JPS6162055A - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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JPS6162055A
JPS6162055A JP59183687A JP18368784A JPS6162055A JP S6162055 A JPS6162055 A JP S6162055A JP 59183687 A JP59183687 A JP 59183687A JP 18368784 A JP18368784 A JP 18368784A JP S6162055 A JPS6162055 A JP S6162055A
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JP
Japan
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toner
heat roller
temperature
transfer paper
heat
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Application number
JP59183687A
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English (en)
Inventor
Kunio Akimoto
秋本 国夫
Jiro Takahashi
高橋 次朗
Hiroyuki Takagiwa
高際 裕幸
Akizo Shirase
明三 白勢
Masafumi Uchida
雅文 内田
Akinobu Owada
大和田 明宣
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Publication of JPS6162055A publication Critical patent/JPS6162055A/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2039Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat with means for controlling the fixing temperature
    • G03G15/2042Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat with means for controlling the fixing temperature specially for the axial heat partition

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は静電荷像、或いは磁気潜像等をトナーにより可
視化し、これにより形成されたトナー像を転写紙等に転
写して画像を得る画像形成方法に関するものである。
〔従来技術〕
例えば電子写真法を利用した画像形成方法は、感光ドラ
ム等に静電荷像を形成する工程と、この静電荷像をトナ
ーにより可視化してトナー像とする現像工程と、このト
ナー像を定着する定着工程とを含み、定着工程において
は、現像工程において形成されたトナー像をそのまま支
持体に定着することもあるが、通常は転写紙等の他の支
持体に転写した後定着するようにしている。ここにトナ
ー像の定着を行うためには、種々の方式が知られている
が、特に熱ローラを用いる接触加熱定着方式は、熱効率
が高い点で優れており、高速定着が可能であって高速複
写機の定着に好適である。
従来の加熱定着器においては、通常熱ローラ用ヒータと
して棒状のヒータランプが用いられ、このヒータランプ
を筒状の熱ローラの筒内に配設し、熱ローラの内部から
当該熱ローラを昇温せしめるようにしている。しかして
熱ローラは、その両端部に支持部材などが取付けられる
ことから、中央部に比して端部側の熱放散が大きく、従
ってこの端部側の大きな熱放散を考慮して、ヒータラン
プの長さ方向における耐熱分布は、その中央部に比して
両端部の発熱量が大きくなるようなものとされている。
しかして最近においては、複写機の高速化が更に一層強
く望まれるようになり、これに伴ない高速定着が要請さ
れている。実用的には例えばA4サイズの転写紙により
毎分45枚以上の複写画像を形成するためには、定着時
の熱ローラが送る転写紙の線速度(以下華に1線速度j
という。)が少なくとも180mm/see以−1ニで
