JPS5941381A - 蓄熱材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、過冷却が小さく、コスト的にも有利な蓄熱拐
に関するものである。

従来より蓄熱刊としては０ａＯｅ２６１１２０．Ｉ’ｂ
＋２ＳＯ４・１０１１２０　、　Ｎ；＋　２８２０ｘ・
５１１２０．Ｎ＋１２（、Ｒ）３・１０１１２０などの
無機水和塩や、パラフィンなどの有機物が知られている
が、無機水利塩はコスト的に有利ではあるものの、■凝
固時の過冷却が大きい。

■相分離が起きるなどの問題点を有しており。

一方、パラフィンなどの有機物においては過冷却は小さ
いものの、■潜熱廿が小さい、■伝熱速度が小さい、■
コスト的に不利であるなどの問題点を有していた。父、
無機水和塩の過冷却防止の目的で結晶化促進剤の研究も
行なわハているが、繰り返し使用における再現性に不安
があり安定なものはｐｔらノ１ていなかった。

本発明メ省上記Ｊｆｉｊ題点を解決した。■過冷却が小
さく、■コスト的に有利な室温程度の温度領域での使用
に適した蓄熱拐を得るべく鋭意研究を重ねた結果、塩化
カルシウム（（、’、　ａに〕２）がコスト的にも安価
であり、しかも塩化カルシウム水溶液が一定の洟度範囲
において優れた蓄熱材特性を示すことを児い出し本発明
を完成したものである。

即ち１本発明は塩化カル７ウムの量が水溶液中５５８〜
７５．２重量係である塩化力ルンウム水溶液を蓄熱材主
剤となすことを特徴とする蓄熱材を要旨とするものであ
る。

本発明の蓄熱材の有する。過冷却が小さいといった優れ
た蓄熱材特性は１本発明の蓄熱材に１史川の塩化カル７
ウム水溶液が固相と液相との間に固吹共（ｆ相を有する
ことに起因しているものと、１μわれる。

以下に本発明にｒ車用する各成分についてＮｌｌ明する
。

＋２Ａ　（ヒカルンウ１．は水と混合して、塩ｒＬカル
シウム水溶液を得るだめのものであり、無水塩。

２　水”ＡＡ　、　　４　ｚｋ　Ｉ’ｆ’Ａ　ｌ）’　
Ｉ小用テキ、その（車用’、ｒ「ｆ、’　ｉｔ　Ｉ’ｍ
化カル／ウム水浴液に［ｌ戊申、無水Ｊ２Ｋ　Ｉ灸３’
）で５５８〜７５．２重１ｊ’１％である。５５８市量
差より少ないとｉｌＡ冷却が大きくなるといっだ問題が
あり。

７５２重量多上９多いと融点が高くなり蓄熱拐として使
用できなくなる。

尚、上記成分以外に必要に応じて、一般に使用されてい
る結晶核形成剤−や、固液共存状態時の１＋・１相部沈
降を防１１ニするための増粘剤などを適宜添ＪＪｎする
こともできる。

次に本発明の蓄熱イ４の製造方法を０（）単に述べる。

先ず塩化力ルンウム（２水塩、４水塩を含む）と水を必
要量混合し、加熱撹拌し１　均一な液体とすればよく、
必要に応じて、結晶核形成剤や。

」１１ｕ粘削を適宜添Ｕｎしてもよいものでめる。

次に本発明の蓄放熱状態を塩化カル７ウム一水系平衡状
態図（第１図参照）を用いて説明する。

本発明の蓄熱材を加熱して行くと、固相のま捷で、その
比熱に応じた顕熱を蓄熱し、温度が第１図における同相
線・１に達すると、同相の一部が融解しつつ融解潜熱を
蓄熱する。更に加熱して行くと、同相は融解しつつ融解
潜熱を蓄熱し３液相はその比熱に応じた顕熱を蓄熱し、
温度が第１図における液相Ｉｖｌｊｉ２に達すると、固
相は全て液相となり、以後液相の比熱に応じた顕熱を蓄
熱して行く。次にこの蓄熱材を冷却して行くと、液相の
ままで、その比熱に応じた顕熱を放熱し、温度が第１図
における液イイＪ線２に達すると、液相の一部が凝固し
つつ融解潜熱を放熱する。更に冷却して行くと、液相は
Ｊｉｊ　ｌｉ’４１　しつつ融ｎ１壱ＮＨをｈｋ熱し、
固相はそのＪｉ：　＃！ｉ　ｌ・こＩＣ二じた）Ｉｎ熱
を枚、鳩（−５，温度が第１図における同相、腺１に）
”６１／　ｌ　　史に冷却して行くと、あるＰ１１度の
過冷却を示した後ｌ［固相は全て固相となり、以後同相
の比熱に応じ／ζ顕熱を放熱して行く。

次に本発明を実施例により詳却１にＭｆｕ明する。

実施的中１部」とあるのは「重ｌｒｔ部−Ｊを示す。

実施例　１ 塩化カル／ラム　　　　　　　　　　　６１部水　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　６９部上記成分を混合し、約７０℃に加温しな
がら＋ｌｌ’ｌ拌することにより蓄熱材を得た。

実施的　２ 塩化カル７ウム　　　　　　　　　　　５７部水　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　４３部上記成分を混合し、実施例１と同様にして
蓄熱祠を得た。

実施例　５ 塩化カルシウム　　　　　　　　　　　７０部水　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　６０部」二記成分を混合し、実施例１と同様にして
蓄熱材を得た。

比較ｆり１ｊ１ 塩化力ルンウム　　　　　　　　　　　５１部水　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　４９部上記成分を混合し、実施例１と同様にして
蓄熱材を得た。

比較例　２ 塩化力ルンウム　　　　　　　　　　　８５部水　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　１５部上記成分を混合し、１００℃まで加熱した
が融解せず蓄熱拐Ｉ−ｉ得られなかった。

以上、実施例１〜３．比較例１で得らた蓄熱材の浩熱量
、凝固開始温度、過冷却状態を表−１に示す。

表　　−１ ×１　潜熱１什・・実施例１〜３．比較例１で得られた
蓄熱材の潜熱量を示差熱相開により測定した。

×２　凝固渦電・・実施例１〜６．比較例１で得られた
蓄熱（２を内径１０＃ｌｉの試験管に充填した後、中心
に熱電対を装着した栓で密封し、該試験管を７０℃と２
０℃のウォーターバス間で加熱−冷却を１０回繰り返し
た際の各々の回におけるＭ固開始温度を測定した。

×５　過冷却状態・・・実施例１〜３．比較例１で得ら
れた蓄熱材を内径１ｏｔｔｒｎの試験管に充填した後、
中心に熱電対を装着した栓で密封し。

７０℃に加熱した後、２０℃のウォーターバス中で冷却
して、冷却曲線（第２〜第５図参照）を作成して、過冷
却状態を見た。

以上に示す如く１本発明の蓄熱何は過冷却が小さく、コ
スト的にも不利な室内暖房用、ソーラーエネルギーンス
テム用など比較的低温度な温度範囲に適したものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図は塩化カル／ラム−水系平衡状態図である。第２
〜第５図は順に実施例１〜３．比較例１で得らハた蓄熱
材の冷却曲線である。 １　・・・・　同　　相　　線 ２　・−・・　液　　相　　線 特許出願人　ぺんてる株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ｊ晶化カル／ウムの量″が水溶液中５５８〜７５２市ｔ
   ＋ｊ　％である塩化カル／ラム水溶液を蓄熱拐主削とな
   すことを特徴とする蓄熱月。