JPS6155292B2 - - Google Patents

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JPS6155292B2
JPS6155292B2 JP16047681A JP16047681A JPS6155292B2 JP S6155292 B2 JPS6155292 B2 JP S6155292B2 JP 16047681 A JP16047681 A JP 16047681A JP 16047681 A JP16047681 A JP 16047681A JP S6155292 B2 JPS6155292 B2 JP S6155292B2
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JP16047681A
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Naoki Matsuo
Tadamichi Kawasaki
Shigenobu Minami
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Toshiba Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Toshiba Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B3/00Line transmission systems
    • H04B3/02Details
    • H04B3/20Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other
    • H04B3/23Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other using a replica of transmitted signal in the time domain, e.g. echo cancellers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は反響路を介して2線4線変換して接続
された回線と送受話器との間の上記反響路におけ
る信号の廻込みを効果的に打消す反響打消し装置
に関する。
〔従来の技術〕
電話機の入出力部としての送受話器はハイブリ
ツド回路を介して4線2線変換して回線に接続さ
れるが、回線のインピーダンス変動による不整合
によつて上記送受話器とハイブリツド回路の反響
路とによりハウリングループが形成される。特に
ハンドフリー型の拡声電話機にあつては送受話器
における音響結合が大きく、しかもハイブリツド
回路の廻込み減衰量が小さい場合、特に上記ハウ
リングループ形成による悪影響が大きい。この
為、従来では、この種の送受話回路にボイススイ
ツチを設けてハウリングの発生を防止することが
行われている。然し乍らボイススイツチでは通話
音声の語頭や語尾が失われ易いと云う欠点を有し
ており、これを解決する為に前記ハイブリツド回
路の平衡補償を行つてハウリングマージンをかせ
ぎ、一方ボイス・スイツチの損失を浅くすること
により前述の通話時の不具合を直すことが試みら
れている。ところが、この平衡補償を十分に行う
には多種類の擬似平衡回路を必要とし装置構成が
相当大掛りで複雑化する不具合があつた。
ところで近年、衛生回線等の長距離回線におい
てエコーを打消す為に反響打消装置としてエコー
キヤンセラー回路が用いられるようになつて来て
おり、このエコーキヤンセラー回路を用いて上記
ハイブリツト回路における信号の廻込みを補償す
ることが試みられている。このエコーキヤンセラ
ー回路は第1図に示すように構成される。エコー
キヤンセラー回路9はハイブリツド回路1と並列
的に設けられる。ハイブリツド回路1は回線と送
受話器とを2線4線変換して接続するものであ
る。このハイブリツド回路1に供給して送信され
る送信信号はエコーキヤンセラー回路9の低域通
過フイルタ2(以下、「LPF2」と呼ぶ)を介し
たのちA/D変換器3にてデイジタル変換されて
擬似廻込み信号生成回路4(以下、「PEG回路
4」と呼ぶ)に入力される。このPEG回路4は
上記デイジタル変換された送信信号と廻込み信号
とから前記ハイブリツド回路1における送信信号
の廻込み特性を推定し、この推定特性に従つて送
信信号の擬似廻込み信号を生成するものである。
ここで生成された擬似廻込み信号は、減算器10
の一方の入力に与えられる。またハイブリツド回
路1を介した廻込み信号は、エコーキヤンセラー
回路9のLPF5を介したのちA/D変換器6にて
デイジタル変換されて前記減算器10の他方の入
力に与えられる。減算器10は、受信信号から擬