あることが必要である。
しかしながら従来のように両端部の発熱量が高い耐熱分
布のヒータランプが内蔵された熱ローラにより高速定着
を行なう場合においては、新たな問題点が判明した。f
illち、熱ローラの長さよりも幅の短い小サイズの転
写紙に転写されたトナー像の高速定着を連続して多数回
に亘り行なう場合には、熱ローラの中央部は転写紙に熱
が奪われて温度が経時的に相当低下するのに対して熱ロ
ーラの端部は転写紙に接触しないために熱が蓄積されて
高温となり、一方熱ローラに対接配置されるハックアッ
プローラにおいても同様に端部側が高温きなり、結局熱
ローラ及びハックアップローラのいずれにおいても、中
央部と端部との温度差が大きくなる。このように熱ロー
ラ及びハックアップローラにおいてその長さ方向に大き
な温度差が生ずると、熱膨張の差によって熱ローラとハ
ックアップローラとの対接領域の中央部と端部における
線速度に差が生じ、このため、次に熱ローラの端部側を
通過することとなるような大サイズの転写紙に転写され
たトナー像の定着を行なうと、得られる定着画像におい
て、肋骨の配置形状に類似した白いスジが発生ずる現象
(以下これを「アハラ現象」という。)が生し、鮮明な
画像を形成することができない。
このようなアバラ現象の発生を防止するためには、ヒー
タランプとして、中央部に比して端部側の発熱量が小さ
くなる耐熱分布を有するものを用いることが考えられる
。しかしながらこのような手段においては、熱ローラの
端部側の温度が低くなることから熱ローラの端部側と接
触するような大サイズの転写紙に転写されたトナー像の
高速定着を連続して行なう場合には、転写紙が熱ローラ
の表面に接着されて巻イ」いてしまう、いわゆる巻付き
現象が発生し、結局十分な高速定着を達成することがで
きない。
これに対して、トナー粒子体中にポリプロピレンワック
ス若しくはポリエチレンワックス等のポリオレフインワ
ンクスよりなる離型剤を含有せしめることにより、非巻
イ1き性の向上を図る手段が知られている。
しかしながら、このような手段においては、非巻Iりき
性の十分な向上を達成するためには、ワックスの含有割
合を相当に大きくしなければならず、その結果、粉末状
のトナーの流動性が低下し、結局現像性及び転写性が低
下して良好な可視画像が形成されず、また凝集性を帯び
る傾向があり、さらには当該l−ナーと混合されて二成
分系現像剤を構成するキャリア、現像スリーブ或いは静
電荷像支持体にワックス成分が付着して皮膜を形成して
汚染するようになり、その機能を阻害する欠点がある。
また、I・ナーの効率的な利用を図るためのリサイクル
システム即ち現像に供されたけれども可視画像の形成に
は関与しなかったトナーを再び現像器に戻して再び現像
に供するシステムにおいてはトナーの流動性が著しく低
下するようになり、耐久性が小さい欠点がある。
〔発明の目的〕
本発明は以上の如き事情に基いてなされたものであって
、その目的は、高速で連続的に画像の形成を行なう場合
において、サイズの異なる転写紙を用いてどのような順
番で画像を形成する場合であっても、巻付き現象が発生
せず、しかも実用上十分な定着を達成することができ、
多数回に亘り連続して良好な画像を安定に形成すること
ができる画像形成方法を提供することにある。
〔発明の構成〕
以上の目的は、バインダー樹脂中に、エステル成分を2
0重量%以上含有し針入度が4以下のワックスが含有さ
れてなるトナーによりトナー像を形成し、熱ローラ用ヒ
ータを作動状態としたときに端部側の温度が中央部より
も低くなるように昇温される熱ローラを180mm/s
ec以上の線速度で回転させて前記トナー像を加熱定着
することを特徴とする画像形成方法により達成される。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明においては、その詳細は後述する特定のトナーに
より転写材上にトナー像を形成し、熱ローラ用ヒータを
作動させたときに端部側の温度が中央部よりも低くなる
ように昇温される熱ローラを180mm/sec以上の
線速度で回転させて前記1〜ナー像を加熱定着し、もっ
て複写画像を形成する。
以−1−において、転写jrAは、その表面−1−に転
写されたトナー像を支持し、加熱ローラ定着器によって
当該I・ナー像が定着される機能を有するシート体であ
ればよく、例えば紙、プラスチックシート、加工シート
等があり、好ましくは紙(転写紙)が用いられる。
本発明に用いるl・ナーば、バインダー樹脂中に、エス
テル成分を少なくとも20重量%以上含有しかつ釧大度
が4以下であるワックスより成る離型剤がその他の必要
なトナー成分と共に含有されてなるものである。
