JPS6160178B2 - - Google Patents

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JPS6160178B2
JPS6160178B2 JP53162648A JP16264878A JPS6160178B2 JP S6160178 B2 JPS6160178 B2 JP S6160178B2 JP 53162648 A JP53162648 A JP 53162648A JP 16264878 A JP16264878 A JP 16264878A JP S6160178 B2 JPS6160178 B2 JP S6160178B2
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JP
Japan
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polyester
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less
knitted fabric
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JP53162648A
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JPS5590639A (en
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Yoshihiro Konno
Hajime Arai
Yoshio Araya
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は横編用ポリエステル仮ヨリ加工糸及び
その製造法に関し、特に低温染色性及び低温セツ
ト性にすぐれた横編用ポリエステル仮ヨリ加工糸
及びその製造法に関する。 〔従来の技術〕 ポリエステル繊維、とくにポリエチレンテレフ
タレート繊維はウオツシユアンドウエア性、防し
わ性、強靭性など優れた機能性を有しているため
に各種織物をはじめワープニツト、ジヤージなど
広く衣料用として利用されている。 しかし横編用途にはほとんど展開されていない
のが実状である。その理由は横編用素材として不
可欠の条件といわれる100℃未満のスチームで編
成時に付加された歪を除去できる低温セツト性が
なかつたためである。 低温セツト性が要求されるのは次の理由に基づ
くものである。一般に編物した際には編成工程で
糸に与えられる種々の張力により編目の曲がりが
生じるのでこれを加熱下セツトして正しい方向に
仕上げる必要がある。例えばセータは主に横編機
で編んだものが用いられるがその工程は糸染めを
〓〓〓〓
してから横編機で編成し、しかる後編地耳部のま
くれ上がりや編目の斜行を正して熱セツトし形態
を安定させる。しかしながら従来よく知られてい
る嵩高加工の多くは180〜230℃の高温下で実施さ
れているため、その後の編物のセツトを完全に行
なおうとすれば当然該加工温度に近い温度にする
か、スチームなどの湿熱を用いる場合は少なくと
も130℃程度の高温高圧下でセツトする必要があ
る。さらにまたポリエステルは一般に染色が困難
であるために染色温度を、130℃程度の高温にす
る必要がある。130℃の染色の問題点は染め上が
つた糸からなる布帛の歪を除去する際にも130℃
以上の湿熱高温セツトしないと効果がないことで
ある。 かかる高温での熱セツトは空気加熱や輻射を利
用するため、均一セツトができないばかりか熱効
率も低いのでほとんど利用することができない。
一方スチームセツトを行なうには例えばセータの
形に保持してセツトする必要があるため巨大な容
器となり、かつ高圧容器とする必要があるため非
能率であり、また経済的にも極めて不利であつ
た。ポリエステル繊維は熱変形温度が高いために
良好なケン縮を付与するためには少なくとも180
℃以上の高温で仮ヨリ加工することが一般的であ
る。このようにして得られた加工糸は、(1)非常に
高い熱履歴をもつているため編成後の低温セツト
性を全く有していないこと、(2)薄地感、涼感を要
求される横編用途としてはあまりにも過度のケン
縮を有していることから横編用として使用するこ
とは不可能に近かつた。 そこで、このようなポリエステル仮ヨリ加工糸
