JPS6157211A - 非水系抑泡型消泡剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアクリル酸エステルあるいはメタクリル酸エス
テルのホモポリマー又はコ？リマー及び該成分を溶解し
うる溶剤からなる新規な消泡剤で発泡性傾向を有する非
水系の泡の防止又は抑制のために有効な消泡剤に関する
。

従来の技術 従来、合成樹脂、塗料、インキ、接着剤の製造加工工程
において、発泡現象が作業を進める上で種々の障害をも
たらしている。例えば、塗料工業においては、製造工程
（顔料分散時）で空気を巻き込むと塗料中に泡が細かく
拡散され、これを除去する事が困難となシ、単に製造時
の作業性の間層のみならず、最終製品の品質にも致命的
な影響を及ばず。又、ローラー塗装、へヶ塗装などの施
工時に、気泡の巻き込みＫよる泡の残存で、塗膜の状態
を悪化させ、種々のトラブルの原因となる。

この泡による障害を防止おるいは抑制するため、非水系
においては、従来、主にシリコーン系消泡剤が使用され
てきた。

しかしながら、シリコーン系消泡剤は、通常、消泡力、
消泡作用の持続性などの消泡性能は優れているが、高価
格のため、一般的な使用には問題がある。又、もう一方
の欠点として、塗料製造時にシリコーン系消泡剤を用い
ると、塗料成分との相溶性が悪いため、ゆず肌、フィッ
シュアイ現象が起こシ易く、又重ね塗〕における接着性
を低下させる事も知られている。

しかして、本発明者らは、これら従来の消泡剤の欠点を
解消すべく鋭意研究の結果、本発明に到達したものであ
る。

本発明は、即ち、下記一般式 〔上式中、Ｒ４及びＲ２は、それぞれ独立に、炭素数１
〜２２の直鎖又は分枝鎖状のアルキル基を衣わし、ｍ及
びｎは、それぞれ独立に、０又は１以上であって、合計
で３０〜１２００の整数を表わす〕 で示されるホモポリマー又はコポリマーの１種又は２種
以上の混合物を適当な溶剤に溶解させてなる非水系抑泡
型消泡剤組成物を提供する。

上記一般式におけるＲ１．Ｒ２としては、例えば、メチ
ル、エチル、ｎ−７’ロピル、１ｓｏ−７’ロビル、ｎ
−ブチル、１ａｏ−ブチル、ｔｅｒｔ−ブチル、２−エ
チルヘキシル、ラウリル、トリデシル、ステアリルベヘ
ニル基の様な炭素数１〜２２のアルキル基があシ、重合
度（ｍ＋ｎ）は３０〜１２００の範囲であるのが特に効
果において優れる。分子量の小さい場合には界面での吸
着力が弱いため十分な効果が得られず、分子量の大きい
場合には拡散性が弱いため効果が劣る。溶剤としては、
ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン等の芳
香族系溶剤、ｎ−ヘキサン、ｎ−へブタン、シクロヘキ
サン、ケロシン、鉱物油等の炭化水素系溶剤、四塩化炭
素、トリクロルエチレン、パークロルエチレン等の塩素
系溶剤、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル
系溶剤、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン
等のケトン系溶剤、綿実油、ナタネ油、大豆油、ヒマシ
油等の植物油系溶剤が挙げられる。これらの溶剤は、一
般式のホモポリマー又はコポリマーを合成する時の重合
溶媒として使用されてもよく、もしくは反応後の稀釈溶
剤として使用されてもよい。

本発明における一般式のポリマーの一般的な製造方法に
おいては、アクリル酸エステル又はメタクリル酸エステ
ルモノマーを、上記溶剤を重合溶媒とし、ラジカル重合
開始剤、例えば、ベンゾイルパーオキサイド、ラウロイ
ルパーオキサイド、ノーターシャリブチルミ４−オキサ
イド等の有機過酸化物、あるいは２，２′−アゾビスイ
ンブチロニトリル、２．２’−アゾビス（２，４−ジメ
チルバレロニトリル）等のアゾ化合物を用いて所定の条
件で重合反応を行なう。又、重合度調整のため、メルカ
プタン類、芳香族ニトロ化合物、チオグリコール酸、ジ
イソゾロビルジキサントダン等の重合抑制剤を使用する
。重合は、プロ、り重合でもランダム重合でもよい。

発明の効果 本発明の消泡剤組成物を使用することによシ、合成樹脂
、塗料、インキ、接着剤の製造加工工程に於て、発泡現
象を大巾に抑制し、気泡の持ち込みも少なく、泡による
障害を大巾に減少させることが可能となる。また、本発
明の消泡剤組成物は、シリコン系消泡剤と比較しても消
泡効果に優れ、シリコン系消泡剤の欠点でらるージキ現
象や塗膜への悪影響も全くなく、非常に優れた品質の製
品を与える。