似廻込み信号を差引いて、受信信号から廻込み信
号を打消す。しかして、この廻込み成分が打消さ
れた受信信号はD/A変換器7によりアナログ信
号に復元されたのちLPF8を介して受話器に出力
される。
ところで前記PEG回路4は、例えば第2図に
示すようにトランスバーサルフイルタを基本とし
て構成される。即ち、送信信号xはタツプ付遅延
線(レジスタ)11に逐次複数タツプ分蓄積さ
れ、そのタツプ出力は乗算器12〜12oにそ
れぞれ与えられる。これらの乗算器12〜12
oにて前記ハイブリツド回路1の推定廻込み特性
であるタツプ係数h1〜hoが上記各タツプ出力に
乗ぜられ、これらの乗算出力が加算器13にて合
成されて擬似廻込み信号が生成されている。こ
の擬似廻込み信号を減算器10にて前記ハイブ
リツド回路1を介して廻込んだ信号から除去する
ことによつて、その打消が行われるようになつて
いる。またこの減算器10にて打消されなかつた
信号成分、つまり減算器10の誤差出力eは乗算
器15を介して比例定数αが乗ぜられたのちタツ
プ係数回路16に入力されている。このタツプ係
数回路16にて上記比例定数αが乗ぜられた誤差
出力と前記各タツプ出力が乗ぜられ、これをサン
プル毎に各タツプで累積演算して前記タツプ係数
h1〜hoが求められている。尚、レジスタ17
〜17oは上記乗算出力を累積加算処理してタツ
プ係数を求め、これを保持して前記乗算器12
〜12oにタツプ係数を与えるものである。
従つてこのようなエコーキヤンセラー回路9に
よれば、或る時点で推定された廻込み特性を示す
タツプ係数によつて廻込み信号の打消し処理が行
われたのち、その誤差出力をもつて上記タツプ係
数の修正が行われる。そして、タツプ係数が収束
して前記廻込み特性が正確に推定されたのち、こ
の推定特性に従つてハイブリツド回路1を介した
廻込み信号の打消しが行われることになる。この
廻込み特性の推定演算は例えば最小2乗誤差アル
ゴリズムに従つて行われる。ここで今、擬似エコ
ーインパルス特性(タツプ係数)をhj=h(jT
、入力信号系列をxj、出力信号系列をyj、打
消し残留誤差をejとして示すと、各サンプル毎
の上記擬似エコーインパルス特性の修正は、Kサ
ンプル目の修正として h =hK−1 +α・ek-1・xk-j-1 として示される。そしてこのときの推定エコー信
号は なるたたみ込み形式の式として表現される。そし
て、このときの打消し残留誤差信号成分は 但し、タツプ数はNである。として示される。
従つて、このようなエコーキヤンセラー回路9を
実現するトランスバーサルフイルタにあつては、
信号xが入力されたのち信号yが与えられると
き、その時間遅延量に相当するタツプ位置にタツ
プ利得が最大となるメインタツプが生じ、このよ
うなタツプ系数列(推定特性)を用いて擬似廻り
込み信号が生成され廻込み信号が打消されること
になる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところがこのようなエコーキヤンセラー回路9
は前述したように長距離回線のエコーを打消すこ
とを目的として開発されたものであり、その信号
遅延量は数10msecにも達し、これ故同定擬似エ
コー路のインパルス応答特性も大幅な遅延量(フ
ラツトデイレイ)を有したものとなつている。
これに対して拡声電話機のハイブリツド回路1
における廻込み特性の遅延量はさほど大きくな
く、そのエコーインパルス応答のメインタツプ
は、応答の初頭にあり、フラツトデイレイは非常
に小さい。従つてこのような場合、第1図に示さ
れる回路のLPF2,5の遅延量がエコーキヤンセ
ラー回路9において問題となる。仮りに、LPF2
の遅延量が大きいと、PEG回路4では、入力信
号xを得る以前に擬似廻込み信号を生成して信
号yに対処する必要が生じ、大きな矛盾が生じ
る。換言すれば、推定特性のメインアツプがレジ
スタ11の最初のタツプより前にあることが要求
され、負の遅延を与えなければならなくなるの
で、物理的にその実現が不可能となる。
本発明はこのような事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、上述した不具合
を解消して常に安定に反響路における送信信号の
廻込み信号を打消してハウリング等の発生を効果
的に防止するようにした簡易で実用性の高い構成
の反響打消し装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、送話器等の入力部から反響路を介し
て受話器等の出力部側に廻込む信号から擬似廻込
み信号を差引く演算手段に入力される廻込み信号
が、常に確実に擬似廻込み信号生成手段への入力
信号よりも擬似廻込み信号生成手段の一推定動作
期間、つまり廻込み特性推定の1サンプル周期以
上遅れるように入力部から反響路を介して演算手
段に廻り込む廻込み信号を遅延させるようにした
