JP2009130832A - 伝搬遅延時間推定器、方法及びプログラム、並びに、エコーキャンセラ - Google Patents

伝搬遅延時間推定器、方法及びプログラム、並びに、エコーキャンセラ Download PDF

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弘一 木原
Takashi Ishiguro
高詩 石黒
Tomohiko Oikawa
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Abstract

【課題】 わずかな処理量や小規模のハードウェアで効率よく伝搬遅延時間を推定する
【解決手段】 当初は同一信号であった第1の離散的時間信号と、第2の離散的時間信号との時間差である伝搬遅延時間を推定する伝搬遅延時間推定器に関する。そして、第1及び第2の離散的時間信号のそれぞれを、より低い周波数帯域の第1及び第2の変換済信号に変換する手段と、第1及び第2の変換済信号のそれぞれを、より低い標本化速度の第1及び第2の再変換済信号に変換する手段と、適応フィルタを用い、第1の再変換済信号を利用して、上記第2の再変換済信号の擬似信号を生成する手段と、適応フィルタが更新したフィルタ係数に基づいて、伝搬遅延時間を推定する手段とを有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、伝搬遅延時間推定器、方法及びプログラム、並びに、エコーキャンセラに関し、例えば、回線エコーを消去するエコーキャンセラに適用し得る。
エコー反射点までの往復伝搬遅延時間が大きな回線エコーキャンセラの配備例を、図4に示す。なお、図4においては、2線伝送路401、402、403、404を便宜上1本の線で描いている。
伝送路401は、電話機408に対向する図示しない対向側の電話機から送信されてくる音声信号x(n)の伝搬経路であり、回線エコーキャンセラ405並びに中継網406を介して2線/4線変換器407に接続されている。音声信号x(n)は、2線/4線変換器407を介して電話機408に到達し、また、これと同時に、2線/4線変換器407でのインピーダンス不整合のため、その一部が反射し、信号y(n)として2線伝送路403及び中継網406を介して、回線エコーキャンセラ405に与えられる。このエコー信号y(n)は、回線エコーキャンセラ405で消去されるが、一般には、完全消去することは不可能なので残留エコー信号e(n)が2線伝送路404を介して、対向側の電話機に戻っていく。
次に、回線エコーキャンセラ405で一般的に実用されている代表的なエコー消去アルゴリズムである学習同定法について説明する。なお、これ以降、特に断らない限り、信号は、ある標本化レートで量子化された離散値系信号と見なし、時間は標本化周期を1単位時間とする離散時間nで表記することとする。
エコー消去アルゴリズムにおいて、回線エコーキャンセラ405から見た電話機408側のエコー経路を線形シフト不変システムと見なし、具体的には、N次の有限インパルス応答型フィルタと見なす。当該フィルタのタップ係数をh(k)、また、回線エコーキャンセラ405が推定する当該フィルタの時刻nの時点でのタップ係数を^hn(k)、回線エコーキャンセラ405が推定するエコー信号を^y(n)と表すと、当該アルゴリズムは(1)式で表すことができる。
Figure 2009130832
(1)式において、μは^h(k)の収束速度を決定するパラメータであり、通常、0<μ<2の範囲に設定される。
次に、回線エコーキャンセラ405とエコー反射点である2線/4線変換器407との間の往復伝搬距離は長く、また、中継網406の内部に配置されている各種ネットワーク装置による処理遅延により、回線エコーキャンセラ405と2線/4線変換器407との間の往復伝搬遅延時間Trtは十分に大きいものとする。ここで、Trt=NDLYとし、この遅延をz関数による伝達関数HDLY(z)で表すと、(2)式に示すようになる。
また、2線/4線変換器407を有限インパルス応答型フィルタと見なしたときのフィルタ次数をNHYB、当該フィルタのタップ係数をh(0)、h(1)、…、h(NHYB)とし、当該フィルタのz関数による伝達関数をHHYB(z)で表すと、(3)式に示すようになる。
Figure 2009130832
従って、このときのエコー経路のz関数による伝達関数をHEP(z)で表すと、(4)式に示すようになる。(4)式で表されるエコー経路の伝達関数の入出力信号をそれぞれx(n),y(n)とし、これらのz変換をX(z)、Y(z)とすると、(5)式に示す関係が成立する。(5)式において、z−NDLYX(z)は時間領域において、入力信号x(n)をNDLY単位時間だけ遅延させることを意味する。実際、(5)式を逆z変換により時間領域に変換すると(6)式を得る。