実施例 次に、例をもって本発明を更に説明する。尚、例中、部
は重量部を示す。

製造例１゜ 四つロフラスコに、メタクリル酸ｎ−グチル１００部、
溶媒としてトルエン２００部、触媒として２．２′−ア
ゾビスイソブチロニトリル０．１部をとシ、窒素ガス気
流下、７０〜８０℃で５時間重合反応を行なった所、淡
黄色の粘稠な液体が得られた。この重合体の分子量は、
ＧＰＣ測定で約３２．０００であった（本発明品■）。

製造例２゜ 四つロフラスコに、メタクリル酸２−エチルヘキシル８
０部、アクリル酸ｎ−ブチル２０部、溶媒としてトルエ
ン２００部、触媒として２．２’−アゾビスイソブチロ
ニトリル０．２部をとり、窒素ガス気流下、７０〜８０
℃で４時間重合反応を行なった所、分子量約２１，５０
０の淡黄色の粘稠な液体が得られた（本発明品ｎ）。

製造例３゜ 四つロフラスコに、メタクリル酸ラウリル９０部、メタ
クリル酸メチル１０部、溶媒としてキシレン１００部、
触媒としてベンゾイルパーオキサイド０．１部、重合抑
制剤としてラウリルメルカプタン０．０２部をとカ、窒
素ガス気流下、８０〜９０’Ｃで４時間重合反応を行な
い、冷却後鉱物油１００部を加えて稀釈した。分子量約
８５，０００の淡黄色粘稠液体が得られた（本発明品■
）。

製造例４゜ 四つロフラスコに、メタクリル酸ブチル７５部、メタク
リル酸ステアリル２５部、溶媒としてキシレン１５０部
、触媒としてベンゾイルパーオキサイド０．２部をとシ
、窒素ガス気流下、８０〜９０℃で５時間重合を行ない
、冷却後キシレフ５０部を加えて稀釈した。分子量が約
１１５，０００の淡黄色粘稠液体であった（本発明品■
）。

実施例１゜ 消泡剤として本発明品および比較品を用いて、下記配合
によシ、アクリル樹脂塗料を作成した。

そして、この塗料２０．ＳＦ及びシンナー１０．Ｐを共
役試験管（直径２５＋ｎｍＸ長さ２００鰭）に取シ、３
０秒間上下に激しく振盪の後、液表面及び液内部の泡の
消失時間を測定した。その結果を表１に示すが、本発明
品は消泡性、抑泡性ともにすぐれている。

塗料配合 熱可塑性アクリル樹脂（６０％）　　　　　８０部トル
エン　　　　　　　　　　　　　１０部キシレン　　　
　　　　　　　　　　６部ブタノール　　　　　　　　
　　　　　３部プチルセロンルプ　　　　　　　　　　
　　　１部消泡剤　　　　　　　　　　　　　０．１　
部表１　消泡テスト結果 （単位二分） ＊本発明品Ｖ　本発明品■と■の５０：５０混合物＊＊
比較品１　　ジメチルポリシロキサン（１００ｃｓｔ　
）＊＊＊比較品２　　ジメチルポリシロキサン（５００
０ｃｄ　）実施例２゜ 本発明品および比較品を用いて、下記配合にて、アル中
ッド樹脂塗料を作成し、この塗料をローラーパケ（巾７
５ｍ）を用いて鉄板上に塗布し、状態を観察した。結果
を表２に示すが、本発明品は消泡性、塗膜状態とも良好
であった。

塗料配合 ５大豆油変性アル糺ド樹脂（油長６５％）　　　４８部
酸化チタン（ルチル型）　　　　　　　３０部亜鉛華　
　　　　　　　　　　　　　　３部大豆レシチン　　　
　　　　　　　　０．３部ステアリン酸アルミニウム　
　　　　　　０．１ｇミネラルスピリ、ト　　　　　　
　　　１７部ノペンテン　　　　　　　　　　　　　１
部６％す７テン酸コバルト　　　　　　０．４部２４％
ナンテン酸錨　　　　　　　　　０．１部５チナフテン
戯カルシウム　　　　　　０．１　部（ゾールミルにて
　２４時間ミリングし塗料を作成する）表２ ＊　塗膜表面（４０Ｘ４０ｍ）の泡の数＊＊　ゆず肌、
フィッシュアイ等の塗膜阻害性を判定した５、　補正の
対象 手　続　補　正　書（自発） 昭和５９年／２月　上田

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔上式中、Ｒ＿１及びＲ＿２は、それぞれ独立に、炭素
   数１〜２２の直鎖又は分枝鎖状のアルキル基を表わし、
   ｍ及びｎは、それぞれ独立に、０又は１以上であって、
   合計で３０〜１２００の整数を表わす〕で示されるホモ
   ポリマー又はコポリマーの１種又は２種以上の混合物を
   適当な溶剤に溶解させてなる非水系抑泡型消泡剤組成物
   。