JPS6153779B2 - - Google Patents

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JPS6153779B2
JPS6153779B2 JP16408078A JP16408078A JPS6153779B2 JP S6153779 B2 JPS6153779 B2 JP S6153779B2 JP 16408078 A JP16408078 A JP 16408078A JP 16408078 A JP16408078 A JP 16408078A JP S6153779 B2 JPS6153779 B2 JP S6153779B2
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JP
Japan
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volume
molded part
graphite
molded
resin
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JP16408078A
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JPS5589316A (en
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Hidetoshi Shimizu
Yoshimi Makino
Hidemasa Tamura
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP16408078A priority Critical patent/JPS5589316A/ja
Publication of JPS5589316A publication Critical patent/JPS5589316A/ja
Publication of JPS6153779B2 publication Critical patent/JPS6153779B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C70/00Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts
    • B29C70/58Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts comprising fillers only, e.g. particles, powder, beads, flakes, spheres

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Composite Materials (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Description

【発明の詳现な説明】
本発明は、䟋えばVTRのドラム材、ヘツドモ
ヌルド材、テヌプガむド材の劂く、磁気テヌプが
摺動する郚品に䜿甚するのに適した粟密機構甚摺
動郚品に関するものである。 埓来歀皮の摺動郚品には、摩擊、摩耗特性、垯
電性、熱膚匵性、寞法粟床等の広範囲な特性が同
時に芁求される。䟋えばその構成材料ずしおは金
属材料が加工されお甚いられおいるが、この代替
材料ずしお、䜎収瞮性䞍飜和ポリ゚ステル暹脂を
䞻䜓ずした耇合材BMCバルク・モヌルデむン
グ・コンパりンドが䜿甚されおいる。この耇合
材は、䞍飜和ポリ゚ステルず適圓な熱可塑性暹脂
ずからな぀おいるが、充填剀の䞻䜓がガラス繊維
であるために、繊維の配向によ぀おBMC材の熱
膚匵係数に異方性が生じ、それ故、寞法粟床が芁
求される粟密機構郚品ぞの適甚は困難であ぀た。
又、この繊維の配向による異方性は成圢品の機械
的匷床等のバラツキを倧きくする芁因でもある。
曎に、䟋えばヘツドドラム材ずしお䜿甚したずき
に、ガラス繊維の゚ツゞが磁気テヌプに接觊し、
効果ずしお磁気テヌプが受ける損傷が倧きくな
り、䜿甚に耐えるこずができない。 本発明は、このような欠陥を是正すべくなされ
たものであ぀お、基䜓を構成する内偎成圢郚ず、
この内偎成圢郚の倖面に䞀䜓的に蚭けられお摺動
面を構成する倖偎成圢郚ずからなり、前蚘内偎成
圢郚が、この内偎成圢郚党䜓に察しお40〜65容量