Figure 2009130832
ここで、(1)式に従ってエコー推定を実施する回線エコーキャンセラ405の推定器のフィルタ次数Nと、NDLY、NHYBとの関係を(7)式のように想定し、(6)式で表されるエコー信号y(n)と(1)式で表せるエコー推定信号^y(n)とを、(8)式に示すように比較する。
Figure 2009130832
(8)式において、推定エコー信号^y(n)の右辺のx(n)の係数^h(k)は、学習によりエコー信号y(n)の右辺のx(n)の係数に収束するので、^h(k)は(9)式に示す値に収束する。
Figure 2009130832
(9)式は、次のことを示唆している。仮に、前もって、エコー経路の伝搬遅延時間が判明しているならば、回線エコーキャンセラ405はフィルタ係数^h(0)〜^h(NDLY−1)の算出を省略できると同時に^h(0)〜^h(NDLY−1)を格納するメモリ領域も節約することができる。実際のところ、2線/4線変換器407のインパルス応答時間は、非特許文献1による実測結果によると16msec以内となることが判明しているに対して、エコー経路の伝搬遅延時間はネットワークトポロジー、並びに、通信事業者の設備運用方針に依存することとなり、前もって知ることは不可能である。従って、この場合、エコー経路の遅延を推定できる機能を回線エコーキャンセラに具備することが望ましい。これにより、回線エコーキャンセラのエコー推定に関する処理量の低減を可能とし、とりわけ、通信事業者向けVoIP(Voice over IP)ゲートウェイ装置のように多数の音声呼を収容する装置にとっては大きなメリットとなる。
[従来技術による伝搬遅延時間推定]
エコー経路の伝搬遅延時間を推定する既存の3種類の方法について説明する。
第1の従来方法は、特許文献1などに開示されているものであり、この方法は音声パケットの中に時刻情報を付加し、これにより、伝搬遅延時間を算出するものである。この方法について、IP(Internet Protocol)においては、非特許文献2によってさらに汎用的に往復伝搬遅延時間を算出するメカニズムが規定されている。これにより、回線エコーキャンセラに伝搬遅延時間推定器を具備しなくても良いことになる。
第2の従来方法は、特許文献2、特許文献3、特許文献4などに開示されているものであり、伝搬遅延時間推定専用の機能を具備することなく、通常のエコー推定処理を実施する。つまり、エコー経路を線形シフト不変システムと見なし、前述した学習同定法などのアルゴリズムを利用してエコー経路の伝達関数を推定し、具体的には(9)式に示す伝達関数の推定係数^h(k)を算出し、例えば、0≦k≦dの範囲で^h(k)≒0に収束するならば、このdをエコー経路の伝搬遅延時間と見なす。純粋遅延と見なされた推定係数はエコー推定処理から排除することで、エコーキャンセラの処理量の低減を図るものである。
第3の従来方法は、特許文献5、特許文献6に開示されているものであり、エコーキャンセラが電話機側に送信する音声信号と電話機側から反射されて戻ってくるエコー信号の相互相関を取り伝搬遅延時間を決定するものである。
特開2001−333000号公報 特開平9−55687号公報 特表2001−501413号公報 特開平7−283859号公報 特開平7−303061号公報 特表2005−528039号公報 ITU−T勧告G.168 Appendix II IETF RFC 3550,RTP/RTCP
第1の従来方法に関する非特許文献2の規定方法の適用条件は、エコーを発生する箇所と音声信号をパケット化する箇所の伝搬遅延時間が無視できる場合、かつ、エコー消去対象となる電話機側のインタフェースがIPパケットインタフェースである場合に限定される。しかしながら、エコーキャンセラとエコー反射点の間にIP網が介在することは極めて稀である。また、既存固定電話を時分割多重(TDM)インタフェースで収容することが一般的となっているVoIP装置に搭載する回線エコーキャンセラには、この方式の適用は不可能である。
また、第2の従来方法は初期のエコー推定の学習においては処理量の低減化を図ることが一切できず、これは、多数の電話呼を収容するVoIPゲートウェイ装置仕様には耐えられない。理由としては、これらの通信装置においては、収容呼を全チャネル同時に通話状態に遷移させるまでに要する時間がサービス稼働率を決定する要因として重要視されているからである。よって、これらの通信装置に第2の従来方法を採用すると、エコー経路の往復伝搬遅延時間も含めたエコー推定を全チャネル同時に実施するだけの処理量を具備させるか、若しくは、それだけの処理量を確保できないときは収容呼を幾つかのグループに分け時系列的に何回かに分けてエコー推定を実施することとなる。いずれにしても、第2の従来方法は、多数の音声呼を収容する装置に実装するエコーキャンセラに適していない。
