JPS6151430A - シ−ト搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、画偉記録装置等に用いられるマガジンからシ
ート状物体を１枚ずつ取り出し、搬送ローラへ供給する
シート搬送装置の改良に関する。

（従来技術） 従来から、例えばカセツテレスＸ線撮影装置等において
は、供給マガジンを装填し、このマガジンの開口部から
フィルムを１枚ずつ取り出して搬送ローラへ供給する。

このようなフィルム供給装置では通常マガジン内に積層
されたフィルムから上面の１枚のフィルムだけを分離搬
送することが必要であるが、１枚ずつの分離搬送を行な
うことは必ずしも容易ではなく、多くの改善提案がなさ
れている。

例えば、上記の提案の１つとして吸盤を用い空気を吸引
することによりフィルムを吸着させて分離搬送する方法
等もあるが、時として２枚あるいは３枚重ねたままで分
離搬送されることもあり、このままでは目的を達するこ
とができないので、更に付加的な手段として、例えば実
公昭５３−３１７４０号に記賊があるよう！こフィルム
掻落し部を設けたり、分離爪や空気をフィルムの間に流
し込むための装置等を必要とし、従って吸盤を用いる上
記の如きフィルム供給装置は満足すべきものとは言い難
い。

第１図は、従来のシートフィルム供給装置ｆの概略構成
を示す断面図である。図において、Ｍはシートフィルム
供給用のマガジンで上方に開口部Ｍａを有している。マ
ガジンＭ内には複数枚のシートフィルムＦを内蔵してい
る。１は矢印方向ζこ回転する一対の搬送ローラで、２
は吸盤である。吸盤２はシートフィルムＦを吸着し、リ
ンク機構等１こよってマガジンＭ内のシートフィルムＦ
を１枚ずつ分離し、搬送ローラ１へと供給する。

第１図ｆａ）はシートフィルム供給装置の作動開始時で
、吸盤２がマガジンＭ内の積層したフィルムの一番上面
のシートフィルムＦを吸着した状態を示している。

第１図ｆｂ）は作動の終了時で、吸盤２がシートフィル
ムＦを吸着して１枚分離し搬送ローラ１へ供給した状態
を示している。この供給時点で吸盤２の吸着は終り、シ
ートフィルムＦは吸盤２から離れ搬送ローラ１に噛み込
まれ挟着されて搬送される。

従来、第１図（ｂ）に示した状態で、シートフィルムＦ
を搬送ローラ１に噛み込ませるとき、ときにシートフィ
ルムＦが搬送ローラｌに噛み適才れない才ま吸盤２の吸
着が終了し、第２図に示すようにシートフィルムＰ先端
が供給マガジンＭと搬送ローラ１との間から飛び出して
確実な搬送が行なわれない場合もあり、また２枚吸着し
たときは途中で１枚のみ脱落してマガジンＭ外部に出て
１才い次の供給に支障が生ずることがあった。

（発明が解決しようとする問題点） 従って本発明は、マガジン内に収納さゎたシート状物体
を１枚ずつ正確に分離Ｌ％搬送し得るシート搬送装置を
提供することにあり、また第２には分離したシート状物
体を搬送ローラに正しく整合させることができるシート
状物体の搬送装置を提供することにあり、さらに第３に
は、広い記録面積に画像記録を行なうことができる如き
シート搬送装置を提供することにある。

（問題点を解決するための手段） 本発明によれば、上記本発明の課題は、マガジン開口部
よりマカジン内に収納されたシート状物体をシート状物
体付近に設けた粘着性テープにより搬送されるべきシー
ト状物体を分離し、かつ搬送経路へ導入するシート搬送
装置により解決し得ることがわかった。

以下に図面の実施例により本発明のシート搬送装置を具
体的に説明する。

第３図は、本発明のシート搬送装置の一実施例としての
概略構成を示す断面図である。

図において、Ｍはシート状物体の供給用マガジンで上方
に開口部Ｍａを有している。マガジンＭ内には複数枚の
シート状物体Ｓが内蔵されている。

ｌは矢印方向に回転する一対の搬送ローラで、３ａは粘
着性テープの元巻ローラ、３ｂは粘着性テープの巻取ロ
ーラであって、４は粘着性テープである。５は粘着性テ
ープ４をシート状物体８の表面に圧接するための圧接用
ローラである。

