JPS6151080A - 潜熱蓄熱材 - Google Patents
潜熱蓄熱材Info
- Publication number
- JPS6151080A JPS6151080A JP17263884A JP17263884A JPS6151080A JP S6151080 A JPS6151080 A JP S6151080A JP 17263884 A JP17263884 A JP 17263884A JP 17263884 A JP17263884 A JP 17263884A JP S6151080 A JPS6151080 A JP S6151080A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- salt
- heat storage
- latent heat
- storage material
- anhydrous
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
く技術分野〉
本発明は水和塩を含む潜熱蓄熱材に関する。
く従来技術〉
水和塩を主体とする潜熱蓄熱材は、他のｉ熱材に比べ、
潜熱・顕然共に大きいことや、低価格であるという特徴
を有するが、一方過冷却の′問題が有った。これは、一
旦液体となった′ＩＩ熱材の温度を凝固点以下に下げて
も固体とならず、従って相変化による潜熱の放出を行な
わない場合が頻繁に生じるという欠点である。
潜熱・顕然共に大きいことや、低価格であるという特徴
を有するが、一方過冷却の′問題が有った。これは、一
旦液体となった′ＩＩ熱材の温度を凝固点以下に下げて
も固体とならず、従って相変化による潜熱の放出を行な
わない場合が頻繁に生じるという欠点である。
そこで、従来過冷却を生じさせないために蓄熱材に強い
振動を与えたり、容器自体を口伝させ撹拌を行なったり
、又はピクリン酸ナトリウム・１０水塩などの発核Ｍを
添加する等の方法がｍいられてさたが、蓄熱材を含むシ
ステムによっては、上記の如し動的な過冷却防止方法を
用いることが不可能であったり、又は発核剤による容器
及１／薔 ゛熱材との反応の問題や毒性、高コストの
問題があった。
振動を与えたり、容器自体を口伝させ撹拌を行なったり
、又はピクリン酸ナトリウム・１０水塩などの発核Ｍを
添加する等の方法がｍいられてさたが、蓄熱材を含むシ
ステムによっては、上記の如し動的な過冷却防止方法を
用いることが不可能であったり、又は発核剤による容器
及１／薔 ゛熱材との反応の問題や毒性、高コストの
問題があった。
〈 目 的 〉
本発明は、上記の問題点に鑑み、システムがなり得る温
度条件下では過冷却状態となることを防止し得、確実に
相変化による潜熱の吸収・放出を行ない得る潜熱蓄熱材
の提供を目的とするものである。 ′ 以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。゛〈実
施例〉 図面はＩＩ￥酸ナトリウム・水系の２元状態図であり、
酢酸ナトリウム水和物中の無水酢酸ナトリウムの重量分
率と各温度におけろ酢酸ナトリウム水和物の相状想を示
す。
度条件下では過冷却状態となることを防止し得、確実に
相変化による潜熱の吸収・放出を行ない得る潜熱蓄熱材
の提供を目的とするものである。 ′ 以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。゛〈実
施例〉 図面はＩＩ￥酸ナトリウム・水系の２元状態図であり、
酢酸ナトリウム水和物中の無水酢酸ナトリウムの重量分
率と各温度におけろ酢酸ナトリウム水和物の相状想を示
す。
つまり、Ｌｈｂ＋Ｈに囲まれる領域は酢酸ナトリウム・
３水塩の結晶が水溶液中に混在している状態、＋？＋ｂ
＋ｄ、６に囲まれる領域は酢酸す） ｌ）ラム・３水塩
と＊Ｉ’１２す） ＩＪツムの無水塩が共に固相である
状態、ｃ、ｂ、ｄ、ｃに［Ｉｌｌよれる領域は酢酸す）
１１ウム・無水塩の結晶が水溶液中に混在している状
態、そして、ａ＋ｂ、ｅに囲まれる領域は完全液相の状
態を示す。
３水塩の結晶が水溶液中に混在している状態、＋？＋ｂ
＋ｄ、６に囲まれる領域は酢酸す） ｌ）ラム・３水塩
と＊Ｉ’１２す） ＩＪツムの無水塩が共に固相である
状態、ｃ、ｂ、ｄ、ｃに［Ｉｌｌよれる領域は酢酸す）
１１ウム・無水塩の結晶が水溶液中に混在している状
態、そして、ａ＋ｂ、ｅに囲まれる領域は完全液相の状
態を示す。
今酢酸ナトリウム・３水塩を主体とする蓄熱材が温度２
０℃〜１００℃なるシステムについて考える。酢酸ナト
リウム・３水塩が１００％の場合、つまり酢酸す） Ｉ
Ｊウム無水塩が６０．３％の場合は温度を上昇させるに
従って、顕熱を吸収し、図中のｆ−ｄに移動し、約５８
℃になったとき、ｄ点にて潜熱を吸収しながら酢酸ナト
リウム・３水塩は水をｉ！１離しつつ、酢酸ナトリツム
水溶液となり、該酢酸ナトリウム水？８ａ中に酢酸す）
１１ウム無水塩の結晶が混在する状態となる。さらに
温度を上げると、ｅ、ｂ、ｇ線に達したところ（約７８
