JPS6155488B2 - - Google Patents

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JPS6155488B2
JPS6155488B2 JP10261478A JP10261478A JPS6155488B2 JP S6155488 B2 JPS6155488 B2 JP S6155488B2 JP 10261478 A JP10261478 A JP 10261478A JP 10261478 A JP10261478 A JP 10261478A JP S6155488 B2 JPS6155488 B2 JP S6155488B2
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reaction
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JP10261478A
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Fujio Masuko
Tadashi Katsura
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Priority to DE7979301696T priority patent/DE2965916D1/de
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Priority to US06/090,479 priority patent/US4536599A/en
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はアミド誘導体の新しい製造法に関し、
更に詳しくは、 一般式() R−CN () (式中、Rは直鎖もしくは分枝状のC1〜C6のアル
キル基、アルケニル基、フエニル基またはアラル
キル基を表わし、ここで該アルキル基またはアル
ケニル基は更にハロゲン原子、アルコキシル基、
アルキルチオ基、シアルキルアミノ基、アルキル
スルホニル基、フエニル基、フエノキシ基、フエ
ニルチオ基、水酸基を有していてもよく、また該
フエニル基またはアラルキル基は、更にアルキル
基、アルケニル基、アルコキシル基、アルキルチ
オ基、ジアルキルアミノ基、アルキルスルホニル
基、フエニル基、フエノキシ基、フエニルチオ
基、ハロゲン原子、水酸基を有していてもよ
い。) で示されるニトリル化合物を、塩基と過酸化水素
の存在下で加水分解する方法において、有機第4
級アンモニウム塩および/または三級アミンを触
媒に用いることを特徴とする。 一般式() R−CONH2 () (式中、Rは前述と同じ意味を有する。) で示されるアミド誘導体の改良された製造法であ
る。 本発明の目的とする一般式()の化合物は、
医薬、農薬、化粧品、染料等における重要な中間
体として広く一般に利用されている化合物であ
り、本発明の目的は該化合物を安価にしてかつ工
業的に極めて有利に製造する方法を提供すること
にある。 従来知られている一般式()の化合物の合成
法としては、例えば一般式()の化合物をアル
カリ存在下、アルコール−水溶媒中、過剰の過酸
化水素を加えて、加温する方法が知られている。
しかし、この方法では大量のH2O2を使用するた
め、コスト及び危険性の両面から工業的には大へ
ん不利である。しかるに本発明者らは、この反応
について種々検討した結果、上記反応系に有機第
4級アンモニウム塩あるいは3級アミンを共存さ
せることによつてH2O2量が軽減し、しかも反応
速度が上昇して反応時間が短縮される等工業的に
非常にすぐれた効果が得られることを見い出し、
本発明に至つた。 すなわち、本発明は一般式() R−CN () (式中、Rは前述と同じ意味を有する。) で表わされるニトリル化合物を、塩基と過酸化水
素の存在下、有機第4級アンモニウム塩および/
または第三級アミンを触媒として用いることによ
つて加水分解し、 一般式() R−CONH2 () (式中、Rは前述と同じ意味を有する。) で示されるアミド化合物を得る方法である。 以下本発明を詳細に説明する。 原料となる一般式()の化合物としては、例
えばアセトニトリル、プロピオニトリル、ブチロ
ニトリル、イソブチロニトリル、イソプロペニル
