JPS6156234B2 - - Google Patents

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JPS6156234B2
JPS6156234B2 JP51141389A JP14138976A JPS6156234B2 JP S6156234 B2 JPS6156234 B2 JP S6156234B2 JP 51141389 A JP51141389 A JP 51141389A JP 14138976 A JP14138976 A JP 14138976A JP S6156234 B2 JPS6156234 B2 JP S6156234B2
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JP
Japan
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acid
bromo
methoxy
benzofuranyl
general formula
Prior art date
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Expired
Application number
JP51141389A
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English (en)
Other versions
JPS5265277A (en
Inventor
Shenkeru Karuru
Berunasukoni Reimon
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Novartis AG
Original Assignee
Ciba Geigy AG
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Filing date
Publication date
Application filed by Ciba Geigy AG filed Critical Ciba Geigy AG
Publication of JPS5265277A publication Critical patent/JPS5265277A/ja
Publication of JPS6156234B2 publication Critical patent/JPS6156234B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D405/00Heterocyclic compounds containing both one or more hetero rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms, and one or more rings having nitrogen as the only ring hetero atom
    • C07D405/02Heterocyclic compounds containing both one or more hetero rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms, and one or more rings having nitrogen as the only ring hetero atom containing two hetero rings
    • C07D405/04Heterocyclic compounds containing both one or more hetero rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms, and one or more rings having nitrogen as the only ring hetero atom containing two hetero rings directly linked by a ring-member-to-ring-member bond

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、価値ある薬理学的性質を有するテト
ラヒドロピリジン誘導体およびピペリジン誘導体
またはそれらの無機もしくは有機の酸との付加塩
に関する。 さらに詳しくは、本発明は、一般式(): (この式で、R1は水素原子またはメチル基であ
り、XとYとはそれぞれ水素原子であるか、また
はR1がメチル基であればXとYとは一緒になつ
てもう1つの結合を形成していることができるも
のとする) で表わされるテトラヒドロピリジン誘導体および
ピペリジン誘導体またはそれらの無機もしくは有
