JPS6152613B2 - - Google Patents

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JPS6152613B2
JPS6152613B2 JP53077893A JP7789378A JPS6152613B2 JP S6152613 B2 JPS6152613 B2 JP S6152613B2 JP 53077893 A JP53077893 A JP 53077893A JP 7789378 A JP7789378 A JP 7789378A JP S6152613 B2 JPS6152613 B2 JP S6152613B2
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circuits
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Koji Maeda
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は電力系統の差動保護方式に関するも
ので、特にデイジタル処理を行なうことを前提と
した差動保護方式に関するものである。
従来の差動保護方式はキルヒホフの第1則を原
理とし、各端子電流の代数和処理後の電気量を動
作力となし、外部事故時には、この電気量が原理
的に零となるが、内部事故時には、これが零でな
くなることに着目したものであり、このときこの
量の大きさが整定タツプ値以上であるか否かを判
断して電力系統の差動保護を行つている。
しかし、外部事故の時には事故回線以外の回線
から電流が流入し、これらの電流の総和が事故回
線に集中して流れることがある。この場合、流出
端のCTは容易に飽和して、励磁電流が増大し、
この分だけ2次出力が減少することになる。
従つて、代数和処理後の電気量は、外部事故で
は零でない場合が存在するのであり、この量が動
作力となつてくる。
この現象は、リレーとしては好ましくない現象
であるため、従来から、リレーはこれに対処する
ために、端子電流の最大のものに−勿論この方法
は従来から知られたリレーの1手法を述べている
のだが−所定係数を乗じてこの電気量を抑制量と
して使用することで、差動保護継電器として実用
に供することを可能にしている。
この方法は、外部事故で誤動作させないという
面では工学的着想として極めて優れたものではあ
るが、反面、内部事故の時には、この内部事故の
検出感度を犠性にしたものとなつている。
このことは、1端流入の内部事故を想定すれ
ば、自ら明白なことである。すなわち、1端流入
の内部事故の場合でも抑制量が存在していること
である。
一般にデイジタル的な処理を行なうことを前提
とする差動保護方式は、入力交流量を予め波形処
理し、(通常はローパス・フイルターが用いられ
る)、これを標本量化し(通常はサンプル・ホー
ルド回路が用いられる)、これを量子化し(通常
はアナログ・デイジタル変換器が用いられる)、
この量子化されたデイジタル量を計算機あるいは
マイクロ・コンピユーターなどのデイジタル処理
装置を用いて演算している。
さらに、この方式ではリレー技術者が前述の演
算を容易に制御し得るように、標本量化のタイミ
ングを定めている。通常、このタイミングには、
サンプリング時間巾、あるいはサンプリング周期
などの呼称が付されており、少なくとも電気角で
90゜隔つた点のサンプリング値がこの方式で利用
できるようになつている。これが満足されれば、
下記のように、処理が極めて容易となることは云
うまでもない。これを具体例で示すと以下のとお
りとなる。
1つの正弦波を、所定のサンプリング時間巾で
サンプリングした時、これらの量は、それぞれ正
弦波上の所定時刻における瞬時値量となつてく
る。即ち、時々刻々値が変動している事になる。
保護リレーには必ず「タツプ値」の概念が必要
であり、これを満足するためには、時間と共に変
動する量から、時間に無関係な一定量に変換する
事が必要となる。この方策の1つが、同一の角、
同一の大きさの三角関数の正弦量の二乗と余弦量
の二乗の和から大きさの二乗を得る手法である。
