JPS61502095A - 第9因子を発現するベクタ−、該ベクタ−により変換された細胞及び第9因子の製造方法 - Google Patents

第9因子を発現するベクタ−、該ベクタ−により変換された細胞及び第9因子の製造方法

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 第1X因子を発現するベクター、該ベクターにより変換された細胞及び第■因子 の製造方法本発明は、ヒト第1X因子または類似分子を産生ずる細胞系の構成に 関する。
第■因子は、血液凝固過程に関与する蛋白である。第■因子は、チモーゲンの形 で合成され、翻訳後に炭化水素鎖に゛付加、アスパラギン酸の水酸化及び12個 のグルタミン酸のγ−カルボキシーグルタミン酸への転換により修飾される。後 者の修飾は、ビタミンKに依存している(ベルチナら、1981年)。
肝臓が、第■因子の合成部位である。
第■因子は、血友病患者の血中では活性が低いかあるいは存在しない。血友病B は、もつと頻度の高い形の血友病、即ち、血友病Aと同様に、出血時間が非常に 長いことが特徴である。これは、劣性伴性体貿の形で遺伝するくベドナーら、1 982年)。
第1X因子欠損の分子特性は、明らかではない。
第■因子を血友病B患者に与えると、出血時間は正常に回復する。
現在のところ、第1X因子の唯一の利用源は、ヒト血漿であるが、場合によって は相応するウシ蛋白を使用することができる。
第■因子製剤は、パイロジ−ニック(発熱を起こす)であることがおり、また、 病原因子または肝炎ウィルスのようなウィルスおよびエイズ(A、1.D、S。
)のベクター因子で汚染されている危険性がおる。
このため、極めて純度の高い第1X因子の製造方法の開発に関心がもたれている 。第1X因子のCDNAの分子クローニングおよび特定の宿主細胞中でのその発 現は、前述の危険性や合併症をもたらさない第■因子製剤を得るのに適切な方法 である。
本発明は、第1X因子のCDNAのクローニングおよび以下の宿主細胞中で第1 X因子を発現させるプラスミド因子の開発に関する: 1)細菌、特にエシェリヒア・コリ(Escherichia coli。
大腸菌): 2)酵母、特にサツカロミセス・セレビシェ(saccharomyces C ereViSiae) ;3)哺乳動物細胞。
各種宿主細胞は、組換えDNAの技術によって、特異抗原により免疫学的に認識 され得る第■因子の蛋白を合成することができる。
本発明は、少な(とも、 一細胞中の第■因子類似蛋白をコードするDNA配列:DNA、FIXニ ー前記細胞中でこの配列を発現させる諸要素を含むことを特徴とする細胞中筒1 X因子類似蛋白のクローニング・発現ベクターに関する。
これらベクターは、ざらに、前記細胞中での複製開始点を含み、前記細胞中で発 現する正の選択特性をコードする。
一般に、本明細書の記載において、1゛第■因子類似蛋白」とは、第■因子自体 あるいは同じタイプのインビボ生物活性または関連した活性を有する蛋白を指す ものとするが、特に、おる範囲のアミノ酸に関して第■囚子と同じ構造を有する 蛋白、または第■因子の完全な分子の本来の活性を有する第1X因子の断片であ ってもよい。
ベクターの諸要素のさらに細かな特徴は、もちろん、宿主細胞に依存している。
上と風回里ユ皇1 宿主細胞が細菌、例えば、大腸菌である場合、これらベクターの本質的成分は、 1)細菌中での複製開始点; 2)形質転換体の正の選択を可能ならしめる抗生物質耐性を発現する遺伝子; 3)リポソーム固定部位を伴う、調節可能なプロモーターである。
プロモーターならびにリポソーム固定部位の下流には、異種遺伝子挿入のため少 なくとも1つの制限部位があり、本発明の場合、CDNAは、調節可能なプロモ ーターならびにリポソーム固定部位の制御下に発現されるはずの第tX因子また はアナローブをコードする。
ベクターには複製開始点が存在することが、相応する細菌細胞中でベクターを複 製させるのに必須であり、特に大腸菌の場合、プラスミドpBR322の複製開 始点を使用するのが好ましい。このプラスミドpBR322は、事実、使用し得 るプロモーターのうち、λバクテリオファージ、特に、λPしなる記号で表示さ れる左側の主要なプロモーター(principal 1eft−hand p romotor)が好ましいものと思われる。λP[はλの早期転写に関与する 強力なプロモーターである。
また、λバクテリオファージの他のプロモーター、特に右側プロモーター(r  !Qht−11and I)romo[or > P R,または二番目の右側 プロモーターP′□を使用することも可能である。
リポソーム固定部位、または極めて多様な翻訳の開始配列を使用することが可能 と思われるが、λc IIrbsと呼ばれるλバクテリオファージの蛋白C■の それを使用するのが好ましい。
後に明らかにされる様に、合成配列、特に配列:ATAACACAGGAACA GATCTATGの全部または一部を使用することも可能である。
ざらに、関与すべきベクターは、例えば、λNの記号で示されるλのN遺伝子に よってコードされた転写抗終結機在下では、PLからの転写は、大多数の停止シ グナルを越えて継続する。
このことは、そのような停止シグナルの存在する異種遺伝子がクローン化された 時起こり得る転写の早期停止により生じる問題を回避する。さらにPLからの発 現はN十の環境において改善されることが明らかにされている。
しかしながら、この機能の存在は、絶対的に必要なものではない。
異種蛋白の連続大量生産の場合の宿主ベクター系の毒性および不安定性の問題を 回避するため、プロモーターの活性を制御する系を加えることが必要で必る。
異種蛍白合成の温度による制卸は、宿主細菌中にコードされた熱感受性レプレッ サー、例えばPL活性を28°Cで抑えるが42°Cで不活性化されるc工85 7により、転写段階で行なうのが好ましい。このレプレッサー・は、プロモータ ーP、に隣接するオペレーター・OLに作用する。先の場合、熱誘発性発現系の 一部は宿主細菌の不可欠な部分であるが、この系にベクター自体の一部を形成さ れるようにすることが可能である。
以下に記載の、大腸菌中で第1X因子を発現させるのに使用される特異的ベクタ ー(pTG951)の場合、抗生物質耐性は、細菌にアンピシリン耐性を与える β−ラクタマーゼの遺伝子(AMp )によって得られるが、別の耐性遺伝子を 使用することもできる。
アンピシリンが培養培地中に存在する場合には、β−ラクタマーゼの遺伝子を発 現する細胞のみが発育し得る。このように、抗生物質耐性が発現ベクターに存在 すれば、このプラスミドを保持する細胞のみが発育可能である。
以下の実施例には、おる種のベクター、特に、大腸菌中で第1X因子を発現させ るpTG320の製造を記載する。
本発明は、さらに、本発明によるベクターにより既知の方法により形質転換され た細菌、特に大腸菌株に関するものであり、そのうちのあるものについては、実 施例中で再び言及する。
・最後に、本発明は、培養培地で前述のように形質転換された細菌を培養し、生 成した第■因子を回収する第1X囚子の製造方法に関する。
使用する培地は当業者には既知のものであり、各培養菌株に適用されるものであ る。培養は、好ましくは、形質転換された菌株が耐性を示す抗生物質の存在下に 行う。
第1X因子は、細胞を破壊した後、アフイニテイカラムクロマ1〜グラフィまた は排除クロマトグラフィでの分離等の既知の方法により精製する。
本発明は当然、他の側面、特に実施例に記載の細菌プラスミドならびにそれらの 変異種および誘導体、および一般に形質転換された細菌の発酵法ならびにそのよ うにして得られた第■因子を包含する。
2)酵母 酵母中の第■因子発現ベクターの成分は、大腸菌中での発現ベクターに使用され るものと類似のものである。
これらのベクターは、 1)酵母中での複製開始点、 2)調節可能な酵母プロモーター、および転写ターミネータ−1 3)酵母に適用し得る選択系、 4)大腸菌中での複製開始点、 5)大腸菌中での抗生物質耐性発現遺伝子を含んでいる。
酵母中での第1X囚子発現に使用されるベクター(pTG834)は二つの複製 開始点を含んでいる。第一の開始点、即ちpBR322のそれは大腸菌中での複 製を可能とし、一方、酵母のプラスミド2μ由来の第二の開始点は、酵母中での プラスミド複製を可能にする。
抗生物質耐性は、大腸菌においてアンピシリン耐性を与え、従って選択マーカー を与えるβ−ラクタマーゼの遺伝子により供与される。
このベクターは、また、ura3−酵母での相応する変異を相補する( com p l ement )酵母URA3の遺伝子を含んでいる。最小培地では、こ れは、プラスミド保有細胞を選択する選択系として使用できる。
異種遺伝子発現のプロモーターおよび転写ターミネータ−は、酵母ホスホグリセ ラード−キナーゼ(pKG>の遺伝子に由来する。発現されねばならない異種遺 伝子は、プロモーターとpGKのター携ネーターとの間に位置する単一のBgQ  I[部位においてクローン化される。
3)@乳動物細胞 宿主細胞が動物細胞でおる場合、発現要素は、ウィルスゲノム、例えばSV40  (シミアンウィルス40、ポリオーマウィルス)またはBPV (牛パピロー マウィルス、乳頭腫ウィルス)のようなパポーバビリジエ族のウィルスに最も多 く由来する。しかしながら、アデノウィルスのような他のウィルスを使用するこ とも可能でおる。
本発明によるベクターの発現要素は、ウィルス起源のプロモーターを少なくとも 1つ含む。即ち、SV40由来ベクターにおいては、後期または初期遺伝子のプ ロモーターを使用することができるが、前記プロモーターは別のウィルスに由来 するものであってもよい。即ち、BPV由来ベクターにおいては、単純ヘルペス ウィルスのチミジンキナーゼの遺伝子プロモーターが使用される。