第3の従来方法では、エコーキャンセラが電話機側に送信する音声信号と電話機側から反射されて戻ってくるエコー信号の相互相関を取ることが必要となっている。一般的に相互相関演算の処理量はエコー推定処理のそれとそれほど変わらず、また、特許文献5や特許文献6は相関演算の具体的な処理方法については言及していない。
本発明は、以上の点に鑑みなされたものであり、わずかな処理量や小規模のハードウェアで効率よく伝搬遅延時間を推定することを目的としている。
第1の本発明の伝搬遅延時間推定器は、(1)当初は同一信号であった第1の離散的時間信号と、第2の離散的時間信号との時間差である伝搬遅延時間を推定する伝搬遅延時間推定器において、(2)上記第1及び第2の離散的時間信号のそれぞれを、より低い周波数帯域の第3及び第4の信号に変換する帯域低域化手段と、(3)上記第3及び第4の信号のそれぞれを、より低い標本化速度の第5及び第6の信号に変換する標本化速度低速化手段と、(4)適応フィルタを用い、上記第5の信号を利用して、上記第6の信号の擬似信号を生成する擬似信号生成手段と、(5)上記適応フィルタが更新したフィルタ係数に基づいて、伝搬遅延時間を推定する伝搬遅延時間推定手段とを有することを特徴とする。
第2の本発明の伝搬遅延時間推定方法は、(1)当初は同一信号であった第1の離散的時間信号と、第2の離散的時間信号との時間差である伝搬遅延時間を推定する伝搬遅延時間推定方法において、(2)帯域低域化手段、標本化速度低速化手段、擬似信号生成手段及び伝搬遅延時間推定手段を備え、(3)上記帯域低域化手段は、上記第1及び第2の離散的時間信号のそれぞれを、より低い周波数帯域の第3及び第4の信号に変換し、(4)上記標本化速度低速化手段は、上記第3及び第4の信号のそれぞれを、より低い標本化速度の第5及び第6の信号に変換し、(5)上記擬似信号生成手段は、適応フィルタを用い、上記第5の信号を利用して、上記第6の信号の擬似信号を生成し、(6)上記伝搬遅延時間推定手段は、上記適応フィルタが更新したフィルタ係数に基づいて、伝搬遅延時間を推定することを特徴とする。
第3の本発明の伝搬遅延時間推定プログラムは、(1)当初は同一信号であった第1の離散的時間信号と、第2の離散的時間信号との時間差である伝搬遅延時間を推定する伝搬遅延時間推定器に搭載されたコンピュータを、(2)上記第1及び第2の離散的時間信号のそれぞれを、より低い周波数帯域の第3及び第4の信号に変換する帯域低域化手段と、(3)上記第3及び第4の信号のそれぞれを、より低い標本化速度の第5及び第6の信号に変換する標本化速度低速化手段と、(4)適応フィルタを用い、上記第5の信号を利用して、上記第6の信号の擬似信号を生成する擬似信号生成手段と、(5)上記適応フィルタが更新したフィルタ係数に基づいて、伝搬遅延時間を推定する伝搬遅延時間推定手段として機能させることを特徴とする。
第4の本発明のエコーキャンセラは、(1)第1の本発明の伝搬遅延時間推定器を搭載し、(2)上記伝搬遅延時間推定器を用いて、エコー経路に送出する信号とエコーとの時間差である伝搬遅延時間を推定し、推定した伝搬遅延時間を利用して、エコーを消去することを特徴とする。
本発明によれば、わずかな処理量や小規模のハードウェアで効率よく伝搬遅延時間を推定することができる。
(A)第1の実施形態
以下、本発明による伝搬遅延時間推定器、方法及びプログラム、並びに、エコーキャンセラの第1の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。なお、この実施形態の説明では、特に断らない限り、信号は、ある標本化レートで量子化された離散値系信号と見なし、時間は標本化周期を1単位時間とする離散時間nで表記することとする。
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、この実施形態の伝搬遅延時間推定器の機能的構成を示したブロック図である。
伝搬遅延時間推定器10は、例えば音声信号などの信号(以下、「x(n)」という)が、エコー経路(EchoPath100)に送出され、エコー(以下、「y(n)」という)が反射されて戻ってきた場合の時間差、すなわちEchoPath100の純粋伝搬遅延時間(以下、「伝搬遅延時間」ともいう)を推定するものである。なお、エコー(y(n))は音響エコーでも良いし、回線エコーでも良い。