機の酸との付加塩に関する。 一般式()で表わされる化合物と4−(7−
ブロモ−5−メトキシ−2−ベンゾフラニル)−
1−メチル−1・2・3・6−テトラヒドロピリ
ジンと4−(7−ブロモ−5−メトキシ−2−ベ
ンゾフラニル)−1−メチルピペリジンと4−(7
−ブロモ−5−メトキシ−2−ベンゾフラニル)
−ピペリジンおよびそれらの無機および有機の酸
との酸付加塩は価値ある薬理学的性質をもつてい
る。酵素活性の同位元素測定の結果から明らかな
ように、それらはラツトならびに他の実験動物に
ついて、第1および第2の化合物の場合は1回投
与量1.0mg/Kgまでの、経口または皮下投薬によつ
てモノアミノオキシダーゼ、特に選択的および可
逆的にそのA−型を阻止し、最後に挙げた化合物
は1回投与量0.1mg/Kgででも有効である。同様に
一般式()で表わされる化合物は1回投与量10
〜100mg/Kgの経口または皮下投薬でもラツトの心
臓中へのノルアドレナリン摂取の非常に強力な
MAO−A阻止に比べては著しくない阻止を示
し、そしてラツトの中脳シナプス体中へのセロト
ニン摂取も阻止する。更にラツトに関し1回投与
量2〜40mg/Kgの腹膜内投薬ではレセルピンの低
温体作用に拮抗する。前記の性質は、好都合な治
療指数と1緒になつて、一般式()で表わされ
る化合物とその無機および有機の酸との薬学的に
受入れられる塩とを精神抑制の処置に対し経口ま
たは腸管外に投薬してもよい拮抗抑制剤として特
徴ずけている。 薬理試験 モノ−アミン−オキシダーゼ阻害効果に関し、
次の化合物を試験した。 I 4−(7−ブロモ−5−メトキシ−2−ベン
ゾフラニル)−1−メチル−1・2・3・6−
テトラヒドロピリジン塩酸塩、(実施例1); 4−(7−ブロモ−5−メトキシ−2−ベン
ゾフラニル)−1−メチルピペリジン塩酸塩、
(実施例2); 4−(7−ブロモ−5−メトキシ−2−ベン
ゾフラニル)−ピペリジン塩酸塩、(実施例3〜
5); 4−(5−メトキシ−2−ベンゾフラニル)−
ピペリジン塩酸塩、(西独特許出願公開第
2408476号、(実施例2)。 手 順 モノ−アミノオキシダーゼ阻害の測定 実施された試験は、各場合に経口投与で投与量
100mg/Kgの供与物質のラツトに対する投与;2時
間後のラツトの屠殺、肝蔵ホモジネートおよび脳
ホモジネートの調製、並びに基質としての14C−
5−ヒドロキシトリプタミン(モノアミン)に対
する酸化抑制作用の測定である。表中に結果とし
て示される数値は、未処理ラツトの有機ホモジネ
ートによる酸化率を100%として、特定の供試物
質が投与されたラツトの有機ホモジネートによる
基質(5−ヒドロキシトリプタミン)の酸化率を
示す。方法については、アール・ジエイ・ウルト
マン(R.J.Wurtman)、ジエイ・アクセルロツド
(J.Axelrod)著、バイオケミカル・フアーマコロ
ジイー(Biochemical Pharmacology)1963年
版、12巻、1439頁を参照のこと。
【表】 一般式()で表わされる新規テトラヒドロピ
リジン誘導体ならびにピペラジン誘導体とその酸
付加塩とは本発明に従い、それ自体公知の方法
で、 (a) 一般式() (この式で、Zは1価の陰イオンまたは多価
陰イオンのノルマル当量である) で表わされる化合物を、R1がメチル基であ
り、XとYとが1緒になつてもう1つの結合を
形成している一般式()で表わされる対応す
る化合物へと部分的に還元するか、または (b) 一般式() (この式で、R1 bはメチル基または、ベンゼン環
中で水素原子最高3個までが、原子番号35まで
のハロゲン原子と低級アルキル基と低級アルコ
キシ基とメチレンジオキシ基とトリフルオロメ
チル基とからなる群から選ばれた置換基で置換
されていてもよいベンジル基である) で表わされる化合物を、R1がメチル基または
水素原子でありXとYとがそれぞれ水素原子で
ある一般式()で表わされる化合物へと接触
的に水素化するか、または (c) 一般式() (この式で、Acは分裂できる基である) で表わされる化合物のAcを分裂させるか、ま
たは (d) 一般式() 〔この式で、XとYとは式()で記載した意
味をもつ〕 で表わされる化合物を、メタノールの反応性エ
ステルまたは還元条件下でホルムアルデヒドと
化合させるか、または (e) 一般式() 〔この式で、R2は水素原子または低級アルコキ
シ基であり、XとYとは式()で記載した意
味をもつ〕 で表わされる化合物において、ホルミル基また
はアルコキシカルボニル基を還元し、 そして所望ならば(a)〜(e)に記載の方法のいずれ
か1つで得られる一般式()で表わされる化合
物を無機または有機の酸との付加塩に変えて製造
される。 一般式()で表わされる化合物の(a)に従う部
分還元は、とりわけ有機−水性媒質中の水素化ホ
ウ素ナトリウムまたは水素化ホウ素カリウムの助
けで行われ、例えば有機の、水と混合できる溶
剤、例えば低級アルコール例えばメタノールまた