発現を改善するため、本発明によるベクターは、クローン化されたDNA配列の 末端にイントロンおよびポリアデニル化部位をこの順序を含んでいてもよい。こ こでも、これら諸要素は、ベクターウィルスに由来するものであっても、外因性 であってもよい。即ち、8PVベクターにおいては、ポリアデニル化部位はSV 40に由来する。使用し得るイントロンのうち、ウサギβ−グロブリン遺伝子の イントロンエが言及されねばならないが、これに限られるものではない。
最後に、自律的発現ベクターは、宿主細胞中において複製されることができねば ならず、該ベクターは、複製開始点、例えばSV40またはBPVの複製開始点 を含んでいなければならない。ざらに、このベクターは、必要な場合には、SV 40に対する抗原Tのような前記細胞中でのその維持や複製に必要な蛋白を発現 することができねばならない。
ある場合には、これら要素全てを含むベクターは、大がかりになりすぎ使用し得 なくなることがある。この場合、ベクターの維持および複製に必要な要素のある ものは、別のベクターにより導入するかまたは、ベクター中の相応する部分を除 去可能にすることにより細胞自体に生産させることができる。
ある場合には11発現ベクター中に宿主細胞中のマーカー、正または負の選択遺 伝子、例えば特定の化合物に対する耐性遺伝子を導入することは興味あることか もしれない。BPV構築の場合、この遺伝子は細胞にメトトレキサート耐性を与 えるdhfr (ジヒドロホラートリダクターゼ)をコードする遺伝子である。
この選択遺伝子は、宿主細胞中でのベクターの処置を容易にし、場合によっては 、ベクターの維持を可能ならしめる。
このようにして得られたベクターは、既知の方法により相応する真核細胞を形質 転換するのに使用される。
哺乳動物細胞の場合、トランスフェクションは、例えば、細胞DNAの場合のウ ィグラー等(1978年)記載の方法、プロトプラスト融合法または微量注入法 により行うことができ、ベクターがウィルス形の場合は他の方法が知られている 。
哺乳動物宿主細胞は、種々のものであってよいが、使用されるベクターに適合さ せる。
形質転換されたまたはトランスフェクションされた細胞は、それらの発育を可能 ならしめる適切な培地で培養される。
培養後、細胞を集め、第■因子蛋白は、蛋白および抗原の精製分野において既知 の方法により、単離することができる。
本発明は、また、形質転換された酵母および哺乳動物細胞、これら細胞または酵 母の培養法およびこのようにして得られた第1X因子等、ならびに少なくとも一 部が細菌、酵母または哺乳動物細胞の培養により得られた第1X因子類似蛋白に 関する。
本発明のその他の特徴および利点は、以下の実施例および添付図面を参照するこ とにより、ざらに良く理解されよう:添付図面において、 一部1図は、修飾された第■因子のプローブの図を示す。
−第2図は、FIXcDNA挿入の配列決定法を示す。
−第3図は、得られた配列決定を示す。
−第4図は、pTG397のコード領域および3′非コード領域の250個のヌ クレオチドを示す。
−第5図は、M13tC1311の調製法を示す。
−第6図は、M13tg315の調製法を示す。
−第7図は、pTG907の調製法を示す。
−第8図は、M13tq910の調製法を示す。
−第9図は、pTG908の調製法を示す。
−第10図は、pTG909の調製法を示す。
−第11図は、pTG941の調製法を示す。
−第12図は、pTG320の調製法を示す。
−第13図は、pTG832の調製法を示す。
−第14図は、pMOPの構造を示す。
−第15図は、りTG326の調製法を示す。
以下の図の表題は簡略化されているニ ー第16図は、細菌発酵産物の免疫沈降物の写真である。
−第17図は、酵母発酵産物の免疫沈降物の写真でおる。
−第18図は、培養細菌NIH3T3の発酵産物の免疫沈降物の写真である。
一部19図は、種々のメトトレキサート濃度で培養した以外の点では第18図と 同一である。
−第20図は、抗血清での免疫沈降以外の点では第19図と同一でおる。
一部21図は、免疫競合でのしMTK細胞の培養以外の点では第18図と同一で ある。
一部22図は、放射性前駆物との培養以外の点では第18図と同一である。
以下、実施例を下記の順で示す: a)ヒト第■因子に対応するCDNAクローンの獲得およびファージでのCDN AのクローニングC)酵母ベクターでのCDNAのクローニングd)1乳動物細 胞用ベクターでのこのCDNAのクローニング e)これら種々のベクターによる第1X因子発現の証明ヒト第1X因子に対応す るCDNAクローンの獲得ヒト第1X因子に対応するCDNAクローンを得るた め、単一合成オリゴヌクレオチドにより構成されたプローブを用いる。ウシ第1 X因子のアミノ酸配列のみが知られていることを考慮プると、可能な一つの方法 は、ウシ第■因子のクローンがウシ肝臓CDNAバンク中に容易に見い出せるよ うにするオリゴヌクレオチドを構成することであろう。
このウシ第1X因子クローンは、対応するヒトクローンを得るためヒト肝臓CD NAバンクにおけるプローブとして使用できるでおろう。
驚くべきことに、合成オリゴヌクレオチドを用いてヒト肝11cDNAバンクか ら第■因子のクロ・−ンを直接得ることができた。これにより、ウシ肝臓CDN Aバンクでの第一・選択を行う必要性を回避できた。この方法は、第■因子CD NAのクローンを得るため今まで用いられてきたあらゆる方法(チヨー等、19 82年;クラチ等、1982年)とは異なる:我々は、必らゆる可能なコドンの 配列替えをカバーする短いオリゴヌクレオチド混合物の代りに、単一の非常に長 いオリゴヌクレオチドプローブを使用した。
肝臓を死後に得、速やかに液体窒素中で冷凍した。トルストシェフ等(1981 年)が記載のように、8M@lグアニジンで抽出する方法を用いて肝臓5qから RNAを調製した。
このようにして得たRNAは、ポリーA含有RNAに富む抽出物を得るために、 仕様書の指示に従ってポリU・セファロース(ファルマシア社)カラムのクロマ トグラフに付した。ポリーA配列は、オリゴ(dT>を「プライマー」としで使 用することにより逆転写の指標として利用でき、cDNAは、100mMTri s−HCQ(pH8゜3)、10mMMCICQ2.50mMKCQ、30mM メルカプトエタノール、10μCl/ITlf2オリゴ(dT)、50μq/戚 ポリ−A−RNA、各0.5mMのdA、TP、dGTP、dTTPおよびd  CT P’、ニワトリ筋芽細胞ウィルスの逆転写酵素(ライフサイエンシズ社) 80単位を含有する試薬100μQを用いて合成した。42°Cで45分後、反 応を終了させ、CDNA−RNA複合体を3分間105℃で加熱することにより 変性させ、素早く水浴に移した。
第二DNA鎮の合成の場合には、上記の反応混合物を5倍希釈し、100mMH EPES−KOH(pH6,9>、100mMKCQ、各200!iMのdAT P、dGTP。
dTTPおよび32P−dCTP (比活性005Ci/mmole )で最終 濃度に調整した。その後、大腸菌DNAポリメラーゼ(フレノウ断片)(ベーリ ンガーマンハイム社)10単位を加え、25°Cで2時間培養する。
二重鎖cDNA (dscDNA)を、10mM丁ris −HCQ (pH8 ,0>、1mMEDTAで飽和したフェノールニクロロホルム(50:50)の 等容量で抽出し、エタノールで2度沈澱させる。ポリ−A−RNA5μQからd scDNA約970ngが得られる。30mM酢酸ナトリウム(pH4,8)、 300mMNaCQ、3mMZnCQ2を含有する反応培地0.1−中でヌクレ アーゼ315単位を用いて消化することにより末端をフリーにする。37°Cで 1時間後、ED丁AおよびSDPを加えてそれぞれ最終濃度10mMおよび0. 1%とし、反応混合物を65°Cで5分間加熱する。続いて、Slで消化された dscDNAを100mMTris −HCQ(1)H7,5>、5mMEDT A、100mMNaCQ含有の前もって用意した5−20%のスクロース勾配に 付し、5W60T i O−ターを用いて30000 ppmで15℃で16時 間遠心分離する。0.5+nQの両分を集めた。
CDNAの大きざを測定するため、各両分の1μ9を中性アガロースゲル電気泳 動にかけ、各画分の移動度を適当な分子量のマーカーと比較する。1キロベース (1千塩基)を上回るCDNAを含有する両分を集め、支持体としての大腸菌の tRNA5μqの存在下に一晩、2倍量のエタノールで沈澱させる。沈澱を0. 1XSSC(5mMNaCQ、0.5mMクエン酸ナトリウム、pH7,0>2 0μQに懸濁させる。
ホモポリマー末端要素(約15個のdCMP)を、末端デオキシヌクレオチジル トランスフエラーゼを用いて、CDNAの3′末端に付加する(デング等、19 81)。
同様にして、ポリ−dGMP(約10個のdGMP)ホモポリマー末端要素を、 pst工制限酵素であらかじめ消化したDBR322プラスミドの3′末端に付 加する。
ポリーCdCMP末端を有するcDNA60rl(lおよび前面の条件下に調製 されたベクター1μqを10mMTris−HCQ (117,5)、100m MNaC9中42℃で2時間加熱する。組換えプラスミドを用いて、E、cot ;B2S3を形質転換しくマレ−等、1977)、形質転換体をテトラサイクリ ン15μCJ/m2含有寒天−LB平板上で選択する。形質転換体30,000 個が得られ、そのうちの約50%は、1キロベースを上回るcDNA挿入片を含 んでいる。全ての形質転換体を最小量のLB中に平板がら取り、グリセロールの 各等量を加えた後、得られたバンクを一20℃で保存する。
肝臓により合成された牛蛋白に相応するコード配列の1755個のヌクレオチド を、優先的に使用されるコドンを立証するために分析する(マツクギリプライ等 、1980:チヤツク等、1981参照)。我々は52個の塩基の配列を選択し た。このオリゴヌクレオチドは以下のように構築される; オリゴヌクレオチドA d(CTCACACTGATCACCATCCACAT ACT> 、B 、d (GCTTCCAGAACTCTGTAGTCTTCT CA> 、相補断片Cd (GGAAGCAGTATGT)は、コーり等(19 82>により既に記載のように、無機固形支持体上でホスホトリエステル法によ り化学的に合成し、グリシン(1978>により記載のように、)−IPLc″ C″M製する。