これは原則的には、同時刻の正弦量と余弦量を必
要とするが、正弦波が所定の振巾を保持する限り
においては、数学的には、正弦波形を90゜遅らせ
ると余弦波形となるため、同一時刻の正弦量、余
弦量を使う必要はない事になる。
つまり、特定の正弦波のある時刻の正弦量とこ
の時刻から90゜遅れた時刻の正弦量(余弦量に等
価)の二乗和をとつても、特定の正弦波形の振巾
の二乗を得た事になる。
今、時刻tでサンプリングされた量(前述標本
化された量に同じ)をit、これより電気角で90
゜隔つた量(時刻tでサンプリングされた量を正
弦量とすると、これは余弦量に相当する)をit-
〓(サフイツクスt−π/2は時刻tよりも電気角90 ゜前にサンプリングされた量を意味するものとす
る)とすると、 it=Isinωt …(1) it-〓=Isin(ωt−π/2)=−Icosωt …(2) 従つて、式(1),(2)より、それぞれの平方和をと
れば、 (it+(it-〓)=I2 …(3) を得る。
式(3)をリレーに適用する場合は、系統が正常状
態から事故状態に変化した時、その前後で波形が
異なり、直流分の存在も推定されるため、基本分
フイルターの装備、及びitとit-〓が同一の波
形上に存在する様になると思われる時間(電気角
でπ/2相当程度)を待つ等の配慮が必要となる。
従来用いられていた差動保護継電器の演算原理
は、前述した方式では |I〓+I〓|−kMAX{|I〓|or|I〓|}
>K …(4) で示されるものである。ここでI〓,I〓は夫々
端子1,2の端子電流で流入方向を正としたもの
であり、kは抑制比率を示す定数、MAX{ }
は{ }内の電気量のうち大なる方を採用するこ
とを定めるガウス記号であり、Kはタツプ値であ
る。
式(4)が示す通り、kMAX{|I〓|or|I〓
|}の分だけ、内部事故の検出感度を悪化させて
いる。
この発明は、この点に鑑みなされたもので、デ
イジタル的に処理するに際し、内部事故の検出感
度を上げるのみならず、内部、外部事故を明白に
識別し得る差動保護方式を提供することを目的と
するものである。
すなわち、この発明は、その最も簡単な手法で
示せば、演算処理を、 |I〓+I〓|+|I〓|・|I〓|cosθ>

…(5) で行なうものである。ここで、θはI〓とI〓
位相差を示すものであり、一般には内部事故のと
きの位相差が同相、外部事故の時の位相差がπで
ある。換言すれば従来の方式では式(5)の左辺第二
項は単純な抑制項であつたが、この発明では、こ
れに内部、外部事故の判定能力を付与しているの
である。
式(5)をデイジタル的に処理するためには、先に
式(3)を導いた場合に似たような手法が使用され
る。
CT飽和がないとすると、式(5)は |I〓+I〓|>K …(5−1) となる。式(5−1)をデイジタル処理で行なう
ためには、式(3)と同等の考えが必要となる。ここ
で、式(5−1)の両辺を平方しても不等号の向
きは変らないから |I〓+I〓>K2 …(5−2) を得る。
式(5−2)迄くれば、これをデイジタル処理
に置換するのは容易である。式(5−2)の左辺
は流入電流の代数和の二乗であり、右辺はタツプ
の二乗であるから、 (i1t+i2t
+(i1t-〓+i2t-〓)>K2 …(5−3) を得る。
ここで、CT飽和を考慮した時、前述の抑制項
をどうやつてうまく使いこなすかが必要である。
式(5)左辺の第二項は、各端子の流入電流の大き
さの積と両者の相差角の余弦の積であるから、こ
れをデイジタル処理で考えれば、 i1t・i2t+i1t-〓・i2t-〓 =I1sinωt・I2sin(ωt+θ) +I1sin(ωt−π/2)・I2sin(ωt+θ−π/
2) =I1・I2sinωt・sin(ωt+θ) +I1・I2cosωt・cos(ωt+θ) =I1・I2cosθ …(5−4) とすれば良い事になる。
即ち、下式をデイジタル処理形の差動リレーの
一つの演算原理式(アルゴリズム)を得る。
{(i1t+i2t+(i1t-〓+i2t-〓)}+ (i1t・i2t+i1t-〓・i2t-〓)>K2 …(6) ここで、i1t,i2tは夫々時刻tでサンプリン
グした端子1,2の電気量である。