ニトリル、ベンゾニトリル、アクリロニトリル、
2もしくは3−メトキシプロピオニトリル、2も
しくは3−フエノキシプロピオニトリル、2もし
くは3−フエニルチオプロピオニトリル、2もし
くは3−メチルチオプロピオニトリル、2もしく
は3−ジメチルアミノプロピオニトリル、2もし
くは3−ヒドロキシプロピオニトリル、2もしく
は3−メチルスルホニルプロピオニトリル、2も
しくは3−クロロプロピオニトリル、2もしくは
3−ブロムプロピオニトリル、2もしくは3−フ
エニルプロピオニトリル、2もしくは3−p−ト
リルプロピオニトリル、2・3−ジメトキシプロ
ピオニトリル、2・3−ジフエノキシプロピオニ
トリル、2・3−ビス(フエニルチオ)プロピオ
ニトリル、2・3−ビス(メチルチオ)プロピオ
ニトリル、2・3−ビス(ジメチルアミノ)プロ
ピオニトリル、2・3−ビス(メチルスルホニ
ル)プロピオニトリル、2・3−ジクロロプロピ
オニトリル、2・3−ジフエニルプロピオニトリ
ル、2−メトキシ−3−エトキシプロピオニトリ
ル、2−フエノキシ−3−フエニルプロピオニト
リル、2−フエニル−3−(p−トリル)プロピ
オニトリル、2−フエニル−3−メチルチオプロ
ピオニトリル、2−フエニル−3−ヒドロキシプ
ロピオニトリル、2−クロロ−3−ブロムプロピ
オニトリル、2−メチルスルホニル−3−フエニ
ルプロピオニトリル、3・3−ジフエニルプロピ
オニトリル、3・3−ジエトキシプロピオニトリ
ル、3・3−ビス(ジメチルアミノ)プロピオニ
トリル、2−フエニル−3・3−ジクロロプロピ
オニトリル、2−(p−トリル)−3・3−ジフエ
ニルプロピオニトリル、2・2−ジフエニル−3
−ヒドロキシプロピオニトリル、2・2・3−ト
リクロロプロピオニトリル、2・3・3−トリフ
エニルプロピオニトリル、2−フエニル−2−
(p−トリル)−3−クロロプロピオニトリル、2
−フエニルチオアセトニトリル、2・2−ジフエ
ニルアセトニトリル、3−フエニル−4・4−ジ
ブロムブチロニトリル、2−フエニル−3−(p
−トリル)アクリロニトリル、2・4−ジクロロ
ベンゾニトリル等が例示される。 反応は通常溶媒の存在下もしくは非存在下に行
なわれるが、溶媒を使用する場合、反応溶液とし
ては一般に使用される溶媒例えば、水、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノール、ヘキサノー
ル、ブタノール、t−ブタノール類、ベンゼン、
トルエン、キシレン、クロルベンゼン類、ヘキサ
ン、ヘプタン、メチルセルソルブ、ジオキサン、
テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、エ
ーテル、ジメチルスルホキシド、等の単独また
は、混合物が用いられるが、一般式()の化合
物が常温で固体である場合には、それを溶解する
溶媒を選ぶのが、操作的に、より好適である。 塩基としてはアルカリ金属、水酸化アルカリ金
属、炭酸アルカリ金属、アルコキシアルカリ金
属、水酸化アルカリ土類金属、水酸化アルカリ金
属等が、例示される。その使用量は、通常料ニト
リル1モルに対して0.1モルから10モルの範囲で
任意であるが、好ましくは0.1モルから2モルの
範囲である。 過酸化水素の使用モル数は一般式()の化合
物1モルに対し、1モル以上任意であるが、2〜
3モル程度で十分である。 触媒の有機第4級アンモニウム塩および/また
は3級アミンとしては、例えばテトラn−ブチル
アンモニウムクロリド、ブロミドまたはヒドロキ
シド、テトラエチルアンモニウムクロリド、ブロ
ミドまたはヒドロキシド、トリエチルベンジルア
ンモニウムクロリド、ブロミドまたはヒドロキシ
ド、トリエチルアミン、トリメチルアミン、トリ
ブチルアミン、トリイソプロピルアミン等が例示
され、これらは各々の単独または混合物として使
用される。添加する触媒の量としては、原料であ
る一般式()の化合物1モルに対して1/200か
ら1/5モルの範囲で任意に選ばれるが、実用上約
1/100モル程度で十分である。反応温度は通常0
℃から300℃の範囲で任意であるが、好ましく
は、20℃から100℃が採用される。 反応圧力については、特に制限はなく、常圧、
加圧いずれでも良い。 反応形式は、液相気相いずれでも良く、また、
回分法、連続法いずれでも良い。 このような反応により得られた反応混合物から