7i1JjヌクL/オチドBO85nmo+eを、60mMTris7HCQ  (pH7,8) 、6mMMgCQ2.6mMジチオスレイトール、0.1mM ATP、6pmO1832p−ATP (3000Ci/mmole ) 、T aポリヌクレオチドキナーゼ2単位を含有する反応培地10Q中において37℃ で30分間培養する。リン酸化された85’オリゴマーを10mMTris − HCQ (pt−17,5)、1mMEDA中でオリゴヌクレオチドAおよびQ Q、 5nmoleと混ぜ、100℃まで加熱し、混合物を緩除に冷却して4° Cにする。
オリゴヌクレオチドAおよびBの反応混合物を、66mMTris −HCQ  (pH7,5>、100mMNaCQ。
7.5mMfV1gCQ2.2mMジチオスレイトール、005mMスペルミジ ン、0.2mMEDTA。
D N A T tリガーゼ4単位を含有する反応混合物50μΩ中において4 ℃で一晩ライゲートする。得られた52量体を20%ポリアクリルアミドゲル電 気泳動によりライゲージ゛ヨン混合物から精製する。
IV、ヒト肝 CDNAバンクの分析 約10000個のコロニーをテトラサイクリン10μg/戒含有LB寒天平板上 で一晩発育させる。翌日、細菌コロニーをニトロセロースフィルターに移し、フ ィルターを本質的にはグルンスタイン等(1979)が記載のようにコロニーバ イブリプ−ジョンのため準備する。最初のテトラサイタリンを含有する°平板上 の残りの細菌を37°Cで数時間再発前させる。
バイブリプ−ジョンプローブは、52量体100n(lを” P−ATPでカイ ネイションすることにより調製する。
バイブリプ−ジョンは、5XSSCおよび1×デンハルト溶液、0.5%SDS 、大腸菌tRNA50μ(II/m12の40mQ中において48℃で一晩行な う。翌日、フィルターは42°Cで、6xssc、0.1%SDSの溶液で数回 洗浄する。フィルターを乾燥し、次いで一晩オートラジオグラフにかける。
結果 牛第■因子のアミノ酸配列(カタヤマ等、1979、参照)を分析して、若干縮 重したコドンにより決定されるアミノ酸からなる長い配列゛を見い出す。プロー ブは、このように、4つのコドンによりコードされた4つのアミノ酸(thr  1val 、c+Iy ) 、2ツのコドンによりコードされた12のアミノ酸 (glu 、lys 、 1)he 、 gin 、 tl/r 、 aSp  。
cys )および1つのコドンによりコードされた1つのアミノ酸(trp ) に相応するウシ第■因子の36−52番目のアミノ酸に相応するように構築され た(第1図)。
続いて、ウシプロトロンビンおよびウシフィブリノーゲンの585個のコドンを 分析し、GTGバリンコドンは38回中21回用いられていることが明らかとな った。同様に、TTCJ5よびTGTは、アミノ酸フェニルアラニンおよびシス ティンの場合におけるその他の縮重コドンによりそれぞれ2倍以上頻繁に使用さ れる。
その他の特に顕著な優先的使用は分析から判明しなかった。しかしながら、ある 種のヌクレオチドがある種のコドンの場合第3位、例えばグリシンおよびスレオ ニンの場合のG1でまれに見い出される。
さらに、G:T対は、塩基体G:Cよりは、安定性に欠けるが、少なくともコロ ニーバイブリプ−ジョン間の52量体バイブリプージョンの安定化に寄与するで あろうが、A:C対は寄与しないであろう。
従って、縮重コドンの第3位でGもしくはAが選択されるアミノ酸(glu 、 Iys 、 gln )のいずれについてもGが選択された:同様に、アミノ酸 チロシンおよびアスパラギン酸の場合Aに比してTtfi選択された。これらの 状況を考慮()、選択はスレオニンおよびグリシンの場合M3位にお【ブるヌク レオチドとして丁またはGに限定されるが、前に示したように、Gはスレオニン のコドンの第3位には比較的まれにしか見い出されない。従って、スレオニンの コドンの1つには丁を選択し、52量体内の二次構造の問題を避けるため、グリ シンには第3位に丁を選択し、スレオニンの第2コドンの第3位にはAを選択し た。
旦トcDNAバンクの選択および第1X因子クローンの同定52量体プローブが 形成された時、最初の方法は、ウシ肝kEcDNAバンクを選択するためにこの 52量体を使用し、次いでヒト肝臓CDNAバンクのためのプローブの形でウシ 第1X因子cDNAのこのCDNAクローンを使用することであった。この方法 は、ウシおよびヒト蛋白のN末端でのアミノ酸配列における既知の相同性を一般 化した仮説に基づいている(ディ・シピオ等、1977、参照)。
このアミノ酸配列における種間の相同性に基づいて、ウシ肝臓およびヒト肝臓バ ンクの平行選択を行った。
使用したバイブリプ−ジョンおよび洗浄の条件は、52量体プローブと第■X因 子cDNAの間の実際の相同性が明らかでなかったため、厳密なものではなかっ た。
ウシCDNAバンクにおける種々のコロニーは、52量体プローブでの選択によ り正のシグナルを与えた。ヒト肝臓CDNAバンクにおいて、用いられた条件下 でシグナルを与えるコロニーが得られた。この研究がヒト第1X因子のCDNA を単離するために行なわれたという事実を考慮して、その他の分析はウシクロー ンでは行わず、あらゆる試みはヒトクローンについて行なった。
このコロニーがヒト第1X因子に相応することを立証するため、組換えプラスミ ドをPSt■で消化し、除去されたCDNA挿入片をml 2mD8ファージに 移入しくメツシング等、1982、参照)、次いでジデオキシヌクレオチドを鎮 ターミネータ−として用いて配列させる。得られた配列は、第3図のヌクレオチ ド1−180に相応する。推論されたアミノ酸配列は、該クローンがヒト第■因 子CDNAクローンであることを確証している。
クローン(pTG397)のCDNA挿入片の最も完全な配列は、マクサムおよ びギルバートの方法(1980)またはサンガーの方法を組合せることにより、 M13mり9においてサブクローン化された制限セグメントから決定される。配 列決定法を第2図に示す。得られた配列を第3図に示す。
結果の考察 単一オリゴヌクレオチドプローブを用いることにより、2.1Kbの挿入片を含 むヒト第1X因子クローンを単離することかできた。この2.1Kb挿入片を第 2ヒト肝臓CDNAバンクを分類するプローグとして使用すると、2.6Kbの 挿入片を含む第1X因子の別の特定のクローン(pTG398)が単離される。
pTG398の5′末端は、第3図のヌクレオチド480に位置している。この ことは、pTG397の3′非翻訳末端が不完全でおり、非翻訳3′完全末端は 約1.7Kbの長さを有することを示唆している。
pTG397の完全コード領域の配列および3′非コード領域の250個のヌク レオチドの配列を第4図に示す。
この配列の75%以上は、2本鎖で確立された。得られたヌクレオチド配列とク ラチおよびディビーにより示された配列との間には、差異が認められる。この差 は、ヌクレオチド581でのトランジション(G−A> 、それにょるアラニン のスレオニンへの変換を含んでいる。第1X囚子の連結ペプチドのアミノ酸配列 決定は、この位置にスレオニンが存在することを確証する。これらのデータは、 他の血清蛋白に関して、第1X因子が多形性であることを示唆している(クーパ ー、1978、参照)。
G:T置換コドンの使用およびヌクレオチドプローブにおける可能な二次構造排 除を考慮することにより、単一クローンの配列決定のプローブとして十分に使用 し得ることを示す単一52量体を得ることができた。選択した520体は、43 152のヌクレオチドについてクローン化された配列と一致し、一方、2つの誤 射はGET対である。
このことは、先に観察された種間ヌクレオチド配列において一致率が85%であ ることを反映している。
第1X因子のCDNAの一般構造 第1X因子のCDNAのヌクレオチド配列の知識は、対応する蛋白のコードされ たアミノ酸配列の推測を用意にする。
pTG387のCDNA挿入部は以下のヒト第1X因子特性を示す: a、第■因子は415個のアミノ酸を含む蛋白である。第3図において、ヌクレ オチド140−1384はヒト第1X因子をコードする。
b、ヒト第■因子は、付着シグナル配列および前蛋白配列を有する前駆体の形で 合成される。これは、分泌されるべきすべての蛋白に共通の性質である。第1X 囚子の場合、ヌクレオチド2−76によってコードされた約25個のアミノ酸の 標準的シグナル配列かめる。このアミノ酸の疎水性伸長部は、細胞の外側へ蛋白 が分泌される間に通常除去される。ヌクレオチド77−139は、おそら(分泌 後素早く第1X因子の成熟形で除去される前蛋白配列をコードする(ヌクレオチ ド140のチロシンで開始する)。
この前蛋白配列の末端でしばしば見られるように、リジンーアルギニンニ塩基ア ミノ酸構造は、前蛋白配列と成熟第1X因子の第1アミノ酸との接合部に見い出 される。
C,第1X因子の活性形(IXa)は、第■因子の不活性またはチモーゲンから 、活性筒■因子(IXa)により二つのペプチド結合の加水分解により産生され る。これらのペプチド結合は、アミノ酸アルギニン−アラニン(ヌクレオチド5 72−577>の間およびバリン−バリン(ヌクレオチド677−682>の間 に認められる。第■因子の活性化の過程で遊離した35個のアミノ酸から成る最 も長いペプチドは、活性化ペプチドと称されている。
このように、第1Xa因子は、2つのポリペプチド鎖から成っている:即ち、1 45個のアミノ酸から成るL鎖(ヌクレオチド140−574>および235個 のアミノ酸から成るH鎖(ヌクレオチド680−1384)である。第1Xa因 子のLおよびH鎖は、ジスルフィド架橋により維持されている。H鎖は、典型的 なセリン−プロテアーゼの触媒活性における他の重要な残基と同様に、セリン− プロテアーゼの典型的な活性部位(met−phe−cys−a I a−g  I y、ヌクレオチド1181−1195>を含んでいる。L鎖は、ビタミンK に依・存する過程によってγ−カルボキシル化されてγ−カルボキシーグルタミ ン酸を生じる12のグルタミン酸単位を含んでいる(第4図参照)。これは、凝 固過程において、第■a因子をCa++、膜性リン脂質膜および第■a因子に固 定させるのに重要である。