はエタノールまたはそれらと水との混合物中の、
式()で表わされる出発物質の予め調製した溶
液に水素化ホウ素ナトリウムの水性溶液を徐徐に
加え、ついでその反応混合物を温度約5〜60℃、
とりわけ室温から35℃までの温度に保つてしばら
く更に反応させる。一般式()で表わされる出
発物質の製造は後で説明する。 一般式()で表わされる化合物の(b)に従う接
触水素化は通常の水素触媒例えば貴金属触媒例え
ばパラジウム−活性炭または酸化白金、ロジウム
触媒例えばロジウム−活性炭またはロジウム−酸
化アルミニウムあるいは合金スケルトン触媒例え
ばラネーニツケルの適用の下、不活性有機溶剤例
えばメタノール、エタノールまたはジオキサン
中、場合によつては臭化水素酸を添加して、室温
と常圧あるいは約100℃までの適度に高めた温度
と約100バールまでの高めた圧力の下で行う。出
発物質中のR1 bがメチル基の場合は水素化は等モ
ル量の水素を吸収した後で、そしてR1 bが場合に
よつては定義に従つて水素で替えられるべき、す
なわちヒドロゲノリシスにより分裂されるべき、
置換されているベンジル基の場合には水素を2倍
モル量吸収した後中断する。R1 bとしてメチル基
をもつている一般式()で表わされる出発物質
は一般式()に包含され、例えば方法(a)で製造
できる。一般式()で表わされる他の化合物は
例えば4級窒素原子のところのメチル基の代り
に、場合によつては定義に従つて置換されている
ベンジル基を含有している対応する出発物質の適
用の下に製造してもよい。 一般式()で表わされる出発物質において分
裂できる基Acは特にアシル基である。その分裂
は例えばヒドロリシスあるいはソルボリシス、ヒ
ドロゲノリシスまたは還元によつて行われる。一
般式()で表わされる物質においてAcは例え
ば任意の有機アシル基例えば低級アルカノイル基
例えばアセチル基、アレーンカルボニル基例えば
ベンゾイル基あるいはアルカンスルホニル基また
はアレーンスルホニル基例えばメタンスルホニル
基またはp−トルエンスルホニル基であることが
できる。それにも拘らず一般式()で表わされ
る、アシル基を含有している化合物が入手し易く
(または)比較的容易に分裂されるようなアシル
基が推賞される。このような観点からアシル基
Acとしては一方ではとりわけ炭酸半エステルお
よびチオ炭酸半エステルのアシル基、特にヒドロ
リシスが分裂できる基例えば低級アルコキシカル
ボニル基例えばメトキシカルボニル基とエトキシ
カルボニル基とtert−ブトキシカルボニル基更に
フエノキシカルボニル基とベンジルオキシカルボ
ニル基ならびにメトキシチオカルボニル基とメチ
ルチオ−チオカルボニル基および他方では他の炭
酸誘導体のアシル基例えばクロロカルボニル基、
特にシアノ基が考慮される。 新規の一般式()で表わされる化合物の方法
(C)に従うヒドロリシスはアルカリ性または酸性媒
質中で行うことができる。それは例えば、ヒドロ
キシ化合物中少量の水の存在の下、温度約80〜
200℃でアルカリ水酸化物例えば水酸化ナトリウ
ムまたは水酸化カリウムと長時間加熱することに
より実施される。反応媒質としては例えばエチレ
ングリコールまたはその低級モノアルキルエーテ
ル、更に密閉容器中でのヒドロリシスの実施には
低級アルカノール例えばメタノール、エタノール
またはブタノールも適当である。更に特にAcが
シアノ基すなわち青酸のアシル基またはクロロカ
ルボニル基である一般式()で表わされる化合
物を、有機−水性または水性媒質中で鉱酸と加熱
例えば85%リン酸とギ酸との混合物中で何時間も
沸騰させるかまたは48%臭化水素酸または臭化水
素酸−酢酸混合物中、約60〜100℃、とりわけ60
〜70℃で何時間も加熱するかまたは希釈されてい
る例えば0.5N塩酸中で沸騰させることによりヒ
ドロリシスする。 ソルボリシスによつて分裂できる基は、例えば
水分のない条件の下で適当な酸例えばトリフルオ
ロ酢酸と処理することにより分裂できるtert−ブ
トキシカルボニル基である。 還元によつて分裂できる基Acは例えば常法で
ヒドロゲノリシス、特に接触的に活性化されてい
る水素例えば水素化触媒例えば白金、パラジウム
またはラネーニツケルの存在の下の水素によつて
分裂させてもよいα−アリール置換アルコキシ基
例えばベンジルオキシカルボニル基である。還元
によつて分裂できる他の基は例えば常法で、特に
金属還元(所謂発生期の水素)によつて分裂させ
てもよい2−ハロゲノ−アルコキシカルボニル基
例えば2・2・2−トリクロロエトキシカルボニ
ル基、2−ヨードエトキシカルボニル基または
2・2・2−トリブロモエトキシカルボニル基で
ある。発生期の水素は金属または合金例えばアマ
ルガムを水素発生剤例えばカルボン酸、アルコー
ルまたは水に作用させることにより得られ、それ
には特に亜鉛または亜鉛合金が酢酸と1緒に考慮
される。2−ハロゲノ−アルコキシカルボニル基
の還元は更にクロム()化合物例えば塩化クロ