式(6)を内部事故の場合で説明すれば下記の通り
である。
式(5−2)の左辺をまとめてみると、 (i1t+i2t+(i1t-〓+i2t-〓) ={I1sinωt+I2sin(ωt+θ)} +{I1sin(ωt−π/2) +I2sin(ωt+θ−π/2)} ={I1sinωt+I2sin(ωt+θ)} +{I1cosωt+I2cos(ωt+θ)} =I1 2sin2ωt +2I1I2sinωtsin(ωt+θ) +I2 2sin2(ωt+θ)+I1 2cos2ωt +2I1I2cosωtcos(ωt+θ) +I2 2cos2(ωt+θ) =(I1 2+2I1I2cosθ+I2 2) …(7) 式(6)の抑制項についてみると、式(5−4)の
演算と同様に下式を得る。
1t・i2t+i1t-〓・i2t-〓 =I1sinωt・I2sin(ωt+θ) +I1sin(ωt−π/2)・I2sin(ωt+θ−π/2
) =I1I2{sinωtsin(ωt+θ) +cosωtcos(ωt+θ)} =I1I2cosθ …(8) 式(7),(8)をθ=0の条件のもとに式(6)に代入す
れば、 I1 2+3I1I2+I2 2>K2 …(9) を得る。ここで、左辺がタツプ値K2より大きけ
れば、動作を示すものであるが、従来の抑制項相
当分が動作力になつていることが判明する。
以上のことを外部事故の場合で説明すると、θ
=πとして (i1t−i2t−i1t・i2t +(i1t-〓−i2t-〓)−i1t-〓・i2t-〓 =(I1−I22sin2ωt−I1I2sin2ωt +(I1−I22cos2ωt−I1I2cos2ωt =(I1−I22−I1I2 =I1 2−3I1I2+I2 2 …(10) ここで、さらに、貫通外部事故であるから、I1
I2とすると、式(10)は下記のようになる。
式(10)=−I1I2=−I1 2<K2 …(11) 前記の式(6)によつて、内部事故の検出感度を上
げ得たのみならず、内部、外部事故が明白に識別
出来るアルゴリズムである事が説明された事にな
る。
式(6)を演算するのに、この発明の更に別の抑制
項決定手法として下式も考えられる。
これは、式(6)を多端子系統に適用した場合、抑
制項に方向識別の能力を付与したまま、演算を簡
素化しようとするものである。
式(6)の抑制項は、式(5−4)に示した通りで
あるが、これと同等のものを得るために下式を考
える。
1/2〔i1t+i2t−{(i1t+(i2t} +(i1t-〓+i2t-〓) −{(i1t-〓)+(i2t-〓)}〕 =1/2〔(i1t+i2t+(i1t-〓+i2t-〓) −{(i1t+(i2t +(i1t-〓)+(i2t-〓)}〕 =1/2{I1 2+2I1I2cosθ +I2 2−(I1 2+I2 2)} =I1I2cosθ …(12−1) この抑制項を用いた差動リレーの演算原理式は
下記となる。
(i1t+i2t+(i1t-〓+i2t-〓) +1/2〔(i1t+i2t−{(i1t +(i2t}+(i1t-〓+i2t-〓) −{(i1t-〓)+(i2t-〓)}〕 =1/2〔3{(i1t+i2t +(i1t-〓+i2t-〓)} −{(i1t+(i1t-〓)+(i2t +(i2t-〓)}〕>K2 …(12) 式(12)を式の上からだけみれば、実際の演算は、
式(5−3)の左辺と式(12−1)の第一行の通
りの演算をする必要がなくて、式(12)の“まとめら
れた式”、即ち 1/2〔3{(i1t+i2t +(i1t-〓+i2t-〓)} −{(i1t+(i1t-〓) +(i2t+(i2t-〓)}〕 の演算を実行すれば、式(6)と同等の結果を示す事
となる。
式(12)で、内部事故の場合を考えれば下記のよう
になる。
式(12)左辺 =1/23(I1 2+2I1I2+I2 2)−(I1 2+I2 2) =I1 2+3I1I2+I2 2 …(13) これは、式(9)と同一であることを示している。
すなわち、式(12)は、見方を変えれば、右辺の2つ
目の{ }内が抑制項を表わしていると見做せる
(式(12)に下線を付して示す)。式(6)および(12)は2

子系で成立つものであるが、多端子系の場合には
以下に述べるものとなる。多端子系の1例として