前記離型剤において、エステル成分以外の他の成分とし
ては高級脂肪酸、高級アルコール、炭化水素等が含まれ
ることもある。
前記離型剤の代表的な物質例としては、カルナウバろう
を挙げることができる。このカルナウバろうは、一般に
融点が78〜86℃で、ろう酸のアルキルエステルが8
0〜85%で、このうちオキシ酸エステルが約7割を占
めている。
以上においてワックスの針入度は、JIS K 223
5−1980に規定された試験方法に4!!拠して得ら
れる値をいう。即ち試料ワックスを加熱溶融して試料容
器にとり、放冷した後、恒温水浴中で温度25℃の一定
温度に保ち、質量の合計を100gに規定した針を試料
ワックス中に垂直に5秒間進入させて、針の進入した深
さを0.1mmまで測定し、これを10倍した数値を針
入度とする。
前記離型剤において、エステル成分が20重量%未満で
ある場合には、バインダー樹脂に対する分散性が劣り、
トナーの定着時において十分な離型性能が得られず、ま
た針入度が4を越える場合には、耐久性が劣り、特にリ
サイクルシステムに供した場合に早期にワックスによる
汚染が生し、良好な画像プロセスを遂行することが困難
となる。
また前記離型剤においては、その融点が60〜110℃
の範囲内にあることが好ましく、また例えば温度160
℃におりる溶融粘度がl00cp以下であることが実用
上好ましい。融点が60℃未満の場合にはトナーの保存
安定性が低下し、逆に融点が110℃を越える場合には
低温定着において十分な離型効果が得られない。また溶
融粘度が100cpを越える場合には、トナーの定着不
良が生じ易く、しかも巻付き現象が発生し易い。
尚ワックスの融点は、示差走査熱量測定法(DSC)に
よって求められる。即ち、数■の試料を一定の昇温速度
(10℃/m1n)で加熱したときの融解ピーク値を融
点とする。またワックスの溶融粘度は例えば1B型粘度
計」 (東京計器製造断裂)を用いて測定することがで
きる。
前記離型剤の具体例としては、下記第1表に掲げたもの
を挙げることができる。
斯かる離型剤の含有割合はバインダー樹脂に対して1〜
20重量%の範囲内とされ、好ましくは1〜10重量%
の範囲内である。この割合が1重量%未満では、離型剤
としての効果が発揮されず従って1−ナーの非巻付き性
が改善されず、又、最低定着温度を低下させる効果を得
ることができない。
一方20重量%を越えると、トナーの流動性が低下する
ようになり、このため現像性および転写性が低下して良
好な可視画像が形成されず、また現像スリーブ或いは静
電荷像支持体に離型剤が付着して皮膜を形成し、その機
能を阻害するようになる。
本発明においてトナーに用いられるバインダー樹脂とし
ては、種々の熱可塑性樹脂が用いられる。
その具体例としては、例えば、スチレン、パラクロロス
チレン、α−メチルスチレンなどのスチレン類;アクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピ
ル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸2−エチルヘキシ
ル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタク
リル酸n−ブチル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル
酸2−エチルヘキシルなどのα−メチレン脂肪族モノカ
ルボン酸エステル頻:アクリロニトリル、メタアクリロ
ニトリルなどのビニルニトリル頻;2−ビニルピリジン
、4〜ビニルピリジンなどのビニルピリジン頻;ビニル
メチルエーテル、ビニルイソブチルエーテルなどのビニ
ルエーテル頬;ビニルメチルケトン、ビニルエチルケト
ン、メチルイソプロペニルケトンなどのビニルケトン類
;エチレン、プロピレン、イソプレン、ブタジェン等の
不飽和炭化水素類およびそのハロゲン化物、クロロプレ
ンなどのハロゲン系不飽和炭化水素類などの単量体によ
る重合体あるいは、これら単量体を2種以上組み合わせ
て得られる共重合体、およびこれらの混合物、あるいは
、例えばロジン変性フェノールホルマリン樹脂、エポキ
シ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリア
ミド樹脂、セルロース樹脂、ポリエーテル樹脂などの非
ビニル縮合系樹脂あるいはこれらと前記ビニル系樹脂と
の混合物を挙げることができる。このうち、高分子量成
分と低分子量成分とを含有しその数平均分子量Mnに対
する重量平均分子量Mwの比Mw/Mnの値が3.5以