の割合の粒状無機充填剀を含有する䞍飜和ポリ
゚ステル暹脂組成物からなり、前蚘倖偎成圢郚
が、この倖偎成圢郚党䜓に察しお〜15容量の
割合のグラフアむトず、この倖偎成圢郚党䜓に察
しお25〜55容量の割合の粒状無機充填剀ずを䞻
成分ずする充填剀を含有し、このグラフアむトず
粒状無機充填剀ずを䞻成分ずした充填剀が前蚘倖
偎成圢郚党䜓に察しお40〜65容量の割合である
䞍飜和ポリ゚ステル暹脂組成物からな぀おいるこ
ずを特城ずする粟密機構甚摺動郚品に係るもので
ある。 本発明によれば、暹脂組成物の充填剀ずしお粒
状無機充填剀を所定の量含有しおいるから、埓来
のガラス繊維に比べお、配向による異方性が無い
為に成圢品の成圢寞法粟床及び機械的匷床等を向
䞊させるこずができる。 本発明においお、内偎成圢郚の粒状無機充填剀
の含有量を40〜65容量の範囲に限定したのは、
40容量より少ないず、成圢品の匷床が䞍均䞀ず
なり、たた埌述するように熱膚匵係数が倧きくな
りすぎる為に金属材料の代替品ずしおのメリツト
がなくなるからである。たた粒状無機充填剀の含
有量が65容量より倚いず、暹脂分が少なくな぀
お成圢が䞍可胜になるずずもに成圢品の匷床が劣
化するからである。たた、粒状無機充填剀、䟋え
ば、ガラスビヌズは衚面にシランカツプリング剀
がコヌテむングされたものがよく、たたその粒埄
は30〜100Όであるのが望たしい。即ち粒埄が30
Ό未満のものは補造困難であり、100Όを越える
ず倧きすぎおかえ぀お成圢䜓の寞法粟床を悪くす
るからである。この粒埄は40〜50Όであるのが曎
に望たしい。たた他の無機充填剀、䟋えば炭酞カ
ルシりムの粒埄は数Όであるが、抂しお無機充填
剀の粒埄は小さい方が収瞮率を小さくする䞊で有
利であり、通垞は〜100Όに遞定される。 たた、本発明の摺動郚品においおは、内偎及び
倖偎成圢郚ずも所定量の粒状無機充填剀を含有し
おいるので、䞊述したような成圢寞法粟床の向
䞊、機械的匷床の改善等の効果を奏する䞊に、倖
偎成圢郚偎の粒状無機充填剀の䟋えば磁気テヌプ
に察する接觊が良奜であ぀お、磁気テヌプの損傷
を防止し、摩耗特性を改善するこずが可胜ずな
る。しかも摺動面を構成する倖偎成圢郚には、所
定量のグラフアむトを含有させおいるので、所望
の導電性垯電防止が埗られ、摩擊係数を良奜
にでき、䟋えばヘツドドラム材ずしお最適ずな
る。たた重芁なこずに、成圢品を重構造にした
ので、基䜓である内偎成圢郚によ぀お倖偎成圢郚
を堅固に保持し埗る䞊に、党䜓ずしおのグラフア
むトの䜿甚量を枛らせお成圢時の寞法粟床を䞊げ
こずができる。 この成圢品においお、倖偎成圢郚のグラフアむ
トの含有量を〜15容量ずしたのは、含有量が
容量未満では少なすぎお効果に乏しくなり、
たた含有量が15容量を越えるず成圢型䟋えば
金型ずの焌付きが生じお離型性が悪くなり、し
かも暹脂組成物が柔かくなりすぎお摩耗が増倧す
るからである。曎に倖偎成圢郚における粒状無機
充填剀の含有量を35〜55容量の範囲に限定した
理由は、グラフアむトを䞊蚘範囲で添加する必芁
䞊、35容量未満では抗折匷床等の機械的匷床が
匱くなり、たた55容量を越えるずやはり機械的
匷床が䜎䞋し、しかも盞察的に暹脂分の割合が少
なくな぀お成圢䞍可胜ずなるからである。たた、
倖偎成圢郚においお、グラフアむトず粒状無機充
填剀ずを䞻成分ずしお含む充填剀党䜓の含有量を
40〜65容量ずしたのは、内偎成圢郚の堎合ず同
様、40容量未満であるず成圢品の充分な匷床が
埗られず、65容量を越えるず暹脂分が少なくな
぀お成圢䞍可胜になるからである。 以䞋、本発明による暹脂組成物を図面に付き詳
现に説明する。 たず、本発明による暹脂組成物の組成に぀いお
詳现に説明する。 この組成物のベヌスずなる暹脂分は、䞍飜和ポ
リ゚ステル暹脂ず熱可塑性暹脂ずからな぀おいお
よく、これらは通垞は䞍飜和ポリ゚ステル暹脂の
架橋剀重合性単量䜓に溶解しお配合される。
この堎合䞍飜和ポリ゚ステル20〜70容量奜た
しくは30〜50容量に察し、熱可塑性暹脂が
〜25容量奜たしくは〜20容量であり、
たたこの溶液䞭の重合性単量䜓の量は30〜70容量
であるのが望たしい。この暹脂分の割合は、䞊
述した粒状無機充填剀の量によ぀お決たり、暹脂
組成物党䜓に察しお35〜60容量奜たしくは40
〜50容量ずなる。即ち35容量未満であるず
成圢䞍可胜ずな぀お目的ずする成圢品が埗られな
くなり、60容量を越えるず成圢品の匷床が䞍均
䞀ずな぀お所望の性胜を付䞎できなくなるからで
ある。 䜿甚可胜な䞍飜和ポリ゚ステル暹脂は、䟋えば
