+4−アミノア
ンチピリン、その置換誘導体又はそれらの酸塩とフェノ
ール又はナフトール又はそれらの誘導体との組合せ、特
開昭50−137192号公報に開示されている、 (1)  アニリン及びその誘導体、0−トルイジン、
p−トルイジン等のモノアミン類、 (2)  o−フェニレンジアミン、N、N’−ジメチ
ル−p−フェニレンジアミン、N、N’−ジエチルフェ
ニレンジアミン、ベンジジンUnないしは褐色を呈する
)、ジアニシジン(緑変ないし褐変)等のジアミン類、 (3)  フェノールそれ自体(黄色を呈する)、チモ
ール、n−、m−、及びp−クレゾール(それぞれ緑黄
色、桃色、乳白M n8を呈す)、アルファーナフトー
ル(深紅色を呈する)、ベーターナフトール(自沈を生
ずる)等のフェノール類、 (4)  カテコール、グアヤコール(橙色を呈する)
、オーシノール、ピロガロール(赤色又は黄色ヲ呈スル
)、p、p−ジヒドロキシジフェニル及びフロログルシ
ノールのようなポリフェノール類、 (5)サリチル酸、ピロカテキン酸、没食子酸のような
芳香族の酸、 (6)  ロイコマラカイトグリーン(マラカイトグリ
ーンを呈する)、ロイコフェノールフタレイン(アルカ
リ性媒質中で使うことが望まl〜い)のようなロイコ染
料、 (7)  2.6−シクロロフエノールインドフエノー
ルのような着色染料、 (8)  エピネフリン、フラボン類、チロシン、ジヒ
ドロギシフェニルアラニン(橙赤色を呈する)及びトリ
プトファンのような種々の生化学物質、 (9)その他、グアヤゴム、グアヤコン酸、ヨウ化カリ
ウム、ヨウ化ナトリウム及び他の水溶性ヨウ化物、並び
にビリルビン(緑色を帯びた色となる。)のような物質
、 al  2,2’−アジノジ(3−エチル−6−スルホ
ベンゾチアゾリン)又はその塩、及び3.3’−ジアミ
ノベンジジンのような特殊染料、01)4−アミノアン
チピリン、その置換誘導体又はその酸塩と1,7−シヒ
ドロキシナフタレン又はその誘導体との組合せ、 を挙げることができる。
洗浄液としては、未反応成分を、検体を適用した領域の
周辺部へ拡散可能であれば、組成には限定はない。基本
的には水で良い。洗浄性をα乃 増加させるために界面活性剤が添加されている方が好ま
しい。有利に用いられる界面活性剤としては、トライト
ン■X−100(ロームアンドハース社製オクテルフエ
ノキシボリエトキシエタノール)、サーフアクタン)1
0G■(オリーン社製、ノニルフェノキシポリグリシド
ール)等の非イオン性界面活性剤を挙げることができる
ある種の酵素が患者の血清や尿中で増加することが知ら
れており、癌等の診断や予後の経過の判定上重要性が増
加しつつある。本発明の方法はこれらの酵素の検知方法
としても有用である。これらの酵素として、γ−グルタ
ミルトランスフェラーゼアイソエンザイム、アルドラー
ゼアイソエンザイム、アルカリホスファターゼ、アシド
ホスファターゼ、ピルビン酸キナーゼ、ターミナルデオ
キシヌクレ勿ジルトランスフェラーゼ等を挙げることが
できる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により更に具体的に説0→−・。
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。
実施例1 (1)セルロース繊維への抗ヒトヘモグロビンの固定化 ν紙粉末0(!tooメツシュ以上、東洋濾紙(株)製
〕302.1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテ
ル〔関東化学(株)f!1)75−12 m9 / m
7!のNaBH,(和光紬薬(株)製〕を含む0、6 
M 、 NaOH溶液75m1を混合し、40℃で5.
