JPS6160271B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6160271B2
JPS6160271B2 JP53162030A JP16203078A JPS6160271B2 JP S6160271 B2 JPS6160271 B2 JP S6160271B2 JP 53162030 A JP53162030 A JP 53162030A JP 16203078 A JP16203078 A JP 16203078A JP S6160271 B2 JPS6160271 B2 JP S6160271B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable
core
iron core
sides
fixed
Prior art date
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Expired
Application number
JP53162030A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5591778A (en
Inventor
Jinichi Ito
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamada Yuki Seizo Co Ltd
Original Assignee
Yamada Yuki Seizo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamada Yuki Seizo Co Ltd filed Critical Yamada Yuki Seizo Co Ltd
Priority to JP16203078A priority Critical patent/JPS5591778A/ja
Publication of JPS5591778A publication Critical patent/JPS5591778A/ja
Publication of JPS6160271B2 publication Critical patent/JPS6160271B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Electromagnetic Pumps, Or The Like (AREA)
  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
  • Electromagnets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、たとえば、ハンドスプレーなどのピ
ストンポンプやダイヤフラムポンプなどに用いる
振動動力装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、実公昭53−15818号公報に示されるよう
に、この種の振動動力装置は、電磁コイルを巻装
した固定鉄心に対して可動鉄心の一端部を回動自
在に軸着し、この可動鉄心にポンプ用のピストン
などを連結し、電磁コイルによつて可動鉄心を固
定鉄心に吸着したり、逆にピストンの復元ばねに
よつて可動鉄心を固定鉄心から離すようにしたり
して振動動力を得るようにしている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、この従来の振動動力装置は、作動時に
おいて、可動要素の吸引離反運動時の反力が固定
吸引要素に伝わり、強振動、高騒音の原因となる
難点があつた。
本発明は、可動鉄心を有する2個の可動体の出
力を合成して1つの出力として利用するようにす
るとともに、各可動体の吸引離反運動時の反力を
効果的に相殺し、可動体が吸引離反運動するとき
の反力による有害な振動および騒音を低減するこ
とを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
そして、本発明の振動動力装置は、電磁コイル
12を有する中央部の左右対称状の固定鉄心4
と、ほぼL字状をなし上記固定鉄心4の両側にL
字折曲部を回動自在に軸支され、相互に対向する
作動レバー13を軸方向に対しほぼ直交するよう
に左右対称状に配置され、かつ、少なくとも外端
側部を上記固定鉄心4に吸着される可動鉄心9に
形成するとともにこの可動鉄心9を軸方向に対し
て外側に傾斜させた両側の可動体7と、この両側
の可動体7の対向する作動レバー13の内端部に
設けた出力取出部15とを具備することを特徴と
するものである。
〔作用〕
本発明は、可動体7の可動鉄心9を軸方向に対
して外側にやや傾斜させているので、可動鉄心9
の慣性力F1の軸方向分力faと作動レバー13の軸
方向の慣性力F2とを反対方向に等しく作用させ
ることが可能であり、これらの力fa,F2の相殺に
よつて装置の軸方向の振動を極めて小さく抑える
ことができるし、また、左右両側に可動体7を対
称状に設け、これを左右同時に吸引離反するよう
にしているので、可動鉄心9の慣性力F1の左右
方向の分力fbは左右両側において反対方向に等し
く作用し相殺し合い、この方向の振動も抑えるこ
とができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。
1はハンドスプレーを示しており、把持部2の
上端にベース3を一体に設け、このベース3の後
端中央部上にほぼコ字状で左右対称の両側の固定
鉄心4を背中合わせにして左右対称に固定する。
この両側の固定鉄心4の前方角部の上下面に支
持板5の基部を固着し、この両側の支持板5の突
出部に軸6で、ほぼL字状で左右対称に形成され