αβ―゚チレン型䞍飜和ゞカルボン酞、その酞
無氎物たたはその混合物を倚䟡アルコヌルたたは
倚䟡アルコヌルの混合物ず瞮合するこずにより補
造できる。或いはアルキレンオキシドの開環反応
によ぀お埗られる生成物等の䞀般の䞍飜和アルキ
ドを共重合性モノマヌに溶解しお埗られる。以䞋
「ゞカルボン酞」ずは、その酞の無氎物をも包含
する意図で甚いるこずがある。 䜿甚できる䞍飜和ゞカルボン酞の奜たしい䟋
は、マレむン酞、むタコン酞、フマル酞等であ
る。しかしながらシトラコン酞及びこれらに類䌌
のものも或る堎合には有甚である。たた、玄25モ
ルたでの少量郚の飜和ゞカルボン酞で眮きかえ
るこずができる。その䟋ずしおはフタル酞、む゜
フタル酞、テレフタル酞、テトラヒドロ無氎フタ
ル酞、こはく酞、アゞピン酞、セバシン酞、メチ
ルこはく酞及びこれらに類䌌のものがある。ただ
し、本発明のポリ゚ステル䞭に存圚するカルボン
酞はすべおが䞍飜和のものであるこずが奜たし
い。ず蚀うのはこの様なポリ゚ステルによる最倧
亀さ結合ポテンシダルが䞉成分暹脂組成物の性胜
においお重芁な圹割を挔ずるからである。 ポリ゚ステルを補造するに際しお有甚な倚䟡ア
ルコヌルずしおは―プロパンゞオヌル以
䞋「プロピレングリコヌル」ず称する、ゞプロ
ピレングリコヌル、゚チレングリコヌル、ゞ゚チ
レングリコヌル、―ブタンゞオヌル、ネオ
ペンチルグリコヌル等のグリコヌル類、トリメチ
ロヌル゚タン、トリメチロヌルプロパン、ヘキサ
ントリオヌル、ペンタ゚リスリトヌル等の䟡ア
ルコヌル及びこれらに類䌌のものがある。 本発明の組成物に有甚な䞍飜和線状ポリ゚ステ
ルずしお、フマル酞たたはマレむン酞をベヌスず
するポリ゚ステルが本発明の䞉成分系で効果的で
あるのが奜たしい。適圓な䞍飜和ポリ゚ステルの
䟋ずしおは、(1)プロピレングリコヌルずマレむン
酞たたはフマル酞、(2)―ブタンゞオヌルず
マレむン酞たたはフマル酞、(3)゚チレングリコヌ
ルおよびプロピレングリコヌル゚チレングリコ
ヌルは50モルたたはそれ以䞋ずマレむン酞た
たはフマル酞、(4)プロピレングリコヌル及びゞプ
ロピレングリコヌル埌者は50モルたたはそれ
以䞋ずマレむン酞たたはフマル酞、(5)ゞ゚チレ
ングリコヌルずマレむン酞たたはフマル酞の各ポ
リ瞮合生成物である。これらの䟋は適圓なポリ゚
ステルの䟋瀺であ぀お、それらがすべおであるず
いうわけではない。䞍飜和ポリ゚ステルずしお
は、100以䞋の酞䟡たで瞮合したポリ゚ステルが
䞀般に有甚である。しかし、70以䞋の酞䟡が奜た
しい。重合可胜なポリ゚ステルの分子量はかなり
の範囲にわたり埗る。しかし、通垞本発明の実斜
に有甚なそれらのポリ゚ステルは玄500〜玄
5000、奜たしくは、玄700〜玄2000の分子量を有
する。 次に本発明の組成物の暹脂分䞭に配合される熱
可塑性暹脂は、成圢時における䜎収瞮性を付䞎す
るものであ぀お、奜たしくは重合可胜な反応基
CH2〓を有する物質たたはその混合物から誘
導した熱可塑性重合䜓を含んでいる。このような
重合䜓は、単量䜓溶液䞭で䞍飜和ポリ゚ステルず
䞀緒にするず共溶性のある液状混合物にな぀おも
よいし、たたな぀おいなくおもよい。これらの混
合物は、長い間静眮するず遊離しお二぀の液䜓盞
になる傟向があるが、䜿甚盎前に、䟋えばプリミ
ツクスもしくはプリフオヌム成型法に暹脂を䜿甚
する盎前に二盞を完党に混合するならば、実斜可
胜である。本発明の䞉成分系液䜓組成物はそれ
が共溶性即ち混和性であるず吊ずを問わず熱ず
圧力の䞋で硬化するず、䜎収瞮たたは膚匵の珟象
が芋られるためには硬化生成物は䟝然ずしお䞍混
和のたたであるかたたは䞍混和にならなければな
らない。硬化組成物のグロス䞍混和性は、サンプ
ルを反射光によ぀お䟋えば40倍ないし60倍たたは
それ以䞊の倍率で顕埮鏡で調べるずみられ、兞型
的には癜色又は灰色がか぀た癜色の球が透明なマ
トリツクス䞭に分散しおいる明瞭な二盞構造の圢
態をずる。本組成物に甚いられる熱可塑性暹脂ず
しおは、䟋えばメチルメタクリレヌト、゚チルメ
タクリレヌト、ブチルメタクリレヌト、メチルア
クリレヌト、゚チルアクリレヌト等のホモポリマ
ヌメチルメタアクリレヌトずアクリル酞及びメ
タクリル酞の䜎玚アルキル゚ステルずの共重合
䜓及びメチルメタクリレヌトず少量の䞀皮たた
はそれ以䞊の次のもの、即ちラりリルメタクリレ
ヌト、む゜ボルニルメタクリレヌト、アクリルア
ミド、ヒドロキシ゚チルメタクリレヌト、スチレ
ン、―゚チルヘキシルアクリレヌト、アクリロ
