JPS615251A - 平版印刷版用感光材料の製造方法 - Google Patents

平版印刷版用感光材料の製造方法

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JPS615251A
JPS615251A JP12498384A JP12498384A JPS615251A JP S615251 A JPS615251 A JP S615251A JP 12498384 A JP12498384 A JP 12498384A JP 12498384 A JP12498384 A JP 12498384A JP S615251 A JPS615251 A JP S615251A
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photosensitive
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lithographic printing
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祐蔵 犬飼
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成瀬 康人
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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/09Photosensitive materials characterised by structural details, e.g. supports, auxiliary layers
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の分野〕 本発明は平版印刷版用感光材料の製造方法に関し、更、
に詳しくは2層以上の塗布層を有する平版印刷版用感光
材料に使われる塗布液及びその塗布方法に関するもので
ある。
〔従来技術〕
従来、水溶液系においては、スライドホッパー型塗布装
置あるいはエクストルーツ5ンホンバー型塗布装置等を
用い、ゼラチンをバインダーとするハロゲン化銀乳剤を
同時重層塗布し、その後冷却ロールあるいは冷風によっ
てゼラチンのゾル−ゲル変換特性を利用し、重層膜をゲ
ル化させ数万〜数十万のセンチポイズ(cps)の超高
粘液にし層間の混合がおこりにくい状態にして熱風乾燥
等により塗膜を形成するハロゲン化銀感光材料の製造方
法が広く知られている。
一方、非水溶液系においては、2層以上の塗布層からな
る゛ものとして、光導電性絶縁層を有し、電子写真法を
利用するタイプの平版印刷版用感光材料や、感光層を分
割して設けたり、オーバーコート層あるいはアンダーコ
ート層を設けたりした平版印刷版用感光材料が知られて
おり、前者は特開昭57−90648、特開昭58−1
50953、特開昭58−169154等に、後者は特
開昭50−205154、特開昭50−11022、特
願昭57−211942、’西独国特許第1 、621
 、478号、西独国特許第1.091.433号、米
国特許第3.511.661号などに開示されている。
しかしながら、上述の感光層と光導電性絶縁層あるいは
感光層を分割した各層、又はオーバーコート層あるいは
アンダーコート層と感光層を形成するための非水溶液系
塗布液を同時重層塗布し乾燥した場合、水溶液系に比べ
、低表面張力のため乾燥部だけでなく、ビード部及び塗
布乾燥間でも拡散混合が起りやすく、さらにゾル−ゲル
変換工程がないため、乾燥時に拡散混合がおこり各層が
分離した状態で塗布膜を得ることは極めて困難である。
また広範な非水溶液で用いられる良好なゾル−ゲル変換
物がなくまた他に有効な方法も発見されていない。
従ってこれらの平版印刷版用感光材料の製造方法は親水
性表面を有する支持体(以下支持体と呼ぶ)に感光層と
光導電性絶縁層あるいは、分割した各感光層などを1層
ごとに塗布・乾燥するサイクルを繰り返す方法(以下、
遂次塗布乾燥方式と呼ぶ)がとられている。遂次塗布乾
燥方式としては1回の塗布乾燥毎に巻きとる方法、ある
いは複数の塗布乾燥部を設けて連続して塗布乾燥する方
法等があるが、前者の方法では多大な製造時間がかかり
、従って多大な製造コストがかかる。又後者の方法では
、層の数だけ塗布部及び乾燥部が必要となり極めて高価
な製造設備を必要とし、多大な製造コストがかかる。
近年、電子線照射による塗膜の硬化現象を利用したいく
つかの塗布膜形成法が提案されている。
特公昭54−19894号公報、特開昭56−3816
0号公報は1層の塗布膜についての上記方法であり、特
公昭53−16403号公報、特開昭58−24384
号公報は重層の塗布膜についての上記方法であるが、重
層といえども遂次に塗布層を施し、各層ごとに塗布およ
び電子線照射を行なうものであるから、前述の諸問題を
根本的に解決し得るものではない。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、従来の遂次塗布乾燥方式による高コス
トな平版印刷版用感光材料に比し、低コストな平版印刷
版用感光材料の製造方法を提供することにある。
〔発明の構成〕
本発明の上記の目的は、親水性表面を有する支持体上に
非水系塗布液によって形成される感光層を有する平版印
刷版用感光材料において(11少なくとも2種の非水系
塗布液を同時重層塗布すること、(2)そのうち少なく
とも1種の塗布液は感光液であること、(3)そのうち
少なくとも1種の塗布液は電子線硬化性化合物を含むこ
と、(4)そのうち少なくとも1種の塗布液は50cp
s以上の粘度を有すること、(5)同時重層塗布後型子
線を照射すること によって達成される。