の欠点を改善する方法が多数提案されている。 例えば仮ヨリ温度を低温化させる提案として、
特公昭48−17214号公報、特開昭49−117719号公
報、特公昭49−10629号公報、特公昭53−12621号
公報などがある。 また、染色性を改善する提案として特公昭34−
10497号公報、特開昭51−133530号公報などがあ
る。 更に低温セツト性を付与する提案としては特開
昭53−111124号公報がある。また、編物の耳まく
れを改善する提案として特開昭53−14891号があ
る。 このように多数の改善案が出され、一部実施も
されているが、これらの従来技術はいずれも、効
果が十分でなく、例えば100℃未満の温度でヒー
トセツトができ、かつ横編用途に適したポリエス
テル仮ヨリ加工糸を得る方法はいまだ見出されて
いない。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明者らは上述のような従来技術の欠点を改
善すべく鋭意検討した結果、次のような本発明に
至つた。 〔問題点を解決するための手段〕 すなわち、本発明は3〜20重量%のポリエチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、イソフタ
ール酸および分子量220以下の脂肪族ジカルボン
酸からなる共重合成分のうち、少なくとも1種の
共重合成分を含み、かつ80重量%以上がエチレン
テレフタレート成分からなるポリエステル仮ヨリ
加工糸であつて、該加工糸の伸縮復元率(CR)
及び伸縮伸長率(TR)が下記(1)、(2)式を満足
し、染色後の筒編地の耳巻度が15%以下である横
編用ポリエステル仮ヨリ加工糸であり、 また、上記組成のポリエステル繊維束を仮ヨリ
温度(TE)、ヒータセツト時間(TI)及びヨリ
数(T)が下記(3)〜(5)式を満足する条件で仮ヨリ
加工するポリエステル加工糸の製造法である。 1≦CR(%)≦15 ………(1) 0.2≦TR(%)≦5 ………(2) 100≦TE(℃)≦160 ………(3) 0.2≦TI(sec)≦0.5 ………(4) 275000/60+D+300≦T(t/m)≦275
000/60+D+800……(5) 〔但し、Dはポリエステル繊維束のデニール〕 また、本発明の共重合成分は、少なくとも一成
分がポリエチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、イソフタール酸または分子量220以上の脂
肪族ジカルボン酸であり、好ましい共重合率はそ
れぞれ3〜10重量%、5〜20重量%、10〜20重量
%または10〜20重量%である。 本発明においてエチレンテレフタレート成分が
80重量%未満になるとヤング率、強靭性が低下す
る。また上記共重合成分の共重合率が上記範囲の
下限未満となると濃色に染色する際、100℃以上
の温度を必要とし、したがつて低温セツト性が悪
くなる傾向がある。また共重合率が高すぎると、
必要以上に染色され、またポリエチレンテレフタ
〓〓〓〓
レートの特性に悪い影響を与える。 また本発明加工糸の伸縮復元率(CR)及び伸
縮伸長率(TR)がそれぞれ1%未満、0.2%未満
の場合はケン縮が貧弱で、特に染色後にそれが顕
著となる。また編組織が平坦なものほど高いケン
縮が要求され、好ましくはそれぞれ3%以上、
0.3%以上である。一方、CR、TRがそれぞれ15
%、5%を超えると横編用としては過度のケン縮
となり、地厚感、重量感が強くなつてシヤリ味が
なくなる。また、変化組織では低いケン縮が要求
され、この場合、CR、TRはそれぞれ12%以下、
3%以下が好ましい。 更に本発明の加工糸は筒編地の耳巻度が15%以
下である必要がある。耳巻度とは低温セツト性を
示す指標であり、これが15%を越えると編成物の
端がまくれ上り、製品製造の操作性が悪くなる。
耳巻度の測定方法は後述するが、平坦な編組織で
は10%以下が好ましい。 本発明のポリエステル仮ヨリ加工糸の製造法に
おいて、ポリエステル繊維束を製造する方法は前
記した共重合成分が3〜20重量%、エチレンテレ
フタレート成分が80重量%以上のものであれば、
その製糸方法は限定されない。したがつて、特定
の組成を有するポリエステルから公知の方法で得
たポリエステル繊維束を、前記(3)〜(5)式を満足す
る条件で仮ヨリ加工すればよい。 本発明の製造法において、仮ヨリ温度(TE)