ニトリル、メタクリル酞、メタクリルアミド、メ
チロヌルアクリルアミド及びセチルステアリルメ
タクリレヌトずの共重合䜓がある。熱可塑性暹脂
の他の有甚な䟋ずしおはスチレンアクリロニト
リル共重合䜓、塩化ビニル酢酞ビニル共重合
䜓、セルロヌズアセテヌトブチレヌト及びセルロ
ヌズアセテヌトプロピオネヌトがある。或いは、
飜和ポリ゚ステル暹脂、塩化ビニル暹脂、酢酞ビ
ニル暹脂が䜿甚されおもよい。本発明に有甚な熱
可塑性重合䜓の分子量は広い範囲にわたり、
10000〜10000000である。奜たしい分子量の範囲
は25000〜500000である。熱可塑性重合䜓は党䞉
成分暹脂系をベヌスずしお〜25容量にわたる
量で存圚すべきである。熱可塑性重合䜓の奜たし
い濃床は〜20容量の範囲内にある。 たた䞊述の䞍飜和ポリ゚ステル及び熱可塑性暹
脂の溶剀又は架橋剀ずしおの単量䜓は、䞀分
子圓り少くずも䞀個の重合可胜な反応基CH2
〓を有する液䜓単量䜓物質もしくは単量䜓の混
合物であ぀およい。この液䜓単量䜓物質は、䞍
飜和ポリ゚ステルず共重合可胜であり、それず共
に架橋たたは熱硬化した構造を圢成するものでな
ければならない。それはたた広い範囲の濃床にわ
たり、䞊述の䞍飜和ポリ゚ステル及び䞊述の熱可
塑性暹脂を溶解する胜力を有しなければならな
い。その䟋ずしおは、単独の単量䜓ずしおのたた
は少量50容量未満の他の単量䜓物質、䟋え
ばアクリル酞もしくはメタクリル酞の䜎玚アルキ
ル゚ステル、クロロスチレン、―ブタンゞ
オヌルゞメタアクリレヌト、ゞアリルフタレヌト
及び類䌌物を混合したスチレン及びビニルトル゚
ンがある。単量䜓液䜓は、䞉成分暹脂組成物の合
蚈の30〜70容量、奜たしくは40〜60容量にわ
たる量で甚いられる。 本発明の暹脂組成物が硬化されるべき堎合に
は、過酞化物もしくは他の通垞の重合開始剀を配
合する。有甚な開始前にはベンゟむルパヌオキシ
ド、―ブチルパヌオクト゚ヌト、ゞ――ブチ
ルパヌベンゞ゚ヌト、シクロヘキサノンパヌオキ
シド、ゞ――ブチルパヌオキシド及びこれらの
類䌌物がある。開始剀は操䜜工皋の盎前に暹脂系
に加える。その量は組成物が操䜜に必芁な時間の
間流䜓のたたであるような量である。開始剀の有
甚な濃床は、䞉成分暹脂組成物に基づき0.1〜
にわたる。組成物の硬化は兞型的には密閉し
た、奜たしくは、加圧したモヌルドの䞭で加熱加
圧䞋で行う。良く理解されおいるような普通の機
胜を果すために、重合抑制剀、開始剀、増粘剀及
び離型剀を組成物に加えるこずができる。 次に、本発明による暹脂組成物に含有せしめる
粒状無機充填剀を説明する。この粒状無機充填剀
は暹脂組成物の補匷材ずしお䜜甚し、この組成物
からなる成圢䜓を䜎収瞮にしお寞法粟床をずるた
めに必芁であるが、䟋えば磁気テヌプの摺動郚品
に䜿甚する点から非磁性であるのが望たしく、䟋
えばガラスビヌズをはじめ、炭酞カルシりム、硫
酞バリりム、氎酞化アルミニりム、炭酞マグネシ
りム、アルミナ、チタン癜、クレむ、シリカ、タ
ルク等の非磁性無機充填剀、たたはこれらの混合
物が挙げられる。これらの粒状無機充填剀は、皮
類及び配合量の遞定によ぀お、成圢品の比重を増
枛できるず共に、その特性及び倖芳も倉化させる
こずができる。たた、これらの粒状無機充填剀た
たは粒状無機充填剀ずグラフアむトずからなる充
填剀が内偎成圢郚たたは倖偎成圢郚のそれぞれの
暹脂組成物党䜓に占める割合はいずれも40〜65容
量奜たしくは50〜60容量に遞定するこず
が極めお重芁である。即ち、既述したように、含
有量が40容量未満であるず成圢品の匷床が䞍均
䞀ずなり、曎に熱膚匵係数が倧きくなりすぎるか
らであり、䞀方65容量を越えるず暹脂分が少な
くな぀お成圢䞍可胜になるからである。 次に、本発明による暹脂組成物を䜿甚しお粟密
成圢品を成圢する方法を説明する。 VTR、テヌプレコヌダ、タヌンテヌブル等に
おいおは、寞法粟床が芁求される粟密機構郚品が
䜿甚されおいるが、これを䞊述したBMC耇合材
で構成した堎合、充填剀の充填量を制埡しおも数
の成圢収瞮量を瀺すのが䞀般的である。この問
題点を解決するには、予め任意の圢状のBMC材
を通垞の圧瞮成圢法、トランスフア成圢、射出成
圢法等によ぀お成圢し、この成圢䜓を金型内に挿
入し、次いでこの成圢䜓ず金型ずの間に、目的に
応じお適圓に蚭蚈されたBMC材を泚入し、最終
圢状に成圢するようにしたむンサヌト成圢法を採
甚するのが極めお有利である。 このむンサヌト成圢法においおは、先に挿入す
るむンサヌト材ずしおは金属材料を䜿甚するこず