d、4つの炭水化物固定部位を有するウシ第1X因子と反対に、ヒト第■因子に は、炭水化物が付加し得る部位が2カ所ある。これらの部位は、ともに活性化ペ プチド、即ちヌクレオチド608−616および638−646に位置しており 、典型的配列asn−x−thr/serを含んでいる。対照的に、ウシ第■因 子は、4つの付着炭水化物を有しており、その構造は最近ミズオ等(1983) により決定された。
に必 なりローン IX因子とcDNAの調製(第5.6図参照) 1)TG396を制限酵素PStIで消化した。CDNAバンクは、pBR32 2のPst工部位テノ末端G/Cを介してクローン化され、ざらにpTG397 の第■因子は、内部のPStI認識部位を含んでいないので、この処置は、PS t工部位でクローン化し得る末端を有する、第1X因子に相応する無傷のcDN A (2,1Kb>を遊離する。第1X因子CDNA断片は、あらがじめPSt Iで消化されアルカリホスファターゼで処理されたM13MI)8フアージに常 法により移入される。組換えファージは、E。
co I i JM103をトランスフェクトするのに使用される。
組換えファージM13t(l1397Bは、FIXCDNA?IPtとして用い られ、これについて以下に記載する。
第1X因子CDNAは、ヌクレオチド7−10上に位置するテトラヌクレオチド 配列CGCG!認識する酵素Fnu[)■に対する1つの認識部位を含んでいる 。
M13tg397BをPStIおよびFnuDI[t−消化することにより大き な断片と多数の小さな断片が得られ、これらはM13MP8におけるFnUDI [に対する19カ所の認、識部位に相応する。最も大きな断片は、断片FnuD II:PSt工に相応する。
この断片は、9つのヌクレオチドと第1X因子CDNAの5′末端のG/C末端 を分離する。G/C末端と5′末端とを分離することは、発現ベクター中での第 1X因子CDNAの発現および安定性を増大するのに重要と考えられた。これら 9つのヌクレオチドを除去することにより、シグナル配列のATGが除去される 。しかしながら、このATGが翻訳を開始するATGであることは確かではない 。
Fnuomにより消化により除去された第■因子部分は、シグナル配列の中にあ り、従って第■因子の活性にとって重要ではない。
第■因子のFnuDI[/PstI断片の各サイド上に十分な制限酵素部位を得 るために、この断片は、あらかじめHindIIおよびPstIで消化されたM 13tC1120ファージ中でクローン化される。適当な細胞JMI03の形質 転換後、白色組換えゾーンを前述のように同定する。
M13の複製物は、白色プレートから!1Iil製され、M13tg3111検 体のヌクレオチド配列を分析され、正しい構造が得られたことを確認する。
M13kC1311は、EC0RIおよびBQQII酵素を組合せ使用すること により、またはBaMHIとBCII2I[Iを組合せることにより、第1X因 子のCDNAを切除することを可能とする。BamHI−BqQ IIで切除さ れた断片の5′末端でのヌクレオチド配列は次の通りである:5’ G GAT CCGTCCGTGAACATGATCATGGCAGAATCACCAGGC o、。、6.。。
/ −−−−−−−=−コー拳−= −= + −+ −−−−+ + + +  + +−彎−−−−−−−−)CTGCA G、、、、、、、、A GATC Tこの配列の下線を引いた部分は、M13tg397BのFnuDII/Pst I断片に由来する第1X因子のcDNAクロー・ン部分を示している。残りのク ローンは、ベクターM13tQ120に由来する。この配列の二重に下線を引い た部分は、ATG配列の位置を示す。これらは、第1X因子mRNAの翻訳を開 始し得る部位である。
M13tg311から容易に切断され得るBamH工/BgQ II断片は、2 つのタイプの発現ベクター中でクローン化され得る。第1のベクタータイプは、 正しい転写のためのシグナル、リポソーム固定部位およびATG開始部位を含ん でいる。このベクター中で、第■因子は、融合蛋白の形で発現する。というのは 、翻訳は、その上流のプロモーター上で始まり、第1X因子配列にお【ブる最初 のATGコドンに先行する15個のヌクレオチドにわたり継続するからである。
このために、少なくとも、5個までのアミノ酸が、第1X囚子のシグナル配列の 末端に融合することとなろう。
第2のベクタータイプは、正しい転写のためのシグナルおよび、必要ならば、リ ポソーム固定部位を含んでいる。
このベクターでは、第■因子mRNAの翻訳は、先の配列において示された第1 または、おそらく、第2のATGで開始する。これら2つのタイプのベクターは 、適切な宿主細胞中に複製開始点および選択手段(抗生物質耐性または栄養要求 相補性)を含んでいる。
細胞が第1X因子を発現するだけでなく、それを分泌することができるためには 、シグナル配列は、疎水性および親水性アミノ酸断片の存在および分布に関し、 比較的無傷でなければならない。先に示したように、M13tq397BのFr 1uDIにより消化は、第■因子のシグナル配列のヌクレオチド1−9を除去す る。
前述の第2のタイプのベクターにおいて翻訳が行われるであろう最も近いATG は、ヌクレオチド17−19に位置しているという事実を考慮すると、これは、 シグナル配列(もし翻訳が、Fr1lDIIにより消化の間に除去されるATG で通常開始するならば)がアミノ酸5個分だけ短くなっていることを意味してい る。この5個の付加アミノ酸が第■因子の分泌および/または使用にとって重要 であるかどうかを検討するため、FnUDnによる消化により除去されたヌクレ オチド配列を2つの合成オリゴヌクレオチドを用いて復元する: A) 5’ GATCCATGCAGCG 3’オリゴヌクレオチドAにおいて 下線を引いた配列は、FnuDnによる消化によりファージM13tc+397 Bから最初のヌクレオチドTが取れて分離した配列に相応する。オリゴヌクレオ チドBは、オリゴヌクレオチドAと相補している。オリゴヌクレオチドAおよび Bをバイブリプ−ジョンすると、粘着性BamH工末端を有する次の二重鎖構造 を生じる: 5’ GATCCATGCAGCG 3’オリゴヌクレオチドAおよびBを、M 13tC1397Bカラ精製され第■因子1:co/FnuDIIのcDNA断 片とライゲートする。アルカリホスファターゼで処理し、BamHIにより制限 操作に付したファージM13Mp701をライゲーションのためにさらに加え、 ライゲーションを一晩行なう。最終ライゲーション混合物の一部を用いてJM1 03細胞中で形質転換を行なう。゛白色ゾーンを与える組換えファージM13t g315のヌクレオチド配列は、その構造が正しいことを確証している。
M13tcx315をBamHIで消化すると第■因子CDNA断片を遊離し、 その5′配列は次の通りである:オリゴヌクレオチドAに相応する配列は、上記 に点線で示しておる。下線を引いた配列は、M13tg311の第■因子Bam HI/BQf2 IIのcDNA断片ノシクナル配チドに相応する。
これらのベクターM13tC1311およびM13t(J315は、下記のクロ ーニング実験における第1X因子CDNAaととして利用できる。
添付図面に示すヌクレオチドの種々の配列は、明示的に本明細書の一部をなすも のと考えるべきであるが、明細書が不必要に冗長とならないように、これ等の配 列についての説明は明細書に詳述しなかった。
1)一般的方法 a)細菌株 本発明の範囲内で用いられる細菌株は、次のとおりであるニ ーTGE900.即ち、以下の特wi:5u−F−hisi1v bio(λc I857Baml−II)を有する大腸菌株。
−N6438、即ち、以下の特徴:F−his 1lvQal”8proC:t nlo Iac m15(c工857Bam)−II)を有する大腸菌株。
−JM103、即ち、以下の特徴: (lac−pro)SupE thi e ndA 5bcB15 5ttArK’−nK”/F’ traD36prcA B−1acia IacZ m15を有する大腸菌株。
b)酵母株 サツカロミセス・セレビシェ 分離株 TGYlspI TGY2Sp4 ともにura3”−、h i 53− TGYlsplは、GFRIB株(Mat HiS3−11−15Leu2−3 −12> (フインク等)とTGYlo−1株(Mat LJra 3−251 −373−328)を交雑することにより得られた分離株である。
TGYlo−1はFL100株(ATC02283>の同遺伝子型誘導体である 。
前述の株は、入手容易なため使用したが、詳細な説明の過程で述べるいくつかの 必須の特性を示す限りは、他の株を使用できることは言うまでもない。
b)DNAの調製 プラスミドまたはM13ファージのDNAの調製手法の多くは、イシューホロウ イツツ(1981)記載に従って行なうが、使用前にDNAをエタノールで再び 沈澱させることだけが異なる。
大量調製は、上記の刊行物に記載のように行ない、さらCaC92/臭化エチジ ウム密度勾配により精製した。
止し2旦二三之l迭 制限酵素によりDNAの処理は、特に説明しない限り、各メーカーにニュー・イ ングランド・バイオラブズ、ベセスダ・リサーチ・ラボラトリーズおよびベーリ ンガー・マンハイム)指示の条件を用いて行う。
使用するオリゴヌクレオチドは、ニュー・イングランド・バイオラブ社、ハナ・ バイオロジックス社およびワシントン・バイオケミカル社のいずれかから得るか 、コリ等の方法によって合成する。
放射性製品のすべては、アメルシャム・インターナショヤル社から得た。
必要な場合、5′末端のリン酸塩は、制限酵素緩衝液中37℃で30分間、細菌 アルカリホスファターゼあるいは ゛仔つシ腸ホスファターゼのいずれかを用い ることにより除去する。