すなわち本発明方法においては、非水系塗布液のすべて
が感光性組成物を含んでいてもよく、また非水系塗布液
のすべてが電子線硬化性化合物を含んでいてもよく、あ
るいはまた非水系塗布液のすべてが50cps以上の粘
度を有してもよい。したがって、感光性組成物と電子線
硬化性化合物の両者が同一の塗布液に含まれていてもよ
く、その場合、該塗布液または他の塗布液の少なくとも
一方が50cps以上の粘度を有していればよい。
本発明の内容を第1図に従い更に詳細に説明する。
(塗布・乾燥装置及び方法) 第1図において、図示していない液槽より定量送液ポン
プP1. pg又はPls h、Pl等により2種以上
の非水系の塗布液が塗布ヘッドlに供給され、エクスト
ルージョンビード部2にて連続走行する支持体3に同時
重層塗布される。5は塗布部パツキングロール、6.7
.8.9.10.はバスロールである。又4は減圧室で
あり図示していない真空ポンプ等で約10〜20mmH
zO程度の減圧状態とすることにより、ビードの安定を
図る。11は電子線照射装置、12は乾燥部である。か
かる工程において2種以上の非水系の塗布液のうち少な
くとも1種は感光液であり少なくとも一種を電子線硬化
性化合物を含有する塗布液とし、かつ少なくとも一種の
塗布液粘度を50cps以上とする。
少なくとも一種の塗布液粘度を50cps以上、好まし
くは80cps以上とすることにより、エクス・トルー
ジョンビード部2にて形成された重層の塗布層は、電子
線照射装置11に至るまでの間の拡散混合が抑制される
。そして電子線照射装置11における電子線照射により
、電子線硬化性化合物を含有する層が超高粘化された後
、乾燥装置12において加熱され乾燥状態となるので乾
燥装置12内での重層の塗布層間の拡散混合も抑制され
、乾燥袋Wt12を通過する間に所期の塗膜の形成が行
なわれる。エクストルージッンビード部2にて重層の塗
布層が形成されてから電子線照射装置11に至るまでの
時間は塗布液物性とも関連するが、約2秒以内とするこ
とが、拡散混合を抑制する上で好ましい。
電子線は加速電圧150〜300KV、吸収線量0.0
8〜7Mradとなるように照射される。吸収線量が0
.08 Mradより少ないと電子線硬化性化合物の硬
化が十分でなくなり、7Mradより多くなると感光層
としての写真的特性に悪影響を及ぼし好ましくない。
(感光性°組成物) 本発明に用いる感光液を構成するのに使用しうる感光性
組成物としては次のようなものが含まれる。
(1)  ジアゾ  からなる p−ジアゾジフェニルアミンとパラホルムアルデヒドと
の縮合物に代表されるジアゾ樹脂は、水溶性のものでも
、水不溶性のものでも良いが、好ましくは、水不溶性か
つ通常の有機溶媒に可溶性のものが使用される。特に好
ましいジアゾ化合物としては、p−ジアゾフェニルアミ
ンとホルムアルデヒド又はアセトアルデヒドとの縮合物
の塩、例えばフェノール塩、フルオロカプリン酸塩、及
びトリイソプロピルナフタレンスルホン酸、4゜4−ビ
フェニルジスルホン酸、5−ニトロオルト−トルエンス
ルホン酸、5−スルホサリチル酸、2.5−ジメチルベ
ンゼンスルホン酸、2−ニトロベンゼンスルホン酸、3
−クロロベンゼンスルホン酸、3−ブロモベンゼンスル
ホン酸、2−クロロ−5−二トロベンゼンスルホン酸、
2−フルオロカプリルナフタレンスルホン酸、l−ナフ
トール−5−スルホン酸、2−メトキシ−4−ヒドロオ
キシ−5−ベンゾイル−ベンゼンスルホン酸及びパラト
ルエンスルホン酸などのスルホン酸の塩などのように一
分子中に2個以上のジアゾ基を有する化合物である。こ
の他望ましいジアゾ樹脂としては上記の塩を含む2.5
−ジメトキシ−4−p−トリルメルカプトンベンゼンジ
アゾニウムとホルムアルデヒドの縮合物、2.5−ジメ
トキシ−4−モリホリノベンゼンジアゾニウムとホルム
アルデヒドまたはアセトアルデヒドとの縮合物が含まれ
る。
また、英国特許第1.312,925号明細書に記載さ
れているジアゾ樹脂も好ましい。
ジアゾ樹脂は、単独でレジストの作成に使用される感光
物となり得るが、好ましくはバインダーと共に使用され
る。
かかるバインダーとしては、種々の高分子化合物が使用
され得るが、ヒドロキシ、アミノ、カルボン酸、アミド
、スルホンアミド、活性メチレン、チオアル゛コール、
エポシキ等の基を含むものが好ましい。このような好ま
しいバインダーには、英国特許第1.350.521号
明細書に記されているシェラツク、英国特許第1.46
0,978号および米国特許第4,123,276号の
各明細書に記されているようなヒドロキシエチルアクリ
レート単位またはヒドロキシエチルメタクリレート単位
を主なる繰り返し単位として含むポリマー、米国特許第
3,751.  ?57号明細書に記されているポリア
ミド樹脂、英国特許第1.074,392号明細書に記
されているフェノール樹脂および例えばポリビニルフオ
ルマール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂のようなポリ
ビニルアセタール樹脂、米国特許第3.660.097
号明細書に記されている線状ポリウレタン樹脂、ポリビ
ニルアルコールのフタレート化樹脂、ビスフェノールA
とエピクロルヒドリン7!l)ら縮合されたエポキシ樹
脂、ポリアミノスチレンやポリアルキルアミノ (メタ
)アクリレートのようなアミノ基を含むポリマー、酢酸
セルロース、セルロースアルキルエーテル、セルロース
アセテートフタレート等のセルロース類等が包含される
バインダーの含有量は、感光性レジスト形成性組成物中
に40〜95重量%含まれているのが適当である。バイ
ンダーの量が多くなれば(即ち、ジアゾ樹脂の量が少な
くなれば)感光性は当然大になるが、経時安定性が低下
する。最適のバインダーの量は約70〜90重量%であ
る。
ジアゾ樹脂からなる組成物には、更に、米国特許第3.