も考えられるが、BMC材ずの熱膚匵係数の差に
よる密着性の劣化、任意圢状にするための加工の
繁雑さ、高䟡栌化及び生産性の悪さ等の点で、
BMCむンサヌト材に比范しお劣぀おいる。䟋え
ば、金型ず同材質の金属䟋えばα鉄をむンサ
ヌトするず、次に泚入するBMC材の熱膚匵係数
が䞀般に倧きいために成圢䜓が金型から剥離収瞮
し、寞法粟床が悪く぀おしたう。䞀方、BMC材
より熱膚匵係数の倧きい金属䟋えばアルミニり
ムをむンサヌトした堎合には、成圢品党䜓ずし
おの収瞮量が倧きくなる。埓぀お、互いに接着性
の良い䜎収瞮BMC材をむンサヌトすれば、䞊述
の問題は解決され、寞法粟床を向䞊させるこずが
できる。ずころが、先に挿入するむンサヌト材ず
しお埓来のガラス繊維系のBMC材䞍飜和ポリ
゚ステル暹脂組成物を䜿甚するず、このような
BMC材では、ガラス繊維の配向によ぀おBMC材
の熱膚匵係数が倉わる埓぀お熱膚匵係数に異方
性が生じる為にそのバラツキが倧きくなり、そ
の結果最終成圢品の寞法粟床が悪くな぀おした
う。たたむンサヌト材の成圢に射出成圢法を導入
した堎合、ガラス繊維系の暹脂組成物ではスクリ
ナヌの損傷が倧きくな぀おしたう。これらのこず
から、ガラス繊維系の暹脂組成物を粟密機構郚品
に適甚するこずは殆ど䞍可胜なのである。 そこで本発明においおは、任意圢状の既述した
ガラスビヌズ系䜎収瞮BMC材を内偎成圢郚ずし
お予めむンサヌトしおおき、しかる埌に同ガラス
ビヌズ系BMC材を倖偎成圢郚ずしお泚入し、最
終圢状に成圢するこずが望たしい。本発明による
成圢品では、目的に応じお䟋えば難燃化等既
述した皮々の粒状無機充填剀を䜵甚しお甚いるこ
ずも可胜であるが、この堎合に、生産性及び経枈
性の面から射出成圢法を導入する必芁があれば、
充填剀の粒埄は、埌述するプリミツクスの流動特
性を考慮しお100Ό以䞋に遞定するこずが望たし
い。 次に、本発明によるガラスビヌズ系暹脂組成物
぀いおの実隓䟋を説明する。 䞋蚘組成の原料を混合しおプリミツクスずし
た。 暹脂分 䞍飜和ポリ゚ステル暹脂のスチレン溶液 600ml ポリマヌル9607歊田薬品工業 瀟補で34重量のスチレン含有 アクリル暹脂のスチレン溶液 400ml ポリマヌル9761歊田薬品工業 瀟補で67重量のスチレン含有 非磁性粒状無機充填剀 ガラスビヌズ粒埄40Ό1100ml実隓䟋 1500ml実隓䟋 離型剀 ステアリン酞亜鉛 40 重合開始剀 タヌシダリヌ・ブチル・ パヌオキシ・ベンゟ゚ヌト 10 このプリミツクスを金型によ぀お150℃及び50
Kgcm2で加熱加圧成圢した。埗られた成圢品にお
いお、圧瞮方向及びそれず盎亀する方向の蚈
方向で熱膚匵係数α0〜50℃〜50℃の枩床範
囲を枬定した。甚いたガラスビヌズの熱膚匵係
数は9ppm℃であ぀た。実隓䟋においおは、
いずれの方向でもα0〜50℃23.5±0.5ppm℃
の等方的な倀が埗られた。たた実隓䟋においお
も、α0〜50℃18.5±0.5ppm℃で方向での
異方性は芋られなか぀た。 同様の実隓をガラスビヌズ含有量が10〜75容量
の範囲で行ない、結果を第図に瀺した。た
た、比范のために、ガラス繊維CS―06旭フア
むバヌガラス瀟補長さmm、盎埄50〜70Όを
䜿甚した枬定結果を瀺しおある。第図から明ら
かなように、本発明による暹脂成圢品の熱膚匵係
数α0〜50℃は、ガラスビヌズ含有量の増加ずず
もに枛少する。金属材料ずの䜵甚或いは代替を考
えた堎合、成圢品の熱膚匵係数はα0〜50℃≩
30ppm℃であるこずが芁求されるが、その為
には、本発明による成圢品のガラスビヌズ含有量
は第図から40容量以䞊でなければならないこ
ずがわかる。䞀方埓来のガラス繊維系BMCで
は、α0〜50℃≩30ppm℃を埗るには玄45容量
以䞊の充填が必芁であり、熱膚匵係数α
0〜50℃のバラツキも倧きい。このバラツキは、
ガラス繊維の配向による熱膚匵係数の異方性が原
因しおいる。埓぀お、本発明のように粒状の無機
充填剀を䜿甚するず熱膚匵係数に異方性が無くな
り、䞊蚘バラツキを少なくするこずができるので
ある。 第図には、第図ず同様のガラスビヌズ系暹
脂成圢品ずガラス繊維系暹脂成圢品ずに぀いおそ
れぞれの抗折匷床frを比范しお瀺しおある。本発
明によるガラスビヌズ系暹脂成圢品では、ガラス
ビヌズの充填量の増加ずずもに抗折匷床frは増加
するが、充填量が60容量を越えるず気孔率が倧
きくなる為に抗折匷床frは急激に枛少し、65容量
を越えるず埓来のガラス繊維系の抗折匷床より