が100℃未満では十分なケン縮が得られず、また
160℃を越えると編地の低温セツト性が悪化す
る。更に好ましくは110〜150℃である。ヒータセ
ツト時間(TI)が0.2秒未満では十分なケン縮が
付与されないし、0.5秒を越えると低温セツト性
が悪くなるのみならず編地が厚くなり不適当であ
る。更に好ましくは0.25〜0.45秒である。また仮
ヨリ数(T)が275000/60+D+300(t/m
)より少な いとケン縮不足のため風合がペーパーライクにな
り、更に粗大ケン縮が多くなつて編目がきれいに
ならない。一方、275000/60+D+800より多
いと比較的 低温で多くのヨリが入るため、繊維が歪に耐えら
れず、毛羽が多発するので横編用加工糸としては
不適である。更に好ましくは275000/60+D+
350≦T≦ 275000/60+D+750である。 本発明のポリエステル加工糸を製造する方法に
おいて使用できるポリエチレングリコールは分子
量が500〜3000のものが好ましい。また分子量220
以下の脂肪族ジカルボン酸としてはアジピン酸、
セバシン酸が好ましい。また、重合方法も特に限
定されないし、各種安定剤、つや消し剤が使用で
きる。得られたポリマはチツプにしても良いし、
連続重合紡糸法をとつても良い。紡糸口金も限定
されないが、製品風合面からローバル数が3以上
のマルチローバル糸にするのが好ましい。紡糸で
得られるマルチフイラメントは未延伸糸でもプレ
オリエンテツドヤーンでもよい。延伸方法は限定
されず、また紡糸と延伸を直結したいわゆる直接
紡糸延伸方式でもよい。このようにして得られる
延伸糸のマルチデニールは70〜200デニール、フ
イラメント数は30〜80本が好ましい。 仮ヨリ加工に当つては延伸前のマルチフイラメ
ントを使用し、延伸と仮モリを同時に行なう
“IN−DRAW”でもよいが、延伸糸を使用して仮
ヨリのみを行なつてもよい。また、仮ヨリ手段は
スピンドル方式、各種摩擦仮ヨリ方式が使用でき
る。 セツト性をよくするためには結晶化度が低い方
がよい。そのため仮ヨリ加工糸の密度は1.39以下
が好ましい。この仮ヨリ加工糸の密度を低く押え
るためには仮ヨリ加工時の張力を0.2g/d以下
とするのが好ましい。密度は結晶化度の誘導パラ
メータであり、その測定法はノルマルヘプタンと
四塩化炭素を用いた密度勾配管法によに25℃で求
めた値である。 〔実施例〕 以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明する
が、実施例中の各特性値の測定方法は次の通りで
ある。 A 伸縮復元率(CR) 試料糸を周長1mの検尺機で5回巻きしたカ
セを更に2つ折りにし、これを無荷重で90℃の
熱水で20分間処理する。次いで、処理後12時間
以上放置し、風乾する。更にこれを20℃の水中
で102mg/dの荷重をかけ2分間放置後の長さ
l0、更に荷重を2mg/dに減じ、2分間放置後
の長さl1を読みとり、次式からCRを求める。 〓〓〓〓
CR(%)=l−l/l+100 B 伸縮伸長率(TR) 試料糸を周長1mの検尺機で20回巻きしたカ
セに表示デニールの1/15gの荷重をかけ、90℃
の熱水で5分間処理する。処理後、10分間放置
し、カセの長さl0、更に表示デニールの4倍の
荷重に増やし、長さl1を読みとり、次式から
TRを求める。 TR(%)=l−l/l×100 C 耳巻き度 加工糸または該加工糸を先染した糸を次式を
満足する条件でタテ、ヨコ方向にバランスのと
れた天竺組織に編成する。 230<G√<370 1.2<W/D<1.6 0.5<W/D<0.9 〔G:編級のゲージ(1インチ当りの針数) D:編糸のデニール W:編下し後の編地の1インチ当りのウエール
数 C:編下し後の編地の1インチ当りのコース
数〕 次いでこの編地を97℃のスチームで30秒間セ
ツトした後、セツト枠から編地をとりはずし編
地の中央部にタテ方向に200mm間の印をつけ、
タテ方向の編目に沿つて切断し、20℃、65%
RHの恒温恒湿状態で一昼夜放置する。図に示
すようにこの編地1をなめらかなゴム板2の上
に天竺織の裏面を上にし、虫ピン3を用いてD
とA、CとBの距離が各50mm、DとC、AとB
の距離が各200mmとなるようにA、B、C、D
の各点を固定する。編地はAB間でまくれ上
り、三ケ月状の耳巻き4を呈する。この時のタ