た両側の可動体7のL字折曲部を回動自在に左右
対称に軸支し、この両側の可動体7の相互に対向
する作動レバー13を軸方向に対しほぼ直交する
ようにし、かつ、両側の可動体7の外端側部をI
形の可動鉄心9で形成するとともに、この可動鉄
心9を軸方向に対して外側にやや傾斜させる。ま
た、上記両側の固定鉄心4の後方突部11に上記
可動鉄心9を固定鉄心4に吸引させる電磁コイル
12を巻着し、上記支持板5および可動体7の作
動レバー13を鉄板で形成して磁気回路を構成す
る。
また、上記両側の可動体7の対向する作動レバ
ー13の内端部8に出力取出部、たとえば軸方向
に配置した板ばね15を固着し、この両側の板ば
ね15の先端部間に出力体16の後端部を接続す
る。
この出力体16は、径大部17とプランジヤ部
18とを有し、上記径大部17は、上記ベース3
の上面に一体に形成したポンプケーシング19の
穴21内に進退自在に嵌合されているとともに、
この穴21内に装着したコイルばね22によつて
固定鉄心4の方向に附勢されており、上記プラン
ジヤ部18は、上記ポンプケーシング19の軸方
向の小孔23に進退自在に嵌合されている。
また、上記ベース3の先端下側部に容器24の
蓋部25を一体に形成し、この蓋部25の中央部
に吸上孔26を穿設し、この吸上孔26の上端を
上記小孔23に開口するとともに下端は容器24
内の液中に挿入した吸上管27に接続する。な
お、上記吸上孔26または吸上管27に液を上方
へのみ通すことができるように逆止弁(図示しな
い)を設ける。
また、上記ポンプケーシング19の小孔23の
先端部に、コイルばね28によつて上記小孔23
の先端開口を閉塞する方向に附勢された逆止弁2
9を設け、この逆止弁29を介してポンプケーシ
ング19の先端部にノズル31を螺着する。
また、上記固定鉄心4の後端面中央部にめねじ
金具32を固着し、このめねじ金具32に、固定
鉄心4の中央の穴に進退自在に嵌合した調整杆3
3の後方ねじ部34を螺合し、このねじ部34の
後端に回動つまみ35を固着し、この回動つまみ
35と上記めねじ金具32との間にコイルばね3
6を介設し、かつ、調整杆33の先端に、上記両
側の可動体7の内端部8を上記出力体16の後退
時に係止する係止板部37を一体に設ける。上記
出力体16が前進する時は、上記固定鉄心4の凸
部11の可動鉄心吸着面により上記可動体7の可
動鉄心9を係止する。
したがつて、例えば上記めねじ金具32と螺合
する上記調整杆33を回動してこの調整杆33を
ノズル側に移動調整すると、上記係止板部37が
上記内端部8をノズル側に押動して、両側の可動
鉄心9が固定鉄心4に近付き、鉄心9,4間の空
隙38の間隔が狭くなるように調整される。そし
てこの空隙38の範囲で可動体7が軸6を中心に
振動され、この空隙38によつて決定される振幅
の振動が上記内端部8から板ばね15を経て出力
体16に伝えられるから、上記調整の場合はプラ
ンジヤ部18のストロークが減少する。このよう
に上記係止板部37が出力体16の下死点を決定
するとともに、上記固定鉄心4の可動鉄心吸着面
が出力体16の上死点を決定するので、上記係止
板部37が移動調整されることにより出力体16
のストロークが変化し、プランジヤ部18の押圧
によるノズル31からの液吐出量も変化する。
そして上記電磁コイル12により固定鉄心4が
可動鉄心9を吸引する力はその間の空隙38の2
乗に逆比例する(これは一般的に知られている)
から、例えば、空隙38が狭くなればなるほど電
磁吸引力は大きくなり、可動鉄心9はより強力に
固定鉄心4に吸引され、内端部8、板ばね15等
を介しノズル31の絞り抵抗に逆らつてプランジ
ヤ部18を押込む力も増大し、プランジヤ部18
の吐出圧力が高くなる。このような空隙38の間
隔調節で電磁コイル12による吸引力を変化さ
せ、プランジヤ部18の吐出圧力を調整するよう
にする。なお上記吐出圧力が高まる場合は、プラ
ンジヤ部18のストロークが減少するので吐出量
も減少することはいうまでもない。
なお、39はカバーである。
次に、作動を説明する。
両側の電磁コイル12の励磁解磁作用によつて
両側の可動鉄心9を同時に固定鉄心4に繰返し連
続的に吸引離反させ、そして、吸着時に両側の可
動体7の内端部8を軸6を支点として前方に回動
し、板ばね15を介してプランジヤ部18を前方
に移動させ、小孔23内の液を逆止弁29を開い
てノズル31に圧送し、また、電磁コイル12の
吸着力を解除し、コイルばね22の復元力によつ
てプランジヤ部18および可動体7の内端部8を
後方に戻し、容器24内の液を吸上管27を上昇
させ吸上孔26の逆止弁(図示しない)を開口さ
せてプランジヤ部18の先方の小孔23内に吸込
ませる。
そして、このように慣性力をもつた可動体7が
軸6を支点として振動することにより装置全体が
振動するおそれがあるが、可動体7の可動鉄心9
を軸方向に対して外側にやや傾斜させているの
で、第3図に示すように、例えば右側の可動鉄心
9が反時計方向に回動すると、この可動鉄心9に
はやや上向きの慣性力F1が動き、この方向の慣
性力F1には上向きの軸方向分力faがある。一方、
共通の可動体7の作動レバー13には下向きの軸
方向慣性力F2が働くので、上記上向きの軸方向
分力faと下向きの軸方向慣性力F2とがつり合うよ
うに、上記可動鉄心9の外側への傾斜角、可動鉄
心9と作動レバー13との重量比などを設計する
ことにより、これらの力fa,F2の相殺によつて装
置の軸方向の振動を極めて小さく抑えることがで
きる。例えば、可動鉄心9の外側への傾斜角また
は可動鉄心9の重量を大きくすると上記軸方向分
力faも大きくなり、また作動レバー13の重量を
大きくすると上記慣性力F2も大きくなることが
明らかであるから、これらを考慮して、上記力
fa,F2がつり合うように設計する。なお前記重量