分液、濃縮、蒸留、結晶化等の一般的な操作によ
り一般式()の化合物は収率よく得られる。 ここで得られた一般式()の化合物として
は、例えばアセトアミド、プロピオンアミド、ブ
チロアミド、イソブチロアミド、イソプロペニル
アミド、ペンズアミド、アクリロアミド、2もし
くは3−メトキシプロピオンアミド、2もしくは
3−フエノキシプロピオンアミド、2もしくは3
−フエニルチオプロピオンアミド、2もしくは3
−メチルチオプロピオンアミド、2もしくは3−
ジメチルアミノプロピオンアミド、2もしくは3
−ヒドロキシプロピオンアミド、2もしくは3−
メチルスルホニルプロピオンアミド、2もしくは
3−クロロプロピオンアミド、2もしくは3−ブ
ロムプロピオンアミド、2もしくは3−フエニル
プロピオンアミド、2もしくは3−p−トリルプ
ロピオンアミド、2・3−ジメトキシプロピオン
アミド、2・3−ジフエノキシプロピオンアミ
ド、2・3−ビス(フエニルチオ)プロピオンア
ミド、2・3−ビス(メチルチオ)プロピオンア
ミド、2・3−ビス(ジメチルアミノ)プロピオ
ンアミド、2・3−ビス(メチルスルホニル)プ
ロオンアミド、2・3−ジクロロプロピオンアミ
ド、2・3−ジフエニルプロピオンアミド、2−
メトキシ−3−エトキシプロピオンアミド、2−
フエノキシ−3−フエニルプロピオンアミド、2
−フエニル−3−(p−トリル)プロピオンアミ
ド、2−フエニル−3−メチルチオプロピオンア
ミド、2−フエニル−3−ヒドロキシプロピオン
アミド、2−クロロ−3−ブロムプロピオンアミ
ド、2−メチルスルホニル−3−フエニルプロピ
オンアミド、3・3−ジフエニルプロピオンアミ
ド、3・3−ジエトキシプロピオンアミド、3・
3−ビス(ジメチルアミノ)プロピオンアミド、
2−フエニル−3−ジクロロプロピオンアミド、
2−(p−トリル)−3・3−ジフエニルプロピオ
ンアミド、2・2−ジフエニル−3−ヒドロキシ
プロピオンアミド、2・2・3−トリクロロプロ
ピオンアミド、2・2・3−トリフエニルプロピ
オンアミド、2−フエニル−2−(p−トリル)−
3−クロロプロピオンアミド、2−フエニルチオ
アセトアミド、2・2−ジフエニルアセトアミ
ド、3−フエニル−4・4−ジブロムブチロアミ
ド、2−フエニル−3−(p−トリル)アクリル
アミド、2・4−ジクロロベンゾニトリル等が例
示される。 以下に本発明を実施例により説明する。但し、
本発明がこれらの実施例のみに制約されるもので
ないことは言うまでもない。 実施例 1〜3 2・3−ジフエニルプロピオニトリル(−
1)1.0モル、水酸化ナトリウム0.25モル、過酸
化水素(35%水溶液)3.0モルおよびテトラーn
ーブチルアンモニウムブロミド0.01モルを、(
−1)に対して3倍重量部のメタノールおよび水
酸ナトリウムに対して3倍重量部の水を溶媒とし
て、50℃で4時間反応させた。反応終了後メタノ
ールを留去し、析出物を濾過、水洗して2・3−
ジフエニルプロピオンアミドを収率98%で得た。 原料として2−フエニルプロピオニトリル、ア
クリロニトリルを用い、上記反応条件に準じてア
ミド化合物を製造したところ第1表に示す結果を
得た。 また、比較のために触媒(有機第4級アンモニ
ウム塩)の非存在下でアミド化合物を製造したと
ころ、第1表に示す結果を得た。
【表】 なお、実施例1および比較例1の場合に、その
生成収率と反応時間との関係を調べたところ第1
図に示す結果を得た。 実施例 4 2−フエニル−3−(p−トリル)プロピオニ
トリル(−1)1.0モル、水酸化ナトリウム
0.25モル、過酸化水素(35%水溶液)3.0モル及
びテトラ−n−ブチルアンモニウムブロミド0.01
モルを(−1)に対して3倍重量部のメタノー
ル及び水酸化ナトリウムに対して3倍重量部の水
を溶媒として50℃で4時間反応させた。反応終了
後メタノールを留去し、析出物を濾過、水洗して
2−フエニル−3−(p−トリル)プロピオンア
ミド(mp.150〜150℃)(−1)を収率98%で
得た。 実施例 5 フエニルアセトニトリル(−2)1.0モル、
水酸化カリウム0.25モル、過酸化水素(35%水溶
液)3.0モル及びトリエチルペンジルアンモニウ
ムクロリド0.01モルを、(−2)に対して3倍
重量部のイソプロパノール及び水酸化カリウムに
対して3倍重量部の水を溶媒として、50℃で4時