タレノウポリメラーゼ(ベーリンガー・マンハイム社)を用いる粘着性末端の修 復は、50mMTr i 5−HCQ(pH7,8> 、5mMMC]CQ2. 10mMβ−メルカプトエタノール、0.4mMdNTS類、前期酵素および1 0−200μg/脱DNAの混合物中で25℃で15分間行う。
S1ヌクレアーゼ(マイルス社)は、2tJ/μclDNA30分間使用する。
Ba131は、バナヨタトス等の方法(1981)に従って使用する。ライゲー ションは、T4リガーゼDNA(ベーリンガー・マイハイム社)および100m MNaC9,66mMTr 1s−HCQ (pH7,5>、10mMMQCQ 2.0.5mMスペルミジン、0.2mMEDTA、2mMDTT、1mMQT P、0.1mMm12BsA、5−50μcr/m+2DNAを用い、15℃( 別に指示がある場合を除く)で4−24時間行った。
粘着性末端のライゲーションには、約30単位/rll12のりガーゼを使用す る。フリー末端のライゲーションには、約100単位/戒のりガーゼを使用する 。
各酵素による処理後、DNAをフェノールで抽出し、オクタノ−ルークロロホル ム(1:8)で2回抽出し、続いてエタノールで沈澱させる。小断片(100b p)の場合、エタノール沈澱の代りにジエチルエーテルにより3回抽出を行なう 。
必要な場合には、大腸菌または酵母のtRNAをエキストラクターとして用いる 。分子アダプター(コラボラテイブ・リサーチ、ベセスダ・リサーチラボラトリ ーズ、ニューイングランド・バイオラブズ)は前もってハイブリッド化し、前述 の緩衝液条件を用いるDNAのフリー末端に対して10−50倍モル過剰に、T 4リガーゼ100単位/mlとともに4℃で15時間用いる。
非リン酸化「リンカ−(1inkers ) Jの挿入は、以乍のように行った 。
リンカ−を1m(1/mf2の濃度で再びTE緩衝液(10mMTr i 5− HCQ (pH7,5>、1mMNa−EDTA)にとり、65℃から4℃に冷 却することにより前もってハイブリッド化する。ライゲーションは、濃度30m MNaCQ、30mMTr i 5−HCQ (pH7,5)、1mMスペルミ ジン、0.25mMATP、2mMDTT、092mMNa2EDTAおよび0 81n+c+/mQウシアルブミン血清の緩衝液中で行なった。一般にライゲー ション(10−50μQ)は、DNA末端に対し80倍モル過剰のリンカ−と標 的DNA濃度O01μMを用いて行なう。
リガーゼは、’too−200単位/ITlf2の濃度で用い、ライゲーション は、4℃で16時間行なう。過剰のリンカ−は、スペルミンで沈澱させ、除去す る(ツーブスおよびマクルアー、1981)、次いで、DNAを再び10mMT  r i 5−HCQ (I)日7.5>、1mMNa2EDT’Aに取り、バ イブリプ−ジョン緩衝液(100mMTris−HCQ(pH7゜5) 、5m MNa2EDTA、100mMNacQ)中に希釈する。再バイブリプ−ジョン は、リンカ−の前バイブリプ−ジョンと同様に行ない、その一部を用いて直接大 腸菌を形質転換する。水洗の原理はラテ等(1983)によって記述されている 。
リン酸化されたアダプターを用いる場合、ライゲーション混合物をまずフェノー ル/クロロホルム混液で抽出し、エタノールで沈澱させ、次いで適当な制限酵素 による特異的切断および四酸スペルミンでの沈澱を行なう。
能力細菌細胞(competent bacterial cells >を準 備し、ダゲルトおよびエールリッヒ(1979)記載の方法に従って、プラスミ ドを用いて形質転換するかM13DNAによってトランスフェクトする。
酵母プラスミドをイト−等(1983)のリチウム塩法により酵母中に導入する 。
選択は、前述の分離株の場合、ヒスチジン(40uQ/m12)含有合成最小培 地で行う。
衷思■−ユ 細菌での発現ベクターpTG320の調製pTG320プラスミドの合成は、他 方ではベクタープラスミドpTG951の調製を必要とする。
このプラスミド1)TG951を複合体法により得た。
本出願人によって1983年12月9日に出願されたフランス特許N(1831 9777に詳述されているこのベクターの合成につき、添付図面を参照しつつ簡 単に述べる。
a)pTG908の構築(第7.8.9図)使用される基本プラスミドは、プラ スミドpBR322である:しかしながら、後者は、Amp’遺伝子の内部に制 限部位PrS工を有する欠点を示す。というのは、同じ性質の部位が後になって 1つの制限部位としてクローニングゾーンにおいて用いられるからでおる。従っ て、この制限部位pst工は、アンピシリン耐性遺伝子が制限部位PstI ( この部位はインビトロ変異により除去された)をミドpUc8を用いて消失させ るのがよい。pBR322は、特にベセスダ・リサーチ・ラボラトリーズ社によ り商品化されており、pucaは、ビエイラ及びフランスの論文に記載されてい る。
このため、pBR322の1660bpのPvuI/PvulI断片をプラスミ ドpucsの類似のPVLJI/PVulI断片と交換する。このプラスミド交 換を行うため、pBR322およびpucaを順次PVU工、PVLII[で処 理し、次いでリガーゼの作用により環状化する。
このようにして、もはやP!3を工制限部位を有ざず、かつpBR322に初め は存在していたNde工制限部位(第7図には示されていない)をも失ったプラ スミドpTG902を得る。さらに、プラスミドpTG902は、PVU[部位 が見い出される配列l ac i’に相応する50bpの断片を保持している。
プロモータPLおよびλN遺伝子(λフアージ由来で、このλN遺伝子は転写抗 終結機能をコードする)をプラスミドpKC30から単離し、添付の第7図に示 すように、pTG902の場合はEC0RI、Sl、BamHI処理し、pKc 30の場合はPVU工、31、BamHI処理してライゲーションし、pTG9 02に挿入する。
菌株TGE900の形質転換後に得られるプラスミドの1つ、即ちI)TG90 6をpvulI−3a I エセグエント次Sal工、ヌクレアーゼS1、pv u[およびリガーゼで処理する。このようにしてDTG907を得る。
続いて、[リポソーム固定領域J curbs (これもλファージに由来する )を、M13tg110と名付けられたM 1.3フアージでクローン化された 遺伝子+acz’(βガラクトシダー・ゼのα断片)の前にAvaI/Taq■ 断片の形で挿入する。この方法により、rbsの簡単な機能検査が可能となり、 1acZ’蛋白の生産、ひいてはI PTGおよびXga lの存在下で青色プ レートを得ることができる。これによりまた、所謂ジデオキシ法を用いることに より構築物の配列を速やかに決定することができる。
このようにして、適当な細菌内での選択後、生じたクローンM13tc+910 を得、その構造を第8図の下部に示す。
M13tg91013℃ジのcI[rbs/1acZ’断片を先に調製したベク タープラスミドpTG907に移入する。このためには、EC0RI、[3am HIおよびAVa工の各部位をC[rbSの上流で除去し、次いで、BQ1■部 位を挿入する。
これらの条件下にcIIrbsはBにl 1.II−Bgl M断片の形で取り 出すことができ、pTG907のプロモーターPLおよびλN遺伝子の下流のB amHI部位に置くことができる。
M13tg91013℃ジをECO工で消化し、3a131、次いでタレノウポ リメラーゼで処理する。得られた断片を非リン酸化Ba1lIアダプターの存在 下でリガーゼの作用に供す。得られたライゲーション混合物は、受容能力を有す るJM’103細胞を形質転換するのに用いる。
次いで、青色プレートを選択する。これらのクローンを分析して、それらがBC III[部位を含有すること、およびそれらがもはや上流にEC0RI又はBa mHI部位を示さないことを確認する。このようにして、M13tg912のよ うなりローンを得る。その構造を第9図に示す。
Ba I 31による処理は、101bpの削除を引きおこし、その結果Eco R工、Bamt(Icり?よびAVa工部位、ならびに1acATGおよび1a Cシヤイン一ダルガーノ配列が除去される。導入されたBglII部位は、cl のATGの上流的100bpおよびPlaCの下流的10bpの位置に存在する 。
pTG907のBam1−II/5phI断片、CIIrbScljよび1ac 7:’を保有する8C] l II/Hg)aI断片、およびリン酸化アダプタ ーをモル比1 :2:1で前ハイブリッド化し、次いでT4リガーゼで処理した 。その一部を用いて菌株6150の能力細胞を30℃で形質転換する。
興味ある細胞を、321)で標識したc[rbs/1acZ′断片を用いて形質 転換体を選択することにより同定し、得られた構造を酵素的制限研究により確認 する。
発現系の諸要素が所望のように働いていることを示す第1の証を得るため、得ら れたプラスミド、即ちpTG908を、c1857およびこのプラスミドによっ てコードされるα断片を相補するβ−ガラクトシダーゼのω断片を両方とも有す る宿主菌株N6437に移入する。
得られた形質転換体をIPTGおよびXqalを含む皿に置くと、28℃では白 色を呈し、42℃で移した場合、約30分後に青色に変る。
このベクターをFIXのクローンに用いる前に、ヒトーγ−インターフェロン( IFN−γ)のクローンに適応した。
蛋白の性質は重要ではなかったが、ベクターが下図に従って形成された。
IFN−γのヌクレオチド配列を制限部位について分析すると、成熟蛋白の初め から8bp下流にEC0RI[部位ζ停止コドンから285bp下流に5alJ 3A部位の存在がA断片上で成熟蛋白をコードする全配列を実際に単離すること ができる。バンクから得られたIFN−γクローンをpTGllと命名する。
b)pTG909の構築 第10図には、pTG909の調製を図示する。