上のスチレン系樹脂、クローコボル1、不溶分が5重量
%以上のポリエステル樹脂は、良好な定着性とそれ自体
非巻付き性を有する点で好ましいものである。
本発明に用いるトナーにおいて必要に応して用いられる
トナー成分としては、例えば着色剤、磁性体、種々の特
性改良剤がある。
着色剤としては、カーボンブラック、ニグロシン染料(
C,1,No、5015B)、アニリンブルー(C,I
No、50405) 、カルコオイルブルー(C,1,
No、azoecBlue 3) 、クロムイエロー(
C,1,No、14090) 、ウルトラマリンブルー
(C,1,No、77103) 、デュポンオイルレッ
ド(C,1,No、26105) 、キノリンイエロー
(C,1,No、47005) 、メチレンブルークロ
ライド(C,1,No、52015) 、フタロシアニ
ンブルー(C,I。
No’、74160) 、マラカイトグリーンオフサレ
ート(C,1,No、42000)、ランプブラック(
C,T、No、77266)、ローズベンガル(C,1
,No、45435) 、これらの混合物、その他を挙
げることができる。これら着色剤は、十分な濃度の可視
像が形成されるに十分な割合で含有されることが必要で
あり、通常バインダ   ′−樹脂100重量部に対し
て1〜20重量部重量部側合とされる。
前記磁性体としては、フェライト、マグネタイトを始め
とする鉄、コバルト、ニッケルなどの強磁性を示す金属
若しくは合金又はこれらの元素を含む化合物、或いは強
磁性元素を含まないが適当な熱処理を施すことによって
強磁性を示すようになる合金、例えばマンガン−銅−ア
ルミニウム、マンガン−銅−錫などのマンガンと銅とを
含むホイスラー合金と呼ばれる種類の合金、又は二酸化
クロム、その他を挙げることができる。これらの磁性体
は平均粒径0.1〜1ミクロンの微粉末の形でバインダ
ー中に均一に分散される。そしてその含有量は、トナー
100重量部当り20〜70重量部、好ましくは40〜
70重量部である。
前記特性改良剤としては、荷電制御剤、オフセット防止
剤、流動性改善用滑剤その他がある。
本発明に用いるトナーは、鉄粉、ガラスピーズ等より成
るキャリアと混合されて二成分現像剤とされるが、磁性
体が含有されるときはそのまま一成分現像剤として静電
荷像の現像に供される。
本発明においては、既述のように、熱ローラ用ヒータを
作動状態としたときに端部側の温度が中央部よりも低く
なるように昇温される熱ローラを用い、トナー像の定着
時においては、当該熱ローラを180mm/sec以上
となる線速度で回転せしめた状態でトナー像の定着を行
なう。
具体的には、例えば第1図に模式的に示すように、小サ
イズに対応する長さの高発熱部11と、その両端に位置
する低発熱部12及び13とよりなる発熱部を具えたヒ
ータランプ1を熱ローラ2のに内部に配設することによ
り、ヒータランプ1を作動状態としたときの熱ローラの
表面において、小サイズの転写紙が通過することとなる
高温領域21と、小サイズの転写紙は通過しないが大サ
イズの転写紙の両側縁が通過することとなる低温領域2
2.23とを形成する。3はバックアップローラである
実用的には、熱ローラの表面における中央部と端部との
間の温度差が常に約30°C以下となるようにするのが
好ましい。
前記熱ローラの一例においては筒状の金属製芯金の表面
に樹脂層またはゴム層を設けて構成される。この樹脂層
またはゴム層の形成においては、「テフロン」(デュポ
ン社製ポリテトラフルオロエチレン)などのパーフルオ
ロアルコキシ樹脂などを用いるのが好ましく、この場合
には、熱ローラの表面自体にも離型性が付与されるため
、巻付き現象の防止効果が向上する。
尚熱ローラを昇温せしめるための熱源は、特に限定され
ず抵抗発熱体、熱輻射ランプ、その他を用いることがで
きる。
〔発明の効果〕
本発明は以上のような画像形成方法であるので、高速で
連続的に画像の形成を行なう場合において、サイズの異
なる転写紙を用いてどのような順番で画像を形成する場
合であっても、巻付き現象が発生せず、しかも実用上十
分な定着を達成することができ、多数回に亘り連続して
良好な画像を安定に形成することができる。
そしてリサイクルシステムによる画像形成プロセスに供
したときにおいても、耐久性が優れていて良好な画像を
安定して形成することができ、キャリア或いは静電荷像
支持体、現像スリーブの1−モーによる汚染が大幅に小
さくなる。
このような効果が得られるのは、熱ローラ用ヒータを作
動状態としたときに端部側の温度が中央部よりも低くな
るように昇温される熱ローラを用いて定着を行なうため
、小サイズの転写紙を用い−で連続的に画像の形成を行