．５℃）で完全液体となり、その後、ｌＩｉ熱吸収のみ
で、１００°Ｃの液体となる。
０℃〜１００℃なるシステムについて考える。酢酸ナト
リウム・３水塩が１００％の場合、つまり酢酸す） Ｉ
Ｊウム無水塩が６０．３％の場合は温度を上昇させるに
従って、顕熱を吸収し、図中のｆ−ｄに移動し、約５８
℃になったとき、ｄ点にて潜熱を吸収しながら酢酸ナト
リウム・３水塩は水をｉ！１離しつつ、酢酸ナトリツム
水溶液となり、該酢酸ナトリウム水？８ａ中に酢酸す）
１１ウム無水塩の結晶が混在する状態となる。さらに
温度を上げると、ｅ、ｂ、ｇ線に達したところ（約７８
．５℃）で完全液体となり、その後、ｌＩｉ熱吸収のみ
で、１００°Ｃの液体となる。
この状態から冷却を竹なうと、ｄ点まで下かって潜熱を
放出するのでは無（、ｇ、ｂｌｅ線に達したところかＣ
）→ｌ）−＊ ｇへと移動し、酢酸ナトリウム・３水塩
と水溶餞との、混在状態となり、固相とならないので、
顕熱放出のみで大きな潜熱放出が行われない。
放出するのでは無（、ｇ、ｂｌｅ線に達したところかＣ
）→ｌ）−＊ ｇへと移動し、酢酸ナトリウム・３水塩
と水溶餞との、混在状態となり、固相とならないので、
顕熱放出のみで大きな潜熱放出が行われない。
そこで本発明の蓄熱材では、水和塩及び無水塩から＃１
可成され、該水和塩と無水塩とは蓄熱時の到達最高温度
で無水塩の結晶が溶液中に混在するようその混合分率が
設定されている。
可成され、該水和塩と無水塩とは蓄熱時の到達最高温度
で無水塩の結晶が溶液中に混在するようその混合分率が
設定されている。
即ち、＃ｌ’ｌｌ！ナトリウム無水塩を６２．５％以上
含有させると、蓄熱材の温度を１００℃にしてちｃ＋ｂ
＋ｇ＃ａには達しないため、完全液体とならない。
含有させると、蓄熱材の温度を１００℃にしてちｃ＋ｂ
＋ｇ＃ａには達しないため、完全液体とならない。
従って冷却過程においで、酢酸ナトリウム・３水塩と水
Ｈ＆の混在領域に入らない為、ａ、ｂ、ｄ、ｃＭＡ’に
達した約５８℃においで、固相となり大きな潜熱を放出
する。
Ｈ＆の混在領域に入らない為、ａ、ｂ、ｄ、ｃＭＡ’に
達した約５８℃においで、固相となり大きな潜熱を放出
する。
そして、上記酢酸す） ＋７ウムなと無水塩の重１分率
は、その蓄熱材を含むシステムの温度条件に。
は、その蓄熱材を含むシステムの温度条件に。
より、二元状態図より任意に設定することができる。
〈効果〉
以上の説明から明らかな通り、本発明は、水和塩及び無
水塩から構成され、該水和塩と霜水塩とは蓄熱時の到達
最高温度で無水塩の結晶が溶液中に混在するようその混
合分率が設定されたものである。
水塩から構成され、該水和塩と霜水塩とは蓄熱時の到達
最高温度で無水塩の結晶が溶液中に混在するようその混
合分率が設定されたものである。
従って本発明によれば、次のような効果がある。
（イ）振動や回転等の動力を使用しなくても、節約な状
態にて過冷却を防止でさ、大きな潜熱を放出させること
がでさろ。
態にて過冷却を防止でさ、大きな潜熱を放出させること
がでさろ。
（ロ）水利塩とその無水塩のみを成分とするため、添加
物による反応劣化や毒性の問題が無（、安定かつ安全で
ある。
物による反応劣化や毒性の問題が無（、安定かつ安全で
ある。
（ハ）システムの温度条件により過冷却防止用の無水塩
濃度を任意に設定できる。
濃度を任意に設定できる。
Claims (1)
- 水和塩及び無水塩から構成され、該水和塩と無水塩とは
蓄熱時の到達最高温度で無水塩の結晶が溶液中に混在す
るようその混合分率が設定されたことを特徴とする潜熱
蓄熱材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17263884A JPS6151080A (ja) | 1984-08-20 | 1984-08-20 | 潜熱蓄熱材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17263884A JPS6151080A (ja) | 1984-08-20 | 1984-08-20 | 潜熱蓄熱材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6151080A true JPS6151080A (ja) | 1986-03-13 |
Family
ID=15945587
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17263884A Pending JPS6151080A (ja) | 1984-08-20 | 1984-08-20 | 潜熱蓄熱材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6151080A (ja) |
-
1984
- 1984-08-20 JP JP17263884A patent/JPS6151080A/ja active Pending
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