伝搬遅延時間推定器10は、CPU、ROM、RAM、EEPROM、ハードディスクなどのプログラムの実行構成(1台に限定されず、複数台を分散処理し得るようにしたものであっても良い。)に、実施形態の伝搬遅延時間推定プログラム等をインストールすることにより構築しても良く、その場合でも機能的には上述の図1のように示すことができる。
上述の背景技術の説明において、適応フィルタに学習同定法アルゴリズムを採用したエコーキャンセラの一例について動作説明を行った。また、エコー反射点とエコーキャンセラの配備位置の間の往復伝搬遅延時間が大きくなること、言い換えると、エコー経路の純粋伝搬遅延時間が大きくなると、これに比例して、エコーキャンセラの処理量とメモリ量も増大することを示した。また、この対策として、エコーキャンセラとは独立に何らかの方法によりエコー経路の純粋伝搬遅延時間の推定器を具備することが望ましいという点について説明した。そこで、図1において図示は省略しているが、伝搬遅延時間推定器10が推定した伝搬遅延時間の情報をエコーキャンセラに与えて、エコーキャンセラに必要な処理量とメモリ量を低減させるようにしても良い。また、伝搬遅延時間推定器10をエコーキャンセラに搭載するようにしても良い。伝搬遅延時間推定器10が、エコーキャンセラに伝搬遅延時間の情報を与えるタイミングとしは、例えば、エコーキャンセラからの要求に応じて与えても良いし、定期的に与えるようにするなどしても良く、限定されないものである。
伝搬遅延時間推定器10は、帯域通過フィルタ(以下、「BPF」という)101、105、周波数シフタ(以下、「FSFT」という)102、106、低域通過フィルタ(以下、「LPF」という)103、107、標準デシメータ(以下、「DCM」という)104、108、適応フィルタ(以下、「ADF」という)109、減算器(以下、「SUB」という)110及び伝搬遅延時間推定部111を有している。
BPF101は、帯域通過フィルタであり、x(n)が、エコー経路(以下、「EchoPath」という)100に送出され、反射されて戻ってきたエコー信号(以下、「y(n)」という)の、一部の周波数帯域成分(以下、「y(n)」という)のみを抽出し、FSFT102に与える。
FSFT102は、周波数シフタであり、BPF101からy(n)が与えられると、周波数軸上の低域側と高域側に転写された信号(以下、「y(n)」という)を生成して、LPF103に与える。
LPF103は、低域通過フィルタであり、FSFT102からy(n)が与えられると、y(n)の低域側のみを抽出した信号(以下、「y(n)」という)を生成して、DCM104に与える。
DCM104は、標本デシメータであり、LPF103からy(n)が与えられると、y(n)においてp個のy(n)信号毎に1個の信号を間引いた信号(以下、「y(n)」という)を生成してSUB110に与える。pは、y(n)とy(n)の周波数帯に応じて設定されるものである。例えば、y(n)に比べて、y(n)の周波数帯が、1/4になる場合は、pは4になるように設定しても良い。
BPF101とBPF105、FSFT102とFSFT106、LPF103とLPF107、DCM104とDCM108は、それぞれ同様のものであるので詳しい説明は省略する。BPF105は、x(n)の一部の周波数帯域成分を抽出した信号(以下「y’(n)」という)を生成して、FSFT106に与える。FSFT106は、y’(n)を、周波数軸上の低域側と高域側に転写した信号(以下、「y’(n)」という)を生成してLPF107に与える。LPF107は、y’(n)の低域側のみを抽出した信号(以下、「y’(n)」という)を生成して、DCM108に与える。DCM108は、y’(n)において、p個のy’(n)信号毎に1個の信号に間引きした信号(以下、「y’(n)」という)を生成して、ADF109に与える。
ADF109は、適応フィルタであり、y'(n)と、SUB110からフィードバックされた誤差信号(以下「e(n)」という)に基づいて、y(n)の擬似信号^y(n)を生成し、^y(n)を、SUB110に与える。ADF109における、適応動作は、例えば、上述の学習同定法アルゴリズムに従ったものであっても良い。
SUB110は、減算器であり、y(n)から^y(n)を減算して、e(n)=y(n)−^y(n)を算出し、この誤差信号e(n)を、ADF109での係数修正のために、ADF109にフィードバックする。