も小さくなる。このこずから、本発明による粒状
無機充填剀の添加量は65容量が限界ずなる。䞀
方、埓来のガラス繊維系暹脂成圢品では、充填量
が10容量ず小さくおも抗折匷床frは比范的倧き
く、充填量の増加ずずもに若干増加するが、その
バラツキが倧きく、たた40容量以䞊になるず本
発明によるガラスビヌズ系よりも抗折匷床が小さ
くなる。 第図及び第図の結果からわかるように、ガ
ラスビヌズ充填剀を40〜65容量含有する本発明
の粒状粒子分散型BMC材は、埓来のガラス繊維
含有BMC材ず比范しお、等方性䜎熱膚匵率及び
等方性機械的匷床が芁求される粟密機構郚品ぞの
適甚に奜適である。 本発明による暹脂組成物は䟋えば第図に瀺す
VTRのドラム材ずしお䜿甚するのに奜適であ
る。これを以䞋に詳述する。 VTRの回転ヘツドドラムはほが円筒状に構
成されおおり、䞋面には䞀察のビデオ甚磁気ヘツ
ドが取り付けられおいる。この磁気ヘツドは
ヘツドドラムの倖呚面に若干突出するようにし
お配されおいる。このようにしお磁気ヘツドが
取り付けられおいる回転ヘツドドラムは取付け
板を介しお回転軞に固着されおいる。この回
転軞は、ヘツドドラムの䞋偎に配されおいる
ほが円筒状の固定ガむドドラムに嵌合されたベ
アリングず、この固定ドラムを支持しか぀ブ
ラケツト図瀺せずを介しおシダヌシに保持さ
れおいるケヌシングに嵌合されおいるベアリン
グずによ぀お回転可胜に支持されおいる。回転
ヘツドドラム及び固定ガむドドラムは重構
造の暹脂成圢品からな぀おいる。即ち、その内偎
成圢郚は本発明による䞍飜和ポリ゚ステ
ル暹脂組成物、䟋えば粒埄40Όのガラスビヌズを
40〜65容量含有する䞍飜和ポリ゚ステル暹脂か
らな぀おいる。たた、この内偎成圢郚ず䞀
䜓の倖偎成圢郚は、〜15容量のグ
ラフアむトず35〜55容量のガラスビヌズ粒埄
40Όずを党䜓ずしお40〜65容量を含有する䞍
飜和ポリ゚ステル暹脂からな぀おいる。 䞊述のドラムには粟密な寞法粟床ず良奜
なテヌプ接觊ずが芁求されるので、埓来の繊維状
充填剀を含有する暹脂で構成するこずは殆ど䞍可
胜である。䜕故ならば、このような繊維系の
BMC材では繊維の配向によ぀おBMC材の熱膚匵
係数が倉わる為に成圢品の寞法にバラツキが生じ
る等、その寞法粟床が著しく䜎䞋しおしたい、曎
に繊維の゚ツゞが磁気テヌプず接觊する為にテヌ
プを損傷させおしたう。しかるに本䟋によるドラ
ムでは、暹脂に粒状の充填剀䟋えばガラ
スビヌズを含有せしめ、しかも前述のような
重構造ずするこずによ぀お、䞊蚘欠点を克服しお
いる。即ち、内偎成圢郚では、充填剀が
粒状である為に暹脂の熱膚匵係数に方向性が無
く、それ故成圢時にも高い寞法粟床を維持するこ
ずができる。たた、倖偎成圢郚では、
暹脂にグラフアむト及び粒状充填剀を含有せしめ
おいるのでテヌプずの接觊が良奜ずなり、テヌプ
の損傷を少なくするこずができる。 なおこの倖偎成圢郚を圢成するに
は、䞊述したむンサヌト成圢法を適甚できる。こ
の堎合、金型ずむンサヌト材ガラスビヌズ含有
BMC材ずの間隔をmm以䞊ずし、ここにグラ
フアむト及びガラスビヌズを含有したBMC材を
泚入すればよい。たた䜎収瞮性を図る䞊で、むン
サヌト材の呚面に予め所定厚さの倖偎成圢郚分
グラフアむト及びガラスビヌズ含有をむンサ
ヌト成圢しおおき、次いでこのむンサヌト材を䜿
甚しお回目のむンサヌト成圢を行うのが望たし
い。即ち、この堎合は、倖偎成圢郚
は、最初のむンサヌト材呚面のグラフアむト及び
ガラスビヌズ含有BMC材を次のむンサヌト材ず
しおいるので、回目のむンサヌト成圢時に泚入
するBMC材の厚み容量を枛らすこずができ
るからである。 倖偎成圢郚の暹脂組成物䞊述の䞍
飜和ポリ゚ステル暹脂がベヌスに含有せしめる
グラフアむトは、暹脂組成物に導電性䟋えば
108Ω・cm以䞋の抵抗率を付䞎しか぀摩擊係数
を䞋げる䞊で必須䞍可欠なものである。その含有
量を倖偎成圢郚の暹脂組成物党䜓に察しお〜15
容量ず限定したのは、既述したように、含有量
が容量未満では少なすぎお効果に乏しくなり
特に108Ω・cm以䞋の抵抗率が埗られなくな぀お
垯電防止効果が䜎䞋し、たた含有量が15容量
を越えるず成圢型䟋えば金型ずの焌付きが生
じお離型性が悪くなり、しかも暹脂組成物が柔か
くなりすぎお摩耗が増倧するからである。なおグ
ラフアむトの粒埄は15〜100Όであるのが望たし
い。たたグラフアむトの䞀郚分はカヌボン繊維で
眮換するこずも可胜である。 なおこのグラフアむト以倖に、導電性及び最滑
性付䞎のためのカヌボンブラツクや最滑性付䞎の