なったときには、熱ローラ及びこれに対接されたハック
アップローラの中央部の温度が初Illに比して相当低
下するものの熱ローラの端部側の初期の温度は中央部に
比して予め低くされているから、熱ローラ及びハックア
ップローラの各々において中央部と端部側との間に温度
差が生しても相当に小さくなり、従って熱ローラとバッ
クアップローラとの対接頭域の線速度は中央部から端部
に至るまで実用上十分均一となり、従ってこの後続いて
熱ローラの端部側と接触することとなるような大サイズ
の転写紙を用いて画像を形成する場合にも得られる定着
画像においてアバラ現象が発生せず良好な定着を達成す
ることができ、一方、熱ローラの端部側と接触すること
となるような大サイズの転写紙を用いて高速で連続して
画像の形成を行なう場合においては、トナーに含有され
る離型剤が、エステル成分を20重量%以上含有し針入
度が4以下のワックスよりなるため当該ワックスはバイ
ンダー樹脂に対して適度の相溶性を有していてバインダ
ー樹脂中にワックスが微細でかつ均一に分散された状態
で含有され、従って熱ローラの端部側における温度低下
が非常に大きくなったときにも、微細なワックス成分が
十分溶けてトナーの表面全体に十分ににじみでるように
なり、従って低温でも良好な離型効果が実用上十分に発
揮され、そのうえこのようなワックスの溶融によりトナ
ーのバインダー樹脂の溶融温度点が低温側ヘシフトする
ようになって十分な低温定着性が発揮され、またワック
スは針入度が4以下であってそれ自身硬くて耐久性の太
きなものであるため特にリサイクルシステムに供された
ときにも安定してトナーの離型効果が十分前られるうえ
、l・モーの表面のすべり性が高くて定着性が向上する
からであると考えられる。
そしてこのようにトナーによる転写紙の熱ローラに対す
る粘着力が小さいことから、定着時においては、転写紙
が熱ローラと共に移動せずに分離が円滑に行なわれるた
め、転写紙と熱ローラとの接触時間が短くなり、従って
熱ローラから転写紙に奪われる熱量が減少するので高速
複写における熱ローラの温度低下を小さくする効果も併
せて得ることができる。
〔発明の実施例〕
以下本発明の実施例について説明するが、これらによっ
て本発明が限定されるものではない。なお「部」は重量
部を表わす。
実施例1 (バインダー樹脂の製造) テレフタル酸299gと、ポリオキシプロピレン(2,
2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プ0パ
ン211gと、ペンタエリスリトール82gとを、温度
計、ステンレススチール製攪拌器、ガラス製窒素ガス導
入管及び流下式コンデンサを備えた丸底フラスコ内に入
れ、このフラスコをマントルヒーターにセントし、窒素
ガス導入管より窒素ガスを導入してフラスコ内を不活性
雰囲気に保った状態で昇温せしめ、さらに0.05gの
ジブチル錫オキシドを加え、軟化点において反応を追跡
しながら温度200℃で反応せしめて、クロロホルム不
溶分17重量%、軟化点131℃のポリエステル樹脂を
得た。これを「バインダー樹脂A」とする。
(トナーの製造) バインダー樹脂A           100部離型
剤「カルナウバワックス」 (野田ワックス社製、 エステル成分:80〜85重量%、 針入度:1、融点:84℃)      3部カーボン
ブラック「モーガルし」 (キシボット社製)10部 以上の物質をエクストルーダーにより混練し、冷却後粉
砕し、分級する方法により、平均粒径10pmの粒子粉
末より成るトナーを得た。
次いでこのトナーと、樹脂被覆が施された鉄粉より成る
キャリアとを混合してトナー濃度が2重量%の現像剤を
調製した。
次に、長さ470mm 、直径40mm、肉厚10mm
の筒状のアルミニウム製の芯金の表面にパーフルオロア
ルコキシ樹脂の被膜を設けて構成した熱ローラの筒内に
、当該熱ローラに対して第2図に示すような発熱分布と
なるヒータランプを内蔵して構成した定着器をI・ナー
のリサイクルシステムを有する電子写真複写機rU−B
ix 4500J (小西六写真工業社製)に装着し、
熱ローラの線速度を210mm/sec調整し、上記の
現像剤を用いて温度10℃の環境条件下において静電荷
像の現像、転写紙へのトナー像の転写およびトナー像の
熱ローラ定着器による定着の工程による実写テストを、
B5サイズの転写紙を用いて300回、続いてA3ザイ
ズの転写紙を用いて300回に亘って連続的に行なった
ところ、アバラ現象が発生せず、しかも巻付き現象が発
生せず、最後まで安定して優れた定着画像が得られた。
尚この実写テスト期間中において熱ローラ及びバックア
ップローラの表面温度の測定をしたところ、第3図に示