伝搬遅延時間推定部111は、ADF109において更新されたフィルタ係数を読込んで、そのフィルタ係数に基づいて、エコー経路(EchoPath100)の純粋伝搬遅延時間を推定する。例えば、適応フィルタが収束した時点でのフィルタ係数^h(k)において、すなわち、上記の(9)式において、最初に非零となる^h(NDLY)の指標NDLYを、エコー経路(EchoPath100)の純粋伝搬遅延時間として推定しても良い。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第1の実施形態の伝搬遅延時間推定器10における、伝搬遅延時間推定の動作(この実施形態の伝搬遅延時間推定方法)を説明する。
図2は、BPF105、FSFT106、LPF107において、それぞれ入出力される信号のスペクトルを示している。
図2(a)は、BPF105に与えられる信号x(n)のスペクトルについて示した説明図である。図2(b)は、BPF105より加工された信号y'(n)のスペクトルについて示した説明図である。図2(c)は、FSFT102より加工された信号y'(n)のスペクトルについて示した説明図である。図2(d)は、LPF103より加工された信号y'(n)のスペクトルについて示した説明図である。
図2では、それぞれの信号の周波数領域での振舞いの一例を示している。また、図2では、説明を簡易にするため、横軸は標本化角周波数の1/2倍であるナイキスト角周波数をπで正規化して表している。また、縦軸は信号レベルを表している。
x(n)が与えられると、BPF105では、通過帯域はπ/4<ω<π/2とすると、図2(a)、図2(b)に示すように、x(n)から、π/4〜π/2の帯域の信号が抽出されて、y'(n)が生成される。
y’(n)が与えられると、FSFT106では、y’(n)に余弦波cosωn(ω=π/4)を乗じる加工がされるものとする。これにより、y’(n)の角周波数スペクトルを低域側にω、高域側にωnほどシフトすることができ、その結果、信号y’(n)の角周波数スペクトルは図2(c)のようになる。このような現象が発生する理由は、三角関数公式sin(x)cos(y)={sin(x−y)+sin(x+y)}/2にもとづくものである。
y’(n)が与えられると、LPF107では、図2(d)に示すように、y’(n)の低域側のスペクトル信号y’(n)のみが抽出される。なお、LPF107には遮断角周波数がπ/4に設定されているものとする。
y’(n)が与えられると、DCM108では、y’(n)に基づいてy'(n)が生成され、ADF109に与えられる。ここでは、y’(n)の信号が存在する帯域は、0<ω<π/4となっているので、y’(n)に対して線形の信号処理を施す際には、標本化定理より、y’(n)の標本化速度をx(n)の1/4倍になる。この操作は、DCM108において、4つの標本y’(n),y’(n−1),y’(n−2),y’(n−3)の中から1つの標本だけ間引くことで、例えば、y’(n)=y’(4n)として実現する。
なお、ここまでの信号の振る舞いは、BPF101、FSFT102、LPF103、DCM104においても同様であるので説明を省略する。
次に、ADF109、SUB110及び伝搬遅延時間推定部111の動作について説明する。
DCM108からADF109に、y’(n)が入力され、ADF109によりy(n)の推定値^y(n)が作成される。ADF109における、適応動作としては上述の通り、例えば、学習同定法アルゴリズムであっても良い。そして、y(n)と^y(n)は、SUB110に入力され、その差分の誤差信号e(n)が、係数修正処理のために、ADF109にフィードバックされる。
そして、伝搬遅延時間推定部111では、ADF109の適応フィルタが収束した時点でのフィルタ係数が読み込まれ、そのフィルタ係数に基づいて、エコー経路(EchoPath100)の純粋伝搬遅延時間が推定される。
(A−3)第1の実施形態の効果
この実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
信号y(n)とy’(n)は、伝搬遅延時間推定器10により、低域側に帯域制限されているため標本化速度が整数分の1だけ低減しているので、適応フィルタの処理量とメモリ量もこれに比例して低減できる。これにより、x(n)の一部の帯域を抽出して低域に周波数シフトし、ADF109においてディジタル信号処理に必要とされる標本化速度を整数分の1に低減できるので、上述の第2の従来方法(特許文献2〜4参照)と比較して、エコー経路の往復伝搬遅延時間推定に要する処理量とメモリ容量を整数分の1だけ低減し、構築コストを低減することができる。
