JPS6153122B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6153122B2 JPS6153122B2 JP14790578A JP14790578A JPS6153122B2 JP S6153122 B2 JPS6153122 B2 JP S6153122B2 JP 14790578 A JP14790578 A JP 14790578A JP 14790578 A JP14790578 A JP 14790578A JP S6153122 B2 JPS6153122 B2 JP S6153122B2
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- JP
- Japan
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- weight
- roll
- rolls
- work
- vanadium
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- Expired
Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B27/00—Rolls, roll alloys or roll fabrication; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B2267/00—Roll parameters
- B21B2267/10—Roughness of roll surface
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、冷間圧延機に係り、特に、被圧延材
に梨子地状の模様等を転写させるためにダル加工
が施された作業ロールと、該作業ロールを支承す
る補強ロールとを有する冷間圧延機の改良に関す
る。 〔従来の技術〕 一般に、圧延は、滑らかな表面性状を有するロ
ールを用いて、滑らかな表面性状の被圧延材を得
る通常の圧延と、被圧延材を、ロール表面を粗く
した作業ロールにより圧延し、被圧延材に梨子地
状等の模様を転写する圧延とが行なわれている。
この模様を転写する圧延に用いられるセンジマー
圧延機のロール構成図を第１図に示す。図におい
て、１０は被圧延材、１２は該被圧延材１０に梨
子地状の模様を転写するための、ロール表面が粗
くされた作業ロール、１４は該作業ロール１２と
直接接する第一中間補強ロール、１６は該第一中
間補強ロール１４と接する第二中間補強ロール、
１８は該第二中間補強ロール１６と接するバツク
アツプベアリングロール、２０はロールハウジン
グである。 このようなセンジマー圧延機に用いられる作業
ロール１２として、従来は、シヨツトブラスト法
によりダル加工が施されたものが用いられていた
が、このような作業ロールはダル寿命が短いとい
う欠点を有する。一方、近年シヨツトブラストに
代る新しいダル加工法として、放電ダル加工法が
用いられるようになつている。この方法によれ
ば、特異な層が作業ロール１２の表面に形成され
るため、ダル寿命が大幅に改善される。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、放電ダル加工を施した作業ロールを使
用すると、作業ロール１２と接触する第一中間ロ
ール１４側に作業ロール１２の模様が転写され、
第一中間ロール１４に肌荒れが発生したり、甚し
い場合には、第一中間補強ロール１４の表面に、
作業ロール１２の表面が凹凸のために局部的な高
応力が発生して、微細な亀裂が発生し、スポーリ
ングに至るという欠点があつた。 なお、特開昭53−64614号公報には、センジマ
ー圧延機の作業ロール及び中間ロールの両方に適
用できるロール材として、炭素が0.85〜1.2重量
％、シリコンが1.5〜2.5重量％、マンガンが0.2〜
0.5重量％、クロムが3.5〜５重量％、モリブデン
が２〜３重量％、バナジウムが１〜1.5重量％、
タングステンが0.5重量％以下、残部が鉄および
不純物からなるものが開示してある。しかし、特
開昭53−64614号公報に記載のものは、模様を転
写するために作業ロールに放電ダル加工を施した
ものと接触する中間ロールの特殊性を考慮してお
らず、放電ダル加工を施した作業ロールと一緒に
使用する場合に、十分な耐摩耗性及び耐スポーリ
ング性を得ることができない欠点があつた。 本発明は、前記従来の欠点を解消するべくなさ
れたもので、ダル加工された作業ロールからの転
写による肌荒れ及びスポーリングの発生が少な
く、ロール寿命が大幅に長い補強ロールを備えた
冷間圧延機を提供することを目的とする。 〔問題点を解決するための手段および作用〕 本発明は、ダル加工が施された作業ロールと、
該作業ロールを支承する補強ロールとを有する冷
間圧延機において、前記補強ロールの少なくとも
１個好ましくは第一中間補強ロールを、炭素を１
〜２重量％、シリコンを0.6〜２重量％、マンガ
ンを0.4〜0.8重量％、クロムを4.8〜5.3重量％、
モリブデンを1.3〜1.7重量％、バナジウムを3.6〜
５重量％含有する中合金工具鋼とすることによ
り、炭素含有量及びバナジウム含有量を高め、ロ
ール寿命を更に延ばしたものである。 各成分の限定理由は、次の通りである。炭素は
一部が基地に溶解し、残りがクロム、モリブデ
ン、タングステン及びバナジウムと結合して硬い
炭化物を形成し、硬度を高めると共に耐摩耗性を
向上させる。硬さ及び耐摩耗性から、炭素含有量