236.646号明細書に記載されている燐酸、染料や
顔料などの添加剤を加えることができる。
(2)o−キノンジアジドヒ台 からなる  物特に好
ましい0−キノンジアジド化合物は〇−ナフトキノンジ
アジド化合物であり、例えば米国特許第2,766.1
18号、同第2,767.092号、同第2,772.
972号、同第2,859,112号、同第2,907
.665号、同第3.046,110号、同第3,04
6,111号、同第3,046,115号、同第3,0
46,118号、同第3.046,119号、同第3,
046,120号、同第3,046,121号、同第3
,046,122号、同第3,046,123号、同第
3,061,430号、同第3.102.809号、同
第3,106,465号、同第3,635,709号、
同第3,647.443号の各明細書をはじめ、多数の
刊行物に記されており、これらは好適に使用することが
できる。これらの内でも、特に芳香族ヒドロキシ化合物
の0−ナフトキノンジアジドスルホン酸エステルまたは
0−ナフトキノンジアジドカルボン酸エステル、および
芳香族アミノ化合物の0−ナフトキノンジアジドスルホ
ン酸アミドまたは0−ナフトキノンジアジドカルボン酸
アミドが好ましく、特に米国特許第3,635,709
号明細書に記されているピロガロールとアセトンとの縮
合物に0−ナフトキノンジアジドスルホン酸をエステル
反応させたもの、米国特許第4,028,111号明細
書に記されている末端にヒ・ドロキシ基を有するポリエ
ステルに0−ナフトキノンジアジドスルホン酸、または
0−ナフトキノンジアジドカルボン酸をエステル反応さ
せたもの、英国特許第1.494,043号明細書に記
されているようなp−ヒドロキシスチレンのホモポリマ
ーまたはこれと他の共重合し得るモノマーとの共重合体
に0−ナフトキノンジアジドスルホン酸または0−ナフ
トキノンジアジドカルボン酸をエステル反応させたもの
は非常にすぐれている。
これらの0−キノンジアジド化合物は、単独で使用する
ことができるが、アルカリ可溶性樹脂と混合して用いた
方が好ましい。好適なアルカリ可溶性樹脂には、ノボラ
ック型フェノール樹脂が含まれ、具体的には、フェノー
ルホルムアルデヒド樹脂、O−クレゾールホルムアルデ
ヒド樹脂、m−クレゾールホルムアルデヒド樹脂などが
含まれる。更に米国特許第4,123,279号明細書
に記されている様に上記のようなフェノール樹脂と共に
、t−ブチルフェノールホルムアルデヒド樹脂のような
炭素数3〜8のアルキル基で置換されたフェノールまた
はクレゾールとホルムアルデヒドとの化合物とを併用す
ると、より一層好ましい。アルカリ可溶性樹脂は、感光
性レジスト形成性組成物の全重量を基準として中に約5
0〜約85重量、より好ましくは60〜80重量%、含
有させられる。
0−キノンジアジド化合物からなる感光性組成物には、
必要に応じて更に顔料や染料、可塑剤などを含有させる
ことができる。
(3)  感  アジド他人 からなる組 物適当な感
光性アジド化合物としてはアジド基が直接又はカルボニ
ル基又はスルホニル基を介して芳香環に結合している芳
香族アジド化合物である。
これらは光によりアジド基が分解して、ナイトレンを生
じ、ナイトレンが種々の反応を起こして不溶化するもの
である。好ましい芳香族アジド化合物としては、アジド
フェニル、アジドスチリル、アジドベンザル、アジドベ
ンゾイル及びアジドシンナモイルの如き基を1個又はそ
れ以上含む化合物で、たとえば4,4゛−シア、シトカ
ルコン、4−アジド−4°−(4−アジドベンゾイルエ
トキシ)カルコン、N、N−ビス−p−アジドベンザル
−p−フェニレンジアミン、I、2.6−トリ(4′−
アジドベンゾキシ)ヘキサン、2−アジド−3−クロロ
−ベンゾキノン、2.4−ジアジド−4′ −エトキシ
アゾベンゼン、2,6−ジ(4゛−アジドベンザル)−
4−メチルシクロヘキサノン、4,4° −ジアジドベ
ンゾフェノン、2.5−ジアジド−3,6−シクロロベ
ンゾキノン、2,5−ビス(4−アジドスチリル)−1
゜3.4−オキサジアゾール、2−(4−アジドシンナ
モイル)チオフェン、2,5−ジ(4′−アジドベンザ
ル)シクロヘキサノン、4.4’  −ジアジドジフェ
ニルメタン、1−(4−アジドフェニル)−5−フリル
−2−ペンタ−2,4−ジエン−1−オン、1−(4−