また、この実施形態の伝搬遅延時間推定器のADF109には、エコーキャンセラの適応フィルタと同一の学習同定法アルゴリズムを採用するので、この実施形態の伝搬遅延時間推定器をハードウェアで実現するにしろ、ソフトウェアで実現するにしろ、ADF109には同一リソースを時分割的に流用することが可能となり構築コストを低減することができる。
さらに、エコーキャンセラの適応フィルタは、シングルトーク時のみ動作させることが推奨されており、これは伝搬遅延時間推定器の適応フィルタにおいても適用されるべきことである。その理由は、上述した学習同定法アルゴリズムの特性から明白である。なお、シングルトークとは、エコー消去対象となっている電話音声信号のみが流れており、対向側の電話音声信号は流れていない片通話状態のことを指すものとする。これに対して、シングルトーク以外の状態、例えば、遠端側及び近端側の両者が同時に喋っているとき、両者が同時に無音であるとき、または、エコー消去対象となっていない電話音声のみが流れている通話状態のことをダブルトークと呼ばれている。ダブルトーク時にはエコーキャンセラの適応フィルタは、フィルタ係数の適応動作を停止することになるが、これは一般にダブルトーク制御と呼ばれている。よって、伝搬遅延時間推定器のADF109のダブルトーク制御もエコーキャンセラのダブルトーク制御機能を流用することが可能となり、構築コストを低減することができる。
(B)第2の実施形態
以下、本発明による伝搬遅延時間推定器、方法及びプログラム、並びに、エコーキャンセラの第2の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
(B−1)第2の実施形態の構成
第1の実施形態では、専用の純粋伝搬遅延時間推定器をエコーキャンセラとは独立に用意するものの、伝搬遅延時間推定アルゴリズムにはエコーキャンセラのアルゴリズムを流用し、その代わりに、入力信号(x(n)、y1(n))の一部の帯域を使用することで標本化速度を低減し、これにより処理量とメモリ量の増大を抑制している。一方、第2の実施形態では、入力信号の包絡線を使用することで標本化速度を低減している点を除いては、第1の実施形態と同様のものである。
図3は、この実施形態に関係する各種装置の接続関係などを示したブロック図であり、上述した図1との同一、対応部分には同一、対応符号を付して示している。
伝搬遅延時間推定器30は、絶対値化器(以下、「ABS」という)301、305、LPF302、306、高域通過フィルタ(以下、「HPF」という)303、307、DCM304、308、ADF109、SUB110及び伝搬遅延時間推定部111を有している。
ABS305は、絶対値化器であり、x(n)を、0以上の値をとる信号(以下、「y'21(n)」という)、すなわち、y’21(n)=|x(n)|に変換した信号を生成し、LPF306に与える。
LPF306は、低域通過フィルタであり、ABS305からy'21(n)が与えられると、y22(n)の低域側のみを抽出した信号(以下、「y'22(n)」という)を生成して、HPF307に与える。なお、このy'22(n)は近似的にy’21(n)の包絡線と見なすことができる。
HPF307は、高域通過フィルタであり、LPF306からy'22(n)が与えられると、y22(n)の高域側のみを抽出した信号(以下、「y'23(n)」という)を生成して、DCM308に与える。y’23(n)は絶対値化器(ABS)305の影響により直流成分が重畳されており、この直流成分はADF109の適応動作を妨害することになるので、これを除去する目的で、HPF307に通し、y’22(n)から直流分が除去された信号y’23(n)を得る。
DCM308は、標本デシメータであり、HPF307からy'23(n)が与えられると、y'23(n)において、p個のy'23(n)信号毎に1個の信号を間引いた信号(以下、「y'24(n)」という)を生成してSUB110に与える。なお、y'23(n)は、p個のy’23(n)信号毎に1個の信号に間引かれてy’24(n)=y’23(pn)となる。pは、y21(n)とy’23(n)の周波数帯に応じて設定されるものである。例えば、y21(n)に比べて、y’23(n)の周波数帯が、1/40になる場合は、pは40に設定しても良い。