3端子系の場合で説明してみると、式(6)による方
法では、抑制項をf6(i,t)とすると、f6
(i,t)は下記のようになる。
f6(i,t)=I1I2cosθ12+I2I3 cosθ23+I3I1cosθ31 …(14) θ12はI1,I2の位相差であり、θ23はI2,I3の位
相差であり、θ31はI3,I1の位相差である。内部
事故のときには、θ12=θ23=θ31=0として f6(i,t)=I1I2+I2I3+I3I1 …(15) を得、外部事故のときは(端子3側で事故発生と
する) θ12=0,θ23=θ31=πとして f6(i,t)=I1I2−(I2I3+I3I1) …(16) を得る。
このとき、I1=I2=1/2I3と想定すれば、式(16) は、 f6(i,t)=I1 2−4I1 2=−3I1 2 …(17) となり、若干飽和が始つたと想定すれば、I3が小
さくなり、I1=I2>1/2I3の関係となるから f6(i,t)=I1 2−2I1・I3 =I1(I1−2I3) …(18) を得るため、貫通電流が、I3>I/2=I+I
4即ち、端 子3の流出電流に対して、CT2次出力(巻線比
1:1と想定)が1/4以上の範囲で、多端子への拡 張が可能となつてくる。
この方式では、以上の説明から容易に解るよう
に端子1の電流についてみれば、端子2および端
子3の電流の積の余弦が必要であることを示して
いる。
従つて、更に1端子増えて、4端子系統になる
と、f6(i,t)は下記となる必要がある。
f6(i,t)=I1I2cosθ12 +I2I3cosθ23+I3I4cosθ34 +I4I1cosθ41+I1I3cosθ13 +I2I4cosθ24 …(19) ここに、θ34,θ41,θ31,θ24はそれぞれ、添
字同志の電流の位相差を示している。
方式(12)による抑制項をf12(i,t)とする
と、3端子系のときは、 f12(i,t)=I1 2+I2 2+I3 2 …(20) となり、4端子系になつた場合でも f12(i,t)=I1 2+I2 2+I3 2+I4 2 …(21) となつてくる。
従つて一般式としてのk端子系統では、式(6)お
よび式(12)は下記で示されることになる。
(i1t+i2t+…+ipt
+(i1t-〓+i2t-〓+…+ipt-〓) +i1t(i2t+i3t+…+ipt
+i2t(i3t+i4t+…+ipt) +i3t(i4t+i5t+…+ipt
+…+i(p-1)t・ipt +i1t-〓(i2t-〓+i3t-〓+…+ipt-〓) +i2t-〓(i3t-〓+i4t-〓+…+ipt-〓) +i3t-〓(i4t-〓+i5t-〓+…+ipt-〓)+… +i(p-1)t-〓・ipt-〓>K2 …(22) 3{(i1t+i2t+…+ipt
+(i1t-〓+i2t-〓+…+ipt-〓)} −(i1t +i2t +…+ipt +i1t -
+i2t -〓+…+ipt-〓)>2K2 …(23) 但し、pは端子数を示すものとする。
以上の説明の通り、式(22)と式(23)の相違
は乗算の回数の違いとなつて表われてくる。
この違いは、例えば母線保護のように10端子を
越える系統を考えれば、抑制項内の乗算回数は論
ずる迄もなく歴然とした差となる。
保護装置としてその評価尺度となる動作速度
は、デイジタル処理による場合、乗算回数に依存
した数となるため乗算回数は少ない程望ましい。
即ち、系統構成が、2端子の小規模電力系統で
は式(22)の方が乗算回数が少なく、4端子以上
になると式(23)の方が乗算回数が少ないものと
なり、3端子系がほぼ両式の乗算回数の多少に対
する目途を示すことになる。
更に式(22),(23)が示す如く、これらの方式
では各端子の距離的な関係は、これが同一電気所
内のものであつても良いし、複数の電気所間を扱
うものであつても、勿論適用可能である。
但し、このとき各端子から同期した信号を送受
する必要があることはいうまでもない。
この発明の方式を実施するための電気的構成を
第1図および第2図に示す。
第1図は式(22)で演算処理するための回路構
成の具体例を示すもので、1〜3は端子1〜3の
デイジタル化された量を同期して受けとる端子で