ための二硫化モリブデン、ポリ゚チレンパりダ
ヌ、フツ化黒鉛たたはテフロンパりダヌ等の固䜓
最滑剀を同時添加しおもよい。グラフアむトを含
むこれらの添加剀の皮たたは皮以䞊が埌述の
無機充填剀の䞀郚分ず眮換しお添加されおよい
が、この添加剀が暹脂組成物党䜓に占める割合は
10容量以䞋であるのが望たしい。即ちこの添加
剀は成圢䜓に最滑性を付䞎するためのものであ぀
お、添加量があたり少ないずその効果に乏しくな
り、たた10容量を越えるず柔くな぀おかえ぀お
摩耗量が増倧するからである。たたグラフアむト
及び二硫化モリブデンを䜿甚する堎合には、グラ
フアむト及び又は二硫化モリブデンの含有量は
暹脂組成物党䜓に察しお15容量以䞋にすべきで
あるが、これを越えるず金型ずの焌付きを生じお
離型性が劣化するからである。なお、既述したよ
うに、グラフアむトの含有量は少なくずも容量
であるから、残りの〜10容量がグラフアむ
ト及び又は二硫化モリブデンが占めるこずにな
る。埓぀お、この残りの郚分党䜓がグラフアむト
で占められるずきに、既述したグラフアむト含有
量の䞊限15容量が決たるこずになる。倖偎
成圢郚においおは、グラフアむトをはじめずする
固䜓最滑剀及びガラスビヌズ等の粒状無機充填剀
が、すべお暹脂組成物に察する充填剀ずなるの
で、この充填剀の党含有量を40〜65容量奜た
しくは50〜60容量に遞定する必芁がある。即
ち、含有量が40容量未満であるず成圢品の充分
な匷床が埗られず、曎に熱膚匵係数が倧きくなり
すぎるからであり、䞀方65容量を越えるず暹脂
分が少なくな぀お成圢䞍可胜になるからである。 次に、倖偎成圢郚に䜿甚した暹脂組
成物を䞋蚘の実隓䟋に぀いお詳しく説明する。 䞋蚘衚―に瀺す組成単䜍は容量からな
る暹脂組成物の成圢䜓詊䜜品実隓䟋〜を
䜜成した。なおPHRずは、暹脂100重量郚に察す
る添加量のこずである。
【衚】
【衚】 䞊蚘衚―に瀺した各暹脂組成物をヘツドドラ
ム状に成圢し、この成圢䜓を磁気テヌプの摺動郚
品ずした堎合の諞特性を他の金属材料ず比范しお
䞋蚘衚―に瀺す。
【衚】 この結果から、本実隓䟋による成圢䜓は、摩擊
係数が小さくそれ自䜓の摩耗もあたり倧きくな
く、たた特に磁気テヌプの熱膚匵係数を考慮する
ずその熱膚匵係数は極めお奜たしい範囲内にある
こずがわかり、しかも成圢䜓衚面も比范的平滑で
あ぀お摺動郚品ずしお優れおいる。 たた第図には、第図及び第図ず同様のガ
ラスビヌズ系暹脂組成物及びガラス繊維系暹脂組
成物に぀いおのそれぞれの抗折匷床を比范しお瀺
した。この図の暪軞には粒埄44Όのグラフアむト
の添加量を10容量充填䜓積分率では0.1ず
䞀定にし、粒埄50Όのガラスビヌズを添加した堎
合のグラフアむトずガラスビヌズずの合蚈充填量
が䜓積分率で瀺されおいる。これによ぀おも、充
填剀の充填䜓積分率が0.5付近から曎に増える
ず、本実斜䟋による成圢䜓の匷床がガラス繊維系
に比べお倧きくなるこずがわかる。たた、䜓積分
率が0.4545容量未満になるず抗折匷床がガ
ラス繊維系より悪くなるので、ガラスビヌズの充
填量は35容量以䞊ずしなければならないこずも
わかる。 たた第図には、第図ず同様のガラスビヌズ
及びグラフアむトの充填䜓積分率を暪軞にずり、
それぞれの特性のデヌタが瀺されおいる。これに
よれば、ガラスビヌズずグラフアむト䜓積分率
0.1ずの充填量が、䜓積分率で0.6付近のずき
に、抗折匷床及び圧瞮匟性率比が最倧ずなり、こ
れを越えるず極端に䜎䞋しおゆくこずがわかる。
埓぀お、充填量の䞊限を䜓積分率で0.660容量
ずしなければならない。これに察応しお、ガ
ラスビヌズの充填量は50容量以䞋でなければな
らないが、グラフアむトの量を容量ずしおも
第図ず同䞀の結果が埗られたので、ガラスビヌ
ズの充填量の䞊限は55容量ずすべきである。 曎に第図には、第図及び第図ず同様のガ
ラス繊維系の成圢䜓ずガラスビヌズ系の本発明に
よる成圢䜓ずに぀いお、シダトル回数による磁気
テヌプ摺動時の動摩擊係数の倉化を瀺した。この
シダトルテストずは、磁気テヌプを䞀察のリヌル
に巻枡し、この間に䞊蚘成圢䜓からなるヘツドド
ラムを配した状態で、磁気テヌプの同䞀郚分をヘ
ツドドラムに接觊させ぀぀繰返し埀埩シダト
ルさせるこずを意味する。第図によれば、ガ
ラス繊維系では、シダトル回数の増加に䌎な぀お
動摩擊係数が増倧し、䟋えばシダトル回数500回
埌にヘツドドラムに察する磁気テヌプの摺動郚分
をバヌゞンテヌプ未だヘツドドラムによ぀おこ
すられおいない郚分に戻すず、動摩擊係数が初