は１重量％以上あることが望ましい。また、第２
図に示す如く、バナジウムは、１重量％以上含ま
れると、耐肌荒性及び耐摩耗性の向上が見られる
が、十分な耐肌荒性及び耐摩耗性を得るために
は、3.6重量％以上必要である。しかし、バナジ
ウムは、５重量％で十分な耐肌荒れ性及び耐摩耗
性が得られるので、それ以上のバナジウム添加は
不要であるだけでなく、加工性が劣化し経済的に
も不利となる。この５重量％のバナジウム量に対
応して、良好なVC炭化物組織が得られる炭素含
量量は２重量％であるので、炭素含有量は１〜２
重量％であればよい。モリブデンは、二次硬化に
より硬さを向上させるのに効果がある。しかし、
多量に添加すると、M6C炭化物がネツトワークを
形成し、剥離の原因となりやすい。従つて、モリ
ブデンは、1.3〜1.7重量％が適当である。その他
の元素は、耐肌荒れ性には大きく影響しないこと
が明らかとなり、通常の中合金工具鋼に含まれる
量であれば、結果に大きな影響を与えない。 〔実施例〕 以下実施例を詳細に説明する。下記第１表に示
すような化学組成の試料を作成し、それぞれにつ
き実験を行なつた。
に梨子地状の模様等を転写させるためにダル加工
が施された作業ロールと、該作業ロールを支承す
る補強ロールとを有する冷間圧延機の改良に関す
る。 〔従来の技術〕 一般に、圧延は、滑らかな表面性状を有するロ
ールを用いて、滑らかな表面性状の被圧延材を得
る通常の圧延と、被圧延材を、ロール表面を粗く
した作業ロールにより圧延し、被圧延材に梨子地
状等の模様を転写する圧延とが行なわれている。
この模様を転写する圧延に用いられるセンジマー
圧延機のロール構成図を第１図に示す。図におい
て、１０は被圧延材、１２は該被圧延材１０に梨
子地状の模様を転写するための、ロール表面が粗
くされた作業ロール、１４は該作業ロール１２と
直接接する第一中間補強ロール、１６は該第一中
間補強ロール１４と接する第二中間補強ロール、
１８は該第二中間補強ロール１６と接するバツク
アツプベアリングロール、２０はロールハウジン
グである。 このようなセンジマー圧延機に用いられる作業
ロール１２として、従来は、シヨツトブラスト法
によりダル加工が施されたものが用いられていた
が、このような作業ロールはダル寿命が短いとい
う欠点を有する。一方、近年シヨツトブラストに
代る新しいダル加工法として、放電ダル加工法が
用いられるようになつている。この方法によれ
ば、特異な層が作業ロール１２の表面に形成され
るため、ダル寿命が大幅に改善される。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、放電ダル加工を施した作業ロールを使
用すると、作業ロール１２と接触する第一中間ロ
ール１４側に作業ロール１２の模様が転写され、
第一中間ロール１４に肌荒れが発生したり、甚し
い場合には、第一中間補強ロール１４の表面に、
作業ロール１２の表面が凹凸のために局部的な高
応力が発生して、微細な亀裂が発生し、スポーリ
ングに至るという欠点があつた。 なお、特開昭53−64614号公報には、センジマ
ー圧延機の作業ロール及び中間ロールの両方に適
用できるロール材として、炭素が0.85〜1.2重量
％、シリコンが1.5〜2.5重量％、マンガンが0.2〜
0.5重量％、クロムが3.5〜５重量％、モリブデン
が２〜３重量％、バナジウムが１〜1.5重量％、
タングステンが0.5重量％以下、残部が鉄および
不純物からなるものが開示してある。しかし、特
開昭53−64614号公報に記載のものは、模様を転
写するために作業ロールに放電ダル加工を施した
ものと接触する中間ロールの特殊性を考慮してお
らず、放電ダル加工を施した作業ロールと一緒に
使用する場合に、十分な耐摩耗性及び耐スポーリ
ング性を得ることができない欠点があつた。 本発明は、前記従来の欠点を解消するべくなさ
れたもので、ダル加工された作業ロールからの転
写による肌荒れ及びスポーリングの発生が少な
く、ロール寿命が大幅に長い補強ロールを備えた
冷間圧延機を提供することを目的とする。 〔問題点を解決するための手段および作用〕 本発明は、ダル加工が施された作業ロールと、
該作業ロールを支承する補強ロールとを有する冷
間圧延機において、前記補強ロールの少なくとも
１個好ましくは第一中間補強ロールを、炭素を１
〜２重量％、シリコンを0.6〜２重量％、マンガ
ンを0.4〜0.8重量％、クロムを4.8〜5.3重量％、
モリブデンを1.3〜1.7重量％、バナジウムを3.6〜
５重量％含有する中合金工具鋼とすることによ
り、炭素含有量及びバナジウム含有量を高め、ロ
ール寿命を更に延ばしたものである。 各成分の限定理由は、次の通りである。炭素は
一部が基地に溶解し、残りがクロム、モリブデ
ン、タングステン及びバナジウムと結合して硬い
炭化物を形成し、硬度を高めると共に耐摩耗性を
向上させる。硬さ及び耐摩耗性から、炭素含有量
は１重量％以上あることが望ましい。また、第２
図に示す如く、バナジウムは、１重量％以上含ま
れると、耐肌荒性及び耐摩耗性の向上が見られる
が、十分な耐肌荒性及び耐摩耗性を得るために
は、3.6重量％以上必要である。しかし、バナジ
ウムは、５重量％で十分な耐肌荒れ性及び耐摩耗
性が得られるので、それ以上のバナジウム添加は
不要であるだけでなく、加工性が劣化し経済的に
も不利となる。この５重量％のバナジウム量に対
応して、良好なVC炭化物組織が得られる炭素含
量量は２重量％であるので、炭素含有量は１〜２
重量％であればよい。モリブデンは、二次硬化に
より硬さを向上させるのに効果がある。しかし、