ム()または酢酸クロム()でも行うことが
できる。 還元によつて分裂できる基Acはまた常法で発
生期の水素による還元、例えば液体アンモニア中
のアルカリ金属例えばリチウムまたはナトリウム
によつて分裂するか、または電解的に分裂しても
よいスルホニル基例えば低級アルカンスルホニル
基またはアリールスルホニル基例えばメタンスル
ホニル基またはp−トルエンスルホニル基である
こともできる。 一般式()で表わされる出発物質の製造は別
に後で説明する。 一般式()で表わされる化合物の方法(d)に従
う反応のための、メタノールの反応性エステルは
例えばハロゲン水素酸エステル特に臭素化物また
は沃素化物、更に低級アルカンスルホン酸エステ
ルとアレーンスルホン酸エステル例えばメタンス
ルホン酸エステルならびにベンゼンスルホン酸エ
ステルとp−トルエンスルホン酸エステルならび
に他の強酸のエステル例えば硫酸エステルすなわ
ちジメチル硫酸が適している。一般式()で表
わされる化合物との反応はとりわけ還元条件の下
で不活性な有機溶剤中の、酸と結合する試薬の存
在で行われる。酸と結合する試薬としては3級−
有機塩基例えばトリジエチルアミン、ピリジン、
sym−コリジンおよびとりわけエチルジイソプロ
ピルアミンあるいは無機の塩基性物質例えば炭酸
ナトリウムまたは炭酸カリウムが、そして溶剤と
しては例えば低級アルカノール例えばメタノー
ル、エタノール、イソプロパノールまたはブタノ
ールと、エーテル性化合物例えばジオキサン、テ
トラヒドロフランまたは2−メトキシエタノール
と、低級脂肪族ケトン例えばメチルエチルケトン
とN−置換酸アミド例えばジメチルホルムアミド
またはN・N・N′・N′・N″・N″−ヘキサメチル
リン酸トリアミドが適している。その反応温度は
約0℃と200℃との間、とりわけ室温と約120℃と
の間にある。 一般式()で表わされる化合物のホルムアル
デヒドとの反応は例えば温度約70〜100℃でのギ
酸中あるいは場合によつては常圧または適度に高
めた圧力と温度において、適当な有機溶剤例えば
エタノールまたはジオキサン中水素化触媒例えば
ラネーニツケル、酸化白金またはパラジウム−活
性炭の存在下、水素の作用で行つてもよい。一般
式()で表わされる化合物は、XとYとが水素
原子である一般式()に包含されるもので、例
えば方法(b)または(c)で製造できる。方法cと同様
にしてXとYとが補足的な結合である一般式
()で表わされる化合物も、一般式()で表
わされるものと全く同様に入手し得る、対応する
出発物質から製造される。 一般式()で表わされる化合物のホルミル基
あるいは低級アルコキシカルボニル基の、(e)に従
うメチル基への還元は、例えば温度約20〜100℃
あるいは適用される反応媒質の沸点が100℃以下
ならばその沸騰温度において、エーテル性溶剤例
えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
ブチルエーテルまたはジエチレングリコールジエ
チルエーテルあるいはそれらの混合物中の水素化
リチウムアルミニウムまたはジボランによつて行
われる。ジボランは別に製造して加えることも、
あるいは水素化ナトリウム硼素と3弗化硼素エー
テレートとからその場所で生成させることも出来
る。一般式()で表わされる出発物質の製造は
更に後で説明する。 これまで一般式()に包含されず特別に記載
されていない、前記の方法のための出発物質は4
−(7−ブロモ−5−メトキシ−2−ベンゾフラ
ニル)−ピリジンから1または多段階で製造され
る。後者の化合物は例えば3−ブロモ−5−メト
キシサルチルアルデヒドと4−(ハロゲノメチ
ル)−ピリジン、特に4−(クロロメチル)−ピリ
ジンまたは4−(ブロモメチル)−ピリジンとを酸
と結合する試薬例えば炭酸カリウムまたは場合に
よつては沃化ナトリウムまたは沃化カリウムの存
在の下、有機溶剤例えばジメチルホルムアミド中
で加熱して反応させ、そこでエーテル形成に加え
て水が脱離し、中間的な2−〔(4−ピリジル)−
メトキシ〕−3−ブロモ−5−メトキシベンズア
ルデヒドにベンゾフラン環が形成して製造され
る。 4−(7−ブロモ−5−メトキシ−2−ベンゾ
フラニル)−ピリジンからはそれ自体公知の方法
でメタノールの反応性エステル例えば方法(d)と1
緒にして記載したものを用いて4級化することに
より、一般式()で表わされる化合物が得られ
る。この4級化は通常の方法で、不活性有機溶剤
中例えばメタノール、エチルメチルケトン、酢酸
エチル、テトラヒドロフランまたはジオキサン中
室温または約100℃までの適度に高めた温度で行
われる。 4−(7−ブロモ−5−メトキシ−2−ベンゾ
フラニル)−ピリジンの、ベンジルアルコールの
反応性エステルまたは式()において記載した
の定義に対応する置換されているベンジルア
ルコールの反応性エステルによる4級化によつ
て、メチル基の代りに、場合によつては置換され