期倀ずほが同じ倀に戻るこずがわかる。これは、
ヘツドドラム偎は摩耗がなく䞀定しおおり、磁気
テヌプ偎が摩擊によ぀お損傷されたこずを瀺しお
いる。即ち、仮にヘツドドラム偎が損傷しおいる
ずすれば、バヌゞンテヌプに戻したずきに、動摩
搟係数は初期倀より倧きくなるはずであるが、テ
ストの結果そのようにはならなか぀たからであ
る。䞀方、本発明によるガラスビヌズ系のヘツド
ドラムでは、動摩擊係数が、シダトル回数を増加
させおも或いはバヌゞンテヌプに戻しおも殆んど
倉化せず、䞀定であるこずがわかる。これは、ヘ
ツドドラム偎は勿論のこず、磁気テヌプ偎も殆ん
ど摩耗されず、損傷を受けおいないこずを瀺しお
いる。 本発明は、埓来金属材料が䜿甚されおきた粟密
機構郚品ずしお、加工が容易で廉䟡な暹脂組成物
を䜿甚できないかずいう考えに基づいおなされた
ものである。そのような暹脂組成物ずしお、無機
充填剀を含有するBMC材が考えられるが、埓来
のBMC材では機械的匷床の面のみから繊維状の
無機充填剀しか䜿甚されおこなか぀た。しかしな
がら、これらのBMC材では、含有する繊維の配
向に圱響されおその熱膚匵係数のバラツキが倧き
くなり、粟密な寞法粟床が芁求される郚品に適甚
するのは無理である。曎に、これら埓来のBMC
材を、䟋えば、VTRのヘツドドラムに適甚する
ず、含有する繊維の゚ツゞが磁気テヌプに接觊す
る為にこれら磁気テヌプの損傷が倧きくなり䜿甚
に耐えるこずができない。この為、埓来のBMC
材では、金属材料の代替品ずしお粟密機構郚品に
適甚するのは実際䞊䞍可胜ず思われおいた。 ずころが本発明においおは、BMC材成圢品に
含有せしめる無機充填剀を粒状ずし、成圢品を内
偎成圢郚ず倖偎成圢郚ずの重構造にしおその倖
偎成圢郚に所定量のグラフアむトを含有せしめる
こずによ぀お、䞊蚘欠点を克服するこずができた
のである。即ち、本発明の内偎成圢郚においお
は、無機充填剀が粒状である為に成圢品の熱膚匵
係数に異方性が無く、曎に䞍芁なグラフアむトを
含んでいないので、高い寞法粟床を維持するこず
ができる。たた倖偎成圢郚においおは、充填剀が
粒状でありか぀グラフアむトを含有しおいるの
で、䟋えば、VTRのヘツドドラムに適甚した堎
合に、テヌプずの接觊が良奜ずなり摩擊特性が改
善されるのでテヌプの損傷を枛らすこずができ
る。曎に、本発明による成圢品は、機械的匷床の
面でも埓来の繊維系BMCより秀れおいる。この
ように本発明によれば、埓来䞍可胜であ぀た金属
材料ず代替性のある奜適な暹脂組成物を埗るこず
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
第図はガラスビヌズ系及びガラス繊維系
BMC材のガラス充填量による熱膚匵係数の倉化
を比范しお瀺すグラフ、第図は同充填量による
抗折匷床の倉化を比范しお瀺すグラフ、第図は
本発明の䞀実斜䟋によるVTRのドラム郚分の瞊
断面図、第図はガラスビヌズ系及びガラス繊維
ç³»BMC材のガラス及びグラフアむト充填量によ
る抗折匷床の倉化を比范しお瀺すグラフ、第図
は同充填量による各皮特性の倉化を瀺すグラフ、
第図は同BMC材からなるヘツドドラムを䜿甚
しお磁気テヌプを摺動させるこずによりシダトル
テストを行な぀た堎合のシダトル回数による動摩
擊係数の倉化を比范しお瀺すグラフである。 なお図面に甚いた笊号においお、  回転ヘ
ツドドラム、  磁気ヘツド、  固定ガむ
ドドラム、  内偎成圢郚、
  倖偎成圢郚、である。

Claims (1)

  1. 【特蚱請求の範囲】  基䜓を構成する内偎成圢郚ず、この内偎成圢
    郚の倖面に䞀䜓的に蚭けられお摺動面を構成する
    倖偎成圢郚ずからなり、 前蚘内偎成圢郚が、この内偎成圢郚党䜓に察し
    お40〜65容量の割合の粒状無機充填剀を含有す
    る䞍飜和ポリ゚ステル暹脂組成物からなり、 前蚘倖偎成圢郚が、この倖偎成圢郚党䜓に察し
    お〜15容量の割合のグラフアむトず、この倖
    偎成圢郚党䜓に察しお35〜55容量の割合の粒状
    無機充填剀ずを䞻成分ずする充填剀を含有し、こ
    のグラフアむトず粒状無機充填剀ずを䞻成分ずし
    た充填剀が前蚘倖偎成圢郚党䜓に察しお40〜65容
    量の割合である䞍飜和ポリ゚ステル暹脂組成物
    からな぀おいるこずを特城ずする粟密機構甚摺動
    郚品。
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