JPS6158565A - 柑橘類果汁の製造法 - Google Patents
柑橘類果汁の製造法Info
- Publication number
- JPS6158565A JPS6158565A JP59183075A JP18307584A JPS6158565A JP S6158565 A JPS6158565 A JP S6158565A JP 59183075 A JP59183075 A JP 59183075A JP 18307584 A JP18307584 A JP 18307584A JP S6158565 A JPS6158565 A JP S6158565A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- juice
- fruit juice
- hesperidin
- citrus
- synthetic adsorbent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Non-Alcoholic Beverages (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
氏産業上の利用分野
本発明は、柑橘系果実飲料がらヘスペリジンを除去する
ことにより品質の安定した香味のよい果汁を得ることを
目的とするものである。
ことにより品質の安定した香味のよい果汁を得ることを
目的とするものである。
Ｂ、従来の技術
ヘスヘリジンは無味、無臭のフラボノイド配糖体である
が、温州ミカン、バレンシアオレンジ、ネーブルオレン
ジ、三宝柑、レモン、伊予柑その他の柑橘類系果実に含
まれ、その含量は品種や系統によって異なり、また成熟
度、気象、土壌などによっても変化する。とくに温州ミ
カンを原料とするシラツブ漬は缶諸製品ではシラツブが
白濁して品質の低下をきたす。これは果肉に含まれる
水に難溶性のへそベリジンが、シラツブ中で結晶化して
析出するために起こる現象である。さらに温州ミカンの
搾汁工程中や果汁貯蔵時および果実飲料製品中に析出し
、果汁中のパルプと結合して白色沈殿を生じ、色調、濁
度およびフレバーを低下させ、果汁の品質を損う因子と
なる。ヘスペリジンは、温州ミカン果汁中に５０〜２０
０ ｆｎ９％含まれており、１５巧％以トは不溶性へス
ベリジンとして存在し、果汁中のパルプなどと結合して
白色沈殿を生ずるのである。
が、温州ミカン、バレンシアオレンジ、ネーブルオレン
ジ、三宝柑、レモン、伊予柑その他の柑橘類系果実に含
まれ、その含量は品種や系統によって異なり、また成熟
度、気象、土壌などによっても変化する。とくに温州ミ
カンを原料とするシラツブ漬は缶諸製品ではシラツブが
白濁して品質の低下をきたす。これは果肉に含まれる
水に難溶性のへそベリジンが、シラツブ中で結晶化して
析出するために起こる現象である。さらに温州ミカンの
搾汁工程中や果汁貯蔵時および果実飲料製品中に析出し
、果汁中のパルプと結合して白色沈殿を生じ、色調、濁
度およびフレバーを低下させ、果汁の品質を損う因子と
なる。ヘスペリジンは、温州ミカン果汁中に５０〜２０
０ ｆｎ９％含まれており、１５巧％以トは不溶性へス
ベリジンとして存在し、果汁中のパルプなどと結合して
白色沈殿を生ずるのである。
ξ発明が解決しようとする問題点
」−記の問題点を解決するため、シラツブ漬はミカン缶
詰の製造時にメチル七ルロースヲ添加する方法およびヘ
スペリジン分解酵素を添加してヘスペリジンを分解する
方法などが用いられているが、果汁中のへスベリジン除
去に酵素分解法を適用することは、長時間の酵素反応を
必要とするほか、酵素剤中の不純物の混入および反応中
の微生物の汚染などにより果汁の品質を損う問題がある
ため、利用されていない。
詰の製造時にメチル七ルロースヲ添加する方法およびヘ
スペリジン分解酵素を添加してヘスペリジンを分解する
方法などが用いられているが、果汁中のへスベリジン除
去に酵素分解法を適用することは、長時間の酵素反応を
必要とするほか、酵素剤中の不純物の混入および反応中
の微生物の汚染などにより果汁の品質を損う問題がある
ため、利用されていない。
Ｄ、問題点を解決するための手段
柑橘系果実を常法どおり搾汁して得られた果汁を、必要
により殺菌処理したのち合成吸着剤で処理することによ
り果汁が含有する成分のうちへスベリジンが除去される
。この場合合成吸着剤と被処理液とを混合、攪拌し接触
させたのち分離するバッチ法、または樹脂と被処理液と
接触を保ちながら相対的に一方を移動させて除去するカ
ラム法が適宜用いられる。果汁中に含有されるヘスペリ
ジンを吸着除去することによって、果汁中のパルプの沈
降が防止され、濁度およびカロチノイドが保持される。
により殺菌処理したのち合成吸着剤で処理することによ
り果汁が含有する成分のうちへスベリジンが除去される
。この場合合成吸着剤と被処理液とを混合、攪拌し接触
させたのち分離するバッチ法、または樹脂と被処理液と