ているベンジル基がある4級ピリジニウム化合物
を得、そして今までに記載したように同様の方法
で、方法(b)のための一般式()で表わされる出
発物質に還元してもよい。 Acが炭酸半エステルまたはチオ炭酸半エステ
ルのアシル基またはシアノ基またはクロロカルボ
ニル基である一般式()で表わされる出発物質
は、例えば一般式()に包含される4−(7−
ブロモ−5−メトキシ−2−ベンゾフラニル)−
1−メチル−ピペリジンからか、あるいはメチル
基の代りに他の容易に分裂できる基例えばアリル
基またはベンジル基のある類似の化合物から、加
熱不活性有キ溶剤中例えば沸騰温度のトルエンま
たはベンゼン中でクロロギ酸エステルまたはクロ
ロギ酸チオエステルとりわけクロロギ酸エチルエ
ステル、クロロギ酸−tert−ブチルエステル、ク
ロロギ酸ベンジルエステル、クロロギ酸フエニル
エステルまたはクロロチオギ酸−s−メチルエス
テルあるいはブロモシアンあるいはホスゲンと反
応させて製造される。前記炭酸誘導体の代りに例
えば炭酸ハロゲン化物例えば臭化アセチルまたは
塩化ベンゾイルを用いることも出来るが、メチル
基または他の分裂できる基の分裂に対応する反応
は、より大きいエネルギー的条件が必要で、例え
ばクロロギ酸エチルエステル、とりわけブロモシ
アンの適用におけるより完全にはいかない。 XとYとして水素原子をもつ式()で表わさ
れる出発物質は例えばそれ自体公知の方法で4−
(7−ブロモ−5−メトキシ−2−ベンゾフラニ
ル)−ピペリジンから、室温または約100℃までの
適度に高めた温度、とりわけ約50℃で、ギ酸−酢
酸酸無水物との反応か、あるいはギ酸−低級アル
キルエステル特にギ酸メチルエステルと加熱する
かあるいは酸と結合する試薬例えば炭酸カリウム
の存在の下、不活性有機溶剤例えばジオキサン中
あるいはピリジン中またはそれと不活性溶剤との
混合物中、適度に高めた温度でクロロギ酸低級ア
ルキルエステル特にメチルエステルまたはエチル
エステルと反応させて得られる。XとYとして水
素原子およびR2として低級アルコキシ基特にエ
トキシ基またはメトキシ基をもつ一般式()で
表わされる出発物質は1位に容易に分裂できる基
をもつ対応する化合物例えば1−アリル−または
1−ベンジル−4−(7−ブロモ−5−メトキシ
−2−ベンゾフラニル)−ピペリジンから一般式
()で表わされる化合物の製造のために記載し
た方法にもとずいて、クロロギ酸低級アルキルエ
ステルとの反応により得ることができる。同様に
して、一般式()に包含される1−ベンジル−
4−(7−ブロモ−5−メトキシ−2−ベンゾフ
ラニル)−1・2・3・6−テトラヒドロ−ピリ
ジンあるいはXとYとして補足的に結合し、R2
として低級アルコキシ基をもつ一般式()で表
わされる対応する1−アリル−または1−メチル
−結合をする化合物から製造してもよい。 方法の条件と出発物質とにより遊離の形または
本発明に含められる酸付加塩の形で目的物質が得
られる。一般式()で表わされる新規化合物の
酸付加塩はそれ自体公知の方法により例えば塩基
性試薬例えばアルカリまたはイオン交換剤により
遊離の塩基にしてもよい。他方本発明の方法によ
つて得られる一般式()で表わされる化合物は
所望の場合は無機または有機の酸との付加塩にさ
れる。例えば有機溶剤中の、一般式()で表わ
される化合物の溶液を、塩組成物として所望する
酸で処理する。とりわけ、反応のための溶剤は生
成する塩が難溶性であり、過によつて分離でき
るものが選ばれる。そのような溶剤は例えば酢酸
エチル、メタノール、エーテル、アセトン、エチ
ルメチルチトン、アセトン−エーテル、アセトン
−メタノール、メタノール−エーテルまたはエタ
ノール−エーテルである。 医薬物質としての適用には遊離の塩基の代りに
薬学的に受入れられる酸付加塩例えば陰イオンが
問題になる1回投薬量で毒にならないような酸と
その塩を用いてもよい。更に医薬物質として適用
される塩がよく結晶でき、そして吸湿性でないか
僅しか吸湿しなければ有利である。一般式()
で表わされる化合物との塩形成には例えば塩化水
素酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、メタンスルホ
ン酸、エタンスルホン酸、2−ヒドロキシエタン
スルホン酸、酢酸、乳酸、コハク酸、フマル酸、
マレイン酸、リンゴ酸、酒石酸、安息香酸、サル
チル酸、フエニル酢酸、マンデル酸、およびエボ
ン酸を適用してもよい。 本発明の新規有効物質は経口、直腸中または腸
管外に投薬される。1回投薬量は適用方法、種
類、年令および個々の状態による。遊離塩基また
は遊離塩基の薬学的に受入れられる酸付加塩の1
日投与量は温血動物に対し0.01mg/Kgと0.1mg/Kg
の間にある。適当な投与単位型式例えば糖衣錠、
錠剤、座薬またはアンプルはとりわけ本発明に従
う有効物質0.5〜10mgを含有する。 経口的適用のための投与単位型式は有効物質と