多量に添加すると、M6C炭化物がネツトワークを
形成し、剥離の原因となりやすい。従つて、モリ
ブデンは、1.3〜1.7重量％が適当である。その他
の元素は、耐肌荒れ性には大きく影響しないこと
が明らかとなり、通常の中合金工具鋼に含まれる
量であれば、結果に大きな影響を与えない。 〔実施例〕 以下実施例を詳細に説明する。下記第１表に示
すような化学組成の試料を作成し、それぞれにつ
き実験を行なつた。
以上に説明した如く、本発明によれば、補強ロ
ールを炭素含有量１〜２重量％、バナジウム含有
量３・６〜５重量％、モリブデン1.3〜1.7重量％
のAISIA7に相当する中合金工具鋼をもつて構成
することにより、ダル加工された作業ロールから
の転写による肌荒れ開始の転動数を、大幅に延ば
すことができ、更にスポーリング開始の転動数を
延ばすことができる。また、作業ロールのダル寿
命も延長され、ロールの変換なしに従来の３倍以
上の圧延が可能となり、圧延機の能率が非常に向
上するという優れた効果を有する。
ールを炭素含有量１〜２重量％、バナジウム含有
量３・６〜５重量％、モリブデン1.3〜1.7重量％
のAISIA7に相当する中合金工具鋼をもつて構成
することにより、ダル加工された作業ロールから
の転写による肌荒れ開始の転動数を、大幅に延ば
すことができ、更にスポーリング開始の転動数を
延ばすことができる。また、作業ロールのダル寿
命も延長され、ロールの変換なしに従来の３倍以
上の圧延が可能となり、圧延機の能率が非常に向
上するという優れた効果を有する。
第１図は本発明が適用されるセンジマー圧延機
のロール構成を示す断面図、第２図はバナジウム
含有量と摩耗量との関係を示す線図、第３図は各
試料の肌荒れが開始するまでの転動数を示す線
図、第４図は転動数と表面あらさとの関係を示す
線図、第５図は転動数と摩耗量との関係を示す線
図である。 １０……圧延機、１２……作業ロール、１４，
１６……補強ロール。
のロール構成を示す断面図、第２図はバナジウム
含有量と摩耗量との関係を示す線図、第３図は各
試料の肌荒れが開始するまでの転動数を示す線
図、第４図は転動数と表面あらさとの関係を示す
線図、第５図は転動数と摩耗量との関係を示す線
図である。 １０……圧延機、１２……作業ロール、１４，
１６……補強ロール。
Claims (1)
- １ ダル加工が施された作業ロールと、該作業ロ
ールを支承する補強ロールとを有する冷間圧延機
において、前記補強ロールの少なくとも１個を、
炭素を１〜２重量％、シリコンを0.6〜２重量
％、マンガンを0.4〜0.8重量％、クロムを4.8〜
5.3重量％、モリブデンを1.3〜1.7重量％、バナジ
ウムを3.6〜５重量％を含有する中合金工具鋼と
したことを特徴とする冷間圧延機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14790578A JPS5575808A (en) | 1978-12-01 | 1978-12-01 | Cold rolling mill |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14790578A JPS5575808A (en) | 1978-12-01 | 1978-12-01 | Cold rolling mill |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5575808A JPS5575808A (en) | 1980-06-07 |
| JPS6153122B2 true JPS6153122B2 (ja) | 1986-11-17 |
Family
ID=15440773
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14790578A Granted JPS5575808A (en) | 1978-12-01 | 1978-12-01 | Cold rolling mill |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5575808A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0310822A (ja) * | 1989-05-26 | 1991-01-18 | Husky Injection Molding Syst Ltd | 射出成形方法及びその装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5364614A (en) * | 1976-11-22 | 1978-06-09 | Hitachi Ltd | Roll material for sendzimir mill |
-
1978
- 1978-12-01 JP JP14790578A patent/JPS5575808A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0310822A (ja) * | 1989-05-26 | 1991-01-18 | Husky Injection Molding Syst Ltd | 射出成形方法及びその装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5575808A (en) | 1980-06-07 |
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