間反応させた。反応終了後、イソプロパノールを
留去し、析出物を濾過、水洗して、フエニルアセ
トアミド(mp.155℃)(−2)を収率95%で得
た。 実施例 6 アセトニトリル(−3)1.0モル、水酸化ナ
トリウム0.25モル、過酸化水素(35℃水溶液)
3.0モル及びトリエチルアミン0.01モルを、50℃
で4時間反応させた。反応終了後析出物を濾過、
水洗してアセトアミド(mp.81℃)(−3)を
収率95%で得た。 実施例 7 ベンゾニトリル(−4)1.0モル、ナトリウ
ムメトキシド0.25モル、過酸化水素(35%水溶
液)3.0モル及びテトラーn−ブチルアンモニウ
ムクロリド0.01モルを、(−4)に対して3倍
重量部のメタノールを溶媒として50℃で4時間反
応させた。反応終了後析出物を濾過。水洗してベ
ンズアミド(mp.130℃)(−4)を収率96%で
得た。 実施例 8〜23 実施例4〜7に準じて、各種ニトリルを原料と
し、対応するアミド化合物を合成した例を第2表
に示す。
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図は2・3−ジフエニルプロピオニトリル
を原料とした場合のアミド化合物の生成率と反応
時間の関係を示したものであつて、Aは実施例1
の方法を、Bは比較例1の方法をそれぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式() R−CN () (式中、Rは直鎖もしくは分枝状のC1〜C6のアル
    キル基、アルケニル基、フエニル基またはアラル
    キル基を表わし、ここで該アルキル基またはアル
    ケニル基は更にハロゲン原子、アルコキシル基、
    アルキルチオ基、ジアルキルアミノ基、アルキル
    スルホニル基、フエニル基、フエノキシ基、フエ
    ニルチオ基、水酸基を有していてもよく、また該
    フエニル基またはアラルキル基は、更にアルキル
    基、アルケニル基、アルコキシル基、アルキルチ
    オ基、ジアルキルアミノ基、アルキルスルホニル
    基、フエニル基、フエノキシ基、フエニルチオ
    基、ハロゲン原子、水酸基を有していてもよ
    い。) で示されるニトリル誘導体を、塩基及び過酸化水
    素の存在下で加水分解する方法において、有機第
    4級アンモニウム塩および/または三級アミンを
    触媒に用いることを特徴とする。 一般式() R−CONH2 () (式中、Rは前述と同じ意味を有する。) で示されるアミド誘導体の製造法。
JP10261478A 1978-08-22 1978-08-22 Production of amide derivative Granted JPS5528959A (en)

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EP81200767A EP0040896B1 (en) 1978-08-22 1979-08-20 Synthesis of amides
DE8181200767T DE2966944D1 (en) 1978-08-22 1979-08-20 Synthesis of amides
DE7979301696T DE2965916D1 (en) 1978-08-22 1979-08-20 Synthesis of amines
EP79301696A EP0008532B1 (en) 1978-08-22 1979-08-20 Synthesis of amines
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JPS5528959A JPS5528959A (en) 1980-02-29
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JP4756344B2 (ja) * 2006-02-21 2011-08-24 独立行政法人産業技術総合研究所 超臨界水を媒体とする反応系を利用したアミドの製造方法
CN102630224B (zh) * 2009-11-23 2016-01-20 陶氏环球技术有限责任公司 用于制备2,2-二溴丙二酰胺的方法

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