接触を保ちながら相対的に一方を移動させて除去するカ
ラム法が適宜用いられる。果汁中に含有されるヘスペリ
ジンを吸着除去することによって、果汁中のパルプの沈
降が防止され、濁度およびカロチノイドが保持される。
本方法に用いる合成吸着剤としては、スチμ
Ｉンとジビニルベンゼンの共重合体で製造されたもの
が良好で、比表面積３００〜５００ ｍ’ ／ ｙ平均
穴径５（）〜１００Ａ０のものが特に良好である。
Ｉンとジビニルベンゼンの共重合体で製造されたもの
が良好で、比表面積３００〜５００ ｍ’ ／ ｙ平均
穴径５（）〜１００Ａ０のものが特に良好である。
Ｅ、実施例
実施例１
常法により搾汁し、殺菌処理したヘスペリジン９０巧％
を含有する１０°βＩの温州ミカン果汁を対照区として
得た。
を含有する１０°βＩの温州ミカン果汁を対照区として
得た。
５ ｃｍ Ｘ ５Ｑ（７）の塩化ビニール製カラムに、
合成吸着剤３００ ｍｅを充填し、４％水酸化ナトリウ
Ｊ、溶液で再生、水洗したのち、４０〜５０ｍ１／ｍ
ｉ ｎの流速で果汁を流し、ヘスペリジン５町％を含有
する１００βχの温州ミカン果汁１ 、Ｏ０ＯＴｎｅを
得た。得られた果汁と対照区の果汁を９３°Ｃに加熱殺
菌し、２００ ｍｌのガラス瓶に充填、密封後、２０°
Ｃまで冷却し、２０°Ｃの室温に２０口間保存した。
合成吸着剤３００ ｍｅを充填し、４％水酸化ナトリウ
Ｊ、溶液で再生、水洗したのち、４０〜５０ｍ１／ｍ
ｉ ｎの流速で果汁を流し、ヘスペリジン５町％を含有
する１００βχの温州ミカン果汁１ 、Ｏ０ＯＴｎｅを
得た。得られた果汁と対照区の果汁を９３°Ｃに加熱殺
菌し、２００ ｍｌのガラス瓶に充填、密封後、２０°
Ｃまで冷却し、２０°Ｃの室温に２０口間保存した。
実施例２゜
常法により搾汁し、殺菌処理したヘスペリジン９０′Ｉ
ｎｇ％を含有する１０°βＸの温州ミカン果汁を対照区
として得た。この果汁のうち１．、ＯＯｏｍｅにヘスペ
リジン分解酵素１ｙを添加し、攪拌しながら４０・Ｃに
３時間保持したのち、瞬間殺菌処理をして酵素を失活さ
せ、ヘスペリジン７ｒｎ７％を含有する１０°βズの温
州ミカン果汁１．０００ｍＪを得た。得られた果汁と対
照区の果汁を９３°Ｃに加熱殺菌し、２ｎＯ＋＋＋／の
ガラス瓶に充填・密封後２０°Ｃまで冷却し、２０・Ｃ
の室温に２０日間保存した。
ｎｇ％を含有する１０°βＸの温州ミカン果汁を対照区
として得た。この果汁のうち１．、ＯＯｏｍｅにヘスペ
リジン分解酵素１ｙを添加し、攪拌しながら４０・Ｃに
３時間保持したのち、瞬間殺菌処理をして酵素を失活さ
せ、ヘスペリジン７ｒｎ７％を含有する１０°βズの温
州ミカン果汁１．０００ｍＪを得た。得られた果汁と対
照区の果汁を９３°Ｃに加熱殺菌し、２ｎＯ＋＋＋／の
ガラス瓶に充填・密封後２０°Ｃまで冷却し、２０・Ｃ
の室温に２０日間保存した。
実施例１．および２による結果表
Ｆ、発明の効果
果汁中に含有されるヘスペリジンを吸着除去することに
より、果汁中のパルプの沈降が防市され、濁度、ｔ）・
よびカロチノイドが保持され品質の安定した香味のよい
果汁が得られる。
より、果汁中のパルプの沈降が防市され、濁度、ｔ）・
よびカロチノイドが保持され品質の安定した香味のよい
果汁が得られる。
４図面の簡１１１な説明
図面は、対照区と実施例１における常温（２０−ｃ）貯
蔵中のパルプ沈降速度とカロチノイドの保持効果を示す
グラフである。
蔵中のパルプ沈降速度とカロチノイドの保持効果を示す
グラフである。
Claims (4)
- （１）柑橘系果実を常法どおり搾汁して得られる果汁を
必要により殺菌処理したのち合成吸着剤で処理すること
により果汁が含有する成分のうちヘスペリジンを除去す
ることを特徴とする柑橘類果汁の製造法。 - （２）柑橘系果実を常法どおり搾汁し、フィニッシャー
および遠心分離機を用いて不溶性固形物を３％以下にな
るよう調整した果汁を、必要により殺菌し、果汁が含有
するヘスペリジンが可溶性の状態にある短時間のうちに
合成吸着剤で処理し、ヘスペリジンを除去することを特
徴とする特許請求の範囲第１項記載の柑橘類果汁の製造
方法。 - （３）柑橘系果実を常法どおり搾汁し、濃縮果汁とし、
還元果汁としたものを加熱処理することにより、ヘスペ
リジンを可溶性の状態にして、合成吸着剤で処理し、ヘ
スペリジンを除去することを特徴とする特許請求の範囲
第１項記載の柑橘類果汁の製造方法。 - （４）柑橘系果実を常法どおり搾汁した果汁、あるいは
濃縮果汁とし還元果汁としたものを酵素処理することに
よりヘスペリジンを除去すること特徴とする特許請求の
範囲第１項記載の柑橘類果汁の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59183075A JPS6158565A (ja) | 1984-08-31 | 1984-08-31 | 柑橘類果汁の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59183075A JPS6158565A (ja) | 1984-08-31 | 1984-08-31 | 柑橘類果汁の製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6158565A true JPS6158565A (ja) | 1986-03-25 |