ことを特徴としている。
〔作用〕
送話器からハイブリツド回路を介して演算手段
に入力される廻込み信号を遅延させると、演算手
段における擬似廻込み信号の入力タイミングと廻
込み信号の入力タイミングとを合致させることが
できる。このため、エコーキヤンセラー回路にお
ける廻込み特性の推定および擬似廻込み信号生成
の安定化が図れ、上述した目的を効果的に達成で
きる。
またこれによつて本発明では、フラツトデイレ
イの殆んどない廻込み特性に対しても十分に対処
でき、その悪影響を未然に防ぐようにした反響打
消し装置の提供が可能である。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例につき説
明する。
第3図は第1の実施例装置の概略構成を示す図
で、第1図に示す装置と同一部分には同一符号を
付して示してある。この実施例に係るエコーキヤ
ンセラー回路20の特徴とするところは、反響路
となるハイブリツド回路1から演算手段である減
算器10に受信信号を導く回路に遅延回路を設け
た点にある。即ち、LPF5を介したのちA/D変
換器6によつてデイジタル変換された廻込み信号
を遅延すべく、A/D変換器6の出力に遅延回路
としてのシフトレジスタ21を設け、このシフト
レジスタ21を介して上記廻込み信号を減算器1
0に入力するようにしている。このシフトレジス
タ21は、PEG回路4の一動作タイミング、つ
まり1サンプル周期分、廻込み信号を遅延するも
のであつて、これによつて例えハイブリツド回路
1の廻込み特性のフラツトデイレイが零であつて
も、送信信号に対して廻込み信号が上記1サンプ
ル周期遅れてPEG回路4に入力されるようにな
つている。
このように構成された本装置によれば、PEG
回路4は、常に安定に動作し、送信信号を入力し
て1サンプル前の廻込み信号との間で推定された
廻込み特性に従つて擬似廻込み信号を生成する。
減算器10は、これと廻込み信号との差をとるこ
とにより廻込み信号成分を打消したのち、その残
留誤差から上記推定廻込み特性を修正して次のサ
ンプルタイミングの打消し処理に備えることにな
る。従つて推定される廻込み特性(タツプ係数)
が極めてスムーズに収速し、ここに安定した反響
打消し、つまりハイブリツド回路1を介して送信
信号の漏れ成分を効果的に打消すことが可能とな
る。また廻込み信号の遅延はシフトレジスタ21
によりデイジタル的に行われ、全帯域通過の1サ
ンプル遅延が施されることになるので、これによ
り歪の発生がない上、構成が簡単である。尚、こ
こでは1サンプル遅延につき示したが数サンプル
遅延により実現できることも勿論のことである。
またこのようにデイジタル的に遅延制御すること
のみならず、LPF5に適当な全域通過形の遅延特
性をアナログ的に付加することも可能である。但
しこの場合、サンプル周期に対して正確な整数倍
の遅延時間を設定することが困難であるから、そ
の遅延時間が少なくともPEG回路4の1サンプ
ル周期以上となるように回路設計することが必要
である。
このように構成された装置のインパルス応答に
つき説明すると、送信信号として第4図aに示す
如きパルス信号が与えられると、このパルス信号
がハイブリツド回路1を介して廻込む応答は同図
bに示すようになる。ここで、その遅れ時間D0
はフラツトデイレイを示している。しかして、上
記パルス信号がLPF2を介して減算器10に入力
されるときの応答波形は、LPF2による遅れ分
D1を含んで第4図cに示すようになり、また
LPF5を介して減算器10に入力される廻込み信
号はLPF5の遅れD2を受けて同図dに示すよう
になる。これらのLPF2,5の遅れD1,D2に比
してフラツトデイレイD0が長い場合には、第4
図c,dにその波形を示すように、廻込み信号が
送信信号に比して十分遅れて減算器10に与えら
れるので、ここにPEG回路4による廻込み特性
の推定が前記したアルゴリズムに従つて正常に行
われる。故に廻込み信号の打消し効果が十分に奏
されることになる。
これに対して、ハイブリツド回路1におけるフ
ラツトデイレイが零の場合、第4図eに示すよう
に廻込み信号は、LPF5の遅延D2のみを受けて
減算器10に与えられることになる。このとき上
記LPF2,5の遅延特性がD1>D2であるなら
ば、廻込み信号の減算器10への入力が送信信号
の入力よりも先に行われてしまう。このことは、
送信信号および廻込み信号から推定される廻込み
特性に従つて作成される擬似廻込み信号の出力以
前に廻込み信号が到来することを意味する。つま
り原因より先に結果が生じると云うことになり、
正常なタツプ修正ができなくなる。この点、本装
置にあつては、シフトレジスタ21によつて、上
記廻込み信号が時間dだけ更に遅延されて減算器
10に入力されるので、PEG回路4の動作に必
要な送信信号と廻込み信号とが正常な時間関係と