ABS305とABS301、LPF306とLPF302、HPF307とHPF303、DCM308とDCM304は、それぞれ同様のものであるので詳しい説明は省略する。ABS301は、EchoPath100から反射されて戻ってきたエコー信号y21(n)を絶対値化した信号(以下「y22(n)」という)を生成して、LPF302に与える。LPF302は、y22(n)の、低域側のみを抽出した信号(以下、「y23(n)」という)を生成してHPF303に与える。HPF303は、y23(n)の高域側のみを抽出した信号(以下、「y24(n)」という)を生成して、DCM304に与える。DCM304は、y24(n)において、p個のy24(n)信号毎に1個の信号に間引きした信号(以下、「y25(n)」という)を生成して、SUB110に与える。
ADF109、SUB110及び伝搬遅延時間推定部111については第1の実施形態のものと同様であるので、詳しい説明を省略する。ADF109は、y'24(n)と、SUB110からフィードバックされた誤差信号e(n)に基づいて、y25(n)の擬似信号^y(n)を生成し、^y(n)を、SUB110に与える。SUB110は、y25(n)から^y(n)を減算して、e(n)=y25(n)−^y(n)を算出し、この誤差信号e(n)を、ADF109にフィードバックする。
(B−2)第2の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第2の実施形態の伝搬遅延時間推定器30における、伝搬遅延時間推定の動作(実施形態の伝搬遅延時間推定方法)を説明する。
x(n)が与えられると、ABS305では、x(n)が0以上の値をとるy’21(n)=|x(n)|に変換されて、LPF306に与えられる。
y'21(n)が与えられると、LPF306では、y'21(n)の低域側のみが抽出されたy'22(n)が生成されて、HPF307に与えられる。
y'22(n)が与えられると、HPF307では、y'22(n)の高域側のみが抽出されたy'23(n)が生成され、DCM308に与えられる。
y'23(n)が与えられると、DCM308では、y'23(n)において、p個のy'23(n)信号毎に1個の信号を間引いた信号y'24(n)が生成されてSUB110に与えられる。
なお、ここまでの信号の振る舞いは、ABS301、LPF302、HPF303、DCM304においても同様であるので説明を省略する。
また、ADF109、SUB110及び伝搬遅延時間推定部111の動作については第1の実施形態と同様のものであるので説明を省略する。
(B−3)第2の実施形態の効果
この実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
信号y25(n)とy’24(n)は、遅延時間推定器30のLPF302、306により、低域側に帯域制限して、包絡線を抽出しているため、標本化速度が整数分の1だけ低減しているので、ADF109の処理量とメモリ量もこれに比例して低減できる。第2の従来方法と比較して、エコー経路の往復伝搬遅延時間推定に要する処理量とメモリ容量を整数分の1だけ低減することが可能である。例えば、x(n)の帯域を4kHz、x(n)の包絡線の帯域を100Hzとすると、標本化速度は1/40に低減できるので、処理量とメモリ容量も同等のオーダで低減できる。
また、この実施形態の伝搬遅延時間推定器のADF109には、第1の実施形態のADF109と同様に、エコーキャンセラの適応フィルタと同一の学習同定法アルゴリズムを採用するので、この実施形態の伝搬遅延時間推定器をハードウェアで実現するにしろ、ソフトウェアで実現するにしろ、ADF109には同一リソースを時分割的に流用することが可能となり構築コストを低減することができる。
さらに、この実施形態では、第1の実施形態と同様の理由により、伝搬遅延時間推定器のADF109のダブルトーク制御もエコーキャンセラのダブルトーク制御機能を流用することが可能となり、構築コストを低減することができる。
(C)他の実施形態
本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
(C−1)第1の実施形態においては、入力信号(x(n)、y(n))の一部の周波数帯域を抽出することで、より低い周波数帯域の信号を生成し、標本化速度を低減する構成の例について示した。また、第2の実施形態では、入力信号(x(n)、y21(n))の包絡線を抽出することで、低い周波数帯域の信号を生成し、標本化速度を低減する構成の例について示した。このように、より低い周波数帯域の信号を生成する構成については、第1の実施形態のように入力信号の一部の周波数帯域を抽出するようにしても良いし、第2の実施形態のように入力信号の包絡線を抽出するようにしても良く、限定されないものである。
(C−2)上記の各実施形態では、伝搬遅延時間推定器を、エコーキャンセラに適用した例について説明したが、探査信号を発射し目標物で反射されて戻ってくるまでの往復伝搬遅延時間を測定するシステムなどにも適用可能である。例えばこのようなシステムには、レーダやソナーを使用した遠隔探査システムなどがある。