まず、合成アダプター分子を使用すると、a)ECORnとNdeI末端の間で 結合が生じ、b)成熟IFN−γをコードする配列とを比べて8bp少ない配列 が導入され、 C)CIIrbSの開始コドンATGが再構築され、成熟IFN−γ蛋白をコー ドする配列が、F−metイニシエーターを除き、融合アミノ酸なしで翻訳され る。
このアダプターは化学的に合成され、その構成は第10図に示す通りである。
pTGI[をEGORIIおよび5au3Aで消化し、pTG908をNde工 およびBamHIで消化する。
適当な断片をゲルで精製し、等モル量のアダプターと混ぜ、前ハイブリッド化し 、ライゲートする。混合物を用いて適格TGE900細胞を形質転換し、「ニッ ク翻訳」され且つ32pで標識したpTGllのpstI挿入片を形質転換とハ イブリッド化することにより、形質転換体を選択する。
13クローンを選択し、カートグラフ法により検査し、それらの1つが配列決定 法によりpTG909と確認される。
はIFN−rの開始コドンに、もう1つはT FN−7配列の22bp下流にあ る(第11図参照)。
これら部位間の領域は、IFN−γの最初の7個のアミノ酸をコードする領域で あるが、NdeI処理により除去し、第11図に示す合成オリゴヌクレオチドで 置換した。
この反応は、下流のNdeI部位を破壊し、1つの旦旦巴H工部位を導入するこ とにより上流のNde1部位を再構築する。このようにしてベクターpTG94 1を得る。
1旦オペロンの翻訳開始領域の配列に基づく合成配列により置換された1)TG 941の誘導体であるDTG951の構築を図示する。この合成ヌクレオチドを IFN−γをコードする配列の開始コドンの唯一のNdeI部位とN遺伝子に挿 入したCla工部位の間のt−1aI部位のレベルでドpT’G9りIは、短縮 されたN遺伝子を2つ以上含まず(NJ伝子が翻訳される際の停止コドンは新し いrbs部位のすぐ上流に置かれる>、pTG909およびpTG941内に存 在する転写ターミネータ−tLlおよびtRlが失われている。
pTG951の合成rbs部位は1、開始コドンの直前にBgl II部位を含 んでおり、従って、Bgl IIで切断し、続いてDNAポリメラーゼエあるい はヌクレアーゼS1を用いる種々の操作を行うことにより、pTG951の誘導 体を形成させることができる。これら誘導体においては、シャインーダルガーノ 配列およびATG間の距離や配列は様々でおる。しかしながら、この−ようにし て調製されたプラスミドは、いずれもpTG951自体より優れた活性を示さな い。
主な結果を下表に示す。
] pTG320の構成は、第12図に図示されている。
pTG951は、プロモーターおよびリポソーム固定部位の下流にクローニング 部位ならびに多くの単一制限部位を含んでいる。合成1acリポソ一ム固定部位 のすぐ下流にBC]lI[部位がおる。異種遺伝子をこの部位でクローン化する 場合、ざらに単一の輛限部位を導入することができる。これらの部位はその時、 ざらに異種遺伝子を発現させるのに使用することができる。pTG951は、前 記Ba1■部位の21塩基対下流に単一のsamH工部位を含むヒトインターフ ェロン配列を有しているので、異種遺伝子はこの部位でもクローン化できる。使 用されるBgl II部位またはBa、mH工部位の選択は、Bgl IIBa mH工の粘着性末端のすぐ下流にイニシエータ−ATGを有しているべき異種遺 伝子に依存している。もし、第1X囚子における場合のようにこれが可能でなけ れば、BamH工部位を用いなければならず、蛋白は、ヒトインターフェロンの アミノ酸の5つが融合した形で発現するであろう。
大腸菌での第1X因子の発現には、pTG951をBamH工およびPst工で 消化し、もってT−インターフェロン配列の5個のアミノ酸を除去し、M13t g311由来BamH工/PstI断片を挿入した。得られたプラスミド、pT G320の配列は、第1X因子γインターフエロン融合レベルでは次の通りであ る: ] i 、 相(イロ 夫塵叢−2 酵母での第■因子の発現 使用する発現ベヘクターは、プラスミドpTG832である。
プラスミドDTG832の構築は、第13図に示す。
出発プラスミドは、1)BR322からPstl:およびNdeI部位を除去す ることにより得られるプラスミドpTG902である。
pTG902、およびtJra3遺伝子を保持する(PstI部位を有さない) プラスミドをHindlllで消化し、消化産物をライゲーションしてプラスミ ドpTG803を得る。
酵母の2μプラスミドをAvaliおよび)(i ndIllで消化し、末端を タレノウポリメラーゼで処理してフリーにする。この2μAVaII/Hi n dI[I断片を、Sma工で消化したpTG803とライゲートしてプラスミド pTG807を得る。
Ura3遺伝子および2μの複製開始点を、pTG807の@ i ndI[I による消化による単一断片の形で遊離させる。
この断片をタレノウポリメラーゼで処理し、同様に処理したpBR322の)( indl11部位でクローン化してpTG831を得る。
酵母ホスホグリセラードキナーゼ遺伝子(PGK)を変位させ、単一8QII[ 部位をPGK蛋白翻訳の開始点ATGに導入する。
ブモーターと酵母ホスホグリセラードキナーゼに相応する゛遺伝子のコード領域 の初めとを含むHi ndlII/Sa l工断片(2,15kb)をM’13 mp8ベクターの同部位でクローン化した。
前記ホスホグリセラードキナーゼのイニシエーターATGのレベルでのBIII 部位の作成は、インごトロ変異誘発の常法(ギラムおよびスミス、1979、ジ ーン旦。
99−106>によって行なった このために、配列5’ ATATAAAACAAGATCTTTATC3’の合 成オリゴヌクレオチドを用いて初めの配列5’ ATATAAAACAATGT CTTTATC3′を変えた。このようにして、イニシエータ−ATGは、配列 AGAによる置換のため非機能的になる。
このように変化させたこの遺伝子をプラスミドpTG831でクローン化し、プ ラスミドpTG832を得る。
ネーターを、その末端をタレノウポリメラーゼで処理した後、pTG832のp vu[部位でクローン化する。得られたプラスミド、pTG833、をBgII Iで消化し、再び環状化して最終発現ベクターpTG834を得る。先に示した ように、このベクターの単−BgII[部位は、酵母での異種遺伝子発現に利用 できる。M13tg315100BamH工/Bgl II消化CDNA断片お よびM13tQ315のBamHI消化FIXCDNA断片をクローン化し、そ れぞれI)TG318およびpTG324を得るのは、この部位においてである 。
叉i皿一旦 乳動物 胞での IX因子の 1)プラスミドI)MOP BPVウィル・スを2カ所の単一制限部位Hi ndI[IおよびBamH工で 限られた2つの部分に分け、2つの断片をそれぞれ「69%」および「31%」 と規定する。
本実施例で使用したBPV由来ベクターをpMOPと命名する。これは、SV4 0のプレコートされたプロモータの制御下でジヒドロ葉酸リダクターゼをコード するdhfrマーカーをBPVのBamHI部位に導入することにより得られる (第14図参照)。
ごのpMoPベクタ・−は、さらに、ルスキーおよびボッチャン(198’I) 記載のプラスミドp M L、 2由来のアンピシリン耐性遺伝子保有pBR3 22断片を含んでいる。
このベクタープラスミドを、フランス特許NQ8315716に記載のように、 狂犬病の抗原性蛋白をコードする配列をクローン化するために最初に調製した。
2)プラスミドp’TG158sAL(第15図)狂犬病の抗原制蛋白をコード プる遺伝子は、前述のフランス特許に構造が示されているプラスミドpTG14 7に由来する。
この遺伝子をpTG147の部分消化によるBc+ l I[/Sa I I断 片の形で取り出し、Bg I II/Sa l Iにより処理されたプラスミド pTG301の相応する部位の間に導入する。このプラスミドpTG301は、 チミジンキナ含み、tkおよびptkを保有する単純ヘルペスウィルスのB a mHI −B amHI断片をpBR322の3 am)−1工部位に挿入する ことにより得、前記制限処理を行ない、tk遺伝子を除去する。
ライゲーション産物pTG156は、その興味ある部位に、チミジンキナ−・ゼ のプロモーターの制御下にある狂犬病遺伝子を含んでおり、この遺伝子にSV4 0 (A)のポリアデニル化部位が続いている。
グロビンイントロンの導入は、前記フランス特許に構造が記載されているM13 t140ファージから、対応するBg l II/BgI II断片の排除後p TG’156のBCII■部位に挿入されるBCI I II/BamHI断片 の形で行われる。この排除は、狂犬病遺伝子を除去し、これをpTG156の単 −Bql I[部位にPtCl’+47のBgl m/旦旦ユ■断片の形で再導 入する。このようにして、プラスミドDTG158が得られる。
このプラスミドの必須部分は、Sa l I/Sa I I断片(まれな単−p MOP部位の1つ)の形で取り出されねばならず、Bam1−(I部位のレベル でプロモーターの上流にM13tg12013℃Sa1■部位を含む小ざな断片 を導入する。M13tl 20@BgI IIおよびB aml−1工で、pT G158をBamH工で消化し、全体を連結し、pTGl 58SALを得る。
3)ベクターの合成(第15図) pTG’158およびp’MOPをSa!4で消化し、ライゲーションを行なう と、プラスミドpTG172が得られ、これは、pMOPのため再生される全要 素の他に、Ptkプロモーターの制御下にあってβグロビンのイントロンにより 終結する狂犬病遺伝子とポリアデニル化部位とを含んでいる。
第1X因子発現のために、pTGl 58SALをBCI I Ifで消化し、 再環状化して、pTG326を得る。このプラスミドは、哺乳動物細胞内での異 種遺伝子発現に必須な諸要素を全て含んでいる。
0イントロンプロモーターおよびポリアデニル化部位。