テ方向の耳巻き長さl(mm)を定規で読み取
り、次式で耳巻き度を求める。 耳巻き度(%)=l/200×100 D 固有粘度 ポリマをオルソクロロフエノールに溶解させ
25℃で測定して求めた値である。 E 染着性 付着している油剤を通常の精練方法にて除去
した試料繊維をResoline Blue FBL 20%
owf、浴比1:100、染色液の加熱還流下で60
分間95℃の条件下で染色し、十分に水洗した後
染色物をオルソクロロフエノールに溶解せしめ
てその吸光度を測定し吸尽率を求めた。吸尽率
が35%以上であれば十分濃色に染色しうるとい
える。吸尽率と実施例および比較実施例で使用
する記号は次のとおり。吸尽率35%以上:○、
20〜35%:△、20%以下:× 実施例 1 エチレンテレフタレートに対し7.5重量%が分
子量1000のポリエチレングリコール成分であるポ
リエチレンテレフタレート共重合体を常法によつ
て重合して固有粘度0.66のチツプにした。次いで
このチツプを160℃で5時間減圧乾燥したのち
0.23mmφ、48ホールの口金から73.1g/minを吐
出して1400m/minで引取り、これをホツトロー
ル温度83℃、延伸倍率3.21倍、700m/minの速
度で延伸し、150D−48Fの延伸糸を得た。この延
伸糸を表1に示した条件でスピンドル仮ヨリ加工
し、次いで100℃でプレリア加工を実施した。更
にこの加工糸の染着性を求めた。一方染着性を求
めた染色条件でチーズ染色を行ないこれを編成し
編地とした。 これらの評価結果を表1に示した。加工糸特
性、編地特性とも満足できるものであつた。 実施例 2 エチレンテレフタレートに対し12重量%がジエ
チレングリコール成分であるポリエチレンテレフ
タレート共重合体を常法によつて重合し固有粘度
0.70のチツプを得た。このチツプを使用して以下
実施例1と同様の評価を実施し表1に示すような
結果を得た。実施例1とほぼ同様満足のいく結果
であつた。 実施例 3 エチレンテレフタレートに対し6.8重量%が分
子量1000のポリエチレングリコールであり、3.0
%がジエチレングリコールであるポリエチレンテ
レフタレート共重合体を常法によつて重合し、固
有粘度0.66のチツプを得た。このチツプを使用し
て以下実施例1と同様の評価を実施し表1に示す
ような結果を得た。実施例1とほぼ同様満足のい
く結果であつた。 実施例 4 〓〓〓〓
全構成単位の18.0重量%がイソフタール酸成分
であるポリエチレンテレフタレート共重合体を常
法によつて重合し固有粘度0.66のチツプを得た。
このチツプを使用して以下実施例1と同様の評価
を実施し表1に示すような結果を得た。実施例1
とほぼ同様満足のいく結果であつた。 実施例 5 全構成単位の12重量%がアジピン酸成分あるポ
リエチレンテレフタレート共重合体を常法によつ
て重合し固有粘度0.68のチツプを得た。このチツ
プを使用して以下実施例1と同様の評価を実施
し、表1に示すような結果を得た。 実施例1とほぼ同様満足のいく結果であつた。 実施例 6 全構成単位の10重量%がアジピン酸成分であ
り、かつ2重量%が分子量1000のポリエチレング
リコールであるポリエチレンテレフタレート共重
合体を常法により重合し、固有粘度0.66のチツプ
を得た。このチツプを使用し以下実施例1と同様
の評価を実施し、表1に示すような結果を得た。
実施例1とほぼ同様満足のいく結果であつた。 実施例 7、8 実施例1で得た延伸糸を使用し、表1に示すよ
うな加工条件、仮ヨリ温度を120℃に低下(実施
例7)、ヨリ数を2200T/Mに増加(同8)した
条件で仮ヨリ加工した。これらの結果は表1に示
した。実施例1とほぼ同様、満足のいく結果であ
つた。 比較実施例 1 全構成単位の2.5重量%が分子量1000のポリエ
チレングリコールであるポリエチレンテレフタレ
ート共重合体を常法によつて重合し固有粘度0.68
のチツプを得た。このチツプを使用して以下実施
例1と同様の評価を実施して表2に示す結果を
た。捲縮特性、編地外観、風合はほぼ満足できる
ものであつたが染着性が著じるしく低く、商品価
値はないものであつた。 比較実施例 2 比較実施例1の染着性が低かつたので比較実施
例1の加工糸を使用し、キキリアなし、100℃で
染色し、次いで編成後耳巻度を測定した。耳巻度