あり、4〜6はメモリ回路で端子1〜3に時刻t
のデータを受け付けた時、時刻t−π/2(時刻tよ り1/4サイクル前にサンプリングされたデータ)の データを保持している。7,8は加算回路で時刻
tおよび時刻t−π/2の各端子のデータの代数和を 得るものであり、9〜14は乗算回路で、順にi
1t・i2t,i2t・i3t,i3t・i1t,i1t-〓i2t-
〓,i2t-〓i3t-〓,i3t-〓i1t-〓を夫々得るも
のであり、15,16は乗算回路で夫々、(i1t-
〓+i2t-〓+i3t-〓)及び(i1t+i2t+i3
tを得るものであり、17〜19は加算回路
で、順にi1t2t+i1t-〓i2t-〓,i2t3t+i2t-
〓i3t-〓,i3t1t+i3t-〓i1t-〓を得るもので
あり、20,21は加算回路で順に(i1t+i2t
+i3t+(i1t-〓+i2t-〓+i3t-〓)及び
(i1t2t+i1t-〓i2t-〓)+(i2t3t+i2t-
3
t-〓)+(i3t1t+i3t-〓i1t-〓)を得るもので
あり、22は加算回路で、加算回路20,21の
出力の和を得るものであり、23は比較回路で、
加算回路22の出力と整定タツプ値K2との大小
を比較するものであり、24は出力端子で、比較
回路23において加算回路22の出力が整定タツ
プ値K2より大きいことを判定した時に、出力を
出すものである。
即ち、装置構成において、加算回路21の出力
を、加算回路22の入力とした事によつて、内部
事故の検出感度を上げる事が出来、かつ内部、外
部事故が明白に識別出来る差動保護方式が提供さ
れた事になる。
第2図はこの発明の別の電流差動方式の実施例
を示すものであつて、第1図と同一符号は同一
物、同一機能を示している。加算回路20の出力
として、(i1t+i2t+i3t+(i1t-〓+i2t-
〓+i3t-〓)を得るようになつている。30
〜35は乗算回路で順に(i1t,(i2t
(i3t,(i1t-〓),(i2t-〓),(i3t-
〓)を導出するものであり、38〜40は加算
回路であり、順に(i1t+(i1t-〓),(i
2t+(i2t-〓),(i3t+(i3t-〓)
を得るものであり、41は加算回路で{(i1t
+(i1t-〓)}+{(i2t+(i2t-〓)

{(i3t+(i3t-〓)}を得るものである。
また36は乗算回路で加算回路20の出力に係
数3を乗ずるものであり、37は減算回路で乗算
回路36の出力と、加算回路41の出力との差を
得るものであり、42は減算回路37の出力と整
定タツプ値2K2とを比較する比較回路である。そ
してこのような構成により、先きに述べたような
演算処理を行うのである。
即ち、装置構成において、加算回路20の出力
を乗算回路36に導いて係数を乗じて第1の電気
量(式(23)の左辺第1項相当)、乗算回路30
〜35及び加算回路38〜41を設けた事から、
加算回路41の出力として第2の電気量(式
(23)の左辺第2項に相当)を得て両電気量を減
算回路37に導いた事により、内部事故の検出感
度を上げる事が出来、かつ内部、外部事故が明白
に識別出来る他、4端子以上の多端子系統の保護
(例えば、母線保護の場合)に対しては、前述の
方式に比べて乗算回数の少ない差動保護方式が提
供された事になる。
この事は、母線保護等の場合の多端系統保護に
於いては、動作時間の高速度化の点において極め
て意義の高いものである。
以上詳述したように、この発明によれば、内部
事故時の検出感度を高めるのみならず、内部、外
部事故を明確に識別することができるとともに多
端子系統保護の高速度化を図ることができるとい
う効果が達成される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の具体例を示すブロツク図、
第2図はこの発明の別の具体例を示すブロツク図
である。 1〜3……端子、4〜6……メモリ回路、7〜
8……加算回路、9〜14……乗算回路、15〜
16……乗算回路、17〜19……加算回路、2
0,21……加算回路、22……加算回路、23
……比較回路、24……端子、30〜36……乗
算回路、37は減算回路、38〜40は加算回