単−Bq I II部位は、プロモーターとイントロンとの間に在り、このこと によりそこでクローン化される遺伝子の発現が可能であ。M13tC1311由 来FIXのBamH工/BglI[消化CDNA断片およびM13tg3151 3℃IXのBamH工断片をクローン化し、それぞれpTG317およびpTG 325を得たのは、この部位においてである。
4)寒■ユ旦胛 a)細菌での発現 先に示したように、λPLプロモーターからの転写は、宿主細胞によりコードさ れた熱不安定性Cl857蛋白により制御される。30℃でPLプロモーターか らの転写は、高い温度(35℃以上)では熱不安定性C工857蛋白は変性され 、従って、転写の負の制御は、PLから解除される。種々のベクターにより形質 転換されたTG900大腸菌株の蛋白性発酵産物は、マーキングおよび免疫沈降 により行われる。
第16図は、353−メチオニン(20μCi/*)で1分間標識し、抗第1X 因子ウサギ抗血清で沈降させた蛋白性産物を示す。
沈降線1は、分子量標準に相当する。
沈降線2,3および4は、プラスミドpTG320(第■因子)に相当する。
沈降線5および6は、プラスミドベクターpTG951に相当する。
沈降線4および6は、30℃での培養物に相当する。
沈降線2,3および5は、37°Cでの培養物に相当する。
沈降線2は、競合因子としての第■因子10μqの存在下に免疫沈降を行なう以 外は、沈降線3と同じである。
矢印で示されるように、37°CでのpTG320の誘発は、抗第1X因子ウサ ギ抗血清により特異的に免疫沈降する蛋白を生じる。この蛋白の見かけの分子量 は、47000ダルトンである。使用した抗血清は、精製天然第1X因子裂品を 用いて調製した。
このことは、非標識精製筒■因子蛋白が免疫沈降段階で47000ダルトンの蛋 白(沈降線1)と競合することができることから、確認された。細菌によって生 産された第■X因子と違って、グルコシル化もγ−カルボキシル化もされないと 言わねばならない。それにもかかわらず、細菌によって生産された第1X因子は 、天然抗第■因子つサギ玩血清によって認識される。
この構築において産生される第■因子に期待される大きさは、51300ダルト ンでおる。これは、第1X因子のシグナル配列に融合するγインターフェロンの 8個のアミノ酸を考慮している。
細菌性第1X因子に観察された大きさは、期待された大きさ゛より有意に小ざく 、シグナル配列および前゛蛋白(46000ダルトン)が除去された成熟蛋白に より密接に相応している。かくして、第■因子のシグナル配列と前記蛋白配列の 排除に関与する特異的分離機構は、大腸菌において機能的であろう。
サツカロミセス・セレビシェでの第■因子の発現以下の実験を行ない、I)T3 318組換えプラスミドを含有する細胞が第■因子を合成するか否かを検討する 。
pTG834 (ベクター)およびpTG318(第1X因子)の対数期での培 養を最小培地において対数期の中間まで行なう。各培養につき5rdを取り、蛋 白を353メチオニンで30℃で20分間標識する。細胞を遠心分離により集め 、プロテアーゼ阻害混合物を含有するTGEO85dに懸濁し、ガラスピーズ法 により融解する。遠心分離により分け、細胞エキス中の蛋白をポリアクリルアミ ドSDSゲル電気泳動により分析する。合成蛋白の特徴は第17図に示す: ・ライン1 pTG834 ・ライン2 pTG3’18 ・M 分子量標準 矢印は、pTG318から得た第■因子において特に強いバンド(分子1570 00ダルトン)の位置を示す。
この蛋白の大きさは、第■因子およびシグナルの成熟形(50600ダルトン) が酵母において現われ、第■因子の見かけの分子量に約7000ダルトンを加え ることが知られている過程であるグリコジル化をうけるならば、期待された大き さと一致する。はぼ類似の分布は、第■因子のシグナルペプチドのN末端にざら に5個の付加アミノ酸を有するプラスミドpTG324の場合の蛋白において見 い出される。
他のデータは、組換えプラスミドpTG318およびpTG324を保有する酵 素での第■因子発現を確認しており、細胞エキスのELISA分析から得られる 。対照として、プラスミドpTG834保有細胞エキスをもテストし、第1X因 子の抗原を調製できなかったことが明らかとなった。
これらの実験は、ブラインドで行なった。卯ち、実験者は、ELIS分析を行っ たサンプルの出所も調製物も知らなかった。この分析結果を表1に示す。第■因 子抗原の定量に用いた方法が記載されている。
哺乳動物細胞における第■因子の発現 哺乳動物細胞系をプラスミドpMOPまたは第■因子を含む誘導体pTG317 またはpTG325を用い、プラスミドpTG326によって供給された発現ブ ロック中に形質転換する。4種の細胞系を形質転換した。:Nll−1−3T3 : (マウス胚線維芽細胞)LMTK :(マウス胚線維芽細胞) MDBK :(ウシ肝臓) VERO:(サル肝臓) Nl)−1−3T3およびLMTK細胞については結果が得られており、MDB KおよびVEROについで現在結果が持たれている。
先に示したように、哺乳動物細胞での第■因子発現に使用するベクター(pMO P)は、代謝拮抗物質メトトレキサートの存在下で安定な形質転換体を選択する ことができる。即ち、DNAをリン酸カルシウムで沈澱させる標準法により細胞 を形質転換させた後、形質転換体をメトトレキサート0.49/rr!lの存在 下に選択する。形質転換細胞コロニーは、2〜3週間後、顕微鏡を用いず目で見 て検出する。その後、これらのコロニーを単離、培養し、個別に分析する。
353−メチオニン標識蛋白と、プラスミドpTG317保有の種々の単離され たNIH−3T3細胞コロニーに対する天然抗第■因子ウサギ血清との免疫沈降 の結果を第18図に示す: 沈降線1:非形質転換3T3細胞対照 沈降線2:種々のコロニーの混合物 沈降線3:分子量マーカー 沈降線4 : pTG317クローン7沈降線5 : pTG317クローン1 沈降線6 : I)TG317クローン9沈降線7 : pTG317クローン 4沈降線2,4.5および7に示されるように、抗第1X因子ウサギ抗血清と特 異的に免疫沈降した62000ダルトンの蛋白あ非常に強い発現が認められる。
この蛋白の存在の有無は、ELISAによって分析された細胞エキス中での第■ 因子抗原の検出と相関している。
62000ダルトンの蛋白は、使用した電気泳動条イ1下では明瞭なバンドを形 成しない。この糖蛋白は、SOSポリアクリルアミドゲル」二に特徴的な拡散バ ンドを形成するので、この結果は、D’l’G317により形質転換され3T3 細胞から得られた第1X因子はグリ]シル化され得ることを示唆()ている。
この62000ダルトンの蛋白が糖蛋白であるかどうかを検討するために、3T 3.1)TG317、クローン7(以下、3丁3゜317.7)の358−メチ オニンで標識した細胞エキスをコンカナバリンA−セファロース(ファルマシア 社)と培養する。使用した条件下では、糖蛋白はセファロース誘導体に特異的に 吸収される。コンA−セファロースと培養後の上澄み中に残る第1X因子を免疫 沈降法により調べ、コンA−セファロースとの培養前に免疫沈降し得る第■因子 の量と比較する。
この様な条件下に、62C)00ダルトンの蛋白質は、コン△−セファ0−ス上 での吸着により、3T3.317゜7抽出体から定量的に除去される。
この吸着がコンA−セファロ・−スでの蛋白の非特異的吸収に基づくものではな いという事寅は、62000ダルトンの蛋白のみが取り出され、あとの蛋白は上 澄みに残ることから立証される1、 35S−メチオニン標識蛋白を免疫沈降法を用いずに分析すると、いずれの場合 においても72000ダルトンの蛋白の存在が示され、ELISAおよび620 00ダルトンの蛋白の免疫沈降により第1X因子抗原が検出される。この720 00ダルトンの蛋白の同定は確実ではない:しかしながら、形質転換3T3細胞 中の第1X因子抗原の存在と明らかに関係している。この蛋白は、おそら<62 000ダルトンの蛋白の生合成前駆体であろう。ここに記載の実験により、この 72000ダルトンの蛋白は、抗第1X因子ウサギ抗血清により特異的に免疫沈 降することが示されている。
3T3.317゜7におけるメト1〜レキサート耐性は、このプラスミドによっ て生じたジヒドロ葉酸リダクターゼ(dhfr)遺伝子の発現に由来する。メト トレキサート濃度が増大すれば、一定割合の細胞はdhfr遺伝子のコピー数を 増大することにより応答するでおろう。dhfrおよび第■囚子の配列は、プラ スミドpTG317に位置しているので、従って、メトトレキサート量を増加す ることにより、dhfrおよび第1X因子遺伝子の発現を共増幅(co−amp  l i fy)することができるものと思われる。この仮説を検証するために 、メトトレキサートを0.4−8μg/dの種々の濃度で3T3,317.7の 培養物に加える。
これらの濃度で数週間培養後、細胞を前記のように353−メチオニンで標識し 、蛋白をSFSポリアクリルアミドゲルで分析する。
第19図に得られた結果を示す。
第19.20図の説明ニ ライン1:3T3細胞 ライン2 : pMOoによる形質転換3T3細胞ライン3,4.5および6: メトトレキサートの3丁3゜317.71度(μ!?/d) ライン1:0 ライン2および3:0.4 ライン4,5および6:それぞれ2,4および8μ3第19図から明らかなよう に、メトトレキサート濃度を増加することにより、分子a72oooダルトンの 蛋白合成は有意的に増大する。これらの蛋白は、第一近似で特異的抗血清と免疫 沈降する62000ダルトンの蛋白に相当し、第2近似では総細胞エキス中に認 められる72000ダルトンの蛋白に相当する。
先の細胞エキスを天然杭用■因子ウサギ抗血清での免疫沈降法により分析する。
結果は、第20図に示す。確認し得るように、第19図に認められた72000 ダルトンの蛋白は、メト、トレキサート濃度を増大すると強度を増し、天然杭用 1X因子ウサギ抗血清と特異的に免疫沈降する。