アジドフェニル)−5−(4−メトキシフェニル)−ペ
ンター1,4−ジエン−3−オン、1−(4−アジドフ
ェニル)−3−(1−ナフチル)プロペン−1−オン、
1−(4−アジドフェニル)−3−(4−ジメチルアミ
ノフェニル)−プロパン−1−オン、1−(4−アジド
フェニル)−5−フェニル−1,4−ペンタジェン−3
−オン、1−(4−アジドフェニル)l−3−(4−ニ
トロフェニル)−2−プロペン−1−オン、1−(4−
アジドフェニル)−3−(2−フリル)−2−プロペン
−1−オン、1.2.6−トリ (4°−アジドベンゾ
キシ)ヘキサン、2,6−ビス−(4−アジドベンジリ
ジン−p−t−ブチル)シクロヘキサノン、4,4゜−
ジアジドジベンザルアセトン、4.4” −ジアジドス
チルベン−2,2°−ジスルホン酸、4゜−アジドベン
ザルアセトフェノン−2−スルホン酸、4,4′−ジア
ジドスチルベン−α−カルボン酸、ジー(4−アジド−
2′−ヒドロキシベンザル)アセトン−2−スルホン酸
、4−アジドベンザルアセトフェノン−2−スルホン酸
、2−アジド−1,4−ジベンゼンスルホニルアミノナ
フタレン、4,4” −ジアジド−スチルベン−2゜2
° −ジスルホン酸アニリド等をあげることが出来る。
またこれらの低分子量芳香族アジド化合物以外にも特公
昭44−9047号、同44−31837号、同45−
9613号、同45−24915号、同45−2571
3号、特開昭50−5102号、同50−84302号
、同50−84303号、同53−12984号の各公
報に記載のアジド基含有ポリマーも適当である。
これらの感光性アジド化合物は、好ましくはバインダー
としての高分子化合物と共に使用される。
好ましいバインダーとしてはアルカリ可溶性樹脂があり
、例えばシェラツク、ロジンなどの天然樹脂、例えばフ
ェノールホルムアルデヒド樹脂、m−クレゾールホルム
アルデヒド樹脂などのノボラック型フェノール樹脂、例
えばポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、メタクリル酸
−スチレン共重合体、メタクリル酸−アクリル酸メチル
共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体などの不
飽和カルボン酸の単独重合体またはこれと他の共重合し
得るモノマーとの共重合体、ポリ酢酸ビニルの部分また
は完全けん化物を例えばアセトアルデヒド、ベンズアル
デヒド、ヒドロキシベンズアルデヒド、カルボキシベン
ズアルデヒドなどのアルデヒドで部分アセタール化した
樹脂、ポリヒドロキシスチレ°ンなどが含まれる。更に
、例えばセルロースメチルエーテル、セルロースエチル
エーテルなどのセルロースアルキルエーテル類をはじめ
とする有機溶媒可溶性樹脂もバインダーとして使用でき
る。
バインダーは、感光性アジド化合物からなる組成物の全
重量に対して約10重量%から約90重量%の範囲で含
有させることが好ましい。
感光性アジド化合物からなる組成物には、更に染料や顔
料、例えばフタル酸エステル、燐酸エステル、脂肪族カ
ルボン酸エステル、グリコール類、スルフォンアミド類
などの可塑剤、例えばミヒラ−ケトン、9−フルオレノ
ン、■−ニトロピレン、1.8−ジニトロピレン、2−
クロロ−1,2−ベンズアントラキノン、2−ブロモ−
1,2−ベンズアントラキノン、ピレン−1,6−キノ
ン、2−クロロ−1,8−フタロイルナフクレン、シア
ノアクリジンなどの増感剤などの添加剤を加えることが
できる。
重合体主鎖又は側鎖に感光性基として −CH=CI(−C−を含むポリエステル類、ポリアミ
ド類、ポリカーボネー)[のような感光性重合体を主成
分とするもの(例えば米国特許第3.030,208号
、同第3,707,373号及び同第3,453,23
7号の各明細書に記載されているような化合物);シン
ナミリデンマロン酸等の(2−プロペリデン)マロン酸
化合物及び二官能性グリコール類から誘導される感光性
ポリエステル類を主成分としたもの(例えば米国特許第
2,956,878号及び同第3,173,787号の
各明細書に記載されているような感光性重合体);ポリ
ビニールアルコール、澱粉、セルロース及びその類似物
のような水酸基含有重合体のケイ皮酸エステル類(例え
ば米国特許第2.690.966号、同第2,752.