第1の実施形態に係る伝搬遅延時間推定器の機能的構成を示したブロック図である。 第1の実施形態に係る、BPF、FSFT、LPFのそれぞれにおいて、入出力される信号のスペクトルを示した説明図である。 第2の実施形態に係る伝搬遅延時間推定器の機能的構成を示したブロック図で 従来の、エコー反射点までの往復伝搬遅延時間が大きな回線エコーキャンセラの配備例を示したブロック図である。
符号の説明
10…伝搬遅延時間推定器、100…EchoPath、101、105…BPF、102、106…FSFT、103、107…LPF、104、108…DCM、111…伝搬遅延時間推定部。

Claims (6)

  1. 当初は同一信号であった第1の離散的時間信号と、第2の離散的時間信号との時間差である伝搬遅延時間を推定する伝搬遅延時間推定器において、
    上記第1及び第2の離散的時間信号のそれぞれを、より低い周波数帯域の第3及び第4の信号に変換する帯域低域化手段と、
    上記第3及び第4の信号のそれぞれを、より低い標本化速度の第5及び第6の信号に変換する標本化速度低速化手段と、
    適応フィルタを用い、上記第5の信号を利用して、上記第6の信号の擬似信号を生成する擬似信号生成手段と、
    上記適応フィルタが更新したフィルタ係数に基づいて、伝搬遅延時間を推定する伝搬遅延時間推定手段と
    を有することを特徴とする伝搬遅延時間推定器。
  2. 上記帯域低域化手段は、上記第1及び第2の離散的時間信号のそれぞれの周波数帯域の一部を抽出することにより、上記第3及び第4の信号に変換することを特徴とする請求項1に記載の伝搬遅延時間推定器。
  3. 上記帯域低域化手段は、上記第1及び第2の離散的時間信号のそれぞれの包絡線信号を抽出することにより、上記第3及び第4の信号に変換することを特徴とする請求項1に記載の伝搬遅延時間推定器。
  4. 当初は同一信号であった第1の離散的時間信号と、第2の離散的時間信号との時間差である伝搬遅延時間を推定する伝搬遅延時間推定方法において、
    帯域低域化手段、標本化速度低速化手段、擬似信号生成手段及び伝搬遅延時間推定手段を備え、
    上記帯域低域化手段は、上記第1及び第2の離散的時間信号のそれぞれを、より低い周波数帯域の第3及び第4の信号に変換し、
    上記標本化速度低速化手段は、上記第3及び第4の信号のそれぞれを、より低い標本化速度の第5及び第6の信号に変換し、
    上記擬似信号生成手段は、適応フィルタを用い、上記第5の信号を利用して、上記第6の信号の擬似信号を生成し、
    上記伝搬遅延時間推定手段は、上記適応フィルタが更新したフィルタ係数に基づいて、伝搬遅延時間を推定する
    ことを特徴とする伝搬遅延時間推定方法。
  5. 当初は同一信号であった第1の離散的時間信号と、第2の離散的時間信号との時間差である伝搬遅延時間を推定する伝搬遅延時間推定器に搭載されたコンピュータを、
    上記第1及び第2の離散的時間信号のそれぞれを、より低い周波数帯域の第3及び第4の信号に変換する帯域低域化手段と、
    上記第3及び第4の信号のそれぞれを、より低い標本化速度の第5及び第6の信号に変換する標本化速度低速化手段と、
    適応フィルタを用い、上記第5の信号を利用して、上記第6の信号の擬似信号を生成する擬似信号生成手段と、
    上記適応フィルタが更新したフィルタ係数に基づいて、伝搬遅延時間を推定する伝搬遅延時間推定手段と
    して機能させることを特徴とする伝搬遅延時間推定プログラム。
  6. 請求項1〜3のいずれかに記載の伝搬遅延時間推定器を搭載し、
    上記伝搬遅延時間推定器を用いて、エコー経路に送出する信号とエコーとの時間差である伝搬遅延時間を推定し、推定した伝搬遅延時間を利用して、エコーを消去する
    ことを特徴とするエコーキャンセラ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011203700A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Toshiba Corp 音声判別装置
JP2012049708A (ja) * 2010-08-25 2012-03-08 Oki Electric Ind Co Ltd エコー経路特性推定装置、エコー経路特性推定プログラム及びエコーキャンセラー

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