5時間かくはんし、活性化を行った0、ガラス濾過器上
で、活性化P紙粉末Cを5,000mlはどの蒸留水で
洗浄した後、300m6の05M  NaHOOl −
Nap 00g緩衝液(pH10,0)に溶解したウサ
ギ抗ヒトヘモグロビン抗体〔マイルス物社製〕032と
40℃で14時間反応させた。
更に反応液を除いた後、I M ) IJスス−酸緩衝
液600Mg(pHa、o)と40℃で14時間反応さ
せた。0.5M酢酸緩衝液、0.5 M  NaHOO
3溶液、PBS (IJン酸緩衝生理食塩水)で洗浄し
た後、凍結乾燥を行い、抗ヒトヘモグロビン固定化濾紙
粉末Cを得た。反応液の吸収量変化(280nm)より
、70m97f濾紙粉末Cの抗ヒトヘモグロビンが固定
化されていることが分った。
(It’)  潜血検出素子の作成 透明な厚さ180μmの下引き済、ポリエチレンテレフ
タレート支持体上姉下記組成の混合物を塗布した。
前記抗ヒトヘモグロビン固定化濾紙粉末C1f/ 10
0i トライ トンX−100(ロームアンドハース社製)5
01Q/10鵠− ポリビニルアルコール(NM−14日本合成化学工業■
製)20ダ/1 ロOa♂ コポリ(スチレン−グリシジルメタクリレ−) ) 2
 味V100cJモノマ一重量比90:10 得られた塗布物を2.0 ffi X 4.0 ffi
の長方形に裁断し、その上に2.0m角に裁断した濾紙
(東洋濾紙扁1)を重ね、第1図に示すようなマウント
に収納し検出素子とした1、なお第1図はスライドの斜
i+?図であり、(a)は基体、(b)はふたを示す3
、第1図中の符号1け枠、2け窓ぞして3け検体滴下の
開口を童味する。
(■)洗浄性 洗浄性を調べるために(2)で得た塗布物を2、0 X
 4.0 rtnの長方形に裁断し、その上に同じ大き
さの濾紙(東洋濾紙屋1)を重ね検出素子とした。検体
は次のようにして作成した。人糞を1002の新鮮な便
につき2 m9のヘマチンで処理し、均質化する。これ
らの大便サンプルをへらの先に採り検出素トの濾紙上に
適用し、37℃で10分間インキュベートした後沖紙と
分離1〜、第2図で示す位置に洗浄液を滴下した。すな
わち、第2図は検出素子上の滴下位置を示す模式図であ
り、図中の符号A、B、Oはそれぞれ滴下位置であり。
洗浄液は、5%のトライトンX−100を含むリン酸緩
衝液(pH7,6)である。
次に3%T(、O,を含、むn−)リジン−エタノール
−酢酸混合物全便・、サンプルを適用した領域の中心部
に滴下し、2分後の色調変化を目視で観察した。結果を
表1に示す。
表   1 との場合、用いた洗浄液量は、A及びBが各50μ/X
Oが100μtであった。
表1から明らかなように、洗浄液の滴下位置Bが好まし
いことが分る。
また、Aでの洗浄液を増量することにより便サンプルの
適用領域内での発色はみられなくなったが、それには1
50μlを要した。したがって、洗浄液の滴下位置Oも
従来のAより好ましいことが分る。
(■)検出 血液を含捷ない新鮮な大便サンプル(サンプル番号1)
、1009の該大便につき2−のヒト血液を含むサンプ
ル(2)、100fの該大便につき2−のヒト血液及び
1omgのミオグロビンを含むサンプル(3)、100
tの該大便につき2−のヒト血液及び200m9のアス
コルビン酸を含むサンプル(4)、のそれぞれ均質化し
たものを調製する。
これら大便サンプルをへらの先に採り(II)で作成し
た潜血検出素子の濾紙上に塗布し、37℃で10分間イ
ンキュベートした後、濾紙と分離し、第1図に示す便サ
ンプルを塗布してない側に、かつ便サンプルを適用した
領域の境界付近に200μlの5%トライトンX−10
0を含むリン酸緩衝液(pu7.6)を滴下し、未反応
物を周囲に拡散させた。更に3%■、偽を含むQ −ト
リジン−エタノール−酢酸混合液を便サンプルを塗布し
た開口の中心部へ滴下し、2分後の色調変化を目視及び
クロマトスキャナーで観察[また。
また比較例として洗浄液、発色液共便を塗布した開口の
中心部へ滴下し、結果を観察した。
得られた結果を表2に示す。また、第5図にクロマトス
キャナー(日立分光蛍光光度計MP? −2人付属装置
を吸収モードで使用)での測定結果を示す。すなわち、
第3図はサンプル(3)のクロマトスキャナーによる測
定結果を示すグラフであり、縦軸は反射濃度を示し、(
a)は本発明そして(b)は比較例のグラフである。
表   2 表2及び第3図の結果から明らかなように、本発明の検
出方法は判定を誤り難い方法である。
したがって、再現性の高い検出方法といえる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の洗浄方法によれば、十分
に洗浄することが可能となり、正確な判定ができるとい
う顕著な効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
第1図はスライドの斜視図、第2図は検出素子上の滴下
位置を示す模式図そして第3図はクロマトスキャナーで
の測定結果を示すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、液体不浸透性支持体上に抗体が固定化された担体を
    含有する多孔性層を少なくとも一層有する分析素子に、
    検体を適用し、分析素子中の固定化された抗体と検体よ
    りもたらされた抗原とを反応させ、その後洗浄液を滴下
    し未反応成分を該検体を適用した領域の周辺部へ拡散さ
    せ、次いで抗体と結合した抗原を触媒として分光特性に
    変化を生ずる成分を含有する反応液を、該検体を適用し
    た領域に適用して分析素子上で分光特性に変化を生じさ
    せ、その変化を測定する抗原の検出方法において、該検
    体を滴下した中心部外に洗浄液を滴下し、洗浄すること
    を特徴とする抗原の検出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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