してとりわけ一般式()で表わされる化合物ま
たはその薬学的に受入れられる塩0.5〜10%を含
有する。その製造には有効物質を、例えば場合に
よつては滑剤例えばステアリン酸マグネシウムま
たはステアリン酸カルシウムまたはポリエチレン
グリコールを錠剤または糖衣錠の核に添加して、
固形粉末状賦形薬例えば乳糖、庶糖、ソルビツ
ト、マンニツト、殿粉例えば馬鈴薯殿粉、とうも
ろこし殿粉またはアミロペクチン、更にはこんぶ
粉末または橙皮粉、セルローズ誘導体またはゼラ
チンと組合せる。糖衣錠の核は例えば更にアラビ
アゴム、タルクおよび(または)2酸化チタンを
含有していてもよい濃厚砂糖溶液または易揮発性
の有機溶剤または溶剤混合物に溶解したラツカー
で被覆する。この外皮には有効物質の種種な薬量
の識別のため染料を加えてもよい。 別の経口投与単位型式としてはゼラチン製差込
みカプセルならびにゼラチンと柔軟化剤例えばグ
リセリンとからなる柔軟密閉カプセルが適してい
る。差込みカプセルは有効物質を、とりわけ粒状
物として、例えば充填剤例えばとうもろこし殿粉
および(または)滑剤例えばタルクまたはステア
リン酸マグネシウムおよび場合によつては安定剤
例えばメタ重亜硫酸ナトリウム(Na2S2O5)また
はアスコルビン酸と混合して含有する。柔軟カプ
セルにおいては有効物質はとりわけ適当な液体例
えば液状ポリエチレングリコール中に溶解または
懸濁していて、それには同様に安定剤を添加され
ていてもよい。 直腸中適用のための投与単位型式としては、例
えば有効物質の座薬基礎剤との組合せからなる座
薬が考えられる。座薬基礎剤としては例えば天然
または合成トリグリセライド、パラフイン炭化水
素、ポリエチレングリコールまたは高級アルコー
ルが適している。有効物質と基礎剤との組合せか
らなるゼラチン製直腸カプセルが適当である。基
礎剤としては例えば液状トリグリセライド、ポリ
エチレングリコールまたはパラフイン炭化水素が
適している。 腸管外特に筋肉内投薬用のアンプルはとりわけ
水性溶液中、濃度がとりわけ0.1〜2%である有
効物質の水溶性塩を、場合によつては適当な安定
化剤と緩衝物質と1緒になつて含有する。 後記の処方は錠剤、糖衣錠、カプセル、廃薬お
よびアンプルの製造を更に詳細に説明する。 (a) 4−(7−ブロモ−5−メトキシ−2−ベン
ゾフラニル)−ピペリジン−塩酸25.0gを乳糖
300.80gと馬鈴薯殿粉269.70gと混合し、その
混合物をステアリン酸10gのアルコール溶液で
湿らせ、篩を通して粒状にする。乾燥後馬鈴薯
殿粉160gとタルク200gとステアリン酸マグネ
シウム2.50gとコロイド2酸化珪素32gとを通
じ、この混合物を各個の重さ100mgで有効物質
含有量2.5mgの錠剤10000個に打錠し、所望なら
ば投与量の細い調節のために割れ目をつけても
よい。 (b) 4−(7−ブロモ−5−メトキシ−2−ベン
ゾフラニル)−4−メチル−ピペリジン−塩酸
50.0gと乳糖175.90gとステアリン酸10gのア
ルコール溶液とから粒状物をつくり、乾燥後そ
れとコロイド2酸化珪素56.60gとタルク165g
と馬鈴薯殿粉20gとステアリン酸マグネシウム
2.50gとを混合し、糖衣錠の核10000個に圧搾
する。ついでこれらを、結晶庶糖502.28gとシ
エラツク6gとアラビアゴム10gと染料0.22g
と2酸化チタン1.5gとからなる濃厚シロツプ
で被覆し、乾燥する。得られる糖衣錠は何れも
重さ100mgで、それぞれ有効物質5mgを含有す
る。 (c) 有効物質含有量それぞれ1.0mgをもつカプセ
ル1000個を作るため4−(7−ブロモ−5−メ
トキシ−2−ベンゾフラニル)−ピペリジン−
塩酸1.0gと乳糖2.57gとを混合しゼラチン2
gの水性溶液で一様に湿らせ、適当な篩(例え
ば目幅1.2mm)を通して粒状にする。この粒状
物に乾燥とうもろこし殿粉10.0gとタルク15.0
gとを混合し、サイズ1の硬質ゼラチンカプセ
ル1000個に一様につめる。 (d) 4−(7−ブロモ−5−メトキシ−2−ベン
ゾフラニル)−1・2・3・6−テトラヒドロ
ピリジン−塩酸1.0gと固形豚脂169.0gとから
なる座薬基礎物を調製し、有効物質それぞれ10
mgの座薬100個にする。 (e) 水1中の4−(7−ブロモ−5−メトキシ
−2−ベンゾフラニル)−ピペリジン−塩酸2.0
gの溶液をアンプル1000個に充填し、滅菌す
る。アンプルは有効物質2.0mgの0.2%溶液を含
有する。 一般式()で表わされる新規化合物および今
まで記載されていなかつた中間生成物の製造につ
いて更に詳しく説明する以下の例は本発明の範囲
を何等制限するものではない。 例 1 メタノール200ml中4−(7−ブロモ−5−メト
キシ−2−ベンゾフラニル)−1−メチル−ピリ
ジニウム−ヨード31.2g(0.07モル)の溶液に、
かきまぜながら外部冷却して、水60ml中水素化硼
素ナトリウム10.7g溶液を反応温度が35℃以上に