なる。故に本装置では、ハイブリツド回路1のフ
ラツトデイレイが殆んどない場合でも、上記ハイ
ブリツド回路1の廻込み特性で正確に推定して、
その廻込み成分の効果的な打消しが行われる。
またこのような遅れD1,D2については、LPF
2,5の設計により、D1<D2なる関係に定めれ
ばよいことは云うまでもない。ところがこのよう
にLPF2,5を設計することは各種制約から非常
に困難であるが、上述したようにデイジタル変換
した時点でこれを遅延制御するようにすれば簡易
に実現することができ、実用上極めて好ましい。
ところで、上記した装置は、廻込み信号成分を
デイジタル形の減算器10によりデイジタルレベ
ルで打消したのち、その出力信号をアナログ変換
して受話器に導くように構成されたものである
が、この廻込み信号の打消し処理をアナログ的に
実行するようにしてもよい。第5図は、このアナ
ログ形の減算器を用いて構成された本発明の第2
の実施例に係るエコーキヤンセラー回路30を示
す概略構成図である。この装置では、デイジタル
変換してPEG回路4に供給される送信信号を取
出し、これを遅延手段であるシフトレジスタ22
を介して1サンプル遅延したのち、D/A変換器
23によりアナログ信号に復元し、LPF24を介
してハイブリツド回路1に供給するように構成さ
れる。またハイブリツド回路1を介して廻込み信
号は、アナログ形の減算器25により打消された
のち受信側に出力されるようになつている。
PEG回路4は、この減算器25の出力をLPF
5,A/D変換器6を介して入力し、先に入力さ
れた送信信号との間でハイブリツド回路1におけ
る廻込み特性を推定し、この推定特性に従つて生
成された擬似廻込み信号をD/A変換器26,
LPF27を介して前記減算器25に与えている。
これによつて減算器25は、ハイブリツド回路1
を介した送信信号の廻込み信号中から上記擬似廻
込み信号を減算し、廻込み信号成分をアナログレ
ベルで打消した受信信号を出力する。
このように構成された装置では、送信信号は
PEG回路4に入力されたのち、デイジタル的に
全帯域通過型の遅延処理がシフトレジスタ22に
よつて施されたのちハイブリツド回路1を介して
送信される。従つてこのハイブリツド回路1から
漏れて受信側に廻込む送信信号成分自体、前記
PEG回路4に入力された送信信号から遅れたも
のとなるので、ここにエコーキヤンセラー回路3
0の安定した廻込み特性の推定が行われることに
なる。故に、先の実施例と同様に安定した廻込み
信号の打消しが行われることになる。
また全帯域通過形のアナログ遅延線を受信側に
設けてもよいことは勿論のことである。
以上、本発明に係る反響打消し装置のいくつか
の基本構成と、その作用につき説明した。しか
し、本装置をハード的に実現するに際しては、
PEG回路4の信号入力を時分割形式として、
A/D変換およびD/A変換の構成を簡略化する
ことが好ましい。第6図a〜iはこの時分割処理
を行う場合の動作タイミングを示すものである。
即ち、エコーキヤンセラー回路4の1サンプル期
間jTを第6図aに示すように2つに区分し、同
図bに示される時分割多重化されて入力される送
信信号および廻込み信号を同図c,dにそれぞれ
示すようにしてサンプリングして取込む。そし
て、第6図eに示す1サンプル前に求められた打
消し残留誤差のデータを同図fに示すタイミング
で取出し、同図gに示す送信信号のタツプ出力と
の間で演算を行つて推定特性の修正値を同図hの
如く求める。そして、この信号に第6図iに示す
ように推定廻込み特性を1サンプル毎に修正して
いくようにすればよい。
このようにすれば、例えばレジスタに送信信号
を取込んだのちには、これを保持して廻込み特性
の推定演算に用い、この間に廻込み信号を取込め
ばよいので、A/D変換器の構成を簡略化するこ
とができる。しかもこのような多重化処理の場
合、廻込み信号の入力タイミングが1/2サイクル
遅れることになるので、等価的に同じサンプル区
間を考えるとフラツトデイレイが殆んどないよ
う、廻込み信号が進むことになるが、前記したよ
うにシフトレジスタ21によつて廻込み信号が1
サンプル以上遅延されているので、上記したよう
な不具合が生じることがない。即ち、このような
多重化処理を行う場合、時分割な信号入力によつ
て等価的に廻込み信号の入力が進むので、前記し
たシフトレジスタによる遅延処理が、エコーキヤ
ンセラー回路20,30の動作安定化を図る上で
大きく貢献する。
〔発明の効果〕
以上詳述したように本発明によれば、反響路に
接続されてその廻込み特性を推定し、この推定特
性に従つて廻込み信号を打消す反響打消し装置に
おいて、上記推定に用いる送信信号に比してその
廻込み信号を遅延により1サンプル以上遅らせる
ので、エコーキヤンセラー回路の安定した動作を
行わしめることができる。従つて反響路における