路、41……加算回路、42……減算回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電力系統の電流量を所定の大きさに減じ、こ
    れを所定周期でサンプリングし、このサンプリン
    グ量をデイジタル量化し、このデイジタル量を用
    いて電流差動を行なう電流差動保護方式におい
    て、デイジタル化された電気量を同期して受け取
    る第1〜第3の端子と、時刻tのデータを受け付
    けた時、出力として時刻tよりも電力系統の周波
    数の1/4サイクル前にサンプリングされたデータ
    を出力する第1〜第3のメモリ回路と、前記第1
    〜第3のメモリ回路の出力を入力となし、これら
    の和量を導出する第1の加算回路と、前記第1〜
    第3の端子からのデータを入力となし和量を導出
    する第2の加算回路と、前記第1、第2の端子及
    び第2、第3の端子及び第3、第1の端子からの
    データを入力となし積量を導出する第1〜第3の
    乗算回路と、前記第1、第2のメモリ回路及び第
    2、第3のメモリ回路及び第3、第1のメモリ回
    路からのデータを入力となし積量を導出する第4
    〜第6の乗算回路と、前記第1、第2の加算回路
    の出力を入力となし二乗量を夫々導出する第7、
    第8の乗算回路と、前記第1、第4の乗算回路及
    び第2、第5の乗算回路及び第3、第6の乗算回
    路からの出力を入力となし和量を出力する第3〜
    第5の加算回路と、前記第7、第8の乗算回路の
    出力を入力となし和量を出力する第6の加算回路
    と、前記第3〜第5の加算回路の出力を入力とな
    し和量を出力する第7の加算回路と、前記第6、
    第7の加算回路の出力を入力となし和量を出力す
    る第8の加算回路と、前記第8の加算回路の出力
    を入力となし整定タツプ値との大小を比較し、大
    なる時に出力する比較回路と、前記比較回路の出
    力を導く第4の端子を備えた電流差動保護方式。 2 電力系統の電流量を所定の大きさに減じ、こ
    れを所定周期でサンプリングし、このサンプリン
    グ量をデイジタル量化し、このデイジタル量を用
    いて電流差動を行なう電流差動保護方式におい
    て、デイジタル量化された電気量を同期して受け
    取る第1〜第3の端子と、時刻tのデータを受け
    付けた時、出力として時刻tよりも電力系統の周
    波数の1/4サイクル前にサンプリングされたデー
    タを出力する第1〜第3のメモリ回路と、前記第
    1〜第3のメモリ回路の出力を入力となし、これ
    らの和量を導出する第1の加算回路と、前記第1
    〜第3の端子からのデータを入力となし和量を導
    出する第2の加算回路と、前記第1〜第3の端子
    からのデータを入力となし二乗量を夫々導出する
    第1〜第3の乗算回路と、前記第1〜第3のメモ
    リ回路の出力を入力となし二乗量を夫々導出する
    第4〜第6の乗算回路と、前記第1、第2の加算
    回路の出力を入力となし二乗量を夫々導出する第
    7、第8の乗算回路と、前記第1、第4の乗算回
    路及び第2、第5の乗算回路及び第3、第6の乗
    算回路からの出力を夫々入力となし和量を導出す
    る第3〜第5の加算回路と、前記第7、第8の乗
    算回路の出力を入力となし和量を出力する第6の
    加算回路と、前記第3〜第5の加算回路の出力を
    入力となし和量を出力する第7の加算回路と、前
    記第6の加算回路の出力を入力となし定数を乗じ
    て出力する第9の乗算回路と、前記第9の乗算回
    路と前記第7の加算回路の出力を夫々入力となし
    差量を出力する減算回路と、前記減算回路の出力
    を入力となし整定タツプ値との大小を比較し大な
    る時に出力する比較回路と、前記比較回路の出力
    を導く第4の端子を備えた電流差動保護方式。
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