上がらないように滴下する。ついでこの溶液を20
時間室温でかきまぜる。それからメタノールを真
空中で蒸発させ、残存する水性相をクロロホルム
毎回500mlづつで2回抽出し、そのクロロホルム
溶液を硫酸ナトリウムで乾燥し、過し、濃縮す
る。残渣をメタノール−水から結晶させると、融
点73〜77℃の4−(7−ブロモ−5−メトキシ−
2−ベンゾフラニル)−1−メテル−1・2・
3・6−テトラヒドロピリジンを得る。エーテル
−テトラヒドロフラン中でそれと塩化水素溶液と
から調製される塩酸塩はエタノールから再結晶す
ると247〜250℃で溶融する。 出発物質は以下の方法で製造する。 (a) 3−ブロモ−5−メトキシサルチルアルデヒ
ド75.5g(0.327モル)と4−(クロロメチル)
−ピリジン−塩酸塩53.6g(0.327モル)と炭
酸カリウム194gと沃化カリ15gとをジメチル
ホルムアミド20ml中窒素雰囲気下、20時間、か
きまぜながら150℃に加熱する。それからこの
反応混合物を約50℃に冷却し、この温度で減圧
過する過残をジメチルホルムアミド200ml
と100℃に加熱し、減圧過し、新な過残を
ジメチルホルムアミドで後洗浄する。1緒にし
た液を真空中で濃縮し、ついで真空中80℃で
2時間加熱し揮発性部分をなくす。残渣を少量
の塩化メチレンに溶解し、酸化アルミニウム
(活性度、中性)800gのクロマトグラフイー
にかける。クロロホルム2で溶離する第1留
分は4−(7−ブロモ−5−メトキシ−2−ベ
ンゾフラニル)−ピリジンであり、酢酸エチル
から再結晶すると149〜152℃で溶融する。 (b) 4−(7−ブロモ−5−メトキシ−2−ベン
ゾフラニル)ピリジン23.4g(0.767モル)を
エチルメチルケトン470mlに溶解し、沃化メチ
ル11.5mlと15時間、約50℃でかきまぜる。それ
からその溶液を−6℃に冷却し、析出する塩を
減圧過する。過物をエーテル−石油エーテ
ルで後洗浄する。こうして得られる4−(7−
ブロモ−5−メトキシ−2−ベンゾフラニル)
−1−メチル−ピリジン−ヨードは260〜265℃
で溶融し、そのまま他に加工できる。 例 2 4−(7−ブロモ−5−メトキシ−2−ベンゾ
フラニル)−1−メチル−1・2・3・6−テト
ラヒドロピリジン25.1g(0.078モル)をメタノ
ール970mlに溶解し、酸化白金1.2gと水性48%臭
化水素酸13.1gとの存在の下、温度20〜25℃、常
圧で水素を理論量のほぼ100%吸収するまで水素
化する。水素化を中断し、触媒を別、液を真
空中で濃縮する。残渣を酢酸エチルと水性2Nア
ンモニア溶液との間に分配し、酢酸エチル相を分
離し、飽和水性塩化ナトリウム溶液で洗浄、硫酸
ナトリウム乾燥し、濃縮する。その残渣を高真空
(短路)中蒸留する。180〜200℃、0.1Torrで留出
する留分が4−(7−ブロモ−5−メトキシ−2
−ベンゾフラニル)−1−メチル−ピペリジンで
ある。この塩基の溶液とエチルメチルケトン中の
塩化水素溶液とから調製した塩酸塩は231〜234℃
で溶融する。 例 3 4−(7−ブロモ−5−メトキシ−2−ベンゾ
フラニル)−1−メチル−ピペリジン13.0g
(0.04モル)をトルエン240mlに溶解する。クロロ
ギ酸エチルエステル20.7gを、遊離して来る塩化
メチルを急速に除去するため強窒素気流の下に徐
徐に滴下する。それからこの溶液を60℃で20時間
かきまぜ、冷却、減圧過し、その過残をトル
エン240mlで後洗浄する。1緒にした液を、水
250mlと水中の10%メタンスルホン酸溶液250mlと
水250mlと水250mlと2N水酸化ナトリウム溶液250
mlと水250mlとの順で洗浄し、硫酸ナトリウムで
乾燥、過し、濃縮する。残存する4−(7−ブ
ロモ−5−メトキシ−2−ベンゾフラニル)−1
−ピペリジンカルボン酸−エチルエステルは油
で、薄膜クロマトグラフイーで精製し、補足的な
精製をせずさらに加工出来る。 4−(7−ブロモ−5−メトキシ−2−ベンゾ
フラニル)−1−ピペリジンカルボン酸−エチル
エステル7.6g(約0.02モル)をエチレングリコ
ール80ml中に溶解する。86%水酸化カリウム19.4
gを加えた後生成する濁つた溶液を強くかきまぜ
ながら18時間、160℃に加熱する。それからこの
反応溶液を100℃に冷却し、トルエン80mlで希釈
し、20℃に冷却する。この有機相を始めそれぞれ
水1づつで2回、それから水中のメタンスルホ
ン酸の10%溶液200mlづつで4回抽出する。それ
からこのメタンスルホン酸溶液を30%水酸化ナト
リウム溶液を添加してPH値12に調節し、クロロホ
ルム1で抽出する。このクロロホルム溶液を硫
酸ナトリウムで乾燥、過し、濃縮すると、4−
(7−ブロモ−5−メトキシ−2−ベンゾフラニ
ル)−ピペリジンが残り、それは保存しておくと
固化する。この塩基からメタノール中の塩化水素
で塩酸塩が調製され、メタノール−エーテルから