372号、同第2,732,301号等の各明細書に記
載されているような感光性重合体)等が包含さ゛れる。
これらの組成物中には他に増悪剤、安定化剤、可塑剤、
顔料や染料等を含ませることができる。
(電子線硬化性化合物) 本発明において、非銀感光性組成物に含有させることが
できる電子線硬化性化合物としては、電子線照射により
硬化し電子線照射後も溶剤に可溶な公知の種々の化合物
を使用することができる。
これらの化合物のうち、特に好ましい化合物は、電子線
による重合が可能な不飽和結合またはエポキシ基を有す
る化合物、たとえば、ビニルないしビニリデン炭素−炭
素二重結合やエポキシ基を1個、好ましくは2個以上有
する化合物、アクリロイル基、アクリルアミド基、アリ
ル基、ビニルエーテル基、ビニルチオエーテル基等を含
む化合物及び不飽和ポリエステル、エポキシ樹脂等の化
合物である。
特に好ましい化合物は、上記の不飽和結合を有する化合
物であっt、アクリロイル、メタクリロイル基を直鎖の
両末端に有する化合物であり、これらは^、Vranc
ken  Fatipec Congreess” 1
1 19(1972)に引用されている。例えば、−C
OCH=CHz であり、例示した化合物のポリエステル骨格がポリウレ
タン骨格、エポキシ樹脂の骨格、ポリエーテル骨格、ポ
リカポネート骨格であってもあるいはこれらの混合され
た骨格でもよい。また例示した化合物の末端がメタクリ
ロイル基でもよい。分子量は約500〜20000が好
ましい。
これらの化合物のうち、市販されているものとしては、
東亜合成型アロニクスM6100゜M7100などがあ
る。
更に、炭素−炭素不飽和結合を分子内に有するモノマー
も好ましい。かかるモノマーとしては、例えば、アクリ
ル酸、メタクリル酸、イタコン酸、アクリル酸メチル及
びその同族体であるアクリル酸アルキルエステル、メタ
クリル酸メチル及びその同族体であるメタクリル酸アル
キルエステル、スチレン及びその同族体であるα−メチ
ルスチレン、β−クロルスチレンなど、アクリロニトリ
ル、メタクリレートリル、アクリルアミド、メタクリル
アミド、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどが挙げら
れる。分子内に不飽和結合が2個以上あってもよい。こ
のような化合物の例としては「感光性樹脂データー集」
■綜合化学研究所昭和43年12月刊行235〜236
真に掲載されている化合物が挙げられる。特に、ポリオ
ールの不飽和エステル類、例えば2−ヒドロキシエチル
アクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、
エチレングリコールジアクリレート、ブトキシェチルア
クリレート、l、4−ブタンジオールジアクリレート、
1.6−ヘキサンジオールアクリレート、ステアリルア
クリレート、2−エチルへキシルアクリレート、テトラ
ヒドロフルフリルメタクリレート、ジエチレングリコご
ルジアクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレ
ート、テトラエチレングリコールジアクリレート、ネオ
ペンチルグリコールジメタクリレート、ネオペンチルグ
リコールジアクリレート、グリセロールトリメタクリレ
ート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペン
タエリスリトールトリアクリレート、エチレングリコー
ルジメタクリレート、ペンタエリスリトールテトラメタ
クリレート、ジペンタエリスリトールへキサアクリレー
トなど、及びエポキシ環を有するグリシジルメタクリレ
ートなどが好ましい。
(支持体) 一方親水性表面を有する支持体としては寸度的に安定な
面を有するものであり、その形態としてはシート状や板
状であり、平版印刷版用感光材料の実用上、あるいは用
いられる機器によって適宜好ましい形態のものが選ばれ
る。そして支持体の素材としては、アルミニウム、各種
のアルミニウム合金、亜鉛、鉄、銅などのような金属の
板;紙もしくはポリエチレンテレフタレート、ポリプロ
ピレン、ポリカーボネート、ポリビニルアセクール、二
酢酸セルロース、三酢酸セルロース、酪酸セルロース、
酢酸酪酸セルロース、プロピオン酸セルロース、硝酸セ
ルロース、のようなプラスチックフィルムル;金属が積
層あるいは蒸着により被覆された祇もしくは前述のプラ
スチックフィルム:アルミナゾル、シリカゾルあるいは
KCl1、−NaNOsなどの無機金属塩類、あるいは
InzOz、5no2、導電性ZnOなどの金属酸化物
の微粒子を含有する層を設けた前述のプラスチックフィ
ルムなどが含まれる。支持体の素材も平版印刷版用感光
材料の目的、用途により適宜選択される。また、感光材
料が電子写真感光層を有する場合には、上記支持体のら
ち、導電性のものを使用する必要があることはいうまで
もない。
さらに塗布液の粘度は前述のバインダー構造及び含有率
によって調節畜れ得る一力(、微粉末シリカ、高純度モ
ンモリロナイト−有機塩基複合体超微細沈降性炭酸カル
シウムなどの無機物を添加混合することによっても調節
可能であり、これらは得られる平版印刷版用感光材料の
性能、塗布液の組成あるいは粘度などにより適宜選択さ
れ使用される。
本発明方法により製造するのに通した、非水系塗布層を
少なくとも2層有し、そのうち少なくとも1層が感光層
