JPS6158244B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6158244B2
JPS6158244B2 JP16195378A JP16195378A JPS6158244B2 JP S6158244 B2 JPS6158244 B2 JP S6158244B2 JP 16195378 A JP16195378 A JP 16195378A JP 16195378 A JP16195378 A JP 16195378A JP S6158244 B2 JPS6158244 B2 JP S6158244B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
helical groove
shank
wall
cutting edge
shape
Prior art date
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Expired
Application number
JP16195378A
Other languages
English (en)
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JPS5590212A (en
Inventor
Toshiaki Hosoi
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Individual
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Publication of JPS5590212A publication Critical patent/JPS5590212A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はドリルのねじり剛性を高めて切削中の
振動を防止するようにしたドリルに関するもので
ある。
従来のドリルは、ねじれ溝を刃先部からシヤン
クの基部まで一様に形成してあり、このためねじ
れ溝によるシヤンクの横断面積の減少でねじり剛
性が弱く、切削中とくに高送り切削のばあいのよ
うに負荷が大きくなると振動が発生しやすいとい
う欠点があつた。またねじれ溝の深さ、即ちドリ
ルの芯厚を変化させることも提案されているが、
その変化量はシヤンクの長さ100mm当り1mm程
度、シヤンクの基部に近づくほど芯厚を厚くする
ものであり、この程度では実質上ほとんどねじり
剛性を高める効果がない。とくに芯厚を厚くする
ことはシヤンクの横断面における中心部の面積を
増加させるにすぎず、極二次モーメントの増加は
ごくわずかであるからねじりモーメントに寄与す
るところは小さい。また従来は、ねじれは切屑の
排出上ほぼ一定の横断面形状で形成することが必
要であると考えられ、従つてねじり剛性を向上さ
せることはできないと考えられていた。
本発明はこのような点に鑑み、切屑の排出機能
を害することなくねじれ溝の形状を変え、これに
よつてねじり剛性を飛躍的に向上させたものであ
る。即ち、本発明はねじれ溝つきドリルにおい
て、回転方向後方側のねじれ溝の壁が刃先部から
シヤンクの基部に向つて徐々にねじれ溝の他方の
壁に近づくように形成してねじれ溝の横断面積を
徐々に減少させたものである。
以下、本発明を実施例の図面によつて説明す
る。第1図および第2図において、1はシヤン
ク、2はシヤンクに形成されたねじれ溝、3,3
は一対の切刃を有するチツプである。ドリルの頭
部は円錐状でその頂部となる中心点11を始端と
して互いに点対称の切刃が形成されている。この
切刃は、底面視において回転方向に凸なる曲線を
なし、かつ外周部から中心部に近づくほど曲率が
大きくなるような渦巻き状の曲線にしている。こ
のような切刃形状を採用すると、切屑は外周部に
比べて中心部が薄くなり、切削抵抗も小さく、ま
た切屑も切刃に圧着されることがないためにスム
ースに排出される。
ねじれ溝2はシヤンクに沿つて螺旋状に形成さ
れているが、その横断面形状はシヤンクに沿つて
一定ではなく、側面図では第1図に稜線6で示す
ようにねじれ溝の開口部の幅が徐々に狭くなるよ
うに形成されている。従来の均一形状のねじれ溝
では、第1図仮想線7で示すようにねじれ溝の開
口部の幅は一定である。また、第2図によつて説
明すると、刃先部では回転方向後方の壁50は刃
先の曲線とほぼ一致しているが、シヤンクの基部
に向うに従つてこの壁が仮想線51,52,5
3,54で示すように徐々に前方に変位して、ね
じれ溝の横断面積が減少する。即ち、第3図およ
び第4図に示すようにねじれ溝2の横断面積は刃
先部からシヤンク基部に向つて徐々に狭くなる。
ねじれ溝2の回転方向前方の壁4は従来と同様に
形成されているが、回転方向後方の壁5は刃先部
での壁50に対して徐々に前方の壁4に近づくよ
うに形成されている。
従つてシヤンク1の横断面積は壁5と50との
間のほぼ三角形の面積の部分だけ増大しており、
かつこの面積は刃先部からシヤンクの基部に向つ
て徐々に増大している。この面積の増大量はシヤ
ンクの中心部より外周部が大きく、このため極二
次モーメントが大きく増大し、ねじり剛性が飛躍
的にしている。
切削によつて形成された切屑はねじれ溝に沿つ
て上昇するが、生成した切屑は彎曲しているため
に第3,4図に示すようなねじれ溝の形状でも何
ら排出に支障はない。さらにこのような溝形にす
ることによつて、回転方向後方の壁5と被削材の
孔内面とのなす角θは、従来の壁50とのなす角
αよりも大きくなるために、溝に沿つて上昇する
切屑をシヤンク外面と孔内面との間に巻込むおそ
れも少なくなり、切屑の排出を確実に行なわせる
ようになる。
なお、切刃の形状は上記の渦巻き形状に限らず
種々のものが採用可能であり、また溝形状の変化
の程度は、図示の例に限らず刃先形状、被削材の
種類等の条件に応じて適宜選定すればよい。
以上説明したように、本発明はねじれ溝の形状
を改良することによつてねじり剛性を増大させ、
これによつて切削中の振動の発生も防止しうるよ
うにしたものであり、このため加工孔の仕上り精
度、仕上げ面粗度も非常に向上させうるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す側面図、第2図
はその底面図、第3図は第1図の―線断面
図、第4図は―線断面図である。 1……シヤンク、2……ねじれ溝、3……切
刃、4……回転方向前方の壁、5……回転方向後
方の壁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ねじれ溝つきドリルにおいて、回転方向後方
    側のねじれ溝の壁が刃先部からシヤンクの基部に
    向つて徐々にねじれ溝の他方の壁に近づくように
    形成してねじれ溝の横断面積を徐々に減少させた
    ことを特徴とするドリル。
JP16195378A 1978-12-27 1978-12-27 Drill Granted JPS5590212A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16195378A JPS5590212A (en) 1978-12-27 1978-12-27 Drill

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16195378A JPS5590212A (en) 1978-12-27 1978-12-27 Drill

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5590212A JPS5590212A (en) 1980-07-08
JPS6158244B2 true JPS6158244B2 (ja) 1986-12-10

Family

ID=15745185

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16195378A Granted JPS5590212A (en) 1978-12-27 1978-12-27 Drill

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Families Citing this family (7)

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Publication number Publication date
JPS5590212A (en) 1980-07-08

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