上述のように、この実施例では、上記の元巻ローラ３ａ
からシート状物体８の搬送方向に沿って回動し巻取ロー
ラ３ｂｊζ巻取られる粘着性テープＳの粘着力を利用し
てシート状物体Ｓを分離して１枚ずつ搬送径路の一部を
構成する搬送ローラｌに送り込むことを特徴とする。従
って以下ｌこ本発明に係る接着力を利用した分離搬送の
機構について詳細に述べる。

先ず回動する粘着性テープ４を利用してシート状物体Ｓ
を１枚ずつ分離するだけでなく、これを搬送ローラ１に
送り込み搬送ローラ１に確実に搬送し得るように整合さ
せるためには、元巻ローラ３ａと巻取ローラ３ｂとの位
置が少なくともマガジンＭの中央部より搬送ローラ１に
近い位置にあることが望ましい。

そして次にシート状物体Ｓの搬送の進行に伴う粘着性テ
ープ４の粘着力の配分の適正化が必要であり、これを考
慮する必要がある。すなわち、マガジンＭ内に堆積した
複数枚のシート状物体Ｓを１枚ずつ分離するときには、
粘着性テープ４の接着力は強いほど好ましい。そしてシ
ート状物体Ｓを持ち上げて分離し、これを粘着性テープ
４０回動に従って搬送して搬送ローラ１の１対のローラ
の間に整合させて、第４図が示すように搬送ローラ１に
よる搬送力が働くようになったときは、粘着性テープ４
とシート状物体Ｓとの接着力は最早や必要とされず、む
しろ接着力が全く働かない方が好ましい。従って、粘着
性テープ４のシート状物体８に対する接着力は、最初の
シート状物体Ｓの分離時に最も強く、搬送ローラ１に送
り込んだ後は接着力を失わせる如き接着力の時間的配分
を与える手段が必要である。

このような粘着力の配分を与える手段としては、各種の
方法が考えられるが、例えば粘着性テープ４の必要個所
に接着面積を大から小へと変化させたパターンとして予
め加工して置くことも効果的である。

第５図は、粘着性テープ４の必要個所に接着直積を変化
させたパターンを加工せしめた本発明に係る粘着性テー
プを示す上面図である。

凶において４は粘着性テープで、本実施例では粘着性テ
ープ４の回動に従ってシート状物体Ｓとの接着力を次第
に小さくするために３角形のパターン４ａとして接着面
積を変化せしめた。矢印は粘着性テープ４０回動力向を
示し、またｌはシート状物体Ｓを】枚分だけ分離、搬送
するときに必要とされる接着範囲を示しており、従って
シート状物体Ｓを連続して１枚ずつ分離、搬送するため
には、粘着性テープ４の必要個所１（４ａでボされる粘
着性の３角形パターンを図のように連続的に加工して置
けばよい。

本発明によれば、上記の粘着面積の変化は他の形状のパ
ターンとして与えられてもよい。

尚、上記実施例では、ローラ３ａ、３ｈ、４の位置が固
定されたものを用いたが、３ａ、３Ｊ４がユニット化さ
れたものを用いて、このユニット化を可動にしてより搬
送径路に導入することを確実にすることもできる。

第６図は、本発明に係る粘着性テープ４の他の実施例を
示す上面図である。

図において、４ｂは粘着性テープ４の粘着力を変えるた
めに加工された円形の大小の連続パターンであり、これ
により粘着面積の変化が示されたものである。

本発明によれば、粘着性テープ４に加工される粘着面積
を変化させる図形は、上記のみに限られず各種のパター
ンが考えられ、これらパターンがそれぞれ単独で用いら
れても、才た互いに組合わされて用いられてもよい。

本発明のシート状物体の搬送装置は、特に画像記録装置
に用いられることが好ましい。その理由はシート状物体
の分離搬送、搬送ローラへの整合等が適切であるばかり
でなく、搬送されるシート状物体の記録面積を広く採る
ことができるからである。

第７図は、本発明のシート状物体を設けた画像記録装置
の概略構成を示す断面図である。

図において、Ｍはマガジン、Ｓはシート状物体を示し、
　５ａは粘着性テープの元巻ローラ、５ｂは同テープの
巻取ローラ、６は粘着性テープを示す。

また７は画像記録装置を示すが、本発明において用いら
れる画像記録装置としては、例えばレーザー記録方式、
インクジェット方式、感熱記録方式、ファイバーオプチ
ックチューブ記録方式または静電記録方式等に使用され
る装置を広く含むことができる。このほかに本発明のシ
ート搬送装置はＸ線撮影装置にも用いることができる。