である平版印刷版用感光材料の具体例としては、特開昭
50−11022号公報、特公昭56−34858号公
報に記載されている0−キノンジアジド感光層と樹脂層
を有するもの、特開昭56−126836号公報に記載
されている0−キノンジアジド感光層を2層有するもの
、特開昭51−43125号公報に記載されている0−
キノンジアジド感光層とアジド化合物感光層を有するも
の、特公昭3’l−11558号公報に記載されている
感光材料層と有機樹脂層を有するもの、特開昭57−9
0648号公報に記載されている0−キノンジアジド感
光層と電子写真感光層を有するものなどが挙げられる。
実施例1 厚さ0.2nunの28アルミニウム板を80℃に保っ
た第3リン酸ナトリウムの10%水溶液に3分間浸漬し
て脱脂し、ナイロンブラシと400メツシユのバミスト
ーンー水懸濁液を用いて砂目室てした後、このアルミニ
ウム板を20%硫酸中で陽極酸化を行い水洗、乾燥して
支持体としてのアルミニウム板を作製した。
このアルミニウム板を用い、第1図に示す装置にて第1
表に示す組成及び粘度を存する塗布液を、毎分50メー
トルの速度で上層、下層それぞれ17cc/m”、1l
cc/I11”の塗布量で同時重層塗布し、塗布後2秒
経過点で加速電圧250kv、照射量I Mradとな
るよう電子線照射装置11において電子線照射を行なっ
た後、乾燥装置12にて90℃の熱風で乾燥し試料Aと
した。
なお、ブタロシアニン顔料と粉末シリカを含む上層塗布
液及び粉末シリカを含む下層塗布液は共に超音波分散を
実施し調製した。
刺    勧  篭  ミ  (祉  −−鍵 一    よ 次    の の   1−B− G   −ム ム  の 1 1    へ 1ト 1ト″  や 便   −t−ト ド   1 °i 1+V   蚕 六  八  p          
    p腰  >1−1 人  へ  て  \  
1  へ  邸l Hp 二〇              〇 2)\;)Qコ・・・− 実施例2 実施例1と同様にして作製したアルミニウム板を用い、
同様に第1図に示す装置にて第2表に示す組成及び粘度
を有する塗布液を、毎分50メートルの速度で上層、中
間層、下層それぞれ17cc/ m Z、3cc/m”
、l1cc/m”の塗布量で同時重層塗布し、実施例1
と同様に塗布後2秒経過点で加速電圧250kv、照射
量I Mradとなるよう電子線照射装置11において
電子線照射を行なった後、乾燥装置12にて90℃の熱
風で乾燥し試料Bとした。
なおフタロシアニン顔料と粉末シリカを含む上層塗布液
は実施例1と同様に超音波分散を実施し調製した。又、
粉末シリカを含む中間層塗布液及び下層塗布液も実施例
1と同様に超音波分散を実施し調製した。
閃    ) リ                 
                 の−L+    
                         
 廿:)         I Hコ a         me             
  。
【tコー\XCtコ \  碗  W    ++  \  六  \  肩
に) 比較例1 実施例1と同様にして作製したアルミニウム板を用い、
第3表に示す感光液をワイヤーバーにより360c/l
112の塗布量で塗布し、100℃で2分間乾燥させ、
得られた感光層の上に、さらに第4表に示す塗布液を超
音波分散によって処理調製した後、エクストルージョン
型ホンパー塗布装置により17.4 cc/m”の塗布
量で塗布し、90℃1分間乾燥して試料Cとした。
第3表 ナフトキノン−(1,2)ジアジド−(2)−5−スル
ホン酸クロリドとポリー P−ヒドロキシエチレンのエステル 化合qIIIO07重量部 ノボラック型フェノール樹脂     2,0〃メチル
エチルケトン        15〃メチルセルソルツ
アセテ一ト25〃 第4表 ノボラック型フェノール樹脂    12重量部(イソ
プロピルアルコール中33%) エチルアクリレート(62)−メチルメタクリレート(
25)−メタクリル酸 (13)共重合体            4 〃(メ
タノール中25%) フタロシアニン顔料         1 〃(スミカ
ブリントGN−0) トルエン             25 〃比較例2 実施例1と同様にして作製したアルミニウム板を用い、
同様に第1図に示す装置にて第5表に示す組成及び粘度
を有する塗布液を毎分50メートルの速度で上層、下層
それぞれ17cc/m”、11cc/Il!の塗布量で
同時重層塗布し、乾燥装置12にて90℃の熱風で乾燥
し試料りとした。
この場合、塗布後の電子線照射は実施しなかった。
尚実施例1と同様にフタロシアニン顔料を含む上層塗布
液は超音波分散により処理し調製した。
−−9八− m     肇   k   (ζ   (叫 ×    6 曽    よ 0   1 り 廿  −り −1−の廿 l    G 、、L +h″1 や  −I−Il−V ト   1 や 磨  さ  日 ペ  へ  λ  人  ヘ調 夷 二 口 へ 滌 λ モ ム ベS 1くロ ク − 1全 H県+うe゛\)−)\ 実施例1および2、比較例1および2で得られた各試料
A、B、C,Dにそれぞれコロナ帯電電圧+6000V
に設定したコロナ帯電器により正コロナ帯電を行ない、
次にタングステン電球による60βu×の照射光をポジ