比についてさらに述べると、一般的に可動物体の
慣性力が物体の質量(重量)と加速度との積であ
らわされ、質量(重量)が異なると生ずる慣性力
の大きさも異なることは良く知られているが、前
記作動レバー13は第2図に示されるように可動
鉄心9の端部の表面に固定された鉄板(この鉄板
については前に述べた)であるから可動鉄心9に
比べ前記質量(重量)が小さく、この作動レバー
13の可動鉄心9に対する重量比が1/5〜1/6の場
合は、第3図に示されるような大きさで慣性力
F1および慣性力F2があらわされることになる。
また左右両側に可動体7を対称状に設け、これ
を左右同時に吸引離反するようにしているので、
可動鉄心9の慣性力F1の左右方向の分力fbは左
右両側において反対方向に等しく作用し相殺し合
い、この方向の振動も抑えることができる。
なお、上記実施例では、プランジヤ部18によ
つてポンプ作用を行なうようにしているが、この
プランジヤ部18に代えてダイヤフラム盤を用い
てポンプ作用を行なうようにしてもよい。
また、可動体7の作動レバー13は可動鉄心9
と一体に形成してもよく、また、出力取出部とし
ては板ばね15のほかにもリンクなどを用いても
よい。
さらに、以上のようにプランジヤ形、あるいは
ダイヤフラム形のポンプは液について用いるばか
りでなく、エアポンプとして利用することもでき
る。
〔発明の効果〕
本発明によれば、中央部の固定鉄心に対してほ
ぼL字状の両側の可動体を左右対称に設けるとと
もにこの可動体のL字折曲部を回動自在に軸支
し、さらに可動体にあつて固定鉄心に対する可動
鉄心を軸方向に対して外側に傾斜させ、可動体の
相互に対向する作動レバーから軸方向の振動動力
を取出すようにしたから、左右の可動体が有する
慣性力の軸方向およびこれに直交する方向の成分
をすべて効果的に相殺して振動を著しく軽減する
ことができ、このように振動動力装置をたとえば
ハンドスプレーなどに利用した場合は振動による
幣害、疲労や最悪の場合の白ろう病などを防止で
き、また、魚鑑賞用の水槽のエアポンプに利用し
た場合は振動騒音による幣害を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の振動動力装置の一実施例が組
込まれたハンドスプレーの斜視図、第2図はその
一部を切り欠いた平面図、第3図はその要部の作
用を説明するための平面図である。 4…固定鉄心、7…可動体、8…内端部、9…
可動鉄心、12…電磁コイル、13…作動レバ
ー、15…出力取出部としての板ばね。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電磁コイルを有する中央部の左右対称状の固
    定鉄心と、 ほぼL字状をなし上記固定鉄心の両側にL字折
    曲部を回動自在に軸支され、相互に対向する作動
    レバーを軸方向に対しほぼ直交するように左右対
    称状に配置され、かつ、少なくとも外端側部を上
    記固定鉄心に吸着される可動鉄心に形成するとと
    もにこの可動鉄心を軸方向に対して外側に傾斜さ
    せた両側の可動体と、 この両側の可動体の対向する作動レバーの内端
    部に設けた出力取出部と、 を具備したことを特徴とする振動動力装置。
JP16203078A 1978-12-28 1978-12-28 Vibration power device Granted JPS5591778A (en)

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JP16203078A JPS5591778A (en) 1978-12-28 1978-12-28 Vibration power device

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JP16203078A JPS5591778A (en) 1978-12-28 1978-12-28 Vibration power device

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Publication Number Publication Date
JPS5591778A JPS5591778A (en) 1980-07-11
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53138463A (en) * 1977-05-09 1978-12-02 Yoshino Kogyosho Co Ltd Plastic molded form having belttlike pattern and its molding process and apparatus

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS491904U (ja) * 1972-04-07 1974-01-09

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JPS53138463A (en) * 1977-05-09 1978-12-02 Yoshino Kogyosho Co Ltd Plastic molded form having belttlike pattern and its molding process and apparatus

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JPS5591778A (en) 1980-07-11

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