は高く低温セツト性は不良であつた。 比較実施例 3、4、5 実施例1に対し第3成分およびあるいは第4成
分の種類、共重合率を表2のように変更した以外
実施例1と同様な評価を実施しその評価結果を表
2に示した。共重合率の高い水準は低強度、毛羽
が発生し、またもたつき感がつよく、加工糸特
性、染色性、編地特性を全て満足する水準はなか
つた。 比較実施例 6、7、8 実施例1と同一の延伸糸を使用し、表2に示す
ような条件で仮ヨリ加工を実施した。加工糸特
性、染着性、編地特性は実施例1と同様に行なつ
た。それらの結果は表2のとおりである。捲縮特
性が高すぎるものは低温セツト性に欠け、端末ま
くれ、編目ずれを生じ、またもたつき感の強い風
合であり横編には不適当であつた。 一方捲縮特性の低い水準は編地風合が延伸糸様
の風合で横編用には不適当であつた。 比較実施例 9、10、11、12、13 実施例1に対して第3成分、第4成分の種類、
共重合率を変更し、更にヨリ加工条件を変更し、
評価は実施例1と同様に実施した。 これらの結果を表2に示した。いずれの水準も
加工糸特性、染着性、編地特性全てを満足するも
のはなかつた。
【表】 〓〓〓〓
【表】
〔発明の効果〕
本発明のポリエステル仮ヨリ加工糸は次のよう
な利点を有する。 (1) 従来技術では達成できなかつた100℃未満の
低温セツト性を有する。すなわち、低温セツト
性を付与するためには単に仮ヨリ加工で熱覆歴
を少なくすることは勿論必要であるが、むしろ
仮モリ加工後の染色における熱覆歴が重要であ
り、セツト時熱覆歴よりも染色時熱覆歴が低位
にあることが不可欠の条件となる。つまり、
100℃未満の低温セツトを十分発揮するために
は99℃以下、好ましくは95℃以下の染色温度が
望まれ、本発明の加工糸はこれを満足する。 (2) 製品の風合が良好である。すなわち、特定の
ケン縮特性を有しているので、従来のポリエス
テル加工糸にあつた過度のケン縮がなくなり、
〓〓〓〓
横編みとして必要なシヤリ感、涼感、地薄感を
有し、編目が整然となる。 (3) 95℃以下の低温でキヤリアを用いず染色でき
るために、染色コストが安く低温染色のために
品質上も好ましい。
【図面の簡単な説明】
図は編地の耳巻度測定を説明するものである。 1……編地、2……ゴム板、3……虫ピン、4
……耳巻き、l……耳巻き長さ。 〓〓〓〓

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 3〜20重量%のポリエチレングリコール、ジ
    エチレングリコール、イソフタール酸および分子
    量220以下の脂肪族ジカルボン酸からなる共重合
    成分のうち、少なくとも1種の共重合成分を含
    み、かつ80重量%以上がエチレンテレフタレート
    成分からなるポリエステル仮ヨリ加工糸であつ
    て、該加工糸の伸縮復元率(CR)及び伸縮伸長
    率(TR)が下記(1)、(2)式を満足し、染色後の筒
    編地の耳巻度が15%以下であることを特徴とする
    横編用ポリエステル仮ヨリ加工糸。 1≦CR(%)≦15 ………(1) 0.2≦TR(%)≦5 ………(2) 2 3〜20重量%のポリエチレングリコール、ジ
    エチレングリコール、イソフタール酸および分子
    量220以下の脂肪族ジカルボン酸からなる共重合
    成分のうち、少なくとも1種の共重合成分を含
    み、かつ80重量%以上がエチレンテレフタレート
    成分からなるポリエステル繊維束を仮ヨリ温度
    (TE)、ヒータセツト時間(TI)及びヨリ数
    (T)が下記(3)〜(5)式を満足する条件で仮ヨリ加
    工することを特徴とする横編用ポリエステル仮ヨ
    リ加工糸の製造法。 100≦TE(℃)≦160 ………(3) 0.2≦TI(sec)≦0.5 ………(4) 275000/60+D+300≦T(t/m)≦275
    000/60+D+800……(5) 〔ただし、Dはポリエステル繊維束のデニール〕
JP16264878A 1978-12-26 1978-12-26 Polyester process yarn for traverse knitting and production thereof Granted JPS5590639A (en)

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