すように、熱ローラ及びバックアップローラの各々にお
ける中央部と端部との温度差が小さく、温度低下も比較
的緩やかで、複写回数が600回に至ってもなお実用上
十分な定着が可能な温度であった。
更に実写テストを繰返し、連続70,000回の多数回
に亘り複写画像を形成したところ、巻付き現象が発生せ
ず、鮮明でしかも定着性の優れた画像が安定して得られ
た。
実施例2 実施例1において「カルナウバワックス」の代わりに[
キャンデリラワックスNO,IJ (野田ワックス社製
、エステル成分:24〜30重量%、針入度:2、融点
=64℃)を用いたほかは同様にして現像剤を調製し、
同様にして実写テス1−を行なったところ、アバラ現象
が発生せず、しかも巻付き現象が発生せず、最後まで安
定して優れた定着画像が得られた。
尚この実写ナスl−期間中において熱ローラ及びバック
アップローラの表面温度の測定をしたところ、第3図に
示すように熱ローラ及びバックアップローラの各々にお
ける中央部と端部との温度差が小さく、温度低下も比較
的緩やかで、複写回数が600回に至ってもなお実用上
十分な定着が可能な温度であった。
また連続70,000回に亘る多数回の画像形成におい
ても、巻付き現象が発生せず、鮮明でしかも定着性の優
れた画像が安定して得られた。
比較例1 実施例】において「カルナウバワックス」の代わりに1
モンタンワツクス」(ヘキストジャパン社製、エステル
成分:30〜50重量%、針入度:8、融点ニア8℃)
を用いたほかは同様にして現像剤を調製し、同様にして
実写テストを行なったところ、複写回数が450回以降
巻付き現象が頻繁に発生した。またこの実写テスト期間
中において熱ローラ及びバックアップローラの表面温度
を測定したところ、第4図に示すように、複写回数が3
00回以降熱ローラの端部の温度が急激に低下し早期に
定着不十分となった。
比較例2 実施例1においてヒータランプを、熱ローラに対して第
5図に示すような発熱分布となるヒータランプに取換え
たほかは同様にして実写テストを行なったところ、複写
回数が300〜400回となった期間中において、複写
画像に連続してアバラ現象が発生し、画質が著しく低下
した。またこの実写テスト期間中において熱ローラ及び
バックアップローラの表面温度を測定したところ、第6
図に示すように端部と中央部の間に大きな温度差が生じ
ていた。
【図面の簡単な説明】
第1図は定着器の一例を模式的に示す説明用断面図、第
2図及び第5図はそれぞれ実施例及び比較例において実
写テストに用いたヒータランプの熱ローラに対する発熱
分布を示す曲線図、第3図、第4図及び第6図はそれぞ
れ実施例1、比較例1及び比較例2において実写テスト
期間中の熱ローラ及びバックアップローラの各々におけ
る中央部及び端部の表面温度の複写回数の経過に伴なう
変化を示す曲線図である。 1・・・ ヒータランプ  2・・・熱ローラ3・・・
パソクアソ’7’ l:I−ラ11・・・高発熱部  
  12.13・・・低光熱部図面の浄書(内容に変更
なし) Iz             II        
 J手続補正書(方式) 昭和60年2月スT目 特許庁長官  志 賀  学 殿 1、事件の表示 昭和59年特許願第183687号 2、発明の名称 画像形成方法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住 所  東京都新宿区西新宿1丁目26番2号名 称
  (127)小西六写真工業株式会社4、代理人 5、補正命令の日付(発送日) 昭和60年1月29日 6、補正の対象 ■)明細書全文 2)図面全図 7、補正の内容 1)願書に最初に添付した明細書の浄書・別紙のとおり
(内容に変更なし) 2)願書に最初に添付した図面の浄書・別紙のとおり(
内容に変更なし)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)バインダー樹脂中に、エステル成分を20重量%以
    上含有し針入度が4以下のワックスが含有されてなるト
    ナーによりトナー像を形成し、熱ローラ用ヒータを作動
    状態としたときに端部側の温度が中央部よりも低くなる
    ように昇温される熱ローラを180mm/sec以上の
    線速度で回転させて前記トナー像を加熱定着することを
    特徴とする画像形成方法。
JP59183687A 1984-09-04 1984-09-04 画像形成方法 Pending JPS6162055A (ja)

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