８は画像記録の完了したシート状物体Ｓｖ粘着性テープ
６から剥がし取るための分離装置、９は分離したシー１
・状物体Ｓのガイド部材、そして１０は画像記録済みシ
ート状物体Ｓの収納トレイを示す。

上記構成図からも理解し得るように、本発明のシート状
物体の搬送装置によれば、回動する粘着性テープの粘着
性な利用してシート状物体を搬送することができるので
、記録に際してシート状物体Ｓを画像記録装置７の記録
面に固定する場合にも、例等他の固定部材な必をとはし
ないので、画像記録面積をそれだけ広く利用することが
できる。

画像記録済みのシート状物体は、なお粘着性テープ６と
共に回動、搬送されて分離装［８、例えば分離爪等によ
り分離され、ガイド部材９により案内されて収納トレイ
１０に集積される。

一方、シート状物体Ｓを分離させた後の粘着性テープ６
は巻取ローラ５ｂにより巻取られる。

本発明のシート搬送装置は、上記により明らかなように
簡単な機構でシート状物体をマカジン内より分離し、搬
送することができ、また搬送ローラへの整合も容易で、
かつ画像記録の面積を広く採ることができる。

本発明のシート搬送装置は、上記の如き利点を有するほ
かに、例えば前記の第７図に示された装置を用いてシー
ト状物体に粘着性のリーダ部を接着させることもできる
。

第８図は、本発明により粘着性リーダ部を接着されたシ
ート状物体を示す上面図である。

図において、Ｓはシート状物体、１１は粘着性リーダ部
を示す。このような粘着性リーダ部１１をシート状物体
Ｓの搬送方向先端部に接着させる方法としては、例に、
ば前記の第７図において、元巻ローラ５ａをマガジンＭ
に収納されたシート状物体Ｓの搬送方向先端部に位置せ
しめ、上記元巻ローラ５ａから繰り出される、シート状
物体Ｓの搬送方向先端部に接着する粘着性テープ６０部
分に予め粘着性リーダ部１１をシート状物体Ｓに賦与す
るに適した加工を施すことにより容易ｌこ実施すること
ができる。例えば粘着性テープ６Ｉこ粘着性のリーダ部
１１を形成するミシン目を入れて置き、この部分だけを
例えば押圧力等を利用してシート状物体８に押し付けて
剥がし取る方法でもよく、また例えば上記のミシン目の
代りに、粘着性のリーダ部１１な粘着性子−プ６に接着
させてこの部分だけを２層の構成となし、かつ粘着性の
リーダ部１１のシート状物体Ｓに対する粘着力を粘着性
テープ６の粘着力よりも１層強いものにしておけば、前
記と同じように粘着性のり−ダ部１１の部分に押圧力を
働かせることにより、上記粘着性のリーダ部１１をシー
ト状物体Ｓに接着させることができる。

このようにしてシート状物体Ｓに接着せＬめた粘着性の
り−ダ部１１は、その粘着性を利用してシート状物体Ｓ
の搬送に役立たせることもできる。

（発明の効果） 本発明のシート搬送装置は、回動する粘着性テープの粘
着力を利用してシート状物体の搬送を行なわしめること
ができるので、カセット内に収納されたシート状物体の
分離、搬送が精度良く行なわれ、搬送ローラへの整合も
正確であるほか、シート状物体の画像記録面積を広く採
ることができる０

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は、従来のシートフィルム供給装置
の概略構成を示す断面図、第３図は、本発明のシート搬
送装置の一実施例としての概略構成を示す断面図、第４
図は、同上装置の作動を示す概略構成断面図、第５図は
、本発明に係る粘着性テープの上面図、第６図は他の実
施例としての粘着性テープの上面図、第７図は本発明の
シート搬送装置を設けた画像記録装置の概略構成を示す
断面図、また第８図は粘着性リーダ部を接着されたシー
ト状物体を示す上面図である。 Ｍ・・・・・・マガジン　　１・・・・・・搬送ローラ
３ａおよび５１・・・・・・元巻ローラ３１３およびｌ
ｓｂ・・・・・・巻取ローラ４および６・・・・・・粘
着性テープ ７・・・・・・画像記録装置　１１・・・・・・粘着性
リーダ部Ｓ・・・・・・シート状物体 代理人　弁理士　野　１）義　親 Ｃｖ：ｌ　　　　　　　　　　　　　　　　　　寸除　
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Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. マガジン開口部よりマガジン内に収納されたシート状物
   体をシート状物体付近に設けた粘着性テープにより搬送
   されるべきシート状物体を分離し、かつ搬送径路へ導入
   することを特徴とするシート搬送装置。