透過原稿を通して3秒間露光した。次いで負極性トナー
を有する液体現像液(MRP−610、■リコー製)に
20秒間浸漬した後、風乾燥してポジのトナー画像を得
た。
次に富士写真フィルム@へ−3プリンター(PS版用露
光機)で75秒間全面露光し、富士写真フィルム■製P
S版現像液DP−3を水で177に−希釈した液中で1
分間現像を行ないポジ像を有する平版印刷版を得た。
このようにして製造方法の異なる4種類の平版印刷版用
感光材料から得られた印刷版を用いて印刷した場合の印
刷よごれと印刷枚数及び残色の観察結果を第6表に示す
第6表 実施例3 実施例1と同様にして作製したアルミニウム板を用い同
様に第1図に示す装置にて第7表に示す組成及び粘度を
有する塗布液を毎分50m/分の速度で上層、下層とも
それぞれ15cc/m”の塗布量で同時重層塗布し、塗
布後2秒経過点で加速電圧250kv、照射量I Mr
adとなるよう電子線照射装置11において電子線照射
を行なった後、乾燥装置12にて100℃の熱風で2分
乾燥し、試料Eとした。
なお、粉末シリカを含む上層及び下層の塗布液は実施例
1と同様に超音波分散を行い、調製した。
比較例3 第7表中の上層塗布液組成においてペンタエリスリトー
ルテトラアクリレートを除き、さらに電子線の照射をし
なかったほかは、実施例3と同様に塗布、乾燥試料Fと
した。
111(−−k  処  靴  ζ  k  (軛 J !  +        二 :、Q= 口  40 々\−3へ J !            二 =)=) 口                    0へ  
                 へ諺      
  羅 ム                   〉、→÷ 
                  モ安     
    全 べ                   に    
                  −;> −1j
   二    ′へ          (2)  
・−・−→ べ tへ L く  → →  ・\ −
醗比較例4 実施例1と同様にして作製したアルミニウム板に第7表
中の下層塗布液組成中の粉末シリカを除いた塗布液を第
1図に示す装置で13cc/m”の塗布量で塗布し、1
00℃において1分間乾燥を行った。さらにその上に第
7表中の上層塗布液組成においてペンタエリスリトール
テトラアクリレート及び粉末シリカを除いた塗布液を同
様に第1図に示す装置で13cc/m2の塗布量で塗布
し、100℃において1分間乾燥を行い、試料Gとした
比較例5 。
実施例1と同様にして作製したアルミニウム板に同様に
第1図に示す装置にて第8表に示す組成の塗布液を26
cc/m”の塗布量で塗布し、100℃において2分間
乾燥を行い、試料Hとした。
第8表 ナフトキノン−(1,2)ジアジド−(2)−5−スル
ホン酸クロリドとピロガ ロール−アセトン樹脂とのエステル 化合物              1.8重量部クレ
ゾール・ホルムアルデヒド樹脂 1,2〃フエノール・
ホルムアルデヒド樹脂 2・6 〃テトラヒドロ無水フ
タル酸     0.2〃ナフトキノン−(1,2) 
ジアジド−4−スルホン酸クロリド       0.
04  〃オイルブルー#603       0.0
6  〃メチルエチルケトン       20.36
  〃メチルセルソルブアセテート   47.5  
〃フッ素系界面活性剤        0.08  〃
これらの試料E、F、G、Hにそれぞれ30アンペアの
カーボンアーク灯で70cmの距離から露光し、SiO
□/ Na2Oのモル比が1.74の珪酸ナトリウムの
5.26%水溶液(pH’; 12.7)で25℃にお
いて60秒間現像し、感度を測定した。この時の適正露
光時間としては、濃度差0.15のグレースケールで5
段が完全に白抜けとなる点(感光層が完全に溶解する点
)とした。また適正現像条件の範囲は、同じ現像液で2
5℃において濃度差0.15のグレースケールで白抜は
段数が一段変化する現像時間で示した。また画像部の感
脂性の程度は、印刷し初めて画像部に印刷インキが完全
に付着するまでの給紙枚数(着肉枚数)で示した。
その結果を第9表に示す。
実施例4 実施例1と同様にして作製したアルミニウム板を用い、
同様に第1図に示す装置にて第10表に示す組成及び粘
度を有する塗布液を毎分50m/分の速度で上層、下層
■それぞれ1’ 6.4 cc/ m”、15cc/m
2の塗布量で同時重層塗布し、塗布後2秒経過点で加速
電圧250kv、照射量I Mradとなるよう電子線
照射装置11において電子線照射を行なった後、乾燥装
置12にて100℃の熱風で90秒乾燥し、試料Jとし
た。
なお高純度モンモリロナイト−有機塩基複合体を含む、
上層及び下層の塗布液は同様に超音波分散を行い調製し
た。
御 −cQ−良\  セ  1  N  で  罐  さ気
              1 蚕  ロ      さ  も 腰  ヘ  セ  λ  へ  煉 比較例6 実施例1と同様にして作製したアルミニウム板に下塗り
層を形成するためメチルメタクリレート/エチルアクリ
レート/2−アクリルアミド−2の1重量%水溶液を乾
燥後の塗布量で約0.05g/ m Zになるようにロ
ールコータ−で塗布し乾燥した。さらにその上に第11
表に示す組成を有する塗布液を26cc/m”塗布量で
塗布、乾燥し試料にとした。この時の乾燥塗布量は2.