Family
ID=16129313
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59183075A Pending JPS6158565A (ja) | 1984-08-31 | 1984-08-31 | 柑橘類果汁の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6158565A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0292048A2 (en) * | 1987-05-18 | 1988-11-23 | Cargill, Incorporated | Method for obtaining commercial feed juices having a more hand-squeezed character |
| JPH0295085A (ja) * | 1988-09-30 | 1990-04-05 | Sony Corp | ビデオカメラ |
| WO2001087097A3 (en) * | 2000-05-12 | 2002-05-23 | Coca Cola Co | Quality fruit juice beverages having extended quality shelf-life and methods of making the same |
| WO2001087092A3 (en) * | 2000-05-12 | 2002-05-23 | Coca Cola Co | Fruit juices having enhanced flavor and extended quality shelf-life |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5939276A (ja) * | 1982-08-30 | 1984-03-03 | Ehimeken Seika Nogyo Kyodo Kumiai Rengokai | 果実飲料類の製造法 |
| JPS5948065A (ja) * | 1982-09-14 | 1984-03-19 | Kurita Water Ind Ltd | 柑橘類果汁の精製装置 |
| JPS60153780A (ja) * | 1984-01-13 | 1985-08-13 | ザ・コカ‐コ−ラ・カンパニ− | 苦味を除去した柑橘類ジユ−スの製造法 |
| JPS60164466A (ja) * | 1984-02-06 | 1985-08-27 | Ooitaken Kajitsu Nogyo Kyodo Kumiai Rengokai | 柑橘類の全果搾汁液から保存性と風味のよい果汁の製造法 |
-
1984
- 1984-08-31 JP JP59183075A patent/JPS6158565A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5939276A (ja) * | 1982-08-30 | 1984-03-03 | Ehimeken Seika Nogyo Kyodo Kumiai Rengokai | 果実飲料類の製造法 |
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| WO2001087097A3 (en) * | 2000-05-12 | 2002-05-23 | Coca Cola Co | Quality fruit juice beverages having extended quality shelf-life and methods of making the same |
| WO2001087092A3 (en) * | 2000-05-12 | 2002-05-23 | Coca Cola Co | Fruit juices having enhanced flavor and extended quality shelf-life |
| US6534107B1 (en) | 2000-05-12 | 2003-03-18 | The Coca-Cola Company | Quality fruit juice beverages having extended quality shelf-life and methods of making the same |
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