再結晶するとそれは242〜243℃で溶融する。 例 4 4−(7−ブロモ−5−メトキシ−2−ベンゾ
ラニル)−1−ピペリジンカルボニトリル66.8g
(0.20モル)を0.5N塩酸400ml中5時間還流させて
煮沸する。その透明な反応溶液を濃厚水性アンモ
ニア溶液でアルカリ性とし、エーテルで抽出す
る。1緒にした抽出液を水で洗浄し、硫酸ナトリ
ウムで乾燥、水流ポンプ減圧下で濃縮する。4−
(5−メトキシ−7−ブロモベンゾフラニル−
2)−ピペリジンを油として得、それは放置すれ
ば結晶化し融点は66〜68℃である。前記の塩基と
メタノール性塩酸とから製造される4−(5−メ
トキシ−7−ブロモ−2−ベンゾフラニル)−ピ
ペリジン−塩酸塩はメタノール−エーテルから結
晶化し融点は242〜243℃である。 この出発物質は以下のように製造される。 (a) ベンゼン1000ml中の4−(7−ブロモ−5−
メトキシ−2−ベンゾフラニル)−1−メチル
ピペリジン88.0g(0.272モル)の溶液へ、室
温で15分以内にベンゼン500ml中ブロモシアン
31.6g(0.299モル)溶液を滴下する。ついで
この反応混合物を1時間還流させて煮沸する。
この反応混合物を水でよく洗浄し、ついで氷冷
下2N−塩酸で抽出する。1緒にしたベンゼン
抽出液を硫酸ナトリウムで乾燥し、水流ポンプ
減圧下で完全に濃縮する。放置すると4−(7
−ブロモ−5−メトキシ−2−ベンゾフラニ
ル)−1−ピペリジンカルボニトリルが結晶化
する。エーテル−石油エーテルから再結晶する
と融点94〜96℃の純物質が得られる。 例 5 4−(7−ブロモ−5−メトキシ−2−ベンゾ
フラニル)−1−ピペリジンカルボン酸−2・
2・2−トリクロルエチルエステル0.8g
(0.00165モル)の酢酸7.2mlおよび水0.8mlの混合
物中の溶液を5℃に冷却し、この溶液にかきまぜ
ながら亜鉛粉末0.64gを少しずつ加える。2時間
後にこの反応混合物をろ過し、ろ液を蒸発濃縮す
る。残留物を2N水酸化ナトリウム溶液と塩化メ
チレンとで分配する。有機相を分取し、飽和硫酸
ナトリウム溶液で洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥
しそして蒸発濃縮する。残留物として4−(7−
ブロモ−5−メトキシ−2−ベンゾフラニル)−
ピペリジンが黄色油状で得られる。これを酢酸エ
チルに溶かし、混合物が酸性反応を示すまでエー
テル性塩酸を加える。これを次に冷却し得られた
結晶を吸引ろ取しそしてエーテルで洗う。融点
229〜230℃の4−(7−ブロモ−5−メトキシ−
2−ベンゾフラニル)−ピペリジン−塩酸塩が得
られる。 使用した出発物質は次のようにして得られる。 (a) 4−(7−ブロモ−5−メトキシ−2−ベン
ゾフラニル)−1−メチル−ピペリジン1.0g
(0.0031モル)をトルエン15mlに溶かし、そし
てクロルギ酸−2・2・2−トリクロルエチル
エステル1.97gをゆつくりと加える。反応混合
物を次に窒素中70℃で21時間かきまぜ、その後
冷却する。トルエンと水とを加え、その混合物
を濃塩酸で酸性化し、そして有機相を分取す
る。これを水および濃塩化ナトリウム水溶液で
洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥し、そして蒸発
濃縮する。油状の残留物として4−(7−ブロ
モ−5−メトキシ−2−ベンゾフラニル)−1
−ピペリジンカルボン酸−2・2・2−トリク
ロルエチルエステルが得られ、これはさらに精
製することなく次なる工程に使うことができ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式() (式中、R1は水素原子またはメチル基であり、X
    とYとはそれぞれ水素原子であるか、またはR1
    がメチル基であればXとYとは一緒になつてもう
    1つの結合を形成していることができるものとす
    る) で示されるテトラヒドロピリジン誘導体もしくは
    ピペリジン誘導体またはそれらの無機もしくは有
    機の酸との付加塩。 2 式()で示される化合物が4−(7−ブロ
    モ−5−メトキシ−2−ベンゾフラニル)−1−
    メチル−1・2・3・6−テトラヒドロ−ピリジ
    ンまたはその酸付加塩である特許請求の範囲第1
    項記載の化合物。 3 式()で示される化合物が、4−(7−ブ
    ロモ−5−メトキシ−2−ベンゾフラニル)−1
    −メチル−ピペリジンまたはその酸付加塩である
    特許請求の範囲第1項記載の化合物。 4 式()で示される化合物が、4−(7−ブ
    ロモ−5−メトキシ−2−ベンゾフラニル)−ピ
    ペリジンまたはその酸付加塩である特許請求の範
    囲第1項記載の化合物。
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