62000ダルトンの蛋白の場合、用量と効果の間の関係は必まり明らかではな い。先に示したように、72000ダルトンの蛋白が62000ダルトンの蛋白 の前駆体でおるならば、62000ダルトンの蛋白の場合の用量−効果関係が観 察できなかったことは、おそらく実験条件によるものであろう:例えば、標識期 間は、72000ダルトンの蛋白を62000ダルトンの蛋白に転換するのに必 要な時間と比べて非常に短い。
第21図に示す実験において、免疫沈降は、免疫競合因子の形での第1X因子1 0μびの存在下または非存在下で行う。結果は、62000ダルトンの蛋白が天 然第1X囚子と特異的に免疫競合していることを示している。72000ダルト ンの蛋白のわずかな競合が観察されるが、結果はより一層明白ではない。
第21図の説明ニ ライン1 : LMTK細胞エキス ライン2 : I)TKt−jよびpTG317で共形質転換したLMTK細胞 エキス ライン3:3T3細胞 ライン4ニブラスミドで形質転換した3T3細胞ライン5:分子量マーカー ライン6および7 :3T3゜317.7ライン1〜4.6および7は天然杭用 ■因子ウサギ抗血清と免疫沈降する。ライン7での免疫沈降は、競合因子とじて の天然第■因子10μ3の存在下に行なう。矢印は、62000ダルトンの蛋白 の位置を示す。
SDSポリアクリルアミドゲル上での拡散性およびフンA−セファロースによる 固着により示唆されるように62000ダルトン蛋白が糖蛋白であるかどうかを 検討するため、細胞を3日−マンノース、3H−ガラクトースおよび3日−グル コサミンの存在下で一晩培養する。これら放射性前駆体の蛋白への取り込みは、 炭水化物鎖付着の指標となる。標識された蛋白は、天然杭用■因子ウサギ抗血清 との免疫沈降により分析される。
第22自から明らかなように、62000ダルトン蛋白は、これらの条件下で標 識され、このことにより付着炭水化物鎖の存在が確認される。
第22図の説明は次の通りであるニ ライン1〜7:第20図と同様 ライン8,9および10:3H−マンノース、3゛H−ガラクトースおよび3日 −グルコサミンで標識された細胞 ライン8:3T3細胞 ライン9 : pMOPで形質転換した3T3細胞ライン10:3T3.3’1 7゜1 最後に、第■因子は、大腸菌、サッカミセス・セレビシェおよび3T3およびL MTK細胞系細胞塊した。大腸菌では、生産された第■因子蛋白の大きざ(47 000ダルトン)は、シグナル配列および前蛋白の少ない成熟ポリペプチドのそ れと相応する。
細菌的に生産された蛋白のN末端アミノ酸配列の決定は、そのような場合が事実 であるかどうかを調べるのに用いることができる。
第■因子の活性に必要な特異的後翻訳的修飾を考慮すると、細菌性産物の修飾は 少なくともそれを、例えば真核性ミクロゾーム膜標本(例えば、肝臓、牌臓また は腎臓)を用いることによりカルボキシル化することができるもの゛と考えるべ きである。
酵母では、第1X因子産物の大きさく57000ダルトン)は、大腸菌で生産さ れたそれよりも明らかに大きい。このことは、酵母内での第1X因子のグリコジ ル化に基づくものと思われる。
真核細胞では、62000ダルトンおよび72000ダルトンの2つの蛋白は、 天然杭用■因子ウサギ抗血清と特異的に免疫沈降する。前駆体−生産型の関係が 、これら蛋白間に存在するかもしれない。
、62000ダルトン蛋白のSDNポリアクリルアミドゲル上での拡散性、コン A−セファロースへのその固着、および糖蛋白を標識する放射性前駆体のこれら 蛋白への取り込みは、62000ダルトンの蛋白が第1X因子のグリコジル化さ れた形であることを大いに示している。
生物活性のためには、第1X因子のN末端における12個のグルタミン酸置換基 がT−カルボ・キシル化されなければならない。この修飾をもたらす酵素系は操 作が難しく、同時に第■因子を発現するでおろう細胞系はそれ自体この修飾を行 なうものと期待される。
3T3,317.1系に存在する第1X因子抗原はすべてクエン酸バリウムを吸 収する(ビタミン依存性凝固因子の物理化学的性質、従って一部はγ−カルボキ シグルタミン酸の存在に基づくものと思われる)ことを立証する予備試験は、正 確な修飾が事実起こっていることを示している。
以下の菌株は、パスツール研究所微生物培養物寄託所(CNGM)(28rue  du [)octeur−R日に寄託したニ ブラスミドpTG320含有大腸菌:寄託番号ニー444プラスミドpTG31 8含有大腸菌:寄託番号ニー443プラスミドpTG325含有大腸菌:奇託番 号I−445兵 工 参考文献 ■ベルチナ及びベルトカンプ(1981)、゛ヘモスタシス及びトロンボシス″ 、ブルーム及びトーマス編、第98〜110m、チャーチル リビングストン、 ロンドン(BER丁INA R,M、et VeltkampJ、J、(198 1)、In Hemostasisand lhromnbosis、Bloo m A。。
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メ103′ 1閣 lid ITa シ= 釦 &=1 圀 !/4 父 獄 舌 ANNEX To ThE !NTERNATrOIJAL 5EARCEi  REPORT ON

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)少なくとも ー細胞中の第IX因子に類似の蛋白をコードするDNA配列:即ち、DNA・F IX; −前記細胞中でこの配列を発現させる諸要素を含むことを特徴とする、細胞中で の第IX因子類似蛋白のクローニング・発現ベクター。 (2)前記細胞中での自律複製開始点を含むことを特徴とする請求の範囲第1項 記載のベクター。 (3)前記細胞中で発現する正の選択特性を含むことを特徴とする請求の範囲第 1項及び第2項のいずれかに記載のベクター。 (4)DNA・FIX配列の上流に少なくとも1個のプロモーターを含むことを 特徴とする請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかに記載のベクター。 (5)DNA・FIXの配列がリボソーム固定部位を伴う細菌プロモーターによ り促進されることを特徴とする請求の範囲第4項に記載のベクター。 (6)前記プロモーターがλフアージのPLプロモーターの全部または一部によ って構成されていることを特徴とする請求の範囲第5項に記載のベクター。 (7)リボソーム固定部位が少なくとも配列:【配列があります】 を含むことを特徴とする請求の範囲第5項または第6項に記載のベクター。 (8)正の選択特性か細菌中で発現する抗生物質耐性という特性であることを特 徴とする請求の範囲第3項乃至第7項のいずれかに記載のベクター。 9DNA・FIX配列が酵母プロモーターにより促進され、該DNA・FIX配 列が酵母ターミネーターにより終結されることを特徴とする請求の範囲第1項〜 第4項のいずれかに記載のベクター。 (10)前記プロモーター及びターミネーターがPGKプロモーター及びターミ ネーターであることを特徴とする請求の範囲第9項に記載のベクター。 (11)複製開始点が2μプラスミドの複製開始点であることを特徴とする請求 の範囲第10項または第11項に記載のベクター。 (12)正の選択特性が遺伝子URA3によることを特徴とする請求の範囲第9 項乃至第11項のいずれかに記載のベクター。 (13)ウイルス中の複製開始点を含むことを特徴とする請求の範囲第1項乃至 第4項のいずれかに記載のベクター。 (14)SV40またはBPV複製開始点を含むことを特徴とする請求の範囲第 13項に記載のベクター。 (15)プロモーターが、SV40プロモーターの全部または一部により、また は単純ヘルペスウイルスのチミジンキナーゼのプロモーターの全部または一部に より構成されていることを特徴とする請求の範囲第13項または第14項に記載 のベクター。 (16)真核細胞中で発現する標識遺伝子をさらに含むことを特徴とする請求の 範囲第13項乃至第15項のいずれかに記載のベクター。 (17)DNA・FIX配列にイントロン及び/またはポリアデニル化部位が続 くことを特徴とする請求の範囲第13項乃至第16項のいずれかに記載のベクタ ー。 (19)BPV遺伝子の全部または一部、ならびにウイルスプロモーターの全部 または一部、DNA・FIX配列、イントロン及びポリアデニル化部位をこの順 序で含む配列を含むことを特徴とする請求の範囲第13項乃至第17項のいずれ かに記載のベクター。 (19)プラスミドPTG320であることを特徴とする請求の範囲第5項乃至 第8項のいずれかに記載のベクター。 (20)プラスミドPTG318またはPTG324であることを特徴とする請 求の範囲第9項乃至第12項のいずれかに記載のベクター。 (21)プラスミドPTG317またはPTG325であることを特徴とする請 求の範囲第13項乃至第18項のいずれかに記載のベクター。 (22)請求の範囲第1項乃至第8項及び第19項のいずれかに記載のプラスミ ドにより形質転換された細菌。 (23)大腸菌(E.coli)株であることを特徴とする請求の範囲第22項 に記載の細菌。 (24)請求の範囲第1項乃至第4項、第9項乃至第12項及び第20項のいず れかに記載のプラスミドにより形質転換された酵母。 (25)サツカロミセス・セレビシエ(Saccharo−myces cer evisiae)株であることを特徴とする請求の範囲第24項に記載の酵母。 (26)請求の範囲第1項乃至第4項、第13項乃至第18項及び第21項のい ずれかに記載のベクターにより形質転換された哺乳動物細胞。 (27)細菌、酵母または細胞を請求の範囲第22項乃至第26項のいずれかに 従って培養し、産生された第IX因子類似蛋白を回収することを特徴とする第I X因子類似蛋白の製造方法。 (28)請求の範囲第27項に記載の方法を用いて得られた第IX因子類似蛋白 。 (29)少なくとも一部が細菌、酵母または哺乳動物を培養することにより得ら れた第IX因子類似蛋白。
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