0g/m2であった。
第11表 2−ヒドロキシエチルメタクリレー ト共重合体            0.87重量部P
−ジアゾジフェニルアミンとノ、イラホルムアルデヒド
の縮合物の2−メ トキシ−4−ヒドロキシ−5−ベン ゾイルベンゼンスルホン酸塩    0.1〃オイルブ
ルー#603       0.03  〃メタノール
            6.0〃2−メトキシエタノ
ール      6.0〃比較例7 比較例6において下塗り層がないだけであとはまったく
試料にと同様の試料を作製し、試料りとした。
これらの試料J、に、Lを40℃80%RHの条件に5
日間放置し、露光後、米国特許第4.123,276号
明細書に記載の実施例1の場合と同様に製版処理した。
得られた平版印刷版J、K及びLを用いて印刷したとこ
ろ、印刷版りによって印刷された印刷物には地汚れが見
られたのに対して、印刷版J及びKによって印刷された
印刷物には全く地汚れが見られなかった。また耐剛性等
信の印刷性能はJとKではほとんど差が認められなかっ
た。
〔発明の効果〕 以上の結果から、表面処理が施され、親水性表面を有す
るようになったアルミニウム板などの表面に少なくとも
2つの非水系塗布液を用い、そのうち少なくとも1つは
感光液であり、又少なくとも1つは電子線硬化性化合物
を含み、さらに少なくとも1つは粘度が50cps以上
である層を同時重層塗布後、電子線を照射し乾燥するこ
とによって得られる平版印刷版用感光材料は、少なくと
も1つは感光性組成物を含み低粘度の電子線硬化性化合
物を含まない非水系塗布液を遂次塗布乾燥して作製した
平版印刷版用感光材料に比較しても製版処理後、何ら遜
色のない高品質の印刷物を作製できるということが明ら
かであり、本発明の効果が明瞭に示されていると言える
従って電子線硬化性化合物を含む非水系塗布液を同時重
層塗布後、電子線を照射し作製される平版印刷版用感光
材料は眉間の拡散混合が抑制され重層塗膜が形成されて
いると考えられるので平版印刷版用感光材料の製造工程
の簡素化、設備費低減、コスト低減が可能になる。
本発明における同時重層塗布法は実施例に限らず、スラ
イドビード塗布、ホッパースライド塗布、カーテン塗布
等にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る平版印刷版用感光材料の作製方法
を実施するだめの装置の側断面図である。 ■  塗布ヘッド 3  支持体 11  電子線照射装置 12  乾燥装置 手続補正書 エ エ59・g、−1B 2、発明の名称   平版印刷版用感光材料の製造方法
3、補正をする者 事件との関係   出 願 人 名 称 (520)富士写真フィルム株式会社4、代理
人 5、補正命令の日付  自 発 6、補正の対象    明細書の発明の詳細な説明の欄
7、補正の内容 明細書第3頁第20行の“変換物”の後に「質」を挿入
する。 手続補正書 60.7.26 昭和  年  月  日 2、発明の名称   平版印刷版用感光材料の製造方法
3、補正をする者 事件との関係  出願人 名 称  (520)富士写真フィルム株式会社4、代
理人 5、補正命令の日付  自   発 6、補正の対象    明細書の発明の詳細な説明の欄
1、 明細書第21頁第11行の式を次のとおり訂正す
る。 4:0CH=CHz J 2、 明細書の記載を下表のとおり訂正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 親水性表面を有する支持体上に非水系塗布液によって形
    成される感光層を有する平版印刷版用感光材料において (1)少なくとも2種の非水系塗布液を同時重層塗布す
    ること (2)そのうちの少なくとも1種の塗布液は感光液であ
    ること (3)そのうち少なくとも1種の塗布液は電子線硬化性
    化合物を含むこと (4)そのうち少なくとも1種の塗布液は50cps以
    上の粘度を有すること (5)同時重層塗布後、電子線を照射することを特徴と
    する平版印刷版用感光材料の製造方法。
JP12498384A 1984-06-18 1984-06-18 平版印刷版用感光材料の製造方法 Granted JPS615251A (ja)

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