フラツトデイレイが殆んどない場合でもその廻込
み信号を効果的に抑えて、ハウリング等の発生を
確実に防止できる等の絶大なる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のエコーキヤンセラー回路の一例
を示す構成図、第2図は同回路におけるPEG回
路の基本的な構成図、第3図は本発明の一実施例
装置の概略構成図、第4図a〜eは本装置におけ
る信号のインパルス応答を示す図、第5図は本発
明の別の実施例装置の概略構成図、第6図a〜i
は本発明の更に別の実施例を示す動作タイミング
図である。 1……ハイブリツド回路、2,5,8……
LPF、3,6……A/D変換器、4……擬似廻込
み信号生成回路、7……D/A変換器、9,2
0,30……エコーキヤンセラー回路、10,2
5……減算器、11……タツプ付遅延線、12
〜12o……乗算器、13……加算器、15……
乗算器、16……タツプ係数器、17〜17o
……レジスタ、21,22……シフトレジスタ、
23,26……D/A変換器、24,27……
LPF。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 入力部から反響路を介して出力部側に廻込む
    廻込み信号をA/D変換する第1のA/D変換器
    と、この第1のA/D変換器の出力とデイジタル
    信号の擬似廻込み信号とを入力して両信号の差信
    号を前記出力部に出力するデイジタル型の演算手
    段と、前記入力部から前記反響路に送出される信
    号を入力し該信号をA/D変換する第2のA/D
    変換器と、この第2のA/D変換器からの信号と
    前記演算手段からの差信号とを入力し、両入力信
    号から前記反響路の廻込み特性を推定するととも
    に、この推定された廻込み特性に従つて前記擬似
    廻込み信号を生成し前記演算手段に出力するデイ
    ジタル型の擬似廻込み信号生成手段とを具備した
    反響打消し装置において、 前記入力部から送出され前記反響路を介して前
    記演算手段に廻込む信号を前記第2のA/D変換
    器から前記擬似廻込み信号生成手段に入力される
    信号に対し前記擬似廻込み生成手段における廻込
    み特性の一推定動作期間以上遅延させる遅延回路
    を設けたことを特徴とする反響打消し装置。 2 入力部から反響路を介して出力部側に廻込む
    廻込み信号とアナログ信号の擬似廻込み信号とを
    入力して両信号の差信号を前記出力部に出力する
    アナログ型の演算手段と、前記入力部から前記反
    響路に送出される信号を入力し該信号をA/D変
    換する第1のA/D変換器と、前記演算手段から
    出力される差信号を入力し該信号をA/D変換す
    る第2のA/D変換器と、これら2つのA/D変
    換器からの信号を入力し、両入力信号から前記反
    響路の廻込み特性を推定するとともに、この推定
    された廻込み特性に従つてデイジタル信号の擬似
    廻込み信号を生成し出力するデイジタル型の擬似
    廻込み信号生成手段と、この擬似廻込み信号生成
    手段から出力される上記擬似廻込み信号をD/A
    変換して前記演算手段に出力するD/A変換器と
    を具備した反響打消し装置において、 前記入力部から送出され前記反響路を介して前
    記演算手段に廻込む信号を前記第1のA/D変換
    器から前記擬似廻込み信号生成手段に入力される
    信号に対し前記擬似廻込み生成手段における廻込
    み特性の一推定動作期間以上遅延させる遅延回路
    を設けたことを特徴とする反響打消し装置。
JP16047681A 1981-10-08 1981-10-08 反響打消し装置 Granted JPS5860835A (ja)

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JP4734126B2 (ja) 2005-03-23 2011-07-27 三洋電機株式会社 エコー防止回路、デジタル信号処理回路、エコー防止回路のフィルタ係数設定方法、デジタル信号処理回路のフィルタ係数設定方法、エコー防止回路のフィルタ係数を設定するためのプログラム、デジタル信号処理回路のフィルタ係数を設定するためのプログラム
JP4734127B2 (ja) 2005-03-23 2011-07-27 三洋電機株式会社 エコー防止回路、デジタル信号処理回路、エコー防止回路のフィルタ係数設定方法、デジタル信号処理回路のフィルタ係数設定方法、エコー防止回路のフィルタ係数を設定するためのプログラム、デジタル信号処理回路のフィルタ係数を設定するためのプログラム
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